JP2020127392A - イヌリンを含む整腸剤 - Google Patents

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【課題】本発明によれば、味、風味、テクスチャーなどを損なうことなくおいしく喫食でき、かつ十分な腸機能の改善作用をもつ広範囲の食品又は飲料を提供することができる。【解決手段】イヌリンを有効成分として含み、1日あたり4.0g以上7.3g未満のイヌリンを、ヒトに対して投与するまたは摂取させるための、整腸剤により前記課題を解決することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、イヌリンを含む整腸剤に関する。本発明はまた、前記整腸剤を含む整腸用組成物に関する。
近年、特定保健用食品や機能性表示食品などの制度の制定により、保健機能食品及びそれらの機能を有する食品素材に大きな関心が寄せられている。消費者の健康志向も定着しており多種多様な保健機能食品が数多く上市されている。そのような食品の素材のひとつに食物繊維がある。厚生労働省が食物繊維を、成人男性で1日当たり20g、成人女性で1日当たり18g摂取することを推奨していることもあり、食物繊維を添加して保健機能を付加した食品も数多く上市されている。
食物繊維とは、ヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の糖質とされている。食物繊維は、大きく不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられ、不溶性の代表としてセルロース、小麦ふすま、キチンなどが例示できる。水溶性食物繊維にはその水溶液が高い粘性を示すペクチンやゲルを形成する寒天などがある。しかしながら、これらの粘性やゲル化能を示すものは、食品へ添加する量が多いと食品の物性を大きく変化させてしまうため、食物繊維として利用されるのは限定的である。このため水溶性食物繊維として多く利用されているのは、比較的粘性の低い難消化性デキストリン、ポリデキストロース、イヌリンなどである。またオリゴ糖も食物繊維に分類することもできるが、分子量が低く緩下しやすい、吸湿性が高く食品をべとつかせるなどの理由により食品への添加は少量に限られることが多い。これらの水溶性食物繊維は、血糖値の上昇抑制、整腸作用、血中脂質の低下など種々の生理作用を有していることが知られている。
保健機能を付加した食品でも、一般的にサプリメントと呼ばれるような形状以外の食品では食品として美味しいと感ずるものでなければ一般消費者には受け入れられない。したがって、保健機能を持つ食品素材を美味しい食品とするために様々な提案がされている。例えば特許文献1では難消化性デキストリンをベーカリーや麺などに利用した場合において起こる作業性の低下、クチャついた食感になるといった品質の悪化を改善するために増粘多糖類と難消化性デキストリンを混合することが提案されている。しかし、増粘多糖類の添加量が多く、食感の変化が大きく満足のいく方法ではなかった。または特許文献2ではオリゴ糖粉末は吸湿性が強くそのままキャンデー等の配合原料として用いると、吸湿による固結を起こしたり、あるいは保存中の品質劣化を来す等の問題点があると指摘されている。しかしながら、提示されている改善方法は結晶するケストースに対する方法に限られている。
食物繊維の中でもイヌリンは食物繊維の世界市場において最も利用されている食物繊維とされている。イヌリンは、特にキクイモやチコリの根に多く含まれ、日本人にとっても普段よく食べているタマネギ、ゴボウなどといった多くの植物に存在する身近な水溶性食物繊維である。発明者らが製造するイヌリン商品名「Fuji FF」は砂糖に酵素を作用させて精製、製造している。その味の良さからFuji FFの保健機能をもつ食品への利用が広がっている。また、イヌリンは、食品又は飲料に多量に配合しても、物性及び風味に与える影響が少ないことが知られている。
近年の食の欧米化に伴う食物繊維摂取量の減少により便秘症あるいは便秘傾向の人が増えているとされ、平成28年の国民生活基礎調査では,人口1000人に対する有訴者は,男性24.5人,女性45.7人とありふれた症状であることが伺える。
また、近年、分子生物学的手法の普及によりヒトの腸内細菌の情報が広くかつ詳しく得られ,腸内細菌が宿主の健康維持と病気の発症や予防に重要な役割を担っていることが次々と明らかになってきている。それに伴いヒトの健康や疾病の発症と腸内細菌との関係が大きく注目されるようになった。腸内細菌叢は食事(栄養)や環境により変化することが知られており、食習慣は腸内細菌構成に影響を与える。例えば、高脂肪食は腸内細菌叢の異常を引き起こし、大腸がんの発生との関連が示唆されている。
かかる事情からこれまでの便秘の解消のためだけではなく、健康の維持、疾病の予防などを目的として腸の環境を良くすることに大きな注目が集まっている。ヒトの大腸内の管腔内や大腸壁には約1.5kgの腸内細菌が存在し,その数は1,000種類以上にも上るといわれる。しかし、その60%は、未だ未知の菌であり、前述のように食事や環境によってその菌叢は変化するため、整腸作用を検証するためには信頼性のおける試験により評価する必要がある。
整腸の方法としてプレバイオティクスという考え方が提唱されている。難消化性の多糖類(食物繊維)などを腸内細菌のうちビフィズス菌などの一般に善玉菌といわれる菌に栄養として与え、増殖させたり代謝させることで腸内環境を整え健康に良い影響を与えるという方法である。食物繊維はその種類によりこれら腸内細菌の栄養となる割合である資化率が異なることが指摘されている。水溶性食物繊維のうち、イヌリンは100%資化されることが知られており、水溶性食物繊維として最も高い資化率を示し、その体感性のよさからサプリメントから保健機能を有する食品まで用途は広がりを見せている。
イヌリンと同様にオリゴ糖も資化率が高いが、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所健康食品の安全性・有効性情報の素材情報データベースによるとオリゴ糖は「摂りすぎあるいは体調により、おなかが緩くなることがある。」とされ、その浸透圧により一時的な緩下を引き起こす可能性が指摘されている。
かかる事情からイヌリンを使用し、サプリメントや保健機能を持つ食品を作るニーズは高まっているが、信頼に足るイヌリンのヒトでの摂取試験の多くは非特許文献1、2、3のように欧米人を対象に行われており、一日当たりの必要摂取量が多いという問題があった。例えば、非特許文献1では一日あたりの排便頻度が少ないヒトにイヌリンを12g/日摂取させ整腸作用があったと報告している。しかしながら非特許文献2にあるように高用量20g/日でも効果がないとする研究もある。非特許文献3では、8g/日の摂取量で腸内細菌叢については変化が認められるものの、排便習慣に関しては差が認められない結果となっている。これらデータによりEFSAの評価においては12g/日のイヌリンの摂取が整腸作用の改善に寄与するとしている。これらに対して日本人に於いては発明者らが行った試験で非特許文献4にあるようにイヌリンが十分に整腸機能を発揮するためには7.3g/日という量が必要であったため、保健機能を持つ食品への利用が、イヌリンを多く配合しやすく且つ対象が摂取しやすい飲料などに制限されていた。また、何人かの被験者に観察されたように、イヌリンを7.3g/日摂取することで、お腹に張りを感じる対象も確認された。
特開2006-254901号公報 特開H10-000057号公報
Int’l. J. Of Food Sci. And Nutr., 2017, 68(1),P.82―89, A. Micka at, el., Effect of consumption of chicory inulin on bowel function in healthy subjects with constipation: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial Food Funct. 2011, 2(1), P.72-7, J. Slavin and J. Feirtag, Chicory inulin does not increase stool weight or intestinal transit time in healthy male subjects. J. Clin. Gastro. 2017, 51(7), P.619-625, F.Azporis, at. el., Effect of Chicory-derived Inulin on Abdominal Sensations and Bowel Motor Function 薬理と治療 2015,43(12), P.1731-1737, 小枝ら, イヌリン添加米粉食パンの排便習慣改善 J. Nutr. 1998, 128(1) , P.11―19. M. B. Roberfroid, at. el., The Bifidogenic Nature of Chicory Inulin and Its Hydrolysis Products J. Agric. Food Chem. 2005, 53(4), P.1246-1253. T. Wada at. el., physicochemical Characterization and Biological Effects of Inulin Enzymatically Synthesized from Sucrose
本発明者らはイヌリンを食品又は飲料に多量に配合すると食品の物性を変化させてしまい、また食品に望ましくない風味を付与してしまうことを発見した(製造例6〜9)。したがって、十分な腸機能の改善作用を持つイヌリン含有食品又は飲料を提供しようとする場合に、イヌリンを配合する食品や飲料の範囲が制限されてしまう問題があった。また、イヌリンを摂取するために、イヌリンを含む食品又は飲料を多量に摂取しなければならないという問題もあった。
発明者らは鋭意研究を重ね、イヌリンの摂取量が7.3g/日よりも少なくとも、腸機能の改善作用を十分に発揮できることを信頼性のおける試験において発見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は具体的には、以下の通りである。
<1>イヌリンを有効成分として含み、
1日あたり4.0g以上7.3g未満のイヌリンを、ヒトに対して投与するまたは摂取させるための、整腸剤、
<2>前記ヒトが、便秘傾向者である、<1>に記載の整腸剤、
<3>前記整腸が排便回数及び/又は排便量の増加である、<1>又は<2>に記載の整腸剤、
<4>1日あたり4.0g以上6.5g以下のイヌリンを、ヒトに対して投与するまたは摂取させるための、<1>〜<3>のいずれかに記載の整腸剤、
<5><1>〜<4>のいずれかに記載の整腸剤を含有する、整腸用組成物、並びに
<6>整腸用食品組成物又は整腸用飲料組成物である、<5>に記載の整腸用組成物。
本発明における整腸作用をもつ食品又は飲料は、イヌリンを有効成分とすることで飲食品など全般に幅広く応用できる汎用性の高いものである。本発明によれば、味、風味、テクスチャーなどを損なうことなくおいしく喫食でき、かつ十分な腸機能の改善作用をもつ広範囲の食品又は飲料を提供することができる。本発明における食品又は飲料を摂食することで腸内細菌によりイヌリンが資化され、短鎖脂肪酸などに代表される分子シグナルが産生、分泌され、整腸作用、特に排便促進による便秘改善作用などを発揮することができる。また、整腸作用を通じ健康の維持、疾病の予防などが期待できる。本発明に使用されるイヌリンは、小麦やキク科植物などに含まれ、古くから喫食経験がある物質である。また人体への安全性が高く、副作用の心配をする必要がなく長期にわたり継続的に服用できる。
ヒトを対象とした低用量イヌリンによる整腸作用検証試験のスケジュールを示す図である。 種々の濃度のイヌリンを含むコーヒーゼリーの破断強度の比較を示すグラフである。 種々の濃度のイヌリンを含むコーヒーゼリーの官能評価による硬さの評価を示すグラフである。 種々の濃度のイヌリンを含むコーヒーゼリーの官能評価による甘さの評価を示すグラフである。
(イヌリン)
本発明に使用されるイヌリンは植物から抽出されたもの、化学的に合成されたもの、酵素により産生されたものなど特に制限されるものではなく、どのような由来であっても腸機能の改善作用を発揮することができる。例えば、非特許文献5においては植物由来のイヌリンを分解して得られたフラクトオリゴ糖(鎖長の短いイヌリン)と化学的に合成されたフラクトオリゴ糖のビフィズス菌などの善玉菌へ影響などを調査研究し差がないとしている。
また、非特許文献6では発明者らの研究において鎖長の異なるチコリ由来のイヌリン2種と酵素によって産生されたイヌリンのビフィズス菌などの善玉菌の資化性を比較したところ、菌の種類によっては鎖長により差がみられるものの大きな差がないことを確認している。
本明細書において、イヌリンとはGFn(G:グルコース、F:フラクトース、n:フラクトースの数(n≧2))で表されるフラクタンの重合体であり、スクロースのフルクトース側に2分子以上のD−フルクトースがβ−(2→1)結合で脱水重合した構造を有するものを意味する。イヌリンは通常重合度の異なる集合体として販売されており、例えば、植物由来のイヌリンは、植物の種類によって多少の差異があるものの、その重合度の分布としては約8〜60の範囲にあり、平均重合度は約30前後であることが知られている。本発明において使用されるイヌリンは、好ましくは平均重合度が30以下であり、低重合体の含量が少ないこと、具体的には5%以下であることが望ましい。本発明において使用されるイヌリンは、溶解度及び風味の観点から、砂糖に酵素を作用させて精製したものを使用することが好ましい。また、イヌリンの低重合体であるフルクトオリゴ糖のイヌリン全体における割合は、風味の維持及び吸湿性を低く維持する観点から、50%以下、好ましくは40%以下、さらに好ましくは30%以下、さらに好ましくは20%以下、最も好ましくは10%以下である。
本発明に用いるイヌリンは既知の方法で分析できる。例えば、フラクタンとして測定する方法としてAOAC999.03法は酵素で処理を行い分光光度を測定することで食品中のフラクタンを測定する方法である。また、AOAC997.08法は酵素で処理し陽イオン交換クロマトグラフィーにより分析することで食品中のフラクタンを測定する方法である。その他に水溶性食物繊維として測定する場合には酵素HPLC法を用いることもできる。
またイヌリンの重合度を測定する方法も既知の方法を使用することができる。例えばAOAC997.03法においては酵素での処理前後グルコースとフラクトースの量比を測定することで平均重合度を得ることができる。GPC法(ゲル浸透クロマトグラフィー)は、SECやGFPとも呼ばれ、ポリマーの分子量を測定する方法として広く用いられている。この方法でもイヌリンの分子量、すなわち重合度を測定することもできる。また、光散乱を用いる方法、核磁気共鳴法(NMR)、粘度や蒸気圧や氷点降下などの物理的現象を用いる方法などの様々な方法でその重合度を測定することができる。
本発明の整腸剤及び整腸用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、イヌリン以外の整腸作用を有する物質、例えば、難消化性デキストリン又はポリデキストロース等を含むことができるが、含まなくともよい。
(一日当たりの用量)
本発明において、一日当たりのイヌリンの投与又は摂取量は、4.0g以上7.3g未満である。下限は、4.1g/日以上が好ましく、4.3g/日以上がより好ましく、4.5g/日以上が最も好ましい。上限は、7.0g/日以下が好ましく、6.5g/日以下がより好ましく、6.0g/日以下がさらに好ましく、5.5g/日以下がさらに好ましく、5.3g/日以下がさらに好ましく、5.0g/日以下が最も好ましい。具体的な範囲としては、1日あたり4.0g以上7.3g未満、好ましくは4.3g/日以上7.0g/日以下、より好ましくは4.3g/日以上6.5g/日以下、さらに好ましくは4.5g/日以上6.0g/日以下、さらに好ましくは4.5g/日以上5.5g/日以下、さらに好ましくは4.5g/日以上5.0g/日以下、最も好ましくは4.5g/日以上4.8g/日以下である。一日当たりのイヌリンの投与又は摂取量が少ない方が、お腹の張りを訴える対象を減少させ、そしてイヌリン含有食品及び飲料の範囲を拡大できることができ、好ましい。
上記用量は一日当たりの用量であり、何回かに分けて、例えば朝昼夜に分けて摂取してもよいが、一回で摂取又は投与することが好ましい。投与または摂取期間は、例えば10日以上、好ましくは21〜70日である。
(対象)
本発明の整腸剤は、ヒトに対して投与又は摂取させるためのものであり、好ましくは、便秘傾向者、さらに好ましくは排便回数が一週間に5回/未満の便秘傾向者に投与する。本明細書において便秘傾向者とは、健常人と比較して、単位時間当たりの排便回数及び/又は排便量が少ない者、例えば、排便回数が一週間に5回/未満のヒトを意味する。便秘傾向者に本発明の整腸剤を投与することにより、排便回数及び/又は排便量を改善することができる。また、本発明の整腸剤は、好ましくはアジア人、さらに好ましくは日本人に対して投与又は摂取させるためのものである。
(整腸剤)
本明細書において、「整腸」とは、腸内環境を整えることにより、便秘等の消化器系症状を改善することを意味する。「整腸」は、好ましくは、排便回数が少ないヒト(具体的には、排便回数が一週間に5回/未満のヒト)の排便量及び/又は排便回数の増加を意味する。本明細書において、「便秘」とは、大便の出る回数及び/又は量が通常よりも顕著に減少していることを意味する。
本明細書における「整腸」には、腸内菌叢の改善、例えば、善玉菌であるビフィズス菌の割合の増加が含まれる。
本発明における整腸作用をもつ食品組成物又は飲料組成物としては、例えば、炭酸飲料、各種果汁、果汁飲料や果汁入り清涼飲料、果肉飲料や果粒入り果実飲料、各種野菜を含む野菜系飲料、豆乳・豆乳飲料、コーヒー飲料、お茶飲料、粉末飲料、濃縮飲料、スポーツ飲料、栄養飲料などの一般飲料や前述のような飲料を含んだアルコール飲料;即席めん、カップめん、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席味噌汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズドライ食品などの即席食品類;タバコなどの嗜好飲料・嗜好品類;パン、マカロニ・スパゲッティ、麺類、ケーキミックス、唐揚げ粉、パン粉、ギョーザの皮などの小麦粉製品;キャラメル・キャンディー、チューイングガム、チョコレート、クッキー・ビスケット、ケーキ・パイ、スナック・クラッカー、和菓子・米菓子・豆菓子、デザート菓子などの菓子類;しょうゆ、みそ、ソース類、トマト加工調味料、みりん類、食酢類、甘味料などの基礎調味料;風味調味料、調理ミックス、カレーの素類、たれ類、ドレッシング類、めんつゆ類、スパイス類などの複合調味料・食品類;バター、マーガリン類、マヨネーズ類、植物油などの油脂類;牛乳・加工乳、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、チーズ、アイスクリーム類、調製粉乳類、クリームなどの乳・乳製品;素材冷凍食品、半調理冷凍食品、調理済み冷凍食品などの冷凍食品、水産缶詰め、果実缶詰め・ペースト類、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、水産乾物類、佃煮類などの水産加工品;畜産缶詰め・ペースト類、畜肉缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物・煮豆類、農産乾物類、シリアル(穀物加工品)などの農産加工品;ベビーフード、ふりかけ・お茶漬けのりなどの市販食品;液剤;錠剤;カプセル剤;顆粒剤;散剤;細粒剤などが挙げられる。
本発明の食品組成物又は飲料組成物は、所望により、酸化防止剤、香料、酸味料、着色料、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、香辛料、pH調整剤、安定剤、植物油、動物油、糖及び糖アルコール類、ビタミン、有機酸、果汁エキス類、野菜エキス類、穀類、豆類、野菜類、肉類、魚介類等の添加物及び素材を単独で又は2種以上組み合わせて配合することができる。これらの素材及び添加物の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜決定することができる。
本発明の食品組成物又は飲料組成物は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(PETボトル)、金属缶、金属箔又はプラスチックフィルムと複合された紙容器、アルミパウチなどのパウチ、プラスチック容器、ビニール容器、PTP(プレス・スルー・パッケージ)包装、及びガラス瓶などの瓶等の通常の包装容器に充填して提供することができ、その容量についても特に限定されない。
本発明の食品組成物及び飲料組成物には、機能性食品(飲料)及び健康食品(飲料)が含まれる。本明細書において「健康食品(飲料)」とは、健康に何らかの効果を与えるか、あるいは、効果を期待することができる食品又は飲料を意味し、「機能性食品(飲料)」とは、前記「健康食品(飲料)」の中でも、前記の種々の生体調節機能(すなわち、消化器系、循環器系、内分泌系、免疫系、又は神経系などの生理系統の調節機能)を充分に発現することができるように設計及び加工された食品又は飲料を意味する。
イヌリンの食品組成物又は飲料組成物への配合量としては、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に制限はなく、通常0.1〜10質量%、又は、1〜5質量%である。
以下に製造例及び実施例を記載し本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。なお、特に説明のない限り、%は重量%を示す。
〔製造例1:イヌリン入り茶飲料〕
水1Lに対して茶葉7.3g、ビタミンCナトリウム0.15gを加えて抽出を行った。抽出液にFuji FF 28.5g、ビタミンCナトリウム0.5g、重曹0.36gを加えて溶解しイヌリン入り茶飲料を得た。一缶あたり190gを分注し加熱殺菌を行うことで、一食あたりFuji FFを約5.22gずつ含む(イヌリンとして4.7gを含む)缶入りイヌリン入り茶飲料を得た。当該茶飲料のpHは6.09であり、タンニンは49.55mgであった。
〔製造例2:イヌリン入りプリン〕
牛乳16gと水53.27gにゲル化剤0.45g、乳化剤0.3g、クリームエキスパウダー0.03g、砂糖9g、加工でんぷん0.9g、乳タンパク0.8gを加え、混合する。加温溶解後にイヌリンFuji FFを10g(イヌリン含有量90%以上)加え、さらに混合溶解後に生クリーム9g、香料0.25gを加えた。全体が混合された後、加温によって減少した水分の調整を行い、全量を100gとした。その後容器に充填、冷蔵することでイヌリン入りプリンを得た。充填時に一般的な一食分70gに充填することで一食あたり6.3gのイヌリンを含むプリンを得ることができる。上記処方のゲル化剤としてジェランガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ペクチン、ゼラチンなどが挙げられ、好みに応じて単独または複数を組み合わせて使用してもよい。
〔製造例3:イヌリン入り大福〕
小豆31.0gを蒸らし、水切りなどを行い、砂糖18.6g及びFuji FF12.3gを溶解した水38.0gを加え餡練を行い、糖質を3分の1に抑えた粒あんを得ることができた。この餡約26.5gに対して通常の大福の皮約53.5gで包むことでイヌリンを約4.1g含んだ大福を得ることができた。
また、大福の皮部分にイヌリンを用いることもできる。白玉粉100gに適宜加水を行い練り合わせ、寝かせ、蒸しを行い白玉の生地を得た。そこにトレハロース44g、マルトース42g、イヌリン33gを必要に応じて加水しながら練り合わせ大福の皮を得た。通常の餡約26.5gに対してイヌリン入り大福の皮約53.5gで包むことでイヌリンを約5.3g含んだ大福を得た。
〔製造例4:イヌリン入りバータイプ食品〕
ショートニング15.3gにバターまたはマーガリンを13.8g、香料約0.1を加えて混合し、そこに水あめ5.7g、乳化剤1.3g、卵黄5.3gを混合した卵液を加え、油脂生地を得た。でんぷん4.4g、増粘剤0.3g、ベーキングパウダー0.4g、食塩0.2g、甘味料0.1g、Fuji FF15.8g,アーモンドパウダー8.8gからなる粉類を油脂生地に篩入れ混錬した。さらに大豆粉15.8g、小麦粉12.3gを加え混錬し、最適な生地の硬さになるように少量の加水をした生地を約22gに成型し焼成することで焼成後20gのイヌリン入りバータイプ食品を得た。本食品1本20gにはイヌリン4.8gを含む。
〔製造例5:イヌリン入りシフォンケーキ〕
大きめのボールに卵黄120gにグラニュー糖20gを混合し、サラダオイル60gと香料1.5gを加えて、さらに混合したペーストにお湯80gを入れて混合し卵黄生地を得た。Fuji FF 40g、小麦粉20g、アーモンドパウダー50g、小麦タンパク25g、乾燥粉末おから20g、ベーキングパウダー4g、甘味料0.3gの粉類を卵黄生地に篩入れ混合した。別のボールに卵白240g、グラニュー糖45g、乾燥卵白10g、食塩0.5gを入れたメレンゲをつくり、先ほどのボールにメレンゲをいれて混合し、型に入れて焼成することで、糖質を50%抑えたシフォンケーキを得た。1カット分60gでイヌリン約4.4gを含んだシフォンケーキを得ることができる。
〔製造例6:低カロリーアイス〕
市販の低カロリーアイスクリームをベースにイヌリンの添加による変化を検証した。イヌリンはマスキングの効果をもち、さらに食品に乳様のコクを与えることができるため、乳を減らし、様々な材料を使用する低カロリーアイスクリーム類への利用には最適である。検証結果を以下の表1及び2に示す。
Figure 2020127392
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4名のパネラーにより、試験例1〜5の風味を評価した。なお「シャリ感」とは、細かな氷晶が発生したような食感を示す。
試験例5のイヌリンの含量が17.3%と高い処方ではアイスにシャリ感の発生、凍結後に硬くなるなどの問題が確認された。試験例4のようにイヌリンを6%以下としても、シャリ感がやや残り、ミックスの物性がやや緩くなった。試験例3のようにイヌリンを4.3%以下とすることで、味及び物性に問題のない低カロリーアイスを作製することができた。
〔製造例7.ノンシュガークッキー〕
イヌリンは甘味料の強い甘味をマスキングすることができ、ノンシュガー食品への利用には最適である。ノンシュガークッキーを作製し、イヌリンの添加の効果を検証した。結果を以下に示す。
Figure 2020127392
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試験例5のようにイヌリンは8.5%配合することで生地作製時に多くの加水が必要になり、焼成後の食感が硬くなるなどの不具合が確認された。試験例4にあるようにイヌリンを5.8%添加した場合においても、食感が少し硬くなった。試験例3のようにイヌリンを4.4%以下とすることで、味及び物性に問題のない低カロリーアイスを作製することができた。
〔製造例8.イヌリン入りカテキン緑茶〕
カテキンの抗酸化作用や殺菌作用などの健康機能はよく知られ、高濃度のカテキンを配合した緑茶が市販され、苦味の低減に環状デキストリンの添加など様々な工夫がされているものの、依然として苦味と味のバランスについては工夫の余地がある。イヌリンはマスキング効果をもち苦味などを感じにくくする一方、その配合量が多すぎるとその他の呈味成分にも影響してしまう可能性がある。ここでイヌリンの最適な添加量を検証するため、カテキン濃度の高い市販緑茶にイヌリンを加えることでイヌリンのマスキング効果とその他の味について検証した。下表の配合に従い、高カテキン含有緑茶にイヌリンを添加し試験品1〜5を得た。1〜5の試験品について、それぞれパネラーが官能試験を実施した。結果を以下に示す。
Figure 2020127392
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試験例3においてイヌリンがカテキンをマスキングすることで強い苦みを低減しつつも茶の香りを感じることができている。試験例より、イヌリンの添加量を1%とすると一般的な容器入りのお茶の量の500mlに一本当たり4.5g〜5g程度のイヌリンを摂取することができる高カテキン茶を得ることができることが分かる。
試験例4及び5のようにイヌリン添加量を増やすと、苦みをマスキングするのみではなく、茶の香りに関してもマスキングしてしまうという不具合が生じた。
〔製造例9.イヌリン入りコーヒーゼリー〕
コーヒーゼリーは量販店、CVSの定番デザートの一つであり、その独特の食感はゼリーの強度に依存し、ゼリーの強度を維持または調節するための工夫が必要とされる。イヌリンは高分子であり、ゼラチンなどのゲル化剤の影響することでゼリー強度を変化させる可能性がある。ここでイヌリンのゼリーへの最適な添加量を検証するため、下表の配合のコーヒーゼリーを調整した。各試験品をクリープメーターによる破断強度、訓練していない15名による官能評価によって硬さと甘味の検証を行った。結果を以下の表7及び図2〜4に示す。
Figure 2020127392
破断強度測定結果と官能による硬さの評価はよく一致した。イヌリン3%を添加した試料3がイヌリンを添加してない試料1に最も近い結果となった。固形分濃度を一定とするために砂糖をイヌリンに置き換えており、イヌリンを添加した試料では甘味が減少しているが、試料3がもっとも試料1に近い甘さを呈している。このことからコーヒーゼリーにおいてはイヌリン3%程度がもっともよい添加量と考えられる。一カップ180mlとすると、イヌリンを3%添加すれば、一食当たり約4.8g〜5.4gのイヌリンを摂取できるコーヒーゼリーを得ることができる。
〔実施例1:ヒトを対象とした整腸作用確認試験〕
以下の手順により、ヒトを対象として、低用量イヌリンによる整腸作用を検証した。
1.試験食品
試験食品は茶飲料を使用した。Fuji FF(イヌリン含量90%以上)を5g配合した茶飲料(190mL)を被験食として使用し、Fuji FFを含まない茶飲料(190mL)をプラセボ食として使用した。
2.被験者
本試験は、ヘルシンキ宣言に基づく倫理的原則及び「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成26年文部科学省・厚生労働省告示第3号)」並びに「個人情報の保護に関する法律(平成15年5月30日・法律第57号)」を遵守し、日本橋えがわクリニック臨床研究倫理審査委員会の承認を受け(承認日:平成29年7月14日)、臨床試験登録システムであるUMIN-CTRに登録した後に実施した(UMIN試験ID:UMIN000028826)。
被験者の選択基準は、20歳以上60歳未満の健康な日本人男女で、スクリーニング検査を実施し、試験責任医師が適切と判断した30名とした(男性8名、女性22名、平均41.5歳±10.2歳、BMI20.6±3.2)。
3.試験デザイン
本試験は、二重盲検ランダム化プラセボ対照クロスオーバー比較試験により実施した。図1に試験スケジュールを示した。被験者30名は、被験者の性別及び年齢を考慮した層別無作為化法を用いて、試験I期の対象者をプラセボ食を摂取するa群、イヌリン食を摂取するb群の2群にそれぞれ15名ずつ割り付けた。被験食品摂取期間は4週間とし、被験食品摂取期間であるI期、II期の前に1週間の前観察期を設け、それぞれ前観察期(I期前)、前観察期(II期前)とした。また、I期の摂取終了後から前観察期(II期前)の2週間、休止期間を設けた。
4.便検査(腸内フローラ解析)
I期、II期の4週目を採便期間とし、この期間内の排便のうち任意の1回を採便キットにより採便させた。腸内フローラ解析はT-RFLP法により実施し、糞便中のBifidobacterium、Lactobacillales、Bacteroides、Prevotella、Clostridium cluster IV、Clostridium subcluster XIVa、Clostridium cluster XI、Clostridium cluster XVIII、othersの存在比を測定した。
5.便性アンケート
被験者は、試験期間中、毎日排便の有無を記録するとともに、排便があった場合、「排便回数」及び「排便量」について記録した。なお、排便量については、直径2cm×10cmを1個とした。
6.統計処理
腸内フローラ解析については、対応のあるt検定(有意水準5%、両側検定)を行い、結果は平均値および中央値で示した。便性アンケートについては、被験食摂取4週目の実測値に加えて、I期、II期の被験食摂取4週目の実測値とそれぞれの前観察期の実測値を基に、それぞれ変化量を算出した。これらの値を用いて、便性アンケートについてウィルコクソンの符号順位検定(有意水準5%、両側検定)を行い、結果は平均値±標準偏差で示した。また、前観察期の排便回数が1週間当たり5回未満の者を便秘傾向者とし、排便アンケートについて被験者全体、非便秘傾向者、便秘傾向者における解析をそれぞれ実施した。
7.腸内フローラ解析の結果
腸内フローラ解析をT-RFLP法により検討した結果、Bifidobacteriumは試験食摂取期(平均値:18.8±14.1%、中央値:20.5%[四分位範囲:0.95−25.7%])においてプラセボ食摂取期(平均値:14.1±14.2%、中央値:11.6%[四分位範囲:2.5−19.1%])と比較して有意に増加した。その他の菌については、試験食摂取期とプラセボ食摂取期の間に有意な差はなかった。
8.便性アンケート結果
便性アンケートについては、前観察期において、排便回数が5回未満の被験者を便秘傾向者とし、被験者全体、非便秘傾向者、便秘傾向者における解析を実施した。被験者全体、非便秘傾向者、便秘傾向者の被験者特性を表1に、排便回数と排便量の結果を表2に示した。被験者全体および非便秘傾向者での解析では、イヌリン配合茶飲料摂取とプラセボ飲料摂取の間で有意に差がある項目はなかった。一方、便秘傾向者で層別解析した場合、排便回数の実数値は被験食摂取期3.30±1.05回/週に対し、プラセボ食摂取期で2.85±1.01回/週で、被験食摂取とプラセボ摂取の間に有意な差は見られなかったものの、排便回数の変化量は被験食摂取期で0.45±0.80回/週であったのに対し、プラセボ食摂取期では-0.25±0.99回/週で、被験食摂取により有意に増加した。また、同じく便秘傾向者の排便量の実数値は、被験食摂取期10.75±5.05個/週に対し、プラセボ食摂取期で9.30±5.98回/週で、被験食摂取とプラセボ摂取の間に有意な差は見られなかったものの、排便量の変化量は、被験食摂取期で2.05±2.48個/週であったのに対し、プラセボ食摂取期では0.00±3.75個/週であり、被験食摂取により有意に増加した。
Figure 2020127392
Figure 2020127392
9.イヌリン摂取量の計算
本試験に使用した被験食のイヌリン含量を実測したところ、4.7±0.1g/190mlであった。本被験食は190mlをスチール缶に充填提供したため飲み残しが生じる。その量を多く見積もって2%とし4.6g×98%=4.508gよりイヌリンの摂取量を4.5gとして評価した。
以上より、比較的低用量のイヌリン摂取において、糞便中のビフィズス菌が増加し、便秘傾向者においては排便回数、排便量が増加することが明らかとなった。
本発明によれば、味、風味、テクスチャーなどを損なうことなくおいしく喫食でき、かつ十分な腸機能の改善作用をもつ食品を提供することができる。

Claims (6)

  1. イヌリンを有効成分として含み、
    1日あたり4.0g以上7.3g未満のイヌリンを、ヒトに対して投与するまたは摂取させるための、整腸剤。
  2. 前記ヒトが、便秘傾向者である、請求項1に記載の整腸剤。
  3. 前記整腸が排便回数及び/又は排便量の増加である、請求項1又は2に記載の整腸剤。
  4. 1日あたり4.0g以上6.5g以下のイヌリンを、ヒトに対して投与するまたは摂取させるための、請求項1〜3のいずれかに記載の整腸剤。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の整腸剤を含有する、整腸用組成物。
  6. 整腸用食品組成物又は整腸用飲料組成物である、請求項5に記載の整腸用組成物。
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