JP7458209B2 - 差動減速機 - Google Patents

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本発明は、簡易な構成で入力軸の取付ボルト穴の向きを反転させることができる差動減速機に関するものである。
従来、特許文献1には、搖動体軸(入力軸)の両端面に、入力側装置との連結用のボルト穴が形成された歯車装置が開示されている。この歯車装置においては、使用者の要求に応じて、両端面に形成されたボルト穴のうちどちら側でも使用できるようになっている。
特開2019-183990号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような歯車装置が使用されるとき、実際にはどちらか一方の端面のボルト穴のみが使用され、他方のボルト穴は使用されない場合が多い。両側にボルト穴を形成することは、使用者にとっては取付の選択肢が増えるために使い勝手が良いが、製造工程においてはボルト穴の加工コストアップとなってしまう。また逆に、一方の端面のみにボルト穴を形成した部品と、他方の端面のみにボルト穴を形成した部品とを両方共用意するという方法も考えられるが、部品の種類が増えてしまうために製造工程において管理の手間が煩雑となる。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で、入力軸の取付ボルト穴の向きを変えることができる差動減速機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の差動減速機は、内歯歯車と、前記内歯歯車と同軸で前記内歯歯車内に貫通するように配置されており、自身の中心軸である入力中心軸に対して偏心する偏心部を一つ有している入力軸と、前記入力中心軸方向における前記偏心部の両側に夫々配置されており、前記入力軸を軸支する第1軸受及び第2軸受と、前記偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛み合う外歯歯車と、前記外歯歯車の遊星運動から、前記内歯歯車と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアと、前記内歯歯車または前記キャリアのいずれか一方を含んで成る筐体と、を備えており、前記第1軸受から前記偏心部までの距離と前記第2軸受から前記偏心部までの距離とが等しく、前記入力軸には、前記入力中心軸方向における一方の端面のみに入力側装置との連結手段が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の差動減速機は、請求項1に記載の差動減速機であって、更に、前記入力軸には中空部が形成されており、前記入力軸は、前記入力中心軸方向における前記入力軸の中心を通り前記入力中心軸に垂直な直線に対して、前記連結手段及び前記中空部を除く形状が線対称であることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の差動減速機は、請求項1または2に記載の差動減速機であって、更に、前記第1軸受または前記第2軸受のうちのいずれか一方は、前記筐体に軸支されていることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の差動減速機は、請求項1から3のいずれか1項に記載の差動減速機であって、更に、前記筐体には、前記入力中心軸方向に筐体固定用の複数の貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の差動減速機は、請求項1から4のいずれか1項に記載の差動減速機であって、更に、前記入力中心軸方向における前記入力軸の中心の位置と、前記入力中心軸方向における前記筐体の中心の位置とが同じであることを特徴とするものである。
請求項1記載の差動減速機によれば、第1軸受から偏心部までの距離と、第2軸受から偏心部までの距離とが等しいため、入力軸を反転させて組み付けることが可能である。また、入力軸には、入力中心軸方向における一方の端面のみに入力側装置との連結手段が設けられているため、両端面に連結手段を設けた場合と比較してコストダウンができる。このため、簡易な構成で入力軸の向きを変えることが可能となる。
また、請求項2記載の差動減速機によれば、入力中心軸方向における入力軸の中心を通り入力中心軸に垂直な直線に対して、連結手段及び中空部を除く入力軸の形状が線対称であるため、入力軸を反転させて組み付けた場合でも入力軸の位置を同一にすることができる。
また、差動減速機は、使用される状況によっては、入力の向きと出力の向きとが同方向である場合と、別方向である場合とがある。請求項3記載の差動減速機のように第1軸受または第2軸受のうちのいずれか一方が筐体に軸支されている場合、出力部材との連結手段は片側だけにしか設けることができないが、入力軸の向きを簡単に変えることができるので、入力の向きと出力の向きとが同方向である場合と別方向である場合との両方に簡単に対応ができ、使い勝手が良い。
また、請求項4記載の差動減速機によれば、筐体固定用の複数の貫通孔が設けられているため、筐体を前後どちら側からでも相手側装置に取付可能であり、使い勝手が良い。
また、請求項5記載の差動減速機によれば、入力中心軸方向における入力軸の中心の位置と、入力中心軸方向における筐体の中心の位置とが同じであるため、入力軸を反転させた場合であっても、同一の入力形状となり、使い勝手が良い。
第1実施形態における差動減速機の中央縦断面図である。 第1実施形態における差動減速機の分解斜視図である。 入力軸を軸方向から見た図である。 図1のA―A線に沿った断面図である。 第2実施形態における差動減速機の中央縦断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である差動減速機1の中央縦断面図である。図2は、本発明の第1実施形態である差動減速機1の分解斜視図である。本発明の差動減速機は、例えば産業用ロボットの関節部分などに使用される。
差動減速機1は、外歯歯車3が内歯歯車4と噛み合いながら偏心回転する偏心搖動型の減速機である。差動減速機1は、外歯歯車3と、内歯歯車4と、ケース5と、入力軸6とを備えている。
ケース5は、円筒状の主ケース7と、主ケース7における入力側(図1の右側)に配置され、外形が主ケース7と略同一である当てプレート8と、当てプレート8を挟んで主ケース7とは反対側に配置され、外形が主ケース7及び当てプレート8と略同一のケースカバー9とから成り、主ケース7、当てプレート8、及びケースカバー9は、ケースカバー9側から当てプレート8を貫通して主ケース7に螺合される複数のボルト10,10・・により一体に結合されている。主ケース7は、内周面にクロスローラ11の軌道面が形成されている。つまり主ケース7はクロスローラベアリング12の外輪も兼ねている。また、主ケース7、当てプレート8、及びケースカバー9には、複数のボルト10,10・・を避けた位置に、複数の貫通孔13が形成されている。
主ケース7の径方向内側には、円筒状の内歯歯車4が配置されている。内歯歯車4は、外周面にクロスローラ11の軌道面が形成されており、クロスローラ11を介して、主ケース7に対して回転可能に軸支されている。クロスローラ11は、中心軸C0に垂直な方向から見て、内歯歯車4の径方向外側に、内歯と重なる位置に配置されている。つまり内歯歯車4は、クロスローラベアリング12の内輪も兼ねている。内歯歯車4において、出力側(図1の左側)の端面には、複数のボルト穴14が形成されている。ケース5(貫通孔13)または内歯歯車4(ボルト穴14)のどちらか一方を固定側とし、他方を出力側として相手側装置と連結される。内歯歯車4の内周面において、ボルト穴14側の部分には内歯が形成されず、円盤状のベアリングハウジング15が圧入により固定されている。
外歯歯車3の内側には、中空筒状の入力軸6が配置されている。入力軸6は、配線や駆動軸等を通すために、中心軸C0を中心とする円形の中空部16が設けられた円筒状とされている。入力軸6の中心軸C0は、内歯歯車4の軸線と同軸である。
入力軸6の両端には、第1ボールベアリング20a及び第2ボールベアリング20bを支持するための支持部21が夫々形成されている。入力軸6は、第1ボールベアリング20aを介してケースカバー9(ケース5)に回転可能に軸支され、また第2ボールベアリング20bを介してベアリングハウジング15に回転可能に軸支されている。入力軸6における各支持部21,21の間には、中心軸C0から偏心量δ1だけオフセットした偏心軸C1を中心として、支持部21よりも外径が大きい円筒面を有する偏心部22が形成されている。
偏心部22の径方向外側には、円周方向に全周に亘って配設される横断面円形状の複数のニードルローラ23を介して、1枚の外歯歯車3が回転可能に支持されている。全てのニードルローラ23を総合して、外歯歯車3を支持するニードルベアリングが形成されている。つまり偏心部22は、ニードルベアリングの内輪としての軌道面を兼ねている。各ニードルローラ23は、中心軸C0と同じ方向を向いており、各ニードルローラ23の軸方向の長さは、偏心部22の軸方向の長さと略同一である。各ニードルローラ23の軸方向への移動は、第1ボールベアリング20a及び第2ボールベアリング20bの外輪の側面により規制されている。
入力軸6の入力側の端面24aには、複数のボルト穴25が形成されている。図3は、入力軸6のみを入力側の端面24aから見た図である。ボルト穴25は円周状に等間隔で4箇所形成され、駆動軸(図示略)を連結可能な形状となっている。ボルト穴25は、入力側の端面24aのみに形成されており、出力側の端面24bには形成されていない。
また、入力軸6には、入力側の端面24aから出力側の端面24bにかけて複数の円形の貫通孔26が形成されている。各貫通孔26は円形であり、中心軸C0に対して偏心部22の偏心方向側(図3の上側)の部分に、ボルト穴25を避ける位置に8箇所形成されている。貫通孔26は、中心軸C0に対して偏心部22の偏心方向とは反対側(図3の下側)には形成されていない。貫通孔26は支持部21及び偏心部22の内部を貫通している。貫通孔26は肉抜き部としての機能を果たし、差動減速機1の駆動時において、入力軸6及び外歯歯車3の偏心に起因する回転バランスの偏りを改善することができる。
入力軸6は、中心軸C0方向における入力軸6の中心C2(入力側の端面24aと出力側の端面24bとの中心の位置)を通り中心軸C0に垂直な直線C3に対して、ボルト穴25を除く形状が線対称である。また、中心軸C0方向において、第1ボールベアリング20aの中心と偏心部22の中心との距離L1と、第2ボールベアリング20bの中心と偏心部22の中心との距離L2とは、等しくなっている(L1=L2)。また、中心軸C0方向における入力軸6の中心C2と、中心軸C0方向におけるケース5の中心C4とは、中心軸C0に垂直な方向から見て重なるようになっている。
図4は、図1のA―A線に沿った断面図であり、差動減速機1からケースカバー9を取り除いた状態を示している。
外歯歯車3は、内歯歯車4の歯数よりも僅かに少ない歯数を有しており、内歯歯車4に偏心位置で内接している。外歯歯車3における入力側の側面には、2個の当てブロック30a,30bが、外歯歯車3と一体に形成されている。各当てブロック30a,30bには、各々両側の側面に第1摺動部31a,31bが形成されている。各当てブロック30a,30bは、第1摺動部31a,31bが各々互いに平行になるように形成されている。
当てプレート8の径方向内側には、変換部材32が配置されている。変換部材32は板状であり、厚さは当てプレート8とほぼ同一である。変換部材32は円盤状であり、内周側において互いに180度対称な位置に形成された2つの切り欠き33a,33bと、外周側において互いに180度対称な位置に形成された2つの切り欠き33c,33dとを備えている。一方の対になる切り欠き33a,33bは、それぞれ両側の側面に平行な第2摺動部34a,34bを有している。また、他方の対になる切り欠き33c,33dは、それぞれ両側の側面に平行な第3摺動部34c,34dを有している。一方の対になる切り欠き33a,33bと、他方の対になる切り欠き33c,33dとは、第2摺動部34a,34bと第3摺動部34c,34dとが直交するように形成されている。第1摺動部31a,31bと第2摺動部34a,34bとの間には、横断面円形状の第1ニードルローラ35aが各2個ずつ配置されており、一方の対になる切り欠き33a,33bは、第1ニードルローラ35aを介して当てブロック30a,30bの第1摺動部31a,31bと摺動可能である。変換部材32は、第1ニードルローラ35aによって外歯歯車3に対して第2摺動部34a,34bの方向(図4の横方向)に摺動可能である。
当てプレート8の内周面には、変換部材32よりも大きな開口部36が形成され、開口部36の内周面には、第3摺動部34c,34dと平行に対向する第4摺動部37a,37bを備えた突部38a,38bが、内周方向に向かって形成されている。第3摺動部34c,34dと第4摺動部37a,37bとの間には、第1ニードルローラ35aと同形状の第2ニードルローラ35bが各2個ずつ配置されている。変換部材32は、第2ニードルローラ35bを介して当てプレート8に対して第3摺動部34c,34dの方向(図4の縦方向)に摺動可能である。当てブロック30a,30bと、変換部材32と、第1ニードルローラ35aと、第2ニードルローラ35bとは、全て開口部36の内側に配置されている。
主ケース7と内歯歯車4との間でクロスローラベアリング12の出力側には、オイルシール40が配置されている。当てプレート8における出力側の端面には、全周に亘って凹溝41が形成されており、該凹溝41にはOリング42が配置されている。また、ケースカバー9における出力側の端面には、開口部36よりも径方向外側に、全周に亘って凹溝43が形成されており、該凹溝43にはOリング44が配置されている。
以上のように構成された差動減速機1において、図示しない駆動原の動力によって入力軸6が回転することで、偏心部22が偏心運動し、外歯歯車3が内歯歯車4に内接した状態で偏心及び自転運動する。このため、各当てブロック30a,30bも偏心及び自転運動するが、各当てブロック30a,30bは変換部材32に対して第2摺動部34a,34bの方向(横方向)に摺動するように配置されており、かつ変換部材32は当てプレート8に対して第3摺動部34c,34dの方向(縦方向)に摺動するように配置されているため、各摺動部が摺動しながら動力が伝達されることによって、変換部材32を介して外歯歯車3の自転成分のみが取り出され、内歯歯車4がケース5に対して相対的に回転する。つまり変換部材32は、外歯歯車3の偏心回転運動を、中心軸C0を中心とした回転運動に変換する、いわゆる自在継手と同様の機能を果たしている。また、当てプレート8は、外歯歯車3の遊星運動から内歯歯車4と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアの機能を果たしている。このとき、差動減速機1内に充填された潤滑剤は、オイルシール40,Oリング42,及びOリング44によって封止されている。
このように、上記形態の差動減速機1によれば、入力軸6の入力側の端面24aのみにボルト穴25が形成され、出力側の端面24bには形成されていない。また、中心軸C0方向において、第1ボールベアリング20aの中心と偏心部22の中心との距離L1と、第2ボールベアリング20bの中心と偏心部22の中心との距離L2とは、等しくなっている。このため、入力軸6の両端面にボルト穴を形成した場合と比較してコストダウンができ、入力軸6を簡単に反転させて組み付けることが可能である。
また、入力軸6は、中心軸C0方向における入力軸6の中心C2を通り中心軸C0に垂直な直線C3に対して、ボルト穴25を除く形状が線対称である。このため、入力軸6を簡単に反転させて組み付けることが可能であり、入力軸6を反転させた場合でもケース5に対する入力軸6の位置を同一にすることができる。
また、入力軸6の一端は、第1ボールベアリング20aを介してケースカバー9(ケース5)に軸支されている。このため、出力部である内歯歯車4には、相手側装置との連結手段(ボルト穴14)は片側(図1の左側)だけにしか設けることができないが、本実施形態の差動減速機1においては入力軸6の向きを簡単に変えることが可能であるので、使い勝手が良い。
また、ケース5(主ケース7、当てプレート8、及びケースカバー9)には、中心軸C0方向にケース5固定用の貫通孔13が複数形成されている。このため、ケース5を入力側及び出力側のどちら側からでも相手側装置に取付可能であり、使い勝手が良い。
また、中心軸C0方向における入力軸6の中心C2の位置と、中心軸C0方向におけるケース5の中心C4の位置とは、中心軸C0に垂直な方向から見て重なるようになっている。このため、入力軸6を反転させた場合であっても、ケース5に対する入力軸6の入力部分の形状が同一であり、使い勝手が良い。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。図5は、第2実施形態における差動減速機2の中央縦断面図であり、第1実施形態の図1に対応した図である。第2実施形態における差動減速機2の構造は、入力軸6の向きが、第1実施形態とは逆になっている。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。
以上のように、本実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態に加えうる変更の例について説明する。
例えば、本実施形態では、入力軸6は中空形状であり、中心軸C0を中心とする円形の中空部16が設けられた円筒状とされているが、中空部は円形である必要はなく、配線や駆動軸等を通すために必要な形状であればよい。また、中空部には段差等が設けられていてもよく、中心軸C0方向における入力軸6の中心C2を通り中心軸C0に垂直な直線C3に対して、中空部の内周面の形状は線対称でなくてもよい。
また、例えば、本実施形態では、偏心部22及び外歯歯車3の数は各1個であるが、偏心部及び外歯歯車は複数であってもよい。
また、例えば、本実施形態では、中心軸C0方向において、第1ボールベアリング20aの中心と偏心部22の中心との距離L1と、第2ボールベアリング20bの中心と偏心部22の中心との距離L2とが等しくなっているが、第1ボールベアリング20aの中心とニードルローラ23の中心との距離と、第2ボールベアリング20bの中心とニードルローラ23の中心との距離とが等しくなっていてもよい。つまり、本発明の技術的特徴である偏心部までの距離とは、偏心部22の中心を基準としてもよく、ニードルローラ23の中心を基準としてもよい。また、偏心部22とニードルローラ23とが接触している領域の中心を基準としてもよい。
[本発明と実施形態との構成の対応関係]
本実施形態のケース5は、本発明の筐体の一例である。本実施形態の当てプレート8は、本発明の板部材の一例である。本実施形態の第1ボールベアリング20aは、本発明の第1軸受の一例である。本実施形態の第2ボールベアリング20bは、本発明の第2軸受の一例である。本実施形態のボルト穴25は、本発明の連結手段の一例である。本実施形態の中心軸C0は、本発明の入力中心軸の一例である。
1,2 差動減速機
3 外歯歯車
4 内歯歯車
5 ケース
6 入力軸
8 当てプレート
13 貫通孔
14 ボルト穴
16 中空部
20a 第1ボールベアリング
20b 第2ボールベアリング
22 偏心部
23 ニードルローラ
24a,24b 端面
25 ボルト穴
32 変換部材
C0 中心軸
C1 偏心軸
C2 入力軸の中心
C3 入力軸の中心を通り中心軸に垂直な直線
C4 ケースの中心
L1 第1ベアリングから偏心部までの距離
L2 第2ベアリングから偏心部までの距離

Claims (5)

  1. 内歯歯車と、
    前記内歯歯車と同軸で前記内歯歯車内に貫通するように配置されており、自身の中心軸である入力中心軸に対して偏心する偏心部を一つ有している入力軸と、
    前記入力中心軸方向における前記偏心部の両側に夫々配置されており、前記入力軸を軸支する第1軸受及び第2軸受と、
    前記偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛み合う外歯歯車と、
    前記外歯歯車の遊星運動から、前記内歯歯車と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアと、
    前記内歯歯車または前記キャリアのいずれか一方を含んで成る筐体と、
    を備えており、
    前記第1軸受から前記偏心部までの距離と前記第2軸受から前記偏心部までの距離とが等しく、
    前記入力軸には、前記入力中心軸方向における一方の端面のみに入力側装置との連結手段が設けられている
    ことを特徴とする差動減速機。
  2. 前記入力軸には中空部が形成されており、
    前記入力軸は、前記入力中心軸方向における前記入力軸の中心を通り前記入力中心軸に垂直な直線に対して、前記連結手段及び前記中空部を除く形状が線対称である
    ことを特徴とする請求項1に記載の差動減速機。
  3. 前記第1軸受または前記第2軸受のうちのいずれか一方は、前記筐体に軸支されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の差動減速機。
  4. 前記筐体には、前記入力中心軸方向に筐体固定用の複数の貫通孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の差動減速機。
  5. 前記入力中心軸方向における前記入力軸の中心の位置と、前記入力中心軸方向における前記筐体の中心の位置とが同じである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の差動減速機。
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