JP6900960B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
特許文献1は、点検作業時の安全を図ったエスカレータを開示している。
特開平6−219677公報
エスカレータの点検は、上階側の機械室と下階側機械室のそれぞれに点検作業者を配置して行われる場合がある。
本発明は、第1機械室及び第2機械室のそれぞれに点検作業者を配置して乗客コンベアの点検を行う場合における、これらの点検作業者の安全性を向上させることを目的とする。
本発明の乗客コンベアは、
無端状に連結された踏段と、
踏段を駆動させる駆動部と、
第1機械室に配置され、点検作業開始時に所定状態に操作されるべき第1スイッチと、
第1機械室に対して離間した第2機械室に配置され、点検作業開始時に所定状態に操作されるべき第2スイッチと、
踏段を駆動させるための操作を受け付ける操作部材と、
駆動部の駆動を制御する制御部と、を備え、
制御部は、第1スイッチ及び第2スイッチの両方が所定状態に操作された場合、踏段が駆動されないように、操作部材に対する操作を無視する。
本発明の乗客コンベアによれば、第1機械室及び第2機械室のそれぞれに点検作業者を配置して乗客コンベアの点検を行う場合における、これらの点検作業者の安全性を向上させることができる。
実施の形態1におけるエスカレータの側面図である。 エスカレータの電気的構成を示した図である。 エスカレータの点検作業時における運転制御を説明したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
1−1.概要
図1は、実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。
エスカレータ1は、エスカレータ本体10、モータ20、インバータ30、制御装置40などを有する。エスカレータ1は、乗客コンベアの一例である。
エスカレータ本体10は、建築物の2つの階床F1、F2間に架け渡された状態で設置される。エスカレータ本体10は、無端状に連結された複数の踏段11と、左右一対の無端状のハンドレール12と、モータ20の動力を踏段11及びハンドレール12に伝達する動力伝達機構(不図示)と、乗り口5及び降り口6の床面をそれぞれ構成するフロアプレート19等を有する。複数の踏段11及びハンドレール12は、モータ20の動力により循環駆動される。図1では階床F1に乗り口5が設けられ、階床F2に降り口6が設けられ、上昇運転するエスカレータ1を例示しているが、本発明では階床F2に乗り口が設けられ、階床F1に降り口が設けられ、下降運転するエスカレータにも適用可能である。また、上昇運転と下降運転を切替可能なエスカレータにも適用可能である。以下では、適宜、階床F1を「下階」といい、階床F2を「上階」という。
インバータ30は、モータ20に駆動用の交流電力を供給する。インバータ30は、制御装置40からの指令に基づいて、交流電力の出力期間や周波数を変更する。
モータ20は、インバータ30から供給される交流電力の周波数に応じた回転数で動作する。モータ20は、例えば誘導電動機により構成される。
制御装置40は、インバータ30の動作を制御して、モータ20の駆動を制御することで、エスカレータ1の運転を制御する。
ハンドレール12は欄干18により走行可能に支持されている。欄干18の下方にはスカートガード15が設けられている。スカートガード15の乗り口5側には下階用の外部操作盤70が設けられ、スカートガード15の降り口6側には上階用の外部操作盤80が設けられている。
エスカレータ1の下階側の乗り口5のフロアプレート19の下方には、エスカレータ本体10の構造枠10aなどを利用して下階側機械室R1が設けられている。下階側機械室R1には、下階で点検作業を行う際に利用される操作盤50が配置されている。エスカレータ1の上階側の降り口6のフロアプレート19の下方には、エスカレータ本体10の構造枠10aなどを利用して上階側機械室R2が設けられている。上階側機械室R2には、モータ20、インバータ30、制御装置40とともに、上階で点検作業を行う際に利用される操作盤60が配置されている。下階側機械室R1及び上階側機械室R2にはそれぞれ点検作業者が入ることができる。
図2は、エスカレータ1の電気的構成を示した図である。
下階用の操作盤50は、保守運転切替スイッチ51、ペンダントスイッチ接続端子52と、を有する。
上階用の操作盤60は、保守運転切替スイッチ61、ペンダントスイッチ接続端子62と、を有する。
保守運転切替スイッチ51、61は、点検作業員により保守点検の開始時にON(所定状態の一例)に操作されるべきスイッチである。保守運転切替スイッチ51、61は、ONとOFFとを切り替えることができるものであれば、押しボタンスイッチやトグルスイッチなど、どのような構造のスイッチであってもよい。
ペンダントスイッチ接続端子52、62は、ペンダントスイッチ100を接続可能である。ペンダントスイッチ100は、点検作業時に踏段11を駆動させるための操作を受け付け操作部材である。ペンダントスイッチ100は、下階側機械室R1及び上階側機械室R2の両方に準備されており、点検作業中に点検作業者が運転操作を行う際に、運転操作を行う機械室内のペンダントスイッチ接続端子に接続されるべき部材である。下階側機械室R1及び上階側機械室R2のペンダントスイッチ100は、同一の構成を有する。ペンダントスイッチ100は、ケーブル状の操作部材である。ケーブルの一端には、ペンダントスイッチ接続端子52、62に接続可能な接続端子が設けられ、ケーブルの他端には、複数のスイッチを備えた操作部が設けられている。操作部の複数のスイッチは、例えば、運転方向を設定するためのUPスイッチ及びDOWNスイッチと、運転を実行させるためのRUNスイッチとを含む。これらのスイッチは、ONとOFFとを切り替えることができるものであれば、押しボタンスイッチやトグルスイッチなど、どのような構造のスイッチであってもよい。
外部操作盤70、80は、ビル管理者や点検作業者が機械室の外でエスカレータ1に関する操作を行うための操作部であり、運転方向切替スイッチや運転スイッチなどが設けられている。
制御装置40は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)により構成される。なお、制御装置40は、制御部、記憶部、入出力インタフェースなどを備えた、プログラムに記述された指令に応じた演算処理を実行するコンピュータにより構成されてもよい。つまり、制御装置40は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されてもよい。また、制御装置40は、電子回路やリレーシーケンス回路などのハードウェアのみにより構成されてもよい。
制御装置40は、上述した各操作盤50、60、70、80の各種のスイッチのON/OFFの状態や、ペンダントスイッチ接続端子52、62へのペンダントスイッチ100の接続の有無を検知し、検知した結果に基づいてインバータ30によるモータ20への電力供給を制御する。つまり、制御装置40は、検知した結果に基づいてインバータ30の動作を制御して、モータ20の駆動を制御することで、エスカレータ1の運転を制御する。ペンダントスイッチ接続端子52、62へのペンダントスイッチ100の接続の有無の検出はどのような構成により実現されてもよいが、例えば以下のような構成により実現できる。
すなわち、ペンダントスイッチ接続端子52に、接続検出用の一対の端子を設ける。また、ペンダントスイッチ100のケーブル端部の接続端子に、ペンダントスイッチ100がペンダントスイッチ接続端子52に接続された際にペンダントスイッチ接続端子52の上記一対の端子を電気的にショートさせる導体を設ける。制御装置40は、ペンダントスイッチ接続端子52の上記一対の端子がショートしているときは、ペンダントスイッチ接続端子52にペンダントスイッチ100が接続されていると判断し、ペンダントスイッチ接続端子52の上記一対の端子がショートしていないときは、ペンダントスイッチ接続端子52にペンダントスイッチ100が接続されていないと判断する。なお、ペンダントスイッチ接続端子62とペンダントスイッチ100との接続の有無の検出についても同様の構成により可能である。
2.動作
エスカレータ1の点検作業時における運転制御についてフローチャートを参照してより詳しく説明する。
図3は、エスカレータ1の点検作業時における運転制御を説明したフローチャートである。本フローチャートによる処理は、点検作業者が外部操作盤70または外部操作盤80の各種スイッチを操作して、エスカレータ1の運転を停止させたときに実行される。本フローチャートによる処理は一定時間間隔で繰り返して実行される。一定時間は、例えば、点検作業時間と比べて十分に短い1秒程度である。
制御装置40は、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61の両方がONになっているか否かを判断する(S11)。
両方がONになっている場合(S11でYES)、制御装置40は、下階及び上階のペンダントスイッチ100及び外部操作盤70、80に対する一切の操作を無視し、エスカレータ1を運転させない(S16)。
これに対し、一方のみがONになっている場合またはいずれもONになっていない場合(S11でNO)、制御装置40は、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61の一方のみがONになっているか否かを判断する(S12)。
いずれもONになっていない場合(S12でNO)、制御装置40は、本フローチャートによる処理を終了する。つまり、いずれもONになっていない場合、まだ点検作業が行われていないと考えられるため、処理を終了するものである
一方のみがONになっている場合(S12でYES)、制御装置40は、下階及び上階のペンダントスイッチ接続端子52、62の両方にペンダントスイッチ100が接続されているか否かを判断する(S13)。つまり、下階のペンダントスイッチ接続端子52にペンダントスイッチ100が接続され、かつ上階のペンダントスイッチ接続端子62に他のペンダントスイッチ100が接続されているか否かを判断する。
両方にペンダントスイッチ100が接続されている場合(S13でYES)、下階及び上階のペンダントスイッチ100及び外部操作盤70、80に対する一切の操作を無視し、エスカレータ1を運転させない(S16)。
これに対し、いずれにもペンダントスイッチ100が接続されていない場合または一方のみにペンダントスイッチ100が接続されていない場合(S13でNO)、制御装置40は、下階及び上階のペンダントスイッチ接続端子52、62の一方のみにペンダントスイッチ100が接続されているか否かを判断する(S14)。
いずれにもペンダントスイッチ100が接続されていない場合(S14でNO)、制御装置40は、本フローチャートによる処理を終了する。つまり、いずれにもペンダントスイッチ100が接続されていない場合、まだ点検作業が行われないと考えられるため、処理を終了するものである
一方のみにペンダントスイッチ100が接続されている場合(S14でYES)、制御装置40は、ペンダントスイッチ100に対する操作のみに基づいて、エスカレータ1を運転させる(S15)。このとき、制御装置40は、外部操作盤70、80に対する操作については無視する。そのため、外部操作盤70、80での操作に基づいて、エスカレータ1が運転されることはない。
3.本実施の形態のエスカレータの作用
本実施の形態のエスカレータ1の点検作業時における作用について説明する。エスカレータ1の保守点検は、1名の点検作業者により行われる場合と、2名の点検作業者により行われる場合とがある。
1名の点検作業者により行われる場合、点検作業者は、まず、外部操作盤70または外部操作盤80の各種スイッチを操作して、エスカレータ1の運転を停止させる。つまり、踏段11の駆動を停止させる。停止後、点検作業者は、下階側機械室R1または上階側機械室R2の上のフロアプレート19を取り外して下階側機械室R1または上階側機械室R2に入り、入った機械室内の操作盤の保守運転切替スイッチに対してON操作を行う。また、当該操作盤のペンダントスイッチ接続端子にペンダントスイッチ100を接続する。そして、点検作業者は、機械室の外に出て、ペンダントスイッチ100の各種スイッチを操作する。このような作業が行われた場合、制御装置40は、図3のフローチャートの処理において、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61の一方のみがONになり(S12でYES)、かつ、下階及び上階のペンダントスイッチ接続端子52、62の一方のみにペンダントスイッチ100が接続されている(S14でYES)と判断し、外部操作盤70、80での操作については無視し、ペンダントスイッチ100に対する操作のみに基づいて、踏段11を駆動させる、つまりエスカレータ1を運転させる(S15)。
これに対し、上述のように、エスカレータ1の保守点検が2名の点検作業者により行われる場合がある。例えば、下階側機械室R1及び上階側機械室R2のそれぞれに点検作業者を配置し、下階側機械室R1及び上階側機械室R2の両方で並行して、エスカレータ1の保守点検が行われる場合がある。
この場合、いずれか一方の点検作業者が、まず外部操作盤70または外部操作盤80の各種スイッチを操作して、エスカレータ1の運転を停止させる。つまり、踏段11の駆動を停止させる。停止後、各点検作業者は、下階及び上階のフロアプレート19を取り外す。2名の点検作業者は点検作業開始前に点検の進め方について打ち合わせを行う。エスカレータ1の運転を行う場合には、いずれの点検作業者も機械室R1、R2の外に出た状態で、いずれか一方の作業者のみが保守運転操作を行うことが原則である。
しかし、2名の点検作業者間の意思疎通不足などにより、2名の点検作業者がそれぞれに保守運転操作を行うことを考えたものとする。そして、2名の点検作業者がほぼ同時に下階側機械室R1及び上階側機械室R2に個別に入ったものとする。この場合、下階側の点検作業者は、下階側機械室R1内の操作盤50の保守運転切替スイッチ51に対してON操作を行った後、ペンダントスイッチ100を操作盤50のペンダントスイッチ接続端子52に接続するものと想定される。またこれとほぼ同時に、上階側の点検作業者は、上階側機械室R2内の操作盤60の保守運転切替スイッチ61に対してON操作を行った後、ペンダントスイッチ100を操作盤60のペンダントスイッチ接続端子62に接続するものと想定される。
このような作業が行われた場合、制御装置40は、図3のフローチャートの処理において、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61の両方がONになった(S11でYES)と判断し、上階側のペンダントスイッチ100、下階側のペンダントスイッチ100、及び外部操作盤70、80に対する一切の操作を無視する(S16)。そのため、上階側及び下階側の点検作業者がそれぞれペンダントスイッチ100の各種スイッチを操作しても、エスカレータ1は起動しない。したがって、本実施の形態のエスカレータ1によれば、下階側機械室R1及び上階側機械室R2のそれぞれに点検作業者を配置してエスカレータ1の点検を行う場合において、これらの点検作業者の安全性を向上させることができる。
ここで、上述のように2名の点検作業者がそれぞれ保守運転操作を行おうとした場合において、一方の機械室の保守点検作業者、例えば上階側機械室R2の保守点検作業者が、操作手順を間違えて、保守運転切替スイッチ61に対するON操作を失念したまま、ペンダントスイッチ100を操作盤60のペンダントスイッチ接続端子62に接続する可能性がある。これに対し、他方の機械室の保守点検作業者、例えば下階側機械室R1の保守点検作業者は、保守運転切替スイッチ51に対してON操作を行った後、ペンダントスイッチ100を操作盤50のペンダントスイッチ接続端子52に接続したものとする。
この場合、制御装置40は、図3のフローチャートの処理において、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61の一方のみがONになり(S12でYES)、かつ操作盤50及び操作盤60の両方にペンダントスイッチ100が接続されている(S13でYES)と判断し、上階側のペンダントスイッチ100、下階側のペンダントスイッチ100、及び外部操作盤70、80に対する一切の操作を無視する(S16)。そのため、一方の点検作業者が保守運転切替スイッチ61に対するON操作を失念した状態で、他方の点検作業者がペンダントスイッチ100の各種スイッチを操作しても、エスカレータ1は起動しない。そのため、本実施の形態のエスカレータ1によれば、点検作業時の安全性をより一層向上させることができる。
また、下階及び上階の保守運転切替スイッチ51、61のうちの少なくとも一方の保守運転切替スイッチがONになっている場合(S11でYES、S12でYES)、制御装置40は、外部操作盤70に対する操作についても無視する(S15、S16)。そのため、点検作業中に、例えばビル管理者や一方の点検作業者が、誤って外部操作盤70に対して操作を行った場合でも、操作が無視される。そのため、本実施の形態のエスカレータ1によれば、点検作業時の安全性をより一層向上させることができる。
(実施の形態についてのまとめ)
(1)実施の形態1のエスカレータ1(乗客コンベアの一例)は、
無端状に連結された踏段11と、
踏段11を駆動させるモータ20(駆動部の一例)と、
下階側機械室R1(第1機械室の一例)に配置され、点検作業開始時にON(所定状態の一例)に操作されるべき保守運転切替スイッチ51(第1スイッチの一例)と、
下階側機械室R1に対して離間した上階側機械室R2(第2機械室の一例)に配置され、点検作業開始時にON(所定状態の一例)に操作されるべき保守運転切替スイッチ51(第2スイッチの一例)と、
踏段11を駆動させるための操作を受け付けるペンダントスイッチ100(操作部材の一例)と、
モータ20の駆動を制御する制御装置40(制御部の一例)と、を備え、
制御装置40は、保守運転切替スイッチ51及び保守運転切替スイッチ51の両方がONに操作された場合、踏段11が駆動されないように、ペンダントスイッチ100に対する操作を無視する。
実施の形態1のエスカレータ1によれば、上階側機械室R2及び下階側機械室R1のそれぞれに点検作業者を配置して乗客コンベアの点検を行う場合における、これらの点検作業者の安全性を向上させることができる。
(2)実施の形態1のエスカレータ1において、
下階側機械室R1に配置され、ペンダントスイッチ100(操作部材としての第1操作部材の一例)を接続可能なペンダントスイッチ接続端子52(第1接続端子)と、
上階側機械室R2に配置され、ペンダントスイッチ100(操作部材としての第2操作部材の一例)を接続可能なペンダントスイッチ接続端子62(第2接続端子)と、をさらに備え、
制御装置40は、
保守運転切替スイッチ51及び保守運転切替スイッチ61のいずれか一方のみが点検作業開始のために操作された場合において、
ペンダントスイッチ100(第1操作部材)がペンダントスイッチ接続端子52に接続され、またはペンダントスイッチ100(第2操作部材)がペンダントスイッチ接続端子62に接続された第1の場合には、接続されたペンダントスイッチ100(第1操作部材及び第2操作部材のうち接続された操作部材)に対する操作に応じて、踏段11が駆動されるように、モータ20の駆動を制御し、
ペンダントスイッチ100(第1操作部材)がペンダントスイッチ接続端子52に接続され、かつペンダントスイッチ100(第2操作部材)がペンダントスイッチ接続端子62に接続された第2の場合には、踏段11が駆動されないように、両方のペンダントスイッチ100(第1操作部材及び第2操作部材)に対する操作を無視する。
これによれば、ペンダントスイッチ100を利用してエスカレータ1の点検を行うような場合に、点検作業者の安全性を向上させることができる。
(3)実施の形態1のエスカレータ1において、
下階側機械室R1及び上階側機械室R2の外部に配置され、踏段11を駆動させるための操作を受け付ける外部操作盤70、80(外部操作部材の一例)をさらに備え、
制御装置40は、第1の場合において、外部操作盤70、80に対する操作を無視し、接続されたペンダントスイッチ100に対する操作に応じて、踏段11が駆動されるように、モータ20の駆動を制御する。
これによれば、外部操作盤70、80に対する操作を無効化しつつ、接続されたペンダントスイッチ100に対する操作に応じて踏段11を駆動できる。そのため、点検作業中に、点検作業者が、誤って外部操作盤70、80に対して踏段11を駆動させるための操作を行った場合でも、外部操作盤70、80に対する操作に基づいて踏段11が駆動されることがない。そのため、これらの点検作業者の安全性をより一層向上させることができる。
(4)実施の形態1のエスカレータ1において、
下階側機械室R1及び上階側機械室R2の外部に配置され、踏段11を駆動させるための操作を受け付ける外部操作盤70、80(外部操作部材の一例)をさらに備え、
制御装置40は、第2の場合において、踏段11が駆動されないように、両方のペンダントスイッチ100(第1操作部材及び第2操作部材)、及び外部操作盤70、80に対する操作を無視する。
これによれば、第2の場合には、外部操作盤70、80に対して操作が行われた場合にも、踏段11が駆動されることがない。そのため、これらの点検作業者の安全性をより一層向上させることができる。
(5)実施の形態1のエスカレータ1において、
当該エスカレータ1は、2つの階床F1、F2間に掛け渡され、
階床F1(一方の階床)側に、下階側機械室R1が設けられ、
階床F2(他方の階床)側に、上階側機械室R2が設けられている。
エスカレータ1が、2つの階床F1、F2間に掛け渡されて、下階側機械室R1と上階側機械室R2とが設けられているような場合、下階側機械室R1側の点検作業員と上階側機械室R2側の点検作業員とがコミュニケーションをとりにくいため、点検作業者の安全性を十分に考慮する必要がある。本実施の形態のエスカレータ1によれば、上記のような場合における安全性をより一層向上させることができる。
(その他の実施の形態)
前記実施の形態のエスカレータ1は、本発明の乗客コンベアの一例である。本発明において、乗客コンベアは、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアであってもよい。
1 エスカレータ
5 乗り口
6 降り口
10 エスカレータ本体
10a 構造枠
11 踏段
12 ハンドレール
18 欄干
19 フロアプレート
19a 櫛
20 モータ
30 インバータ
40 制御装置
50 操作盤(下階用)
51 保守運転切替スイッチ
52 ペンダントスイッチ接続端子
60 操作盤(上階用)
61 保守運転切替スイッチ
62 ペンダントスイッチ接続端子
70 外部操作盤(下階用)
80 外部操作盤(上階用)
100 ペンダントスイッチ
R1 下階側機械室
R2 上階側機械室

Claims (5)

  1. 無端状に連結された踏段と、
    前記踏段を駆動させる駆動部と、
    第1機械室に配置され、点検作業開始時に所定状態に操作されるべき第1スイッチと、
    前記第1機械室に対して離間した第2機械室に配置され、点検作業開始時に前記所定状態に操作されるべき第2スイッチと、
    前記踏段を駆動させるための操作を受け付ける操作部材と、
    前記駆動部の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの両方が前記所定状態に操作された場合、前記踏段が駆動されないように、前記操作部材に対する操作を無視する、
    乗客コンベア。
  2. 前記第1機械室に配置され、前記操作部材としての第1操作部材を接続可能な第1接続端子と、
    前記第2機械室に配置され、前記操作部材としての第2操作部材を接続可能な第2接続端子と、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのいずれか一方のみが点検作業開始のために操作された場合において、
    前記第1操作部材が前記第1接続端子に接続され、または前記第2操作部材が前記第2接続端子に接続された第1の場合には、前記第1操作部材及び前記第2操作部材のうち接続された操作部材に対する操作に応じて、前記踏段が駆動されるように、前記駆動部の駆動を制御し、
    前記第1操作部材が前記第1接続端子に接続され、かつ前記第2操作部材が前記第2接続端子に接続された第2の場合には、前記踏段が駆動されないように、前記第1操作部材及び前記第2操作部材に対する操作を無視する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記第1機械室及び前記第2機械室の外部に配置され、前記踏段を駆動させるための操作を受け付ける外部操作部材をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の場合において、前記外部操作部材に対する操作を無視し、前記接続された操作部材に対する操作に応じて、前記踏段が駆動されるように、前記駆動部の駆動を制御する、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記第1機械室及び前記第2機械室の外部に配置され、前記踏段を駆動させるための操作を受け付ける外部操作部材をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の場合において、前記踏段が駆動されないように、前記第1操作部材、前記第2操作部材、及び前記外部操作部材に対する操作を無視する、
    請求項2または3に記載の乗客コンベア。
  5. 当該乗客コンベアは、2つの階床間に掛け渡されたエスカレータであり、
    一方の階床側に、前記第1機械室が設けられ、
    他方の階床側に、前記第2機械室が設けられている。
    請求項1から4のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
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