JP2019048633A - 膨張式シートベルトの折り畳みパターン - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収し得る力の量を改善する折り畳みパターンを採用した膨張式シートベルトを提供する。【解決手段】膨張可能部14は、第1翼部32a、第2翼部32b、外殻30を形成する中央領域、及び破断可能縫目部を含み、膨張可能部内に配設されている。第1翼部は第1の幅を有し、第2翼部は第2の幅を有し、第2の幅は第1の幅とは異なる。破断可能縫目部は、膨張可能部の内部を、第1翼部の内部及び第2翼部の内部から分離させる。破断可能縫目部は、ベルトが膨張し、ガスが第1翼部及び第2翼部を満たすことを可能にし、第1翼部及び第2翼部を横方向外側に拡張させるのを可能にすると、破断するよう構成されている。第1翼部及び第2翼部は、外殻の外側に重なるように配置され、第1翼部及び第2翼部が外殻の内部に位置するように、膨張可能部を裏返すことによって、ベルトが収容状態となる。【選択図】図1

Description

本開示は、膨張式シートベルトに関し、特に、膨張式シートベルトの折り畳みパターンに関する。
本セクションは、本開示に関する背景情報を提供するが、それは必ずしも先行技術ではない。
自動車のような車両は典型的には、互いに連携して及び他の安全システムと連携して機能し、衝撃事象に関連するエネルギーを吸収あるいはその他の方法で、車両の乗員から離れる方向に放散する1つ以上のエアバッグを含む。例えば、自動車のような車両は、フロントからの衝撃が絡む事象に関連するエネルギーを吸収する1つ以上のフロントエアバッグを、車両のハンドル内又は計器パネル内に組み込んでいる場合がある。同様に車両は、側方からの衝撃が絡む事象に関連するエネルギーを吸収するためのサイドエアバッグを、車両のドア、ピラー、及び/又はシードアッセンブリ内に追加的に組み込んでいる場合がある。
車両はまた、例えばフロントエアバッグ及びサイドエアバッグのような膨張式拘束装置と連携して作用する、シートベルトアッセンブリをも含む。実際、衝撃事象に関連する力を吸収するために、かつ/又はそのような力を車両の構造内に向けかつ車両の乗員から遠ざかる方向に向けるために、一部のシートベルトアッセンブリは、シートベルトアッセンブリと連携して作用する膨張可能部を組み込んでいる。
一体式の膨張可能部、又はシートベルトアッセンブリのウェビングに取り付けられたエアバッグを有するシートベルトアッセンブリは、肩の高さに取り付けられたリトラクターを典型的には含むが、そのリトラクターは、車両の乗員に対してウェビングが適切に位置決めされ得るように、ウェビングがリトラクターから繰り出されるのを選択的に可能にする。そのようなシートベルトアッセンブリはまた、膨張可能部又はエアバッグに加圧された気体を提供して、加圧ガスを、インフレーターから膨張可能部又はエアバッグに送達するチューブに充填するインフレーターをも含む。
膨張可能部又はエアバッグは、展開前のシートベルトアッセンブリの見た目や厚さが従来のシートベルトの見た目や厚さと同等のものとなるような、比較的小さなエリアにパッケージされ得る。その結果、例えば、膨張可能部又はエアバッグの幅をウェビングの幅に制限することにより、膨張可能部又はエアバッグのサイズが制限され得る。そのことは更に、膨張可能部又はエアバッグが展開された場合に、膨張可能部又はエアバッグの断面積もまた制限され得るということになり、それはまた、シートベルトアッセンブリが吸収し得る力の量を制限し得ることになる。
既知の一体式の膨張可能部を有するシートベルトアッセンブリは、その意図された目的に対して一般に受け入れられているということが証明されてきたが、関連する技術において改善がなされることが引き続き求められている。
本セクションは、開示の概要を提供するが、その完全な範囲又はその特徴の全てを包括的に開示するものではない。
車両の乗員を拘束するための拘束装置が提供される。拘束装置は、ベルトとインフレーターとを含む。ベルトは、第1層、第2層、及び第1層と第2層との間の封止部を含み、その封止部は、第1層及び第2層と連携してベルトの膨張可能部を形成する。第1層及び第2層は、ベルトの第1端部からベルトの第2端部に延びる。膨張可能部は、翼状区域を有し、翼状区域は、第1翼部、第2翼部、及び破断可能縫目部を含み、破断可能縫目部は、膨張可能部の内部を、第1翼部の内部及び第2翼部の内部から分離する。第1翼部及び第2翼部は、膨張可能部内に配設される。1つの例においては、ベルトの翼状区域がベルトの横方向軸線に対して非対称であるという点で、第2翼部は第1翼部と異なる。
インフレーターはベルトの膨張可能部と、流体連通状態であり、膨張可能部を膨張させるよう動作可能である。破断可能縫目部は、ベルトが膨張された際に破断して、加圧ガスが第1翼部及び第2翼部を満たすことを可能にし、第1翼部及び第2翼部を横方向外側に拡張させるよう構成されている。
別の構成においては、車両の乗員を拘束するためのベルトが提供される。ベルトは、ベルトの第1端部からベルトの第2端部に延びる第1層と、ベルトの第1端部からベルトの第2端部に延びる第2層と、第1層及び第2層を接合してベルトの膨張可能部を形成する封止部とを含む。
1つの態様においては、膨張可能部は、第1翼部、第2翼部、及び破断可能縫目部を含む。第1翼部は、ベルトの膨張可能部内に配設され、かつ第1の長さと第1の幅とを有し、第1翼部の第1の長さは、膨張可能部の長さの区域に沿って延びる。第2翼部は、ベルトの膨張可能部内に配設され、かつ第2の長さと第2の幅とを有し、第2翼部の第2の長さは、膨張可能部の長さの区域に沿って延びる。1つの例においては、第2翼部の第2の幅は、第1翼部の第1の幅と異なる。破断可能縫目部は、膨張可能部の内部を、第1翼部の内部及び第2翼部の内部から分離させる。破断可能縫目部は、ベルトが膨張された際に破断して、加圧ガスが第1翼部及び第2翼部を満たすことを可能にし、第1翼部及び第2翼部を横方向外側に拡張させるよう構成されている。
別の態様においては、膨張可能部は、翼部及び破断可能縫目部を含む。翼部は、ベルトの膨張可能部内に配設され、翼部は、第1の幅を有する第1折り重なり部と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2折り重なり部とを含む。破断可能縫目部は、膨張可能部の内部を、第1翼部の内部及び第2翼部の内部から分離させる。破断可能縫目部は、ベルトが膨張された際に破断して、加圧ガスが第1翼部及び第2翼部を満たすことを可能にし、第1翼部及び第2翼部を横方向外側に拡張させるよう構成されている。
本明細書に提供される説明から、適用可能な更なるエリアが明らかとなるであろう。この概要の説明及び具体例は、ただ例示目的にのみ向けられており、本開示の範囲を制限することには向けられていない。
本明細書に記載の図面は、すべての可能な実施のあり方を示す目的ではなく、選択された実施形態を例示する目的のためにのみ提供され、本開示の範囲を制限することを意図しない。
車両のシートアッセンブリ内に乗員を拘束するための、本開示の原理による拘束装置を含む車両の一部位を示す斜視図である。 インフレーターと、充填チューブと、アンカーと、ベルトの複数の部位とを含む、図1の拘束装置の一部位の断面図である。 図2に示された拘束装置の一部位の、ただしベルトを取り外された斜視図である。 図1の拘束装置の一部位の平面図であり、ベルトを反転する前の状態の、ベルトと、ガスガイドと、テザーとを図示し、ガスガイドは、ガスガイドの周囲を取り巻くように配設された放射状の穴を含む。 図1の拘束装置の一部位の平面図であり、ベルトを反転する前の状態の、ベルトと、ガスガイドと、テザーとを図示し、ガスガイドは、ガスガイドの互いに向かい合うサイドに配設された斜めのスリットを含む。 図1の拘束装置の一部位の断面付き斜視図であり、ベルトの翼部を折り畳み、翼部をベルトの外殻内に位置させるように反転させた状態のベルトを図示している。 図1の拘束装置の一部位の断面付き斜視図であり、ベルトの翼部を折り畳み、翼部をベルトの外殻内に位置させるように反転させた状態のベルトを図示している。 図1の拘束装置の一部位の断面付き斜視図であり、ベルトの翼部を折り畳み、翼部をベルトの外殻内に位置させるように反転させた状態のベルトを図示している。 図1の拘束装置の一部位の断面付き斜視図であり、展開された状態のベルトを図示している。 図1の拘束装置の1つの変形例の断面付き斜視図であり、その変形例のベルトは、ベルトの厚さ方向に切断した任意の断面に8個の層を含む。 図1の拘束装置の一部位の模式的断面図であり、ベルトのZ字形状の断面を図示している。 図1の拘束装置の一部位の模式的断面図であり、ベルトのZ字形状の断面を図示している。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、S字形状の断面を有している。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、S字形状の断面を有している。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、8個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について対称をなしている。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、8個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について対称をなしている。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、10個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について対称をなしている。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、10個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について対称をなしている。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、8個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について非対称である。 図1の拘束装置の1つの変形例の模式的断面図であり、図中のベルトは、8個の層を含み、ベルトは、ベルトの横方向軸線について非対称である。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ベルトの翼部が折り畳まれ得るさまざまな方向を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ガスガイドが、ベルトの翼部内の折り重なり部に対して配置され得るさまざまな位置を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ガスガイドが、ベルトの翼部内の折り重なり部に対して配置され得るさまざまな位置を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ガスガイドが、ベルトの翼部内の折り重なり部に対して配置され得るさまざまな位置を図示している。 図1の拘束装置の複数の変形例の模式的断面図であり、ガスガイドが、ベルトの翼部内の折り重なり部に対して配置され得るさまざまな位置を図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。 ベルト及びガスガイドを、本開示の原理にしたがって組み立てるプロセスを図示している。
複数の図面にわたり、対応する部分には、対応する参照符号がつけられている。
ここで、例示的な実施形態を、付属の図面を参照しながらより完全に示す。
例示的な実施形態を提供するのは、本開示をより不備のないものとするためであり、本開示がその範囲を、当業者に完全に伝えることができるようにするためである。本開示の実施形態を不備なく理解できるようにするように、具体的構成部品、デバイス、方法の例のような数多くの具体的詳細事項が記述される。当業者には明らかであろうが、具体的な詳細は必ずしも用いられる必要はなく、例示的な実施形態は多くの異なる形で実施してもよく、いずれも、本開示の範囲を制限するものと考えるべきではない。一部の例示的な実施形態においては、周知のプロセス、周知のデバイス構造、及び周知の技術については、詳しく説明はされない。
ここで図1を参照すると、拘束装置10は、膨張可能部14を有するベルト12と、選択的にベルト12の一部を繰り出すかベルト12を引き込むリトラクター16と、膨張可能部14を展開前の状態から展開後又は膨張した状態に選択的に変化させるインフレーターアッセンブリ18とを含む。拘束装置10は、ガスをインフレーターアッセンブリ18から膨張可能部14内の1つ以上の場所に送達するガスガイド20と、ガスガイド20をベルト12に固定するテザー22とを更に含む。拘束装置10は、例えば、自動車、航空機、列車、バスのような車両26のシートアッセンブリ24と共に用いられ得る。
ベルト12は、例えば、シートベルトウェビング及び/又はエアバッグクッション材料のような織布材料から形成され得る。具体的には、ベルト12は、従来のシートベルトウェビング、裁断して縫製したエアバッグクッション材料、単一ピース織布(OPW)エアバッグクッション材料、及び/又は貼り合わせエアバッグクッション材料から形成され得る。
ベルト12の膨張可能部14は、ベルト12の残りの部分と一体的に形成され得る。膨張可能部14は翼状区域28を含むが、膨張時、翼状区域28は、膨張可能部14の残りの部分よりも大きな直径又は断面積を有する。翼状区域28は、ベルト12の長さ方向において、事実上いかなる位置にあってもよい。ベルト12はベルト12の全長に沿って延びる外殻30を含み、翼状区域28は、外殻30の封止された内部33(図8)内に配設された第1翼部32a及び第2翼部32bを含む。翼部32a、32bは、外殻30と同じ材料から形成される場合がある。例えば、外殻30、及び翼部32a、32bはともに、従来のシートベルトウェビングから形成され得る。あるいは、翼部32a、32bが、外殻30とは異なる材料から形成される場合もある。例えば、翼部32a、32bがエアバッグクッション材料から形成され、外殻30が従来のシートベルトウェビングから形成され得る。翼部32a、32bがエアバッグクッション材料から形成され、外殻30がシートベルトウェビングから形成される場合には、翼部32a、32bはスティッチにより外殻30に取り付けられ得る。均一なベルト12の張力を確保するため、外殻30の層は、ベルト12の長さ方向に連続的な材料のピースであってよい。
図1に示すように、乗員34がシートアッセンブリに着座した際に、乗員34の膝と胴体とを横切るように膨張可能部14が位置するように、膨張可能部14が、ベルト12の長さ方向において位置決めされ得る。図1に示すように、乗員34の胴体を横切って膨張可能部14の翼状区域28が位置するように、翼状区域28が、ベルト12の長さ方向において位置決めされ得る。膨張可能部14は、展開前の状態(図1)から膨張した又は展開された状態(図9)に、インフレーターアッセンブリ18によって変化され得る。具体的には、車両26が経験している衝撃事象に関連する力を、乗員34から遠ざける方向に放散するためのクッションとして膨張可能部14を用いるために、膨張可能部14は、インフレーターアッセンブリ18から送られた加圧ガスで満たされ得る。膨張可能部14は、ベルト12の残りの部分と一体に形成されるので、膨張可能部14が展開されても、膨張可能部14は、その位置から動いたり、ずれたりしないようになっていてよい。このように、外殻30からの力が膨張可能部14を介してのみ乗員34に伝わるようにでき、膨張可能部14が衝撃を吸収して、乗員34により吸収される力の量を最小化し得る。
ベルト12は、第1端部36と第2端部38とを有し、両端部36、38のそれぞれは、シートアッセンブリ24及び車両26のうちの一方に接続される。具体的には、第1端部36は、シートアッセンブリ24のシートバック40の上部に近くで、シートアッセンブリ24及び車両26のうちの一方に取り付けられ得る。第1端部36が、シートアッセンブリ24のシートバック40とシートボトム42との接合部とは反対側にある、シートバック40の端部に位置するように、シートバック40の上部に近くで、シートアッセンブリ24又は車両26に、第1端部36は取り付けられ得る。そうなると、第1端部36は、乗員34の一方の肩の近くに位置することになる。逆に、第2端部38が、シートボトム42の近くで、シートアッセンブリ24及び車両26のうちの一方に取り付けられ得る。しかるに、使用時には、第2端部38は乗員34の尻の近くに位置し得る。
ベルト12の第1端部36及び第2端部38が、シートアッセンブリ24又は車両26のいずれか一方に取り付けられ得るが、図1においては、第1端部36及び第2端部38が車両26に取り付けられているように記載され、示されている。図1に示すように、第1端部36は車両26に、リトラクター16を介して取り付けられ、第2端部38は車両26に、アンカー44を介して取り付けられ得る。あるいは、第1端部36が車両26に、アンカー44を介して取り付けられ、第2端部38が車両26に、リトラクター16を介して取り付けられてもよい。
図1に示されたベルト12は、乗員34の膝と胴体を横切って延びているが、本開示の原理にしたがえば、ベルトは、乗員34の膝のみを横切るようにして延びる場合もあり得る。加えて、ベルト12の翼状区域28は、乗員34の胴体を横切って延びるように示されているが、翼状区域28が、乗員34の膝と胴体との両方を横切って延びるようになっていてもよい。更に図1においては、インフレーターアッセンブリ18及びアンカー44は、シートボトム42の近くで車両26に取り付けられて図示され、リトラクター16は、シートバック40の上部の近くで車両26に取り付けられて図示されている。しかしながら、インフレーターアッセンブリ18及びアンカー44が、シートボトム42の近くで車両26に取り付けられ、リトラクター16が、シートバック40の上部近くで車両26に取り付けられてもよい。
リトラクター16は、いわゆる負荷制限リトラクター又は負荷制限アンカーであってよいが、あるいは予張リトラクターであってもよい。したがって、拘束装置10が通常使用されている間は、リトラクター16はベルト12をまったく繰り出さない。むしろリトラクター16は、ベルト12に所定の大きさの力がかかった場合にのみ、ある長さのベルト12を繰り出す。すなわち、車両26が衝撃事象に遭遇すると、乗員34がベルト12に、所定の閾値に達するかそれを上回る力をかけることになり得、それによりリトラクター16に所定の長さのベルト12を繰り出させる。1つの構成においては、乗員34がベルト12に負荷をかけると、リトラクター16は約150〜250mmのウェビングを繰り出し得る。リトラクター16がいわゆる予張リトラクターである場合、車両26が衝撃事象に遭遇すると、リトラクター16は、ベルト12の一部を巻き取り得る。そうする際に、ベルト12は乗員34に対してリトラクター16を介して力をかけて、乗員34の胴体をシートバック40の方に引き寄せる。
リトラクター16は負荷制限リトラクター又は予張リトラクターであるとして記述されるが、代替的にはリトラクター16は、拘束装置10が通常使用されている間に力がベルト12にかかると比較的短い長さのウェビングを繰り出す、従来型のリトラクターとして機能することも可能である。例えば、力がベルト12にかかると、リトラクター16が比較的少量のウェビングを繰り出し、乗員34がシートアッセンブリ24に着座している際に、広い範囲で動作できるようになるように構成され得る。例えば、拘束装置10が通常使用されている間に、リトラクター16は、乗員34がベルト12に力をかけて、150〜250mmのウェビングを繰り出すのを可能にし得る。しかし、ベルト12にかかっている力が解除されると、リトラクター16は再びウェビングを巻き取って、ベルト12の有効長を減らすようになっていてよい。ベルト12が乗員に対して望ましい相対的位置に位置決めされている場合には、ベルト12は、舌状部45aをバックル45bに挿入することにより、その望ましい位置に保持され得る。
アンカー44がベルト12の第2端部38を車両26に取り付けるために用いられる場合、第2端部38は車両26に対して動かないように固定され得る。あるいは、第2端部38は、車両26にアンカー44を介して取り付けられ得るが、その際にアンカー44が車両26に対して回転することが可能とされる一方で、ベルト12の長手方向軸線に沿う方向には動くことができないようにし得る。いずれの構成においても、アンカー44が車両26に対して回転するのが可能とされるか、又は車両26に対して動かないように固定されるかに関わらず、ベルト12の第2端部38は、車両26から遠ざかるように動くことはできないようになっている。ベルト12の第2端部38が、車両26から遠ざかるように動くことはできないようになっているので、図1に示すように、インフレーターアッセンブリ18は、ベルト12の第2端部38の近くに位置決めされ得る。
更に図2及び3も参照すると、インフレーターアッセンブリ18はインフレーター46及び充填チューブ48を含む。インフレーター46及び充填チューブ48は、金属及び/又はプラスチックから形成され得る。インフレーター46は、シートアッセンブリ24と車両26のうちの一方に、ブラケット50を介して、インフレーター46及びブラケット50が、シートアッセンブリ24又は車両26に対して動かないよう固定されるように取り付けられ得る。インフレーター46は、車両26の電気システム(不図示)に取り付けられる第1端部52と、充填チューブ48と流体連通状態の第2端部54とを有する。インフレーター46は、インフレーター46の第1端部52に配設されたスクイブ56と、インフレーター46の第2端部54に配設された放射状ディフューザ58とを含む。スクイブ56は、インフレーター46内に配設された火工材料に点火して、高圧ガスを生成又は放出させる。あるいは、インフレーター46は、火工材料に点火することなしで、圧縮された高圧ガスを放出させる低温ガスインフレーターであり得る。高圧ガスは、ヘリウム、アルゴン、又はそれらの混合ガスであり得る。高圧ガスは、ベルト12の膨張可能部14に、放射状ディフューザ58と充填チューブ48とを介して連通されて、膨張可能部14を展開前の状態から膨張状態に変化させ得る。
ベルト12の外殻30は、第1層60及び第2層62を含む。ベルト12の膨張可能部14では、第1層60及び第2層62の外縁部64がスティッチ63を介して互いに接合されて、外殻30の封止された内部33(図8)を形成し得る。膨張可能部14に加えて、ベルト12は、ベルト12の第2端部38に配設され、かつアンカー44の開口部70を通って延びてベルト12をアンカー44に固定するループ部68を含み得る。ループ部68においては、第1層60及び第2層62の外縁部64が互いに接合されず、図1に示すように、第1層60及び第2層62は互いから離れるように広げられ得る。ループ部68は、スティッチを介して形成され得る第1封止部71aによって、膨張可能部14から分離される。膨張可能部14は、ループ部68からベルト12の第1端部36に延び得る。ベルト12は、ベルト12が乗員34の周りの所望の位置に締着されても、膨張可能部14がリトラクター16には延びないようにする第2封止部71bを含み得る。第1封止部71a及び第2封止部71b、並びに第1層60と第2層62との間のスティッチ63が封止部をなし、第1層60及び第2層62と共に、外殻30の封止された内部33を形成し得る。
第1層60は第1端部72を有し、第2層は第2端部74を有し、第1端部72及び第2端部74はスティッチを介して互いに接合され、ループ76を形成し得る。ループ76は、ベルト12をアンカー44に固定する前に形成してよい。次に、ベルト12をアンカー44に固定するため、ループ76を、アンカー44の底面80からアンカー44の開口部70に延びるスロット78(図3)を通してアンカー44に滑り込ませ得る。ループ76が開口部70を通って延びるように、ループ76が位置決めされると、締着具(不図示)をアンカー44とブラケット50との穴82に挿入して、アンカー44及びインフレーターブラケット50は車両26に対して固定され得る。更に、アンカー44の底面80は、ベルト12のループ76がアンカー44から外れないように、車両26の面と同一平面に着座し得る。
既に論じたように、ガスガイド20はガスを、インフレーターアッセンブリ18から膨張可能部14内の1つ以上の場所に送達し、テザー22はガスガイド20をベルト12に固定する。ガスガイド20は、柔軟性のあるチューブ又はホースであり得るが、図1に示すように、インフレーターアッセンブリ18から膨張可能部14の翼状区域28に延び得る。ガスガイド20は、布(例えば、織布又は不織布材料)から形成され得る。ガスガイド20は通常は比較的平坦であり得るが、それゆえ、ベルト12の厚さ、見た目、及び柔軟性は、従来のシートベルトのそれらと同様である。ガスガイド20がガスを送達する際には、ガスガイド20は管状の形状を有し得る。
ガスガイド20は、インフレーターアッセンブリ18の出口85(図2)に取り付けられ、それと流体連通状態にある第1端部84と、テザー22に取り付けられた第2端部86とを有する。ガスガイド20の第1端部84は、出口85を含むインフレーターアッセンブリ18の一部位上に配置され得るが、図2に示すように、ガスガイド20の外面の周りを締めるブラケット88を用いて、インフレーターアッセンブリ18に接合され得る。ガスガイド20の第2端部86は、スティッチ、熱接着、及び/又は接着剤を介してテザー22に取り付けられ得る。ガスガイド20はガスを、第2端部86に隣接した及び/又は第2端部86を通って、膨張可能部14に送達し得る。
テザー22は、ガスガイド20の第2端部86に取り付けられた第1端部90と、膨張可能部14の内面に取り付けられた第2端部92とを有する。ガスガイド20と同様に、テザー22は布(例えば、織布又は不織布材料)から形成され得る。しかしながら、ガスガイド20とは対照的に、テザー22は、膨張可能部14の1つ以上の場所にガスを送達するためには用いられない。このようにテザー22は、柔軟性のあるチューブ又はホースではなく、材料の比較的薄い一片であり得るが、そのためテザー22は、ガスガイド20よりも薄くてよい。テザー22は、膨張可能部14が展開された際に、ガスガイド20が後退して膨張可能部14から外れてしまうのを防ぐ。加えて、テザー22は、ガスガイド20を膨張可能部14内に位置決めして、膨張可能部14によじれが生じないようにし、膨張可能部14が確実に所望のように膨張するようにする。更に、テザー22は、ガスガイド20が径方向に動くことを可能にする一方で、その軸方向への動きを制限する。
既に論じたように、ガスガイドがベルトの膨張可能部の内面に直接取り付けられている従来のシートベルトアッセンブリでは、取り付け部との接触により、乗員34が不快感を覚える場合がある。したがって、シートベルトアッセンブリ内のガスガイドの長さは、図1に示すガスガイド20の長さよりも長くなっており、それにより、取り付け部が乗員34の肩よりも上側に来て、取り付け部と乗員34との間の接触を防ぐようになっている場合がある。既に論じたガスガイド20とテザー22との間の差異により、テザー22が延びるベルト12の長さ部分は、ガスガイド20が延びるベルト12の長さ部分と比較して、乗員34により快適になり得る。加えて、テザー22がある場所のベルト12のサイズ(例えば、厚さ)は、ガスガイド20がある場所のベルト12のサイズよりも小さく成り得る。このように、テザー22は乗員34の快適さを改善し得るが、ガスガイド20の長さを減らすのを可能とすることにより、ベルト12のサイズを減らすことができる。
加えて、テザー22は、膨張可能部14が展開された際には衝撃を吸収するために、柔軟であり弾力性を有するとよい。更に、ガスガイド20とテザー22との間の取り付け部を介して伝わる負荷の量は、テザー22が剛性を有する場合に、取り付け部を介して伝わる負荷の量よりも少なくなる場合がある。その結果、ガスガイド20とテザー22との間の取り付け部は、より不良となり難くなり得る。
テザー22の柔軟性又は弾性はまた、ベルト12を組み立てるのに役立ち、ベルト12の製品寿命に至るまでの間、ガスガイド20の形状及び位置を維持する役に立つ。テザー22は、テザー22が変形した後で、元の長さに戻るように構成され得るか、又は変形された状態を維持し、所望に応じた新たな長さを維持するように構成され得る。テザー22が元の長さに戻るようにするか、新たな長さを維持するようにするかの決定は、テザー22がコーティングされているかいないか、テザー22内の繊維の向き、及び/又はテザー22を形成するために用いられる糸の性質に基づいてなされ得る。テザー22は、テザー22を例えばナイロン、ポリエステル、又は比較的大きなエラストマー化合物を有するOPW材料のような柔軟な材料から形成することにより、柔軟性又は弾性を有するように作製され得る。加えて、テザー22は、布の横糸と縦糸に対して偏った角度(例えば、45度)で布を切断又はトリミングすることにより、より高い弾性を有するようにすることができる。
ここで、図4及び5を参照すると、ベルト12、ガスガイド20、及びテザー22が、組み立て前の状態で示されている。図4及び5に示すように、翼部32a、32bは当初、外殻30の外側に配設され得る。次に、以下により詳しく説明するように、翼部32a、32bを外殻30上に折り畳み、ベルト12を反転させる(すなわち、ベルト12全体を裏返しにすること)ことにより、翼部32a、32bが外殻30の封止された内部33内に位置決めされ得る。
既に論じたように、従来のシートベルトアッセンブリにおいては、ガスガイドが、ガスガイドに沿った複数の場所で、膨張可能部又はエアバッグの内面に直接取り付けられている。このようにして、充填チューブが加圧ガスを膨張可能部又はエアバッグに分配する充填チューブの周囲の方向の数は、充填チューブと膨張可能部との間の取り付けによって制限され得る。対照的に、ガスガイド20が膨張可能部14にテザー22を介して固定されていると、ガスガイド20は、ガスガイド20の周囲で、全方向(例えば、360度)の放射状分散を提供し得る。例えば、図4に示すように、ガスガイド20は、第2端部86に隣接して放射状穴94を画定し、ガスをガスガイド20の周囲の周りに均一に分配し得る。あるいは、図5に示すように、ガスガイド20は、第2端部86に隣接し、ガスガイド20の反対側に配設される斜めのスリット96を画定し得る。
図6〜8には、ベルト12の翼部32a、32bが折り畳まれ、ベルト12が反転させられて翼部32a、32bを外殻30の封止された内部33内に位置決めするにつれて変化する、ベルト12の翼状区域28の形状の変化を図示している。折り重なり部の数と場所を含む、本明細書に記載されているベルトの翼部を折り畳むさまざまな方法は、従来のシートベルトの典型的なパッケージングのサイズ内に翼部をパッケージするのを可能なままにしながら翼部のサイズ(例えば、幅)を増加することを可能にする。更に、ベルトの翼状区域の断面又は直径を増加させ得る。その結果、このようなベルトは、より小さい直径の膨張可能ベルトと比べて、衝撃事象に関連するエネルギーをより多く車両の乗員から遠ざけるように放散し得る。
図6は、ベルト12が反転又は裏返しされる前の翼状区域28を示す。既に示したように、裏返ししていない状態では、翼部32a、32bは、外殻30の外側に配設され、外殻30の外縁部64から延びている。翼部32a、32bは、スティッチ97を介して外殻30に取り付けられていても、翼部32a、32bが外殻30と一体に形成されていてもよい。外殻30と同様に、翼部32a、32bはそれぞれ、布の2つの層を含み得る。第1翼部32aは、第1層98及び第2層100を含み、第2翼部32bは、第1層102及び第2層104を含み得る。第1層98及び第2層100の外縁部106は、スティッチ108を介して互いに接合されて、第1翼部32aの封止された内部110を形成し得る。同様に、第1層114及び第2層116の外縁部112は、スティッチ118を介して互いに接合されて、第2翼部32bの封止された内部120を形成し得る。破断可能縫目部122は、外殻30の封止された内部33を、翼部32a、32bの封止された内部110、120から分離し得る。
図7は、翼部32a、32bが外殻30上に折り畳まれた後、まだベルト12が裏返される前の状態のベルト12の翼状区域28を示す。翼状区域28を、図6に示される構成から図7に示される構成に変化させるには、第1翼部32aを、図6に示す方向Aに折り畳み上げ、第2翼部32bを、図6に示す方向Bに折り畳み下げるとよい。あるいは、第1翼部32aを折り畳み下げ、第2翼部32bを折り畳み上げてもよい。
翼部32a、32bが外殻30上に折り畳まれた後、ベルト12を反転させる。図8は、ベルト12が反転させられた後、まだベルト12の膨張可能部14が展開される前の状態のベルト12の翼状区域28を示す。反転されたが展開前の状態においては、翼部32a、32bは、外殻30の封止された内部33内に配設されている。その結果、ベルト12の厚さと見た目は、従来のシートベルトのそれらと同様なものとなり得る。
図9は、膨張可能部14が展開された後の状態の、ベルト12の翼状区域28を示す。膨張可能部14が展開されるにつれて、破断可能縫目部122が破断又は破壊されて、加圧ガスが外殻30の封止された内部33から、翼部32a、32bの封止された内部110、120に流れるのを可能にし得る。更に、外殻30の層60、62は、互いに分離しており、翼部32a、32bは、外殻30の封止された内部33内から封止された内部33の外に、横方向外側に拡張する。その結果、ベルトの翼状区域28の直径が増加する。
既に論じたように、外殻30と翼部32a、32bとは、それぞれ2つの層を含み得る。しかるに、図8に示すように、ベルト12の翼状区域28が反転されたが展開前の状態にある時には、ベルト12の翼状区域28はベルト12の厚さを貫いて延びる垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において、6つの層を含み得る。したがって、図8に示す構成は、6層構成と呼び得るものである。
加えて、図6に示すように、第1翼部32aの寸法(例えば、幅W1)は、第2翼部32bの寸法(例えば、幅W2)と等しくなり得る。更に、上に示すように、第1翼部32a内の層及び折り重なり部の数は、第2翼部32b内の層及び折り重なり部の数と等しくなり得る。それにより、ベルト12は、外殻30の横方向軸線Yについて対称となり得る。そのため、図8に示す構成は、対称構成と呼び得るものである。
図10は、ベルト12の厚さを貫いて延びる垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において8個の層を含む、ベルト12の1つの代替的構成を示す。この構成においては、ベルト12は、翼部32a、32bの幅W1、W2よりも大きな幅を有する第1翼部124及び第2翼部126を含む。加えて、翼部124、126は、それぞれの長さ方向に沿って1つの追加的な折り重なり部を含み、そのことは垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において、2つの追加的層をもたらす。これに関して、第1翼部124は、層128、130、132、及び134を含み、第2翼部126は、層136、138、140、及び142を含む。したがって、垂直軸線Zの左側では、ベルト12は、外殻30の第1層60及び第2層62、第1翼部124の層128及び130、並びに第2翼部126の層136、138、140、及び142を含む。垂直軸線Zの右側では、ベルト12は、外殻30の第1層60及び第2層62、第1翼部124の層128、130、132、及び134、並びに第2翼部126の層136及び138を含む。
翼部124、126と外殻30との間の取り付け部における、翼部124、126内の折り重なり部は、翼部124、126全体が外殻30上に折り畳まれるので、完全折り重なり部と呼び得るものである。層132、134、136、及び138の幅は、層128、130、140、及び142の幅の半分以下であり得る。したがって、層132、134、136、及び138に結果としてなる翼部124、126内の折り重なり部は、半折り重なり部と呼び得るものである。
図11及び12は、ベルト12の翼状区域28のZ字形状の断面を示す。図11は、ベルト12の断面が180度回転されて断面のZ字形状を見せている点以外は図7に対応している。図12は、図8に示された断面付き斜視図の模式的端面図である。外殻30及び翼部32a、32bはそれぞれ、精細サイドFと粗面サイドRとを有し得る。
図13及び14は、翼状区域28の断面がS字形状を有するベルト12の代替的構成を示している。図13及び14に示されている翼部32a、32bと、図11及び12に示されている翼部32a、32bとの間の唯一の差異は、ベルト12が反転される前に翼部32a、32bが折り畳まれる方向である。図11及び12に示されている構成を実現するためには、図6に示すように、翼部32a及び32bはそれぞれ方向A及び方向Bに折り畳まれる。図14及び13に示されている構成を実現するためには、翼部32a及び32bは、逆方向に折り畳まれる。
図15及び16は、翼部124、126が異なる方向に折り畳まれるという点以外は図10に示されているのと同様の、ベルト12の8層対称構成を示している。図15は、翼部124、126が折り畳まれた後でかつベルト12が反転される前の状態のベルト12の翼状区域28の断面を示す。破断可能縫目部144a、144bは、翼部124、126の封止された内部146、148を、外殻30の封止された内部33から分離する。図15に示す構成を実現するためには、完全折り重なり部150は、第1翼部124を破断可能縫目部144aで方向Cに折り畳み上げることによって作られ、かつ半折り重なり部152は、第1翼部124を方向Dに折り畳み上げることによって作られる。同様に、完全折り重なり部154は、第2翼部126を破断可能縫目部144bで方向Eに折り畳み下げることによって作られ、かつ半折り重なり部156は、第2翼部126を方向Fに折り畳み下げることによって作られる。
図16は、図15に示されているベルト12が反転された後の状態の、ベルト12の8層対称構成を示している。図16に示すように、翼部124、126の完全折り重なり部150、154の幅は、外殻30の幅と略等しい。加えて、翼部124、126の半折り重なり部152、156の幅は、外殻30の幅の半分と略等しい。したがって、ベルト12の厚さを貫いて延びる垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において、翼状区域28は8個の層を含む。加えて、図10に示されている8層対称構成と同様に、ベルト12は、外殻30の横方向軸線Yについて対称である。
図17及び18は、ベルト12の横方向軸線Yについて対称に配設されている10個の層を含む、ベルト12の1つの代替的構成を示している。図17及び18に示されている構成は、第1翼部158及び第2翼部160を、第1翼部32a及び第2翼部32bの代わりに含む。翼部158、160は、翼部32a、32bの略2倍の幅を有し得る。
図17は、翼部158、160が折り畳まれた後でかつベルト12が反転される前の状態のベルト12の翼状区域28の断面を示している。破断可能縫目部162、164は、翼部158、160の封止された内部166、168を、外殻30の封止された内部33から分離する。図16に示す構成を実現するためには、完全折り重なり部170は、第1翼部158を破断可能縫目部162で方向Cに折り畳み上げることによって作られ、かつ完全折り重なり部172は、第1翼部158を方向Dに折り畳み上げることによって作られる。同様に、完全折り重なり部174は、第2翼部160を破断可能縫目部164で方向Eに折り畳み下げることによって作られ、かつ完全折り重なり部176は、第2翼部160を方向Fに折り畳み下げることによって作られる。
図18は、図17に示されているベルト12が反転された後の状態の、ベルト12の10層対称構成を示している。図18に示すように、翼部124、126の完全折り重なり部170、172、174、及び176の幅は、外殻30の幅と略等しい。したがって、ベルト12の厚さを貫いて延びる垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において、翼状区域28は10個の層を含む。加えて、ベルト12は、外殻30の横方向軸線Yについて対称である。
図19及び20は、ベルト12の横方向軸線Yについて非対称に配設されている8個の層を含む、ベルト12の1つの代替的構成を示している。ベルト12は、例えば図19及び20に示されている構成のような、膨張可能部14の一方のサイドが、膨張可能部14のもう一方のサイドよりも大きく膨張する非対称構成に配列することが望ましい場合がある。
図19及び20に示されている構成は、第1翼部178及び第2翼部180を、第1翼部32a及び第2翼部32bの代わりに含む。第1翼部178の幅W3は、第1翼部32aの幅W1(図6)と略等しくなり得る。第2翼部180の幅W4は、第2翼部32bの幅W2(図6)より略2倍幅広くなり得る。
図19は、翼部178、180が折り畳まれた後でかつベルト12が反転される前の状態のベルト12の翼状区域28の断面を示している。破断可能縫目部182、184は、翼部178、180の封止された内部186、188を、外殻30の封止された内部33から分離する。図19に示す構成を実現するためには、完全折り重なり部190は、第1翼部178を破断可能縫目部182で方向Cに折り畳み上げることによって作られる。加えて、完全折り重なり部192は、第1翼部178を破断可能縫目部184で方向Eに折り畳み下げることによって作られ、かつ完全折り重なり部194は、第2翼部180を方向Fに折り畳み下げることによって作られる。
図20は、図19に示されているベルト12が反転された後の状態の、ベルト12の8層非対称構成を示している。図20に示すように、翼部178、180の完全折り重なり部190、192、及び194の幅は、外殻30の幅と略等しい。したがって、ベルト12の厚さを貫いて延びる垂直軸線Zに沿った翼状区域28の任意の断面において、翼状区域28は8個の層を含む。加えて、第2翼部180の幅W4は、第1翼部178の幅W3の略2倍幅広く、そのため第2翼部180は、第1翼部178よりも1つ多くの完全折り重なり部(すなわち、2つ多くの層)を含む。したがって、ベルト12は、外殻30の横方向軸線Yについて非対称である。
図21〜28は、図10に示されているのと同様の、翼部124、126に、さまざまに異なる方向に作られた完全折り重なり部及び半折り重なり部を有するベルト12の、さまざまな8層対称構成を示している。図21〜24に示されている構成を実現するためには、翼部124、126がZ字形状の構成になるように折り畳まれ、半折り重なり部が翼部124、126に作られ、ベルト12が反転される。翼部124、126を上で説明したばかりのやり方で折り畳むと、完全折り重なり部196と半折り重なり部198とが第1翼部124に作られ、完全折り重なり部200と半折り重なり部202とが第2翼部126に作られる。完全折り重なり部196、200及び半折り重なり部198、202のそれぞれは、2つの層を有する。したがって、外殻30の第1層60及び第2層62も計算に入れると、ベルト12は、垂直軸線Zに平行な任意の線に沿って8個の層を有する。
図21は、ベルト12が反転される前に半折り重なり部198、202がともに折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、ベルト12の翼状区域28の厚さを貫く断面を示している。図22は、ベルト12が反転される前に半折り重なり部198、202がともに折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。図23は、ベルト12が反転される前に、半折り重なり部198が折り畳み下げられ、かつ半折り重なり部202が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。図24は、ベルト12が反転される前に、半折り重なり部198が折り畳み上げられ、かつ半折り重なり部202が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。
図25〜28に示されている構成を実現するためには、翼部124、126が、S字形状の構成になるように折り畳まれ、半折り重なり部が翼部124、126に作られ、ベルト12が反転される。図25は、ベルト12が反転される前に半折り重なり部198、202がともに折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の厚さを貫く断面を示している。図26は、ベルト12が反転される前に半折り重なり部198、202がともに折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。図27は、ベルト12が反転される前に、半折り重なり部198が折り畳み上げられ、かつ半折り重なり部202が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。図28は、ベルト12が反転される前に、半折り重なり部198が折り畳み下げられ、かつ半折り重なり部202が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の状態の、翼状区域28の断面を示している。
図29〜32は、ベルト12が折り畳まれて反転されて、図22に示されている8層対称構成になる場合に、ガスガイド20が位置することが可能な位置の一部を示している。ベルト12内の折り重なり部に対するガスガイド20の相対的な位置は、ガスガイド20がベルト12の膨張可能部14にガスを分配するあり方に影響を及ぼし得る。異なる車両の用途に対して、異なるガスの分配のあり方が望ましい場合がる。したがって、本明細書に提示される、ベルト12内の折り重なり部に対するガスガイド20のさまざまな相対的な位置は、ガスガイド20からのガスの分配を制御するための設計柔軟性を提供するものである。
ベルト12が、図12に示されているもののような6層構成を有するように、半折り重なり部198、202が省略された場合には、ガスガイド20は、外殻30と第2翼部126との間のエリア204に位置し得る。あるいは、ガスガイド20は、第1翼部124と第2翼部126との間のエリア206に位置してもよく、第1翼部124と外殻30との間のエリア208に位置してもよい。ガスガイド20をエリア206に位置させると、膨張可能部14内に、加圧ガスを最も均一に分配し得る。テザー22は、ベルト12の膨張可能部14が展開されつつある際にも、ガスガイド20を所望の位置、例えばエリア206に維持し得る。
図29〜32は、ガスガイド20がエリア206に位置するのを示し、半折り重なり部198、202に対して、ガスガイド20が相対的に位置し得るさまざまなあり方を図示している。図29において、ガスガイド20は、第2翼部126内の完全折り重なり部200と、第2翼部126内の半折り重なり部202との間に位置している。図30において、ガスガイド20は、第1翼部124内の完全折り重なり部196と、第1翼部124内の半折り重なり部198との間に位置している。図31及び32の両方において、ガスガイド20は、半折り重なり部198と半折り重なり部202との間に位置している。しかしながら、図31においては、ガスガイド20は、完全折り重なり部196、200とそれぞれ対応する半折り重なり部198、202との間のエリアの中には延びていない。他方図32においては、ガスガイド20は、完全折り重なり部196、200と、それぞれ対応する半折り重なり部198、202との間のエリアの中に延びている。
図21〜28は、ベルト12が完全折り重なり部196、200と半折り重なり部198、202とを有する翼部126、128を含む場合に、ベルト12がとり得る少なくとも24個の可能な構成のうちの8個を図示している。図29〜32は、図21〜28に示されているベルト12の8個の可能な構成のうちの1つのみに対する、ガスガイド20のとり得る4つの可能な位置を図示している。したがって、翼部126、128に対してガスガイド20を相対的に配置する多くのあり方を計算に入れると、少なくとも42個の可能なベルト12の構成が存在する。
図33〜39は、所望の構成を実現するために、ベルト12を折り畳み、ガスガイド20を位置決めするための方法を図示している。図33においては、翼部126、128はまだ折り畳まれていない。ベルト12の精細サイドFは上向きに、ベルト12の粗面サイドRは下向きに位置決めされ得る。
図34においては、第1翼部124の半折り重なり部198が、ベルト12の粗面サイドRに向かって折り畳み下げられ、第2翼部126の半折り重なり部202が、ベルト12の精細サイドFに向かって折り畳み上げられている。図35及び36においては、ガスガイド20が、ベルト12の精細サイドF上の第1翼部124に取り付けられている。ガスガイド20は、接着剤、スティッチ、及び/又は熱接着を用いて第1翼部124に取り付けられ得る。図37においては、第1翼部124が、外殻30の精細サイドF上に折り畳み上げられている。図38においては、第2翼部126が、外殻30の粗面サイドR上に折り畳み下げられている。次に外殻30をその全長にわたり反転させて、図39に示されている構成を得ることができる。
ここまでの実施形態の説明は、例示と説明の目的で提供されてきたものである。それは、徹底的に説明しつくすことを意図してはおらず、また本開示を制限することも意図していない。ある特定の実施形態の個々の要素又は機能は、一般的に、その特定の実施形態に制限されるものではなく、それが適用可能な場合には交換可能なものであり、特に具体的に示されたり記述されていない場合でも、選択された実施形態において用いられ得るものである。同じ実施形態に、多くのやり方で変形をすることも可能である。そのような変形は、本開示から逸脱することとみなされるべきではなく、そのような修正のすべては、本開示の範囲に含まれるよう意図されている。
本明細書で用いられている用語は、特定の例示的実施形態の場合に限ってのものであり、制限的なものとして意図されてはいない。本明細書において用いられる場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈からそうではないと明確に示されていない限り、複数形をも含むことを意図されている場合がある。『含む、備える、有する(「comprises」、「comprising」、「including」、及び「having」)』という用語は、包括的なものであり、そのため、言及された機能、整数、ステップ、作業、要素、及び/又は構成部品を具体的に指すが、その他の機能、整数、ステップ、作業、要素、構成部品、及び/又はそれらの集団の1つ以上のものの存在又は追加をあらかじめ排除するものではない。本明細書において説明された方法のステップ、プロセス、及び動作は、実行の順序として具体的に識別されない限り、論じられた又は図示されたその特定の順序で実行することを必須として要求していると考えるべきではない。追加的又は代替的なステップが用いられ得るということも理解すべきである。
ある要素又は層が、他の要素又は層の「上にある」、「に係合している」、「に接続されている」、又は「に結合されている」と言及された場合には、その要素又は層は、直接、その他の要素又は層の「上にある」、「に係合している」、「に接続されている」又は「に結合されている」場合があり、あるいは中間に介在する要素又は層が存在し得る。対照的に、ある要素が、他の要素の「直接上に」、「に直接係合している」、「に直接接続されている」、又は「に直接結合されている」と言及された場合には、中間に介在する要素又は層は存在しなくてよい。要素間の関係を説明するために用いられるその他の言葉は、同様の考え方で解釈されるべきである(例えば、「の間(between)」対「直接的に...の間(directly between)」、「隣接して」対「直接隣接して」等)。本明細書において用いられる場合には、「及び/又は」という用語は、1つ以上の関連するリストされた項目の、任意のそしてすべての組み合わせを含むものである。
第1、第2、第3等々の用語は、さまざまな要素、構成部品、領域、層及び/又は区域を説明するために本明細書において用いられ得るが、これらの要素、構成部品、領域、層及び/又は区域は、これらの用語により制限されるべきではない。これらの用語は、1つの要素、構成部品、領域、層、又は区域を、他の領域、層、又は区域と区別するためにのみ使用され得る。本明細書において用いられる場合、「第1」、「第2」及びその他の数量表現は、それが文脈から明らかに指示されない限り、順番や順序を暗に示してはいない。したがって、第1の要素、構成部品、領域、層、又は区域が下で論じられる場合には、例示的実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成部品、領域、層、又は区域と呼ぶことが可能である。
空間を表す相対的用語、例えば「内側の」、「外側の」、「下の」、「下方の」、「下部の」、「上方の」、「上部の」等は、1つの要素又は特徴部の、他の要素又は特徴部(ともに複数可)との関係を、図面に示されるように説明するための記述を容易にするために用いられ得る。空間を表す相対的用語は、図面に描かれた向きに加えて、使用中又は動作中のデバイスの異なる向きを含むように意図され得る。例えば、図面中のデバイスがひっくり返される場合、他の要素又は特徴部の「下に」又は「下方に」あるとして記述されるある要素は、その他の要素又は特徴部の「上方」に配向されることになる。したがって、この例に挙げた用語「下に」は、「上に」と「下に」の両方の向きを含み得る。デバイスは、その他の向きに配向し得る(90度又はその他の向きに回転させる)が、その際には、本明細書において用いられる空間を表す相対的記述用語は、それにしたがって解釈される。

Claims (20)

  1. インフレータから供給されるガスによって膨張可能なベルトを含み、車両内の乗員を拘束するための拘束装置であって、
    前記ベルトは、前記インフレータと流体連通された膨張可能部を備え、
    前記膨張可能部は、第1層と、第2層とを封止部によって接合することで成形され、
    前記第1層及び前記第2層は、前記ベルトの第1端部から第2端部に延び、
    前記膨張可能部は、前記ベルトの長手方向に沿って形成される中央領域と;当該中央領域の幅方向両端部に形成される第1翼部及び第2翼部とを含み、
    前記中央領域と前記第1翼部及び第2翼部とは、破断可能縫目部によって仕切られ、これによって翼状区域が成形され、
    前記中央領域は外殻(30)を形成し、
    前記第1翼部及び第2翼部は、前記外殻の外側に重なるように配置され、その後、前記第1翼部及び第2翼部が前記前記外殻の内部に位置するように、前記膨張可能部を裏返すことによって、前記ベルトが収容状態となり、
    前記第1翼部及び第2翼部に膨張ガスが供給されて、当該第1翼部及び第2翼部が横方向外側に拡張した時に、前記破断可能縫目部が破断するよう構成されたことを特徴とする拘束装置。
  2. 前記第1翼部が第1の幅を有し、前記第2翼部が前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する、請求項1に記載の拘束装置。
  3. 前記第2翼部の前記第2の幅が、前記第1翼部の前記第1の幅の半分以下である、請求項2に記載の拘束装置。
  4. 前記第1翼部が、前記第1翼部の第1の長さに沿って第1の枚数の折り重なり部を含み、前記第2翼部が、前記第2翼部の第2の長さに沿って、第2の枚数の折り重なり部を含み、前記第2の枚数が、前記第1の枚数とは異なる、請求項1に記載の拘束装置。
  5. 前記第1翼部が、前記ベルトの厚さ方向を切断した前記ベルトの断面内に、第1の層数の層を含み、かつ前記第2翼部が、前記ベルトの前記断面内に、前記第1の層数とは異なる第2の層数の層を含む、請求項1に記載の拘束装置。
  6. 前記ベルトの前記断面内に前記ベルトが合計8層の層を含むように、前記第1の層数は2に等しく、かつ前記第2の層数が4に等しい、請求項5に記載の拘束装置。
  7. 前記インフレータから前記ベルトの前記膨張可能部に、前記加圧ガスを送達するガスガイドを更に備える、請求項1に記載の拘束装置。
  8. 前記ガスガイドが、前記インフレータの出口部上に配置された第1端部と、前記膨張可能部の前記翼状区域内に配設された第2端部とを有する、請求項7に記載の拘束装置。
  9. 車両内の乗員を拘束するためのベルトであって、
    前記ベルトの第1端部から前記ベルトの第2端部に延びる第1層と、
    前記ベルトの前記第1端部から前記ベルトの前記第2端部に延びる第2層と、
    前記第1層及び前記第2層を接合し、前記ベルトの膨張可能部を形成する封止部と、を備えるベルトであって、
    前記膨張可能部が、前記ベルトの前記膨張可能部内に配設され、第1の長さ及び第1の幅を有する第1翼部であって、前記第1翼部の前記第1の長さが、前記膨張可能部の長さの区域に沿って延びる、第1翼部と;前記ベルトの前記膨張可能部内に配設され、第2の長さ及び第2の幅を有する第2翼部であって、前記第2翼部の前記第2の長さが前記膨張可能部の長さの区域に沿って延び、前記第2翼部の前記第2の幅が前記第1翼部の前記第1の幅とは異なる第2翼部と;前記ベルトの長手方向に沿って形成され、外殻(30)を形成る中央領域と;前記膨張可能部の内部を、前記第1翼部の内部及び前記第2翼部の内部から分離させる破断可能縫目部であって、前記ベルトが膨張して、加圧ガスが前記第1翼部及び前記第2翼部を満たし、前記第1翼部及び前記第2翼部が横方向外側に拡張すると、破断するよう構成された破断可能縫目部とを含み、
    前記第1翼部及び第2翼部は、前記外殻の外側に重なるように配置され、その後、前記第1翼部及び第2翼部が前記前記外殻の内部に位置するように、前記膨張可能部を裏返すことによって、前記ベルトが収容状態となることを特徴とするベルト。
  10. 前記第1翼部が、前記ベルトの厚さ方向を切断した前記ベルトの断面内に、第1の層数の層を含み、かつ前記第2翼部が、前記ベルトの前記断面内に、前記第1の層数とは異なる第2の層数の層を含む、請求項9に記載のベルト。
  11. 前記第1翼部が、前記第1翼部の第1の長さに沿って第1の枚数の折り重なり部を含み、前記第2翼部が、前記第2翼部の第2の長さに沿って、第2の枚数の折り重なり部を含み、前記第2の枚数が、前記第1の枚数とは異なる、請求項9に記載のベルト。
  12. 前記第1翼部及び前記第2翼部が、前記第1層及び前記第2層と一体的に形成される、請求項9に記載のベルト。
  13. 前記第1翼部及び前記第2翼部が、前記第1層及び前記第2層とは別々に形成され、前記第1翼部及び前記第2翼部の外側縁部に取り付けられている、請求項9に記載のベルト。
  14. 前記第1層及び前記第2層が形成される材料と、前記第1翼部及び前記第2翼部が形成される材料が同じである、請求項9に記載のベルト。
  15. 前記第1層及び前記第2層が、第1の材料から形成され、かつ前記第1翼部及び第2翼部が、前記第1材料とは異なる第2材料から形成される、請求項9に記載のベルト。
  16. 前記第1材料は、シートベルトウェビング材料であり、かつ前記第2材料は、エアバッグクッション材料である、請求項15に記載のベルト。
  17. 車両内の乗員を拘束するためのベルトであって、
    前記ベルトの第1端部から前記ベルトの第2端部に延びる第1層と、
    前記ベルトの前記第1端部から前記ベルトの前記第2端部に延びる第2層と、
    前記第1層及び前記第2層を接合し、前記ベルトの膨張可能部を形成する封止部と、を備えるベルトであって、
    前記膨張可能部内には、第1の幅を有する第1翼部及び、前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2翼部とが設けられ、
    前記膨張可能部の内部を、前記第1翼部の内部及び前記第2翼部の内部から分離させる破断可能縫目部であって、前記ベルトが膨張して、加圧ガスが前記第1翼部及び前記第2翼部を満たし、前記第1翼部及び前記第2翼部が横方向外側に拡張すると、破断するよう構成された破断可能縫目部と、を含む、ベルト。
  18. 前記第2折り重なり部の前記第2の幅が、前記第1折り重なり部の前記第1の幅より狭い、請求項17に記載のベルト。
  19. 前記第2折り重なり部の前記第2の幅が、前記第1折り重なり部の前記第1の幅の半分以下である、請求項18に記載のベルト。
  20. 前記第1折り重なり部の前記第1の幅が、前記第1層及び前記第2層の第3の幅と略等しい、請求項18に記載のベルト。
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