JP4065834B2 - 茶多糖類 - Google Patents

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本発明は、所定の大きさを有する茶多糖類に関する。
近年、わが国では食生活が豊かになる一方で、西欧食の典型である高脂肪食あるいは高コレステロール食などの摂取量が増加している。コレステロールや中性脂肪といった脂質は体を作るのに必要な成分であるが、これら脂質摂取量が増えすぎると余分となった脂質が体内にたまり、やがて肥満を引き起こす。平成13年の国民栄養調査によると、国民の脂質からのエネルギー摂取比率は25%を超え、すでに危険域に達したと報告されている。肥満は高血圧、耐糖能異常、高脂血症などを合併しやすく、虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病など、いわゆる成人病の危険因子として考えられており、成人病予防の観点から、肥満予防対策は極めて重要である。
このような背景の中、現在食品業界では、予防医学の観点から様々な機能性食品の開発がすすめられている。特に、食用に供されている天然由来の素材により体外へ不要な脂質の排出を促進し、肥満を予防できれば、人体への安全性が高く、副作用の心配をする必要がないため望ましい。
ところで、茶は様々な優れた薬理作用を持つことから注目を浴びており、例えば、その成分の代表格である茶カテキンには、糞中への脂質の排出を促進する作用があることが知られている(下記の特許文献1および非特許文献1を参照)。また、茶に含まれるカテキン以外の成分には、例えば、分子量が約4万であって、L−アラビノース、D−リボース、D−グルコースを主要構成糖とする茶由来の多糖類に血糖降下作用が見出され、この多糖類を有効成分とする血糖降下剤、糖尿病予防薬および健康食品が提案されている(下記の特許文献2を参照)。さらに、この多糖類を有効成分とする抗高脂血症用剤が提案されている(下記の特許文献3を参照)。また、茶葉を水乃至温水で抽出して得られる多糖類、とりわけ、分子量が約2万〜約20万の多糖類を有効成分とする血漿コレステロール降下剤が提案されている(下記の特許文献4を参照)。
しかしながら、茶の成分が有する作用の解明は未だ十分には行われておらず、未知な部分も多い。従って、これまでに知られていない有用な薬理作用を有する茶成分を探求し、そのような成分を配合してなる飲食品を開発することは非常に意義深いものである。
特許第2812682号公報 特開昭63−308001号公報 特開平2−286620号公報 特開平6−80580号公報 J.Nutr.Sci.Vitaminol、Vol.32、1986、p.613−622
そこで本発明は、有用な薬理作用を有する茶成分である茶多糖類を提供することを目的とする。
本発明者らは上記の点に鑑み、茶成分の機能性について鋭意検討したところ、ある大きさを有する茶多糖類に糞中への脂質排出を促進するといった種々の薬理作用があることを見出し、この茶多糖類は飲食品への配合成分として有用であることを突き止めた。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたものであり、本発明の茶多糖類は、請求項1記載の通り、茶を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物から、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を用いて粒子径が1.0μmより大きな成分を除去し、次いで得られる透過液を分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて分子量が40万以上の成分を集める工程を経て得られることを特徴とする。
また、請求項2記載の茶多糖類は、請求項1記載の茶多糖類において、茶を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物に、アルコールを添加して不溶物として集められる粗茶多糖類から、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜と分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて得られるものであることを特徴とする。
また、請求項3記載の茶多糖類は、請求項1または2記載の茶多糖類において、構成糖として少なくともガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースを含有することを特徴とする。
また、請求項4記載の茶多糖類は、請求項3記載の茶多糖類において、ガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの合計の構成比率が茶多糖類中の構成糖全体の15重量%以上であることを特徴とする
本発明によれば、茶を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物から、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を用いて粒子径が1.0μmより大きな成分を除去し、次いで得られる透過液を分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて分子量が40万以上の成分を集める工程を経て得られる茶多糖類を配合してなる、まったく新しい飲食品を提供できる。この茶多糖類は、種々の形態の飲食品に配合できる汎用性が高いものである。この飲食品を摂取することにより、例えば、食事由来の過剰な脂質の吸収を抑制し、体外へ排出させ、体内における脂質上昇を抑制することができ、虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病などあらゆる成人病の危険因子である肥満の予防に有効であると考えられる。
本発明において飲食品に配合される茶多糖類とは、茶に由来するものであれば水溶性の多糖類でも不溶性の多糖類でもよく、特に制限されるものではない。また一般的に多糖類とは、単糖またはオリゴ糖以外の糖類であり、重合度10以上のものを称する。
本発明において飲食品に配合される茶多糖類の大きさは、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上のものであり、好ましくは、膜孔径が0.45μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上のものであり、さらに好ましくは、膜孔径が0.45μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が200万以上のものである。分子量が40万未満の茶多糖類は、目的とする効果が期待できない恐れがあり、一方、膜孔径が1.0μmの精密濾過膜を透過できない成分を含むと、ある一定の効果以上は得ることができず、好ましくない。
本発明において飲食品に配合される茶多糖類の構成糖は特に制限されるものではないが、好ましくは、少なくともガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースを構成糖として含有していればよい。また、茶多糖類中に含有される構成糖の割合は特に制限されないが、好ましくはガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの合計の構成比率が茶多糖類中の構成糖全体の15重量%以上がよく、さらに好ましくは30重量%以上がよい。なお、ガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの各成分の構成比は特に制限されるものではない。
以下に、本発明の飲食品に配合される茶多糖類の製造方法について詳しく説明する。
本発明における茶とは、ツバキ科に属する茶樹(Camellia sinensis)から得られる葉、茎、木部、根、実のいずれか、あるいはこれらの2種類以上の混合物を意味し、生あるいは乾燥物の別を問わない。また、既製の紅茶、プアール茶などの発酵茶、ウーロン茶、包種茶などの半発酵茶、緑茶、釜煎り緑茶、ほうじ茶などの不発酵茶のいずれであってもよいし、また、これらの2種類以上の混合物であってもよい。
本発明において飲食品に配合される茶多糖類は、茶を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物から得られる。この茶抽出物は、上記茶をそのまま若しくは粉砕物とした後抽出操作に供するか、乾燥後必要に応じて粉砕して抽出操作に供して調製することができる。乾燥粉砕物は、茶の葉、茎、木部、根、実をそのまま乾燥した後粉砕するか、または生のまま細かく切断した後乾燥することによって調製することができる。
抽出方法としては、茶を水乃至熱水にて抽出する方法であればどのような方法であってもよいが、例えば、水、温水、熱水中に茶(そのまま若しくは粗末・細切物)、またはそれらの乾燥粉砕物(粉末など)を浸漬する方法、加温し攪拌しながら抽出を行う方法などが挙げられる。得られた抽出液は必要に応じて濾過または遠心分離などにより固形物を除去した後、これをそのまま用いてもよく、さらに濃縮して用いても、あるいはこれを凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により粉末化して用いてもよい。さらに、カテキン類などの茶多糖類以外の成分を取り除いて用いてもよい。また本発明でいう茶抽出物とは、上記のような抽出操作により調製したものに限定されず、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶由来の多糖類を含むものであればどのようなものであってもよい。上記のような抽出操作により調製したもの以外にも、例えば、抽出残渣である茶殻を使用してもよい。一般的には茶抽出物の市販品を用いればよく、このような市販品としては、例えば、東京フードテクノ(株)「ポリフェノン」、太陽化学(株)「サンフェノン」、(株)伊藤園「テアフラン」などを例示することができる。
茶抽出物から茶多糖類を調製するには、例えば、茶抽出物に50−90%エタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えてよく攪拌し、このとき生じた不溶物を遠心分離などにより集める。そしてこの不溶物に再度上記のエタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えて十分に攪拌後、遠心分離などを用いて不溶物を集める。この操作を何回か繰り返した後、集めた不溶物を必要に応じて真空乾燥、凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により乾燥させれば、粗茶多糖類を得ることができる。
この粗茶多糖類から茶多糖類を精製するには、まず得られた粗茶多糖類に水などを加えてよく攪拌し懸濁液とする。そしてこの懸濁液を、まず膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜にアプライすることにより、粒子径が1.0μmより大きな成分を除去する。そして得られる透過液を、分画分子量が40万以上の限外濾過膜にアプライすることにより、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の成分を集めることができる。濾過膜は、一般的に飲食品の製造用のものであればどのような濾過膜を使用してもよいが、精密濾過膜の膜孔径は1.0μm以下であることが必要であり、限外濾過膜は分画分子量が40万以上のものであることが必要である。なお、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類は、まず、茶抽出物から膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の画分を得、この画分に50−90%エタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えて得るようにしてもよい。
また、一度分画した成分を濾過膜の大きさを換えて、さらに細かく分離精製することもできる。例えば、分子量が40万以上の成分から、さらに200万以上の成分を分画することも可能である。
以上のように、得ようとする茶多糖類の大きさに合わせて、適宜濾過膜を選択することにより、粗茶多糖類から精製された茶多糖類を得ることができる。
さらに、粗茶多糖類を水、温水あるいは熱水に懸濁させた後、沈殿物を遠心分離や濾過などにより集め、また、集めた沈殿物を上記の操作を繰り返すことによって洗浄することで、上記の粗茶多糖類から不溶性の茶多糖類を精製することができる。上記の操作で得られる水溶性画分からは、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜と分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて濾過を供することにより、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の水溶性の茶多糖類を回収することができる。また、粗茶多糖類をあらかじめ膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類画分に分画後、不溶性の多糖類を遠心分離や濾過により集めることも可能である。このようにして得られた不溶性の茶多糖類と水溶性の茶多糖類は、各々単独で用いてもよいし、両者を適当な比率で混合して用いてもよい。
以上のようにして得られた茶多糖類は、必要に応じ凍結乾燥やスプレードライなどの方法により乾燥し粉末化することができる。また他の方法としては、これらに50−90%となるようにエタノールを加えて、茶多糖類を沈殿させ、沈殿物を回収後乾燥させて粉末化させることもできる。
上記のような方法で調製した茶多糖類は、日常多量に飲用している茶から得た成分であるため、安全性が高く、かつ大量製造が可能である。また、製造も比較的簡便に行うことができる。
本発明における茶多糖類は、上記のような方法にて得られた茶多糖類の混合物をそのまま用いてもよいし、茶多糖類をイオン交換樹脂、吸着樹脂、ゲル濾過材などを用いてさらに細かく精製して得られた個々の茶多糖類を用いてもよい。また、精製して得られた2種類以上の茶多糖類を所望とする混合比で組み合わせて用いてもよい。いずれの用い方であっても、本発明の膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類を配合してなる飲食品は、例えば、糞中への脂質の排出を促進する効果を発揮し、糞中の脂質量を有意に増加させることにより、体内の脂質の蓄積を抑制し、肥満を危険因子として生ずる、虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病など様々な成人病の予防に有効であると考えられる。なお、ここで脂質とは、一般的に解釈されるものであればよく、総コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸、あるいはこれらを総括した総脂質などから選ばれる少なくとも1つを意味するものと解釈することができる。
本発明の茶多糖類を配合する飲食品は、口に含むことができるものであれば何でもよいが、茶多糖類が腸内に到達することができるものを好適に例示することができる。具体的には、例えば、即席食品類(即席めん、カップめん、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席味噌汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズドライ食品など)、炭酸飲料、柑橘類(グレープフルーツ、オレンジ、レモンなど)の果汁や果汁飲料や果汁入り清涼飲料、柑橘類の果肉飲料や果粒入り果実飲料、トマト、ピーマン、セロリ、ウリ、ニンジン、ジャガイモ、アスパラガスなどの野菜を含む野菜系飲料、豆乳・豆乳飲料、コーヒー飲料、お茶飲料、粉末飲料、濃縮飲料、スポーツ飲料、栄養飲料、アルコール飲料やタバコなどの嗜好飲料・嗜好品類、パン、マカロニ・スパゲッティ、麺類、ケーキミックス、唐揚げ粉、パン粉、ギョーザの皮などの小麦粉製品、キャラメル・キャンディー、チューイングガム、チョコレート、クッキー・ビスケット、ケーキ・パイ、スナック・クラッカー、和菓子・米菓子・豆菓子、デザート菓子などの菓子類、しょうゆ、みそ、ソース類、トマト加工調味料、みりん類、食酢類、甘味料などの基礎調味料、風味調味料、調理ミックス、カレーの素類、たれ類、ドレッシング類、めんつゆ類、スパイス類などの複合調味料・食品類、バター、マーガリン類、マヨネーズ類、植物油などの油脂類、牛乳・加工乳、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、チーズ、アイスクリーム類、調製粉乳類、クリームなどの乳・乳製品、素材冷凍食品、半調理冷凍食品、調理済み冷凍食品などの冷凍食品、水産缶詰め、果実缶詰め・ペースト類、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、水産乾物類、佃煮類などの水産加工品、畜産缶詰め・ペースト類、畜肉缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物・煮豆類、農産乾物類、シリアル(穀物加工品)などの農産加工品、ベビーフード、ふりかけ・お茶漬けのりなどの市販食品などが挙げられる。
本発明の茶多糖類を配合する飲食品は、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類を配合することができるものであればどのような形態であってもよく、例えば、水溶液や混濁液や乳化物などの液状形態であっても、ゲル状やペースト状の半固形状形態であっても、粉末や顆粒やカプセルやタブレットなどの固形状形態であってもよい。
飲食品への茶多糖類の配合方法は特に制限されるものではない。例えば、飲食品の調製段階において茶多糖類を粉末状形態や液状形態にて添加し、均一化することにより行えばよい。なお、飲食品を調製する際は、必要に応じて、着色剤、抗酸化剤、香料、矯味剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、甘味料などを適宜組み合わせて用いてもよい。
飲食品に対する茶多糖類の配合量は、特に制限されず、対象となる飲食品により配合量を適宜設定することが好ましい。一般的には、最終製品中で0.1重量%以上であることが好ましく、1重量%以上であることがより好ましく、5重量%以上であることが最も好ましい。配合量の上限値は、最終製品中で50重量%であることが好ましい。飲食品の配合量が0.1重量%より少ない場合には、目的とする効果が期待できない恐れがある。一方、過剰量を配合した場合、飲食品本来の味覚が損なわれることや、ある一定の効果以上は得ることができずに経済的に不利となることがある。
なお、以上の説明においては、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類の有する薬理作用として、糞中への脂質排出促進作用を記載したが、本発明者らは、このような茶多糖類には、糞中への脂質排出促進作用の他にも、肝臓への脂肪蓄積抑制作用や腸内機能改善作用があることを見出している。従って、このような茶多糖類を配合してなる飲食品は、日々の摂取により、健康の増幅に大いに資するものである。
また、本発明の茶多糖類を配合する飲食品には、薬理作用を有する他の物質、例えば、茶カテキンなどを併せて配合しても何ら問題は生じない。これらの物質と併用した場合には、より優れた薬理作用を期待することができる。


以下に、製造例、試験例および処方例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1:緑茶抽出物から得られる茶多糖類の調製(その1)
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、東京フードテクノ(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、不溶物として粗茶多糖類約300gを得た。
この粗茶多糖類300gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)にアプライすることにより1.0μmより大きな成分を除去した。得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集め、これを濃縮し凍結乾燥して、目的とする茶多糖類画分222gを得た。得られた膜孔径が1.0μmの精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の茶多糖類中に含有される構成糖の割合は、ガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの合計の構成比率が茶多糖類中の構成糖全体の約30重量%であった。
製造例2:緑茶抽出物から得られる茶多糖類の調製(その2)
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、東京フードテクノ(株)製)2kgに10Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に4Lの70%エタノールを加え十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、不溶物として粗茶多糖類約256gを得た。
この粗茶多糖類256gに10Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)にアプライすることにより1.0μmより大きな成分を除去した。得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集めた。
次に、こうして得られた画分を遠心分離にて沈殿物を回収した。沈殿物を2Lの水で洗浄する操作を2回繰り返した後、これを凍結乾燥し、膜孔径が1.0μmの精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の不溶性の茶多糖類約118gを得た。
一方、遠心分離の際に得られた水溶性画分は凍結乾燥し、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を透過でき、かつ分子量が40万以上の水溶性の茶多糖類約56gを得た。
製造例3:烏龍茶抽出物から得られる茶多糖類の調製
中国産烏龍茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の烏龍茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた烏龍茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、不溶物として粗茶多糖類約200gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例1と同様に膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)にアプライすることにより1.0μmより大きな成分を除去した後、得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集め、これを濃縮し凍結乾燥して、目的とする茶多糖類画分87gを得た。
製造例4:紅茶抽出物から得られる茶多糖類の調製
インド産紅茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の紅茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた紅茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、不溶物として粗茶多糖類約210gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例1と同様に膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)にアプライすることにより1.0μmより大きな成分を除去した後、得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集め、これを濃縮し凍結乾燥して、目的とする茶多糖類画分96gを得た。
製造例5:緑茶葉からの茶多糖類の調製
粉砕した緑茶1kgに70%エタノール水溶液10Lを加えて室温で12時間攪拌した。不溶性成分を濾過して回収し、再度上記と同量の70%エタノール水溶液を加えて8時間攪拌した。得られた不溶性成分に5Lの70%エタノール水溶液を加え4時間攪拌し不溶性成分を洗浄した。この操作をもう一度繰り返し、エタノール処理した緑茶葉500gを得た。
エタノール処理した緑茶葉500gを90℃の熱水5Lに加え、時々攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液3Lを製造例1と同様に膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)にアプライすることにより1.0μmより大きな成分を除去した後、得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集め、これを濃縮し凍結乾燥して、目的とする水溶性の茶多糖類画分40gを得た。
製造例6:緑茶抽出物から得られる茶多糖類の調製(その3)
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、東京フードテクノ(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、不溶物として粗茶多糖類約300gを得た。
この粗茶多糖類300gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を膜孔径が0.45μmの精密濾過膜(ポリエーテルサルホン膜TCS−G045、アドバンテック社製)にアプライすることにより0.45μmより大きな成分を除去した。得られた透過液を分画分子量が40万の限外濾過膜(ポリスルフォン膜PS/400K、スペクトラム社製)にアプライすることにより分子量が40万以上の成分を集め、これを濃縮し凍結乾燥して、目的とする茶多糖類画分210gを得た。
試験例1:茶多糖類による脂質排出促進作用試験
製造例1に記載の茶多糖類による糞中への脂質排出促進効果を以下の試験方法に従って調べた。
(試験方法)
4週令の雄性SD系ラットを3日間固形飼料で予備飼育した後、平均体重が均等になるように群分けし、各々の群に表1に示す組成の飼料を10日間摂取させた。試験群には製造例1に記載の茶多糖類を添加し、コントロール群には茶多糖類の代わりにシュクロースを添加した。この間、飼料および水は自由に摂取させた。各々の群について、全個体の10日間の飼育期間中の糞を採取し、糞中の総コレステロール量、中性脂肪量、リン脂質量、総脂質量(総コレステロール、中性脂肪およびリン脂質を総計したもの)および胆汁酸量を測定し、これを個体数で割って1個体の10日あたりの各々の量を算出した。算出結果について表2に示す。なお、飼育室温は23℃で明期8:00〜20:00、暗期20:00〜8:00とした。
Figure 0004065834
Figure 0004065834
(試験結果)
表2から明らかなように、茶多糖類を摂取させた試験群では、糞中の総コレステロール量、中性脂肪量、リン脂質量、総脂質量のすべてがコントロール群に比べ有意に増加した。これより、茶多糖類の摂取により糞中への脂質の排出が顕著に促進され、優れた脂質排出促進効果を発揮した。
また、茶多糖類を摂取させた試験群では、胆汁酸量がコントロール群に比べ有意に増加した。これより、茶多糖類には、糞中の胆汁酸量を増大させる作用を有することが確認され、糞中への脂質の排出に胆汁酸が影響している可能性が示唆された。
また、緑茶抽出物から得られる茶多糖類以外にも、烏龍茶抽出物または紅茶抽出物から得られる茶多糖類を用いて同様の試験を行ったところ、これらの多糖類も同様の効果を有していた。これより、本発明において用いられる茶多糖類は、茶の種類に制限されず、優れた脂質排出促進作用を有するものであることが確認された。
試験例2:茶多糖類の添加量の違いによる脂質排泄量への影響
茶多糖類の添加量の違いによる糞中への脂質排泄量への影響を以下の試験方法に従って調べた。
(試験方法)
4週令の雄性SD系ラットを用い試験例1と同様の実験を行った。飼料中の茶多糖類については、製造例3に記載の茶多糖類を用い、この茶多糖類を飼料全量に対し0.1重量%、1重量%、5重量%、10重量%、17.65重量%配合し、これら茶多糖類の添加群をそれぞれ試験群1、試験群2、試験群3、試験群4、試験群5とした。コントロール群には茶多糖類の代わりにシュクロースを添加し、それ以外は試験群と同様の成分を摂取させた(下記の表3を参照)。各々の群について、全個体の10日間の飼育期間中の糞を採取し、糞中の総コレステロール量、中性脂肪量、リン脂質量、総脂質量および胆汁酸量を測定し、これを個体数で割って1個体の10日あたりの各々の量を算出した。算出結果について表4に示す。なお、飼育室温は23℃で明期8:00〜20:00、暗期20:00〜8:00とした。
Figure 0004065834
Figure 0004065834
(試験結果)
表4から明らかなように、茶多糖類を摂取させた試験群では、糞中の総コレステロール量、中性脂肪量、リン脂質量、総脂質量のすべてがコントロール群に比べ有意に増加し、なかでも十分な糞中への脂質排泄促進効果が発揮されたのは、飼料全量に対する茶多糖類の配合割合が10重量%以上のときであった。また、茶多糖類を10重量%以上添加しても糞中への脂質排泄促進効果は向上しなかった。
以下に、本発明における茶多糖類を配合してなる飲食品の処方例を示す。以下の処方例で示される飲食品は、飲食品本来の味・香りを損なうことなく、美味しく摂取できるものであった。
処方例1:茶多糖類を含有する緑茶飲料
水900mLを60℃まで加熱し、これに緑茶(ゴールド)30gを加え6分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.26:ADVANTEC社製、捕集粒子径=3μm)により清澄化を行い、抽出液760mLを得た。この緑茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度60mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する緑茶飲料を得た。
処方例2:茶多糖類を含有する烏龍茶飲料
水900mLを80℃まで加熱し、これに烏龍茶(ウーロンG)30gを加え6分間抽出した。処方例1と同様にして茶殻の除去、冷却、清澄化を行い、烏龍茶抽出液810mLを得た。この烏龍茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度50mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する烏龍茶飲料を得た。
処方例3:茶多糖類を含有する紅茶飲料
処方例2における烏龍茶(ウーロンG)を紅茶(ヌワヤレモンティー)に変更した以外は処方例2と同様の方法で調製し、茶多糖類を含有する紅茶飲料を得た。
処方例4:茶多糖類を含有する麦茶飲料
水800mLを90℃まで加熱し、これに麦茶原料大麦40gを加え30分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.2:ADVANTEC社製)により清澄化を行い、抽出液720mLを得た。この麦茶抽出液を飲用濃度(Brix 0.4゜)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.0の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、20分間の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する麦茶飲料を得た。
処方例5:茶多糖類を含有する混合茶飲料
水900mLを90℃まで加熱し、これに混合茶(配合比率:烏龍茶65%、紅茶20%、ジャスミン5%、陳皮4%、ハイビスカス4%およびバナバ2%)30gを加え10分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.2:ADVANTEC社製)により清澄化を行い、抽出液820mLを得た。この混合茶抽出液を飲用濃度(Brix 0.2゜)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.0の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、20分間の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する混合茶飲料を得た。
処方例6:茶多糖類を含有するオレンジ50%果汁飲料
6倍濃縮オレンジ果汁 84g
果糖ブドウ糖液糖 9.7g
クエン酸 0.06g
L−アスコルビン酸 0.022g
製造例3で得られた茶多糖類 5g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mLとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を含有するオレンジ50%果汁飲料を得た。
処方例7:茶多糖類を含有するオレンジ100%果汁飲料
1/6濃縮オレンジ果汁 168g
製造例5で得られた茶多糖類 10g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mLとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例5で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するオレンジ100%果汁飲料を得た。
処方例8:茶多糖類を含有するモモ50%果汁飲料
1/4濃縮モモ果汁 131g
果糖ブドウ糖液糖 9.7g
クエン酸 0.06g
L−アスコルビン酸 0.022g
製造例6で得られた茶多糖類 5g
香料 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mLとした。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、製造例6で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するモモ50%果汁飲料を得た。
処方例9:茶多糖類を含有するグレープフルーツジュース
市販のグレープフルーツジュース(サンキスト グレープフルーツジュース濃縮還元100%:サンキスト社の商品名)に本発明の製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を3重量%添加し、茶多糖類を含有するグレープフルーツジュースを調製した。
処方例10:茶多糖類を含有する果肉入りグレープフルーツジュース
市販の果肉入りグレープフルーツジュース(ゴクリ:サントリー社の商品名)に本発明の製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を3重量%添加し、茶多糖類を含有する果肉入りグレープフルーツジュースを調製した。
処方例11:茶多糖類を含有する野菜ジュース
市販の野菜ジュース(カゴメ野菜ジュース:カゴメ社の商品名)に本発明の製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を5重量%添加し、茶多糖類を含有する野菜ジュースを調製した。
処方例12:茶多糖類を含有するコーヒー飲料
市販のコーヒー飲料(ブラックボトル無糖:ダイドードリンコ社の商品名)に本発明の製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を1重量%添加し、茶多糖類を含有するコーヒー飲料を調製した。
処方例13:茶多糖類を含有するスポーツ飲料
製造例4で得られた茶多糖類 20g
ビタミンB1塩酸塩 0.45mg
ビタミンB2 0.2mg
ビタミンC 10mg
ナイアシン 0.8mg
パントテン酸Ca 0.22mg
クエン酸鉄アンモニウム 12.57mg
クエン酸 100mg
果糖 2.5g
上記記載の成分にイオン交換水を加え全量を200mLとし、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有するスポーツ飲料を調製した。
処方例14:茶多糖類を含有するコーラ
グラニュー糖 5g
コーラベース 0.3g
クエン酸 0.05g
製造例5で得られた茶多糖類 5g
上記記載の成分に炭酸水を加え全量を100mLとし、製造例5で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するコーラを調製した。
処方例15:茶多糖類を含有するミルクシェーク
バター 1.7g
脱脂粉乳 5.5g
製造例6で得られた茶多糖類 10g
砂糖 5g
ソルビトール 4g
乳化安定剤 0.7g
上記記載の成分にイオン交換水を加え全量を100mLとし、80℃まで加温して溶解し、ホモジナイザーで乳脂肪を均質化した後、翌日まで5℃でエージングした。これをフリージング後、−40℃まで急冷し、よくミキシングして、製造例6で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するミルクシェークを調製した。
処方例16:茶多糖類を含有するドリンクヨーグルト
醸酵脱脂乳(脱脂乳を発酵させて粉砕したもの) 40g
砂糖 13g
安定剤 0.35g
香料 0.05g
製造例4で得られた茶多糖類 10g
上記記載の成分にイオン交換水を加え、全量を100gとし、混合溶解した。これをホモジナイザーで均質化して、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有するドリンクヨーグルトを調製した。
処方例17:茶多糖類を含有する赤ワイン
市販の赤ワイン(デリカメゾン赤・ライトタイプ:サントリー社の商品名)に本発明の製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を1重量%添加し、茶多糖類を含有する赤ワインを調製した。
処方例18:茶多糖類を含有するビール
市販のビール(キリンラガー:キリンビール社の商品名)に本発明の製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を1重量%添加し、茶多糖類を含有するビールを調製した。
処方例19:茶多糖類を含有する豆乳飲料
大豆粉水溶液 500g
砂糖 90g
5倍濃縮モモ果汁 20g
クエン酸 3g
ペクチン 3g
ミルクフレーバー 0.5g
ピーチフレーバー 1g
製造例4で得られた茶多糖類 10g
上記記載の成分を混合し、イオン交換水を加え、全量を1000mLとした。この混合液を92℃で1〜3秒間殺菌後、87℃で容器に充填することによって、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有する豆乳飲料を調製した。
処方例20:茶多糖類を含有するスープ
コーンスターチ 30g
製造例1で得られた茶多糖類 5g
砂糖 5g
食塩 5g
脱脂粉乳 30g
肉エキスパウダー 1g
HAPパウダー 4g
グルタミン酸ソーダ 5g
ホワイトペッパー 0.2g
セロリパウダー 0.01g
オニオンエキスパウダー 5g
マーガリン 5g
乾燥ニンジン 5g
乾燥パセリ 0.3g
上記記載の成分をインスタントスープ処方で粉末混合し、この混合物21.5gに200mLの水を加え、よく混ぜながら3〜5分加熱し、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有する粉末ポタージュスープを調製した。
処方例21:茶多糖類を含有するビーフシチュー
牛肉 110g
ジャガイモ(6切れ) 60g
ニンジン(6切れ) 50g
ドミグラスソース 215g
製造例5で得られた茶多糖類 5g
4号缶に上記記載の材料を添加し、よく混合した。これを115℃で90分間レトルト殺菌し、製造例5で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するビーフシチューを調製した。
処方例22:茶多糖類を含有するレトルトカレー
バラ肉 12.4g
塩 0.5g
バター 5.2g
ジャガイモ 8.4g
タマネギ 12.4g
ニンジン 2.5g
小麦粉 3.6g
カレー粉 0.5g
香辛料 0.5g
製造例6で得られた茶多糖類 5g
バラ肉と野菜類を別々にフライパンで炒めて鍋にうつした。粉類を炒めてブラウンルーを作り、全体を鍋で煮詰めて、製造例6で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するレトルトカレーを調製した。
処方例23:茶多糖類を含有するノンオイルドレッシング
食酢 30.8g
砂糖 4g
食塩 0.5g
薄口醤油 8.4g
だし汁 26.3g
粉アメ 20g
製造例4で得られた茶多糖類 10g
液体原料を混合後、粉末原料を溶解させて、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有するノンオイルドレッシングを調製した。
処方例24:茶多糖類を含有する麺つゆ(2倍濃縮タイプ)
醤油 70mL
砂糖 20g
みりん 5mL
鰹節煮出し液 9g
核酸系調味料 3g
食塩 2g
製造例4で得られた茶多糖類 5g
カラメル 適量
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を1000mLとし、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有する2倍濃縮の麺つゆを調製した。
処方例25:茶多糖類を含有する焼肉のたれ
醤油 900mL
味噌 500g
砂糖 350g
玉ねぎペースト 100g
リンゴペースト 200g
ごま油 60g
にんにくペースト 250g
白ごまペースト 20g
製造例1で得られた茶多糖類 50g
上記記載の成分をイオン交換水に溶解し、全量を2000mLとし、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有する焼肉のたれを調製した。
処方例26:茶多糖類を含有するマヨネーズ
卵黄 卵1個分
酢 小さじ1杯
塩 適量
サラダ油 120mL
砂糖 適量
製造例2で得られた茶多糖類 5g
上記記載の成分を常法に従ってゆっくりと加えながら混合し、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するマヨネーズを調製した。
処方例27:茶多糖類を含有するハードヨーグルト
脱脂乳 90.9g
砂糖 5g
製造例2で得られた茶多糖類 5g
ステビオサイド 0.05g
香料 少量
硬化剤 少量
脱脂乳に硬化剤を添加後、スターターを3%接種して酸度が0.7%になったところで冷蔵した。他の原料を攪拌混合し、再度冷蔵して、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するハードヨーグルトを調製した。
処方例28:茶多糖類を含有するアイスクリーム
バター 7.5g
脱脂粉乳 5g
砂糖 10g
製造例2で得られた茶多糖類 5g
乳化安定剤 0.7g
粉あめ(DE 8) 7g
上記記載の成分にイオン交換水を加え、全量を100gとし、よく混合した。これを70℃まで加熱してホモミキサーで攪拌後、ホモジナイザーで均質化した。冷蔵庫で1日エージングし、フリージング後に−40℃に急冷して、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するアイスクリームを調製した。
処方例29:茶多糖類を含有するコーヒーホワイトナー(粉末タイプ)
大豆硬化油 50g
水飴 25g
乳化剤 0.84g
クリームフレーバー 0.16g
製造例6で得られた茶多糖類 20g
乾物に対して66.6%の湯に水溶性原料を溶解し、油に乳化剤を溶解した。両者を60℃で乳化、均質化後にスプレードライして、製造例6で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するコーヒーホワイトナー(粉末タイプ)を調製した。
処方例30:茶多糖類を含有する漬物用調味液
昆布エキス 6g
鰹節エキス 4g
食塩 4g
製造例1で得られた茶多糖類 1g
上記成分をイオン交換水に溶解し、全量を100gとし、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有する漬物用調味液を調製した。
処方例31:茶多糖類を含有するゼリー
1/5濃縮ブドウ果汁 10g
製造例3で得られた茶多糖類 20g
砂糖 15g
ブドウ糖 20g
水飴 12g
上記成分をイオン交換水で加温しながら完全に溶解し、全量を100gとした。これをカップ容器に注ぎ、ヒートシールで蓋をして冷却し、製造例3で得られた烏龍茶由来の茶多糖類を含有するゼリーを調製した。
処方例32:茶多糖類を含有するキャンディー
砂糖 50g
水飴 100g
クエン酸 1g
香料 0.4g
着色料 0.1g
製造例4で得られた茶多糖類 50g
上記記載の成分をキャンディー処方により常法で、製造例4で得られた紅茶由来の茶多糖類を含有するキャンディー30個を調製した。
処方例33:茶多糖類を含有するチューイングガム
酢酸ビニール樹脂 20g
可塑剤 3g
ポリイソブチレン 3g
マイクロクリスタルワックス 2g
炭酸カルシウム 2g
砂糖 40g
ブドウ糖 20g
製造例1で得られた茶多糖類 10g
アスパルテーム 0.3g
香料 1g
糖質と香料以外の原料を鍋にとり、加熱溶解してよく混合した。50℃に冷却して糖質を添加混合し、40℃で香料を添加して成型後、放冷して、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するガムを調製した。
処方例34:茶多糖類を含有するスイートチョコレート
ビターチョコ 33.2g
砂糖 50g
製造例1で得られた茶多糖類 10g
アスパルテーム 0.31g
カカオバター 11.1g
上記記載の成分を40℃でよく混合し、さらに、ライカイ機で長時間練り上げて粒子を微細にした。成型後冷却して、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するスイートチョコレートを調整した。
処方例35:茶多糖類を含有するジャム
オレンジ果皮 250g
砂糖 100g
クエン酸 0.5g
製造例5で得られた茶多糖類 50g
上記記載の成分を常法により煮詰め、製造例5で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するジャムを調製した。
処方例36:茶多糖類を含有するクッキー
薄力粉 100g
澱粉 74g
水 14g
製造例2で得られた茶多糖類 15g
ベーキングパウダー 小さじ2
塩 小さじ2
卵 1個
バター 80g
牛乳 大さじ2
上記記載のクッキー処方により常法で、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するクッキー30個を調製した。
処方例37:茶多糖類を含有するカスタードクリーム
上白糖 10g
ブドウ糖 5g
水飴 6.2g
製造例1で得られた茶多糖類 10g
小麦粉 3.8g
加工澱粉 7g
脱脂粉乳 1.3g
マーガリン 7.9g
卵黄(粉) 0.2g
イオン交換水 41.9g
少量の水に小麦粉、加工澱粉、卵黄(粉)を混合したものに、残りの水を80℃にして他の原料を溶解したものを、泡立て器を使用しながら添加して強火で煮て、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有するカスタードクリームを調製した。
処方例38:茶多糖類を含有する練りようかん
生あん 36.8g
かんてん 0.8g
水 7.2g
砂糖 40g
製造例1で得られた茶多糖類 10g
水で膨張させたかんてんに、水、砂糖、茶多糖類を加え、加熱沸騰して溶解させた。これをうらごしした後、再沸騰させ、生あんを添加し、全量が100gになるまで煮詰めた。成型、冷却し、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有する練りようかんを調製した。
処方例39:茶多糖類を含有するパン
強力粉 100g
ドライイースト 3g
ショートニング 4g
脱脂粉乳 5g
食塩 2g
水 60g
製造例2で得られた茶多糖類 10g
上記成分を配合して、常法により製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するパンを調製した。
処方例40:茶多糖類を含有するスパゲッティー
小麦粉 100g
水 25g
製造例2で得られた茶多糖類 5g
粉類を混合し、これに水を少量ずつ加えながら均一に練りこみ、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するスパゲッティーを調製した。
処方例41:茶多糖類を含有する中華麺
超強力粉 70g
馬鈴薯澱粉 30g
食塩 1g
かんすい 2g
水 48g
製造例2で得られた茶多糖類 10g
上記記載の原料を混合し、常法に従って混捏、成形、複合、熟成、圧延して麺帯を形成して麺線に切り出し、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有する中華麺を調製した。
処方例42:茶多糖類を含有する即席中華麺
市販中華麺用粉 60g
超強力粉 40g
馬鈴薯澱粉 12g
食塩 2g
市販かんすい 0.3g
水 35g
製造例2で得られた茶多糖類 10g
上記記載の原料をミキサーに入れミキシングし、荒延、圧延、切り出しを行い、麺線を得た。この麺線を100℃で蒸煮し、150℃の油で揚げ、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有する即席中華麺を調製した。
処方例43:茶多糖類を含有する冷凍うどん
小麦粉 100g
食塩 3g
水 30g
製造例2で得られた茶多糖類 10g
上記記載の成分をミキサーに入れミキシングし、熟成、圧延、切り出しを行い、麺線を得た。この麺線を沸騰水中に入れて約5分間茹で上げ、冷水で10℃まで冷却した。1玉分の麺線を取り出し、水切りした後、容器に厚さが均一となるようにならしながら入れて、−30℃にて急速冷凍し、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有する冷凍うどんを調製した。
処方例44:茶多糖類を含有する春巻き用の皮
小麦澱粉 99g
小麦粉 1g
乳化剤 3g
サラダ油 2g
酒 2g
食塩 2g
水 43g
製造例2で得られた茶多糖類 2g
上記記載の成分を攪拌混練してペースト状の生地を作り、回転ドラムに1mmの厚さに塗り付けて焼成して、できた生地を切断した12cm・12cmの正方形に成型し、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有する春巻きの皮を調製した。
処方例45:茶多糖類を含有するビーフ&ポークソーセージ
牛肉 22g
水 17.3g
食塩 1.7g
塩漬け剤 0.01g
砂糖 1g
グルタミン酸ソーダ 0.5g
スパイス 0.5g
馬糊 3g
豚肩肉 54g
製造例2で得られた茶多糖類 10g
上記記載の成分を生のまま粉砕して混合し、フィルムに充填した。塩漬として5℃で12時間放置した後、75℃で90分間ボイルしてから冷蔵し、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するビーフ&ポークソーセージを調製した。
処方例46:茶多糖類を含有するかまぼこ
スリミ 60g
塩 1.8g
氷 30.4g
澱粉 6g
調味料 1.8g
製造例2で得られた茶多糖類 6g
スリミと塩と少量の氷を混合し、サイレント・カッターで破断混合を5分間行った後、残りの氷と原料を追加して続けて10分間混合した。15℃で粘りが出たところで終了し、型とりをして160℃の油で4分間フライして、製造例2で得られた緑茶由来の不溶性茶多糖類を含有するかまぼこを調製した。
処方例47:茶多糖類を含有する内服液剤
製造例1で得られた茶多糖類 10g
ニンジン乾燥エキス 214mg
イカリソウ乾燥エキス 50mg
ウルソデスオキシコール酸 25mg
D−ソルビトール 50g
白糖 25g
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3g
プロピレングリコール 5mL
安息香酸ナトリウム 600mg
パラオキシ安息香酸ブチル 10mg
クエン酸塩緩衝液 適量
上記成分にイオン交換水を加え全量を300mLとし、製造例1で得られた緑茶由来の茶多糖類を含有する内服液剤を調製した。
本発明の茶多糖類を配合してなる飲食品は、前記の通り、日々の摂取により、健康の増幅に大いに資するものである。

Claims (4)

  1. 茶を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物から、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜を用いて粒子径が1.0μmより大きな成分を除去し、次いで得られる透過液を分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて分子量が40万以上の成分を集める工程を経て得られることを特徴とする茶多糖類。
  2. を水乃至熱水にて抽出して得られる茶抽出物に、アルコールを添加して不溶物として集められる粗茶多糖類から、膜孔径が1.0μm以下の精密濾過膜と分画分子量が40万以上の限外濾過膜を用いて得られるものであることを特徴とする請求項1記載の茶多糖類
  3. 成糖として少なくともガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースを含有することを特徴とする請求項1または2記載の茶多糖類
  4. ガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの合計の構成比率が茶多糖類中の構成糖全体の15重量%以上であることを特徴とする請求項3記載の茶多糖類。
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