JP2019044936A - 変速機 - Google Patents

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賢 山根
征志 高尾
Masashi Takao
征志 高尾
成勝 松田
Shigekatsu Matsuda
成勝 松田
敬三 古川
Keizo Furukawa
敬三 古川
心路 竹本
Shinji Takemoto
心路 竹本
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Chika Yokokawa
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Tahei Tsubone
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Abstract

【課題】偏心揺動型の変速機において、バックラッシ特性を向上させることができ、かつ、小型化に適した構造を提供する。【解決手段】偏心揺動型の変速機は、偏心体20と、外歯歯車30と、内歯歯車40とを備える。外歯歯車は、偏心体の径方向外側に位置する。内歯歯車は、外歯歯車の径方向外側かつ中心軸9と同軸に配置される。外歯歯車の複数の外歯31の一部と、内歯歯車の複数の内歯41の一部とは、偏心体20の長径の延長線上において、互いに噛み合う。また、偏心体と外歯歯車との間には、軸受ユニットが介在する。軸受ユニットは、第1軸受71と、第2軸受と、予圧部材とを有する。第1軸受と第2軸受とは、軸方向に並ぶ。予圧部材は、第1軸受と第2軸受との間に配置される。この予圧部材により、第1軸受および第2軸受の各々の内部隙間が低減される。【選択図】図3

Description

本発明は、変速機に関する。
従来、偏心揺動型(内接遊星式)の減速機が知られている。偏心揺動型の減速機は、内歯歯車と、内歯歯車の内側に配置された外歯歯車とを有する。外歯歯車は、内歯歯車と噛み合いながら、内歯歯車の内面に沿って揺動する。このような偏心揺動型の減速機は、小型で高い減速比を得ることができる。従来の偏心揺動型の減速機については、例えば、特開2014−81068号公報に記載されている。
特開2014−81068号公報
近年、人と協調して作業を行う小型ロボットの需要が高まっている。そして、上述した偏心揺動型の減速機とモータとを組み合わせたアクチュエータを、小型ロボットの関節に用いることが検討されている。ただし、この種の小型ロボットには、滑らかな動作が求められる。特に、アームの動作方向を切り替えるときに、関節が遅延無く反転できることが求められる。そのためには、入力軸を固定したときの出力軸の回転方向のがたつきの小ささを示す、いわゆるバックラッシ特性を、向上させることが求められる。
特開2014−81068号公報の減速機では、外歯歯車が、軸方向に並んだ2つの軸受(B4,B5)により支持されている。このように、2つの軸受を用いれば、外歯歯車にかかる荷重を、各軸受で分散して受けることができる。しかしながら、玉軸受等の軸受の内部には、僅かな隙間が存在する。この隙間は、上述したバックラッシ特性を悪化させる要因の1つと考えられる。
本発明の目的は、偏心揺動型の変速機において、バックラッシ特性を向上させることができ、かつ、小型化に適した構造を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、偏心揺動型の変速機であって、中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる偏心体と、前記偏心体の径方向外側に位置する円環状の外歯歯車と、前記偏心体と前記外歯歯車との間に介在する軸受ユニットと、前記外歯歯車の径方向外側かつ前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、を備え、前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、前記軸受ユニットは、第1軸受と、前記第1軸受と軸方向に並ぶ第2軸受と、前記第1軸受と前記第2軸受との間に配置された予圧部材と、を有する。
本願の例示的な第2発明は、偏心揺動型の変速機であって、中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる偏心体と、前記偏心体の径方向外側に位置する円環状の外歯歯車と、前記偏心体と前記外歯歯車との間に介在する軸受ユニットと、前記外歯歯車の径方向外側かつ前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、を備え、前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、前記軸受ユニットは、第1軸受と、前記第1軸受と軸方向に並ぶ第2軸受と、前記第1軸受および前記第2軸受の各々の内部隙間を低減する共通の予圧部材と、を有する。
本願の例示的な第1発明によれば、予圧部材によって、第1軸受および第2軸受の双方に予圧をかけることができる。これにより、第1軸受および第2軸受の各々の内部隙間が低減される。その結果、変速機のバックラッシ特性が向上する。
本願の例示的な第2発明によれば、予圧部材によって、第1軸受および第2軸受の各々の内部隙間が低減される。その結果、変速機のバックラッシ特性が向上する。
図1は、実施形態に係る減速機の縦断面図である。 図2は、実施形態に係る減速機の分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る減速機の横断面図である。 図4は、実施形態に係る減速機の部分縦断面図である。 図5は、第1変形例に係る減速機の部分縦断面図である。 図6は、第2変形例に係る減速機の部分縦断面図である。 図7は、第3変形例に係る減速機の部分縦断面図である。 図8は、第4変形例に係る減速機の部分縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、変速機の中心軸と平行な方向を「軸方向」、中心軸に直交する方向を「径方向」、中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
<1.減速機の全体構成>
図1は、本発明の変速機の一実施形態である減速機1の縦断面図である。図2は、減速機1の分解斜視図である。図3は、図1中のA−A位置から見た減速機1の横断面図である。なお、図2では、後述する予圧部材80の図示が省略されている。また、図3では、図の煩雑化を避けるため、断面を表すハッチングが省略されている。
この減速機1は、第1回転数(入力回転数)の回転運動を第1回転数よりも低い第2回転数(出力回転数)の回転運動に変換する、偏心揺動型(内接遊星式)の歯車減速機である。減速機1は、例えば、人と協調して作業を行う小型ロボットの関節に使用される。ただし、同等の構造を有する減速機を、大型の産業用ロボット、工作機、X−Yテーブル、材料の切断装置、コンベアライン、ターンテーブル、圧延ローラ等の他の用途に用いてもよい。
図1に示すように、本実施形態の減速機1は、第1回転部10、2つの偏心体20、2つの外歯歯車30、内歯歯車40、複数のキャリアピン50、および第2回転部60を備える。
第1回転部10は、中心軸9に沿って延びる円柱状の部材である。図1中に概念的に示したように、第1回転部10は、直接または他の動力伝達機構を介して、駆動源であるモータに接続される。モータを駆動させると、モータから供給される動力によって、第1回転部10は、中心軸9を中心として、第1回転数で回転する。すなわち、本実施形態では、第1回転部10が入力部となる。
偏心体20は、第1回転部10とともに回転する部材である。2つの偏心体20は、それぞれ、第1回転部10の外周面に固定されている。ただし、第1回転部10と2つの偏心体20とが、単一の部材であってもよい。2つの偏心体20は、それぞれ、中心軸9から外れた位置で中心軸9と平行に延びる偏心軸9eを中心とする、円筒状の外周面を有する。したがって、中心軸9から偏心体20の外周面までの距離は、周方向の位置によって異なる。第1回転部10が中心軸9を中心として回転すると、2つの偏心体20の位置が、中心軸9を中心として回転する。このとき、各偏心体20の偏心軸9eも、中心軸9を中心として回転する。
本実施形態では、一方の偏心体20の偏心軸9eの位置と、他方の偏心体20の偏心軸9eの位置とが、中心軸9に対して、互いに180°離れている。このようにすれば、2つの偏心体20の全体としての重心の位置が、常に中心軸9上に位置する。したがって、偏心体20の回転による重心の揺らぎを抑制できる。
2つの外歯歯車30は、それぞれ、偏心体20の径方向外側に配置される。偏心体20と外歯歯車30との間には、軸受ユニット70が介在する。外歯歯車30は、軸受ユニット70によって、偏心軸9eを中心として回転可能に支持される。図3に示すように、外歯歯車30は円環状であり、その外周部には、複数の外歯31が設けられている。各外歯31は、径方向外側へ向けて突出する。また、隣り合う外歯31の間には、径方向内側へ向けて凹む外歯間溝32が設けられている。外歯31と外歯間溝32とは、偏心軸9eを中心として、周方向に交互に並んでいる。
また、図1および図3に示すように、2つの外歯歯車30は、それぞれ、複数(図3の例では10個)の貫通孔33を有する。各貫通孔33は、外歯歯車30を軸方向に貫通する。複数の貫通孔33は、偏心軸9eを中心として、周方向に等間隔に並んでいる。
内歯歯車40は、2つの外歯歯車30の径方向外側を取り囲む円筒状の部材である。内歯歯車40は、中心軸9と同軸に配置される。図3に示すように、内歯歯車40は、複数の内歯41を有する。複数の内歯41は、それぞれ、内歯歯車40の内周部から径方向内側へ向けて突出する。また、隣り合う内歯41の間には、径方向外側へ向けて凹む内歯間溝42が設けられている。内歯41と内歯間溝42とは、中心軸9を中心として、周方向に交互に並んでいる。
外歯歯車30の複数の外歯31の一部と、内歯歯車40の複数の内歯41の一部とは、互いに噛み合う。具体的には、偏心体20の長径の延長線上において、複数の外歯31の一部と、複数の内歯41の一部とが、互いに噛み合う。当該噛み合い位置においては、外歯歯車30の外歯31が、内歯歯車40の内歯間溝42に嵌まるか、あるいは、内歯歯車40の内歯41が、外歯歯車30の外歯間溝32に嵌まる。
第1回転部10が中心軸9を中心として回転すると、外歯歯車30は、偏心軸9eとともに、中心軸9の周りを公転する。また、外歯歯車30の外歯31と内歯歯車40の内歯41とが噛み合うことによって、外歯歯車30は自転する。ここで、内歯歯車40が有する内歯41の数は、外歯歯車30が有する外歯31の数よりも多い。このため、外歯歯車30の1公転ごとに、内歯歯車40の同じ位置の内歯41に噛み合う外歯31の位置がずれる。これにより、外歯歯車30が、第1回転部10の回転方向とは逆の方向へ、第1回転数よりも低い第2回転数で自転する。したがって、外歯歯車30の貫通孔33の位置も、第2回転数で回転する。減速機1の動作時には、2つの外歯歯車30が、それぞれ、このような公転と自転とを組み合わせた回転運動を行う。
外歯歯車30が有する外歯31の数をNとし、内歯歯車40が有する内歯41の数をMとすると、減速機1の減速比Pは、P=(第1回転数)/(第2回転数)=N/(M−N)となる。図3の例では、N=29,M=30なので、この例における減速比Pは、P=29である。すなわち、第2回転数は、第1回転数の1/29の回転数となる。ただし、外歯31の数Nおよび内歯41の数Mは、他の値であってもよい。また、内歯41の数Mより外歯31の数Nの方が多くてもよい。
本実施形態では、内歯歯車40が、減速機1の外壁を構成するケーシングの役割も果たしている。このようにすれば、ケーシングとは別に内歯歯車40を設ける必要がない。これにより、減速機1をより小型化しやすくなる。
複数のキャリアピン50は、2つの外歯歯車30を貫通して、軸方向に延びる円柱状の部材である。複数のキャリアピン50は、中心軸9を中心として、円環状に配列される。各キャリアピン50は、2つの外歯歯車30の貫通孔33に挿入される。図3に示すように、外歯歯車30の貫通孔33を構成する円環状の面と、キャリアピン50の外周面との間には、間隙が介在する。2つの外歯歯車30が、減速後の第2回転数で自転すると、外歯歯車30に押されることによって、複数のキャリアピン50も、中心軸9を中心として、第2回転数で回転する。
第2回転部60は、円環状の前方キャリア部材61と、円環状の後方キャリア部材62とを有する。前方キャリア部材61は、2つの外歯歯車30よりも軸方向の一方側に配置される。第1回転部10と前方キャリア部材61との間には、前方玉軸受73が介在する。また、前方キャリア部材61と内歯歯車40との間には、前方すべり軸受74が介在する。後方キャリア部材62は、2つの外歯歯車30よりも軸方向の他方側に配置される。第1回転部10と後方キャリア部材62との間には、後方玉軸受75が介在する。また、後方キャリア部材62と内歯歯車40との間には、後方すべり軸受76が介在する。
各キャリアピン50の軸方向の一方の端部は、前方キャリア部材61に固定される。各キャリアピン50の軸方向の他方の端部は、後方キャリア部材62に固定される。このため、複数のキャリアピン50が、中心軸9を中心として第2回転数で回転すると、前方キャリア部材61および後方キャリア部材62も、中心軸9を中心として第2回転数で回転する。
第2回転部60は、直接または他の動力伝達機構を介して、駆動対象となる部材に接続される。すなわち、本実施形態では、第2回転部60が出力部となる。
<2.軸受ユニットについて>
続いて、偏心体20と外歯歯車30との間に介在する軸受ユニット70について、説明する。図4は、軸受ユニット70付近における減速機1の部分縦断面図である。
図4に示すように、軸受ユニット70は、2つの玉軸受を有する。以下では、2つの玉軸受のうち、一方の玉軸受を「第1軸受71」と称し、他方の玉軸受を「第2軸受72」と称する。第1軸受71と第2軸受72とは、軸方向に間隔をあけて並ぶ。
第1軸受71は、第1内輪711と、第1外輪712と、複数の第1転動体713とを有する。第1内輪711は、偏心体20の外周面に固定される。第1外輪712は、第1内輪711の径方向外側に位置し、外歯歯車30の内周面に固定される。複数の第1転動体713は、第1内輪711の外周面と、第1外輪712の内周面との間に保持される。より詳述すると、第1内輪711は、その外周面に、円環状の保持溝714を有する。第1外輪712は、その内周面に、円環状の保持溝715を有する。複数の第1転動体713は、これらの保持溝714,715の間に保持される。図4のように、第1軸受71の断面における保持溝714,715の曲率半径は、球体である第1転動体713の半径よりも大きい。
第2軸受72は、第2内輪721と、第2外輪722と、複数の第2転動体723とを有する。第2内輪721は、偏心体20の外周面に固定される。第2外輪722は、第2内輪721の径方向外側に位置し、外歯歯車30の内周面に固定される。複数の第2転動体723は、第2内輪721の外周面と、第2外輪722の内周面との間に保持される。より詳述すると、第2内輪721は、その外周面に、円環状の保持溝724を有する。第2外輪722は、その内周面に、円環状の保持溝725を有する。複数の第2転動体723は、これらの保持溝724,725の間に保持される。図4のように、第2軸受72の断面における保持溝724,725の曲率半径は、球体である第2転動体723の半径よりも大きい。
また、軸受ユニット70は、第1軸受71と第2軸受72との間に、2つの予圧部材80を有する。以下では、2つの予圧部材80のうち、径方向内側に配置された予圧部材80を、「内側予圧部材81」と称する。また、2つの予圧部材80のうち、径方向外側に配置された予圧部材80を、「外側予圧部材82」と称する。
内側予圧部材81は、第1内輪711と第2内輪721との間の軸方向の隙間に介在する。外側予圧部材82は、第1外輪712と第2外輪722との間の軸方向の隙間に介在する。このように、第1軸受71と第2軸受72との間に予圧部材80を配置すれば、第1軸受71と第2軸受72とに別々の予圧部材を用いることなく、共通の予圧部材80で、第1軸受71と第2軸受72との双方に予圧をかけることができる。これにより、部品点数を抑えながら、第1軸受71および第2軸受72の各々の内部隙間を低減できる。第1軸受71および第2軸受72の各々の内部隙間が低減すれば、第1回転部10を固定したときの第2回転部60の回転方向のがたつきが小さくなる。すなわち、減速機1のバックラッシ特性が向上する。その結果、減速機1を滑らかに動作させることができる。
本実施形態では、内側予圧部材81に、円環状のシムが用いられている。また、外側予圧部材82に、円環状のウェーブワッシャが用いられている。ウェーブワッシャは、外力に応じて軸方向に伸縮可能な弾性部材である。ウェーブワッシャは、自然長よりも軸方向に縮んだ状態で、第1外輪712と第2外輪722との間に介在する。一方、シムは、ウェーブワッシャと比べて、軸方向の弾性がはるかに小さい。したがって、シムは、実質的に剛体とみなすことができる。
本実施形態では、外側予圧部材82の軸方向の長さd2が、内側予圧部材81の軸方向の長さd1よりも長い。したがって、第1外輪712と第2外輪722との軸方向の間隔が、第1内輪711と第2内輪721との軸方向の間隔よりも広い。減速機1の製造時には、第1外輪712と第2外輪722との上記の間隔が、外側予圧部材82の弾性反発力により、適切な間隔に維持される。これにより、図4のように、複数の第1転動体713が、第1内輪711の保持溝714の内側予圧部材81から遠い端縁と、第1外輪712の保持溝715の外側予圧部材82に近い端縁と、の双方に、安定して接触する。また、複数の第2転動体723が、第2内輪721の保持溝724の内側予圧部材81から遠い端縁と、第2外輪722の保持溝725の外側予圧部材82に近い端縁と、の双方に、安定して接触する。その結果、第1軸受71および第2軸受72の上述した内部隙間が低減される。
減速機1を小型化しようとすると、内側予圧部材81および外側予圧部材82は、極めて細かい部品となる。本実施形態では、内側予圧部材81および外側予圧部材82のうち、径の小さい内側予圧部材81を、比較的製造しやすい剛体のシムとしている。そして、径の大きい外側予圧部材82を、ウェーブワッシャとしている。これにより、外側予圧部材82において、ウェーブワッシャの弾性反発力を安定して得ることができる。
減速機1の製造工程において、軸受ユニット70を取り付けるときには、まず、偏心体20の周囲に、第1軸受71を配置する。そして、偏心体20の外周面と、第1内輪711の内周面とを、接着剤91で固定する。すなわち、偏心体20の外周面と、第1内輪711の内周面との間に、接着剤91を介在させる。次に、偏心体20の周囲に、内側予圧部材81と外側予圧部材82とを配置する。そして、第1内輪711に、内側予圧部材81を軸方向に突き当てるとともに、第1外輪712に、外側予圧部材82を軸方向に突き当てる。
その後、偏心体20の周囲に、第2軸受72を配置する。そして、内側予圧部材81に、第2内輪721を突き当てるとともに、外側予圧部材82に、第2外輪722を突き当てる。そして、偏心体20の外周面と、第2内輪721の内周面とを、接着剤91で固定する。すなわち、偏心体20の外周面と、第2内輪721の内周面との間に、接着剤91を介在させる。
このとき、第1外輪712と第2外輪722との軸方向の間隔は、外側予圧部材82の弾性反発力により、適切な間隔に調整される。その後、第1軸受71および第2軸受72の周囲に、外歯歯車30を配置する。そして、第1外輪712の外周面と、第2外輪722の外周面とを、外歯歯車30の内周面に、接着剤92で固定する。すなわち、第1外輪712の外周面および第2外輪722の外周面と、外歯歯車30の内周面との間に、接着剤92を介在させる。これにより、第1内輪711と第2内輪721との軸方向の間隔、および第1外輪712と第2外輪722との軸方向の間隔が、固定される。
なお、減速機1は、必ずしも内輪711,712を固定する接着剤91と、外輪712,722を固定する接着剤92と、の双方を有する必要はない。組み立て工程の削減および組み立てやすさを考慮する場合、接着剤92を省略して、接着剤91を、第1内輪711および第2内輪721と、偏心体20の外周面との間に介在させてもよい。すなわち、内側予圧部材81と外側予圧部材82のうち、少なくともシムを用いる側に接着剤を塗布することで、第1軸受71および第2軸受72の各々の内部隙間をより低減させ、かつ、ウェーブワッシャの弾性反発力を安定して得ることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。以下では、種々の変形例について、上記の実施形態との相違点を中心に説明する。
<3−1.第1変形例>
図5は、第1変形例に係る減速機の、軸受ユニット70A付近における部分縦断面図である。この例では、内側予圧部材81Aに、円環状のウェーブワッシャが用いられている。そして、外側予圧部材82Aに、円環状のシムが用いられている。ウェーブワッシャは、自然長よりも軸方向に縮んだ状態で、第1内輪711Aと第2内輪721Aとの間に介在する。
この第1変形例では、内側予圧部材81Aの軸方向の長さd1が、外側予圧部材82Aの軸方向の長さd2よりも長い。したがって、第1内輪711Aと第2内輪721Aとの軸方向の間隔が、第1外輪712Aと第2外輪722Aとの軸方向の間隔よりも広い。減速機の製造時には、第1内輪711Aと第2内輪721Aとの上記の間隔が、内側予圧部材81Aの弾性反発力により、適切な間隔に維持される。これにより、図5のように、複数の第1転動体713Aが、第1内輪711Aの保持溝714Aの内側予圧部材81Aに近い端縁と、第1外輪712Aの保持溝715Aの外側予圧部材82Aから遠い端縁と、の双方に、安定して接触する。また、複数の第2転動体723Aが、第2内輪721Aの保持溝724Aの内側予圧部材81Aに近い端縁と、第2外輪722Aの保持溝725Aの外側予圧部材82Aから遠い端縁と、の双方に、安定して接触する。その結果、第1軸受71Aおよび第2軸受72Aの内部隙間が低減される。
このように、内側予圧部材81Aの軸方向の長さが、外側予圧部材82Aの軸方向の長さよりも長くてもよい。すなわち、内側予圧部材の軸方向の長さと、外側予圧部材の軸方向の長さとは、相違していればよい。そして、内側予圧部材および外側予圧部材のうち、軸方向の長さが長い予圧部材に、ウェーブワッシャ等の弾性部材を用いればよい。
接着剤91Aは、第1内輪711Aおよび第2内輪721Aと、偏心体20Aとの外周面との間に介在する。また、接着剤92Aは、第1外輪712Aおよび第2外輪722Aと、外歯歯車30Aの内周面との間に介在する。なお、組み立て工程の削減および組み立てやすさを考慮する場合、接着剤91Aを省略して、接着剤92Aを、第1外輪712Aの外周面および第2外輪722Aの外周面と、外歯歯車30Aの内周面との間に介在させてもよい。すなわち、内側予圧部材81Aと外側予圧部材82Aのうち、少なくともシムを用いる側に接着剤を塗布することで、第1軸受71Aおよび第2軸受72Aの各々の内部隙間をより低減させ、かつ、ウェーブワッシャの弾性反発力を安定して得ることができる。
<3−2.第2変形例>
図6は、第2変形例に係る減速機の、軸受ユニット70B付近における部分縦断面図である。この例では、内側予圧部材81Bおよび外側予圧部材82Bに、いずれも、円環状の剛体であるシムが用いられている。このような形態であっても、内側予圧部材81Bの軸方向の長さd1と、外側予圧部材82Bの軸方向の長さd2とを、それぞれ適切な厚みにすれば、第1軸受71Bおよび第2軸受72Bの内部隙間を低減できる。
<3−3.第3変形例>
図7は、第3変形例に係る減速機の、軸受ユニット70C付近における部分縦断面図である。この例では、偏心体20Cが、外周部に段差面21Cを有する。段差面21Cは、軸方向に対して垂直に拡がる。偏心体20Cの周囲に、第1軸受71Cを配置するときには、第1内輪711Cを、段差面21Cに突き当てる。すなわち、段差面21Cは、第1内輪711Cと軸方向に接触する接触面となる。このようにすれば、第1内輪711Cを軸方向に精度よく位置決めできる。その後、位置決めされた第1軸受71Cに対して、予圧部材80Cと、第2軸受72Cとを、順次に位置決めする。
なお、偏心体20Cは、第1内輪711Cと接触する段差面21Cに代えて、第2内輪721Cと接触する段差面を有していてもよい。また、外歯歯車30Cの内周部に、段差面を設けてもよい。その場合、外歯歯車30Cの段差面は、第1外輪712Cおよび第2外輪722Cのいずれか一方と、軸方向に接触すればよい。
<3−4.第4変形例>
図8は、第4変形例に係る減速機の、軸受ユニット70D付近における部分縦断面図である。この例では、偏心体20Dが、外周面に円環状の取付溝22Dを有する。また、図8の軸受ユニット70Dは、可撓性を有する円弧状のスナップリング23Dを有する。スナップリング23Dは、取付溝22Dに嵌められることにより、偏心体20Dに取り付けられる。スナップリング23Dの外周部は、偏心体20Dの外周面よりも、径方向外側へ突出する。
偏心体20Dの周囲に、第1軸受71Dを配置するときには、第1内輪711Dを、スナップリング23Dの軸方向の端面に突き当てる。すなわち、図8の例では、スナップリング23Dの軸方向の端面が、第1内輪711Dと軸方向に接触する接触面となる。このようにすれば、第1内輪711Dを軸方向に精度よく位置決めできる。その後、位置決めされた第1軸受71Dに対して、予圧部材80Dと、第2軸受72Dとを、順次に位置決めする。
なお、軸受ユニット70Dは、第1内輪711Dと接触するスナップリング23Dに代えて、第2内輪721Dと接触するスナップリングを有していてもよい。また、外歯歯車30Dの内周部に、スナップリングを取り付けてもよい。その場合、第1外輪712Dおよび第2外輪722Dのいずれか一方を、スナップリングと軸方向に接触させればよい。
<3−5.他の変形例>
減速機を構成する各部材の材料には、例えば、金属が用いられる。ただし、各部材の材料に、金属に代えて、樹脂を用いてもよい。また、減速機を構成する各部材のうち、強度を重視すべき部分には金属を用いるとともに、他の部分には金属よりも軽い樹脂を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、減速機が有する外歯歯車の数は2つであった。しかしながら、外歯歯車の数は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、変速機の一例である減速機について説明した。しかしながら、同等の構造を増速機として用いてもよい。その場合、第2回転部を入力部とし、第1回転部を出力部とすればよい。すなわち、第2回転部に増速前の第2回転数の回転運動を入力し、増速後の第1回転数の回転運動を第1回転部から出力すればよい。
また、上記の実施形態および変形例では、減速機を小型化するために、比較的製造しやすい剛体のシムを用いた。しかしながら、偏心体が加工しやすい大きさであれば、シムの代わりとして、第1軸受と第2軸受との間の偏心体の外周面に、段差状の突起を設けてもよい。この場合、偏心体の当該突起は、内側予圧部材として機能する。また、第1軸受と第2軸受との間の外歯歯車の内周面に、シムの代わりに、段差状の突起を設けてもよい。この場合、外歯歯車の当該突起は、外側予圧部材として機能する。
また、上記の実施形態および変形例では、共通の予圧部材は、内側予圧部材と、外側予圧部材の2つを含んでいたが、いずれかひとつであってもよい。この場合においても、共通の予圧部材で、第1軸受と第2軸受との双方に予圧をかけることができる。この場合、必要最低限の部品点数で、上述した内部隙間が低減される。
また、変速機の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、変速機に利用できる。
1 減速機
9 中心軸
9e 偏心軸
10 第1回転部
20,20C,20D 偏心体
21C 段差面
22D 取付溝
23D スナップリング
30,30C,30D 外歯歯車
31 外歯
32 外歯間溝
33 貫通孔
40 内歯歯車
41 内歯
42 内歯間溝
50 キャリアピン
60 第2回転部
61 前方キャリア部材
62 後方キャリア部材
70,70A,70B,70C,70D 軸受ユニット
71,71A,71B,71C,71D 第1軸受
72,72A,72B,72C,72D 第2軸受
80,80C,80D 予圧部材
81,81A,81B 内側予圧部材
82,82A,82B 外側予圧部材
91,92 接着剤
711,711A,711C,711D 第1内輪
712,712A,712C,712D 第1外輪
713,713A 第1転動体
714,714A 保持溝
715,715A 保持溝
721,721A,721C,721D 第2内輪
722,722A,722C,722D 第2外輪
723,723A 第2転動体
724,724A 保持溝
725,725A 保持溝

Claims (14)

  1. 偏心揺動型の変速機であって、
    中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、
    前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる偏心体と、
    前記偏心体の径方向外側に位置する円環状の外歯歯車と、
    前記偏心体と前記外歯歯車との間に介在する軸受ユニットと、
    前記外歯歯車の径方向外側かつ前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、
    前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、
    前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、
    を備え、
    前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、
    前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、
    前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、
    前記軸受ユニットは、
    第1軸受と、
    前記第1軸受と軸方向に並ぶ第2軸受と、
    前記第1軸受と前記第2軸受との間に配置された予圧部材と、
    を有する変速機。
  2. 請求項1に記載の変速機であって、
    前記第1軸受は、
    第1内輪と、
    前記第1内輪の径方向外側に位置する第1外輪と、
    前記第1内輪の外周面と前記第1外輪の内周面との間に保持される複数の第1転動体と、
    を有し、
    前記第2軸受は、
    第2内輪と、
    前記第2内輪の径方向外側に位置する第2外輪と、
    前記第2内輪の外周面と前記第2外輪の内周面との間に保持される複数の第2転動体と、
    を有し、
    前記予圧部材は、
    前記第1内輪と前記第2内輪との間の軸方向の隙間に介在する内側予圧部材と、
    前記第1外輪と前記第2外輪との間の軸方向の隙間に介在する外側予圧部材と、
    を含み、
    前記内側予圧部材の軸方向の長さと、前記外側予圧部材の軸方向の長さとが、相違する変速機。
  3. 請求項2に記載の変速機であって、
    前記内側予圧部材および前記外側予圧部材のうち、軸方向の長さが長い予圧部材は、軸方向に伸縮可能な円環状の弾性部材である変速機。
  4. 請求項2に記載の変速機であって、
    前記内側予圧部材および前記外側予圧部材のいずれか一方は、円環状の剛体であるシムであり、
    前記内側予圧部材および前記外側予圧部材の他方は、軸方向に伸縮可能な円環状の弾性部材である変速機。
  5. 請求項4に記載の変速機であって、
    前記内側予圧部材は、前記シムであり、
    前記外側予圧部材は、前記弾性部材である変速機。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記弾性部材は、ウェーブワッシャである変速機。
  7. 請求項2に記載の変速機であって、
    前記内側予圧部材および前記外側予圧部材は、いずれも、円環状の剛体であるシムである変速機。
  8. 請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記第1内輪および前記第2内輪は、前記偏心体に対して固定され、
    前記第1外輪および前記第2外輪は、前記外歯歯車に対して固定された変速機。
  9. 請求項8に記載の変速機であって、
    前記偏心体と前記第1内輪との間、前記偏心体と前記第2内輪との間、前記外歯歯車と前記第1外輪との間、および前記外歯歯車と前記第2外輪との間、に介在する接着剤
    を有する変速機。
  10. 請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記第1内輪、前記第2内輪、前記第1外輪、前記第2外輪の少なくとも1つに、軸方向に接触する接触面
    を有する変速機。
  11. 請求項10に記載の変速機であって、
    前記接触面は、前記偏心体の外周部または前記外歯歯車の内周部に設けられた段差面である変速機。
  12. 請求項10に記載の変速機であって、
    円弧状のスナップリング
    をさらに備え、
    前記接触面は、前記スナップリングの軸方向の端面である変速機。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記第1回転部は、モータから得られる動力により第1回転数で回転する入力部であり、
    前記第2回転部は、前記第1回転数よりも低い第2回転数で回転する出力部である変速機。
  14. 偏心揺動型の変速機であって、
    中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、
    前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる偏心体と、
    前記偏心体の径方向外側に位置する円環状の外歯歯車と、
    前記偏心体と前記外歯歯車との間に介在する軸受ユニットと、
    前記外歯歯車の径方向外側かつ前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、
    前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、
    前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、
    を備え、
    前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、
    前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、
    前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、
    前記軸受ユニットは、
    第1軸受と、
    前記第1軸受と軸方向に並ぶ第2軸受と、
    前記第1軸受および前記第2軸受の各々の内部隙間を低減する共通の予圧部材と、
    を有する変速機。
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