JP6988833B2 - 乗客コンベア - Google Patents
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Description
無端状に連結され、循環駆動される踏段と、
無端状に構成され、踏段に連動して循環駆動される左右一対のハンドレールと、
左右のハンドレールの折り返し部の間の乗り口を通過する利用者を検知する利用者検出部と、
交流電力を供給するインバータと、
インバータから供給される交流電力の周波数に応じた駆動速度で踏段を循環駆動する交流モータと、
制御装置と、を備え、
制御装置は、インバータが交流電力を供給していないときに利用者検出部から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、インバータに、踏段を定格速度で駆動するときの定格周波数よりも低い所定周波数の交流電力を出力させ、出力する交流電力の周波数を、所定周波数から定格周波数まで、踏段の加速度が0.1m/s2以下の所定の加速度となるように上昇させ、所定の停止条件が成立するまで定格速度で踏段を駆動する。
1.構成
1−1.概要
図1は、実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。本実施の形態におけるエスカレータ1は、利用者が検知されたときに踏段を自動起動させる自動運転方式のエスカレータである。エスカレータ1は、乗客コンベアの一例である。
制御装置40によるエスカレータ1の自動運転制御についてフローチャートを参照してより詳しく説明する。
図5を参照して本実施の形態のエスカレータ1の作用を説明する。エスカレータ1が停止、つまり踏段11が停止しているときに、乗り口5の光電センサ61で利用者が検知されると、インバータ30から、モータ20に、踏段11を定格速度で駆動するときの定格周波数f2よりも低い所定周波数f1の交流電力が供給され、これに引き続いて、出力する交流電力の周波数が、所定周波数f1から定格周波数f2まで、踏段11の加速度が0.1m/s2以下の所定の加速度(α1)となるように上昇される。つまり、踏段11が所定速度V1で起動され、踏段11の速度が所定の加速度α1で定格速度V2まで上昇する。そして、所定の停止条件が成立するまで定格速度V2で踏段11が駆動される。
実施の形態2のエスカレータ1について説明する。実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(1)実施の形態1、2のエスカレータ(乗客コンベアの一例)は、
無端状に連結され、循環駆動される踏段(11)と、
無端状に構成され、踏段11に連動して循環駆動される左右一対のハンドレール(12)と、
左右のハンドレール(12)の折り返し部(12n)の間の乗り口(5)を通過する利用者を検知する利用者検出部(61、161)と、
交流電力を供給するインバータ(30)と、
インバータ30から供給される交流電力の周波数に応じた駆動速度で踏段を循環駆動するモータ(20)と、
制御装置(40)と、を備える。
制御装置(40)は、インバータ30が交流電力を供給していないときに利用者検出部(61)から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、インバータ(30)に、踏段(11)を定格速度(V2)で駆動するときの定格周波数(f2)よりも低い所定周波数(f1)の交流電力を出力させ、出力する交流電力の周波数を、所定周波数(f1)から定格周波数(f2)まで、踏段(11)の加速度が0.1m/s2以下の所定の加速度(α1)となるように上昇させ、所定の停止条件が成立するまで定格速度(V2)で踏段(11)を駆動する。
利用者検出部(161)の検出領域(Rd)が、左右のハンドレール(12)の折り返し部(12n)の先端から反乗り込み方向に広がっている。
実施の形態1、2では、制御装置40が、乗り口5の利用者検出部(光電センサ61または反射型ビームセンサ161)から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合に、エスカレータを起動させて踏段11を駆動する例を説明した。しかし、降り口6にも実施の形態1や2と同様の利用者検出部を設け、降り口6の利用者検出部で、降り口6から乗り込もうとした利用者が検知された場合に、実施の形態1、2同様に、所定周波数f1に対応する所定速度V1で踏段11を起動して例えば数秒程度の時間だけ連続的に駆動させてもよい。このときの踏段11の駆動方向は、乗り口5の利用者検出部(61または161)で利用者が検知されたときと同じとする。つまり、踏段11を、乗り口5側から降り口6側に向かって移動させる。これにより、降り口6から乗り込もうとした利用者は、現在降り口6に居り逆方向に進入しようとしていることを認識できる。特に本実施の形態では、所定速度V1で踏段11が即座に移動し始めるので、速度0から加速度α1で緩やかに踏段11が移動し始める場合と比べ、降り口6から乗り込もうとした利用者が、逆方向に進入しようとしていることをより明確に認識できる。そのため、利用者の逆進入をより適切に抑制できる。なお、踏段11が停止しているときに降り口6の利用者検出部で、降り口6から乗り込もうとした利用者が検知された場合に、上述のように踏段11を駆動させるとともに、ブザーなどを鳴動させて、利用者に注意を喚起するようにしてもよい。これにより、より適切に利用者の逆進入を抑制できる。
実施の形態1、2では、乗り口5に利用者検出部として光電センサ61または反射型ビームセンサ161が設けられている例を説明した。しかし、乗り口5に光電センサ61と反射型ビームセンサ161との両方を設けてもよい。この場合、制御装置40は、乗り口5の反射型ビームセンサ161から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、実施の形態1、2同様に、踏段11を所定周波数f1に対応する所定速度V1で起動して、その速度を加速度α1で上昇させる。起動後、乗り口5の光電センサ61から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、実施の形態1同様の所定運転時間Toの間、踏段11を駆動し続ける。起動後、一定時間経過しても、乗り口5の光電センサ61から利用者が通過したことを示す信号を受信しない場合、踏段11の駆動を停止させる。上記の一定時間は、所定運転時間Toよりも短い時間であり、例えば20秒である。このように構成することにより、実施の形態2同様に、実施の形態1よりも早いタイミングで踏段11を駆動させることができるとともに、エレベータ利用者以外の人が乗り口5の前を横切っただけのような場合に、所定運転時間Toの間、踏段11が駆動され続けることを防止できる。そのため、実施の形態2と比べ、省エネ性を向上できる。
前記実施の形態のエスカレータ1は、本発明の乗客コンベアの一例である。本発明において、乗客コンベアは、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアであってもよい。
5 乗り口
6 降り口
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
12n 折り返し部
16 インレット
17 インレットガード
18 欄干
19 フロアプレート
19a 櫛
20 モータ
30 インバータ
40 制御装置
41 制御部
42 記憶部
61 光電センサ
161 反射型ビームセンサ
f1 所定周波数
f2 定格周波数
Pd 位置
Rd 領域
T1 時間
Tf 運転時間
V1 所定速度
V2 定格速度
α1 加速度
Claims (3)
- 無端状に連結され、循環駆動される踏段と、
無端状に構成され、前記踏段に連動して循環駆動される左右一対のハンドレールと、
前記左右のハンドレールの折り返し部の間の乗り口を通過する利用者を検知する利用者検出部と、
交流電力を供給するインバータと、
前記インバータから供給される交流電力の周波数に応じた駆動速度で前記踏段を循環駆動する交流モータと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記インバータが交流電力を供給していないときに前記利用者検出部から利用者が通過したことを示す通過信号を受信した場合、前記インバータに、前記踏段を定格速度で駆動するときの定格周波数よりも低くかつ0Hzよりも高い所定周波数の交流電力を出力させることにより、0m/sよりも大きい所定速度で前記踏段の駆動を開始させ、
前記踏段の駆動を開始したときから、前記踏段の駆動速度が0.1m/s2以下の所定の加速度で上昇するように、前記交流電力の周波数を上昇させ、
前記踏段の駆動速度が前記定格速度まで上昇したときに、前記踏段の加速度が0m/s 2 となるように、前記交流電力の周波数の上昇を停止させ、
前記所定周波数は、前記所定速度として、前記踏段に乗り込もうとする前記利用者に前記踏段が移動し始めたことを明確に認識させることができる速度が得られる周波数に設定されている、
乗客コンベア。 - 前記利用者検出部の検出領域が、前記左右のハンドレールの折り返し部の先端から反乗り込み方向に広がっている、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記所定周波数は10Hzであり、前記所定速度は5m/minである、
請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベア。
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