JP2019071714A - シールド接続構造及びワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性シールド部材に対する電食を抑制するシールド接続構造を提供する。【解決手段】シールド接続構造21は、シールドシェル30と、可撓性シールド部材40と、リング部材50とを有する。リング部材50は、シールドシェル30に外挿された内側リング部51と外側リング部52とを有し、可撓性シールド部材40と同種の金属からなる。可撓性シールド部材40は、内側リング部51と外側リング部52の間に挟持された状態で、リング部材50を介してシールドシェル30と電気的に接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、シールド接続構造及びワイヤーハーネスに関するものである。
従来、複数の電線を一括して電磁シールドする電磁シールド部品としては、複数の電線を筒状の可撓性シールド部材で一括して包囲し、可撓性シールド部材の端部をカシメリングによりシールドシェルに固着したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。カシメリングは、シールドシェルに外挿された可撓性シールド部材を外周側から締め付けて、可撓性シールド部材をシールドシェルの外周面とで挟持するようになっている。
特開2003−197037
ところで、上記電磁シールド部品では、可撓性シールド部材とシールドシェルとが異種金属からなる場合には、可撓性シールド部材とシールドシェルとの接続部に水が付着することで電食(異種金属接触腐食)が発生する問題があった。また、上記電磁シールド部品では、可撓性シールド部材とカシメリングとが異種金属からなる場合にも、同様に電食が発生する問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、可撓性シールド部材に対する電食を抑制するシールド接続構造を提供することにある。
上記課題を解決するシールド接続構造は、金属からなる筒状部材と、金属からなる可撓性シールド部材と、前記筒状部材に外挿された内側リング部と外側リング部とを有し、前記可撓性シールド部材と同種の金属からなるリング部材と、を備え、前記可撓性シールド部材は、前記内側リング部と前記外側リング部との間に挟持された状態で、前記リング部材を介して前記筒状部材と電気的に接続されている。
この構成によれば、可撓性シールド部材は、同種の金属からなるリング部材とのみ接触している。したがって、可撓性シールド部材がリング部材以外の部材と接触していないため、可撓性シールド部材に対する電食を抑制することができる。
本発明のシールド接続構造によれば、可撓性シールド部材に対する電食を抑制することができる。
一実施形態の車両の概略構成図。 一実施形態のシールド接続構造の分解斜視図。 一実施形態のシールド接続構造の側断面図。 一実施形態のリング部材の一部を断面で示した斜視図。 変形例のリング部材の一部を断面で示した斜視図。 変形例のシールド接続構造の側断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図4を参照して説明する。なお、各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すワイヤーハーネス1は、2個又は3個以上の電気機器を電気的に接続する。ワイヤーハーネス1は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車において、車両2の前部に設置されたインバータ3と、インバータ3よりも車両2の後方に設置された高圧バッテリ4とを電気的に接続する。ワイヤーハーネス1は、例えば、車両2の床下を通るように配索されている。インバータ3は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ3は、高圧バッテリ4の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ4は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
図1及び図2に示すように、ワイヤーハーネス1は、複数(本実施形態では2本)の電線10と、電線10の両端部に取り付けられたコネクタ11と、複数の電線10を一括して包囲する電磁シールド部20とを備えている。各電線10は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。また、各電線10は、例えば、自身にシールド構造を有しないノンシールド電線である。一方のコネクタ11はインバータ3に接続され、他方のコネクタ11は高圧バッテリ4に接続されている。電磁シールド部20は、電線10から放出される電磁波を遮蔽することで、例えば、周囲の電気機器に電磁ノイズを及ぼすことを抑制している。
図2及び図3に示すように、電磁シールド部20は、全体として長尺の筒状をなしている。電磁シールド部20は、シールドシェル30と、可撓性を有する可撓性シールド部材40と、リング部材50と、カシメリング60とを備えている。
図3に示すように、電磁シールド部20では、シールドシェル30の外周にリング部材50が嵌合され、そのリング部材50によって可撓性シールド部材40の端部が挟持され、さらにリング部材50の外周にカシメリング60が嵌合されている。そして、カシメリング60によってカシメ付けられることにより、可撓性シールド部材40がリング部材50に挟持された状態でシールドシェル30と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、シールドシェル30と、可撓性シールド部材40の端部と、リング部材50と、カシメリング60とによってシールド接続構造21が構成されている。
次に、シールド接続構造21について詳述する。ここでは、インバータ3側に設けられたシールド接続構造21について説明する。
シールドシェル30は、金属によって構成されている。シールドシェル30は、例えば、鉄、鉄合金、アルミニウム又はアルミニウム合金によって構成されている。また、シールドシェル30は、その構成金属の種類や使用環境に応じて、錫メッキやアルミニウムメッキ等の表面処理を施していてもよい。本実施形態のシールドシェル30は、鉄又は鉄合金から構成されている。
シールドシェル30は、略長円形状又は略楕円形状の筒状をなす筒部31と、筒部31の端部から径方向外側に突出して形成されたブラケット部32とを有している。筒部31のブラケット部32とは反対側の端部には端面33が形成されている。ブラケット部32には、シールドシェル30をインバータ3や高圧バッテリ4等の電気機器に取り付けるためのボルト孔32aが設けられている。シールドシェル30は、例えば、ボルト締めによりインバータ3に取り付けられる。シールドシェル30の内部には、インバータ3に接続されるコネクタ11(図3では図示略)が収容されている。
リング部材50は、シールドシェル30の筒部31に外挿されている。すなわち、リング部材50は、筒部31の外周面を包囲するように設けられている。リング部材50は、可撓性シールド部材40と同種の金属から構成されている。本実施形態のリング部材50は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金によって構成されている。すなわち、本実施形態のリング部材50は、シールドシェル30を構成する金属とは異なる金属によって構成されている。なお、リング部材50の材料としては、可撓性シールド部材40と同種の金属材料のうち、可撓性シールド部材40よりも硬度の高い金属材料であることが好ましい。
図2及び図3に示すように、リング部材50は、内側リング部51と、外側リング部52と、連結部53と、収容部54とを備えている。リング部材50は、例えば、内側リング部51と外側リング部52と連結部53とが一体に形成された単一部品である。内側リング部51及び外側リング部52は、例えば、略長円形状又は略楕円形状の筒状をなしている。内側リング部51は、シールドシェル30の筒部31に外挿されている。内側リング部51の内径は、筒部31の外径よりも大きくなっている。外側リング部52は、内側リング部51よりも径方向外側に配置されており、内側リング部51よりも一回り大きく形成されている。外側リング部52は、例えば、内側リング部51と同心円状に配置されている。外側リング部52の内径は、内側リング部51の外径よりも大きくなっている。外側リング部52には、カシメリング60が外挿されている。
図3及び図4に示すように、連結部53は、内側リング部51の端部と外側リング部52の端部とを連結するように形成されている。連結部53は、例えば、内側リング部51の端部と外側リング部52の端部とをそれらの周方向全周に亘って連結するように形成されている。連結部53は、内側リング部51及び外側リング部52におけるブラケット部32側(つまり、シールドシェル30に対するリング部材50の挿入方向奥側)の端部同士を連結するように形成されている。これら内側リング部51と外側リング部52と連結部53とで囲まれた空間によって収容部54が構成されている。この収容部54における連結部53と反対側の端部には、可撓性シールド部材40を挿入するための開口部55が形成されている。収容部54には、開口部55側から挿入された可撓性シールド部材40の端部が収容されている。
内側リング部51は、可撓性シールド部材40と接触する外周面51aと、シールドシェル30と接触する内周面51bとを有している。内側リング部51の連結部53とは反対側の端部には、その端部から径方向内側に突出する固定部51cが形成されている。この固定部51cは、筒部31の端面33に当接している。この固定部51cが端面33に当接することにより、シールドシェル30に対するリング部材50の挿入量が制限される。また、外周面51aの連結部53とは反対側の端部には、保護面51dが形成されている。保護面51dは、例えば、湾曲面に形成されている。例えば、外周面51aの外周縁と固定部51cの外周面とを繋ぐ角部がR面取り加工されて曲面状の保護面51dが形成されている。
図4に示すように、内側リング部51の内周面51bには、線状突出部を並設したセレーション56が形成されている。例えば、セレーション56は、内側リング部51の軸線方向に沿って延びる凸条部56aと凹条部56bとが周方向に交互に連設されて形成されている。なお、図4では、セレーション56の形状を分かりやすくするために、凸条部56aを梨地模様で示している。
外側リング部52は、カシメリング60と接触する外周面52aと、可撓性シールド部材40と接触する内周面52bとを有している。
図3及び図4に示すように、外側リング部52の連結部53とは反対側の端部には、誘導部52cが設けられている。誘導部52cは、収容部54の開口部55が拡大するように、外側リング部52の端部が径方向外側に傾斜することで形成されている。
図4に示すように、外側リング部52の内周面52bには、線状突出部を並設したセレーション57が形成されている。例えば、セレーション57は、外側リング部52の軸線方向に沿って延びる凸条部57aと凹条部57bとが周方向に交互に連設されて形成されている。なお、図4では、セレーション57の形状を分かりやすくするために、凸条部57aを梨地模様で示している。
図3に示すように、外側リング部52には、連通孔52dが設けられている。連通孔52dは、外側リング部52を厚み方向に貫通し、収容部54と外側リング部52の外部とを連通するように形成されている。連通孔52dは、任意の位置に形成することができる。本例の連通孔52dは、カシメリング60よりもリング部材50の挿入方向奥側に形成されている。また、連通孔52dの平面形状は、任意の形状及び大きさに設定することができる。連通孔52dの平面形状は、例えば、円形状に形成されている。ここで、「平面形状」とは、対象物を図3等の鉛直方向(図中上下方向)から見た形状のことを言う。なお、図2及び図4では、連通孔52dの図示を省略している。
図2に示すように、可撓性シールド部材40は、略長円形状または略楕円形状の筒状をなしている。可撓性シールド部材40は、リング部材50と同種の金属から構成されている。本実施形態の可撓性シールド部材40は、アルミニウム又はアルミニウム合金から構成されている。すなわち、本実施形態の可撓性シールド部材40は、シールドシェル30を構成する金属とは異なる金属によって構成されている。可撓性シールド部材40は、例えば、複数の金属素線41が編み込まれて構成された筒状の編組部材である。
図3に示すように、可撓性シールド部材40は、リング部材50の収容部54に挿入されている。例えば、可撓性シールド部材40の端末は、リング部材50の連結部53と接触している。このように可撓性シールド部材40の端末が連結部53に接触することにより、リング部材50に対する可撓性シールド部材40の挿入量が制限される。
カシメリング60は、略長円形状または略楕円状の筒状をなしている。カシメリング60は、例えば、金属によって構成されている。本実施形態のカシメリング60は、鉄又は鉄系合金から構成されている。すなわち、本実施形態のカシメリング60は、可撓性シールド部材40及びリング部材50を構成する金属とは異なる金属によって構成されている。カシメリング60の内径は、カシメ付ける前において、リング部材50の外側リング部52の外径よりも大きくなっている。
カシメリング60は、可撓性シールド部材40が収容部54に挿入され、且つシールドシェル30に外挿されたリング部材50の外側リング部52に外挿されている。カシメリング60は、リング部材50及び可撓性シールド部材40を外周側から内側(シールドシェル30側)に締め付けるように設けられている。例えば、可撓性シールド部材40が挿入され、且つシールドシェル30に外挿されたリング部材50にカシメリング60を外挿した後に、そのカシメリング60を縮径変形することによって、リング部材50及び可撓性シールド部材40がカシメリング60により締め付けられる。
このようなカシメリング60によってカシメ付けられることにより、カシメリング60の内周側に位置するリング部材50、可撓性シールド部材40及びシールドシェル30が固着されるようになっている。このとき、シールドシェル30の外周面は内側リング部51の内周面51bと接触し、内側リング部51の外周面51a及び外側リング部52の内周面52bは可撓性シールド部材40と接触し、外側リング部52の外周面52aはカシメリング60の内周面と接触している。これにより、可撓性シールド部材40は、内側リング部51と外側リング部52との間に挟持された状態で、リング部材50を介してシールドシェル30と電気的に接続されている。この状態において、可撓性シールド部材40及びリング部材50は、カシメリング60とシールドシェル30の間で挟持されている。また、連通孔52dは、カシメリング60から露出している。
上記カシメ付けの際には、内側リング部51が外側から締め付けられることにより、内側リング部51の内周面51bに形成されたセレーション56がシールドシェル30の外周面に押し付けられて変形する。これにより、内側リング部51の内周面51bに酸化皮膜が形成されていた場合であっても、その酸化皮膜が破壊されて内側リング部51とシールドシェル30とが良好に電気的に接続される。
また、上記カシメ付けの際には、外側リング部52が外側から締め付けられることにより、外側リング部52の内周面52bに形成されたセレーション57が可撓性シールド部材40の金属素線41に食い込む。これにより、外側リング部52の内周面52bや金属素線41の表面に酸化皮膜が形成されていた場合であっても、それらの酸化皮膜が破壊されて外側リング部52と可撓性シールド部材40とが良好に電気的に接続される。
上記説明では、インバータ3側に設けられたシールド接続構造21について説明したが、高圧バッテリ4側にも同様の構造を有するシールド接続構造21が設けられている。
なお、図1に示すように、シールド接続構造21を有する電磁シールド部20の外周は、例えば、コルゲートチューブや防水カバー等の保護管8によって略全長に亘って包囲されている。例えば、電磁シールド部20の外周は、シールドシェル30のブラケット部32以外の部位の全体に亘って保護管8によって包囲されている。
次に、本実施形態に係るシールド接続構造の作用及び効果について説明する。
(1)可撓性シールド部材40は、リング部材50の内側リング部51と外側リング部52との間で挟持された状態で、リング部材50を介してシールドシェル30と電気的に接続されている。この構成によれば、可撓性シールド部材40は、同種の金属からなるリング部材50とのみ接触している。換言すると、可撓性シールド部材40は、シールドシェル30やカシメリング60とは直接接触していない。このため、シールドシェル30やカシメリング60が可撓性シールド部材40と異なる金属からなる場合であっても、可撓性シールド部材40とシールドシェル30との間、及び可撓性シールド部材40とカシメリング60との間における電食を抑制することができる。
(2)可撓性シールド部材40を筒状の編組部材とした。ここで、編組部材は、細い金属素線41が編み込まれて構成されているため、その表面積が大きく電食が生じ易い。さらに、金属素線41は細い金属線であるため、電食により金属素線41が断線しやすく、シールド性能が著しく低下する虞がある。これに対し、シールド接続構造21では、可撓性シールド部材40と同種の金属からなるリング部材50によって可撓性シールド部材40を挟持することにより、可撓性シールド部材40(編組部材)における電食を抑制した。これにより、電食による金属素線41の断線を好適に抑制することができ、シールド性能の低下を好適に抑制することができる。
(3)内側リング部51の端部と外側リング部52の端部とが連結部53によって連結されている。この構成によれば、リング部材50(内側リング部51、外側リング部52及び連結部53)を単一部品とすることができる。したがって、シールド接続構造21の組立作業性を向上させることができる。また、可撓性シールド部材40を収容部54に挿入する際に、可撓性シールド部材40の端末を連結部53に接触させることにより、可撓性シールド部材40の挿入量を制限することができる。したがって、可撓性シールド部材40の挿入量を容易に管理できるため、シールド接続構造21の組立作業性を向上させることができる。
(4)内側リング部51の端部と外側リング部52の端部とが周方向全周に亘って連結部53によって連結され、それら連結部53と内側リング部51と外側リング部52とによって包囲された収容部54に可撓性シールド部材40の端部が収容されている。この構成によれば、可撓性シールド部材40の端部が、リング部材50の外部に突出することが抑制される。よって、可撓性シールド部材40をシールドシェル30に固定した後に、可撓性シールド部材40の端部に対して、折り返しやカッティング等の後処理を施す必要がない。したがって、シールド接続構造21の組立作業性を向上させることができる。
(5)外側リング部52の端部には、収容部54の開口部55が拡大するように、径方向外側に傾斜した誘導部52cが形成されている。この構成によれば、可撓性シールド部材40をリング部材50に挿入する際に、可撓性シールド部材40の端部が誘導部52cの斜面に沿って収容部54内に誘導される。これにより、可撓性シールド部材40をリング部材50の収容部54内に容易に挿入できるため、シールド接続構造21の組立作業性を向上させることができる。
(6)外側リング部52には、収容部54と外側リング部52の外部とを連通する連通孔52dが設けられている。この構成によれば、可撓性シールド部材40が連通孔52dの設けられた位置まで挿入されていることを、連通孔52dを通して目視で確認することができる。したがって、可撓性シールド部材40が収容部54に収容されていること、及び可撓性シールド部材40の挿入量を容易に把握することができる。
(7)内側リング部51の外周面51aの端部には、保護面51dとして湾曲面が形成されている。この構成によれば、例えば、走行時の振動によって可撓性シールド部材40が揺動しても、可撓性シールド部材40は湾曲した保護面51dと接触することになる。したがって、可撓性シールド部材40の金属素線41が磨耗により断線することを抑制できる。このため、シールド接続構造21のシールド性能の低下を抑制することができる。
(8)内側リング部51の端部には、その端部から径方向内側に突出した固定部51cが形成されている。この構成によれば、リング部材50をシールドシェル30の筒部31に外挿する際に、リング部材50の固定部51cをシールドシェル30の端面33に接触させることにより、リング部材50の挿入量を制限することができる。したがって、シールドシェル30の軸方向において、リング部材50を容易に位置決めすることができ、シールド接続構造21の組立作業性を向上させることができる。
(9)外側リング部52の内周面52bには、外側リング部52の軸線方向に沿って延びる凸条部57aと凹条部57bとが周方向に交互に連設されて形成されたセレーション57が形成されている。この構成によれば、リング部材50と可撓性シールド部材40とが、シールドシェル30とカシメリング60との間に挟まれてカシメ付けられることで、セレーション57近傍で金属素線41が大きく変形して、金属素線41の表面に形成されていた酸化皮膜が破壊される。さらに、セレーション57の凸条部57aが押し潰されて大きく変形し、セレーション57の表面に形成されていた酸化皮膜が破壊される。これにより、外側リング部52の内周面52bと可撓性シールド部材40との間の電気的接続信頼性を向上させることができる。
(10)内側リング部51の内周面51bには、内側リング部51の軸線方向に沿って延びる凸条部56aと凹条部56bとが周方向に交互に連設されて形成されたセレーション56が形成されている。この構成によれば、リング部材50と可撓性シールド部材40とが、シールドシェル30とカシメリング60との間に挟まれてカシメ付けられることで、セレーション56の凸条部56aが押し潰されて大きく変形し、その表面に形成されていた酸化皮膜が破壊される。これにより、内側リング部51の内周面51bとシールドシェル30との間の電気的接続信頼性を向上させることができる。
(11)可撓性シールド部材40は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成される。この構成によれば、アルミニウムまたはアルミニウム合金が比較的比重の小さい金属であるため、例えば可撓性シールド部材40が銅または銅合金から構成される場合と比べて、シールド接続構造21を軽量化することができる。
(12)連通孔52dは、カシメリング60よりもリング部材50の挿入方向奥側に形成されている。すなわち、連通孔52dは、カシメリング60と連結部53との間に設けられている。この構成によれば、カシメリング60をシールドシェル30にカシメ付けた後でも、可撓性シールド部材40が連通孔52dの設けられた位置まで挿入されていることを、連通孔52dを通して目視で確認することができる。したがって、シールド接続構造21の組立信頼性を向上させることができる。
(13)ワイヤーハーネス1は、電線10とシールド接続構造21とを備えている。この構成によれば、シールド接続構造21に水が付着しても、可撓性シールド部材40に対する電食を抑制することができる。したがって、シールド接続構造21の周辺において、コルゲートチューブや防水カバー等による防水構造を削減することができるため、ワイヤーハーネス1を小型化することができる。さらに、部品点数が削減されるため、ワイヤーハーネス1を低コスト化することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、可撓性シールド部材40の端部をリング部材50の連結部53に接触させるように可撓性シールド部材40をリング部材50に挿入したが、可撓性シールド部材40の挿入量はこれに限定されない。例えば、リング部材50に対する可撓性シールド部材40の挿入量は、カシメリング60によってカシメ付けられた際に、可撓性シールド部材40がリング部材50を介してシールドシェル30に固定されるのに十分な量であればよい。
・上記実施形態では、可撓性シールド部材40として編組部材を用いたが、これに限定されない。可撓性シールド部材40としては、可撓性を有するシールド部材であればよく、例えば、編組部材の代わりに金属箔を用いてもよい。
・上記実施形態では、保護面51dを湾曲面に形成したが、これに限定されない。例えば、保護面51dを、端部に向かって先細るテーパ状に形成してもよい。
・上記実施形態では、内側リング部51の外周面51aの端部に保護面51dを形成したが、これに限定されない。例えば、外側リング部52の内周面52bの端部に保護面51dを設けてもよいし、内側リング部51の外周面51aの端部と外側リング部52の内周面52bの端部との双方に保護面51dを設けてもよい。また、保護面51dの形成を省略してもよい。
・上記実施形態では、外側リング部52の端部に誘導部52cが設けられているが、これに限定されない。例えば、内側リング部51の端部に誘導部52cを設けてもよいし、内側リング部51と外側リング部52との双方の端部に誘導部52cを設けてもよい。また、誘導部52cの形成を省略してもよい。
・上記実施形態では、内側リング部51の端部には、その端部から径方向内側に突出する固定部51cを形成するようにしたが、これに限定されない。例えば、固定部51cを、内側リング部51の端部以外(つまり、内側リング部51の軸線方向の中間部)から径方向内側に突出するように形成してもよい。また、固定部51cの形成を省略してもよい。
・上記実施形態では、連通孔52dの平面形状を円形状に形成したが、これに限定されない。例えば、連通孔52dの平面形状を、スリット状や、正方形状や、楕円形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、連通孔52dを、外側リング部52の外周面52aに対して垂直方向に、外側リング部52を貫通するように形成したが、これに限定されない。例えば、連通孔52dは、外側リング部52の外周面52aに対して傾斜していてもよい。
・上記実施形態では、セレーション56,57を、リング部材50の軸線方向に沿って延びる凸条部56a,57aと凹条部56b,57bとを周方向に交互に連設して形成するようにしたが、これに限定されない。例えば、セレーション56,57における凸条部56a,57a及び凹条部56b,57bの延出方向及び連設方向は任意の方向に設定することができる。例えば、セレーション56,57を、リング部材50の周方向に沿って延びる凸条部56a,57aと凹条部56b,57bとを軸線方向に交互に連設して形成するようにしてもよい。また、凸条部56a,57aや凹条部56b,57bを、リング部材50の軸線方向(又は周方向)に対して傾斜する方向に沿って延出するように形成してもよい。凸条部56a,57aや凹条部56b,57bを、リング部材50の軸線方向(又は周方向)に対して傾斜する方向に連設するようにしてもよい。
・さらに、リング部材50に複数のセレーションを設ける際は、個々のセレーションの凸条部及び凹条部の延出方向及び連設方向は、独立して自由に設定することができる。例えば、図5に示すように、セレーション56とセレーション57とを交差するように配置してもよい。図5に示す例では、セレーション57を、リング部材50の周方向に沿って延びる凸条部57aと凹条部57bとを軸線方向に交互に連設して形成する一方で、セレーション56を、リング部材50の軸線方向に沿って延びる凸条部56aと凹条部56bとを周方向に交互に連設して形成するようにした。
・また、上記実施形態におけるセレーション56とセレーション57を、非連続的な円形状や多角形状をした複数の凸部によって形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、リング部材50と可撓性シールド部材40との電気的接続信頼性を向上させるために、外側リング部52の内周面52bにセレーション57を設けたが、これに限定されない。例えば、内側リング部51の外周面51aにセレーション57を設けてもよいし、内側リング部51の外周面51aと外側リング部52の内周面52bとの双方にセレーション57を設けてもよい。
・上記実施形態では、リング部材50とシールドシェル30との電気的接続信頼性を向上させるために、内側リング部51の内周面51bにセレーション56を設けたが、これに限定されない。例えば、シールドシェル30の外周面にセレーション56を設けてもよいし、内側リング部51の内周面51bとシールドシェル30の外周面との双方にセレーション56を設けてもよい。
・上記実施形態では、連結部53が内側リング部51と外側リング部52とを周方向全域に亘って連結しているが、これに限定されない。例えば、連結部53が、内側リング部51と外側リング部52とを連結しない領域を有していてもよい。または、リング部材50が連結部53を備えておらず、内側リング部51と外側リング部52とが別体となっていてもよい。
・上記実施形態では、リング部材50と可撓性シールド部材40をシールドシェル30に固定するための固定部材としてカシメリング60を用いたが、これに限定されない。例えば、カシメリング60の代わりに、金属バンドを用いてもよい。
・上記実施形態では、カシメリング60を用いてリング部材50及び可撓性シールド部材40をシールドシェル30に固定するようにしたが、固定方法はこれに限定されない。すなわち、可撓性シールド部材40がリング部材50に挟持された状態でシールドシェル30に固定されていればよく、その固定方法は特に限定されない。例えば、治具と加工対象とを相対的に回転させながら加工対象を塑性変形させる固定方法を採用してもよい。このような塑性変形させる加工方法としては、スピニング加工やスウェージング加工などがある。このような固定方法を採用する場合には、例えば、可撓性シールド部材40を挟持したリング部材50をシールドシェル30に外挿して、リング部材50にスピニング加工やスウェージング加工を施すことで、リング部材50をシールドシェル30に固定する。具体的には、加工対象であるリング部材50(外側リング部52)と治具とを相対回転させながら治具を外側リング部52の外側から当接させて外側リング部52を縮径させるように塑性変形させる。
これにより、図6に示すように、外側リング部52の縮径部分には、外側リング部52の内周面よりも径方向内側に突出する突部58が形成されるとともに、外側リング部52の外周面の突部58と対応する位置に溝部59が形成される。これら突部58及び溝部59は外側リング部52の周方向全周に亘って形成される。この突部58によって、内側リング部51と外側リング部52との間で可撓性シールド部材40が押圧状態で保持される。また、突部58によって可撓性シールド部材40及び内側リング部51が外周側から内側(シールドシェル30側)に締め付けられ、突部58の内側に位置する可撓性シールド部材40、内側リング部51及びシールドシェル30が固着される。これにより、可撓性シールド部材40が、内側リング部51と外側リング部52との間に挟持された状態で、リング部材50を介してシールドシェル30に固定されるとともに電気的に接続される。このような固定方法を採用した場合には、カシメリング60を省略することができる。
なお、突部58及び溝部59は、例えば、外側リング部52の端部から離間した位置に形成される。換言すると、外側リング部52の端部には、縮径されていない部位が位置している。
・上記実施形態における電磁シールド部20の構成は特に限定されない。上記実施形態の電磁シールド部20では、一対のシールドシェル30の間を一つの可撓性シールド部材40によって構成したが、これに限定されない。例えば、一対のシールドシェル30の間を、金属パイプと一対の可撓性シールド部材40とによって構成するようにしてもよい。この場合の電磁シールド部20は、その長さ方向の中間部(例えば、床下配索区間)が金属パイプで構成され、その金属パイプで構成された部分以外の長さ方向両端部を含む範囲が可撓性シールド部材40で構成される。この場合には、各可撓性シールド部材40の一端部がシールドシェル30に接続され、各可撓性シールド部材40の他端部が金属パイプの端部に接続される。このとき、金属パイプの端部と可撓性シールド部材40の端部との接続部にシールド接続構造21を形成してもよい。この場合には、金属パイプが筒状部材となる。
なお、金属パイプは保護管8としても機能する。このため、上記変形例における保護管8を、電磁シールド部20の一部である金属パイプと、可撓性シールド部材40を包囲するコルゲートチューブや防水カバーとによって構成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、電磁シールド部20に設けられるシールド接続構造21の数は2つであったが、その数は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。例えば、上記変形例において、一対の可撓性シールド部材40の各々の両端部にシールド接続構造21を設けて、電磁シールド部20に4つのシールド接続構造21を設けてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤーハーネス1を構成する電線10が2本であったが、これに限定されない。車両2の仕様に応じて電線10の本数は変更することができ、例えば、電線10の本数は1本であってもよいし、2本以上であってもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
1 ワイヤーハーネス
10 電線
20 電磁シールド部
21 シールド接続構造
30 シールドシェル(筒状部材)
40 可撓性シールド部材
50 リング部材
51 内側リング部
51a 外周面
51b 内周面
51c 固定部
51d 保護面
52 外側リング部
52a 外周面
52b 内周面
52c 誘導部
52d 連通孔
53 連結部
54 収容部
55 開口部
56,57 セレーション
60 カシメリング(固定部材)

Claims (12)

  1. 金属からなる筒状部材と、
    金属からなる可撓性シールド部材と、
    前記筒状部材に外挿された内側リング部と外側リング部とを有し、前記可撓性シールド部材と同種の金属からなるリング部材と、を備え、
    前記可撓性シールド部材は、前記内側リング部と前記外側リング部との間に挟持された状態で、前記リング部材を介して前記筒状部材と電気的に接続されているシールド接続構造。
  2. 前記リング部材は、
    前記内側リング部と前記外側リング部とを連結する連結部と、
    前記内側リング部と前記外側リング部と前記連結部とに囲まれた収容部と、を有し、
    前記可撓性シールド部材の端部が前記収容部に挿入されている請求項1に記載のシールド接続構造。
  3. 前記連結部は、前記内側リング部と前記外側リング部とを周方向全周に亘って連結している請求項2に記載のシールド接続構造。
  4. 前記内側リング部及び前記外側リング部の少なくとも一方の端部には、前記収容部から離間する方向に傾斜した誘導部が形成されている請求項2又は3に記載のシールド接続構造。
  5. 前記外側リング部には、前記収容部と前記外側リング部の外部とを連通させる連通孔が形成されている請求項2〜4の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  6. 前記内側リング部の外周面及び前記外側リング部の内周面の少なくとも一方の端部には、テーパ状又は湾曲状に形成された保護面が形成されている請求項1〜5の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  7. 前記内側リング部の端部には、径方向内側に突出した固定部が形成されている請求項1〜6の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  8. 前記内側リング部の外周面及び前記外側リング部の内周面の少なくとも一方には、セレーションが形成されている請求項1〜7の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  9. 前記内側リング部の内周面及び前記筒状部材の外周面の少なくとも一方には、セレーションが形成されている請求項1〜8の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  10. 前記可撓性シールド部材が、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる請求項1〜9の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  11. 前記可撓性シールド部材と前記リング部材とを、前記筒状部材との間で挟持する固定部材を有する請求項1〜10の何れか一項に記載のシールド接続構造。
  12. 電線と、
    請求項1〜11の何れか一項に記載のシールド接続構造を有し、前記電線を包囲する電磁シールド部と、を有するワイヤーハーネス。
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