JP2019075355A - 全固体電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】高容量と高出力とを両立することが可能な全固体電池の提供。【解決手段】負極集電体1と、前記負極集電体1の表面に設けられるとともに負極活物質2a、導電助剤2b及び固体電解質2cを含む負極合剤層2と、を有する負極10を備え、負極10の断面において、負極合剤層2を負極集電体1の表面に近い領域(a)と負極集電体1の表面から遠い領域(b)とに2分した場合に、負極集電体1の表面に近い領域に含まれている導電助剤2bの量が、負極集電体1の表面から遠い領域に含まれている導電助剤2bの量よりも多い全固体電池100。【選択図】図3

Description

本願は全固体電池を開示する。
特許文献1、2には、集電体と当該集電体の表面に設けられるとともに活物質、導電助剤及び固体電解質を含む合剤層とを有する電極を備える全固体電池が開示されている。また、全固体電池に関する技術ではないが、特許文献3には、非水電解液電池の正極において導電助剤の量を調整することが開示されている。
特開2014−107163号公報 特開2015−225855号公報 特開2016−081801号公報
全固体電池を高容量化するには合剤層を厚くすることが有効と考えられる。しかしながら、合剤層を厚くすると、抵抗が増大して出力が低下するという課題がある。すなわち、従来の全固体電池においては、高容量と高出力とを両立する観点で改善の余地がある。
本願は上記課題を解決するための手段の一つとして、負極集電体と、前記負極集電体の表面に設けられるとともに負極活物質、導電助剤及び固体電解質を含む負極合剤層と、を有する負極を備え、前記負極の断面において、前記負極合剤層を前記負極集電体の表面に近い領域と前記負極集電体の表面から遠い領域とに2分した場合に、前記負極集電体の表面に近い領域に含まれている前記導電助剤の量が、前記負極集電体の表面から遠い領域に含まれている前記導電助剤の量よりも多い、全固体電池を開示する。
本発明者の知見によれば、全固体電池において高容量と高出力とを両立するためには、全固体電池の固体電解質層と負極合剤層との界面において多くのイオン伝導パス(リチウムイオン電池である場合は、リチウムイオン伝導パス)を確保する必要がある一方で、負極合剤層と負極集電体との界面において多くの導電パスを確保する必要がある。ここで、全固体電池の負極は、充放電時における活物質の膨張収縮量が大きく、固体電解質層と負極合剤層との界面においてイオン伝導パスが切れ易く、負極合剤層と負極集電体との界面において導電パスが切れ易い。そこで、本開示の全固体電池においては、負極合剤層において、負極集電体側の導電助剤量を相対的に増加させて多くの導電パスを確保する一方、固体電解質層側の導電助剤量を相対的に減少させて(活物質や固体電解質の量を相対的に増加させて)多くのイオン伝導パスを確保するものとした。これにより、負極合剤層を厚くしたとしても、抵抗の増大を抑えつつ、高い出力を確保することができる。すなわち、高容量と高出力とを両立した全固体電池が得られる。
全固体電池の充放電時における負極の挙動を説明するための概略図である。 負極に求められる機能を説明するための概略図である。 全固体電池における負極の構成を説明するための概略図である。 全固体電池における負極の構成を説明するための概略図である。 負極合剤層における導電助剤の量と電子伝導率との関係を示す図である。 実施例及び比較例に係る全固体電池の抵抗を示す図である。
図1に全固体電池の充放電時における負極の挙動を概略的に示す。図1に示すように、全固体電池の負極においては、充放電に伴って金属イオン(例えばリチウムイオン)の挿入脱離による活物質の膨張収縮が起こる。これにより、電子電導パスやイオン伝導パスの切れが生じる。充放電サイクルを重ねる毎にこのようなパス切れの問題が大きくなる。用いる活物質の種類や構造にもよるが、一般的には、全固体電池の充放電に伴う負極の膨張収縮は、正極のそれよりも大きく、負極において上記のパス切れの問題が生じ易い。
一方、本発明者の知見では、負極容量を増大させるために負極合剤層を厚くすると、負極集電体付近の負極活物質が有効に使用され難くなる。また、本発明者の知見では、全固体電池においては、図2に示すように、負極合剤層のうち、固体電解質層側においてイオン伝導パスが多く必要となり、負極集電体側において導電パスが多く必要となる。
以上に鑑みて、本開示の全固体電池においては、負極合剤層において、負極集電体側の導電助剤量を増加させて多くの導電パスを確保する一方、固体電解質層側の導電助剤量を低下させて活物質や固体電解質の量を相対的に増加させて多くのイオン伝導パスを確保するものとした。以下、本開示の全固体電池の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、本開示の全固体電池100は、負極集電体1と、負極集電体1の表面に設けられるとともに負極活物質2a、導電助剤2b及び固体電解質2cを含む負極合剤層2と、を有する負極10を備え、負極10の断面において、負極合剤層2を負極集電体1の表面に近い領域(a)と負極集電体1の表面から遠い領域(b)とに2分した場合に、負極集電体1の表面に近い領域(a)に含まれている導電助剤2bの量が、負極集電体1の表面から遠い領域(b)に含まれている導電助剤2bの量よりも多いことに一つの特徴がある。
1.負極集電体
負極集電体1は、金属箔や金属メッシュ等により構成すればよい。特に金属箔が好ましい。負極集電体1を構成する金属としては、Cu、Ni、Fe、Ti、Co、Zn、ステンレス鋼等が挙げられる。金属箔や基材にこれら金属をめっき、蒸着したものであってもよい。負極集電体1の厚みは特に限定されるものではない。例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上100μm以下であることがより好ましい。
2.負極合剤層
負極合剤層2は、少なくとも負極活物質2a、導電助剤2b及び固体電解質2cを含む層である。また、これらに加えて、さらに任意にバインダー等を含ませることができる。
負極活物質2aは全固体電池の負極活物質として公知のものをいずれも採用できる。公知の活物質のうち、所定のイオンを吸蔵放出する電位(充放電電位)の異なる2つの物質を選択し、貴な電位を示す物質を後述の正極活物質とし、卑な電位を示す物質を負極活物質2aとして、それぞれ用いることができる。例えば、リチウムイオン電池を構成する場合は、負極活物質2aとしてSiやSi合金;グラファイトやハードカーボン等の炭素材料;チタン酸リチウム等の各種酸化物;金属リチウムやリチウム合金等を用いることができる。特に、Siは充放電による膨張収縮が起こり易く、一般的には体積が4倍程度変化するため、本開示の全固体電池による効果が大きい。負極活物質2aの形状は特に限定されるものではない。例えば、粒子状とすることが好ましい。負極合剤層2における負極活物質2aの含有量は後述の通りである。
導電助剤2bは全固体電池の導電助剤として公知のものをいずれも採用できる。例えば、アセチレンブラック(AB)やケッチェンブラック(KB)や気相法炭素繊維(VGCF)やカーボンナノチューブ(CNT)やカーボンナノファイバー(CNF)や黒鉛等の炭素材料;ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料を用いることができる。導電助剤2bは1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。導電助剤の形状は、粉末状、繊維状等、種々の形状を採用できる。負極合剤層2における導電助剤2bの含有量は後述の通りである。
尚、導電助剤2bは、緩衝材としても機能し得る。すなわち、負極活物質2aが収縮した際、負極活物質2aと固体電解質2cとの隙間を埋め、導電パスやイオン伝導パスの切れを抑制する効果を発揮し得る。
固体電解質2cは全固体電池の固体電解質として公知のものをいずれも採用できる。固体電解質2cは有機高分子を含む固体電解質、及び、無機化合物からなる固体電解質のいずれも採用できる。特に、無機化合物からなる固体電解質が好ましい。有機高分子を含む固体電解質と比較してイオン伝導度が高いためである。また、有機高分子を含む固体電解質と比較して、耐熱性に優れるためである。好ましい固体電解質2cとしては、ランタンジルコン酸リチウム、LiPON、Li1+XAlGe2−X(PO、Li−SiO系ガラス、Li−Al−S−O系ガラス等の酸化物固体電解質;LiS−P、LiS−SiS、LiI−LiS−SiS、LiI−SiS−P、LiI−LiBr−LiS−P、LiI−LiS−P、LiI−LiS−P、LiI−LiPO−P等の硫化物固体電解質を例示することができる。これらの中でも、特に、硫化物固体電解質が好ましく、LiS−Pを含む硫化物固体電解質がより好ましい。固体電解質2cは1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。固体電解質2cの形状は特に限定されるものではない。例えば、粒子状とすることが好ましい。負極合剤層2における固体電解質2cの含有量は後述の通りである。
任意成分であるバインダーは、全固体電池において使用されるバインダーをいずれも採用可能である。例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アクリロニトリルブタジエンゴム(ABR)、ブタジエンゴム(BR)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等である。バインダーは1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。負極合剤層2におけるバインダーの含有量は特に限定されるものではなく、従来の全固体電池の負極合剤層に含まれるバインダーの量と同等とすればよい。
本開示の全固体電池100においては、負極10の断面において、負極合剤層2を負極集電体1の表面に近い領域(a)と負極集電体1の表面から遠い領域(b)とに2分した場合に、負極集電体1の表面に近い領域(a)に含まれている導電助剤2bの量が、負極集電体1の表面から遠い領域(b)に含まれている導電助剤2bの量よりも多いことが重要である。「導電助剤の量」とは質量%濃度をいう。例えば、負極集電体1の表面に近い領域(a)を構成する負極合剤の全量を100質量%とした場合に、当該領域(a)に含まれている導電助剤2bの量が10質量%以上12質量%以下であることが好ましい。また、負極集電体1の表面から遠い領域(b)を構成する負極合剤の全量を100質量%とした場合に、当該領域(b)に含まれている導電助剤2bの量が4質量%以上6質量%以下であることが好ましい。
さらに、負極集電体1の表面に近い領域(a)に含まれている導電助剤2bの量をX(質量%)、負極集電体1の表面から遠い領域(b)に含まれている導電助剤2bの量をY(質量%)とした場合、Y/Xが0.33以上0.67以下であることが好ましい。
尚、負極合剤層2において、負極集電体1から遠ざかるにつれて導電助剤2の量(濃度)が断続的に減少していてもよいし、連続的に減少していてもよい。
負極合剤層2においては、上記した導電助剤2bや任意成分であるバインダーを除いた量を、上記負極活物質2aや固体電解質2bの含有量とすることができる。すなわち、本開示の全固体電池においては、負極合剤層2において、負極集電体1に近い領域(a)の導電助剤2bの量を相対的に増加させて多くの導電パスを確保することができる一方で、負極集電体1から遠い領域(b)の導電助剤2bの量を相対的に減少させて(負極活物質2aや固体電解質2cの量を相対的に増加させて)多くのイオン伝導パスを確保することができる。負極合剤層2における負極活物質2aと固体電解質2bとの含有比は特に限定されるものではなく、従来の全固体電池における含有比と同等とすればよい。ただし、電池性能をより高める観点からは、負極集電体1に近い領域(a)に含まれる固体電解質2cの量を、負極集電体1から遠い領域(b)に含まれる固体電解質2cの量よりも低減することが好ましい。
負極合剤層2の厚みは、例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上100μm以下であることがより好ましい。或いは、高容量化のため、これよりも厚くすることも可能である。ただし、負極の容量が正極の容量よりも大きくなるように、負極合剤層2の厚みを決定することが好ましい。このような厚みの負極合剤層2を備える負極10は、例えば、負極活物質2a及び固体電解質2cを含むとともに、導電助剤2bの量を種々変化させた負極合剤スラリーを複数種類用意した後、負極集電体1の表面に、負極集電体1から遠ざかるにつれて導電助剤2bの含有量が少なくなるように、負極合剤スラリーを順次塗布して乾燥する方法、或いは、負極活物質2a及び固体電解質2cを含むとともに、導電助剤2bの量を種々変化させた混合物を、負極集電体1から遠ざかるにつれて導電助剤2bの含有量が少なくなるように、複数回に分けて成形する方法等の種々方法によって容易に製造することができる。
図4に、より好ましい形態に係る負極110の構成を概略的に示す。図4において、図3と同様のものについては同符号を付す。図4に示すように、負極110は、負極集電体1と、負極集電体1の表面に設けられるとともに負極活物質2a、導電助剤2b及び固体電解質2cを含む負極合剤層102と、を有している。また、負極110は、その断面において、負極合剤層102を負極集電体1の表面に近い領域(c)と負極集電体1の表面から遠い領域(d)とに2分した場合に、負極集電体1の表面に近い領域(c)に含まれている導電助剤2bの量が、負極集電体1の表面から遠い領域(d)に含まれている導電助剤2bの量よりも多く、且つ、負極集電体1の表面に近い領域(c)に含まれる導電助剤2bが、鱗片状の導電助剤を含むことに一つの特徴がある。
鱗片状の導電助剤それ自体は、種々のものが公知である。例えば、鱗片状の黒鉛が好ましい。負極集電体1の表面に近い領域(c)に鱗片状の導電助剤を含ませることで、上述した導電パスの切れを更に抑制することができるとともに、電池の抵抗が一層低下する。当該領域(c)に含まれる鱗片状の導電助剤の量は特に限定されるものではない。目的とする電池性能に応じて適宜決定すればよい。
3.その他の構成
全固体電池100は、上記の負極10のほかに、正極と、正極及び負極10の間に設けられた固体電解質層とを備える。また、言うまでもないが、集電端子や電池ケース等の必要な部材を備える。
3.1.固体電解質層
全固体電池100における固体電解質層の構成は当業者にとって自明であるが、以下、一例について説明する。固体電解質層は、固体電解質と任意にバインダーとを含む。固体電解質は、例えば、負極10における固体電解質2cと同様のものを採用できる。中でも上述した無機固体電解質が好ましく、特に硫化物固体電解質、中でも、LiS−Pを含む硫化物固体電解質が好ましい。バインダーは上述したバインダーと同様のものを適宜選択して用いることができる。固体電解質層における各成分の含有量は従来と同様とすればよい。固体電解質層の形状も従来と同様とすればよい。特にシート状の固体電解質層が好ましい。シート状の固体電解質層は、例えば、固体電解質と任意にバインダーとを溶媒に入れて混練することによりスラリー状の電解質組成物を得た後、この電解質組成物を基材の表面に塗布し乾燥する、或いは、正極合剤層及び/又は負極合剤層の表面に塗布し乾燥する等の過程を経ることにより容易に製造することができる。この場合、固体電解質層3の厚みは、例えば0.1μm以上300μm以下であることが好ましく、0.1μm以上100μm以下であることがより好ましい。
3.2.正極
全固体電池100における正極の構成は当業者にとって自明であるが、以下、一例について説明する。正極は、通常、正極活物質と、任意成分として固体電解質、バインダー、導電助剤及びその他添加剤(増粘剤等)とを含む正極合剤層を備える。また、当該正極合剤層と接触する正極集電体を備えることが好ましい。
正極活物質は全固体電池の正極活物質として公知のものをいずれも採用できる。公知の活物質のうち、所定のイオンを吸蔵放出する電位(充放電電位)の異なる2つの物質を選択し、貴な電位を示す物質を正極活物質とし、卑な電位を示す物質を上述の負極活物質2aとして、それぞれ用いることができる。例えば、リチウムイオン電池を構成する場合は、正極活物質としてコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、Li(Ni,Mn,Co)O(Li1+αNi1/3Mn1/3Co-1/3)、マンガン酸リチウム、スピネル型リチウム複合酸化物、チタン酸リチウム、リン酸金属リチウム(LiMPO、MはFe、Mn、Co、Niから選ばれる少なくとも1種)等のリチウム含有酸化物を用いることができる。正極活物質は1種のみを単独で用いてもよいし2種以上を混合して用いてもよい。正極活物質は表面にニオブ酸リチウムやチタン酸リチウムやリン酸リチウム等の被覆層を有していてもよい。正極活物質の形状は特に限定されるものではない。例えば、粒子状や薄膜状とすることが好ましい。正極合剤層における正極活物質の含有量は特に限定されるものではなく、従来の全固体電池の正極合剤層に含まれる正極活物質の量と同等とすればよい。
固体電解質は全固体電池の固体電解質として公知のものをいずれも採用でき、例えば、負極10における固体電解質2cと同様のものを採用できる。導電助剤やバインダーについても、負極10におけるものと同様のものを採用することができる。固体電解質、導電助剤及びバインダーはそれぞれ1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。固体電解質や導電助剤の形状は特に限定されるものではない。例えば、粒子状とすることが好ましい。正極合剤層における固体電解質、導電助剤及びバインダーの含有量は特に限定されるものではなく、従来の全固体電池の正極合剤層に含まれる固体電解質、導電助剤及びバインダーの量と同等とすればよい。
尚、正極についても、その断面において正極合剤層を正極集電体の表面に近い領域と正極集電体の表面から遠い領域とに2分した場合に、正極集電体の表面に近い領域に含まれている導電助剤の量が、正極集電体の表面から遠い領域に含まれている導電助剤の量よりも多いことが好ましい。具体的には、図3、4に示す構成において負極集電体1を正極集電体に置き換えるとともに、負極活物質2aを正極活物質に置き換えた構成とすることが好ましい。このように、正極合剤層において、正極集電体側の導電助剤量を増加させて多くの導電パスを確保する一方、固体電解質層側の導電助剤量を低下させて活物質や固体電解質の量を相対的に増加させて多くのイオン伝導パスを確保することで、正極合剤層を厚くしたとしても、抵抗の増大を抑えつつ、高い出力を維持することができる。すなわち、高容量と高出力とを両立した全固体電池が得られる。ただし、正極活物質は、充放電時、上記の負極活物質2aほど膨張収縮量が大きくない。よって、集電体側の導電助剤量を増加させて多くの導電パスを確保する一方、固体電解質層側の導電助剤量を低下させて活物質や固体電解質の量を相対的に増加させることによる効果が、負極ほど大きなものとはならないものと考えられる。
正極集電体は、金属箔や金属メッシュ等により構成すればよい。特に金属箔が好ましい。正極集電体を構成し得る金属としては、ステンレス鋼、Ni、Cr、Au、Pt、Al、Fe、Ti、Zn等を例示することができる。金属箔や基材にこれらをめっき、蒸着したものであってもよい。
以上の構成を備える正極は、正極活物質と、任意に含有させる固体電解質、バインダー及び導電助剤とを溶媒に入れて混練することによりスラリー状の電極組成物を得た後、この電極組成物を正極集電体の表面に塗布し乾燥する等の過程を経ることにより容易に製造することができる。ただし、このような湿式法に限定されるものではなく、乾式にて正極を製造することも可能である。このようにして正極集電体の表面にシート状の正極合剤層を形成可能である。この場合の正極合剤層の厚みは、例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上100μm以下であることがより好ましい。
以上の通り、本開示の全固体電池100によれば、負極合剤層2において、負極集電体1側の導電助剤2bの量を増加させて多くの導電パスを確保する一方、固体電解質層側の導電助剤2bの量を低下させて活物質2aや固体電解質2cの量を相対的に増加させて多くのイオン伝導パスを確保することができる。これにより、負極合剤層2を厚くしたとしても、抵抗の増大を抑えつつ、高い出力を維持することができる。すなわち、高容量と高出力とを両立した全固体電池が得られる。
1.電池抵抗の評価
[固体電解質の作製]
固体電解質として、30LiI・(0.08LiO・0.67LiS・0.25P)で表される組成を有する粉末状の硫化物電解質を用いた。当該硫化物固体電解質は、原料として合計1gの化学量論的量比のLiS(日本化学工業社製)、P(アルドリッチ社製)、LiO(高純度化学社製)及びLiI(アルドリッチ社製)と直径10mmのZrO製ボール10個を45ccのZrO製容器に入れ、台盤回転数370rpmで40時間メカニカルミリングすることにより調製した。
[正極合剤の作製]
正極活物質としてLi(Ni,Co,Mn)Oと、硫化物固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、正極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=80:18:1:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、正極合剤を得た。
[負極合剤1の作製]
負極活物質としてSiと、硫化物固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=53:42:4:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤1を得た。
[負極合剤2の作製]
負極活物質としてSiと、硫化物固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=53:36:10:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤2を得た。
[負極合剤3の作製]
負極活物質としてSiと、硫化物固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=53:34:12:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤3を得た。
[負極合剤4の作製]
負極活物質としてSiと、硫化物固体電解質と、導電助剤としてVGCF及び鱗片状黒鉛と、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=53:34:12:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤4を得た。尚、導電助剤において、VGCFと鱗片状黒鉛とは、質量比で、VGCF:鱗片状黒鉛=80:20とした。
上記の負極合剤1〜4について、それぞれ下記の条件でプレスした後、それぞれ電子伝導率(S/cm)を測定した(プレス後の負極単独で電子伝導率を測定した)。また、参考までに、硫化物固体電解質の量を38質量%、導電助剤の量を8質量%とした負極合剤5についても同様に電子伝導率(S/cm)を測定した。測定方法は、オートグラフを用いて拘束を模擬した荷重をかけ、抵抗測定器を用いて抵抗を測定した。結果を図5に示す。図5に示すように、導電材の量が一定以上となると、電子伝導率はほとんど変化しなくなることが分かる。
[比較例1]
マコール(登録商標)製のシリンダ内に上記の硫化物固体電解質80mgを入れ、1ton/cmでプレスし、シリンダ内に上記の負極合剤1を2mgを入れ、4ton/cmでプレスし、次に、シリンダ内に上記正極合剤を入れ、1ton/cmでプレスし、最後に、正極合剤層、固体電解質層、負極合剤層をこの順に挟み込み、6Ncmでボルト締めし、全固体電池を作製した。作製した全固体電池について、上記の電子伝導率の結果を用いて、放電IV計算から電池抵抗を求めた(計算条件:温度25℃、5C放電10秒抵抗値)。結果を図6に示す。
[比較例2]
2mgの負極合剤1に替えて、2mgの負極合剤2を用いたこと以外は、比較例1と同様にして全固体電池を作製し、電池抵抗を求めた。結果を図6に示す。
[実施例1]
2mgの負極合剤1に替えて、1mgの負極合剤1と、1mgの負極合剤3と、を用い、且つ、固体電解質層側に負極合剤1を配置したこと以外は、比較例1と同様にして全固体電池を作製し、電池抵抗を求めた。結果を図6に示す。
[実施例2]
2mgの負極合剤1に替えて、1mgの負極合剤1と、1mgの負極合剤4と、を用い、且つ、固体電解質層側に負極合剤1を配置したこと以外は、比較例1と同様にして全固体電池を作製し、電池抵抗を求めた。結果を図6に示す。
下記表1に示すように、実施例1、2に係る全固体電池は、負極の断面において、負極合剤層を負極集電体の表面に近い領域と負極集電体の表面から遠い領域とに2分した場合に、負極集電体の表面に近い領域に含まれている導電助剤の量(12質量%)が、負極集電体の表面から遠い領域に含まれている導電助剤の量(4質量%)よりも多い。一方、比較例1、2については、負極集電体の表面に近い領域に含まれている導電助剤の量が、負極集電体の表面から遠い領域に含まれている導電助剤の量と等しい。
図6に示す結果から明らかなように、実施例1、2に係る全固体電池は、比較例1、2に係る全固体電池よりも電池抵抗が小さく、優れた性能を有していた。実施例1、2に係る全固体電池のように、負極合剤層において、負極集電体に近い領域に多くの導電材を含ませて高い導電性を確保する一方で、集電体から遠い領域(固体電解質層側)の導電材の量を少なくして高いイオン伝導性を確保することで、高容量と高出力とを両立した全固体電池が得られることが分かった。
2.耐久試験後の内部抵抗増加量評価
[固体電解質の作製]
LiS(フルウチ化学社製)0.550gとP(アルドリッチ社製)0.887gとLiI(日宝化学社製)0.285gとLiBr(高純度化学社製)0.277gとを秤量し、メノウ乳鉢で5分混合し、その後脱水ヘプタン(関東化学工業社製)を4g入れ、遊星型ボールミルを用いて40時間メカニカルミリングする工程を経て、固体電解質を得た。
[正極合剤の作製]
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3(日亜化学工業社製)を使用した。活物質にはLiNbOの表面処理を施した。この正極活物質1.5gと、導電材としてVGCF(昭和電工社製)0.023gと、上記固体電解質0.239gと、PVDF(クレハ社製)0.011gと、酪酸ブチル(ナカライテスク社製)0.8gとを秤量し、超音波ホモジナイザー(SMT社製UH−50)を用いて混合し、酪酸ブチルを除去し、固形分として正極合剤を得た。
[負極合剤5の作製]
負極活物質としてSiと、上記固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=52:41:6:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤5を得た。
[負極合剤6の作製]
負極活物質としてSiと、上記固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=53:41:5:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤6を得た。
[負極合剤7の作製]
負極活物質としてSiと、上記固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=54:41:4:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤7を得た。
[負極合剤8の作製]
負極活物質としてSiと、上記固体電解質と、導電助剤としてVGCFと、バインダーとしてPVDFとを、質量比で、負極活物質:硫化物固体電解質:導電助剤:バインダー=55:42:2:1となるように秤量し、これらをフリッチェ社製ボールミルP−7で混合して、負極合剤8を得た。
[実施例3]
1cmのセラミックス製の型に固体電解質を0.065g秤量し、1ton/cmでプレスし固体電解質層を得た。その片側に正極合剤0.018gを入れ、1ton/cmでプレスして正極を得た。その逆側に負極合剤8を0.0027g入れ1ton/cmでプレスし、さらにその上に負極合剤5を入れ4ton/cmでプレスして負極を得た。正極集電体としてアルミニウム箔、負極集電体として銅箔を用い、評価用の全固体電池を得た。
作製した全固体電池について、0.245mAで4.35VまでCC/CV充電した後、0.245mAで3.0VまでCC/CV放電を行った。その後、3.7Vの電圧まで0.245mAにて充電を行った後、7.35mAの電流を5秒間流し、電圧の変化から電池の初期の内部抵抗(R)を測定した。
その後、電池を60℃の恒温槽内に入れ、電圧範囲3.2―4.2V、電流値4.9mAのCC充放電にてサイクル試験(300サイクル)を行い、サイクル試験が終了した電池に対して3.7Vの電圧まで0.245mAにて充電を行った後、7.35mAの電流を5秒間流し、電圧の変化から電池のサイクル試験後の内部抵抗(R)を測定し、「耐久試験後抵抗増加量」として初期の内部抵抗(R)に対するサイクル試験後の内部抵抗(R)の比(R/R)を求めた。結果を下記表2に示す。
[実施例4]
固体電解質層側において負極合剤8に替えて負極合剤7を用いたこと以外は、実施例3と同様にして全固体電池を作製し、実施例3と同様にして耐久試験後抵抗増加量を求めた。結果を下記表2に示す。
[実施例5]
集電体側において負極合剤5に替えて負極合剤6を用いたこと以外は、実施例3と同様にして全固体電池を作製し、実施例3と同様にして耐久試験後抵抗増加量を求めた。結果を下記表2に示す。
[比較例3]
固体電解質層側において負極合剤8に替えて負極合剤6を用い、集電体側において負極合剤5に替えて負極合剤6を用いた(すなわち、集電体側及び固体電解質側の両方において負極合剤6を用いた)こと以外は、実施例3と同様にして全固体電池を作製し、実施例3と同様にして耐久試験後抵抗増加量を求めた。結果を下記表2に示す。
下記表2においては、比較例3における耐久試験後抵抗増加量を100として各電池の耐久試験後抵抗増加量を規格化した。
表2に示す結果から明らかなように、負極合剤層において、負極集電体に近い領域(a)に多くの導電材を含ませて高い導電性を確保する一方で、集電体から遠い領域(b)(固体電解質層側)の導電材の量を少なくして高いイオン伝導性を確保することで、耐久試験後抵抗増加量が小さく、優れた性能を有する全固体電池が得られることが分かった。特に、実施例3〜5のように、負極集電体1の表面に近い領域(a)に含まれている導電助剤2bの量をX(質量%)、負極集電体1の表面から遠い領域(b)に含まれている導電助剤2bの量をY(質量%)とした場合、Y/Xが0.33以上0.67以下である場合に特に優れた効果を発揮できることが分かった。
本発明に係る全固体電池は、例えば、携帯機器用の小型電源から車搭載用の大型電源まで、広く利用できる。
1 負極集電体
2 負極合剤層
2a 負極活物質
2b 導電助剤
2c 固体電解質
100 全固体電池

Claims (1)

  1. 負極集電体と、前記負極集電体の表面に設けられるとともに負極活物質、導電助剤及び固体電解質を含む負極合剤層と、を有する負極を備え、
    前記負極の断面において、前記負極合剤層を前記負極集電体の表面に近い領域と前記負極集電体の表面から遠い領域とに2分した場合に、前記負極集電体の表面に近い領域に含まれている前記導電助剤の量が、前記負極集電体の表面から遠い領域に含まれている前記導電助剤の量よりも多い、
    全固体電池。
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