JP4382465B2 - 粘膜免疫賦活剤 - Google Patents

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本発明は、フラクトース分子がβ−2,1結合で環状に結合して構成される環状イヌロオリゴ糖であるシクロフラクタンを有効成分とする粘膜免疫賦活剤、この粘膜免疫賦活剤を有効量配合してなる口腔適用対象物およびシクロフラクタンを有効成分とする分泌型IgA産生誘導剤に関する。
生体が外界と接する境面である皮膚および粘膜、特に、腸管粘膜などの消化管粘膜は、ウィルス、細菌、寄生虫、病原性抗原、食物抗原などの多くの物質と接触している。哺乳動物は、これら異物の体内への侵入を防止するために、粘膜面に腸管粘膜免疫システムを持ち、生体を守っている。しかしながら、生体内のバランスが崩れると、腸管の代表的なリンパ組織であるパイエル板(Peyer’s patch)に多く存在する分泌型イムノグロブリンA(分泌型IgA)の量が減少する。本来であれば、この分泌型IgAが抗原を捕捉してこれを糞便として排出し、異物の生体内への進入を防ぐ作用を発揮するが、分泌型IgA量が減少している場合には、十分に抗原を捕捉することができなくなる。そのため、分泌型IgAが捕捉できなかった抗原が腸管粘膜を通して生体内へ侵入し、その結果、粘膜免疫機能の低下に起因して起こる感染症や炎症性腸疾患、あるいはアレルギー疾患など様々な疾患を引き起こすこととなる。
そこで、粘膜面に分泌型IgAの産生を誘導し、粘膜免疫システムを増強させることができれば、抗原の侵入を抑制することができ、粘膜免疫機能の低下に起因して起こる感染症や炎症性腸疾患、あるいはアレルギー疾患など様々な疾患を予防する上で望ましい。
このような背景の中、現在食品業界では、予防医学の観点から様々な機能性食品の開発が進められている。特に、食用に供されている天然由来の素材により粘膜面に分泌型IgAの産生を誘導できる食品成分があれば、人体への安全性が高く、副作用の心配をする必要がないため望ましい。
このような特性を有する食品成分として、例えば、難消化性糖質は優れた生理作用を有することから、食品分野における機能性甘味料の一つとして注目されている。例えば、フラクトオリゴ糖は、腸管粘膜において分泌型IgAおよび抗体分泌因子(pIgA:polymeric Ig receptor)産生を増強する作用があることから、フラクトオリゴ糖を有効成分とする粘膜免疫賦活組成物が開示されている(下記の特許文献1を参照)。また、乳果オリゴ糖を摂取すると免疫賦活効果を奏することが見出され、乳果オリゴ糖を有効成分として含有する免疫賦活組成物およびインターフェロン−γの産生能亢進組成物が開示されている(下記の特許文献2を参照)。また、ラクチュロースを経口摂取したラットは、盲腸粘膜のIgA提示リンパ球比率が増加し、血清中のIgAは低下傾向を示したとの報告がある(下記の非特許文献1を参照)。
しかしながら、難消化性糖質が有する作用の解明は未だ十分には行われておらず、未知な部分も多い。従って、これまでに知られていない粘膜免疫賦活作用を有する難消化性糖質の探求は非常に意義深いものである。
特開2003−201239号公報 特開2001−64181号公報 Kudoh K. et al., J. Nutr. Sci. Vitaminol. (Tokyo), vol.45, p.173, 1999
そこで本発明は、これまでに知られていない難消化性糖質を有効成分とする粘膜免疫賦活剤を提供することを目的とする。
本発明者らは上記の点に鑑みて種々の検討を行った結果、フラクトース分子がβ−2,1結合で環状に結合して構成される環状イヌロオリゴ糖であるシクロフラクタンが優れた粘膜免疫賦活作用を有することを見出した。
シクロフラクタンの機能性についての知見は現在のところまだわずかである。それらのうち代表的なものを挙げれば、例えば、特開平5−76756号公報には、金属イオンの分析や分離に用いる金属イオン捕捉剤としてシクロフラクタンが有用であることが記載されている。また、特開平7−46956号公報には、シクロフラクタンを添加したパン生地は長期間の冷凍保存が可能であり、シクロフラクタンを添加したパン生地から製造されるパン類はパン体積やクラムの柔らかさに優れることが記載されている。また、特開平7−53347号公報には、シクロフラクタンを有効成分として含有する皮膚化粧料が角質層水分低下に基づく乾燥性皮膚を回復させる効果を有することが記載されている。また、特開平8−133986号公報には、リポソーム凍結乾燥製剤における凍結安定化剤としてシクロフラクタンが有用であることが記載されている。しかしながら、シクロフラクタンが粘膜免疫賦活剤として機能することは、これまでに報告された例はなく、また、従来の技術からは想起することができない全く新しい知見である。
すなわち本発明の粘膜免疫賦活剤は、請求項1記載の通り、シクロフラクタンを有効成分とするものである。
また、請求項2記載の粘膜免疫賦活剤は、請求項1記載の粘膜免疫賦活剤において、シクロフラクタンが環状イヌロヘキサオースおよび環状イヌロヘプタオースから選ばれる少なくとも1つとするものである。
また、請求項3記載の粘膜免疫賦活剤は、請求項1または2記載の粘膜免疫賦活剤において、分泌型IgA産生誘導作用を有するものである。
また、請求項4記載の粘膜免疫賦活剤は、請求項1乃至3のいずれかに記載の粘膜免疫賦活剤において、糞便中の分泌型IgA含量増大作用を有するものである
た、本発明の分泌型IgA産生誘導剤は、請求項記載の通り、シクロフラクタンを有効成分とするものである。
本発明における粘膜免疫賦活剤は、シクロフラクタンを有効成分とした新しい粘膜免疫賦活剤であり、飲食品や医薬品などの口腔適用対象物に幅広く応用できる汎用性の高いものである。本発明における粘膜免疫賦活剤を摂取すると、腸管粘膜において分泌型IgA産生が誘導され、糞便中における分泌型IgA含量の増大により生体防御系の免疫機能を維持・向上させることができ、粘膜免疫機能の低下に起因して起こる感染症や炎症性腸疾患、あるいはアレルギー疾患など様々な疾患の予防につなげることができる。
本発明において粘膜免疫賦活剤の有効成分として機能するシクロフラクタン(以下「CF」と略称する)とは、フラクトース分子がβ−2,1結合で環状に結合して構成される環状イヌロオリゴ糖を意味し、6個のフルクトース分子からなる環状イヌロヘキサオース(以下「CF6」と略称する)、7個のフルクトース分子からなる環状イヌロヘプタオース(以下「CF7」と略称する)、8個のフルクトース分子からなる環状イヌロオクタオース(以下「CF8」と略称する)などが知られている。これらは全て白色粉末であり、水に対する溶解性が極めて高く、含水有機溶媒などにも若干は溶解する。CFは、例えば、キクイモ、チコリ、ゴボウ、ダリアなどのキク科、ユリ科、アヤメ科、ラン科などの植物の根、根茎から得られる炭水化物の主成分であるイヌリンに、環状イヌロオリゴ糖生成酵素であるシクロイヌロオリゴサッカライド フラクタノトランスフェラーゼ(以下「CFTase」と略称する)を作用させることにより取得することができる。
以下にCFの取得方法および精製方法について詳しく記載する。CFの取得に必要なCFTaseは、バチルス マセランス(Bacillus macerans)に属するCFC1(KIM HWA-Young and YONG-JIN CHOI, J. Microbiol. Biotechnol, vl.8, no.3, p.251-257, 1998)、バチルス サーキュランス(Bacillus circulans)に属するOKUMZ 31B(Mishio Kawamura and Takao Uchiyama, Carbohydr Res, vl.260, p.297-304, 1994)、バチルス サーキュランスに属するMCI−2554(Sachiko Kushibe and Kaori Mitsui, Biosci. Biotech. Biochem., vl.59, no.1, p31-34, 1995、特開平7-41500号公報)、パエニバチルス ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)に属するMG−CF6(FERM P-19158)などのCFTase生産微生物を用いて生産させることができる。CFは、このようなCFTase生産微生物を、イヌリンを含む培地で培養した後、遠心分離などを用いて除菌し、その培養上清液から取得することができる。また、CFは、CFTase生産微生物の培養上清液から単離した粗製のCFTaseや精製したCFTaseを別途イヌリンに作用させることで取得することもできる。このような方法で得られるCFは、CF6やCF7やCF8などからなる混合物であるが、これらは活性炭カラムクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過(川村三志夫、内山喬夫、澱粉科学、第39巻、p.109-116, 1992、KIM HWA-Young et al., J. Microbiol. Biotechnol, vol.6, no.6, p.397-401, 1996)などにより、分離・精製することができる。
本発明の粘膜免疫賦活剤は、上記のような方法にて取得したCF混合物をそのまま有効成分として用いてもよいし、分離・精製した単一のCF化合物を用いてもよいし、2種類以上の単一CF化合物を所望する混合比で混合して用いてもよく、いずれの用い方であっても本発明の粘膜免疫賦活効果を発揮することができる。
本発明において、粘膜免疫賦活剤が配合されうる口腔適用対象物とは、ヒトをはじめとする哺乳動物が口に含むことができるものであれば何でもよいが、粘膜免疫賦活剤の有効成分となるCFが腸内に到達することができる、飲食品、医薬品、医薬部外品などを好適に例示することができる。
本発明の口腔適用対象物は、粘膜免疫賦活剤の有効成分となるCFを配合することができるものであればどのような形態であってもよく、例えば、水溶液や混濁物や乳化物などの液状形態であっても、ゲル状やペースト状の半固形状形態であっても、粉末や顆粒やカプセルやタブレットなどの固形状形態であってもよい。
本発明における口腔適用対象物のうち、飲食品としては、例えば、即席食品類(即席めん、カップめん、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席味噌汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズドライ食品など)、炭酸飲料、柑橘類(グレープフルーツ、オレンジ、レモンなど)の果汁や果汁飲料や果汁入り清涼飲料、柑橘類の果肉飲料や果粒入り果実飲料、トマト、ピーマン、セロリ、ウリ、ニンジン、ジャガイモ、アスパラガスなどの野菜を含む野菜系飲料、豆乳・豆乳飲料、コーヒー飲料、お茶飲料、粉末飲料、濃縮飲料、スポーツ飲料、栄養飲料、アルコール飲料やタバコなどの嗜好飲料・嗜好品類、パン、マカロニ・スパゲッティ、麺類、ケーキミックス、唐揚げ粉、パン粉、ギョーザの皮などの小麦粉製品、キャラメル・キャンディー、チューイングガム、チョコレート、クッキー・ビスケット、ケーキ・パイ、スナック・クラッカー、和菓子・米菓子・豆菓子、デザート菓子などの菓子類、しょうゆ、みそ、ソース類、トマト加工調味料、みりん類、食酢類、甘味料などの基礎調味料、風味調味料、調理ミックス、カレーの素類、たれ類、ドレッシング類、めんつゆ類、スパイス類などの複合調味料・食品類、バター、マーガリン類、マヨネーズ類、植物油などの油脂類、牛乳・加工乳、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、チーズ、アイスクリーム類、調製粉乳類、クリームなどの乳・乳製品、素材冷凍食品、半調理冷凍食品、調理済み冷凍食品などの冷凍食品、水産缶詰め、果実缶詰め・ペースト類、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、水産乾物類、佃煮類などの水産加工品、畜産缶詰め・ペースト類、畜肉缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物・煮豆類、農産乾物類、シリアル(穀物加工品)などの農産加工品、ベビーフード、ふりかけ・お茶漬けのりなどの市販食品などが挙げられる。また、本発明の口腔適用対象物は、家畜用配合飼料(養牛用飼料、養豚用飼料、養鶏用飼料など)やペットフードなどの動物用飼料であってもよい。
また、本発明の口腔適用対象物のうち、医薬品としては、日本薬局方に収められている医薬品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、その製剤形態としては、例えば、エアゾール剤、液剤、エキス剤、エリキシル剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、散剤、酒精剤、錠剤、シロップ剤、浸剤・煎剤、トローチ剤、芳香水剤、リモナーゼ剤などが挙げられる。医薬部外品としては、厚生労働大臣が指定した医薬部外品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、例えば、内服液剤、健康飲料、消毒剤、消毒保護剤、ビタミン含有保健剤などが挙げられる。
口腔適用対象物への本発明の粘膜免疫賦活剤の配合方法は特に制限されるものではない。例えば、口腔適用対象物の形態が液状形態や半固形状形態である場合には、その調製段階において本発明の粘膜免疫賦活剤をそのまま、あるいは水に溶解させた水溶液などとして添加し、均一化することにより行えばよい。また、本発明の粘膜免疫賦活剤をアルコール水などの含水有機溶媒やエタノールなどの有機溶媒などに分散させた分散液として添加し、十分に攪拌してこれを分散させることも可能である。なお、このようにして得られた調製物を、噴霧乾燥機や凍結乾燥機などを用いて乾燥することで、粉末状形態としてもよい。また、飲食品の形態が固形状形態である場合には、その調製段階において本発明の粘膜免疫賦活剤をそのまま、あるいは水に溶解させた水溶液などとして添加し、均一化することにより行えばよい。また、本発明の粘膜免疫賦活剤をアルコール水などの含水有機溶媒やエタノールなどの有機溶媒などに分散させた分散液として添加し、十分に混合してこれを分散させることも可能である。水難溶性の飲食品に本発明の粘膜免疫賦活剤を配合する場合、必要に応じて飲食品にアルコール水などの含水有機溶媒やエタノールなどの有機溶媒などを添加してこれを溶解や希釈し、ここに本発明の粘膜免疫賦活剤を添加し、十分に攪拌して粘膜免疫賦活剤を分散させるようにしてもよい。
口腔適用対象物に対する本発明の粘膜免疫賦活剤の配合量は、特に制限されないが、対象となる口腔適用対象物により配合量を適宜設定することが好ましい。一般的には、最終製品中で0.5〜20重量%であることが好ましく、1〜10重量%であることがより好ましい。粘膜免疫賦活剤の配合量が0.5重量%より少ない場合には、目的とする粘膜免疫賦活効果が期待できない恐れがある。一方、粘膜免疫賦活剤の配合量が20重量%より多い場合には、口腔適用対象物が飲食品の場合には飲食品本来の味が損なわれることや、ある一定の効果以上は得ることができずに経済的に不利となることがある。
本発明の粘膜免疫賦活剤は、上記のように口腔適用対象物に配合して摂取してもよいが、そのまま単独で摂取することもできる。その摂取量は、摂取形態、年齢、体重などにより異なるが、特に制限されるものではない。本発明の粘膜免疫賦活剤を単独で製剤化して摂取する場合における製剤形態は、有効成分としてCFを含んでなるものであればどのような形態であってもよく、例えば、粉末状であってもよいし液状であってもよい。また、本発明の粘膜免疫賦活剤は、他の粘膜免疫賦活剤、例えば、フラクトオリゴ糖や乳果オリゴ糖などと併用して用いても何ら問題は生じない。他の粘膜免疫賦活剤と併用した場合には、より優れた粘膜免疫賦活効果を期待することができる。また、本発明の粘膜免疫賦活剤を口腔適用対象物に配合する際や単独で製剤化する際は、必要に応じて、増量剤、抗酸化剤、着色剤、香料、矯味剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、甘味料、他の糖質、酸味料、ビタミン類などの公知の各種添加剤と適宜組み合わせて用いてもよい。抗酸化剤としては、例えば、クエン酸トコフェロール(三栄源・エイ・エフ・アイ社製)などが挙げられる。界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、レシチン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非界面活性剤などが挙げられる。糖質としては、グルコース、フラクトースなどの単糖類のほか、オリゴ糖、マルトース、シュクロースなどの二糖類、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、デキストリン、シクロデキストリンなどの多糖類、キシリトール、エリスリトール、ソルビトールなどの糖アルコールなどを例示することができる。シクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−シクロデキストリンおよび分岐α−、β−、γ−シクロデキストリンが使用できる。甘味料としては、天然甘味料(ソーマチン、ステビア抽出物、グリチルリチンなど)、合成甘味料(サッカリン、アスパルテームなど)などを利用できる。酸味料としては、天然成分から抽出した果汁類のほか、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、リン酸が挙げられる。ビタミン類としては、パルミチン酸レチノール、ビスベンチアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸、ビオチン、コレカルシフェロール、重酒石酸コリン、トコフェロールなどの水溶性および脂溶性ビタミン類が挙げられる。以上のような添加剤以外の他の添加剤としては、グレープフルーツ、リンゴ、オレンジ、レモン、パイナップル、バナナ、ナシなどの各種果汁(濃縮果汁);グルタミン酸ナトリウム、グリシン、アラニン、アスパラギン酸ナトリウムなどのアミノ酸;ポリデキストロース、ペクチン、キサンタンガム、アラビアガム、アルギン酸などの食物繊維;グルタミン酸、イノシン酸などの呈味成分;塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸一ナトリウム、グリセロリン酸カルシウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、硫酸マンガン、硫酸銅、沃化ナトリウム、ソルビン酸カリウム、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、コバルトなどのミネラルないし微量元素などが挙げられる。
本発明における粘膜免疫賦活剤は、以上のように口腔適用対象物に配合しての摂取あるいは単独での摂取により、本発明の効果を奏することができるが、中でも、免疫機能が弱い者に対して、免疫増強作用を賦与する目的で利用することが有用である。幼児や老人または体力が低下した人は免疫力が弱くなっており、病原菌など外部からの異物に対する抵抗力が低いことが知られている。また、分泌型IgAのない育児粉乳で育てられた人工栄養児またはIgA欠損症の患者では、食餌性抗原に対するIgG抗体が高頻度に出現し、アレルギー性の疾患や自己免疫疾患の発現頻度が高いことが知られている。そのため、細菌やウィルスの中和、組織への細菌の付着の抑制、食物抗原によるアレルギーの抑制に重要な役割を果たしているIgAの産生量を高値に保つ作用を有する口腔適用対象物が望まれている。このような観点からみた場合、本発明の粘膜免疫賦活剤を口腔適用対象物に配合する場合、例えば、免疫機能の発達が未熟な乳幼児の育児用調製粉乳やフォローアップミルク、あるいは免疫機能の低下した高齢者向けの食品、あるいは保健機能食品、栄養補助食品、または病者用食品などに配合すれば、本発明の粘膜免疫賦活剤を有効に活用することが出来るため好ましい。
本発明のCFを有効成分とする粘膜免疫賦活剤は、粘膜免疫機能の低下に起因して起こる様々な疾患、特に粘膜を介して感染するウィルスあるいは細菌感染症の予防に有用である。腸管粘膜は感染防御の第一線であり、粘膜免疫に重要な役割を果たすIgAの産生をCFが誘導することにより、様々な感染症の予防に役立つことが予想される。また、CFを有効成分とする粘膜免疫賦活剤は、アレルギー疾患の予防に有用であると考えられる。アレルギーは生体には害を及ぼさない抗原に対する異常な免疫反応であると考えられ、本来粘膜で除去されるべき抗原が、十分に除去しきれないことに一因があると考えられている。従って、CFの摂取によりIgAの産生が誘導され、粘膜での抗原除去が十分に行われれば、アレルギーの予防に対しても効果を示すものと考えられる。また、本発明の粘膜免疫賦活剤は、ヒト以外の哺乳動物にも適用することができ、例えば、牧場などにおける牛のような家畜動物の感染症やアレルギー疾患などの予防を図ることができる点において有用である。
以下に、製造例、試験例および処方例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1:CF混合物の製造方法
イヌリン4%、イーストエキストラクト0.2%、硝酸ナトリウム0.5%、硫酸マグネシウム0.05%、塩化カリウム0.05%、リン酸1カリウム0.05%、塩化第二鉄0.001%を含んだ培地200mlをpH7.5に調整して、120℃で15分間蒸気滅菌した。この滅菌した培地にパエニバチルス ポリミキサMG−CF6(FERM P-19158)を1白金耳接種し、200rpm、35℃で48時間振とう培養した。培養終了後遠心分離により菌体を除去し、培養上清液を得た。上記の操作を繰り返して得られた培養上清4000mlを減圧濃縮して粗CF含有液糖(約500ml、固形分として72g)とした。
この粗CF含有糖液のpHを1Mクエン酸で4.5に調整後、エキソ型およびエンド型イヌリナーゼ混合酵素(商品名Fructozyme L、 Novo Nordisk社製)を0.5ml(約1000単位)加え、60℃で1時間作用させた。これを100℃で10分間加熱して酵素を失活させ、遠心分離により変成蛋白を除いた。得られた反応溶液(CF含有酵素処理液)を高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、糖分としてはCF、フルクトース、グルコースのみであった。
このCF含有酵素処理溶液をそのまま水で平衡化した活性炭カラム(40×900mm)に供した。カラムを6000mlの水で洗浄後、同量の30%(v/v)エタノール水溶液で溶出した。エタノール水溶液画分を減圧濃縮し、凍結乾燥してCF混合物約30g(組成比はCF6:61.7%、CF7:30.7%、その他:7.6%)を得た。
製造例2:CF精製物
製造例1で得られたCF混合物30gを、少量の70%エタノール水溶液に溶解した。この溶液を同濃度のエタノール水溶液で平衡化したQAE−トーヨーパールカラム(40×900mm)に供し、CF6とCF7を分離した。これらを凍結乾燥して、15gのCF6と7gのCF7それぞれの純品の粉末を得た。
試験例1:CFによる粘膜免疫賦活作用試験
CFによる粘膜免疫賦活作用を以下の試験方法に従って調べた。
(試験方法)
3週令のBALB/cを3週間固形飼料で予備飼育した後、平均体重が均等になるように群分けし、各々の群に、表1に示す組成の飼料を4週間摂取させた。試験群には製造例1に記載のCF混合物を添加し、コントロール群にはCF混合物の代わりにショ糖を添加した。この間、飼料および水は自由に摂取させた。飼育室温は23℃で明期8:00〜20:00、暗期20:00〜8:00とした。
試験開始から0週目(試験開始前日〜開始日)、1週目(5〜6日目)、2週目(11〜12日目)、3週目(17〜18日目)、4週目(22〜23日目)の5回にわたり、マウスを個別ケージに入れ、朝9時から翌朝9時までの24時間分の糞便を採取した。得られた糞便を9時間、マイナス20℃で冷凍後、12時間凍結乾燥し、このときの糞便の乾燥重量を計量した。乾燥糞重量の経時的変化を表4および図3に示す。そしてこの乾燥糞便に0.01Mリン酸緩衝液(PBS)(pH7.4)を0.1g/ml濃度となるように加え、ホモジナイザーにより均質化した。遠心分離(9000rpm×15分、0℃)して上清を集め、IgA測定用サンプルとした。
IgAの測定は、Bethyl Laboratories,IncのMouse IgA ELISA Quantitation Kitを用い、そのプロトコールに従って行った。抗原としてヤギ抗マウスIgA抗体を使用し、0.05M炭酸カルシウム緩衝液(pH9.6)で1μl/0.1ml濃度となるように抗体原液を調製し、これを各ウェルに入れ、4℃で一夜静置させて抗原処理を行った。翌日、各ウェルを、0.05%Tween20を含む50mM Tris,0.14M NaCl、pH8.0(洗浄液1)で3分間洗浄後、各ウェルに、1%BSAを含む50mM Tris,0.14M NaCl(pH8.0)を加え、25℃で30分間ブロッキングした。サンプルまたはマウスIgA抗体の標準品を、1%BSA,0.05%Tween20を含む50mM Tris,0.14M NaCl(pH8.0)(希釈液1)で稀釈した。各ウェルを3分間洗浄液1で洗浄後、サンプルおよびマウスIgA抗体の標準品を加えて25℃で1時間インキュベートした。各ウェルを3分間洗浄液1で洗浄後、希釈液で濃度を調整したHRP標識したヤギ抗マウスIgA抗体を加え25℃で1時間インキュベートした。各ウェルを3分間洗浄液1で洗浄後、0.4mg/ml濃度のOPD(和光純薬社製)と0.026%H22を含む0.1M クエン酸リン酸緩衝液(pH5.0)を加えアルミホイルで遮光しながら25℃で20分間反応させた。2M H2SO4を100μl加えて反応を停止し、492nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダーにより測定した。糞便中の分泌型IgA量の経時的変化を表2および図1に示し、糞便中の分泌型IgA濃度の経時的変化を表3および図2に示す。
Figure 0004382465
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(試験結果)
表2および図1から明らかなように、CFを摂取させた試験群では、いずれの週においても、糞便中の分泌型IgA量がコントロール群に比べ有意に上昇した。試験最終期の4週において糞便中の分泌型IgA量が最大となり、その値は4.52±0.93mg/dayであった。
また、表3および図2から明らかなように、CFを摂取させた試験群では、いずれの週においても、糞便中の分泌型IgA濃度がコントロール群に比べ有意に上昇した。試験開始から3週にかけて分泌型IgA濃度が経時的に増加し、最大となる3週の分泌型IgA濃度は13.69±2.18mg/g乾燥糞重量であった。
また、表4および図3から明らかなように、CFを摂取させた試験群では、いずれの週においても、乾燥糞重量がコントロール群に比べ有意に上昇した。
本発明の粘膜免疫賦活剤の有効成分となるCFは、CFを摂取したいずれの時期においても糞便中における分泌型IgA含量を上昇させることがわかった。これより本発明における粘膜免疫賦活剤は、腸管粘膜において分泌型IgA産生を誘導し免疫機能を増強させる効果をもち、長期間摂取してもその効果を維持することができる優れた粘膜免疫賦活剤であることがわかった。
なお、製造例2で得られたCF6およびCF7の各々についても、上記と同様の効果を確認した。
以下に、本発明における粘膜免疫賦活剤を口腔適用対象物へ配合させた処方例を示す。本発明の粘膜免疫賦活剤を含有する飲食品は、飲食品本来の味・香りを損なうことなく、美味しく摂取できるものであった。
処方例1:粘膜免疫賦活剤を含有する緑茶飲料
水900mlを60℃まで加熱し、これに緑茶葉30gを加え6分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.26:ADVANTEC社製、捕集粒子径=3μm)により清澄化を行い、抽出液760mlを得た。この緑茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度60mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例1で得られたCF混合物を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、CFを含有する緑茶飲料を得た。
処方例2:粘膜免疫賦活剤を含有する烏龍茶飲料
水900mlを80℃まで加熱し、これに烏龍茶(ウーロンG)30gを加え6分間抽出した。処方例1と同様にして茶殻の除去、冷却、清澄化を行い、烏龍茶抽出液810mlを得た。この烏龍茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度50mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例2で得られたCF精製物であるCF7を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、CFを含有する烏龍茶飲料を得た。
処方例3:粘膜免疫賦活剤を含有する紅茶飲料
処方例2における烏龍茶(ウーロンG)を紅茶(ヌワヤレモンティー)に変更した以外は処方例2と同様の方法で調製し、CFを含有する紅茶飲料を得た。
処方例4:粘膜免疫賦活剤を含有する麦茶飲料
水800mlを90℃まで加熱し、これに麦茶原料大麦40gを加え30分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.2:ADVANTEC社製)により清澄化を行い、抽出液720mlを得た。この麦茶抽出液を飲用濃度(Brix 0.4゜)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.0の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例1で得られたCF混合物を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、20分間の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、CFを含有する麦茶飲料を得た。
処方例5:粘膜免疫賦活剤を含有する混合茶飲料
水900mlを90℃まで加熱し、これに混合茶(配合比率:烏龍茶65%、紅茶20%、ジャスミン5%、陳皮4%、ハイビスカス4%およびバナバ2%)30gを加え10分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.2:ADVANTEC社製)により清澄化を行い、抽出液820mlを得た。この混合茶抽出液を飲用濃度(Brix 0.2゜)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.0の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例2で得られたCF精製物であるCF7を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、20分間の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、CFを含有する混合茶飲料を得た。
処方例6:粘膜免疫賦活剤を含有するオレンジ50%果汁飲料
6倍濃縮オレンジ果汁 84g
果糖ブドウ糖液糖 9.7g
クエン酸 0.06g
L−アスコルビン酸 0.022g
製造例1で得られたCF混合物 5g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mlとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例1で得られたCF混合物を含有するオレンジ50%果汁飲料を得た。
処方例7:粘膜免疫賦活剤を含有するオレンジ100%果汁飲料
1/6濃縮オレンジ果汁 168g
製造例2で得られたCF7 10g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mlとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するオレンジ100%果汁飲料を得た。
処方例8:粘膜免疫賦活剤を含有するモモ50%果汁飲料
1/4濃縮モモ果汁 131g
果糖ブドウ糖液糖 9.7g
クエン酸 0.06g
L−アスコルビン酸 0.022g
製造例2で得られたCF6 5g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mlとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するモモ50%果汁飲料を得た。
処方例9:粘膜免疫賦活剤を含有するグレープフルーツジュース
市販のグレープフルーツジュース(サンキスト グレープフルーツジュース濃縮還元100%:サンキスト社の商品名)に本発明の製造例1に記載のCF混合物を3重量%添加し、CFを含有するグレープフルーツジュースを調製した。
処方例10:粘膜免疫賦活剤を含有する果肉入りグレープフルーツジュース
市販の果肉入りグレープフルーツジュース(ゴクリ:サントリー社の商品名)に本発明の製造例2に記載のCF精製物であるCF7を3重量%添加し、CFを含有する果肉入りグレープフルーツジュースを調製した。
処方例11:粘膜免疫賦活剤を含有する野菜ジュース
市販の野菜ジュース(カゴメ野菜ジュース:カゴメ社の商品名)に本発明の製造例2に記載のCF精製物であるCF6を5重量%添加し、CFを含有する野菜ジュースを調製した。
処方例12:粘膜免疫賦活剤を含有するコーヒー飲料
市販のコーヒー飲料(ブラックボトル無糖:ダイドードリンコ社の商品名)に本発明の製造例1で得られたCF混合物を1重量%添加し、CFを含有するコーヒー飲料を調製した。
処方例13:粘膜免疫賦活剤を含有するスポーツ飲料
製造例1で得られたCF混合物 20g
ビタミンB1塩酸塩 0.45mg
ビタミンB2 0.2mg
ビタミンC 10mg
ナイアシン 0.8mg
パントテン酸Ca 0.22mg
クエン酸鉄アンモニウム 12.57mg
クエン酸 100mg
果糖 2.5g
上記記載の成分にイオン交換水を加え全量を200mlとし、製造例1で得られたCF混合物を含有するスポーツ飲料を調製した。
処方例14:粘膜免疫賦活剤を含有するコーラ
グラニュー糖 5g
コーラベース 0.3g
クエン酸 0.05g
製造例2で得られたCF7 5g
上記記載の成分に炭酸水を加え全量を100mlとし、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するコーラを調製した。
処方例15:粘膜免疫賦活剤を含有するミルクシェーク
バター 1.7g
脱脂粉乳 5.5g
製造例2で得られたCF6 10g
砂糖 5g
ソルビトール 4g
乳化安定剤 0.7g
上記記載の成分にイオン交換水を加え全量を100mlとし、80℃まで加温して溶解し、ホモジナイザーで乳脂肪を均質化した後翌日まで5℃でエージングした。次にフリージング後に−40℃まで急冷した後よくミキシングして、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するミルクシェークを調製した。
処方例16:粘膜免疫賦活剤を含有するドリンクヨーグルト
醸酵脱脂乳(脱脂乳を発酵させて粉砕したもの) 40g
砂糖 13g
安定剤 0.35g
香料 0.05g
製造例1で得られたCF混合物 10g
上記記載の成分にイオン交換水を加え、全量を100gとし、混合溶解した。これをホモジナイザーで均質化して、製造例1で得られたCF混合物を含有するドリンクヨーグルトを調製した。
処方例17:粘膜免疫賦活剤を含有する赤ワイン
市販の赤ワイン(デリカメゾン赤・ライトタイプ:サントリー社の商品名)に本発明の製造例2で得られたCF精製物であるCF7を1重量%添加し、CFを含有する赤ワインを調製した。
処方例18:粘膜免疫賦活剤を含有するビール
市販のビール(キリンラガー:キリンビール社の商品名)に本発明の製造例2で得られたCF精製物であるCF6を1重量%添加し、CFを含有するビールを調製した。
処方例19:粘膜免疫賦活剤を含有する豆乳飲料
大豆粉水溶液 500g
砂糖 90g
5倍濃縮モモ果汁 20g
クエン酸 3g
ペクチン 3g
ミルクフレーバー 0.5g
ピーチフレーバー 1g
製造例1で得られたCF混合物 10g
上記記載の成分を混合し、イオン交換水を加え、全量を1000mlとした。この混合液を92℃で1〜3秒間殺菌後、87℃で容器に充填することによって、製造例1で得られたCF混合物を含有する豆乳飲料を調製した。
処方例20:粘膜免疫賦活剤を含有するスープ
コーンスターチ 30g
製造例2で得られたCF7 5g
砂糖 5g
食塩 5g
脱脂粉乳 30g
肉エキスパウダー 1g
HAPパウダー 4g
グルタミン酸ソーダ 5g
ホワイトペッパー 0.2g
セロリパウダー 0.01g
オニオンエキスパウダー 5g
マーガリン 5g
乾燥ニンジン 5g
乾燥パセリ 0.3g
上記記載の成分をインスタントスープ処方で粉末混合し、この混合物21.5gに200mlの水を加え、よく混ぜながら3〜5分加熱し、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有する粉末ポタージュスープを調製した。
処方例21:粘膜免疫賦活剤を含有するビーフシチュー
牛肉 110g
ジャガイモ(6切れ) 60g
ニンジン(6切れ) 50g
ドミグラスソース 215g
製造例2で得られたCF6 5g
4号缶に上記記載の材料を添加し、よく混合した。これを115℃で90分間レトルト殺菌し、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するビーフシチューを調製した。
処方例22:粘膜免疫賦活剤を含有するレトルトカレー
バラ肉 12.4g
塩 0.5g
バター 5.2g
ジャガイモ 8.4g
タマネギ 12.4g
ニンジン 2.5g
小麦粉 3.6g
カレー粉 0.5g
香辛料 0.5g
製造例1で得られたCF混合物 5g
バラ肉をと野菜類を別々にフライパンで炒めて鍋にうつした。粉類を炒めてブラウンルーを作り、全体を鍋で煮詰めて、製造例1で得られたCF混合物を含有するレトルトカレーを調製した。
処方例23:粘膜免疫賦活剤を含有するノンオイルドレッシング
食酢 30.8g
砂糖 4g
食塩 0.5g
薄口醤油 8.4g
だし汁 26.3g
粉飴 20g
製造例2で得られたCF7 10g
液体原料を混合後、粉末原料を溶解させて、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するノンオイルドレッシングを調製した。
処方例24:粘膜免疫賦活剤を含有する麺つゆ(2倍濃縮タイプ)
醤油 70ml
砂糖 20g
みりん 5ml
鰹節煮出し液 9g
核酸系調味料 3g
食塩 2g
製造例2で得られたCF6 5g
カラメル 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mlとし、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有する2倍濃縮の麺つゆを調製した。
処方例25:粘膜免疫賦活剤を含有する焼肉のたれ
醤油 900ml
味噌 500g
砂糖 350g
玉ねぎペースト 100g
リンゴペースト 200g
ごま油 60g
にんにくペースト 250g
白ごまペースト 20g
製造例1で得られたCF混合物 50g
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を2000mlとし、製造例1で得られたCF混合物を含有する焼肉のたれを調製した。
処方例26:粘膜免疫賦活剤を含有するマヨネーズ
卵黄 卵1個分
酢 小さじ1杯
塩 適量
サラダ油 120ml
砂糖 適量
製造例2で得られたCF7 5g
上記記載の成分を常法に従ってゆっくりと加えながら混合し、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するマヨネーズを調製した。
処方例27:粘膜免疫賦活剤を含有するハードヨーグルト
脱脂乳 90.9g
砂糖 5g
製造例2で得られたCF6 5g
ステビオサイド 0.05g
香料 少量
硬化剤 少量
脱脂乳に硬化剤を添加後、スターターを3%接種して酸度が0.7%になったところで冷蔵した。他の原料を攪拌混合し、再度冷蔵して、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するハードヨーグルトを調製した。
処方例28:粘膜免疫賦活剤を含有するアイスクリーム
バター 7.5g
脱脂粉乳 5g
砂糖 10g
製造例1で得られたCF混合物 5g
乳化安定剤 0.7g
粉あめ(DE 8) 7g
上記記載の成分にイオン交換水を加え、全量を100gとし、よく混合した。これを70℃まで加熱してホモミキサーで攪拌後、ホモジナイザーで均質化した。冷蔵庫で1日エージングし、フリージング後に−40℃に急冷して、製造例1で得られたCF混合物を含有するアイスクリームを調製した。
処方例29:粘膜免疫賦活剤を含有するコーヒーホワイトナー(粉末タイプ)
大豆硬化油 50g
水飴 25g
乳化剤 0.84g
クリームフレーバー 0.16g
砂糖 14g
製造例2で得られたCF7 10g
乾物に対して66.6%の湯に水溶性原料を溶解し、油に乳化剤を溶解した。両者を60℃で乳化、均質化後にスプレードライして、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するコーヒーホワイトナー(粉末タイプ)を調製した。
処方例30:粘膜免疫賦活剤を含有する漬物用調味液
昆布エキス 6g
鰹節エキス 4g
食塩 4g
製造例2で得られたCF6 1g
上記成分をイオン交換水に溶解し、全量を100gとし、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有する漬物用調味液を調製した。
処方例31:粘膜免疫賦活剤を含有するゼリー
1/5濃縮ブドウ果汁 10g
製造例1で得られたCF混合物 20g
砂糖 15g
ブドウ糖 20g
水飴 12g
上記成分をイオン交換水で加温しながら完全に溶解し、全量を100gとした。これをカップ容器に注ぎ、ヒートシールで蓋をして冷却し、製造例1で得られたCF混合物を含有するゼリーを調製した。
処方例32:粘膜免疫賦活剤を含有するキャンディー
砂糖 50g
水飴 100g
クエン酸 1g
香料 0.4g
着色料 0.1g
製造例2で得られたCF7 10g
上記記載の成分をキャンディー処方により常法で、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するキャンディー30個を調製した。
処方例33:粘膜免疫賦活剤を含有するチューイングガム
酢酸ビニール樹脂 20g
可塑剤 3g
ポリイソブチレン 3g
マイクロクリスタルワックス 2g
炭酸カルシウム 2g
砂糖 40g
ブドウ糖 20g
製造例2で得られたCF6 10g
アスパルテーム 0.3g
香料 1g
糖質と香料以外の原料を鍋にとり、加熱溶解してよく混合した。50℃に冷却して糖質を添加混合し、40℃で香料を添加して成型後、放冷して、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するガムを調製した。
処方例34:粘膜免疫賦活剤を含有するスイートチョコレート
ビターチョコ 33.2g
砂糖 50g
製造例1で得られたCF混合物 10g
アスパルテーム 0.31g
カカオバター 11.1g
上記記載の成分を40℃でよく混合し、さらに、ライカイ機で長時間練り上げて粒子を微細にした。成型後冷却して、製造例1で得られたCF混合物を含有するスイートチョコレートを調整した。
処方例35:粘膜免疫賦活剤を含有するジャム
オレンジ果皮 250g
砂糖 100g
クエン酸 0.5g
製造例2で得られたCF7 50g
上記記載の成分を常法により煮詰め、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有するジャムを調製した。
処方例36:粘膜免疫賦活剤を含有するクッキー
薄力粉 100g
澱粉 74g
水 14g
製造例2で得られたCF6 15g
ベーキングパウダー 小さじ2
塩 小さじ2
卵 1個
バター 80g
牛乳 大さじ2
上記記載のクッキー処方により常法で、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するクッキー30個を調製した。
処方例37:粘膜免疫賦活剤を含有するカスタードクリーム
上白糖 10g
ブドウ糖 5g
水飴 6.2g
製造例1で得られたCF混合物 10g
小麦粉 3.8g
加工澱粉 7g
脱脂粉乳 1.3g
マーガリン 7.9g
卵黄(粉) 0.2g
イオン交換水 41.9g
少量の水に小麦粉、加工澱粉、卵黄(粉)を混合したものに、残りの水を80℃にして他の原料を溶解したものを、泡立て器を使用しながら添加して強火で煮て、製造例1で得られたCF混合物を含有するカスタードクリームを調製した。
処方例38:粘膜免疫賦活剤を含有する練りようかん
生あん 36.8g
かんてん 0.8g
水 7.2g
砂糖 40g
製造例2で得られたCF7 10g
水で膨張させたかんてんに、水、砂糖、茶多糖類を加え、加熱沸騰して溶解させた。これをうらごしした後、再沸騰させ、生あんを添加し、全量が100gになるまで煮詰めた。成型、冷却し、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有する練りようかんを調製した。
処方例39:粘膜免疫賦活剤を含有するスパゲッティー
小麦粉 100g
水 25g
製造例1で得られたCF混合物 5g
粉類を混合し、これに水を少量ずつ加えながら均一に練りこみ、製造例1で得られたCF混合物を含有するスパゲッティーを調製した。
処方例40:粘膜免疫賦活剤を含有する中華麺
超強力粉 70g
馬鈴薯澱粉 30g
食塩 1g
かんすい 2g
水 48g
製造例2で得られたCF7 10g
上記記載の原料を混合し、常法に従って混捏、成形、複合、熟成、圧延して麺帯を形成して麺線に切り出し、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有する中華麺を調製した。
処方例41:粘膜免疫賦活剤を含有する即席中華麺
市販中華麺用粉 60g
超強力粉 40g
馬鈴薯澱粉 12g
食塩 2g
市販かんすい 0.3g
水 35g
製造例2で得られたCF6 10g
上記記載の原料をミキサーに入れミキシングし、荒延、圧延、切り出しを行い、麺線を得た。この麺線を100℃で蒸煮し、150℃の油で揚げ、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有する即席中華麺を調製した。
処方例42:粘膜免疫賦活剤を含有する冷凍うどん
小麦粉 100g
食塩 3g
水 30g
製造例1で得られたCF混合物 10g
上記記載の成分をミキサーに入れミキシングし、熟成、圧延、切り出しを行い、麺線を得た。この麺線を沸騰水中に入れて約5分間茹で上げ、冷水で10℃まで冷却した。1玉分の麺線を取り出し、水切りした後、容器に厚さが均一となるようにならしながら入れて、−30℃にて急速冷凍し、製造例1で得られたCF混合物を含有する冷凍うどんを調製した。
処方例43:粘膜免疫賦活剤を含有する春巻き用の皮
小麦澱粉 99g
小麦粉 1g
乳化剤 3g
サラダ油 2g
酒 2g
食塩 2g
水 43g
製造例2で得られたCF7 2g
上記記載の成分を攪拌混練してペースト状の生地を作り、回転ドラムに1mmの厚さに塗り付けて焼成して、できた生地を切断した12cm×12cmの正方形に成型し、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有する春巻きの皮を調製した。
処方例44:粘膜免疫賦活剤を含有するビーフ&ポークソーセージ
牛肉 22g
水 17.3g
食塩 1.7g
塩漬け剤 0.01g
砂糖 1g
グルタミン酸ソーダ 0.5g
スパイス 0.5g
馬糊 3g
豚肩肉 54g
製造例2で得られたCF6 10g
上記記載の成分を生のまま粉砕して混合し、フィルムに充填した。塩漬として5℃で12時間放置した後、75℃で90分間ボイルしてから冷蔵し、製造例2で得られたCF精製物であるCF6を含有するビーフ&ポークソーセージを調製した。
処方例45:粘膜免疫賦活剤を含有するかまぼこ
スリミ 60g
塩 1.8g
氷 30.4g
澱粉 6g
調味料 1.8g
製造例1で得られたCF混合物 6g
スリミと塩と少量の氷を混合し、サイレント・カッターで破断混合を5分間行った後、残りの氷と原料を追加して続けて10分間混合した。15℃で粘りが出たところで終了し、型とりをして160℃の油で4分間フライして、製造例1で得られたCF混合物を含有するかまぼこを調製した。
処方例46:粘膜免疫賦活剤を含有する内服液剤
製造例2で得られたCF7 10g
ニンジン乾燥エキス 214mg
イカリソウ乾燥エキス 50mg
ウルソデスオキシコール酸 25mg
D−ソルビトール 50g
白糖 25g
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3g
プロピレングリコール 5ml
安息香酸ナトリウム 600mg
パラオキシ安息香酸ブチル 10mg
クエン酸塩緩衝液 適量
上記成分にイオン交換水を加え全量を300mlとし、製造例2で得られたCF精製物であるCF7を含有する内服液剤を調製した。
処方例47:粘膜免疫賦活剤を含有するフォローアップミルク
原料乳 200g
市販の乳清粉末 7.5g
カゼイン 2g
調整脂肪 12.5g
乳糖 30g
デキストリン 10g
ビタミン混合物 22mg
ミネラル混合物 840mg
製造例2で得られたCF7 6.5g
上記成分を添加し、標準化し、調乳液を均質化した後、121℃で2秒間殺菌した。次いで殺菌した調乳液を濃縮し、噴霧乾燥して粉末状にし、製造例2で得られたCF7を含有するフォローアップミルク約90gを調製した。
処方例48:粘膜免疫賦活剤を含有する育児用調製粉乳
乳性タンパク質濃縮物 15g
カゼイン 10g
ミネラル混合物 550mg
調製脂肪 20g
デキストリン 40g
製造例2で得られたCF7 10g
ショ糖 5g
乳糖 10g
ビタミン混合物 23mg
上記成分をイオン交換水200ml(60℃)に添加し均質化する。これを120℃で2秒間殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、製造例2で得られたCF7を含有する育児用調製粉乳約97gを調製した。
処方例49:粘膜免疫賦活剤を含有する液状流動食
乳性タンパク質濃縮物 5g
デキストリン 10g
製造例2で得られたCF7 5g
コハク酸モノグリセリド 140mg
調整脂肪 2g
ミネラル混合物 400mg
ビタミン混合物 20mg
上記成分をイオン交換水(60℃)に添加し、ホモミキサーを用いて予備乳化した。ついで、予備乳化物を、高圧ホモジナイザーを用いて2回均質化し、製造例2で得られたCF7を含有する液状流動食約100gを調製した。
処方例50:粘膜免疫賦活剤を含有する仔豚育成用飼料
トウモロコシ 73g
大豆油粕 12g
濃縮ホエータンパク質 11g
動物性油脂 4g
製造例1で得られたCF混合物 5g
上記成分をよく混合し、製造例1で得られたCF混合物を含有する仔豚育成用飼料を調製した。
本発明のシクロフラクタン(CF)は、前記の通り、各種飲食品などに添加することができる。
実施例における糞便中の分泌型IgA量の経時的変化を示すグラフである。 同、糞便中の分泌型IgA濃度の経時的変化を示すグラフである。 同、乾燥糞重量の経時的変化を示すグラフである。

Claims (5)

  1. シクロフラクタンを有効成分とする粘膜免疫賦活剤。
  2. シクロフラクタンが環状イヌロヘキサオースおよび環状イヌロヘプタオースから選ばれる少なくとも1つである請求項1記載の粘膜免疫賦活剤。
  3. 分泌型IgA産生誘導作用を有する請求項1または2記載の粘膜免疫賦活剤。
  4. 糞便中の分泌型IgA含量増大作用を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の粘膜免疫賦活剤
  5. シクロフラクタンを有効成分とする分泌型IgA産生誘導剤。
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