JP2019085277A - 合わせガラス製造装置、合わせガラス製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
液晶を利用した調光フィルムは、透明電極を含む透明板材により液晶材料を挟持して液晶セルを含んだ液晶フィルムが製造され、この液晶フィルムを直線偏光板により挟持して作成される。この調光フィルムは、透明電極間に印加する電界を変化させることにより液晶の配向を変化させ、外来光の透過量を制御する。
しかし、従来は液晶フィルムを挟み込んだ合わせガラスが実際に製造されたことがなかった。したがって、単に中間膜を挟んで構成される従来の合わせガラスと同様な手法をそのまま適用しただけでは、液晶フィルムを挟み込んだ合わせガラスを正しく製造できない場合があった。
特に、合わせガラスの表面形状が3次元形状に構成される場合には、ガラスに挟まれる液晶フィルムも3次元形状の曲面に沿う必要があり、上述した液晶溜まりや空隙の他、液晶フィルムにシワが発生する場合もあり、製造の難易度が非常に高い。
前記支持部(306,306B)は、前記加熱部(305)と一体となって構成されていること、を特徴とする合わせガラス製造装置(300,300B)である。
図1は、本発明による合わせガラス1の第1実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、シート面とは、各シートにおいて、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであるとする。なお、板面、フィルム面に関しても同様であるとする。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。例えば、仮に可視光を透過しないものであっても、赤外線を透過するものであれば、赤外線用途に用いる場合においては、透明として取り扱うものとする。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において規定する具体的な数値には、一般的な誤差範囲は含むものとして扱うべきものである。すなわち、±10%程度の差異は、実質的には違いがないものであって、本件の数値範囲をわずかに超えた範囲に数値が設定されているものは、実質的には、本件発明の範囲内のものと解釈すべきである。
本実施形態の積層体30は、第1のガラス板33Aと、第1の中間膜形成シート31Aと、調光フィルム(液晶フィルム)10と、第2の中間膜形成シート31Bと、第2のガラス板33Bと、がこの順番で積層配置されている。なお、図1では、第1の中間膜形成シート31A及び第2の中間膜形成シート31Bは、図示を省略している。
図2は、合わせガラス1の層構成について調光フィルム10を主として示す断面図である。
調光フィルム10は、印加電圧を変化させることにより透過光の光量を制御することができるフィルムである。本実施形態の調光フィルム10は、合わせガラスの中間膜とともに、又は中間膜の代わりにガラス板(透明部材)間に挟持されたりして使用される。
この調光フィルム10(合わせガラス)は、例えば、建築物の窓ガラスや、ショーケース、屋内の透明パーテーション、車両のウインドウ等の調光を図る部位(外光が入射する部位、例えば、フロントや、サイド、リア、ルーフ等のウインドウ)に配置され、建築物や車両等の内側への入射光の光量を制御することができる。
液晶用第2積層体13は、基材21Bに、透明電極22B、配向層23B、ビーズスペーサー24を積層して形成される。
液晶用第1積層体12は、基材21Aに、透明電極22A、配向層23Aを積層して形成される。
液晶セル15は、この液晶用第1積層体12及び液晶用第2積層体13に設けられた透明電極22B、22Aの駆動により、液晶層14に設けられたゲストホスト液晶組成物による液晶材料の配向を変化させ、これにより透過光の光量を変化させる。
透明樹脂フィルムの材料としては、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等のアセチルセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、EVA等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリサルホン(PEF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリスルホン、ポリエーテル(PE)、ポリエーテルケトン(PEK)、(メタ)アクロニトリル、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー等の樹脂を挙げることができる。
特に、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂が好ましい。
本実施形態において、基材21B、21Aは、厚み100μmのポリカーボネートフィルムが適用されるが、種々の厚みの透明樹脂フィルムを適用することができる。
透明導電膜としては、この種の透明樹脂フィルムに適用される各種の透明電極材料を適用することができ、酸化物系の全光透過率が50%以上の透明な金属薄膜を挙げることができる。例えば、酸化錫系、酸化インジウム系、酸化亜鉛系が挙げられる。
酸化インジウム(In2O3)系としては、酸化インジウム、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)、IZO(Indium Zinc Oxide)が挙げられる。
酸化亜鉛(ZnO)系としては、酸化亜鉛、AZO(アルミドープ酸化亜鉛)、ガリウムドープ酸化亜鉛が挙げられる。
本実施形態では、ITO(Indium Tin Oxide)により透明導電膜が形成される。
ただし、スペーサーは、液晶層14の厚みを規定する部材はビーズスペーサー24に限定されず、例えば、フォトレジストを基材21A側に塗工して露光、現像することにより円柱形状に作製してもよい。
なお、上述の説明では、スペーサーは、液晶用第2積層体13に設けられる例を示したが、これに限定されるものでなく、液晶用第1積層体12、液晶用第2積層体13の両方、又は、液晶用第1積層体12にのみ設けられるようにしてもよい。
本実施形態では、光二量化型の材料を使用する。光二量化型の材料としては、例えば、シンナメート、クマリン、ベンジリデンフタルイミジン、ベンジリデンアセトフェノン、ジフェニルアセチレン、スチルバゾール、ウラシル、キノリノン、マレインイミド、又は、シンナミリデン酢酸誘導体を有するポリマー等を挙げることができる。中でも、配向規制力が良好である点で、シンナメート、クマリンの一方又は両方を有するポリマーが好ましく用いられる。このような光二量化型の材料の具体例としては、例えば特開平9−118717号公報、特表平10−506420号公報、特表2003−505561号公報及びWO2010/150748号公報に記載された化合物を挙げることができる。
なお、光配向層に代えてラビング処理により配向層を作製してもよく、微細なライン状凹凸形状を賦型処理して配向層を作製してもよい。
ここで、ノーマリーダークとは、液晶に電圧がかかっていない時に透過率が最小となり、黒い画面になる構造である。ノーマリークリアとは、液晶に電圧がかかっていない時に透過率が最大となり、透明となる構造である。
なお、第1の中間膜形成シート31A及び第2の中間膜形成シート31Bの素材としては、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、COP(シクロオレフィンポリマー)等を用いてもよい。
次に、合わせガラス1の製造方法について説明する。
図3は、合わせガラス1の製造工程の流れを斜視図等により示した図である。
図4は、合わせガラス1の製造方法を説明するフローチャートである。
本実施形態の合わせガラス1の製造は、合わせガラス1の製造のための準備工程として、ステップ(以下、単に「S」と示す。)10で、熱成型工程を行う。熱成型工程では、調光フィルム10を図3中の(a)に示した平坦な状態から、図3中の(b)に示すように、合わせガラス1の3次元形状の曲面に合せた形状に変形させる。熱成型工程の具体的な加工方法は、例えば、真空成型、ホットプレス等により行うことができる。以下、真空成型法、及びホットプレス法を用いた熱成型工程を例示して、説明するが、熱成型の手法は、これらに限らず、他の手法を用いてもよい。
図5に示した真空成型装置100は、吸着ステージ101と、成型用型102と、保持フレーム103と、ヒーター104とを備えている。ここで、成型用型102の表面形状は、第2のガラス板33Bの内面側(調光フィルム10が配置される側)の形状と一致した3次元形状に構成されている。
真空成型装置100を用いた熱成型では、先ず、保持フレーム103に調光フィルム10をセットしてこれを保持する。
次に、この調光フィルム10をヒーター104で調光フィルム10の基材のガラス転移点Tg以上に加熱する。
調光フィルム10の温度が所定の温度(Tg以上の温度)に達したら、ヒーター104を退避させ、吸着ステージ101及び成型用型102を調光フィルム10へ向けて移動させて、調光フィルム10に成型用型102を押し当てる。また、吸着ステージ101に設けられた吸引孔101aからエアを吸引して、調光フィルム10を成型用型102に密着させる。この状態を保持したまま、調光フィルム10をTgより低い温度まで冷却することにより、調光フィルム10は、成型用型102の形状に倣った形状に成型される。
ホットプレス装置200は、下熱成型金型201と、上熱成型金型202とを備えている。
下熱成型金型201内には、ヒーターが内蔵されている。また、下熱成型金型201及び上熱成型金型202の表面形状(型形状)は、第2のガラス板33Bの内面側(調光フィルム10が配置される側)の形状と一致した3次元形状に構成されている。
ホットプレス装置200を用いた熱成型工程では、下熱成型金型201の上に調光フィルム10をセットして、これを加熱して、調光フィルム10の基材のガラス転移点Tg以上に加熱する。そして、上熱成型金型202を押下げて調光フィルム10を成型する。
この状態を保持したまま、調光フィルム10をTgより低い温度まで冷却することにより、調光フィルム10は、下熱成型金型201の形状に倣った形状に成型される。
なお、上熱成型金型202内にもヒーターを設けてもよい。また、上熱成型金型202の代わりに、空気圧で膨張するバルーンを利用してもよい。
図7は、合わせガラス1の製造工程において用いられる主要な部材を並べて示した図である。
図8は、真空ラミネーター300を用いて合わせガラス1の製造を行う状態を示す図である。なお、図8及び後述の図9では、第1の中間膜形成シート31A及び第2の中間膜形成シート31Bは、図示を省略している。
真空ラミネーター(合わせガラス製造装置)300には、ホットプレート305と、金型306とが配置されている。ホットプレート305は、内部にヒーターを備えており、金型306を介して積層体30を加熱する加熱部としての機能を備えている。また、ホットプレート305には、後述するシリコンゴムシート304による加圧力を支持する支持部としての金型306が配置されている。
金型(支持部、3次元接触部)306は、ホットプレート305の上に配置されており、その上面の形状は、第2のガラス板33Bの外側(合わせガラス1となった状態で外側となる調光フィルム10とは反対側の面)の3次元形状と一致した3次元形状の曲面形状に構成されている。したがって、金型306は、上側に凸の構成となっている。金型306は、熱伝導性が高く、かつ、加圧力を受け止めるために十分な強度を備えた材料により構成することが望ましい。本実施形態では、アルミニウムにより金型306を構成した。なお、金型306は、ホットプレート305に対して固定してもよいし、固定しなくてもよい。
金型306は、ホットプレート305により加熱され、その温度は、例えば、熱電対温度計を利用したり非接触の温度計を利用したりして計測され、その計測された温度に基づいて、適正な温度となるように不図示の制御部により制御される。
ここで、両方の3次元形状が「一致」しているか否かは、曲面が完全に「一致」していることが望ましいが、本発明の効果を奏する範囲で多少の差異が存在する場合は、一致していると認められ、本発明に適用可能である。より具体的には、目視確認可能な隙間が両者の間に存在せず、かつ、両者を押し付けながら動かそうとしても、簡単には動かない(ぐらつかない、ガタがない)状態であれば、一致していると判断できる。
また、本実施形態では、あて板ガラス41を用いたが、あて板としては、ガラスが最も好ましいが、他の材料により構成してもよい。
緩衝シート42を設けること、又は、あて板ガラス41の接触面を粗面加工しておくことにより、あて板ガラス41が第1のガラス板33Aに対して貼り付いてしまうことを防止でき、あて板ガラス41が第1のガラス板33Aに対して位置が移動できる自由度をもたせることが可能である。この自由度をもったことにより、後述の加圧時にあて板ガラス41が第1のガラス板33Aに対して倣って微小な位置調整が自動的に行われ、積層体30を均一に加圧することが可能となる。
積層体30は、接合前の状態では、各構成部材が互いに固定されていないので、そのままでは、製造過程で位置ズレが生じたりするおそれがある。また、本実施形態の合わせガラス1は、調光フィルム10を挟み込んだ構成となっていることから、後述の加圧工程では、第1のガラス板33A及び第2のガラス板33Bに均等に圧力をかける必要がある。そこで、本実施形態では、積層体30を製造行程中に安定的に保持することができるように、支持体43を配置する。
また、支持体43の高さは、積層体30の上にあて板ガラス41を載せた状態における端部の高さと同じか、若干低い高さとする。さらに、支持体43の上面の形状は、あて板ガラス41の端面の稜線形状に沿った2次元曲面として構成した。
なお、支持体43は、4つの部材を配置しているように図示しているが、これに限らず、枠形状に構成された部材としてもよいし、2部材により構成してもよく、その形態は適宜変更してもよい。
本実施形態では、この真空工程と、後述の加圧工程とを、真空ラミネーターによるプレラミネート加工と呼ばれる手法によって行う。
真空ラミネーター300によるプレラミネート加工では、第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bの2つの空間を備えた圧力容器301を用いる。第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bとの境界には、シリコンゴムシート(加圧部)304が設けられており、第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bとの間は気密状態を保てるようになっている。また、第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bとには、それぞれ、通気孔302,303が設けられており、外部のエアポンプにそれぞれが独立して接続されている。したがって、第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bとは、それぞれの空間を独立して減圧する程度を制御可能である。また、第1チャンバ301Aの底面は、ヒーターが内蔵されたホットプレート(加熱部)305が配置されており、第1チャンバ301A内の被加工物を加熱することができる。
このS70の加圧工程は、S50の真空工程及びS60の加熱工程に引き続いて連続的に行われ、先に示した圧力容器301の第1チャンバ301A内に積層体30を真空状態においたまま行われる。加圧工程では、第1チャンバ301Aを真空状態に維持し、かつ、第2チャンバ301B内の減圧状態を調整して、第1チャンバ301Aと第2チャンバ301Bとの差圧が積層体30に加えるべき圧力と一致するように調整する。例えば、積層体30に大気圧以下の圧力を加える場合には、第2チャンバ301B内の吸引を抑制したり停止したりして、大気圧以下の気圧に相当する空気が第2チャンバ301B内に流入するようにする。
図9は、第2実施形態における真空ラミネーター300Bによるプレラミネート加工の概要を説明する図である。
第2実施形態の真空ラミネーター300Bは、金型306Bの形態が異なる他は、第1実施形態の真空ラミネーター300と同様であり、製造する合わせガラス1は、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態では、金型306Bが、下向きに凹んだ構成としている。
第1実施形態では、金型306は、上向きに凸の構成としていた。第1実施形態の構成は、中央部に加圧力が十分に加わることから、中央部の接着不良を防ぐことができる。その反面、第1実施形態の構成では、中央部に加圧力が加わりすぎる場合もあり、そのような場合には、液晶溜まりが生じるおそれがある。
第2実施形態の構成とすることにより、この液晶溜まりを抑制することができる。
このように、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とは、双方に利点があるので、合わせガラス1の形状や大きさによって、好ましい構成を選択して用いるとよい。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
金型(3次元接触部)306,306Bは、ホットプレート305の上に固定されている別部材で構成した例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、金型内にヒーターを内蔵して金型とホットプレートとを1つの部材で構成してもよい。
12 液晶用第1積層体
13 液晶用第2積層体
14 液晶層
15 液晶セル
21A,21B 基材
22A,22B 透明電極
23A,23B 配向層
24 ビーズスペーサー
25 シール材
30 積層体
31A 第1の中間膜形成シート
31B 第2の中間膜形成シート
33A 第1のガラス板
33B 第2のガラス板
41 あて板ガラス
42 緩衝シート
43 支持体
100 真空成型装置
101 吸着ステージ
101a 吸引孔
102 成型用型
103 保持フレーム
104 ヒーター
200 ホットプレス装置
201 下熱成型金型
202 上熱成型金型
300,300B 真空ラミネーター
301 圧力容器
301A 第1チャンバ
301B 第2チャンバ
302,303 通気孔
304 シリコンゴムシート(加圧部)
305 ホットプレート(加熱部)
306,306B 金型(支持部、3次元接触部)
Claims (20)
- 3次元形状の表面形状を有する第1のガラス板と第2のガラス板とで液晶フィルムを挟んだ積層体を接合した合わせガラスを製造する合わせガラス製造装置であって、
前記第1のガラス板と第2のガラス板とが接合する方向に前記第1のガラス板に加圧力を与える加圧部と、
前記加圧部により加圧される前記積層体を前記第2のガラス板側で支持する支持部と、
を備え、
前記支持部は、前記積層体側の面の形状が、前記第2のガラス板の3次元形状と一致する形状に構成された3次元接触部を備える合わせガラス製造装置。 - 請求項1に記載の合わせガラス製造装置において、
少なくとも前記積層体を加圧前に加熱する加熱部を有しており、
前記支持部は、前記加熱部上に別部材として配置されていること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項1に記載の合わせガラス製造装置において、
少なくとも前記積層体を加圧前に加熱する加熱部を有しており、
前記支持部は、前記加熱部と一体となって構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の合わせガラス製造装置において、
前記3次元接触部の接触面は、上方に向けて凸形状に構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の合わせガラス製造装置において、
前記3次元接触部の接触面は、下方に向けて凹形状に構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の合わせガラス製造装置において、
前記加圧部と前記第1のガラス板との間には、前記第1のガラス板の3次元形状と一致する形状に構成されたあて板が配置されること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項6に記載の合わせガラス製造装置において、
前記あて板は、加圧方向に沿った方向から見た外形形状が、前記積層体の外形形状と一致していること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の合わせガラス製造装置において、
前記あて板と前記第1のガラス板との間には、前記第1のガラス板の3次元形状と一致する形状に成型された緩衝シートが挟まれた状態で加圧を行うこと、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 請求項6から請求項8までのいずれかに記載の合わせガラス製造装置において、
前記あて板の接触面は、粗面加工された面であること、
を特徴とする合わせガラス製造装置。 - 3次元形状の表面形状を有する第1のガラス板と第2のガラス板とで液晶フィルムを挟んだ積層体を接合した合わせガラスを製造する合わせガラス製造方法であって、
前記積層体を支持部と加圧部との間に配置する積層体配置工程と、
前記積層体を配置した状態で前記第1のガラス板の板面を加圧する加圧工程と、
を備え、
前記支持部には、前記積層体側の面の形状が、前記第2のガラス板の3次元形状と一致する形状に構成された3次元接触部が設けられている合わせガラス製造方法。 - 請求項10に記載の合わせガラス製造方法において、
少なくとも前記第1のガラス板及び第2のガラス板に接触する部分を、前記加圧工程の前に所定の温度に加熱すること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項10又は請求項11に記載の合わせガラス製造方法において、
少なくとも前記積層体を加圧前に加熱する加熱部を有しており、
前記支持部は、前記加熱部上に別部材として配置されていること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項12に記載の合わせガラス製造方法において、
前記支持部は、前記加熱部と一体となって構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項10から請求項13までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記第1のガラス板と前記加圧部との間に、前記第1のガラス板の表面形状と一致する接触面形状を備えたあて板を前記積層体上に配置するあて板配置工程をさらに備えること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項14に記載の合わせガラス製造方法において、
前記あて板は、厚さが3mm以上のガラス板により構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項14又は請求項15までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記あて板は、加圧方向に沿った方向から見た外形形状が、前記積層体の外形形状と一致していること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項14から請求項16までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記あて板と前記第1のガラス板との間には、前記第1のガラス板の3次元形状と一致する形状に成型された緩衝シートが挟まれた状態で加圧を行うこと、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項14から請求項16までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記あて板の接触面は、粗面加工された面であること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項10から請求項18までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記3次元接触部の接触面は、上方に向けて凸形状に構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。 - 請求項10から請求項18までのいずれかに記載の合わせガラス製造方法において、
前記3次元接触部の接触面は、下方に向けて凹形状に構成されていること、
を特徴とする合わせガラス製造方法。
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