JP7283683B2 - 変速機 - Google Patents

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    • F16HGEARING
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Description

本発明は、変速機に関する。
従来、偏心揺動型(内接遊星式)の減速機が知られている。偏心揺動型の減速機は、内歯歯車と、内歯歯車の内側に配置された外歯歯車とを有する。外歯歯車は、内歯歯車と噛み合いながら、内歯歯車の内面に沿って揺動する。このような偏心揺動型の減速機は、小型で高い減速比を得ることができる。従来の偏心揺動型の減速機については、例えば、特開2018-17362号公報に記載されている。
特開2018-17362号公報
特開2018-17362号公報の変速機では、外歯歯車に複数のピン孔が設けられている。各ピン孔には、キャリアピンが挿入される。減速機の駆動時には、ピン孔の内周面にキャリアピンが接触しつつ、ピン孔とキャリアピンとが相対移動を繰り返す。このため、外歯歯車の耐摩耗性が不十分な場合、減速機を長期に使用すると、ピン孔の内周面が、キャリアピンとの接触によって摩耗する。
本発明の目的は、偏心揺動型の変速機において、外歯歯車の貫通孔の内周面が、キャリアピンとの接触によって摩耗することを抑制できる構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、偏心揺動型の変速機であって、中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる円板状の偏心体と、中央に前記偏心体が嵌まる円孔を有する円板状の外歯歯車と、前記外歯歯車の径方向外側に位置し、前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、を備え、前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、前記外歯歯車は、外歯歯車本体と、前記貫通孔の内周面の少なくとも一部を覆う保護膜と、を有し、前記保護膜は、前記外歯歯車本体よりも耐摩耗性が高い、変速機である。
本発明によれば、外歯歯車の貫通孔の内周面が、キャリアピンとの接触によって摩耗することを抑制できる。
図1は、減速機の縦断面図である。 図2は、減速機の分解斜視図である。 図3は、減速機の横断面図である。 図4は、外歯歯車およびキャリアピンの部分横断面図である。 図5は、外歯歯車およびキャリアピンの部分横断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明では、変速機の中心軸と平行な方向を「軸方向」、中心軸に直交する方向を「径方向」、中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
<1.変速機の全体構成>
図1は、変速機の一例である減速機1の縦断面図である。図2は、減速機1の分解斜視図である。図3は、図1中のIII-III位置から視た減速機1の横断面図である。なお、図3においては、図の煩雑化を避けるため、ハッチングが省略されている。
この減速機1は、第1回転数(入力回転数)の回転運動を、第1回転数よりも低い第2回転数(出力回転数)の回転運動に変換する、偏心揺動型(内接遊星式)の歯車減速機である。減速機1は、例えば、人と協調して作業を行うサービスロボット等の小型ロボットの関節に使用される。ただし、同等の構造を有する減速機を、大型の産業用ロボット、工作機、X-Yテーブル、材料の切断装置、コンベアライン、ターンテーブル、圧延ローラ等の他の用途に用いてもよい。
図1に示すように、本実施形態の減速機1は、第1回転部10、2つの偏心体20、2枚の外歯歯車30、内歯歯車40、複数のキャリアピン50、および第2回転部60を備える。
第1回転部10は、中心軸9に沿って延びる円柱状の部材である。図1中に概念的に示したように、第1回転部10は、直接または他の動力伝達機構を介して、駆動源であるモータに接続される。モータを駆動させると、モータから供給される動力によって、第1回転部10は、中心軸9を中心として第1回転数で回転する。すなわち、本実施形態では、第1回転部10が入力部となる。
偏心体20は、第1回転部10とともに回転する部材である。2つの偏心体20は、それぞれ、第1回転部10の外周面に固定されている。ただし、第1回転部10と2つの偏心体20とは、単一の部材であってもよい。2つの偏心体20は、それぞれ、中心軸9から外れた位置で中心軸9と平行に延びる偏心軸91を中心とする、円筒状の外周面を有する。したがって、中心軸9から偏心体20の外周面までの距離は、周方向の位置によって異なる。第1回転部10が中心軸9を中心として回転すると、2つの偏心体20の位置が、中心軸9を中心として回転する。このとき、各偏心体20の偏心軸91も、中心軸9を中心として回転する。
本実施形態では、一方の偏心体20の偏心軸91の位置と、他方の偏心体20の偏心軸91の位置とが、中心軸9に対して、互いに180°離れている。このようにすれば、2つの偏心体20の全体としての重心の位置が、常に中心軸9上に位置する。したがって、偏心体20の回転による重心の揺らぎを抑制できる。
2枚の外歯歯車30は、それぞれ、偏心体20の径方向外側に配置される。外歯歯車30は、円板状の部材であり、その中央に円孔34を有する。偏心体20は、当該円孔34に嵌まる。外歯歯車30は、偏心体20の周囲において、偏心軸91を中心として回転可能に支持される。偏心体20の外周面と外歯歯車30の内周面との間には、潤滑油(図示省略)が介在する。これにより、偏心体20と外歯歯車30とは、ローラベアリング等の機械的要素を介することなく、相対回転する。このように、偏心体20と外歯歯車30との間の機械的要素を省略することによって、減速機1を小型化しやすくなる。なお、潤滑油には、例えば、グリースが用いられる。ただし、偏心体20と外歯歯車30との間に、ローラベアリング等の軸受が介在していてもよい。
図3に示すように、外歯歯車30の外周部には、複数の外歯31が設けられている。複数の外歯31は、それぞれ、径方向外側へ向けて突出する。また、隣り合う外歯31の間には、径方向内側へ向けて凹む外歯間溝32が設けられている。外歯31と外歯間溝32とは、偏心軸91を中心として、周方向に交互に並んでいる。
また、図1および図3に示すように、2枚の外歯歯車30は、それぞれ、複数(図3の例では10個)の貫通孔33を有する。各貫通孔33は、外歯歯車30を軸方向に貫通する。複数の貫通孔33は、偏心軸91を中心として、周方向に等間隔に並んでいる。
内歯歯車40は、2枚の外歯歯車30の径方向外側を取り囲む円筒状の部材である。内歯歯車40は、中心軸9と同軸に配置される。図3に示すように、内歯歯車40の内周部には、複数の内歯41が設けられている。複数の内歯41は、それぞれ、径方向内側へ向けて突出する。また、隣り合う内歯41の間には、径方向外側へ向けて凹む内歯間溝42が設けられている。内歯41と内歯間溝42とは、中心軸9を中心として、周方向に交互に並んでいる。
外歯歯車30の複数の外歯31の一部と、内歯歯車40の複数の内歯41の一部とは、互いに噛み合う。具体的には、偏心体20の長径の延長線上において、複数の外歯31の一部と、複数の内歯41の一部とが、互いに噛み合う。当該噛み合い位置においては、外歯歯車30の外歯31が、内歯歯車40の内歯間溝42に嵌まるか、あるいは、内歯歯車40の内歯41が、外歯歯車30の外歯間溝32に嵌まる。
第1回転部10が中心軸9を中心として回転すると、外歯歯車30は、偏心軸91とともに、中心軸9の周りを公転する。また、外歯歯車30の外歯31と内歯歯車40の内歯41とが噛み合うことによって、外歯歯車30は自転する。ここで、内歯歯車40が有する内歯41の数は、外歯歯車30が有する外歯31の数よりも多い。このため、外歯歯車30の1公転ごとに、内歯歯車40の同じ位置の内歯41に噛み合う外歯31の位置がずれる。これにより、外歯歯車30が、第1回転部10の回転方向とは逆の方向へ、第1回転数よりも低い第2回転数で自転する。したがって、外歯歯車30の貫通孔33の位置も、第2回転数で回転する。減速機1の動作時には、2枚の外歯歯車30が、それぞれ、このような公転と自転とを組み合わせた回転運動を行う。
外歯歯車30が有する外歯31の数をNとし、内歯歯車40が有する内歯41の数をMとすると、減速機1の減速比Pは、P=(第1回転数)/(第2回転数)=N/(M-N)となる。図3の例では、N=29,M=30なので、この例における減速比Pは、P=29である。すなわち、第2回転数は、第1回転数の1/29倍の回転数となる。ただし、外歯31の数Nおよび内歯41の数Mは、他の値であってもよい。また、内歯41の数Mより外歯31の数Nの方が多くてもよい。
本実施形態では、内歯歯車40が、減速機1の外壁を構成するケーシングの役割も果たしている。このようにすれば、ケーシングとは別に内歯歯車40を設ける必要がない。これにより、減速機1をより小型化しやすくなる。
複数のキャリアピン50は、2枚の外歯歯車30を貫通して、軸方向に延びる円柱状の部材である。キャリアピン50の材料には、例えば、鉄やステンレス等の金属が用いられる。複数のキャリアピン50は、中心軸9を中心として、円環状に配列される。各キャリアピン50は、2枚の外歯歯車30の貫通孔33に挿入される。図3に示すように、外歯歯車30の貫通孔33を構成する円環状の面と、キャリアピン50の外周面との間には、間隙が介在する。2枚の外歯歯車30が、減速後の第2回転数で自転すると、外歯歯車30に押されることによって、複数のキャリアピン50も、中心軸9を中心として、第2回転数で回転する。
第2回転部60は、円環状の前方キャリア部材61と、円環状の後方キャリア部材62とを有する。前方キャリア部材61は、2枚の外歯歯車30よりも軸方向の一方側に配置される。第1回転部10と前方キャリア部材61との間には、第1軸受72が介在する。
また、前方キャリア部材61と内歯歯車40との間には、第2軸受73が介在する。後方キャリア部材62は、2枚の外歯歯車30よりも軸方向の他方側に配置される。第1回転部10と後方キャリア部材62との間には、第3軸受74が介在する。また、後方キャリア部材62と内歯歯車40との間には、第4軸受75が介在する。第1軸受72および第3軸受74には、例えば、ボールベアリングが用いられる。第2軸受73および第4軸受75には、例えば、ポリアセタール等の樹脂からなるすべり軸受が用いられる。
各キャリアピン50の軸方向の一方の端部は、前方キャリア部材61に固定される。各キャリアピン50の軸方向の他方の端部は、後方キャリア部材62に固定される。このため、複数のキャリアピン50が、中心軸9を中心として第2回転数で回転すると、前方キャリア部材61および後方キャリア部材62も、中心軸9を中心として第2回転数で回転する。
第2回転部60は、直接または他の動力伝達機構を介して、駆動対象となる部材に接続される。すなわち、本実施形態では、第2回転部60が出力部となる。
<2.貫通孔の摩耗対策について>
続いて、上述した外歯歯車30の貫通孔33の摩耗対策について、説明する。図4は、外歯歯車30およびキャリアピン50の部分横断面図である。図4に示すように、外歯歯車30は、外歯歯車本体70と、貫通孔33の内周面に設けられる保護膜80とを有する。
外歯歯車本体70は、外歯歯車30の大部分を構成する部材である。外歯歯車本体70は、上述した複数の外歯31、複数の外歯間溝32、複数の貫通孔33、および円孔34を含む円板状の外形を有する。外歯歯車本体70の材料には、例えば、キャリアピン50よりも耐摩耗性の低い樹脂が用いられる。樹脂を用いることによって、金属を用いる場合よりも減速機1を軽量化できる。また、樹脂を用いることによって、減速機1の小型化が容易となり、製造コストも低減する。
保護膜80は、複数の貫通孔33の各々の内周面に設けられる。保護膜80の材料には、外歯歯車本体70よりも耐摩耗性の高い金属が用いられる。例えば、保護膜80は、貫通孔33の内周面に、金属めっきにより形成される。ただし、金属めっきに代えて、円筒状の保護部材を貫通孔33に圧入して、圧入後の保護部材を保護膜80としてもよい。また、圧入に代えて、接着剤で、貫通孔33の内周面に円筒状の保護部材を固定してもよい。
減速機1の駆動時には、貫通孔33の内周面に対してキャリアピン50が相対的に繰り返し移動する。しかしながら、本実施形態の構造では、キャリアピン50は、外歯歯車本体70ではなく、耐摩耗性の高い保護膜80に接触する。したがって、貫通孔33の内周面が、キャリアピン50との接触によって摩耗することを抑制できる。すなわち、外歯歯車本体70の材料に樹脂を用いることによって、減速機1の軽量化、小型化、および低コスト化を実現しつつ、貫通孔33の内周面の摩耗を抑えることによって、減速機1の耐用年数も向上させることができる。
保護膜80は、貫通孔33の内周面の軸方向の全体を覆っている。このため、貫通孔33の内周面の軸方向の全体において、摩耗が抑制される。また、本実施形態では、貫通孔33の内周面の全周が、保護膜80に覆われている。このため、貫通孔33の内周面の全周において、摩耗を抑制できる。
ただし、保護膜80は、貫通孔33の内周面の少なくとも一部を覆っていればよい。例えば、貫通孔33の内周面のうち、中心軸9に対する周方向に対向する2箇所(図4中の破線で囲んだ部分)331は、キャリアピン50が強く接触するので、特に摩耗が生じやすい。このため、この2箇所331のみを、保護膜80で覆ってもよい。また、図5のように、貫通孔33の内周面の全周を保護膜80で覆いつつ、中心軸9に対する周方向に対向する2箇所331における保護膜80の厚みを、相対的に厚くしてもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、外歯歯車本体70の材料が樹脂であり、保護膜80の材料が金属であった。しかしながら、保護膜80の材料に樹脂を用いてもよい。この場合、外歯歯車本体70を構成する第1の樹脂には、保護膜80を構成する第2の樹脂よりも、機械的強度(剛性)が強い樹脂を用いるとよい。これにより、外歯歯車30と内歯歯車40との噛み合いによる動力伝達を、精度よく行うことができる。一方、保護膜80を構成する第2の樹脂には、外歯歯車本体70を構成する第1の樹脂よりも、耐摩耗性(摺動性)が高い材料を用いるとよい。これにより、貫通孔33の内周面の摩耗を抑制して、減速機1の耐用年数を向上させることができる。
また、外歯歯車本体70の材料を金属とし、保護膜80の材料を、外歯歯車本体70よりも耐摩耗性が高い金属としてもよい。
また、上記の実施形態では、減速機1が、2枚の外歯歯車30を有していた。しかしながら、減速機1に含まれる外歯歯車30の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、変速機の一例である減速機について説明した。しかしながら、同等の構造を増速機として用いてもよい。その場合、第2回転部を入力部とし、第1回転部を出力部とすればよい。すなわち、第2回転部に増速前の第2回転数の回転運動を入力し、増速後の第1回転数の回転運動を第1回転部から出力すればよい。
また、変速機の細部の形状については、本発明の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本出願は、2018年3月30日に出願された日本出願である特願2018-66372号に基づく優先権を主張し、当該日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
本発明は、変速機に利用できる。
1 減速機
9 中心軸
10 第1回転部
20 偏心体
30 外歯歯車
31 外歯
32 外歯間溝
33 貫通孔
34 円孔
40 内歯歯車
41 内歯
42 内歯間溝
50 キャリアピン
60 第2回転部
61 前方キャリア部材
62 後方キャリア部材
70 外歯歯車本体
72 第1軸受
73 第2軸受
74 第3軸受
75 第4軸受
80 保護膜
91 偏心軸

Claims (11)

  1. 偏心揺動型の変速機であって、
    中心軸を中心として第1回転数で回転する第1回転部と、
    前記第1回転部とともに回転し、前記中心軸から外周面までの距離が周方向の位置によって異なる円板状の偏心体と、
    中央に前記偏心体が嵌まる円孔を有する円板状の外歯歯車と、
    前記外歯歯車の径方向外側に位置し、前記中心軸と同軸に配置された円筒状の内歯歯車と、
    前記外歯歯車に設けられた複数の貫通孔を通って軸方向に延びる複数のキャリアピンと、
    前記複数のキャリアピンに固定された第2回転部と、
    を備え、
    前記外歯歯車は、外周部に複数の外歯を有し、
    前記内歯歯車は、内周部に複数の内歯を有し、
    前記偏心体の長径の延長線上において、前記複数の外歯の一部と、前記複数の内歯の一部とが、互いに噛み合い、
    前記外歯歯車は、
    外歯歯車本体と、
    前記貫通孔の内周面の少なくとも一部を覆う保護膜と、
    を有し、
    前記保護膜は、前記外歯歯車本体よりも耐摩耗性が高い、変速機。
  2. 請求項1に記載の変速機であって、
    前記保護膜は、前記貫通孔の内周面のうち、少なくとも前記中心軸に対する周方向に対向する2箇所を覆う、変速機。
  3. 請求項2に記載の変速機であって、
    前記保護膜は、前記貫通孔の内周面の全周を覆う、変速機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記保護膜は、前記貫通孔の内周面の軸方向の全体を覆う、変速機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記外歯歯車本体の材料は樹脂であり、
    前記保護膜の材料は金属である、変速機。
  6. 請求項5に記載の変速機であって、
    前記保護膜は金属めっきである、変速機。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記保護膜は、前記貫通孔の内周面に固定された保護部材である、変速機。
  8. 請求項7に記載の変速機であって、
    前記保護部材は、前記貫通孔に圧入されている、変速機。
  9. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記外歯歯車本体の材料は、第1の樹脂であり、
    前記保護膜の材料は、前記第1の樹脂よりも耐摩耗性の高い第2の樹脂である、変速機。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記外歯歯車本体は、前記キャリアピンよりも、耐摩耗性の低い材料からなる、変速機。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の変速機であって、
    前記第1回転部は、モータから供給される動力により前記第1回転数で回転する入力部であり、
    前記第2回転部は、前記第1回転数よりも低い第2回転数で回転する出力部である、変速機。

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