JP2018141891A - 調光フィルム及び合わせガラス - Google Patents

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啓介 三浦
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裕介 萩原
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Abstract

【課題】合わせガラスにした際に色ムラが発生しない調光フィルム、及び色ムラが発生しない合わせガラスを提供すること。【解決手段】本発明の調光フィルム10は、少なくとも樹脂基材21Aを有する第1の積層体12と、少なくとも樹脂基材21Bを有する第2の積層体13と、前記第1の積層体12と前記第2の積層体13との間に挟持された液晶層14と、前記液晶層14内に配置され、前記液晶層14の厚みを保持するスペーサ24と、を備え、前記液晶層14が、非密閉状態である。【選択図】図1

Description

本発明は、調光フィルム及び合わせガラスに関する。
従来、例えば、窓に貼り付けて外来光の透過を制御する調光フィルムに関する工夫が種々提案されている(特許文献1、2)。このような調光フィルムの1つに、液晶を利用したものがある。このような液晶を利用した調光部材は、透明電極を備えた透明フィルム材により液晶材料を挟持して液晶セルを製造し、その液晶セルを直線偏光板により挟持する。
この調光部材では、液晶に印加する電界を変更して液晶の配向を変更することにより外来光の透過を制御する。
また、調光フィルムを2枚のガラス板間に配置して、電子ブラインドの機能を備えた合わせガラスとする場合もある。この合わせガラスは、中間材を間に挟んで2枚のガラス板を積層、加熱、押圧して一体化している。
特開平03−47392号公報 特開平08−184273号公報
このように液晶を用いた調光フィルムを2枚のガラス板間に配置して合わせガラスとする場合、調光フィルムにおける外縁より一定の距離離れた領域に、外縁に沿って色ムラが発生する場合がある。ここで、色ムラとは液晶層の膜厚ムラに起因し、面内の色バラツキが大きくなる現象である。
調光フィルムは、2枚の樹脂基材の間に液晶が配置され、液晶の外周部はシール材で囲まれている。本発明者らは、鋭意検討した結果、この色ムラの発生には、シール材に囲まれる液晶層の厚みの変動が影響していること見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、合わせガラスにした際に色ムラが発生しない調光フィルム、及び色ムラが発生しない合わせガラスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、以下のものを提供する。
(1)少なくとも樹脂基材を有する第1の積層体と、少なくとも樹脂基材を有する第2の積層体と、前記第1の積層体と前記第2の積層体との間に挟持された液晶層と、前記液晶層内に配置され、前記液晶層の厚みを保持するスペーサと、を備え、前記液晶層が、非密閉状態である、調光フィルム。
(2) (1)において、記載の調光フィルムであって、前記液晶層の外周にはシール材が設けられ、前記シール材は外部との流路が設けられている調光フィルム。
(3) (1)または(2)の調光フィルムと、前記調光フィルムを、中間層を間に挟んで挟持する2枚のガラスと、を備えた合わせガラス。
本発明によれば、合わせガラスにした際に色ムラが発生しない調光フィルム、及び色ムラが発生しない合わせガラスを提供することができる。
第1実施形態に係る調光フィルム10を備えた合わせガラス1の構成を説明する断面図である。 第1実施形態の調光フィルム10の構成を説明する断面図である。 合わせガラス1の製造工程を示すフローチャートである 比較形態における、色ムラの観察結果を示した図である。 比較形態の合わせガラス101の製造時における調光フィルム110で発生していると考えられる現象を説明する図で、(a)はガラス積層工程における加熱及び加圧前の状態を示し、(b)は加熱及び加圧後の状態を示す。 (a)は、第2実施形態のシール材25の配置例を示す図であり、(b)、(c)は変形形態である。 図6(a)の調光フィルム10AのI−I線に沿った断面図である。 第2実施形態での調光フィルム10Aの製造時における調光フィルム10Aで発生していると考えられる現象を説明する図で、(a)はガラス積層工程における加熱及び加圧前の状態を示し、(b)は加熱及び加圧後の状態を示す。
(合わせガラス)
図1は、本発明の実施形態に係る調光フィルム10を備えた合わせガラス1の構成を説明する断面図である。
合わせガラス1は、中間層4,5を間に挟んだ状態で、板ガラス2,3により調光フィルム10を挟持している。調光フィルム10の外周部は中間層4,5と同じ材料である中間層6に囲まれている。
板ガラス2,3は、この種の合わせガラス1に適用可能な種々の材料を広く適用することができる。
中間層4,5,6は、調光フィルム10と板ガラス2,3との接着層として機能するとともに加熱することにより流動性を生じる熱可塑性の樹脂で、例えばポリビニルブチラール樹脂(PVB)、架橋エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(架橋EVA)、ポリウレタン、アイオノマー等が挙げられる。
(調光フィルム)
図2は実施形態の調光フィルム10の構成を説明する断面図であり、実線で示す部分が合わせガラス1に用いられる調光フィルム10である。
調光フィルム10は、液晶を利用して透過光を制御するフィルム状の部材であり、第1直線偏光板26A及び第2直線偏光板26Bにより調光フィルム用の液晶セル27を挟持して構成される。
(直線偏光板)
第1直線偏光板26A及び第2直線偏光板26Bは、偏光子を含むものであれば特に限定されるものではなく、偏光子の片側又は両側に偏光板保護フィルムを有するものであってもよい。
偏光子は、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)のような親水性ポリマーからなるフィルムを二色性色素であるヨウ素を含有する水溶液に浸漬させて延伸することによりポリビニルアルコールとヨウ素との錯体を形成させた偏光子や、ポリ塩化ビニルのようなプラスチックフィルムを処理してポリエンを配向させたものからなる偏光子等を挙げることができる。
また、ヨウ素の代わり二色性色素として二色性染料を用いる場合は、二色性染料として、アゾ系染料、スチルベン系染料、メチン系染料、シアニン系染料、ピラゾロン系染料、トリフェニルメタン系染料、キノリン系染料、オキサジン系染料、チアジン系染料、アントラキノン系染料等が用いられる。
上述の偏光板保護フィルムは、上述の偏光子を保護することができ、且つ、所望の透明性を有するものであれば特に限定されるものではない。偏光板保護フィルムの材料としては、例えば、アセチルセルロース系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、アモルファスポリオレフィン、変性アクリル系ポリマー、ポリスチレン、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等あるいは、アクリル系、ウレタン系、アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型、又は紫外線硬化型の樹脂等を挙げることができる。中でも、上述の樹脂材料としてアセチルセルロース系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、又はアクリル系樹脂を用いることが好ましい。その中でも特に、アセチルセルロース系樹脂であるトリアセチルセルロース(TAC)が好適である。
第1直線偏光板26A及び第2直線偏光板26Bは、クロスニコル配置により、アクリル系透明粘着樹脂等による接着剤層により液晶セル27に配置される。なお、第1直線偏光板26A及び第2直線偏光板26Bには、それぞれ液晶セル27側に光学補償のための位相差フィルム(図示せず)が設けられるが、位相差フィルム(図示せず)は、必要に応じて省略してもよい。またクロスニコル配置に代えてパラレルニコル配置により配置してもよい。
(液晶セル)
液晶セル27は、フィルム状の第1積層体12と第2積層体13により、液晶層14を挟持して構成される。
(下側積層体、上側積層体)
第2積層体13には、第2基材21Bに、第2透明電極22B、第2配向層23B、及びビーズスペーサ24を積層して形成される。
第1積層体12は、第1基材21Aに、第1透明電極22A及び第1配向層23Aを積層して形成される。
(基材)
第1基材21A、第2基材21Bは、種々の透明樹脂フィルムを適用することができるが、光学異方性が小さく、また、可視域の波長(380〜800nm)における透過率が80%以上である透明樹脂フィルムを適用することが望ましい。
透明樹脂フィルムの材料としては、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等のアセチルセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、EVA等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリサルホン(PEF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリスルホン、ポリエーテル(PE)、ポリエーテルケトン(PEK)、(メタ)アクロニトリル、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー等の樹脂を挙げることができる。
特に、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂が好ましい。
本実施形態において、第1基材21A、第2基材21Bは、厚み100μmのポリカーボネートフィルムが適用されるが、種々の厚みの透明樹脂フィルムを適用することができる。
(透明電極)
第1透明電極22A、第2透明電極22Bは、上記透明樹脂フィルムと透明樹脂フィルムに積層される透明導電膜から構成されている。
透明導電膜としては、この種の透明樹脂フィルムに適用される各種の透明電極材料を適用することができ、酸化物系の全光透過率が50%以上の透明な金属薄膜を挙げることができる。例えば、酸化錫系、酸化インジウム系、酸化亜鉛系が挙げられる。
酸化錫(SnO)系としてはネサ(酸化錫SnO)、ATO(Antimony Tin Oxide:アンチモンドープ酸化錫)、フッ素ドープ酸化錫が挙げられる。
酸化インジウム(In)系としては、酸化インジウム、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)、IZO(Indium Zic Oxide)が挙げられる。
酸化亜鉛(ZnO)系としては、酸化亜鉛、AZO(アルミドープ酸化亜鉛)、ガリウムドープ酸化亜鉛が挙げられる。
本実施形態では、ITO(Indium Tin Oxide)により透明導電膜が形成される。
(スペーサ)
本実施形態ではスペーサとして球形状のビーズスペーサ24を用いる。ビーズスペーサ24は、液晶層14における外周部を除く部分の厚み(セルギャップ)を規定するために設けられる。ビーズスペーサ24は、シリカ等による無機材料による構成、有機材料による構成、これらを組み合わせたコアシェル構造の構成等を広く適用することができる。また球形状による構成の他、円柱形状、角柱形状等によるロッド形状により構成してもよい。
ただし、液晶層14の厚みを規定する部材はビーズスペーサ24に限定されず、例えば、フォトレジストを第1基材21A側に塗工して露光、現像することにより円柱形状に作製してもよい。
なお、上述の説明では、スペーサは、第2積層体13に設けられる例を示したが、これに限定されるものでなく、第1積層体12、第2積層体13の両方、又は、第1積層体12にのみ設けられるようにしてもよい。
(配向層)
第1配向層23A、第2配向層23Bは、光配向層により形成される。光配向層に適用可能な光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができ、例えば、光分解型、光二量化型、光異性化型等を挙げることができる。
本実施形態では、光二量化型の材料を使用する。光二量化型の材料としては、例えば、シンナメート、クマリン、ベンジリデンフタルイミジン、ベンジリデンアセトフェノン、ジフェニルアセチレン、スチルバゾール、ウラシル、キノリノン、マレインイミド、又は、シンナミリデン酢酸誘導体を有するポリマー等を挙げることができる。中でも、配向規制力が良好である点で、シンナメート、クマリンの一方又は両方を有するポリマーが好ましく用いられる。このような光二量化型の材料の具体例としては、例えば特開平9−118717号公報、特表平10−506420号公報、特表2003−505561号公報及びWO2010/150748号公報に記載された化合物を挙げることができる。
なお、光配向層に代えてラビング処理により配向層を作製してもよく、微細なライン状凹凸形状を賦型処理して配向層を作製してもよい。
(液晶層)
液晶層14は、この種の調光フィルム10に適用可能な各種の液晶材料を広く適用することができる。具体的に、液晶層14には、重合性官能基を有していない液晶化合物として、ネマチック液晶化合物、スメクチック液晶化合物及びコレステリック液晶化合物を適用することができる。
ネマチック液晶化合物としては、例えば、ビフェニル系化合物、ターフェニル系化合物、フェニルシクロヘキシル系化合物、ビフェニルシクロヘキシル系化合物、フェニルビシクロヘキシル系化合物、トリフルオロ系化合物、安息香酸フェニル系化合物、シクロヘキシル安息香酸フェニル系化合物、フェニル安息香酸フェニル系化合物、ビシクロヘキシルカルボン酸フェニル系化合物、アゾメチン系化合物、アゾ系化合物、及びアゾオキシ系化合物、スチルベン系化合物、トラン系化合物、エステル系化合物、ビシクロヘキシル系化合物、フェニルピリミジン系化合物、ビフェニルピリミジン系化合物、ピリミジン系化合物、及びビフェニルエチン系化合物等を挙げることができる。
スメクチック液晶化合物としては、例えば、ポリアクリレート系、ポリメタクリレート系、ポリクロロアクリレート系、ポリオキシラン系、ポリシロキサン系、ポリエステル系等の強誘電性高分子液晶化合物を挙げることができる。
コレステリック液晶化合物としては、例えば、コレステリルリノレート、コレステリルオレエート、セルロース、セルロース誘導体、ポリペプチド等を挙げることができる。
調光フィルム10は、第1透明電極22A、第2透明電極22Bに、所定周期で極性が切り替わる交流電圧が印加され、この交流電圧により液晶層14に電界が形成される。また、この電界により液晶層14に設けられた液晶分子の配向が制御され、透過光が制御される。
実施形態の調光フィルム10における液晶層14の配向制御には、VA方式(Virtical Alignment、垂直配向型)が適用される。VA方式は、基板上に形成した透明電極の上に垂直方向に配向規制力を有する配向膜を設け、上下基板で液晶層14を挟む構成である。
VA方式は、無電界時、液晶層14の液晶分子は垂直配向し、これにより調光フィルム10は、入射光を遮光して遮光状態となり、また、この電界の印加により、液晶層14の液晶が水平配向し、調光フィルム10は、入射光を透過して透過状態となる。
このVA方式のように、無電界時に遮光状態となり、電界印加時に透過状態となるような光の制御モードをノーマリーブラックモードという。
しかし、VA方式に代えて、TN(Twisted Nematic)方式、IPS(In Plane Switching)方式、GH(Guest Host)方式等、種々の駆動方式を適用してもよい。
ここで、TN方式は、基板上に形成した透明電極の上に、配向方向が90°異なるようなラビング処理等を行った配向膜を付け、上下基板で液晶層14を挟む構成である。配向膜の配向規制力により液晶分子は配向膜の配向方向に沿って並び、その液晶分子に沿って他の液晶分子が配向するため、液晶分子の方向が90°捩じれる形で配向する。そして上下基板の外側に、配向膜の配向方向と平行に偏光板を配置する。
TN方式は、無電界時、偏光板を通過した光は直線偏光となり液晶に入る。液晶分子は90°捩じれて配向されているので、入射した光も90°捩じれて通過するため、下の偏光板を通過できる。これにより調光フィルム10は、入射光を透過して透過状態となる。
また、この電界の印加により液晶分子が直立して捩じれがとれるが、配向膜表面では配向規制力の方が強いため、液晶分子の配向方向は配向膜に沿ったままである。このような状態では、液晶分子は通過する光に対しては等方的であるため、液晶層14に入射された直線偏光の偏光方向の回転は生じない。従って、上の偏光板を通過した直線偏光は下の偏光板を通過できず、調光フィルム10は、入射光を遮光して遮光状態となる。
このTN方式のように、無電界時に透過状態となり、電界印加時に遮光状態となるような光の制御モードをノーマリーホワイトモードという。
また、IPS方式は、一方の基材に電極をまとめて作成し、この電極による電界により配向させた液晶分子を基板に対して横(水平)方向に回転させることにより透過光量を制御する方式である。
更に、GH方式は、ホストであるネマチック液晶中にゲストとして二色性色素を溶解させた液晶組成物を用いる方式である。二色性色素は、1軸の光吸収軸を有し、光吸収軸方向に振動する光のみを吸収することから、電場による液晶の動きに合わせて、二色性色素の配向を変化させ、光吸収軸の向きを制御することにより、液晶セルの透過状態を変化させることができる。なお、調光フィルム10がGH方式により製造される場合は、直線偏光板は省略することができる。
また、液晶セル27は、光配向層のパターンニング等によりいわゆるマルチドメイン方式により液晶材料を駆動してもよく、更にはシングルドメインにより駆動してもよい。
更に、調光フィルム10は、上述の液晶による調光フィルムの他、透過光量を調整可能な各種調光フィルムを使用する場合に広く適用することができる。
また、図2において符号25で示す点線部分は、シール材25であるが、後述するように、シール材25は、調光フィルム10の製造過程におけるトリミング工程においてトリミングされるので、トリミング後において液晶層14は、図2の実線で示すように外周がシール材25で覆われていない。すなわち、液晶層14の外周は、外部と連通しており、非密封状態である。
(製造工程)
図3は、調光フィルム10及び合わせガラス1の製造工程を示すフローチャートである。
まず、第2積層体製造工程SP2において、第2積層体13が製造される。第2積層体製造工程SP2は、第2透明電極製造工程SP2−1、第2配向層製造工程SP2−2、第2スペーサ配置工程SP2−3を含む。
第2透明電極製造工程SP2−1において、第2基材21Bにスパッタリング等の真空成膜法により、ITOを用いて第2透明電極22Bが製造される。
第2配向層製造工程SP2−2において、第2配向層23Bに係る塗工液を塗工して乾燥した後、紫外線の照射により硬化させることで第2配向層23Bが製造される。
スペーサ配置工程SP2−3において、ビーズスペーサ24を分散させた塗工液をスピンコート法等により塗工した後、乾燥、焼成の処理を順次実行し、これにより第2基材21Bの全面に、ビーズスペーサ24をランダムに配置する。これらにより第2積層体13が製造される。
続く第1積層体製造工程SP3は、スペーサ配置工程を含まない以外、第2積層体製造工程SP2と同様である。すなわち、第1積層体製造工程SP3は、第1透明電極製造工程SP3−1と、第1配向層製造工程SP3−2とを含む。第1透明電極製造工程SP3−1において、第1基材21AにITOによる第1透明電極22Aが製造される。次いで、第1配向層製造工程SP3−2において、第1配向層23Aが配置される。これらにより第1積層体12が製造される。
第1積層体製造工程SP3に続くシール材塗工工程SP4において、ディスペンサを使用して枠状に第2積層体13にシール材25を塗工する。なお、シール材25はエポキシ樹脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂等を適用することができ、本実施形態ではUV(紫外線)熱硬化性樹脂を用い、液晶層14を囲むように、矩形枠状のシール材25が配置されている。
ここで、シール材25は、塗布後、図2に点線で示すように断面が楕円になる。この状態でのシール材25の最大厚み(楕円の短径)HMAXがビーズスペーサ24の厚み(ビーズスペーサ24の直径,セルギャップ)HCGよりも低いと、液晶層14の厚みが一定に保たれない。従って、シール材25の最大厚みHMAXが、ビーズスペーサの厚みHCG以上となるように、シール材25を塗工する。
このシール材25は、後述のトリミング工程において除去される。
次いで、液晶流入工程SP5において、この枠状のシール材25の内部に液晶14Aを流入する。
なお液晶14Aの配置にあっては、本実施形態においては、多点ODF(One Drop Filling)注入法を用いる。多点ODFとは、シール材25内における複数の位置に、他方の積層体を貼り合わせる前に、ディスペンサ等によって液晶材料を滴下する方法である。
また、多点ODF注入法に限らず、第1積層体12、第2積層体13を積層した後、液晶層14に係る部位に形成される空隙に、液晶14Aを配置する方法等を用いてもよい。
積層工程SP6において、第1積層体12、第2積層体13を、例えばローラで押圧しつつ貼合することにより、第2積層体13に配置した液晶14Aを押し広げる。この際、調光フィルム10の中央部における第1積層体12と第2積層体13との間の距離は、ビーズスペーサ24の厚みHCGに保持される。
その後、シール材硬化工程SP7において紫外線照射及び加熱によりシール材25を硬化させ、液晶セル27が製造される。
続く貼合工程SP8において、液晶セル27の両側に、第1直線偏光板26Aと第2直線偏光板26Bとを接着剤により貼合することにより、調光フィルム(トリミング前)が製造される。なお、ゲストホスト型液晶を用い、直線偏光板を適用しない場合はこの貼合工程を省略することができる。
この際、図2において点線で示すように、シール材25の楕円形状に沿って、それぞれの層が積層されるので、調光フィルム10の外周部は盛り上がっている。
続くトリミング工程SP9において、このようにして作製されたトリミング前の調光フィルムを、シール材25よりも内側でシール材25に沿った矩形形状にトリミングすることによって、調光フィルム10が完成する。なお、トリミングは、レーザービームの照射、金型を使用したトリミング等、この種のフィルム材のトリミングに適用可能な種々の手法を広く適用することができる。
本実施形態では、このようにトリミング前の調光フィルムをシール材25よりも内側でシール材25に沿った矩形形状にトリミングするので、トリミング後の調光フィルム10の液晶層14は、図2の実線で示すように外周がシール材25で覆われていない。すなわち、液晶層14の外周は、外部と連通しており、非密封状態である。
なお、本実施形態では、第1直線偏光板26A及び第2直線偏光板26Bの貼合工程SP8をトリミング工程SP9の先にした。この場合、液晶セル27と第1直線偏光板26Aと第2直線偏光板26Bとのトリミングを一回で出来る。
しかし、これに限定されず、貼合工程SP8とトリミング工程SP9との順序は逆であってもよい。トリミング工程SP9の後に貼合工程SP8とすると、シール材25の巾の中点に第1直線偏光板26Aと第2直線偏光板26Bの端部を配置することができ、信頼性が向上する。
次に、ガラス積層工程SP10において、調光フィルム10を用いた合わせガラス1を製造する。合わせガラス1を製造する際、まず、板ガラス3上に中間層5を配置し、その上に調光フィルム10が入る大きさの開口6aが設けられた中間層6を配置する。次いで、開口6aに調光フィルム10を配置し、その上に中間層4及び板ガラス2を配置する。
その後、調光フィルム10、中間層4,5,6、板ガラス2,3が積層された積層体を加熱及び加圧する。加熱及び加圧によって中間層4,5,6は調光フィルム10と密着し、調光フィルム10、中間層4,5,6、板ガラス2,3が一体化されて、合わせガラス1が作製される。なお、中間層6は省略されても良い。
次に、上述のトリミング工程において、トリミング前の調光フィルムをシール材25よりも内側でシール材25に沿った矩形形状にトリミングして液晶層14を非密封状態とする理由について比較形態を用いて説明する。
図4は、調光フィルム110を合わせガラス101にした場合の比較形態における、色ムラの観察結果を示した図である。
なお、以下の比較形態の調光フィルム110、合わせガラス101の説明及び図面において、上述の第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
比較形態は、シール材25が液晶層14の全周に設けられ、液晶層14が密封されている調光フィルム110を用いた合わせガラス101である。すなわち、調光フィルム110は、図2で示した点線部分も含んだ形態である。
比較形態の合わせガラス101は、図示するように、調光フィルム110の縁部(シール材25)から所定距離離間した部分に、濃い色の色ムラMが観察される。この色ムラMは、合わせガラス101にする前の状態の調光フィルム110単体においては発生せず、合わせガラス101とした場合に発生する現象である。
これについて、以下のように考える。図5は、比較形態の合わせガラス101の製造時における調光フィルム110で発生していると考えられる現象を説明する図であり、(a)はガラス積層工程における加熱及び加圧前の状態を示し、(b)は加熱及び加圧後の状態を示す。
シール材25の最大厚みHMAXは、液晶層14の厚みを均等にする観点から、ビーズスペーサ24の厚みHCGより大きくなるように形成される。したがって比較形態のように、ビーズスペーサ24を含む液晶層14とその外周部を囲むシール材25とを、第1積層体12と第2積層体13とで挟持して調光フィルム110を製造した場合、調光フィルム110の外周部(シール材25が存在する部分)の厚みは、図示するように盛り上がって隆起部30が形成されている。
比較形態の調光フィルム110は、シール材25よりも外側でトリミングされるので、この隆起部30は削除されていない。
合わせガラス101にする前の状態においても、調光フィルム110には、図2に示すように、隆起部30が形成されている。しかし、合わせガラス101にする前における液晶層14の厚みは、液晶層を挟む積層体がシール材が存在する部分で変形することによって、全体でほぼ均一であり、調光フィルム110単体では外周部での色ムラは観察されない。
この調光フィルム110は、図5(a)に示すように、中間層4,5,6及び板ガラス2,3(中間層5及び板ガラス3は図示せず)によって挟持される。この状態においても調光フィルム110の色ムラは観察されない。
その後、図5(b)に示すように、調光フィルム110は加熱及び加圧される。このとき、中間層4,5,6は、加熱によって柔軟になった材料が流動性を有し、変形可能となる。この状態で、調光フィルム110が両方の板ガラス2,3によって押圧されると、調光フィルム110の隆起部30は硬化しているので中間層4,5を押圧する。
押圧された中間層4,5の隆起部30に当接する部分はへこみ、へこんだ部分にあった材料は隣接する個所に図5(b)中矢印Aのように流動する。そうすると、中間層4,5において材料が移動してきた部分は、流動で移動してきた材料の分、厚くなり、突起部41が形成される。
この突起部41は、調光フィルム10のシール材25よりも内側に対応する部分に形成される。
調光フィルム110は、中間層4,5の突起部41によって押圧され、調光フィルム110の液晶層14における、中間層4,5の突起部41によって押圧された部分42の膜厚は薄くなる。
この薄くなった部分に存在していた液晶は、液晶層14内のシール材25と反対方向に移動する。そうすると、液晶が移動した部分43の液晶層14は厚くなる。
このように液晶層14の膜厚が厚くなった部分43は、他の部分と厚みが異なるため、色ムラが生じる。特に、液晶層14の膜厚が厚くなった部分43と薄くなった部分42との間は、膜厚差が大きいため、色ムラが顕著になる。
しかし、本実施形態では、このように調光フィルム10をシール材25よりも内側でシール材25に沿った矩形形状にトリミングするので、トリミング後の調光フィルム10の液晶層14は、図2の実線で示すように外周がシール材25で覆われていない。
したがって、シール材25によって形成される比較形態の調光フィルム110のような隆起部30を有さず、液晶層14に膜厚の変動が生じてしまうのを極力抑制することができる。そのため、上述のような色ムラが発生しない調光フィルム10、及び合わせガラス1を提供することができる。
また、本実施形態の調光フィルム10は液晶層14の外周にシール材25が設けられていないため、調光フィルム10単体として用いた場合、液晶の漏れ等の可能性も考えられるが、本実施形態によると、調光フィルム10は合わせガラス1の内部に組み込まれて外周が覆われるので液晶の漏れ等は生じない。
(第2実施形態)
第1実施形態の調光フィルム10は、シール材25を含まないものであったが、本発明はこれに限定されない。図6(a)は、第2本実施形態の調光フィルム10Aにおけるシール材25の配置例を示す図であり、(b)、(c)は変形形態である。図7は、図6(a)の調光フィルム10AのI−I線に沿った断面図である。
第2実施形態の調光フィルム10Aは、シール材25が設けられているが、シール材25は液晶層14の外周の全周を覆わず、一部に隙間Sが設けられている。すなわち、本実施形態では、液晶層14の外周に、液晶が流れ出ることができる外部との流路が形成されたシール材25が設けられている。
シール材塗工工程SP4においては、ディスペンサを使用して枠状に第2積層体13にシール材25を塗工するが、この際、シール材25を断続的に塗布する。
なお、その他の構成については第1実施形態と同様であり、同様な部分の構成については説明を省略する。
調光フィルム10Aは、トリミング工程において、シール材25よりも外側でトリミングされる。すなわちトリミング工程においてシール材25は除去されない。
ここで、調光フィルム10Aは、図7に示すように、その外周においてシール材25が配置されている部分(図7の右側端部)と、シール材25が配置されていない部分(図7の左側端部)とを有する。そして、シール材25が設けられている部分では、本実施形態においても、シール材25の最大厚みHMAXは、ビーズスペーサ24の厚みHCGより大きい。したがって、調光フィルム10Aの外周部におけるシール材25が設けられている部分の厚みは、図示するように、わずかに盛り上がり、隆起部30が形成される。
図8は、第2実施形態の調光フィルム10Aの製造時における調光フィルム10Aで発生していると考えられる現象を説明する図で、(a)はガラス積層工程における加熱及び加圧前の状態を示し、(b)は加熱及び加圧後の状態を示す。
まず、第2実施形態の調光フィルム10Aは、図8(a)に示すように、中間層4,5,6及び板ガラス2,3(中間層5及び板ガラス3は図示せず)によって挟持される。
その後、図8(b)に示すように、調光フィルム10Aは板ガラス2,3(板ガラス2のみ図示)で挟持された状態で加熱及び加圧される。このとき、中間層4,5,6(中間層4,6のみ図示)は、加熱によって柔軟になった材料が流動性を有し、変形可能となる。この状態で、調光フィルム10Aが両方の板ガラス2,3によって押圧されると、調光フィルム10Aの隆起部30は硬化しているので中間層4,5を押圧する。
隆起部30によって押圧された中間層4,5の隆起部30に当接する部分はへこみ、そこにあった材料は隣接する個所に図8(b)中矢印Aのように流動する。そうすると、中間層4,5において材料が移動してきた部分は、流動で移動してきた材料の分、厚くなり、突起部41が形成される。この突起部41は、調光フィルム10のシール部分よりも内側に対応する部分に形成される。
調光フィルム10Aは、中間層4,5の突起部41によって押圧され、調光フィルム110の液晶層14における、中間層4,5の突起部41によって押圧された部分42の膜厚は薄くなる。そして、この薄くなった部分に存在していた液晶は移動する。
しかし、本実施形態によると、第1実施形態の比較形態と異なり、シール材25は、液晶層14の外周を全周に設けられておらず、断続的に設けられている。すなわち、シール材25の一部に隙間Sが設けられ、液晶層14の外周に外部との流路が形成されている。
そのため、図8(b)に示すように、移動した液晶は、図中左側のように、調光フィルム10の外部の中間層6と調光フィルム10との間の隙間に流出する。
したがって、比較形態のように、移動した液晶によって液晶層14が部分的に厚くなることがない。なお、中間層6は押圧されて調光フィルム10の側面に移動するが、徐々に移動するので液晶の流出は可能である。
以上より、液晶層14の膜厚が薄くなった部分42と、その部分42と隣接する部分との間で膜厚差が大きくなることがなく、色ムラが生じにくい調光フィルム、及び合わせガラスを提供することができる。
また、調光フィルム10Aのシール材25は、隙間Sと交互に断続的に形成されているので、液晶層14の膜厚が薄くなった部分も上述の比較形態の調光フィルム110に比して、膜厚が薄くなる程度が小さくなる。そのため、本実施形態の合わせガラスは、上述の比較形態に比して色ムラの発生を抑制することができる。
図6(b)、(c)は第2実施形態の変形例の調光フィルム10Bと10Cとを示す図である。シール材25の隙間は、図6(a)の調光フィルム10Aのような複数個所でなくてもよく、図6(b)の調光フィルム10Bのような一か所でもよい。
また、図6(c)で示すように、シール材25に隙間が設けられていればシール材25が一部、二重になっているような構成であってもよい。図6(c)で示す調光フィルム10Cは、シール材25の一辺が、二重になっている例である。
以上、本実施形態によると、色ムラが生じにくい調光フィルム、及び合わせガラスを提供することができる。
また、このように隙間Sを設けることにより、液晶層14におけるシール材25近傍に発生する気泡の混入も回避して効率良く生産することができる。
なお、第2実施形態では、シール材25が液晶層14の外周の全周を覆わず、一部に隙間Sが設けられている形態について説明した。しかし、これに限定されない。例えば、シール材25は液晶層14の外周の全周を覆っているが、シール材25と積層体12,13との間の少なくとも一部に、例えばシール材25の積層体12,13からの剥がれによって隙間を生じさせてもよい。この隙間により、液晶層14の外周に、液晶が流れ出ることができる外部との流路が形成される。
また、流路は、シール材25と積層体12,13との間の剥がれに限定されず、シール材25の中間部分における割れであってもよい。すなわちシール材25とシール材25との間に液晶が存在するようにしてもよい。
剥がれ(割れ、流路)は、例えばシール材25の密着を弱くすることでガラス積層体工程SP10において力のかかったところが剥がれるようにすることにより生じさせることができる。この場合、シール材25の一部が剥がれるので、3D形状に合わせガラス1を製造した場合、シワになりにくいという効果もある。
また、シール材25の線幅等の調整で一部だけ剥がれやすくしておくことも可能である。
なお、剥がれ(割れ、流路)は、調光フィルム10完成時においては生じておらず、ガラス積層体工程SP10の直前又はガラス積層体工程SP10において生じるようにすることが好ましい。
また、第2実施形態では、シール材塗工工程SP4において、シール材25を断続的に塗布する形態について説明したが、これに限定されない。例えば、シール材塗工工程SP4においてはシール材25を液晶層14の外周の全周を覆うように塗工し、調光フィルム10を完成時にはシール材25が液晶層14の全周を囲むようにし、ガラス積層体工程SP10の直前又はガラス積層体工程SP10において、シール材25の一部を切断して開口(流路)を設けるようにしてもよい。
このように、液晶の外部との流路の形成を、ガラス積層体工程SP10の直前又はガラス積層体工程SP10とすることにより、以下の利点がある。
調光フィルム完成後から合せガラスにするまで、輸送などにより時間がかかることが予想される。その場合に液晶が外部と接していると汚染が生じる可能性もある。しかし、液晶の外部との流路の形成を、ガラス積層体工程SP10の直前又はガラス積層体工程SP10とすることによりこのような汚染の可能性が低減される。
1 ガラス
2,3板ガラス
4,5,6 中間層
6a 開口
10 調光フィルム
12 第1積層体
13 第2積層体
14 液晶層
14A 液晶
21A 第1基材
21B 第2基材
22A 第1透明電極
22B 第2透明電極
2,3A 第1配向層
2,3B 第2配向層
24 ビーズスペーサ
25 シール材
26A 第1直線偏光板
26B 第2直線偏光板
27 液晶セル

Claims (3)

  1. 少なくとも樹脂基材を有する第1の積層体と、
    少なくとも樹脂基材を有する第2の積層体と、
    前記第1の積層体と前記第2の積層体との間に挟持された液晶層と、
    前記液晶層内に配置され、前記液晶層の厚みを保持するスペーサと、を備え、
    前記液晶層が、非密閉状態である、
    調光フィルム。
  2. 前記液晶層の外周にはシール材が設けられ、
    前記シール材は外部との流路が設けられている、
    請求項1に記載の調光フィルム。
  3. 請求項1又は2に記載の調光フィルムと、
    前記調光フィルムを、中間層を間に挟んで挟持する2枚のガラスと、
    を備えた合わせガラス。
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