JP2019127264A - トラクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用性が改善された、キャビン保護構造体及びトラクタを実現する。【解決手段】トラクタ(1)に用いられるキャビン保護構造体(30)であって、トラクタ(1)は、操縦運転装置を収容するキャビン(12)を規定するキャビン骨格体(50)と、キャビン骨格体(50)の上部に配設されるルーフ(20)と、を備えており、キャビン保護構造体(30)は、ルーフ(20)の上部に配設される。【選択図】図1

Description

本発明はトラクタに関する。
一般に、建設機械はキャビン保護構造体を備える。キャビン保護構造体は、例えば、落下物から運転員を保護する、建設機械の転倒・転落から運転員を保護する、といった役割を果たす。
特許文献1は、従来のトラクタを開示する(図1、図2参照)。特許文献1のトラクタは、内部フレーム10と、複数の部材24、26a〜26dと、ルーフパネル43とを備える。複数の部材24、26a〜26dはそれぞれ、内部フレーム10の上部に配設される。部材26a〜部材26dは落下物から運転員を保護する(段落0081)。ルーフパネル43は、複数の部材24、26a〜26dの上部に配設される。
このように、従来のトラクタでは、内部フレーム10、複数の部材24、26a〜26d、及びルーフパネル43がその順序で配設されている。
米国特許出願公開公報第2016/0114838号明細書(2016年4月28日)
しかしながら、特許文献1のトラクタは、例えば以下(1)〜(3)の課題を有する。
(1)内部フレームを構成する複数の部材は、互いに溶接されて、互いに強固に連結する(段落0070、0081等)。そのため、溶接が終わった後に上記複数の部材を内部フレーム10から取り外すことは困難である。
(2)複数の部材24、26a〜26dの上部にルーフパネル43が配設される。したがって、上記トラクタに落下物が衝突する場合、最初にルーフパネル43が損傷を受ける。ルーフパネル43の材質等によっては、ルーフパネル43を頻繁に交換する必要がある。つまり、従来のルーフパネルは、落下物からの保護対象として十分に認識されていない。
(3)上記(1)を理由として、特許文献1のトラクタは全高調整が困難である。そのため、特許文献1のトラクタは所定の高さを有する場所にしか収容できない。
以上の種々の課題に示されるように、従来のトラクタは、使用性の観点で改善の余地があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用性が改善された、キャビン保護構造体及びトラクタを実現することにある。
上記の課題を解決するために、トラクタに用いられるキャビン保護構造体であって、上記トラクタは、操縦運転装置を収容するキャビンを規定するキャビン骨格体と、当該キャビン骨格体の上部に配設されるルーフと、を備えており、上記ルーフの上部に配設される構成を開示する。
上記の構成によれば、上記キャビン保護構造体と上記キャビン骨格体との間に上記ルーフが配設される。これにより、上記トラクタは、キャビン骨格体とキャビン保護構造体とを溶接する必要のない構造を採用することが可能となる。これにより、キャビン骨格体をキャビン保護構造体から取り外すことが困難であった、との従来の課題が解決される。
また、上記キャビン保護構造体は上記ルーフの上部に配設される。これにより、当該キャビン保護構造体を備えたトラクタに落下物が衝突する場合、当該キャビン保護構造体は、上記トラクタの運転員に加え、上記ルーフを保護することができる。
さらに、上記キャビン保護構造体が上記ルーフに対して着脱可能となるように構成されている場合には、上記トラクタの高さは容易に調整される。例えば、トラクタの収容場所の高さが低い場合には、上記キャビン保護構造体を上記ルーフから取り外せばよい。
このように、上記の構成によれば、上記キャビン保護構造体の使用性を改善することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係るトラクタは、操縦運転装置を収容するキャビンを規定するキャビン骨格体と、上記キャビン骨格体の上部に配設されるルーフと、上記ルーフの上部に配設されるキャビン保護構造体と、を備える構成である。
上記の構成によれば、上記キャビン保護構造体と同様の効果を得ることができる。
本発明の一態様によれば、使用性が改善された、キャビン保護構造体及びトラクタを提供することができる。
本実施形態に係るキャビン保護構造体の一例を説明する図である。 実施形態に係るトラクタの全体的な構成を示す図である。 本実施形態に係るキャビン骨格体の一例を説明する図である。
以下では、図2、図3中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
〔トラクタ1〕
まず、トラクタ1の全体構成を図2により説明する。図2は、トラクタ1の全体的な構成を示す図である。
トラクタ1は、機体フレーム2、前輪3・3、後輪4・4、エンジン5、ボンネット6、変速装置7、ステアリングホイール8、座席11、キャビン12、キャビン骨格体50、ルーフ20、キャビン保護構造体30、及び支持体40を備える。
機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けて配置される。機体フレーム2の前部はフロントアクスル機構(不図示)を介して左右一対の前輪3・3に支持される。機体フレーム2の後部には変速装置7が設けられる。変速装置7の後部はリアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪4・4に支持される。機体フレーム2の前部にはエンジン5が設けられる。エンジン5はボンネット6に覆われる。
エンジン5の動力は、変速装置7で変速された後、前記フロントアクスル機構を経て前輪3・3に伝達されると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪4・4に伝達される。エンジン5の動力によって前輪3・3及び後輪4・4が回転駆動され、トラクタ1は走行することができる。
エンジン5の後方にはキャビン12が設けられる。キャビン12の内部には、運転者が搭乗する空間12aが形成される。空間12aには、操縦運転装置(前輪3・3の切れ角を調節するためのステアリングホイール8、種々の操作具等)、及び運転者が着座するための座席11等が収容される。
ルーフ20は、キャビン骨格体50の上部に配設される。具体的に、ルーフ20は、キャビン骨格体50にボルト・ナット、又は螺子等を用いて取り付けられる。
キャビン保護構造体30は、複数の支持体40を介して、ルーフ20の上部に配設される。
〔キャビン骨格体50〕
キャビン骨格体50を図3により説明する。図3は、本実施形態に係るキャビン骨格体50の一例を説明する図である。
キャビン骨格体50は、前部に配置された左右一対の支柱52a・52bと、後部に配置された左右一対の支柱53a・53bと、を備える。キャビン骨格体50は、左右一対の支柱52a・52bの上部間を連結するビーム54と、左右一対の支柱53a・53bの上部間を連結するビーム55と、を備える。キャビン骨格体50は、左側の支柱52a、53aの上部間を連結するビーム56aと、右側の支柱52b、53bの上部間を連結するビーム56bと、を備える。キャビン骨格体50は、左右一対の支柱53a・53bの下部間を連結するビーム58と、左右同じ側にある支柱52a・53a(52b・53b)の下部間を連結する一対のビーム59a・59bと、を備える。このように、キャビン骨格体50は、箱形枠状に組み立てられた複数のビームによって、操縦運転装置を収容するキャビン12を規定する。
ビーム59a・59bは、後部側がトラクタの後輪用フェンダ(図示省略)に対応させて上方に円弧状に形成されている。ビーム59a・59bの下方に左右一対の2つのサイドパネル60a・60bが取り付けられている。キャビン骨格体50の下面には、フロアシートが取り付けられ、また、前面にはフロントパネル、側面にはドアパネル、後面にはリヤパネル、天井にはルーフ20がそれぞれ取り付けられる(それぞれ、図3に不図示)。
キャビン骨格体50の前側上部には天窓フレーム62が設置されている。天窓フレーム62は、上面が平坦に形成されている。天窓フレーム62は、前側フレーム62aと後側フレーム62bとを備える。前側フレーム62aはビーム54に溶接されている。後側フレーム62bは、ビーム56a・56b間に架設された天窓取付ビーム61に溶接されている。なお、前側フレーム62aは、ボルト・ナット等の他の手段を用いてビーム54に取り付けられてもよい。また、後側フレーム62bは、ボルト・ナット等の他の手段を用いて天窓取付ビーム61に取り付けられてもよい。
なお、図3は、本実施形態に係るキャビン骨格体50の一例であって、キャビン骨格体50は、図3に記載する構造とは異なる構造により実現されてもよい。
〔キャビン保護構造体30〕
キャビン保護構造体30を図1により説明する。図1は、本実施形態に係るキャビン保護構造体30の一例を説明する図である。
キャビン保護構造体30は、落下物から運転員を保護する、建設機械の転倒・転落から運転員を保護する、といった役割を果たす。キャビン保護構造体30は、例えば鋼鉄製であるが、上記役割を果たすのであれば、材質、形状、厚み、又はサイズ等は任意である。
キャビン保護構造体30は、複数の支持体40を介して、ルーフ20の上部に配設されている。これにより、キャビン保護構造体30を備えたトラクタ1に落下物が衝突する場合、キャビン保護構造体30は、トラクタ1の運転員に加え、ルーフ20を保護することができる。具体的に、キャビン保護構造体30は、トラクタ1の運転員を保護するのはもちろんのこと、ルーフ20の損傷を大きく軽減する、または、ルーフ20を完全に保護することができる。
上方から視た場合、キャビン保護構造体30は略台形である。キャビン保護構造体30は、その4隅において4つの支持体40a〜40dに支持されている。
複数の支持体は、2以上の任意の数量であってよい。キャビン保護構造体30は、1つの支持体を介して、ルーフ20の上部に配設されていてもよい。この場合、当該1つの支持体は、キャビン保護構造体30が落下物から運転員を保護する等の上記役割を果たすうえで十分な強度を備えているものとする。
4つの支持体40a〜40dのうち、前方一対の2つの支持体40a・40bの間隔は、後方一対の2つの支持体40c・40dの間隔と同じか、又は狭いことが好ましい。通常、支持体40a・40bは、運転員が着座する側に位置する。キャビン保護構造体30は、支持体40a・40bの間隔が狭いほど、運転員及び/又はルーフ20を落下物から保護することができる。
また、前方一対の2つの支持体40a・40bの間隔が後方一対の2つの支持体40c・40dの間隔よりも狭い場合、以下の効果も得られる。具体的に、支持体40a及び支持体40cが位置する側のキャビン保護構造体30の側面を側面Aと称し、支持体40b及び支持体40dが位置する側のキャビン保護構造体30の側面を側面Bと称する。この場合、側面A及び側面Bはそれぞれ、トラクタ1の進行方向に対して、ある角度を有することになる。これにより、側面A及び/又は側面Bに落下物が衝突した場合には、当該落下物からキャビン保護構造体30(または、トラクタ1)に与えられる衝撃を、トラクタ1の進行方向に対して斜め方向に分散させることができる。その結果、トラクタ1は、運転員をより安全に保護することができる。また、トラクタ1に与えられる衝撃も軽減されるため、トラクタ1は、自身が受ける損傷を軽減することもできる。このように、前方一対の2つの支持体40a・40bの間隔が後方一対の2つの支持体40c・40dの間隔よりも狭い場合には、様々な効果が期待できる。これらの効果は、運転員及びトラクタ1の安全性に直結する。以上の理由からも、トラクタ1がその使用性を改善しうることが分かる。
以下、キャビン保護構造体30について説明を続ける。
キャビン保護構造体30は、上記天窓を除くルーフ20の上方に配設されることが好ましい。これにより、キャビン保護構造体30は、落下物から運転員を保護しつつ、上記天窓を通した運転員の視界を確保することができる。
支持体40a・40bは、天窓フレーム62に固定されていることが好ましい。これにより、ルーフ20は、支持体40a・40bを固定するための設計、加工等(ボルト、螺子を貫通させるための孔の形成など)を不要にできる。その結果、トラクタ1の製造・組み立て作業はより簡素化される。
さらに、支持体40a〜40dは、以下の理由A)、B)により、キャビン保護構造体30とルーフ20との距離を所定範囲内に保つように構成されていることが好ましい。
A)キャビン保護構造体30とルーフ20との距離が上記所定範囲よりも大きい場合、キャビン保護構造体30に落下物が衝突したときに支持体40a〜40dに加わる負荷は大きくなりうる。このため、支持体40a〜40dの強度設計に配慮を要する。
B)キャビン保護構造体30とルーフ20との距離が上記所定範囲よりも小さい場合、落下物から受ける衝撃によってキャビン保護構造体30がルーフ20に接触して、ルーフ20が損傷する可能性がある。
以上の理由から、キャビン保護構造体30とルーフ20との間の距離を支持体40a〜40dの長さによって調整することが好ましい。キャビン保護構造体30とルーフ20との間の適正な距離は、キャビン保護構造体30の形状、材質、又は厚み等に応じて異なる。それゆえ、キャビン保護構造体30の材質等を考慮して支持体40a〜40dの長さが決定される。これにより、キャビン保護構造体30とルーフ20との距離を所定範囲内に保つことができ、上記A)及びB)の理由が解消される。
なお、上記所定範囲は、次の方法により決定することができる。例えば、キャビン保護構造体30の形状、材質、及び厚み等を様々に変化させて落下物の衝突実験を行い、それぞれに上記所定範囲を決定する。又は、キャビン保護構造体30に対する落下物のシミュレーション実験を行い、上記所定範囲を決定する。
さらに、支持体40a〜40dについて説明する。
従来のトラクタは、キャビン骨格体とキャビン保護構造体とが溶接されていた。そのため、従来のトラクタは、キャビン保護構造体30を支持体40a〜40dで支持するという技術思想そのものを有していなかった。以下、従来のトラクタでは考慮する必要のなかった、支持体40a〜40dの取り付け箇所の工夫とその効果を説明する。
ルーフ20は、ボルト・ナット又は螺子等を用いて複数の箇所でキャビン骨格体50に連結されている。キャビン保護構造体30は、上記複数の箇所それぞれに取り付けられた支持体40a〜40dを介してルーフ20の上部に配設されるのが好ましい。支持体40a〜40dは、キャビン保護構造体30とルーフ20の間に配される。複数の支持体40a〜40dのうち少なくとも幾つかの支持体は、ルーフ20がキャビン骨格体50に連結される複数の連結箇所のうちそれぞれの連結箇所に取り付けられる。支持体40a〜40dについては後ほど詳述する。すべての支持体40a〜40dが、ルーフ20がキャビン骨格体50に連結される複数の連結箇所それぞれに設けられてもよい。幾つかの支持体が対応する連結箇所に設けられ、残りの支持体が他の連結箇所の近くに設けられてもよい。支持体の数は少なくとも連結箇所と同数であることが好ましく、幾つかの支持体は、複数の連結箇所のうちそれぞれの連結箇所に設けられる。
トラクタ1では、ルーフ20とキャビン保護構造体30は4か所で連結する。また、ルーフ20とキャビン骨格体50は4か所で連結するものとする。ルーフ20とキャビン骨格体50、及びルーフ20とキャビン保護構造体30が連結する箇所がそれぞれ異なる場合、連結箇所の総数は8である。一方、ルーフ20とキャビン骨格体50、及びルーフ20とキャビン保護構造体30が連結する箇所が同じ場合、連結箇所の総数は4となる。連結箇所の総数が少ない場合には様々な効果が期待できる。例えば、ボルト又は螺子を貫通させるためにルーフ20に形成すべき孔の総数を減らすことができる。これにより、ルーフ20の設計、製造、加工が容易になる。また、孔の数に応じてボルト又は螺子の数が必要となるため、孔の数が少ないほど部品点数を減らすことができる。
ルーフ20とキャビン骨格体50、及びルーフ20とキャビン保護構造体30を同じ箇所で連結する方法は、例えば以下のとおりである。
ルーフ20とキャビン骨格体50が4つのボルトにより連結されているものとする。このとき、上記4つのボルトを貫通させるための4つの孔21a〜21dがルーフ20に形成されている。また、キャビン保護構造体30にも、4つの孔30a〜30dが形成されているものとする。上記孔30a〜30dは、上記孔21a〜21dに対応する位置に形成されているものとする。
このとき、(1)ルーフ20とキャビン骨格体50を連結する上記4つのボルトを取り外し、(2)ルーフ20の上記4つの孔21a〜21dを開放する。次に、(3)キャビン保護構造体30、ルーフ20、及びキャビン骨格体50を一体に固定するための4つのボルトを孔21a〜21d及び孔30a〜30dそれぞれに差し込み、続いて(4)最後に上記4つのボルトを対応するナットでそれぞれ締め付ける。これにより、ルーフ20とキャビン骨格体50、及びルーフ20とキャビン保護構造体30を同じ箇所で連結することができる。
なお、上記(3)のボルトを挿入する際にカラーを使用することで、支持体40a〜40dの強度を高めることもできる。本実施形態では、ボルト、ナット、及び/又はカラーを支持体と総称している。
上記(1)〜(4)の方法を用いることにより、キャビン保護構造体30はルーフ20に対して着脱可能となる。これによりトラクタ1の全高調整が可能となり、その結果、トラクタ1の収容場所を増やすことができる。
上記(1)〜(4)の工程は容易であり、トラクタ1のユーザ自身が(1)〜(4)の工程を実施できる。つまり、トラクタ1のユーザが、キャビン保護構造体30の取り外し、及び取り付けを独力で行える。従って、キャビン保護構造体30が破損等した場合には、新しいキャビン保護構造体30を購入すればよく、トラクタ1本体を買い替える必要はない。また、ユーザが既に保有している別のトラクタにもキャビン保護構造体30を取り付けることも可能である。このように、本実施形態に係るキャビン保護構造体30は、トラクタ1から独立して、設計、製造、加工、修理、又は交換の対象となりうる。この点でも、トラクタ1の使用性は改善される。
同様に、キャビン保護構造体30及びルーフ20を備えたキャビン12もトラクタ1からは独立して、設計、製造、加工、修理、又は交換の対象となりうる。このようなキャビン12を備えたトラクタ1も、上記種々の効果を得ることができる。
このようなトラクタ1は、農業、林業、及び土木工事等に使用することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 トラクタ
2 機体フレーム
3・3 前輪
4・4 後輪
5 エンジン
6 ボンネット
7 変速装置
8 ステアリングホイール
11 座席
12 キャビン
12a 空間
20 ルーフ
30 キャビン保護構造体
40、40a〜40d 支持体
50 キャビン骨格体
52a、52a・52b、52a・53a、52b、53a・53b 支柱
54、55、56a、56a・56b、56b、58、59a・59b ビーム
60a・60b サイドパネル
61 天窓取付ビーム
62 天窓フレーム
62a 前側フレーム
62b 後側フレーム

Claims (8)

  1. 操縦運転装置を収容するキャビンを規定するキャビン骨格体と、
    上記キャビン骨格体の上部に配設されるルーフと、
    上記ルーフの上部に配設されるキャビン保護構造体と、を備えることを特徴とするトラクタ。
  2. 上記キャビン保護構造体は上記ルーフに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  3. 上記ルーフは天窓を備えており、
    上記キャビン保護構造体は、上記天窓を除く上記ルーフの上方に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載のトラクタ。
  4. 上記ルーフは、上記キャビン骨格体に複数の箇所で固定されており、
    上記キャビン保護構造体は、当該キャビン保護構造体と上記ルーフとの間に配された複数の支持体を介して上記ルーフの上部に配設されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のトラクタ。
  5. 上記複数の支持体のうち少なくとも幾つかの支持体は、上記複数の箇所のうちそれぞれ対応する箇所に配設されることを特徴とする請求項4に記載のトラクタ。
  6. 上記複数の支持体は上記キャビン保護構造体を前後方各一対で支持しており、
    上記複数の支持体のうち前方一対をなす2つの支持体の間隔は、上記複数の支持体のうち後方一対をなす2つの支持体の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項4又は5に記載のトラクタ。
  7. 上記ルーフは、上記キャビン骨格体に複数の箇所で固定されており、
    上記キャビン保護構造体は、上記複数の箇所それぞれに取り付けられた複数の支持体を介して上記ルーフの上部に配設されており、
    上記複数の支持体は上記キャビン保護構造体を前後方各一対で支持しており、
    上記複数の支持体のうち前一対をなす2つの支持体は、上記天窓を規定する天窓フレームに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のトラクタ。
  8. 上記複数の支持体は、上記キャビン保護構造体と上記ルーフとの距離を所定範囲内に保つことを特徴とする請求項4から7の何れか1項に記載のトラクタ。
JP2019009165A 2018-01-25 2019-01-23 トラクタ Active JP7008646B2 (ja)

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