JP2019059336A - 車両用ダッシュボード - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前方衝突時において、座席に座った乗員の膝の前方への移動を抑制することができる車両用ダッシュボードを提供する。【解決手段】車両用ダッシュボード10に設けられたグローブボックス16は、助手席に座った乗員の膝の高さに位置している。背板部20は、少なくともその一部が、グローブボックス16のドア部16aの上端部の前方に隣接配置され、ドア部16aが、グローブボックス16が閉状態であるときの位置からさらに前方へ移動することを阻止する。背板部20のドア部16aとの接触面20aには、剛性を向上させるための補強ビード30が形成される。これにより、車両が前方衝突して、助手席に座った乗員の膝Kからドア部16aを介して背板部20に荷重が入力されたときに、背板部20が変形しにくくなる。背板部20が変形しなければ、背板部20からの反力がドア部16aを介して膝Kに伝わり、膝Kの前方への移動が抑制される。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ダッシュボードに関し、特に、座席の車両前後方向前方に設けられたグローブボックスを有する車両用ダッシュボードに関する。
従来、車両の前列座席の車両前後方向前方(以下単に「前方」と記載する)にダッシュボードが設けられている。ダッシュボードとは、車両の前列座席の前方にある内装部品全体を指し、それには、計器類、電子機器(エアコンやオーディオなど)の操作部、エアコンの吹き出し口、及びグローブボックスなどが含まれる。
グローブボックスは、開閉可能な収納ボックスであり、座席(通常助手席)の前方に設けられる。例えば特許文献1には、助手席の前方に設けられたグローブボックスであって、乗員の膝にぶつかることなく開口部を大きく開くことができるグローブボックスが開示されている。
特開2007−290459号公報
グローブボックスは、ノブ(取っ手)を備えるドア部を含んで構成される。グローブボックスは、一般的に、ドア部を手前側(車内空間側、すなわち後方)へ引き出すことによって開くことができるようになっている。グローブボックスが閉状態である場合に、それ以上ドア部が前方へ移動しないように、ドア部前方には背板部が設けられている。閉状態からさらに前方に押し込まれたドア部が当該背板部に接触することで、ドア部の前方移動が阻止される。
車両が前方衝突した場合、座席に座った乗員が前方に移動し、当該乗員の膝がグローブボックスのドア部に突き当り、荷重がドア部を介して背板部に入力される。このとき、背板部が変形せずにドア部の前方移動を阻止して、ドア部に対して好適に反力を伝えることができれば、当該反力がドア部を介して乗員の膝へ伝わり、それによって当該乗員の膝の前方への移動が抑制される。
しかしながら、従来、背板部の強度不足により、車両の前方衝突時において、背板部が変形してしまうことで、ドア部の前方移動を阻止しきれず、ドア部が閉状態からさらに前方へ移動してしまうおそれがあった。その場合、乗員の膝の前方移動を抑制するための反力が発生しないために、当該乗員の膝が前方へ移動してしまうおそれがあった。
本発明の目的は、車両の前方衝突時において、座席に座った乗員の膝の前方への移動を抑制することができる車両用ダッシュボードを提供することにある。
本発明は、座席の車両前後方向前方に設けられ、開閉可能な、ドア部を有するグローブボックスと、閉状態の前記グローブボックスの前記ドア部の車両前後方向前方に隣接配置され、補強ビードが形成された背板部と、を備えることを特徴とする車両用ダッシュボードである。
背板部に補強ビードが形成されることによって背板部の剛性が向上する。これにより、車両が前方衝突して座席に座った乗員の膝からの荷重が、ドア部を介して背板部に入力されたときに、背板部が変形しにくくなる。背板部が変形せずにドア部に対する反力を生じさせることができれば、当該反力がドア部を介して乗員の膝に伝わり、乗員の膝の前方への移動が抑制される。
望ましくは、前記補強ビードは、前記背板部の前記ドア部側の表面に形成された、車両幅方向の両側に側壁を有する溝部を含み、前記ドア部は、前記グローブボックスが閉状態のときに前記溝部に嵌合することで前記グローブボックスの前記背板部に対する車両幅方向への移動を抑制する突出部を有する、ことを特徴とする。
車両の前方衝突時に乗員の膝がまっすぐ前方へ移動することを前提とするならば、グローブボックスの車両幅方向への移動が抑制されることで、乗員の膝からの荷重は、ほぼ前方向のみへの力として背板部に入力されるようになる。また、それに応じて背板部からの反力もほぼ後方向のみへの力として乗員の膝に入力されるようになる。すなわち、乗員の膝の前方移動を抑制するための後方向への反力をより効率的に発生させることができる。
望ましくは、前記背板部の車両前後方向前方に設けられた車両フレームと、前記背板部との間に設けられ、車両前後方向に伸びる荷重伝達部であって、車両の前方衝突時において、前記背板部から前記車両フレームに荷重を伝える荷重伝達部、をさらに備えることを特徴とする。
荷重伝達部を設けることで、車両フレーム及び荷重伝達部が背板部を前方から支える構造となる。これにより、車両が前方衝突して、乗員の膝からの荷重がドア部を介して背板部に入力されたときに、背板部から乗員の膝への反力が発生するとともに、乗員の膝からの荷重の一部が、荷重伝達部を介して車両フレームまで伝達され、車両フレームからの反力も乗員の膝へ伝達される。したがって、背板部のみでは乗員の膝の前方移動を阻止できないほどの大きな荷重が乗員の膝から入力された場合であっても、車両フレームからの反力によって、乗員の膝の前方移動が抑制され得る。
本発明によれば、車両の前方衝突時において、座席に座った乗員の膝の前方への移動を抑制することができる車両用ダッシュボードを提供することができる。
本実施形態に係るダッシュボードの斜視図である。 図1におけるA−A方向から見た断面図である。 グローブボックスが取り外された状態の図2におけるB視図である。 補強ビードの拡大斜視図である。 図2におけるC−C方向から見た断面図である。 本実施形態の変形例の図1におけるA−A方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書において、上あるいは下とは、車両上下方向の上あるいは下を意味し、前あるいは後とは、車両前後方向の前あるいは後を意味し、左あるいは右とは、前方向を向いたときの左あるいは右を意味するものとする。
図1は、本実施形態に係る車両用ダッシュボード10の斜視図である。本明細書における車両用ダッシュボード10とは、フロントウィンドウの下側に位置し、運転席及び助手席を含む前列座席の前方にある内装部品全体を意味する。車両用ダッシュボード10は、上側部分であるアッパーパネル12、下側部分であるロアパネル14、及び、ロアパネル14に取り付けられるグローブボックス16を含んで構成される。なお、本明細書の図面においては、車両幅方向(左右方向)をX軸とし、前後方向をY軸とし、上下方向をZ軸としている。
グローブボックス16は、開閉可能な収納ボックスである。図1に示された車両は右ハンドルの車両であり、グローブボックス16は、助手席の前方に設けられている。上述の通り、グローブボックス16がロアパネル14に取り付けられていることから、グローブボックス16は、助手席に座った乗員の膝の高さの位置に設けられている。
図2は、図1のA−A方向から見た断面図(YZ断面図)である。グローブボックス16は、ドア部16a及び各壁部を含んで構成される。ドア部16aは、取っ手を有し、その後側表面が車内空間に露出される部分である。各壁部は、ドア部16aよりも前方に配置され、図2に示された前壁部16bの他、グローブボックス16の左右両端に設けられた側壁部から構成される。ドア部16a及び各壁部によって、グローブボックス16の収納空間16cが形成される。なお、ドア部16aと各壁部は一体となっている。
グローブボックス16の下端部は、水平軸18に取り付けられる。水平軸18は、ロアパネル14の一部であって、左右方向に伸びる軸である。グローブボックス16は、水平軸18を中心にYZ平面において回動可能に取り付けられ、この回動により開閉される。具体的には、図2に示した状態、すなわち収納空間16cと車内空間がドア部16aにより隔たれた状態は閉状態であり、その状態からグローブボックス16が図2の時計回りに回動することで、乗員が収納空間16cにアクセス可能となる開状態となる。
背板部20は、ロアパネル14の一部であって、例えばプラスチックなどの樹脂で形成される。背板部20は、少なくともその一部が、ドア部16aの前方に隣接配置されるように設けられる。詳しくは、背板部20は、少なくともその一部が、ドア部16aのうちの一部分(本実施形態では上端部)の前方に隣接配置されるように設けられている。
背板部20は、ドア部16aが、グローブボックス16が閉状態であるときの位置からさらに前方へ移動することを阻止する。具体的には、グローブボックス16が閉状態のときにドア部16aが前方に押し込まれた場合、ドア部16aの上端部と背板部20とが当接することで、ドア部16aのそれ以上の前方への移動、すなわち、水平軸18を中心とした反時計回りのグローブボックス16の回転が阻止される。背板部20のうち、閉状態から前方に押し込まれたドア部16aと接触する面を接触面20aと記載する。
なお、図2に示されるように、グローブボックス16が閉状態の場合、背板部20は収納空間16cの上壁部を構成する。
図3は、ロアパネル14からグローブボックス16を取り外した状態の図2におけるB視図である。図3には、背板部20を含むロアパネル14の一部が示されている。図3に示される通り、背板部20には補強ビード30が形成される。特に、背板部20のうち、接触面20aに、複数の補強ビード30が形成される。図4には、接触面20aに設けられた補強ビード30の拡大斜視図が示されている。
補強ビード30は、直線状の溝部(凹部)32と、当該溝部32と平行に伸びる直線状の突条部(凸部)34の組み合わせから構成される。本実施形態においては、背板部20の後側面において、複数の溝部32が平行に形成されることで、背板部20の後側表面のうち、各溝部32に挟まれた部分が、溝部32に対して相対的に突条部34となっている。図3及び図4には、背板部20の後側面のみが示されているが、背板部20の裏側の前側面にも同様に補強ビード30が形成されてもよい。
補強ビード30が形成されることによって、背板部20の断面係数あるいは断面二次モーメントが向上され、すなわち背板部20の剛性が向上する。
本実施形態においては、図3及び図4に示す通り、接触面20aに形成された複数の補強ビード30は、左右方向(X軸方向)に垂直な方向に伸びるように形成される。これにより、接触面20aの剛性、特に、曲げ線(折り目)が左右方向に平行となる曲げに対する曲げ強度が向上する。
なお、背板部20の剛性を向上させるという観点からは、補強ビード30の延伸方向はその他の方向であってもよい。例えば、補強ビード30が左右方向に平行な方向に延伸するように形成されてもよい。この場合は、曲げ線(折り目)が左右方向に垂直となる曲げに対する背板部20の曲げ強度が向上する。
以上のように、本実施形態においては、補強ビード30により、背板部20、特に、接触面20aの剛性が向上している。これにより、車両が前方衝突して助手席に座った乗員の膝K(図2参照)がグローブボックス16のドア部16aに突き当たり、ドア部16aを介して背板部20に荷重が入力されたときに、背板部20が変形しにくくなっている。背板部20が変形せずに、ドア部16aが背板部20の位置においてしっかりと止まれば、背板部20からドア部16aを介して膝Kに反力がしっかりと伝わり、膝Kの前方への移動を抑制することができる。
図5は、図2におけるC−C方向から見た断面図である。
本実施形態においては、図2に示される通り、接触面20aは後方及び下方を向く斜面となっているために、接触面20aにおいて、左右方向に垂直な方向に形成された複数の補強ビード30は、上下方向及び前後方向に伸びる形状を有するということができる。すなわち、本実施形態における補強ビード30に含まれる溝部32は、左右の両側に側壁32a及び32bを有する形状となっている。
図5に示される通り、グローブボックス16のドア部16aには、ドア部16aの前側面、特に背板部20の接触面20aに対向する面に設けられる突出部40が設けられる。本実施形態では、突出部40はドア部16aと一体成型されているが、突出部40はその他の態様で設けられてもよい。突出部40は、グローブボックス16が閉状態のときに、背板部20のドア部16a側の表面である接触面20aに設けられた溝部32に嵌合する。
上述の通り、本実施形態においては、接触面20aに設けられた溝部32は左右側に側壁32a及び32bを有する形状となっているから、グローブボックス16が閉状態であって突出部40が溝部32に嵌合した状態においては、突出部40が溝部32の左右側の側壁32a及び32bに当接することで、背板部20に対するグローブボックス16の左右方向への移動(ズレ)が抑制される。
車両の前方衝突時に、膝Kがまっすぐ前方に移動するならば、グローブボックス16の左右方向への移動が抑制されることで、膝Kからの荷重がほぼ前方向のみの力としてドア部16aを介して背板部20に入力されるようになるから、それに応じて背板部20からの反力もほぼ後方向のみへの力となる。すなわち、膝Kの前方移動を抑制するための後方向への反力をより効率的に発生させることができる。また、車両の前方衝突時に、グローブボックス16の左右方向への移動が抑制されることで、グローブボックス16のドア部16aに突き当った乗員の膝Kが、グローブボックス16と共に左右方向へ移動してしまうことが抑制される。
図6は、本実施形態の変形例の図1におけるA−A方向から見た断面図である。
インパネリンフォース50は、左右方向に伸び、YZ断面が略円形(すなわち円筒形状)の車両フレームである。インパネリンフォース50は、車両用ダッシュボード10の内部であって背板部20の前方に設けられ、ステアリング、アッパーパネル12あるいはロアパネル14を支持するための部材である。インパネリンフォース50は、金属で形成されており、少なくとも背板部20よりも高い剛性を有している。
変形例においては、背板部20に補強ビード30が設けられた上で、さらに、背板部20とインパネリンフォース50との間に荷重伝達部としての補強部材52が設けられる。補強部材52は、車両の前方衝突時に、背板部20からインパネリンフォース50に荷重を伝えるための部材である。
補強部材52は、ロアパネル14と同様に樹脂で設けられ、前後方向に伸びる形状を有している。本実施形態では、補強部材52は柱状の形状を有しているが、補強部材52としてはその他の形状であってもよい。本実施形態では、補強部材52は、背板部20に接続されインパネリンフォース50近傍まで伸びている。また、図6においては、1つの補強部材52が示されているが、本実施形態では、補強部材52は、左右方向に並んで複数設けられている。
補強部材52が設けられることにより、インパネリンフォース50及び補強部材52が背板部20を前方から支える構造となる。これにより、車両が前方衝突して、乗員の膝Kからの荷重がドア部16aを介して背板部20に入力されたときに、背板部20から膝Kへの反力が生じると共に、膝Kからの荷重の一部が補強部材52を介してインパネリンフォース50まで伝達される。そして、当該荷重の一部を受けたインパネリンフォース50からの反力が補強部材52、背板部20、及びドア部16aを介して膝Kに伝わる。したがって、背板部20のみではドア部16a(すなわち膝K)の前方移動を抑制できないほどの大きな荷重が膝Kから入力された場合であっても、インパネリンフォース50からの反力によって、膝Kの前方移動が抑制され得る。
インパネリンフォース50に対して、補強部材52がより好適に荷重を伝達できるように、補強部材52のインパネリンフォース50側の端部は、インパネリンフォース50の外形に即した形状となっているのが好ましい。本実施形態では、図6に示すように、補強部材52のインパネリンフォース50側の端部は、円筒形状のインパネリンフォース50の外側面に沿って湾曲する形状となっている。
また、補強部材52がより好適に背板部20からの荷重を受けることができるように、補強部材52は、背板部20のうち、接触面20aの裏側あるいはその近傍に接続されるのが好ましい。
また、荷重伝達部としては、補強部材52に加え、インパネリンフォース50から伸びる金属製のブラケットが含まれていてもよい。本実施形態における補強部材52同様、当該ブラケットも柱状の形状であってよい。
また、背板部20に対するグローブボックス16の左右方向への移動を抑制する突出部40(図5参照)によって、膝Kからの荷重がほぼ前方向のみの力として、ドア部16a及び背板部20を介して補強部材52あるいはブラケットに好適に入力される。
特に、補強部材52が前後方向に伸びる柱状の形状を有している場合、補強部材52に対して前方向への力が加わった場合に最も効率的にインパネリンフォース50に荷重を伝達でき、また、インパネリンフォース50からの反力を最も効率的に背板部20へ伝達することができる。仮に、前後方向に対して斜め方向の力が補強部材52に加わると、補強部材52は、インパネリンフォース50に効率的に荷重を伝達できない上、補強部材52自身にも曲げ負荷がかかることになる。ブラケットについても同様のことが言える。
背板部20に対するグローブボックス16の左右方向への移動が抑制されることで、柱状の補強部材52あるいはブラケットに対して前方向の荷重が入力され、補強部材52あるいはブラケットは当該荷重をインパネリンフォース50に効率的に伝達できる。また、それに応じてインパネリンフォース50からの後方向への反力が補強部材52あるいはブラケットに入力され、補強部材52あるいはブラケットは当該反力を背板部20に効率的に伝達できる。また、背板部20に対するグローブボックス16の左右方向への移動が抑制されることで、柱状の補強部材52あるいはブラケットに前後方向に対して斜め方向の力が低減され、補強部材52あるいはブラケットにかかる曲げ負荷を低減することができる。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
10 ダッシュボード、12 アッパーパネル、14 ロアパネル、16 グローブボックス、16a ドア部、16b 前壁部、16c 収納空間、18 水平軸、20 背板部、20a 接触面、30 補強ビード、32 溝部、32a,32b 側壁、34 突条部、40 突出部、50 インパネリンフォース、52 補強部材(荷重伝達部)。

Claims (3)

  1. 座席の車両前後方向前方に設けられ、開閉可能な、ドア部を有するグローブボックスと、
    閉状態の前記グローブボックスの前記ドア部の車両前後方向前方に隣接配置され、補強ビードが形成された背板部と、
    を備えることを特徴とする車両用ダッシュボード。
  2. 前記補強ビードは、前記背板部の前記ドア部側の表面に形成された、車両幅方向の両側に側壁を有する溝部を含み、
    前記ドア部は、前記グローブボックスが閉状態のときに前記溝部に嵌合することで前記グローブボックスの前記背板部に対する車両幅方向への移動を抑制する突出部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ダッシュボード。
  3. 前記背板部の車両前後方向前方に設けられた車両フレームと、前記背板部との間に設けられ、車両前後方向に伸びる荷重伝達部であって、車両の前方衝突時において、前記背板部から前記車両フレームに荷重を伝える荷重伝達部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ダッシュボード。
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