JP2013226095A - 腸内環境改善食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】小腸から大腸にかけて適切な部位でビフィズス菌及び乳酸菌などの菌を放出することができ、便通や便臭及び便の状態などを改善することができる腸内環境改善食品を提供すること。
【解決手段】ビフィズス菌を含有する大腸崩壊性製剤及び乳酸菌製剤を含有することを特徴とする腸内環境改善食品、及び、該腸内環境改善食品の所要量を1包装にしたことを特徴とする腸内環境改善食品セット。好ましくは、大腸崩壊性製剤がその外層にキトサン含有層及び腸溶性基材層をこの順番で被覆してなるものであり、乳酸菌製剤が腸溶性製剤であるものである。また、大腸崩壊性製剤及び/又は乳酸菌製剤は、顆粒剤、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセルから選択されるいずれかの固形剤であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、小腸から大腸にかけて適切な部位でビフィズス菌及び乳酸菌などの菌を提供することができ、便通や便臭及び便の状態などを改善することができる腸内環境改善食品に関する。
ビフィズス菌を口から服用して、消化管下部、特に大腸まで到達させるには強い殺菌作用をもつ胃酸を通過する必要があるが、ビフィズス菌は、胃酸などの低pH環境では生存することができないことが知られている。したがって、ビフィズス菌をそのまま服用した場合には、生菌のままその活躍の場である大腸まで到達させることは困難であり、十分な医療効果乃至保健効果が得られないという問題があった。
大腸まで有効成分を到達させようとする試みは以前よりなされており、高分子であるキトサンでカプセルを成形して、これに有効成分を配合してなる製剤や、特許文献1には、キトサンをコーティング液として、固形製剤を被覆してなる製剤が提案されている。しかしながら、これらの製剤は、大腸までいかに有効成分を到達させるかということを目的としたものであり、小腸で働く乳酸菌などを一緒に配合することは困難であった。
再表2008−075448号公報
本発明の目的は、小腸から大腸にかけて適切な部位でビフィズス菌及び乳酸菌などの菌を放出することができ、便通や便臭及び便の状態などを改善することができる腸内環境改善食品を提供することにある。
本発明は、ビフィズス菌を含有する大腸崩壊性製剤及び乳酸菌製剤を含有することを特徴とする腸内環境改善食品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
好ましくは、前記大腸崩壊性製剤がその外層にキトサン含有層及び腸溶性基材層をこの順番で被覆してなるものである。
本発明の腸内環境改善食品は、ビフィズス菌を効率よく大腸に届けるシステムで、且つ乳酸菌製剤が小腸で溶解して乳酸菌などの菌を放出し、更に大腸で大腸崩壊性製剤が溶解してビフィズス菌を放出し、小腸から大腸にかけて適切な部位で乳酸菌やビフィズス菌を提供することが可能であり、そのため便通や便臭及び便の状態などを改善することができる。
まず、本発明の腸内環境改善食品に配合される大腸崩壊性製剤について説明する。
(大腸崩壊性製剤の説明)
本発明のビフィズス菌を含有する大腸崩壊性製剤は、経口摂取後に、口から胃、小腸においてはビフィズス菌を放出することなくこれを消化液から保護し、大腸に到達後にビフィズス菌を放出する製剤である。そのような製剤としては、ビフィズス菌を含有する顆粒剤、錠剤、ハードカプセル又はソフトカプセルの表面に、キトサンを被覆するものが挙げられるが、キトサン含有層及び腸溶性基材層を、内側からこの順番で被覆してなるものがさらに好ましい。この大腸崩壊性製剤は、摂取後、胃や小腸で崩壊したり、消化液がビフィズス菌を失活させることが無く、ビフィズス菌が生存したまま大腸に到達し、大腸において崩壊して大腸内にビフィズス菌を放出するものである。
ビフィズス菌としては、人に対して有用な作用をもたらすものである限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属のビフィドバクテリウム ロンガム( B.longum) 、ビフィドバクテリウム ビフィダム( B.bifidum) 、ビフィドバクテリウム ブレーベ( B.breve) 、ビフィドバクテリウム アドレセンティス( B.adolescentis) 、ビフィドバクテリウム インファンティス( B.infantis) 、ビフィドバクテリウム アニマリス( B.animalis) 、ビフィドバクテリウム
シュードロンガム( B.pseudolongum) などが挙げられる。これらの中でも、ビフィドバクテリウム ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム ビフィダム(B.bifidum)、ビフィドバクテリウム ブレーベ(B.breve)が、生菌のまま大腸に到達させ、且つ生体に有害な作用を示さず、整腸作用などの有益な効果を期待できるという観点から好ましい。
前記ビフィズス菌の形状としては、製剤化できる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、適切な培地に懸濁した液状物、硬化油脂などと混合した固形物、乾燥粉末などが挙げられる。
前記ビフィズス菌が乾燥粉末の場合、製剤化する際のビフィズス菌濃度としては、1×106 cfu/g以上が好ましく、1×109 cfu/g以上がより好ましい。なお、cfuは、コロニー形成単位を表す。前記ビフィズス菌が液状物の場合、液状物中のビフィズス菌の濃度が高すぎると、前記液状物の粘度が高くなり、製剤化しにくくなるため、適切な培地とともに製剤化した後、更に増殖させることが好ましい。前記液状物中のビフィズス菌濃度としては、1×106 cfu/g以上が好ましく、1×109 cfu/g〜1×1012cfu/gがより好ましい。
本発明の大腸崩壊性製剤が顆粒剤又は錠剤である場合、前記ビフィズス菌に、製剤に通常用いられる成分、例えば結合剤、滑沢剤、崩壊剤、賦形剤などを配合して、常法により製造することができる。
例えば、顆粒剤の場合、通常の顆粒の製法に従い、顆粒組成物を製造し、これを常法により顆粒化することにより得ることができる。また、湿式造粒法で顆粒組成物を製造する場合は、攪拌造粒機に原料粉末を投入し、よく混合の後、結合液を投入して練合し、適当な乾燥機で乾燥すればよい。このときビフィズス菌は原料粉末と同時に粉末で添加してもよいし、結合液に溶解して添加してもよい。
結合剤としては、食品や医薬品に使用できるものであれば特に制限はないが、プルラン、ゼラチン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルアルコール(PVA)が好ましい。結合剤の配合量は、所望の製剤の物性により異なるが、製剤中、通常0.05〜20質量%程度とすることが好ましい。
滑沢剤としては、食品や医薬品に使用できるものであれば特に制限はないが、ショ糖エステル類、ステアリン酸の塩、乾燥でんぷん、タルクなどが好ましい。滑沢剤の配合量は、所望の製剤の物性により異なるが、製剤中、通常0.01〜10質量%程度とすることが好ましい。
崩壊剤としては、食品や医薬品に使用できるものであれば特に制限はないが、寒天、加工澱粉、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルメロース及びその塩、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、でんぷん類、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶セルロースが好ましい。崩壊剤の配合量は、所望の製剤の物性により異なるが、製剤中、通常1〜30質量%程度とすることが好ましい。
賦形剤としては、食品や医薬品に使用できるものであれば特に制限はなく、その配合量は、所望の製剤の物性により異なるが、製剤中、通常1〜99質量%程度とすることが好ましい。乾燥でんぷん類、還元麦芽糖、粉糖、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ブドウ糖、ガラクトース、果糖、ラフィノース、乳清発酵物、ショ糖脂肪酸エステル、還元パラチノース、セルロース、リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、乳糖、デキストリン、植物油脂、カゼイン、脱脂粉乳、ガム類及び食物繊維類などを賦形剤として適宜用いても良い。
本発明の大腸崩壊性製剤には、本発明の効果を妨げない限り、上記成分に加えて、更に必要に応じて、着色剤(例えば、酸化チタン、ベンガラ、タール系色素など)、不透明化剤、香料など、顆粒剤や錠剤の製造に通常使用される添加剤を配合することができる。
本発明の大腸崩壊性製剤がカプセル剤である場合、前記ビフィズス菌は、生きたままカプセルに充填されることが好ましい。また、前記ビフィズス菌は、カプセル内に封緘した後、カプセル内で更に増殖させてもよい。
前記ビフィズス菌とともにカプセル内に充填してもよいその他の成分としては、前述のビフィズス菌を液状物とする場合に懸濁させる培地、ビフィズス菌を固形物とする場合に用いる硬化油脂、ビフィズス菌を乾燥粉末として使用する場合に用いる乳糖、乾燥馬鈴薯でんぷんなどの倍散剤、乳酸菌、粉糖、オリゴ糖、グルコース、脱脂粉乳、ぶどう糖、還元パラチノース、セルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、水分活性を低下させるもの又は水分活性が低いものが好ましく、具体的には乾燥馬鈴薯でんぷんが好ましい。
前記ビフィズス菌のカプセル内の含有量としては、ビフィズス菌の形状、カプセルの容量などにより適宜変更することができるが、カプセルに内包される組成物全量に対して、3質量%〜90質量%が好ましく、10質量%〜60質量%がより好ましい。前記ビフィズス菌の含有量が3質量%未満であると、ビフィズス菌による整腸効果などを得るために大型のカプセルの使用や多量のカプセルの服用の必要性が生じ、また前記ビフィズス菌の含有量が90質量%を超えると、腸内細菌叢のバランスに影響が出るおそれがある。
カプセル剤の製造方法は、ハードカプセルの場合は、ゼラチン又はセルロース誘導体を基材とするハードカプセル内にビフィズス菌を充填し、ハードカプセルボディ部にハードカプセルキャップ部を被せて両者を嵌合する方法などを採用することができ、またソフトカプセルの場合は、ビフィズス菌懸濁液を2枚のゼラチンシートなどで挟みながら充填し、圧着する方法などを採用できる。カプセルの素材は、ゼラチン又は植物由来のセルロースを変性させたセルロース誘導体を基材とすることができる。
ハードカプセルの場合、該嵌合部を更にバンドシールで封緘すると、消化液などがカプセル内に侵入してビフィズス菌が失活することをより効果的に防止することができるため好ましい。
カプセルのサイズとしては、00号、0号、1号、2号、3号、4号、5号などがあるが、本発明ではいずれのサイズのハードカプセルも使用することができる。
前記ゼラチンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、牛皮、豚皮、牛骨などに含まれる動物性コラーゲンに由来するもの、魚由来のゼラチンなどが挙げられる。これらの中でも、牛以外の動物由来のゼラチンが、狂牛病感染の恐れがない点で、好ましい。
前記セルロ−ス誘導体としては、例えば、アルキルセルロース(例えば、メチルセルロース等)、ヒドロキシアルキルセルロース(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなど)、ヒドロキシアルキルアルキルセルロース(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロースなど)などが挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ヒドロキシアルキルアルキルセルロースが好ましく、具体的には、HPMCが、カプセルとしての強度に優れる点及びキトサン含有層溶解後の大腸内で速やかに溶解する点で、特に好ましい。
本発明の大腸崩壊性製剤は、前記のビフィズス菌を含有する顆粒剤、錠剤、ハードカプセル又はソフトカプセルなどの形態の製剤の表面を、キトサン含有層及び腸溶性基材層で、内側からこの順番に被覆することが好ましい。
キトサン含有層を形成するキトサンとしては、その脱アセチル化度や分子量に特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。キトサンの脱アセチル化度としては、60モル%以上が、酸への溶解性及びコーティング法への適性の点で、好ましい。
キトサン含有層は、キトサンコーティング液を、製剤の表面に塗布したり、噴霧したりすることにより、形成される。
例えば、流動層造粒コーティング装置(フローコーター、フロイント産業株式会社製)、遠心転動造粒コーティング装置(CFグラニュレーター、グラニュレックス、フロイント産業株式会社製)、複合型造粒コーティング装置(スパイラフロー、フロイント産業株式会社製)、糖衣フィルムコーティング装置(ハイコーター、アクアコーター:フロイント産業株式会社製)、通気式コーティング装置(パウレックコーター:株式会社パウレック社製)などの各種コーティング装置を用いて、製剤を装置内で流動させ、乾燥空気を給気させつつ、スプレーなどを用いて製剤表面に前記キトサンコーティング液を噴霧し、被覆する方法が挙げられる。
キトサンコーティング液としては、フロイント産業株式会社製の製品名:キトコートなどの市販品を用いることもできる。
前記キトサン含有層には、キトサン以外に、必要に応じて更にその他の成分(例えば、乳化剤や増粘剤など)を含有させることもできる。
キトサン含有層の厚さは特に制限されるものではないが、キトサン含有層と製剤の質量比として、通常、製剤質量に対し0.8〜1.5%程度とするとよく、約1%程度が好ましい。
腸溶性基材層は、前記キトサン含有層で表面が被覆された製剤の表面に、腸溶性基材コーティング液を塗布したり、噴霧したりすることにより形成される。
腸溶性基材コーティング液としては、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、メタクリル酸コポリマー、シェラックなどが挙げられる。
また、コーティング装置としては、例えば、フィルムコーティング装置であればハイコーターミニ型、フロイント産業株式会社製)、通気式コーティング装置(パウレックコーター:株式会社パウレック社製)などが挙げられる。
腸溶性基材層の厚さは特に制限されるものではないが、腸溶性基材層と製剤の質量比として、通常、製剤質量に対し0.8〜1.5%程度とするとよく、約1%程度が好ましい。
本発明の大腸崩壊性製剤の表面を、キトサン含有層及び腸溶性基材層で、内側からこの順番に被覆すると、上記のような少量の被覆材であっても、十分にビフィズス菌を消化液から保護し、大腸まで生きたまま届けることが可能になる。
次に、本発明の腸内環境改善食品に前記大腸崩壊性製剤と共に配合される乳酸菌製剤について説明する。
(乳酸菌製剤の説明)
本発明の乳酸菌製剤としては、乳酸菌などの小腸から大腸にかけて有用な成分を含有し、製剤表面を耐酸性皮膜で被覆してなるものが好ましい。この乳酸菌製剤は、摂取後、胃で崩壊することが無く、小腸から大腸にかけて崩壊して内容物を放出するものである。
小腸から大腸にかけて有用な成分としては、乳酸菌、オリゴ糖などが挙げられ、両者の混合物がより好ましい。
乳酸菌としては、人に対して有用な作用をもたらすものである限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばガッセリ(gasseri)、アシドフィルス(acidophilus)、ラムノーサ(rhamnosus)、乳酸菌RIE粉末、エンテロコッカス・フェカリス菌、植物由来乳酸菌、乳由来乳酸菌、ケフィア、菌属名としてラクトバチルス属、ストレプトコッカス属が用いられる。
オリゴ糖は、ブドウ糖、ガラクトース、果糖などの単糖類がグリコシド結合によって結合した化合物で、単糖類が2〜10個くらい結合した糖類である。乳糖、ラフィノース、ラクチュロース、スタキオース、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖などのオリゴ糖は、小腸から大腸まで到達し、生体に存在する腸内細菌や、本発明のビフィズス菌及び乳酸菌により資化される。
また、この他、水溶性食物繊維、水不溶性食物繊維なども腸内環境の改善に役立つ。さらにはビタミン類なども一緒に摂取しても良い。
本発明の乳酸菌製剤は、顆粒剤、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセルから選択される固形剤であることが好ましく、製剤の方法は、前記の大腸崩壊性製剤の方法を適宜採用することができる。
本発明の乳酸菌製剤の表面を被覆する耐酸性皮膜は、腸溶性基材を用い、製剤の表面をコーティングすることにより形成される。
腸溶性基材としては、カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、メタクリル酸コポリマー、トウモロコシ蛋白ツエイン(ゼイン)、大豆多糖類(ヘミロース)、精製セラック、白色セラック、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)などが挙げられ、目的に応じて適宜選択することができ、水溶性基材を混合又は単独で用いても良いが、耐酸性を有し腸溶性であることが好ましい。また必要に応じて、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステルなどの可塑剤を適宜配合しても構わない。
耐酸性皮膜の厚さは特に制限されるものではないが、耐酸性皮膜と製剤の質量比として、通常、製剤質量に対し0.3〜8%程度とするとよく、好ましくは0.8〜5%程度である。
本発明の腸内環境改善食品は、前記のビフィズス菌を含有する大腸崩壊性製剤及び乳酸菌製剤を含有してなる。2種の製剤を適切な量で服用するために、それぞれの製剤の1回で服用する所要量を個別に包装してセットにすることが好ましい。包装の形態は特に制限されるものではないが、密閉容器又は気密容器が好ましく、密封性及び/又は機密性を有するフィルム材で包装するのが更に好ましい。フィルム材として用いられる材質は主にナイロン、ポリエステル、ナイロンアルミ、セロファン、アルミニウム、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリカ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム及びPLAフィルムなどを単独又は2種以上をラミネートした構成で用いる。これ以外の材質のフィルムを用いても良く、また低密度、高密度に加工処理した材質のものでも良い。
本発明の腸内環境改善食品セットで用いる包装機は、通常食品加工や医薬品の包装で用いられる包装機を用いることができる。三方シール式、四方シール式、ピロー方式(スティック方式)、ブリスター包装機、ピロー包装機などを用いても良い。
また、包装時に異種と数量が間違わないように、センサーを用いて管理するのが好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
(大腸崩壊性カプセルの製造)
ビフィズス菌の生菌粉末(森永乳業株式会社製、森永ビフィズス菌末)100gを乾燥馬鈴薯でんぷん1,400gと混合し、ビフィズス菌濃度1×1010cfu/gのビフィズス菌粉末を得た。ついで得られた粉末を、カプセル充填機(クオリカプス株式会社製)を用いて、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセル3号(クオリカプス株式会社製)に1カプセル当たり220mg充填した(1カプセル当たりビフィズス菌20億個)。
得られたカプセルにバンドシール機(クオリカプス株式会社製)により、嵌合部にバンドシールを施した。バンドシール液としては、HPMC16gを水34mL及び無水エタノール50mLの混合液に溶解したものを使用した。なお、バンドシールの条件としては、以下の通りである。
−バンドシール条件−
塗布幅:3mm
塗布回数:2回
調製液の温度:20℃〜22℃

次にコーティングを行う為、キトサン濃度が2質量%になるようにキトサン(日本水産株式会社製)を酢酸水に溶解し、グリセリン(花王株式会社製)を添加し十分に撹伴してキトサンコーティング液とした。フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、カプセル表面にフィルムコーティングし、キトサン含有層の質量がカプセル質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。
次いで、脱色シェラック(株式会社岐阜セラック製造所製)10質量部と、グリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)0.5質量部とをエタノール溶液に溶解し、腸溶性基材コーティング液を調製した。フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、シェラック(腸溶性基材層)の質量がカプセル質量に対して1.5質量%となるようにカプセルのキトサン含有層上にコーティングし、大腸崩壊性カプセルを得た。
(腸溶性錠剤の製造)
乳酸菌rie(オリエンタル酵母株式会社製)100g、オリゴ糖(森永乳業株式会社製)160g、還元麦芽糖(三菱商事フードテック株式会社製)40g、結晶セルロース(旭化成株式会社製)80gを添加して5分間混合し、更にシュガーエステルS-370F(リョウトー製)20gを添加し、1分間混合し、通常の錠剤の製法により、1粒当たり400mgの錠剤を製造した(1粒当たり乳酸菌20億個)。
得られた錠剤の外観は綺麗であり、また製造時にスティッキングなどのトラブルもなかった。この錠剤に、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)(信越化学工業株式会社製)とグリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、HPMCPの質量が錠剤質量に対して5質量%となるようにコーティングした。HPMCPコート後にカルナウバロウを微量塗布し、腸溶性錠剤を得た。
得られた大腸崩壊性カプセルと腸溶性錠剤の各1粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )により、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2種各1粒入り)に充填した。充填は2種が必ず1粒づつ入るようにセンサーを用い個包装とし、1袋で同時に2種摂取できるようにした腸内環境改善食品セットを得た。
〔実施例2〕
(大腸崩壊性カプセルの製造)
ビフィズス菌の生菌粉末(森永乳業株式会社製、森永ビフィズス菌末)100gを乾燥馬鈴薯でんぷん1,400gと混合し、ビフィズス菌濃度1×1010cfu/gのビフィズス菌粉末を得た。ついで得られた粉末を、カプセル充填機(クオリカプス株式会社製)を用いて、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセル3号(クオリカプス株式会社製)に1カプセル当たり220mg充填した(1カプセル当たりビフィズス菌20億個)。
得られたカプセルにバンドシール機(クオリカプス株式会社製)により、嵌合部にバンドシールを施した。バンドシール液としては、HPMC16gを水34mL及び無水エタノール50mLの混合液に溶解したものを使用した。なお、バンドシールの条件としては、以下の通りである。
−バンドシール条件−
塗布幅:3mm
塗布回数:2回
調製液の温度:20℃〜22℃
次にコーティングを行う為、キトサン濃度が2質量%になるようにキトサン(日本水産株式会社製)を酢酸水に溶解し、グリセリン(花王株式会社製)を添加し十分に撹伴してキトサンコーティング液とした。フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、カプセル表面にフィルムコーティングし、キトサン含有層の質量がカプセル質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。
次いで、HPMCP(信越化学工業株式会社製)とグリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、カプセルのキトサン含有層上にフィルムコーティングし、HPMCPの質量がカプセル質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。
(腸溶性錠剤の製造)
乳酸菌LAC −343(森永乳業株式会社製)100g 、オリゴ糖(森永乳業株式会社製)160g、還元麦芽糖(三菱商事フードテック株式会社製)20g 、結晶セルロース(旭化成株式会社製)100gを添加して5分間混合し、更にシュガーエステルS-370F(リョウトー製)20gを添加し、1分間混合し、通常の錠剤の製法により、1粒当たり400mgの錠剤を製造した(1粒当たり乳酸菌20億個)。
得られた錠剤の外観は綺麗であり、また製造時にスティッキングなどのトラブルもなかった。この錠剤に、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)(信越化学工業株式会社製)とグリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、HPMCPの質量が錠剤質量に対して2質量%となるようにコーティングした。HPMCPコート後にカルナウバロウを微量塗布し、腸溶性錠剤を得た。
得られた大腸崩壊性カプセルと腸溶性錠剤の各1粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101)により、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2種1粒入り)に充填した。充填は2種が必ず1粒づつ入るようにセンサーを用い個包装とし、1袋で同時に2種摂取できるようにした腸内環境改善食品セットを得た。
〔実施例3〕
実施例2で製した大腸崩壊性カプセル1粒を用い三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、ポリエステルラミネートフィルム(積水フィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(1粒入り)を充填した。また実施例2で製した腸溶性錠剤1粒を用い三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、ポリエステルラミネートフィルム(積水フィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(1粒入り)を充填した。得られた2種の個包装形態各1袋(合計2袋)を一度に摂取した。
〔実施例4〕
実施例2で製した大腸崩壊性カプセル1粒及び実施例2で製した腸溶性錠剤1粒の2粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、ポリエステルラミネートフィルム(積水フィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い、個包装1袋に異種の製剤を2粒入りで充填した。これをアルミラミジップ袋に個包装30包入りとした。得られた個包装形態1袋を一度に摂取した。
〔実施例5〕
実施例2で製した大腸崩壊性カプセル及び実施例2で製した腸溶性錠剤を用い、PTP包装を行い、アルミ袋にPTPシートを3枚入れ封をした。
PTPシート縦2列において、縦1列は大腸崩壊性カプセルを詰め、もう一方の縦1列は腸溶性錠剤を詰めた。包装機は大和化成工業株式会社製の半自動包装機を用い、PTP包装を行った。スリットは横に1ポケットづつ入れ、ここを折って横2粒(大腸崩壊性カプセルと腸溶性錠剤)が一度に取り出せるようにした。得られた2種を一度に摂取した。
〔実施例6〕
ビフィズス菌末(森永乳業株式会社製)100g、乾燥馬鈴薯でんぷん(松谷化学工業株式会社製)100g、結晶セルロース(旭化成株式会社製)85gを添加して5分間混合し、次いでシュガーエステルS-370F(リョウトー製)15gを添加して1分間混合し、通常の錠剤の製法により、1粒当たり100mgの錠剤を製した(1粒当たりビフィズス菌20億個)。得られた錠剤の外観は綺麗であり、また製造時にスティッキングなどのトラブルもなかった。
次にコーティングを行う為、キトサン(日本水産株式会社製)濃度が2質量%になるように酢酸水に溶解・分散させ、グリセリン(花王株式会社製)を加え十分に撹伴してキトサンコーティング液とした。調製したキトサンコーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、錠剤表面にフィルムコーティングし、キトサン含有層の質量が錠剤質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。
次いで、HPMCP(信越化学工業株式会社製)とグリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、錠剤のキトサン含有層上にフィルムコーティングし、HPMCPの質量が錠剤質量に対して2質量%となるようにコーティングした。HPMCPコート後にカルナウバロウを微量塗布し、大腸崩壊性錠剤を得た。
この大腸崩壊性錠剤1粒と実施例2で製した腸溶性錠剤1粒を用い三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、ポリエステルラミネートフィルム(積水フィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(1粒入り)を充填した。得られた2種の個包装形態各1袋(合計2袋)を一度に摂取した。
〔比較例1〕
(大腸崩壊性カプセルの製造)
ビフィズス菌の生菌粉末(森永乳業株式会社製、森永ビフィズス菌末)100gを乾燥馬鈴薯でんぷん1,400gと混合し、ビフィズス菌濃度1×1010cfu/gのビフィズス菌粉末を得た。ついで得られた粉末を、カプセル充填機(クオリカプス株式会社製)を用いて、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセル3号(クオリカプス株式会社製)に1カプセル当たり220mg充填した(1カプセル当たりビフィズス菌20億個)。
得られたカプセルにバンドシール機(クオリカプス株式会社製)により、嵌合部にバンドシールを施した。バンドシール液としては、HPMC16gを水34mL及び無水エタノール50mLの混合液に溶解したものを使用した。なお、バンドシールの条件としては、以下の通りである。
−バンドシール条件−
塗布幅:3mm
塗布回数:2回
調製液の温度:20℃〜22℃
次にコーティングを行う為、キトサン濃度が2質量%になるようにキトサン(日本水産株式会社製)を酢酸水に溶解し、グリセリン(花王株式会社製)を加え十分に撹伴してキトサンコーティング液とした。フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、カプセル表面にフィルムコーティングし、キトサン含有層の質量がカプセル質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。
次いで、HPMCP(信越化学工業株式会社製)と、グリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、カプセルのキトサン含有層上にフィルムコーティングし、HPMCPの質量がカプセル質量に対して、1.0質量%となるようにコーティングした。HPMCPコート後にカルナウバロウを微量塗布し、大腸崩壊性カプセルを得た。
得られた大腸崩壊性カプセル2粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2粒入り)に充填し、腸内環境改善食品セットを得た。
〔比較例2〕
(腸溶性錠剤の製造)
乳酸菌LAC −343(森永乳業株式会社製)200g 、オリゴ糖(森永乳業株式会社製)100g、還元麦芽糖(三菱商事フードテック株式会社製)15g 、結晶セルロース(旭化成株式会社製)70gを添加して5分間混合し、更にシュガーエステルS-370F(リョウトー製)15gを添加し、1分間混合し、通常の錠剤の製法により、1粒当たり400mgの錠剤を製造した(1粒当たり乳酸菌20億個)。
得られた錠剤の外観は綺麗であり、また製造時にスティッキングなどのトラブルもなかった。この錠剤に、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)(信越化学工業株式会社製)とグリセリン脂肪酸エステル(イーストマン・ケミカル・カンパニー社製、マイバセット9−45)とをエタノール溶液に溶解して調製した腸溶性基材コーティング液を、フィルムコーティング装置ハイコーターミニ型パン(フロイント産業株式会社製)を用いて、HPMCPの質量が錠剤質量に対して2質量%となるようにコーティングした。HPMCPコート後にカルナウバロウを微量塗布し、腸溶性錠剤を得た。
得られた腸溶性錠剤2粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2粒入り)に充填し、腸内環境改善食品セットを得た。
〔比較例3〕
(ビフィズス菌を含有する腸溶性錠剤の製造)
HPMCPハードカプセル3号(クオリカプス株式会社製)にビフィズス菌(森永乳業株式会社製)を1カプセル当り20億個含むように乾燥澱粉(松谷化学工業株式会製)で倍散して充填した。カプセルの嵌合部にゼラチンでバンドシールを施し、カプセルの表面にHPMCP(信越化学工業株式会社製)をカプセル質量に対して、4質量%となるようにコーティングを施し、最後にカルナウバロウを微量添加し、ビフィズス菌を含有する腸溶性錠剤を得た。
得られた腸溶性錠剤2粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )にて、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2粒入り)に充填し、腸内環境改善食品セットを得た。
〔実施例7〕
実施例1の(大腸崩壊性カプセルの製造)において、カプセル表面にキトサン含有層を形成した後、シェラックからなる腸溶性基材層を形成しない以外は、実施例1の(大腸崩壊性カプセルの製造)と同様にして、大腸崩壊性カプセルを得た。
得られた大腸崩壊性カプセルと実施例1で製した腸溶性錠剤の各1粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )により、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2種各1粒入り)に充填した。充填は2種が必ず1粒づつ入るようにセンサーを用い個包装とし、1袋で同時に2種摂取できるようにした腸内環境改善食品セットを得た。
〔実施例8〕
実施例1の(大腸崩壊性カプセルの製造)において、カプセル表面のキトサン含有層及びシェラックからなる腸溶性基材層の形成順を、腸溶性基材層及びキトサン含有層の順番にした以外は、実施例1の(大腸崩壊性カプセルの製造)と同様にして、大腸崩壊性カプセルを得た。
得られた大腸崩壊性カプセルと実施例1で製した腸溶性錠剤の各1粒を三方シール機(三光機械株式会社製:MC101 )により、アルミラミネートフィルム(ジェイフィルム株式会社製)を用い、三方包装を行い1袋(2種各1粒入り)に充填した。充填は2種が必ず1粒づつ入るようにセンサーを用い個包装とし、1袋で同時に2種摂取できるようにした腸内環境改善食品セットを得た。
〔試験例〕
実施例1、2、7及び8並びに比較例1〜3の腸内環境改善食品セットを用い、一人一日1包摂取とし、夕食後に1週間摂取した際の効果を、摂取後のアンケート調査で調査した。参加者は30歳以上の男性、女性混合とし各グループ10名参加で実施した。この製法の検体を用い使用感調査を行いカプセル摂取による体感等について調査した。その結果を表1に示す。


Figure 2013226095
試験例の結果から、本発明の腸内環境改善食品セットは、比較例の腸内環境改善食品セットと比較して、優れた効果を奏することが確認された。

Claims (6)

  1. ビフィズス菌を含有する大腸崩壊性製剤及び乳酸菌製剤を含有することを特徴とする腸内環境改善食品。
  2. 大腸崩壊性製剤がその外層にキトサン含有層及び腸溶性基材層をこの順番で被覆してなるものである請求項1に記載の腸内環境改善食品。
  3. 乳酸菌製剤が腸溶性製剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載の腸内環境改善食品。
  4. 大腸崩壊性製剤及び/又は乳酸菌製剤が顆粒剤、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセルから選択されるいずれかの固形剤である請求項1〜3のいずれか1項に記載の腸内環境改善食品
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の腸内環境改善食品の所要量を1包装にしたことを特徴とする腸内環境改善食品セット。
  6. 包装形態が密閉容器又は気密容器であることを特徴とする請求項5に記載の腸内環境改善食品セット。
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