JP2019083713A - 身体の冷え改善用の飲食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、身体の冷えを改善する効果を有し、更に継続的な摂取によって冷え性の体質を改善できる、身体の冷え改善用の飲食品組成物を提供することである。【解決手段】カルバクロールと水溶性食物繊維を含む飲食品組成物は、身体の冷えを改善する効果が格段に優れ、しかも継続的に摂取することによって、冷え性の体質自体が改善され、冷えにくい体質に変えることが可能になる。【選択図】なし

Description

本発明は、身体の冷えを改善する効果を有し、更に継続的な摂取によって冷え性体質を改善できる、身体の冷え改善用の飲食品組成物に関する。
冷え性は、手足等抹消の血管が収縮することで起こる血行不良により、手足や腰、腹部等特定の部位が常に冷たく感じること及びその体質とされている。冷え性は、単にその症状のつらさだけでなく、肩こり、腰痛、更に免疫力低下等につながるリスクをはらんでいる。冷え性は、特に若い女性に多く、近年、日本において、冷え性体質の人は、増加傾向にあり、約1700万人にも及ぶと言われている。
これまで冷え性の改善や血流改善に関して様々な素材や成分が報告されている。例えば、セイボリー(ウィンターセイボリー、サマーセイボリー)の葉から水又はエタノールで抽出された冷え性および血流改善剤(特許文献1)、ツバキの種子の水性成分を含む経口用血流改善剤(特許文献2)、マツリカの抽出物を有効成分とする血流改善剤(特許文献3)、キヌア抽出物からなる低体温改善剤(特許文献4)、発酵茶(特許文献5)、黒生姜根茎加工物を含む組成物(特許文献6)、ヒハツを有効成分とするもの(特許文献7)、シナモン抽出物を含有することを特徴とする冷え性改善用健康食品(特許文献8)、フラバノン包接化合物を含むひえ改善食品(特許文献9)、アムラー果実の抽出物を有効成分とする冷え性改善用組成物(特許文献10)等の飲食品が提案されている。
しかしながら、これまで提案されている成分の多くは、一時的な血流の改善等によって身体の冷えを軽減するが、持続性に欠け、継続的に摂取しても、冷え性体質自体を改善するには十分な効果を期待できなかった。
上述のように冷えに悩む人が増加している状況において、より安全かつ安価で、高い冷え改善効果を示す飲食品への要求がある。このような従来技術を背景として、身体の冷えを改善する効果が高く、且つ、冷え性体質を冷えにくい体質に改善できる飲食品組成物の開発が切望されている。
特許第5843429号公報 特許第5685752号公報 特許第5388267号公報 特開2010−260848号公報 特表2013−507912号公報 特開2009―67731号公報 特許第4448266号公報 特開2009−106245号公報 特開2006−182777号公報 特開2006−335713号公報
本発明の目的は、身体の冷えを改善する効果を有し、更に継続的な摂取によって冷え性の体質を改善できる、身体の冷え改善用の飲食品組成物を提供することである。
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、カルバクロールと水溶性食物繊維を含む飲食品組成物は、身体の冷えを改善する効果が格段に優れていることを見出した。更に、当該飲食品組成物を継続的に摂取することによって、冷え性の体質自体が改善され、冷えにくい体質に変えることが可能になることをも見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. カルバクロール、及び水溶性食物繊維を含有する、身体の冷え改善用の飲食品組成物。
項2. 前記カルバクロールとして、カルバクロールを含む植物抽出物を含有する、項1に記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
項3. 前記植物抽出物が、ウィンターセイボリー抽出物である、項2に記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
項4. 前記水溶性食物繊維が、グアガム及び/又はその加水分解物である、項1〜3のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
項5. 冷え性体質の改善用途に使用される、項1〜4のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
項6. 飲料である、項1〜5のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物によれば、身体の冷えを効果的に改善することができる。更に、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物によれば、継続的な摂取によって、冷え性の体質を冷えにくい体質に変えることができ、冷え性の根本的な改善を図ることもできる。
実施例1の飲料の継続摂取前後で、体の各部位の冷えの程度を評価した結果を示す図である。 実施例1の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。 実施例2の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。 比較例1の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。 比較例2の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。 比較例3の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。 比較例4の飲料について、初回摂取の前後、及び4週間継続摂取の最終回の摂取の前後に、15℃の冷水に手をつけた後に、皮膚表面温度を経時的に測定した結果を示す図である。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、カルバクロール、及び水溶性食物繊維を含有することを特徴とする。以下、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物について詳述する。
[カルバクロール]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、カルバクロールを含有する。カルバクロールとは、2−メチル−5−イソプロピルフェノールとも称されるモノテルペン誘導体であり、公知の化合物である。
本発明において、カルバクロールとして、植物から抽出して精製したもの、又は化学的に合成したものを使用してもよいが、カルバクロールを含む植物抽出物を使用してもよい。
カルバクロールの抽出原料となる植物としては、例えば、セイボリー(ウィンターセイボリー、サマーセイボリー等)、タイム、オレガノ、マジョラム、オリガヌム、ヒメジツ、オオヤマジソ、ホソバヤマジソ、ヒバ等のシソ科植物が挙げられる。
カルバクロールを含む植物抽出物を得るには、カルバクロールを含む植物の植物部位(葉、地上部、全草等)を原料として、溶媒抽出法、水蒸気蒸留法、パーコレーション法、超臨界抽出法等によって抽出処理すればよい。
例えば、カルバクロールを含む植物抽出物を溶媒抽出によって得る場合、使用する抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール等の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;アセトン等のケトン;ジエチルエーテル、ジオキサン、酢酸エチル等のエステル;これらの混合溶媒等が挙げられる。これらの抽出溶媒は1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの抽出溶媒の中でも、好ましくは水、低級アルコール、及びこれらの混合液、更に好ましくはエタノール、水、及びこれらの混合液が挙げられる。
また、カルバクロールを含む植物抽出物を溶媒抽出する際の抽出条件については、特に制限されず、植物抽出物の製造で採用されている一般的な条件であればよいが、例えば、抽出原料として使用される植物部位100g当たり、抽出溶媒3〜30L程度を使用し、50〜95℃程度で、必要に応じて攪拌しながら、1〜120分間程度処理すればよい。
溶媒抽出により得られた抽出液を、必要に応じてろ過又は遠心分離によって固形物を除去することにより、カルバクロールを含む植物抽出物が回収される。また、得られた抽出液は、必要に応じて、一部又は全ての溶媒を除去して濃縮液又は乾燥物としてもよく、更に精製処理や高活性画分の分離処理に供してもよい。精製処理としては、例えば、濾過又はイオン交換樹脂や活性炭カラム等を用いた吸着処理や脱色処理が挙げられる。また、高活性画分の分離処理としては、ゲル濾過、吸着処理、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、HPLC等の分離処理が挙げられる。
身体の冷えの改善、及び継続的な摂取による冷え性体質の改善をより一層向上させるという観点から、本発明で使用されるカルバクロールとして、好ましくは、カルバクロールを含む植物抽出物、更に好ましくはセイボリー抽出物、特に好ましくはウィンターセイボリー抽出物が使用される。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物において、カルバクロールの含有量については、飲食品の形態に応じて、後述する1日当たりの摂取量を満たすように適宜設定すればよいが、例えば、食品(飲料以外の形態)の場合であれば、カルバクロールの含有量として、0.03mg/100g〜66.7mg/100g、好ましくは、0.04mg/100g〜33.3mg/100g、更に好ましくは、0.05mg/100g〜6.7mg/100gが挙げられ、飲料の場合であれば、0.01mg/100g〜40mg/100g、好ましくは、0.02mg/100g〜20mg/100g、更に好ましくは、0.04mg/100g〜4mg/100gが挙げられる。なお、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物が、粉末飲料や希釈飲料の場合、希釈後の飲料中のカルバクロールの含有量が前記範囲を充足するように設定される。また、カルバクロールとして植物抽出物を使用する場合、カルバクロールの含有量が前記範囲を充足するように、植物抽出物の含有量を設定すればよい。
[水溶性食物繊維]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、水溶性食物繊維を含有する。本発明では、カルバクロールと水溶性食物繊維を併用することによって、冷え性改善効果を飛躍的に向上させ、且つ継続的な摂取により冷え性の体質を改善することが可能になる。
本発明において使用される水溶性食物繊維は、水溶性且つ可食性であることを限度として、特に制限されないが、例えば、グアガム、アカシアガム、イヌリン、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ペクチン、ローカストビーンガム、タラガム、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、セロオリゴ糖、イソマルトース、スタキオース、ラフィノース、ニゲロース、難消化性デキストリン、及びこれらの加水分解物が挙げられる。これらの水溶性食物繊維は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの水溶性食物繊維の中でも、身体の冷えの改善、及び継続的な摂取による冷え性体質の改善をより一層向上させるという観点から、好ましくはグアガム及びその加水分解物、更に好ましくはグアガムの加水分解物が挙げられる。
グアガムの加水分解物は、グアガムを、酵素、酸、アルカリ、又は熱水で処理して低分子化することにより得ることができる。グアガムの加水分解物の平均分子量については、特に制限されないが、例えば、約500〜約100,000、好ましくは約5,000〜約40,000が挙げられる。なお、グアガムの加水分解物の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によって、標準物質としてプルランを使用して求められる重量平均分子量である。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物において、カルバクロールと水溶性食物繊維の比率としては、例えば、カルバクロール100重量部当たり、水溶性食物繊維が50,000〜2,000,000重量部、好ましくは100,000〜1,000,000重量部、更に好ましくは200,000〜500,000重量部が挙げられる。なお、カルバクロールとして植物抽出物を使用する場合、カルバクロールと水溶性食物繊維の比率が前記範囲を充足するように、植物抽出物の含有量を設定すればよい。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物において、水溶性食物繊維の含有量については、飲食品の形態に応じて、後述する1日当たりの摂取量を満たすように適宜設定すればよいが、例えば、食品(飲料以外の形態)の場合であれば、水溶性食物繊維の含有量として、0.05〜20重量%、好ましくは、0.25〜15重量%、更に好ましくは、0.5〜10重量%が挙げられ、飲料の場合であれば、0.02〜20重量%、好ましくは、0.1〜15重量%、更に好ましくは、0.2〜10重量%が挙げられる。なお、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物が、粉末飲料や希釈飲料の場合、希釈後の飲料中の水溶性食物繊維の含有量が前記範囲を充足するように設定される。
[ビフィズス菌]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物には、前述する成分に加えて、更にビフィズス菌が含まれていてもよい。本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物において、ビフィズス菌が含まれている場合には、効果的に冷え性改善効果をより一層向上させ、継続的な摂取による冷え性の体質の改善効果も向上させることが可能になる。
本発明で使用されるビフィズス菌の種類については、可食性であることを限度として特に制限されないが、例えば、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンティス、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス、ビフィドバクテリウム・アニマリス、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム等が挙げられる。これらのビフィズス菌は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を与わせて使用してもよい。
これらのビフィズス菌の中でも、身体の冷えの改善、及び継続的な摂取による冷え性体質の改善をより一層向上させるという観点から、好ましくはビフィドバクテリウム・ロンガムが挙げられる。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物において、ビフィズス菌は、生菌又は死菌のいずれの状態で含まれていてもよい。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物にビフィズス菌を含有させる場合、前記水溶性食物繊維とビフィズス菌の比率については、特に制限されないが、例えば、水溶性食物繊維100重量部当たり、ビフィズス菌が乾燥菌体重量換算で0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜5重量部、更に好ましくは0.2〜2重量部が挙げられる。
また、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物にビフィズス菌を含有させる場合、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物におけるビフィズス菌の含有量については、飲食品の形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、ビフィズス菌の含有量として、食品(飲料以外の形態)の場合であれば、乾燥菌体重量換算で0.01〜10重量%、好ましくは、0.025〜6.7重量%、更に好ましくは、0.05〜3.3重量%が挙げられ、飲料の場合であれば、乾燥菌体重量換算で0.004〜0.6重量%、好ましくは、0.01〜0.4重量%、更に好ましくは、0.02〜0.2重量%が挙げられる。なお、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物が、粉末飲料や希釈飲料の場合、希釈後の飲料中のビフィズス菌の含有量が前記範囲を充足するように設定される。
[その他の成分]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物には、前述する成分の他に、血流を促進する成分が含まれていてもよい。血流を促進する成分としては、例えば、生姜、センブリ、高麗ニンジン、ニンニク、ゴボウ、イチョウ葉、ヨモギ、コショウ及びこれらの抽出物;ヘスペリジン、糖転移ヘスペリジン、ピペリン、カプサイシン、トコフェロール等が挙げられる。これらの成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物には、前述する成分の他に、飲食品の種類に応じて、各種食品素材や添加剤が含まれていてもよい。このような食品素材及び添加剤としては、例えば、果汁、果肉、野菜搾汁、野菜エキス、野菜細切物、穀物粉(大豆粉、小麦粉、米粉等)、乳、脱脂乳、ホエイ、カカオマス、カカオバター、魚介エキス、肉エキス、ビタミン、ミネラル、タンパク質、炭水化物、アミノ酸、油脂、甘味料、調味料、増粘剤、着色剤、ゲル化剤、安定剤、乳化剤、保存剤等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
[形態]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物の形態については、特に制限されず、一般の飲食品の他、特定保健用食品、栄養補助食品、機能性食品、病者用食品等が挙げられる。
飲料としては、具体的には、希釈飲料、粉末飲料、果汁飲料、野菜飲料、野菜・果実飲料、ゼリー飲料、清涼飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、緑茶飲料、スポーツ飲料、栄養飲料、エナジードリンク、ノンアルコール飲料、アルコール飲料等が挙げられる。なお、希釈飲料とは、水又はお湯で希釈して飲用される飲料であり、通常は、ペースト状、ゼリー状等の形態の飲料である。また、粉末飲料とは、又はお湯で希釈して飲用される飲料であり、粉末状(顆粒状も含む)の形態の飲料である。
また、食品としては、具体的には、錠剤、顆粒、粉剤、ハードカプセル、ソフトカプセル等のサプリメント等;ガム、チョコレート、ソフトキャンディー、ハードキャンディー、グミ、ビスケット、クッキー、クラッカー、おかき、煎餅、膨化スナック等の菓子類;ヨーグルト、チーズ等の乳製品、カレー、スープ等が挙げられる。
これらの飲食品の中でも、好ましくは、小容量の飲料(希釈飲料、粉末飲料等を含む)、チョコレート、グミ、キャンディー等の持ち運びが容易で手軽に摂取できる形態のものが挙げられる。
[用途・摂取量]
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、身体の冷えを改善する目的で好適に使用される。特に、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、継続的に摂取することにより、一時的に身体の冷えを改善するだけでなく、冷え性の体質を改善して、冷えにくい体質に変えることができるので、冷え性改善用途に好適に使用される。
本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物の摂取量については、特に制限されず、飲食品の形態等に応じて適宜設定すればよいが、1日当たりの摂取量として、例えば、カルバクロールが0.05〜2.0mg程度、且つ水溶性食物繊維が1〜10g程度が挙げられる。
また、本発明の身体の冷え改善用の飲食品組成物は、1日に1〜5回、好ましくは1日1〜3回摂取することが望ましく、また、冷え性の体質を改善するという観点からは、1〜3日に1回、好ましくは1日1回の頻度で継続的に摂取することが望ましい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例及び比較例で使用した主な成分の組成、入手元等は、以下の通りである。
ウィンターセイボリー抽出物:ウィンターセイボリー乾燥葉の熱水抽出物、カルバクロール34mg/100g含有。
グアガム加水分解物:グアガムの酵素分解物、平均分子量約20,000。
ビフィズス菌:ビフィドバクテリウム・ロンガム(殺菌菌体)
酸味料:50重量%の乳酸水溶液
りんご濃縮果汁:Brix50のりんご濃縮果汁
香料:シナモン及びクローブフレーバー
1.冷えの改善効果の検証
1−1.飲料の調製
表1に示す組成の飲料を調製した。具体的には、水にグアガム分解物を加え溶解し、更に砂糖、蜂蜜、ゴボウエキス、りんご濃縮果汁Brix50、ビフィズス菌、香料、ウィンターセイボリー抽出物、及び酸味料を加え、100ml容の瓶に100mlを充填し、パストライザーにて70℃で10分殺菌を行い、飲料を得た。
1−2.体の各部位の冷えの軽減効果の検証
冷えの自覚症状を訴える25〜48歳の健常女性20名を被験者として試験で行った。被験者には、試験前2時間の飲食は禁止とした。被験者に実施例1の飲料を1日1本(100ml)4週間継続摂取させた。試験開始前と試験終了時(4週間継続摂取後)に、体の各部位(手・指先、肩や首、背中、お腹、腰、脚、足・指先)の体感について、冷えを全く感じないを「1点」、冷えを大変感じるを「9点」として9段階の評点化を行った。
被験者20名の体の各部位における評点の平均を算出した結果を図1に示す。この結果、実施例1の飲料を4週間継続摂取することで、体の各部位の冷えの程度が軽減されることが確認された。
1−3.皮膚表面温度の回復効果の検証
冷えの自覚症状を訴える20〜40歳代の健常女性(1群4名)を被験者として試験で行った。被験者には、試験前2時間の飲食は禁止とした。被験者に各飲料を1日1本(100ml)4週間継続摂取させた。実施例1の飲料の初回の摂取前(試験1日目の摂取前)、初回摂取後(試験1日目の摂取前)、最終回の摂取前(継続摂取4週間の最終日の摂取前)、及び最終回の摂取後(継続摂取4週間の最終日の摂取後)に、以下の方法で皮膚表面温度の回復度合いを測定した。
<皮膚表面温度の回復度合いの測定方法>
被験者を、室温21.5℃±1℃、湿度30±3%RHの環境下、1時間安静にさせた。その後、左手を手首まで15℃の冷水に5分間つけ、引き上げてからタオルで水分をふき取り、更に20分間安静にさせた。その間、サーモグラフィカメラE40(FLIR)を用いて手指の皮膚表面温度を経時的に測定した。
実施例1の飲料を摂取した結果を図2、実施例2の飲料を摂取した結果を図3、比較例1の飲料を摂取した結果を図4、比較例2の飲料を摂取した結果を図5、比較例3の飲料を摂取した結果を図6、及び比較例4の飲料を摂取した結果を図7に示す。
カルバクロール、グアガム加水分解物及びビフィズス菌を含まない比較例1の飲料を摂取した場合には、初回摂取では皮膚表面温度の回復が早まっておらず、4週間の継続摂取でも皮膚表面温度の回復速度に差を認めなかった。
カルバクロールを含み、グアガム加水分解物及びビフィズス菌を含まない比較例2の飲料を摂取すると、皮膚表面温度の回復が早くなる傾向が認められた。しかしながら、初回摂取後と最終回の摂取後では、皮膚表面温度の回復速度に差はなく、継続摂取による効果がなく、摂取後に単なる一時的な効果が認められるに止まっていた。
グアガム加水分解物を含み、カルバクロール及びビフィズス菌を含まない比較例3の飲料では、初回摂取では、皮膚表面温度の回復は殆ど早まっていなかったが、継続摂取することにより皮膚表面温度の回復速度が速くなる傾向が確認された。但し、最終回の飲料の摂取前後では、皮膚表面温度の回復速度に差は認められなかった。
ビフィズス菌を含み、カルバクロール及びグアガム加水分解物を含まない比較例4の飲料では、初回摂取では、皮膚表面温度の回復は殆ど早まっていなかったが、継続摂取することにより皮膚表面温度の回復速度が速くなる傾向が確認された。但し、最終回の飲料の摂取前後では、皮膚表面温度の回復速度に差は認められなかった。
これに対して、カルバクロール及びグアガム加水分解物を含む実施例1及び2の飲料を初回摂取した場合、手指の皮膚表面温度の回復が早くなることが確認された。更に、実施例1及び2の飲料は、4週間継続摂取の最終回の摂取の時点では、飲料の摂取前でも、手指の皮膚表面温度の回復が初回摂取後の場合と同程度に早くなっており、飲料の摂取後では、手指の皮膚表面温度の回復がより一層早くなっていた。また、ビフィズス菌を含む実施例1の飲料を摂取した場合には、ビフィズス菌を含まない実施例2の飲料を摂取した場合に比べて、手指の皮膚表面温度の回復がより早くなる傾向が認められた。
以上の結果から、カルバクロールとグアガム加水分解物を併用することによって、身体の冷えを改善する効果が相乗的に高まり、これらを継続的に摂取すると、冷えにくい体質に変えることができることが明らかとなった。更に、カルバクロールとグアガム加水分解物に加えて、ビフィズス菌を含む場合には、身体の冷えを改善する効果、冷えにくい体質に変える効果がより一層向上することが明らかとなった。
2.製造例
2−1.実施例3(小容量スティック飲料)
水260kgにペクチン4.5kgとグアガム加水分解物50kgを加え溶解し、更に蜂蜜18kg、砂糖7kg、りんご濃縮果汁20kg、ウィンターセイボリー抽出物12kg、酸味料2kg、香料1.5kgを加え、ホットパックヒーターにて80℃で10分間殺菌を行い、スティックパウチに15g充填して密封し、スティック飲料を得た。
2−2.実施例4(大豆ヨーグルト)
全粒大豆粉を溶解した液(大豆固形分14重量%)55kgに、グラニュー糖6.7kg、寒天0.3kg、ヨーグルトフレーバー0.5kg、及び水28.3kgを加え、分散、溶解した後、更にアカシアガム5kg、ウィンターセイボリー抽出物4.2kgを加え、95℃で30秒間チューブ式殺菌機にて殺菌を行なった。次いで、40℃まで冷却後、Bifidobacterium animalis subsp. lactis BLC-1 100g及び乳酸菌スターター(クリスチャンハンセン社製)300gを接種した。これを均一に混合後、130ml容カップに100g充填し、アルミシールをして、密封した。これを40℃で20時間発酵させ、冷却を行い、大豆ヨーグルトを得た。
2−3.実施例5(キャンディー)
砂糖450g、水あめ305g、りんご濃縮汁25g、水78g、クエン酸20g、アップルフレーバー2g、グアガム加水分解物100g、及びウィンターセイボリー抽出物20gを過熱混合し、棒状に延ばした後、約3gにカットし、風味良好なキャンディーを得た。
2−4.実施例6(グミ)
水400gにグアガム加水分解物100gを加え溶解し、更に水あめ520g及び砂糖200gを加え煮詰めた(グアガム分解物溶液)。これとは別に、水100gに酸処理豚皮ゼラチン70gを膨潤させ、80℃で30分過熱溶解した(ゼラチン溶液)。煮詰めたグアガム分解物溶液にゼラチン溶液を加え、ここにパッションフルーツ濃縮果汁(brix50%)40g、結晶クエン酸7g、ウィンターセイボリー抽出物180g及び香料3gを加え(最終煮詰重量1000g)、混合後、80℃で20分脱泡し、スターチモールド上に充填した。20℃で20時間乾燥後、取り出し、グミを得た。

Claims (6)

  1. カルバクロール、及び水溶性食物繊維を含有する、身体の冷え改善用の飲食品組成物。
  2. 前記カルバクロールとして、カルバクロールを含む植物抽出物を含有する、請求項1に記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
  3. 前記植物抽出物が、ウィンターセイボリー抽出物である、請求項2に記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
  4. 前記水溶性食物繊維が、グアガム及び/又はその加水分解物である、請求項1〜3のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
  5. 冷え性体質の改善用途に使用される、請求項1〜4のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
  6. 飲料である、請求項1〜5のいずれかに記載の身体の冷え改善用の飲食品組成物。
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