JP5191801B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

この発明は踏段の運行を制御するリモコンを有する乗客コンベアに関するものである。
従来の乗客コンベアの操作装置は、乗客コンベアの乗降口近傍に設けられ、キー孔に差し込まれたキーの回転操作に応じて、乗客コンベアの駆動用電動機を上昇あるいは下降運転駆動させる起動スイッチ、及び駆動用電動機の駆動を停止させる停止スイッチを備える操作盤を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−198566号公報
しかしながら、従来のコンベアの操作装置の操作盤は、乗客コンベアのインレット近傍に配設されるのが一般的である。即ち、操作装置は、乗降口の床面近くに配置されるのが一般的である。
このため、駆動用電動機の上昇あるいは下降運転駆動を開始させたり、駆動用電動機の駆動を停止させたりする場合には、管理者はしゃがみ込むなど窮屈な姿勢で、キー孔にキーを差し込んでキーの回転操作を行わなければならなかった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、管理者が楽な姿勢で踏段の運行を制御することが可能な乗客コンベアを得ることを目的とする。
この発明の乗客コンベアは、乗り口と降り口との間を循環走行可能に配設された踏段と、踏段を循環走行させる駆動用電動機と、第1無線通信モジュール、並びに踏段の順方向の走行、逆方向の走行、及び停止のいずれかの運行モードを選択する運行モード選択手段、並びに閉成されて上記運行モード選択手段による上記運行モードの選択操作を有効とする通信確認用スイッチ、並びに通信可能表示灯と、並びに該通信確認用スイッチが閉成されると通信確認用信号を上記第1無線通信モジュールから送信し、上記第1無線通信モジュールが通信受付信号を受信すると上記通信可能表示灯を点灯し、該運行モード選択手段により選択された運行モードに応じた踏段運行指令信号を第1無線通信モジュールから送信するリモコン制御手段を有するリモコンと、第1無線通信モジュールと通信可能に構成された第2無線通信モジュール、及び該第2無線通信モジュールが上記通信確認用信号を受信すると上記通信受付信号を該第2無線通信モジュールから送信するとともに、該第2無線通信モジュールで受信された踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号を出力する通信制御手段を有し、インレット近傍に配設された通信制御装置と、通信制御手段が出力した踏段運行制御信号を入力可能に構成され、入力された該踏段運行制御信号に基づいて、運行モード選択手段で選択された運行モードで踏段を運行するように駆動用電動機を制御する乗客コンベア制御盤と、を備えている。
この発明によれば、リモコンが踏段の運行モードを選択可能に、かつ、選択された運行モードに応じた踏段運行指令信号を無線にて送信するように構成されている。また、通信制御装置が、リモコンと無線通信可能に構成され、リモコンからの踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号をエスカレータ制御盤に出力するように構成されている。さらに、エスカレータ制御盤は、通信制御装置が出力した踏段運行制御信号を入力可能に構成され、入力された踏段運行制御信号に基づいて、リモコンで選択された踏段の運行モードで踏段を運行するように駆動用電動機を制御するように構成されている。従って、リモコンで踏段の運行を制御することが可能となるので、管理者は、窮屈な態勢をとることなく楽な姿勢で踏段の運行を制御することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータの模式図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのシステム構成図、図3はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンの外観図、図4はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置の外観図、図5はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータの運行制御回路の詳細図、図6はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる操作フラグのON/OFFの切り替え制御を説明するフロー図、図7はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる通信確認用信号の送信制御を説明するフロー図、図8はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる第1LED及び第2LEDの発光制御を説明するフロー図、図9はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる踏段運行指令信号の送信制御を説明するフロー図、図10はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置のマイコンによる通信確認信号及び正常運転信号の送信制御を説明するフロー図、図11はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置のマイコンによる踏段運行制御信号の切り替え制御を説明するフロー図、図12はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのエスカレータ制御盤のマイコンによる踏段の運行制御を説明するフロー図である。
エスカレータ1の主要構成について説明する。
図1において、乗客コンベアとしてのエスカレータ1は、上下階床間に架設された主枠2と、主枠2の上下階側のそれぞれに設置された上部機械室3及び下部機械室4と、上部機械室3に配設され、踏段16を循環走行させる駆動用電動機5と、上部機械室3に配設された駆動スプロケット6と、駆動用電動機5と駆動スプロケット6との間を連結し、駆動用電動機5の駆動に連動させて駆動スプロケット6を回転せしめる駆動鎖8と、駆動スプロケット6と同軸に配設された上部スプロケット10と、下部機械室4に配設された下部スプロケット11と、を備えている。
また、エスカレータ1は、上部スプロケット10及び下部スプロケット11に無端状に巻き掛けられた踏段鎖12と、踏段鎖12に沿って乗り口と降り口との間に配設された踏段レール15と、踏段鎖12に連結された多数の踏段16と、主枠2の両側に踏段を挟むように対向して立設された一対の欄干18と、一対の欄干18のそれぞれの周縁を踏段16と同期して走行する一対の移動手すり22と、を備えている。なお、図1では一部の踏段16のみを図示している。
さらに、エスカレータ1は、欄干18の両端面の下部に突設され、インレット(図示ぜず)を有するインレットガード23と、上部機械室3に配設され、エスカレータ1の運転を制御する乗客コンベア制御盤としてのエスカレータ制御盤25と、インレット近傍の欄干18の外側面に配設された通信制御装置60と、通信制御装置60と通信可能に構成されたリモコン30と、を備えている。
そして、踏段鎖12及び踏段16は、駆動用電動機5の駆動により駆動スプロケット6とともに回転する上部スプロケット10及び下部スプロケット11の回転に連動して乗り口と降り口との間を循環走行する。
また、欄干18は、踏段16の両側面のそれぞれと僅かな隙間をあけて相対し、乗り口側から降り口側まで連続するように配列されたスカートガード19、及びスカートガード19のそれぞれの上部に立設された欄干パネル20を備えている。また、一対の移動手すり22のそれぞれは、一対の欄干パネル20のそれぞれの周縁を踏段16と同期して走行する。
さらに、エスカレータ1は、図示しないが、インレットと移動手すり22との間の異物の挟み込みを検出するインレットスイッチや、踏段16とスカートガード19との間の異物の挟み込みを検出するスカートガードスイッチなどの各種安全スイッチを有している。
次いで、エスカレータ1の詳細について説明する。
図2において、エスカレータ制御盤25は、通信制御装置60と通信を行うための通信I/F26、並びにCPU(図示せず)、データを保持するRAM(図示せず)、及びエスカレータの制御プログラムが格納されたROM(図示せず)などで構成されるマイコン27を備えている。
また、エスカレータ制御盤25のマイコン27は、駆動用電動機5に電気的に接続され、駆動用電動機5の駆動を制御する。このとき、各安全スイッチは、駆動用電動機5の通電経路にシリーズに組み込まれており、安全スイッチが異物の挟み込みなどを検出して動作すると、マイコン27による駆動用電動機5の制御に関係なく駆動用電動機5が停止する。つまり、踏段16の走行も停止するようになっている。
また、図示しないが、マイコン27は各安全スイッチと電気的に接続され、各安全スイッチが作動したことを認識可能になっている。そして、マイコン27は、安全スイッチが動作したことを認識すると、通信制御装置60に安全スイッチ動作信号を送信するようになっている。
次いで、リモコン30の詳細構成ついて説明する。
図2及び図3において、リモコン30は、ケース31と、ケース31の一面側から操作可能に配置された運行モード選択手段としてのスイッチ群33と、ケース31の一面に発光部が露出するように配設された第1発光ダイオード41(第1LED41)及び第2発光ダイオード42(第2LED42)と、ケース31内に格納された第1無線通信モジュール38と、スイッチ群33の操作に応じた第1無線通信モジュール38からの各種信号の送信や第1LED41及び第2LED42の発光を制御するリモコン制御手段としてのマイコン45と、を備えている。
マイコン45は、マイコン27と同様、CPU(図示せず)、データを保持するRAM(図示せず)、及びリモコン30の制御プログラムが格納されたROM(図示せず)などで構成されている。
また、第1無線通信モジュール38は、例えば、赤外線を用いた信号の無線通信を行うためのものであり、赤外線の送受信機(図示せず)などを有しいている。そして、マイコン45が、第1無線通信モジュール38と電気的に接続され、第1無線通信モジュール38からの各種信号の送信制御を行う。また、マイコン45は第1無線通信モジュール38で受信された信号を読み取り可能となっている。
そして、スイッチ群33は、踏段16の運行における順方向の走行、逆方向の走行、及び停止のいずれかの運行モードを選択するためのものであり、通信確認用スイッチ34、上昇運転指令スイッチ35、下降運転指令スイッチ36、及び停止指令スイッチ37により構成されている。また、スイッチ群33のそれぞれは、押釦式のものが用いられている。なお、運行モードの選択についての詳細は後述する。また、踏段16の走行における順方向及び逆方向は、利用者を下階から上階に運ぶとき又は上階から下階に運ぶときの踏段の走行方向の一方を順方向としたとき、他方を逆方向として定義する。ここでは、利用者を下階から上階に運ぶ踏段16の走行方向を順方向とし、利用者を上階から上階に運ぶ踏段16の走行方向を逆方向とする。また、利用者を下階から上階に運ぶ踏段16の運転を上昇運転、利用者を上階から下階に運ぶ踏段16の運転を下降運転とする。
そして、マイコン45は、各スイッチ34〜37に電気的に接続され、各スイッチ34〜37の切り替え動作を認識可能になっている。
さらに、詳細は後述するが、マイコン45は、スイッチ群33で選択された運行モードに応じて、エスカレータ制御盤25に踏段16の上昇運転を行わせる(踏段16を順方向に走行させる)ための上昇運転指令信号、踏段16の下降運転を行わせる(踏段16を逆方向に走行させる)ための下降運転指令信号、及び踏段16の走行を停止させるための停止指令信号を第1無線通信モジュール38から送信するようになっている。以下、上昇運転指令信号、下降運転指令信号、及び停止指令信号をまとめて踏段運行指令信号とする。
次いで、通信制御装置60の詳細構成について説明する。
図2、図4、及び図5において、通信制御装置60は、エスカレータ制御盤25とデータ通信を行うための通信I/F64と、第1無線通信モジュール38と無線通信可能に構成された第2無線通信モジュール65と、を備えている。さらに、通信制御装置60は、第2無線通信モジュール65で受信された第1無線通信モジュール38からの踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号を出力する通信制御手段66と、キー穴81に挿入されたキー82の回転操作によりエスカレータ制御盤25への踏段運行制御信号を切り替え可能に構成されたキースイッチ80と、を備えている。
通信制御手段66は、エスカレータ制御盤25への踏段運行制御信号(詳細は後述する)の出力を制御可能に構成された運行制御回路68と、第2無線通信モジュール65からの各種信号の送信制御や、運行制御回路68の制御による踏段運行制御信号の出力制御を行うマイコン67と、を備えている。
マイコン67は、マイコン27,45と同様、CPU(図示せず)、データを保持するRAM(図示せず)、及び通信制御装置60の制御プログラムが格納されたROM(図示せず)などにより構成されている。
また、運行制御回路68は、図5に示されるように、3つのリレー68a〜68c及び各リレー68a〜68cの状態を制御可能に構成されたリレードライバ72を備えている。
リレー68a〜68cのそれぞれは、リレーコイル69a〜69cのそれぞれ、及び常開接点70a〜70cのそれぞれを有している。
そして、リレーコイル69a〜69cが、電源(図示せず)の低圧端子73とリレードライバ72の出力端子(図示せず)のそれぞれとの間に接続されている。このとき、リレーコイル69a〜69cのそれぞれの一端が、リレードライバ72の別個の出力端子のそれぞれに接続されている。また、リレードライバ72は、電源の高圧端子74に接続され、リレーコイル69a〜69cへの通電とその遮断を制御することが可能になっている。
そして、リレードライバ72は、マイコン67と通信可能に接続され、リレードライバ72は、マイコン67から受信するコードに基づいてリレーコイル69a〜69cへの通電とその遮断を制御している。
また、リレー68a〜68cのそれぞれの常開接点70a〜70cが、エスカレータ制御盤25と電源の高圧端子74との間に接続されている。このとき、常開接点70a〜70cのそれぞれは、エスカレータ制御盤25のマイコン27のそれぞれの別個の入力ポートのそれぞれに接続されている。これにより、常開接点70a〜70cの出力は、リレーコイル69a〜69cの通電状態に応じて、電気的にHighとLowに切り替えられる。
つまり、リレーコイル69a〜69cに通電されると、電源の高圧端子74とエスカレータ制御盤25の間が導通し、電気的にHighの信号が常開接点70a〜70cからエスカレータ制御盤25に入力される。
また、リレーコイル69a〜69cへの通電が遮断されると、電源の高圧端子74とエスカレータ制御盤25の間の通電経路が遮断され、電気的にLowの信号がエスカレータ制御盤25に入力される。
ここで、常開接点70a〜70cのそれぞれから出力される電気的にHighまたはLowの信号を上昇運転制御信号、下降運転制御信号、及び停止制御信号のそれぞれとし、これらをまとめて踏段運行制御信号とする。つまり、エスカレータ制御盤25は、通信制御手段66が出力する踏段運行制御信号を入力可能に構成されている。
キースイッチ80は、図4及び図5に示されるように、キー穴81に挿入されたキー82の回転操作に連動して回転する可動接点83、可動接点83の配置位置に応じて、可動接点83と接続されるように構成された3つの固定接点84a〜84cを有している。
そして、可動接点83、及び固定接点84a〜84cは、運行制御回路68に組み込まれている。このとき、可動接点83は、電源の高圧端子74に接続されている。そして、可動接点83は、リモコン30により踏段16の運行を制御するときにセットされるリモコン制御位置と、踏段16の走行を停止させるための停止位置と、踏段16の上昇運転を行わせるための上昇運転位置と、踏段16の下降運転を行わせるための下降運転位置と、をとるように構成されている。
このとき、可動接点83の位置が、停止位置、上昇運転位置、及び下降運転位置のそれぞれをとったときに対応して、可動接点83が、固定接点84a〜84cのそれぞれに接続するように構成されている。また、可動接点83の位置が、リモコン制御位置にあるときには、可動接点83は、いずれの固定接点84a〜84cにも接続されない。
また、キー穴81の周りには、可動接点83の位置が、リモコン制御位置、停止位置、上昇運転位置、及び下降運転位置にあることが分かるように「リモコン制御」、「停止」、「上昇」および「下降」の表示がなされている。そして、キー穴81の長手方向の延長線上に「リモコン制御」、「停止」、「上昇」および「下降」表示が来るようにキー穴81の位置を合わせたときに、可動接点83が、それぞれリモコン制御位置、停止位置、上昇運転位置、及び下降運転位置に配置されるようになっている。
また、固定接点84a〜84cのそれぞれは、リレードライバ72とリレーコイル69a〜69cの間の通電経路のそれぞれに電気配線にて接続されている。
これにより、キー82を停止位置で停止させたときには、リレーコイル69aに通電され、キー82を上昇運転位置で停止させたときには、リレーコイル69bに通電され、キー82を下降運転位置で停止させたときには、リレーコイル69cに通電される。即ち、キー82を停止位置、上昇運転位置、及び下降運転位置のそれぞれに合わせたところでキー82の回転操作を停止したときに、エスカレータ制御盤25には、常開接点70a〜70cのそれぞれから電気的にHighの信号が入力される。つまり、キー82の回転操作によっても、常開接点70a〜70cから出力される踏段運行制御信号のそれぞれのHighとLowを任意に切り替えることが可能になっている。
また、キースイッチ80において、キー穴81に挿入したキー82は、可動接点83がリモコン制御位置にあるときのみ、キー穴81から抜きとることができるようになっている。つまり、キー82をキー穴81から抜いた場合には、可動接点83がリモコン制御位置に必ず配置される。
第2無線通信モジュール65は、第1無線通信モジュール38と同様の構成を有し、第1無線通信モジュール38と通信可能となっている。
このとき、第1無線通信モジュール38及び第2無線通信モジュール65間の距離が例えば1mの範囲にあるときに、それぞれの間の通信が可能なように、第1無線通信モジュール38及び第2無線通信モジュール65から送信する信号の強度が設定されている。
次いで、リモコン30の動作について説明する。
まず、リモコン30のマイコン45よる操作フラグのON/OFFの切り替え制御について図6を参照しつつ説明する。
なお、図6中、ステップ101〜ステップ104のそれぞれを、説明の便宜上S101〜S104と記す。
なお、初期状態は、操作フラグはOFFの状態にあるものとする。
ステップ101で、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押されたか否かを判断する。
ステップ101で、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押されていないと判断するとステップ101を繰り返す。
ステップ101で、マイコン45は通信確認用スイッチ34が押されたと判断すると、操作フラグをONにする(ステップ102)。
ステップ103で、マイコン45は通信確認用スイッチ34が押されているか否かを判断する。
ステップ103で、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押されていると判断するとステップ103を繰り返す。
ステップ103で、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押されていないと判断すると、操作フラグをOFFとし、ステップ101に戻る。
以上をまとめると、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押されている場合のみ、操作フラグがONとなるように操作フラグのON/OFFの制御を行う。
次いで、リモコン30のマイコン45による通信確認用信号の送信制御について図7を参照しつつ説明する
なお、図7中、ステップ201〜ステップ203のそれぞれを、説明の便宜上S201〜S203と記す。
ステップ201で、マイコン45は、操作フラグがONか否かを判断する。
ステップ201でマイコン45は、操作フラグがONでないと判断すると、ステップ201を繰り返す。
ステップ202で、マイコン45は、操作フラグがONであると判断すると、第1無線通信モジュール38から通信確認用信号を一度だけ送信する(ステップ202)。通信確認用信号は、第2無線通信モジュール65が通信範囲内にあるか否かを確認するための信号である。また、一度だけ送信とは、微小時間送信したのち、送信を停止するものをいう。
ステップ203で、マイコン45は通信確認用信号を送信してから所定時間経過したか否かを判断する。
ステップ203で、マイコン45は所定時間経過していないと判断すると、ステップ203を繰り返す。
ステップ203で、マイコン45は所定時間経過したと判断すると、ステップ201に戻る。
以上をまとめると、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が継続して押されている場合は、所定時間おきに通信確認用信号を第2無線通信モジュール65から送信するようになっている。
次いで、リモコン30のマイコン45による第1LED41及び第2LED42の発光制御について図8を参照しつつ説明する。
図8中、ステップ301〜ステップ310のそれぞれを、説明の便宜上S301〜S310と記す。
ステップ301で、マイコン45は、通信制御装置60から通信受付信号を受信したか否かを判断する。通信受付信号は、後述するように、通信制御装置60のマイコン67が、通信確認用信号を第2無線通信モジュール65で受信されたと判断したときに第2無線通信モジュール65から送信する信号であり、リモコン30のマイコン45は、通信受付信号の受信によって、通信制御装置60と通信可能であると判断する。
ステップ301でマイコン45は、通信受付信号を受信していないと判断するとステップ301を繰り返す。
ステップ301でマイコン45は、通信受付信号を受信したと判断すると第1LED41を発光させる(ステップ302)。つまり、第1LED41の発光により、リモコン30が通信制御装置60と通信可能であることを、エスカレータ1の管理者(リモコン30の操作者)に認知させることができる。
ステップ303でマイコン45は、通信制御装置60から正常運転信号を受信したか否かを判断する。正常運転信号は、後述するように、通信制御装置60のマイコン67が、通信確認用信号で第2無線通信モジュール65を受信したと判断したときに第2無線通信モジュール65から送信する信号であり、第2エスカレータ1の安全スイッチが動作していないことをマイコン45に通知するものである。
ステップ303で、マイコン45は、正常運転信号を受信していないと判断するとステップ309に進む。
ステップ303で、マイコン45は、正常運転信号を受信したと判断すると第2LED42信号を発光させる(ステップ304)。つまり、第2LED42の発光により、エスカレータ1が、安全スイッチが動作していないを正常な状態にあることを管理者に認知させることができる。
ステップ305で、マイコン45は前回の通信受付信号の受信から所定時間内に再度通信受付信号を受信したか否かを判断する。
ステップ305で、マイコン45は、再度通信受付信号を受信していないと判断すると、管理者が、通信制御装置60との通信範囲から離れた、またはリモコン30の操作を中断したと判断し、第1LED41の発光、及び第2LED42の発光を停止させる(ステップ306)。
ステップ305で、マイコン45は、再度通信受付信号を受信したと判断すると、前回の正常運転信号の受信から所定時間内に再度正常受付信号を受信したか否かを判断する(ステップ307)。
ステップ307で、マイコン45は、再度正常運転信号を受信したと判断するとステップ305に戻る。
ステップ307で、マイコン45は、再度正常運転信号を受信していないと判断すると第2LED42の発光を停止し(ステップ308)、ステップ309に進む。
ステップ309で、マイコン45は前回の通信受付信号の受信から所定時間内に再度通信受付信号を受信したか否かを判断する。
ステップ309で、マイコン45は、再度通信受付信号を受信しなかったと判断すると、管理者が、安全スイッチの作動を認知してリモコン30の操作を中止したものと判断して第1LED41の発光を停止し、ステップ301に戻る。
以上をまとめると、マイコン45は、所定時間間隔で通信受付信号、及び正常運転信号のそれぞれを受信している場合に、第1LED41及び第2LED42を発光させ、通信受付信号のみを受信している場合には、第1LED41のみを発光させ、通信受付信号の受信が所定時間以上受信されていないと判断すると、第1LED41及び第2LED42の発光を停止させる。
次いで、リモコン30のマイコン45による踏段運行指令信号の送信制御について図9を参照しつつ説明する。
なお、図9中、ステップ401〜ステップ410のそれぞれを、説明の便宜上S401〜S410と記す。
ステップ401で、マイコン45は、操作フラグがONか否かを判断する。
ステップ401で、マイコン45は、操作フラグがONでないと判断するとステップ401を繰り返す。
ステップ401で、マイコン45は、操作フラグがONであると判断すると、踏段16の上昇運転指令スイッチ35が押された否か、言い換えれば、上昇運転が、踏段16の運行モードとして管理者により選択されたか否かを判断する(ステップ402)。
ステップ402で、マイコン45は、上昇運転が運行モードとして選択されていないと判断すると、ステップ405に進む。
ステップ402で、マイコン45は、上昇運転が運行モードとして選択されたと判断すると、前回送信した踏段運行指令信号は上昇運転指令信号か否かを判断する(ステップ403)。なお、マイコン45は、踏段運行指令信号を一度も送信していない場合、前回送信した踏段運行指令信号は上昇運転指令信号でないと判断する。
ステップ403で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は上昇運転指令信号であると判断すると、ステップ401に戻る。
ステップ403で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は上昇運転指令信号でないと判断すると、上昇運転指令信号を一度だけ送信し(ステップ404)、ステップ401に戻る。
ステップ405で、マイコン45は、踏段16の下降運転指令スイッチ36が押された否か、言い換えれば、下降運転が踏段16の運行モードとして管理者により選択されたか否かを判断する。
ステップ405で、マイコン45は、下降運転が運行モードとして選択されていないと判断すると、ステップ408に進む。
ステップ405で、マイコン45は、下降運転が運行モードとして選択されたと判断すると、前回送信した踏段運行指令信号は下降運転指令信号か否かを判断する(ステップ406)。なお、マイコン45は、踏段運行指令信号を一度も送信していない場合、前回送信した踏段運行指令信号は下降運転指令信号でないと判断する。
ステップ406で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は下降運転指令信号であると判断すると、ステップ401に戻る。
ステップ406で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は下降運転指令信号でないと判断すると、下降運転指令信号を一度だけ送信し(ステップ407)、ステップ401に戻る。
ステップ408で、マイコン45は、踏段16の停止指令スイッチ37が押された否か、言い換えれば、停止が、踏段16の運行モードとして管理者により選択されたか否かを判断する。
ステップ408で、マイコン45は、停止が運行モードとして選択されていないと判断すると、ステップ401に戻る。
ステップ408で、マイコン45は、停止が運行モードとして選択されたと判断すると、前回送信した踏段運行指令信号は停止指令信号か否かを判断する(ステップ409)。なお、マイコン45は、踏段運行指令信号を一度も送信していない場合、前回送信した踏段運行指令信号は停止指令信号でないと判断する。
ステップ409で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は停止指令信号であると判断すると、ステップ401に戻る。
ステップ409で、マイコン45は、前回送信した踏段運行指令信号は停止指令信号でないと判断すると、停止指令信号を一度だけ送信し(ステップ410)、ステップ401に戻る。
以上をまとめると、マイコン45は、操作フラグがON、言い換えれば、通信確認用スイッチ34が押された状態で、上昇運転指令スイッチ35、下降運転指令スイッチ36、及び停止指令スイッチ37のそれぞれが押されたときに、運行モードとして、上昇運転、下降運転、及び停止のそれぞれが選択されたと判断するようになっている。そして、マイコン45は、運行モードとして選択された上昇運転、下降運転、及び停止のそれぞれに応じて上昇運転指令信号、下降運転指令信号、及び停止指令信号を送信するようになっている。このように、マイコン45は、通信確認用スイッチ34が押された状態でなければ、上昇運転指令スイッチ35、下降運転指令スイッチ36、及び停止指令スイッチ37による踏段16の運行モードの選択操作を無効としている。また、マイコン45は、運行モードとして上昇運転、下降運転、及び停止のいずれかが連続して選択されたと判断した場合には、2回目の選択からは上昇運転指令信号、下降運転指令信号、及び停止指令信号の送信を行わないように制御している。
次いで、通信制御装置60のマイコン67による通信確認用信号及び正常運転信号の送信制御について図10を参照しつつ説明する。
なお、図10中、ステップ501〜ステップ504のそれぞれを、説明の便宜上S501〜S504と記す。
ステップ501で、マイコン67は、リモコン30から通信確認用信号を受信したか否かを判断する。
ステップ501で、マイコン67は、通信確認用信号を受信していないと判断するとステップ501を繰り返す。
ステップ501で、マイコン67は通信確認用信号を受信したと判断すると、リモコン30に通信制御装置60と通信することが可能であることを通知するための通信受付信号を第2無線通信モジュール65から一度だけ送信する(ステップ502)。
ステップ503で、マイコン67はエスカレータ制御盤25から安全スイッチ動作信号を受信しているか否かを判断する。
ステップ503で、マイコン67は、安全スイッチ動作信号を受信したと判断すると、ステップ501に戻る。
ステップ503で、マイコン67は、安全スイッチ動作信号を受信していないと判断すると、安全スイッチが動作していないことをリモコン30のマイコン45に通知するための正常運転信号を第2無線通信モジュール65から一度だけ送信し(ステップ504)、ステップ501に戻る。
次いで、通信制御装置60のマイコン67による踏段運行制御信号の切り替え制御について図11を参照しつつ説明する。
なお、図11中、ステップ601〜ステップ606のそれぞれを、説明の便宜上S601〜S606と記す。
初期状態では、第2無線通信モジュール65は踏段運行指令信号を受信しておらず、マイコン67はリレーコイル69a〜69cへの通電を遮断するようにリレードライバ72に制御を行わせている。つまり、すべての踏段運行制御信号がLowになっている。
ステップ601で、マイコン67は、上昇運転指令信号をリモコン30から受信したか否かを判断する。
ステップ601で、マイコン67は、上昇運転指令信号を受信していないと判断すると、ステップ603に進む。
ステップ601で、マイコン67は、上昇運転指令信号を受信したと判断すると、リレードライバ72を制御して、上昇運転制御信号をHighに一度だけ切り替え(ステップ602)、ステップ601に戻る。
ステップ603で、マイコン67は、下降運転指令信号をリモコン30から受信したか否かを判断する。
ステップ603で、マイコン67は、下降運転指令信号を受信していないと判断すると、ステップ605に進む。
ステップ603で、マイコン67は、下降運転指令信号を受信したと判断すると、リレードライバ72を制御して、下降運転制御信号をHighに一度だけ切り替え(ステップ604)、ステップ601に戻る。
ステップ605で、マイコン67は、停止指令信号をリモコン30から受信したか否かを判断する。
ステップ605で、マイコン67は、停止指令信号を受信していないと判断すると、ステップ601に戻る。
ステップ605で、マイコン67は、停止指令信号を受信したと判断すると、リレードライバ72を制御して、停止制御信号をHighに一度だけ切り替え(ステップ606)、ステップ601に戻る。
以上をまとめると、通信制御手段66のマイコン67は、リモコン30から上昇運転指令信号、下降運転指令信号、及び停止指令信号のそれぞれを受信したときに、上昇運転制御信号、下降運転制御信号、及び停止制御信号(常開接点70a〜70cの出力)のそれぞれを一度だけHighに切り替えるようにリレードライバ72を制御している。言い換えれば、マイコン67は、リモコン30からの踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号が出力されるようにリレードライバ72を制御している。
次いで、エスカレータ制御盤25のマイコン27による踏段16の運行制御について図12を参照しつつ説明する。
なお、図12中、ステップ701〜ステップ706のそれぞれを、説明の便宜上S701〜S706と記す。
初期状態は、いずれの踏段運行制御信号とも、HighとLowの切り替えが一度も行われていないものとする。
ステップ701で、マイコン27は、上昇運転制御信号がHighになったか否かを判断する。
ステップ701で、マイコン27は、上昇運転制御信号がHighになっていないと判断すると、ステップ703に進む。
ステップ701で、マイコン27は、上昇運転制御信号がHighになったと判断すると、踏段16を上昇運転させるように駆動用電動機5を制御し(ステップ702)、ステップ701に戻る。
ステップ703で、マイコン27は、下降運転制御信号がHighになったか否かを判断する。
ステップ703で、マイコン27は、下降運転制御信号がHighになっていないと判断すると、ステップ705に進む。
ステップ703で、マイコン27は、下降運転制御信号がHighになったと判断すると、踏段16を下降運転させるように駆動用電動機5を制御し(ステップ704)、ステップ701に戻る。
ステップ705で、マイコン27は、停止制御信号がHighになったか否かを判断する。
ステップ705で、マイコン27は、停止制御信号がHighになっていないと判断すると、ステップ701に戻る。
ステップ705で、マイコン27は、停止制御信号がHighになったと判断すると、駆動用電動機5の駆動を停止させて踏段16の走行を停止させ、(ステップ706)、ステップ701に戻る。
以上をまとめると、マイコン27は、上昇運転制御信号、下降運転制御停止出力、及び停止制御信号が一旦Highに切り替えられたときに、踏段16を上昇運転、下降運転、及び停止させるように駆動用電動機5の駆動を制御している。つまり、上昇運転制御信号、下降運転制御停止出力、及び停止制御信号からなる踏段運行制御信号は、踏段運行指令信号に基づくものであるので、マイコン27は、通信制御手段66からの踏段運行制御信号に基づいて、スイッチ群33で選択された運行モードで踏段16を運行するように駆動用電動機5を制御している。
次いで、上記のように構成されたエスカレータ1において、管理者が、リモコン30を用いて踏段16を上昇運転、下降運転、または停止させるときの動作について説明する。
まず、踏段16の走行が停止されている状態から、踏段16を上昇運転、または下降運転させる場合について説明する
管理者は、上下階側に配設された通信制御装置60のいずれかに近づき、リモコン30の通信確認用スイッチ34を押して通信用確認信号を送信し、通信制御装置60から通信受付信号を受信することを確認する。即ち、第1LED41が発光することを確認する。もし、第1LED41が発光しなければ、管理者は、通信確認用スイッチ34を押したまま第1LED41が発光するまで、通信制御装置60に近づく。ここでは、リモコン30の第1無線通信モジュール38と、通信制御装置60の第2無線通信モジュール65との間の距離が1m以内となったときにリモコン30と通信制御装置60とは通信可能となり、第1LED41が発光する。なお、第2LED42が発光していない場合は、エスカレータ1の安全スイッチのいずれかが動作しているので、管理者は、リモコン30の操作を中止し、動作した安全スイッチに応じた対処を行う。
次いで、管理者は、リモコン30の通信確認用スイッチ34を押したまま、踏段16を上昇運転させたい場合は上昇運転指令スイッチ35を、下降運転させたい場合は、下降運転指令スイッチ36を押し、踏段16の運行モードを選択する。
これにより、リモコン30から上昇運転指令信号、または下降運転指令信号が送信され、送信された信号が通信制御装置60で受信される。
このとき、通信制御装置60のマイコン67は、上昇運転指令信号を受信したと判断すると、上昇運転制御信号を一度だけHighに切り替えるコードをリレードライバ72に送信する。また、マイコン67は、下降運転指令信号を受信したと判断すると、下降運転制御信号を一度だけHighに切り替えるコードをリレードライバ72に送信する。
そして、エスカレータ制御盤25のマイコン27は、上昇運転指令出力がHighに切り替わったと判断すると、踏段16を上昇運転させるように駆動用電動機5を制御し、下降運転指令出力がHighに切り替わったと判断すると、踏段16を下降運転させるように駆動用電動機5を制御する。
これにより、踏段16は、リモコン30のスイッチ群33で選択された運行モードで走行する。
次いで、上昇運転または下降運転している踏段16を停止させる場合について説明する。
また、管理者が、踏段16の走行を停止させるときには、通信制御装置60のいずれかに近づき、リモコン30の通信確認用スイッチ34を押して通信用確認信号を送信し、通信制御装置60から通信受付信号を受信することを確認する。即ち、第1LED41が発光することを確認する。第1LED41が発光しない場合、管理者は、リモコン30が通信制御装置60との通信範囲外にあると判断し、通信確認用スイッチ34を押したまま第1LED41が発光するまで、通信制御装置60に近づく。
次いで、管理者は、リモコン30の通信確認用スイッチ34を押したまま、停止指令スイッチ37を押し、踏段16の運行モードとして停止を選択する。
これにより、リモコン30から停止指令信号が送信され、停止指令信号が通信制御装置60で受信される。
通信制御装置60のマイコン67は、停止指令信号を受信したと判断すると、停止制御信号を一度だけHighに切り替えるコードをリレードライバ72に送信するので、エスカレータ制御盤25のマイコン27は、停止指令出力がHighに切り替わったことを判断し、駆動用電動機5を停止して踏段16の走行を停止させる。
このように、踏段16の運行は、リモコン30のスイッチ群33で選択された運行モード(停止)に従って停止される。
以上により、管理者は、リモコン30のスイッチ群33により選択した踏段16の運行モードに応じて踏段16の運行を制御できる。
なお、通信確認用スイッチ34が押された状態でなければ、上昇運転指令スイッチ35、下降運転指令スイッチ36、及び停止指令スイッチ37の操作は無効となるように構成されているので、何かの拍子に上昇運転指令スイッチ35、下降運転指令スイッチ36だけが、意図に反して押された場合の踏段16の運行の誤動作を防止できる。
また、キースイッチ80を用いても、エスカレータ制御盤25に入力される踏段運行制御信号を切り替え可能であるので、踏段16の運行を制御できる。通常は、リモコン30により踏段16の運行を制御するが、例えば、リモコン30が破損した場合などの緊急時でも、踏段16の運行を制御できるように、キースイッチ80を配設している。
この発明の乗客コンベア1は、リモコン30が踏段16の運行モードを選択可能に、かつ、選択された運行モードに応じた踏段運行指令信号を無線にて送信するように構成されている。また、通信制御装置60が、リモコン30と通信可能に構成され、リモコン30から受信された踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号をエスカレータ制御盤25に出力するように構成されている。さらに、エスカレータ制御盤25は、踏段運行制御信号に基づいて、リモコン30で選択された踏段の運行モードで踏段を運行するように駆動用電動機5を制御するように構成されている。
従って、リモコン30で踏段16の運行を制御することが可能となるので、管理者は、窮屈な態勢をとることなく楽な姿勢で踏段16の運行を制御することができる。
また、リモコン30(第1無線通信モジュール38)及び通信制御装置60(第2無線通信モジュール65)との間の無線通信は、互いの間の距離が、例えば、1m以内の範囲にあるときに行うことができるように構成されている。従って、複数のエスカレータが隣接して配設される建物においても、踏段16の走行を制御したいエスカレータ1の通信制御装置60に対してのみ、リモコン30からの踏段運行指令信号を受信させて、踏段16の走行を制御することができる。
なお、乗客コンベアはエスカレータ1であるものとして説明したが、乗客コンベアとしての動く歩道に対しても本発明を適用できる。
また、通信制御装置60の通信制御手段66は、マイコン67及び運行制御回路68を有し、マイコン67は、第2無線通信モジュール65で受信した踏段運行制御信号に基づいて運行制御回路68のリレードライバ72を制御することにより、エスカレータ制御盤25への踏段運行制御信号の出力を制御するものとして説明した。
しかし、通信制御手段66は、運行制御回路68を省略して、通信制御手段66とエスカレータ制御盤25との間を無線通信可能なよう構成し、さらに、通信制御手段66のマイコン67を、踏段運行制御信号に応じて、エスカレータ制御盤25への踏段運行制御信号を無線にて出力するように構成するなどしてもよい。
この発明の一実施の形態に係るエスカレータの模式図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのシステム構成図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンの外観図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置の外観図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータの運行制御回路の詳細図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる操作フラグのON/OFFの切り替え制御を説明するフロー図である。 はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる通信確認用信号の送信制御を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる第1LED及び第2LEDの発光制御を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのリモコンのマイコンによる踏段運行指令信号の送信制御を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置のマイコンによる通信確認信号及び正常運転信号の送信制御を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータの通信制御装置のマイコンによる踏段運行制御信号の切り替え制御を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエスカレータのエスカレータ制御盤のマイコンによる踏段の運行制御を説明するフロー図である。
符号の説明
1 エスカレータ(乗客コンベア)、5 駆動用電動機、16 踏段、25 エスカレータ制御盤(乗客コンベア制御盤)、30 リモコン、33 スイッチ群(運行モード選択手段)、38 第1無線通信モジュール、45 マイコン(リモコン制御手段)、60 通信制御装置、65 第2無線通信モジュール、66 通信制御手段。

Claims (2)

  1. 乗り口と降り口との間を循環走行可能に配設された踏段と、
    上記踏段を循環走行させる駆動用電動機と、
    第1無線通信モジュール、並びに上記踏段の順方向の走行、逆方向の走行、及び停止のいずれかの運行モードを選択する運行モード選択手段、並びに閉成されて上記運行モード選択手段による上記運行モードの選択操作を有効とする通信確認用スイッチ、並びに通信可能表示灯と、並びに該通信確認用スイッチが閉成されると通信確認用信号を上記第1無線通信モジュールから送信し、上記第1無線通信モジュールが通信受付信号を受信すると上記通信可能表示灯を点灯し、該運行モード選択手段により選択された上記運行モードに応じた踏段運行指令信号を上記第1無線通信モジュールから送信するリモコン制御手段を有するリモコンと、
    上記第1無線通信モジュールと通信可能に構成された第2無線通信モジュール、及び該第2無線通信モジュールが上記通信確認用信号を受信すると上記通信受付信号を該第2無線通信モジュールから送信するとともに、該第2無線通信モジュールで受信された上記踏段運行指令信号に応じた踏段運行制御信号を出力する通信制御手段を有し、インレット近傍に配設された通信制御装置と、
    上記通信制御手段が出力した上記踏段運行制御信号を入力可能に構成され、入力された該踏段運行制御信号に基づいて、上記運行モード選択手段で選択された上記運行モードで上記踏段を運行するように上記駆動用電動機を制御する乗客コンベア制御盤と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 上記通信制御装置は、上記運行モードを選択し、選択された運行モードに応じた踏み段運行制御信号を上記通信制御手段から優先的に出力させるキースイッチをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
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