JP2019029493A - 内燃機関の点火コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が達成された上で、イグナイタに対する要求に容易に低コストで対応しうる矩形型の点火コイル装置の提供。【解決手段】この点火コイル装置2は、コイル体12と、コネクタ部20と、イグナイタ14と、回路基板部16とを備えている。上記イグナイタ14は、素子モールド部32と、この素子モールド部32から延びる複数の端子34とを備えている。上記回路基板部16は、上記コネクタ部20と電気的に接続され、上記イグナイタ14とも電気的に接続されている。上記素子モールド部32は、上記回路基板部16と離れて配置されている。好ましくは、上記回路基板部16及び上記イグナイタ14と、上記コネクタ部20とは、上記コイル体12の互いに垂直な異なる面に沿って配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の点火コイル装置に関する。
典型的な内燃機関用の点火コイル装置として、コイル部分をエンジンのプラグホール内に収容させる「ペン型」及びコイル部分をプラグホールの上に配置させる「矩形型」がある。ペン型の点火コイル装置は省スペース化に適している一方で、コイルの構造がプラグホールの形状や大きさにより制限される。近年のエンジンの高性能化及び低燃費化により、点火コイル装置にはこれまでより高い出力電圧が求められている。形状に自由度があり、高出力電圧化への対応が容易な矩形型の点火コイル装置が、近年広く使用されている。
矩形型の点火コイル装置は、一次コイル及び二次コイルを備えるコイル体、車両の制御装置と接続されるコネクタ部及びスイッチング素子を有するイグナイタを備える。車の制御装置からの制御信号がコネクタ部を介して、イグナイタに送られる。イグナイタは、制御信号に従って、一次コイルの電流の導通及び切断を制御する。一次コイルの電流の変化により、二次コイルに高電圧が発生する。二次コイルで発生した高電圧が、この点火コイル装置に接続された点火プラグに引加される。矩形型の点火コイル装置の一例が、特開2014−212221公報に開示されている。この点火コイル装置では、イグナイタは、パワートランジスタと周辺素子とを制御基板上に実装することで構成されている。
特開2014−212221公報
エンジンの高性能化及び低燃費化により、イグナイタに多様な機能や性能が求められるようになっている。例えば、イグナイタに、これまでより高いノイズ耐性が求められることがある。これらの要求に対応するために、イグナイタを変更することは、手間とコストが必要となる。イグナイタが実装された基板の変更も容易でない。さらにこれらの変更は、点火コイル装置の大型化の要因となることがある。
本発明の目的は、小型化が達成された上で、イグナイタに対する要求に容易に低コストで対応しうる矩形型の点火コイル装置の提供である。
本発明に係る点火コイル装置は、コイル体と、コネクタ部と、イグナイタと、回路基板部とを備えている。上記イグナイタは、素子モールド部と、この素子モールド部から延びる複数の端子とを備えている。上記回路基板部は、上記コネクタ部と電気的に接続され、上記イグナイタとも電気的に接続されている。上記素子モールド部は、上記回路基板部と離れて配置されている。
好ましくは、上記回路基板部及び上記イグナイタと、上記コネクタ部とは、上記コイル体の互いに垂直な異なる面に沿って配置されている。
好ましくは、上記回路基板部は、コネクタ部からの信号のノイズを除去する回路を備える。
この点火コイル装置が上記コネクタ部と電気的に接続され上記回路基板部と接触する基板用の端子をさらに備え、上記回路基板部がスルーホールを備えている場合において、好ましくは、上記イグナイタの端子又は上記基板用の端子のうち、上記スルーホールと接触し互いに隣接する端子において、その長さが異なっており、これらの端子と接触するスルーホールの位置は、これらの端子が延びる方向においてずれを有している。
本発明に係る点火コイル装置は、コネクタ部と電気的に接続され、イグナイタとも電気的に接続される回路基板部を備えている。イグナイタの素子モールド部は、回路基板部とは離れて配置されている。この点火コイル装置では、イグナイタに対する新たな要求があったときは、この回路基板部で対応する機能が実現される。この点火コイル装置では、イグナイタの変更は必要ない。この点火コイル装置では、既存のイグナイタを使用することができる。この点火コイル装置では、イグナイタの素子モールド部が回路基板部と離れているため、回路基板部の構成の自由度が高い。この機能の実現は容易である。この点火コイル装置では、要求される機能が容易にかつ安価に実現できる。素子モールド部が回路基板部と離れているため、回路基板部及びイグナイタの配置の自由度は高い。これは点火コイル装置の小型化に寄与する。この点火コイル装置では、この機能の実現により点火コイル装置が大きくなることが防止されている。この点火コイル装置では、小型化が達成された上で、イグナイタに対する多様な要求に対して、容易に低コストで対応ができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る点火コイル装置が示された斜視図である。 図2は、図1の点火コイル装置の主部の正面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図5(a)は図1の回路基板部とその周辺が示された上面図であり、図5(b)はその底面図であり、図5(c)はその側面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に、本発明の一実施形態に係る点火コイル装置2が示されている。この点火コイル装置2は、矩形型である。図1において矢印Xはこの点火コイル装置2の前方を表す。この逆が後方である。矢印Yはこの点火コイル装置2の右方向を表す。この逆が左方向である。矢印Zはこの点火コイル装置2の上方向を表す。この逆が下方向である。矢印X、Y及びZは、後述する図2−4においても同じ意味を表す。図1に示されるように、この点火コイル装置2は、主部4と外周鉄心部6とボルト8とを備えている。
図2は、図1の主部4が示された正面図である。図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。主部4は、ケース10、コイル体12、イグナイタ14、回路基板部16、端子台18、コネクタ部20及び高電圧出力部22を備える。なお、コイル体12については、図2において、ケース10の内部で格納されている位置のみが二点鎖線で示されている。
図1−3に示されるように、ケース10は、本体24と、この本体24の側面から突出する突出部26とを備える。本体24は、箱状を呈する。ケース10には、コイル体12、イグナイタ14、回路基板部16及び端子台18が格納されている。図1及び3に示されるように、突出部26からコネクタ部20が延びている。図2及び4に示されるように、本体24の底面から高電圧出力部22が延びている。この実施形態では、ケース10は、コネクタ部20及び高電圧出力部22と一体として形成されている。ケース10は、樹脂からなる。ケース10の好ましい材質として、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)及びPET(ポリエチレンテレフタレート)が例示される。
図2に示されるように、コイル体12は、本体24の底面側に格納されている。コイル体12は、高電圧出力部22の上方に位置する。図示されないが、コイル体12は、本体24の内部において、その前端から後端まで延びている。図示されないが、コイル体12は、一次コイル、二次コイル及びI字鉄心を備える。一次コイルは、一次ワイヤを巻回すことで形成されている。二次コイルは、一次コイルの外側において、一次コイルと同軸状に配置されている。二次コイルは、二次ワイヤを巻回すことで形成されている。典型的には、一次ワイヤの巻き数は100回程度であり、二次ワイヤの巻き数は8000回から15000回である。一次ワイヤ及び二次ワイヤの典型的な材質は、銅(Cu)である。I字鉄心は、一次コイルの中央を前後に貫通している。図2に示されるように、I字鉄心の前端28は、主部4の前面に露出している。これは、鉄心口30と称される。図示されないが、I字鉄心の後端は、主部4の後面にも露出している。すなわち、主部4の後面にも鉄心口30が設けられている。主部4には、その互いに対向する面に、一対の鉄心口30が設けられている。
イグナイタ14は、ケース10の内部において、その上側に位置する。図3にはコイル体12は示されていないが、イグナイタ14は、コイル体12の上方に位置する。イグナイタ14は、コイル体12の上面に沿って配置されている。イグナイタ14は、素子モールド部32と複数の端子34とを備えている。この実施形態では、イグナイタ14は、6本の端子34を備えている。素子モールド部32は、箱状を呈する。それぞれの端子34は、素子モールド部32から突出している。
回路基板部16は、ケース10の内部において、その上側に位置する。回路基板部16は、コイル体12の上方に位置する。回路基板部16は、コイル体12の上面に沿って配置されている。図3に示されるように、回路基板部16は、イグナイタ14と隣接して配置されている。この図に示されるように、イグナイタ14の素子モールド部32は、回路基板部16と離れて配置されている。
端子台18は、ケース10の内部において、その上側に位置する。端子台18は、コイル体12の上方に位置する。端子台18は、コイル体12の上面に沿って配置されている。図3に示されるように、端子台18は、本体24と突出部26とに渡って延びている。端子台18は、回路基板部16と隣接して配置されている。端子台18は、基部36と、基部36から突出する複数の基板用端子38とを備えている。
コネクタ部20は、突出部26から延びている。図1及び3に示されるように、この実施形態では、コネクタ部20は、突出部26の後面から後方に延びている。図1及び3に示されるように、コネクタ部20は、ケース10の本体24の側面に沿っている。すなわち、コネクタ部20は、ケース10を介して、コイル体12の側面に沿っている。コネクタ部20は筒状を呈する。図3及び4に示されるように、コネクタ部20は内部にコネクタ端子40を備える。コネクタ端子40は、本体24の側面に沿って延びている。図4で示されるように、複数のコネクタ端子40が、並列されている。この実施形態では、3本のコネクタ端子40が並列されている。コネクタ端子40は、端子台18と接続している。点火コイル装置2が車両に装着されたとき、コネクタ端子40は車の制御装置(ECU)に接続される。
高電圧出力部22は、本体24の底面から突出している。図示されないが、高電圧出力部22は、その内部に高電圧端子を備える。この高電圧端子は、二次コイルの端子と接続されている。図示されないが、点火コイル装置2が車両に装着されたとき、この高電圧出力部22はプラグホールに挿入される。すなわち、高電圧出力部22が延びる方向は、プラグホールの軸方向である。この点火コイル装置2では、上下方向がプラグホールの軸方向である。上方向がこの軸方向の点火コイル装置側であり、下方向がこの軸方向のプラグブーツ側である。高電圧端子は点火プラグと接続される。
図1に示されるように、外周鉄心部6は、主部4に取り付けられている。外周鉄心部6は、一方の鉄心口30から他方の鉄心口30まで、主部4の側面沿いに延びている。図示されないが、外周鉄心部6は、主鉄心がカバーで覆われた構造を有する。この主鉄心は、典型的には珪素鋼よりなる。この主鉄心とI字鉄心とにより、鉄心のループが形成されている。カバーは、樹脂からなる。カバーの好ましい材質として、PBT、PPS及びPETが例示される。外周鉄心部6は、その両端に孔42を有している。図1で示されるように、ボルト8は、この外周鉄心部6の一方の孔42に通されている。このボルト8により、点火コイル装置2は、エンジンに堅固に固定される。
図5には、イグナイタ14、回路基板部16、端子台18及びコネクタ端子40が示されている。図5(a)はこれらの上面図であり、図5(b)はこれらの底面図であり、図5(c)はこれらの側面図である。
図5(b)に示されるように、回路基板部16は、基板44と複数の素子46とを備えている。図5(a)及び(b)に示されるように、基板44には複数のスルーホール48が設けられている。イグナイタ14の一部又は全ての端子34は、このスルーホール48と接触している。この実施形態では、イグナイタ14の4つの端子34が、スルーホール48と接触している。これらの端子34とスルーホール48とは、半田によって固定されている。これらの端子34とスルーホール48とにより、回路基板部16は、イグナイタ14と電気的に接続されている。図で示されるように、このイグナイタ14では、スルーホール48と接触しかつ互いに隣接する端子34は、その長さが異なっている。図5(b)の図では、紙面の左から3番目までの3本の端子34が、このような端子である。このため、図5(a)に示されるように、これらの端子34と接触するスルーホール48は、端子34が延びる方向において、その位置がずれている。
図5(a)及び(b)に示されるように、端子台18の一部又は全ての基板用端子38が、基板44のスルーホール48と接触している。この実施形態では、端子台18の4つの基板用端子38が、スルーホール48と接触している。これらの基板用端子38とスルーホール48とは、半田によって固定されている。図で示されるように、この端子台18では、スルーホール48と接触しかつ互いに隣接する基板用端子38は、その長さが異なっている。図5(b)の図では、紙面の左から2番目までの基板用端子38が、このような端子である。図5(a)に示されるように、これらの基板用端子38と接続するスルーホール48は、端子38が延びる方向において、その位置がずれている。
図5(b)及び(c)に示されるように、複数の素子46が、基板44上に実装されている。これらの素子46は、例えば、ICチップ、コンデンサ、抵抗である。これらは基板44に設けられたパターン(図示されず)により、電気的に接続されている。これらの素子46とパターンとにより、特定の機能を果たす回路が構成されている。例えば、ノイズ除去回路が構成されている。
図示されないが、コネクタ端子40は、端子台18の基板用端子38と電気的に接続されている。前述のとおり、これらの基板用端子38は、回路基板部16のスルーホール48と接触している。すなわち、コネクタ端子40は、端子台18を介して、回路基板部16のスルーホール48と電気的に接続されている。回路基板部16は、コネクタ部20と電気的に接続されている。
この点火コイル装置2の動作は以下の通りである。車両の制御装置からの制御信号がコネクタ端子40に入力される。この制御信号は、端子台18を通して、回路基板部16に送られる。回路基板部16により、この制御信号の処理が行われる。例えば、制御信号のノイズ除去が行われる。処理後の信号が、イグナイタ14に送られる。イグナイタ14は、一次コイルの電流の導通及び切断を制御するスイッチである。この信号に従って、イグナイタ14は一次コイルの電流を導通させまたは切断する。前述のとおり、二次ワイヤの巻き数は一次ワイヤの巻き数に比べて大きい。このため、一次コイルの電流の変化により、二次コイルに数十kVの高電圧が発生する。二次コイルで発生した高電圧は、高電圧出力部22を通して点火プラグに引加される。これにて内燃機関の燃料に点火される。典型的な燃料として、ガソリン及び天然ガスが例示される。制御装置は、点火コイル装置2を通して、内燃機関の燃料に点火するタイミングを制御している。
以下、本発明の作用効果が説明される。
本発明に係る点火コイル装置2は、コネクタ部20と電気的に接続され、イグナイタ14とも電気的に接続される回路基板部16を備えている。イグナイタ14の素子モールド部32は、回路基板部16とは離れて配置されている。この点火コイル装置2では、イグナイタ14に対する新たな要求があったときは、この回路基板部16で対応する機能が実現される。例えば、イグナイタ14に対してこれまで以上に高いノイズ耐性が求められたとき、回路基板部16においてノイズ除去回路が実現される。この点火コイル装置2では、イグナイタ14の変更は必要ない。この点火コイル装置2では、既存のイグナイタを使用することができる。この点火コイル装置では、イグナイタ14の素子モールド部32が回路基板部16と離れているため、回路基板部16の構成の自由度が高い。この機能の実現は容易である。この点火コイル装置2では、要求される機能が容易にかつ安価に実現できる。素子モールド部32が回路基板部16と離れているため、回路基板部16及びイグナイタ14の配置の自由度は高い。これは点火コイル装置2の小型化に寄与する。この点火コイル装置2では、この機能の実現により点火コイル装置2が大きくなることが防止されている。この点火コイル装置2では、小型化が達成された上で、イグナイタ14に対する多様な要求に対して、容易に低コストで対応ができる。
前述のとおり、この点火コイル装置2では、回路基板部16及びイグナイタ14は、コイル体12の上面に沿っている。コネクタ部20は、コイル体12の側面に沿っている。このように、回路基板部16及びイグナイタ14と、コネクタ部20とは、コイル体12の異なる面に沿って配置されるのが好ましい。図2に示されるように、コイル体12は体積が大きい。回路基板部16及びイグナイタ14と、コネクタ部20とを、このコイル体12の異なった側面に沿って配置させることで、これらを配置したときに生じる隙間が小さくされる。これにより、点火コイル装置2が小さくできる。この点火コイル装置2では、小型化が達成されている。
回路基板部16及びイグナイタ14が沿っているコイル体12の面と、コネクタ部20が沿っているコイル体12の面とは、互い垂直であるのが好ましい。すなわち、回路基板部16とコネクタ部20とはL字状となるように配置されているのが好ましい。このようにすることで、回路基板部16とコネクタ部20とを隣接させることができる。回路基板部16とコネクタ部20との接続部分が短くできる。これは点火コイル装置2の小型化に貢献する。この点火コイル装置2では、小型化が達成されている。
図3で示されるように、回路基板部16とイグナイタ14とは直線状に配置されているのが好ましい。コイル体12は、回路基板部16やイグナイタ14と比べて大きい。回路基板部16とイグナイタ14とを直線状にしてコイル体12の面に沿って配置することで、これらを配置したときに生じる隙間が小さくされる。これにより、点火コイル装置2が小さくできる。例えば、図3で示されるように、回路基板部16とイグナイタ14とを直線状に配置することで、回路基板部16上にイグナイタ14を搭載するのに比べて、点火コイル装置2の高さが小さくできる。この点火コイル装置2では、小型化が達成されている。
図3で示されるように、コネクタ部20は、ケース10の本体24の側面に沿って延びるのが好ましい。このようにすることで、この点火コイル装置2がエンジンに装着されたとき、このコネクタ部20は邪魔になりにくい。この点火コイル装置2は、エンジン周辺のスペースの小型化に貢献しうる。
図5(b)で示されるように、イグナイタ14の端子34又は端子台18の基板用端子38のうち、基板44のスルーホール48と接触し互いに隣接する端子は、その長さが異なっているのが好ましい。このとき、これらの端子と接触するスルーホール48の位置は、これらの端子が延びる方向においてずれを有する。通常、イグナイタ14の端子34又は基板用端子38の最小ピッチと比べて、スルーホール48の最小ピッチは大きい。互いに隣接する端子が同じ長さの場合、これらの端子のピッチを最小にすると、これらと接続するスルーホール48を設けることができない。これらの端子の長さを異なるようにし、スルーホール48の位置をずらすことで、端子のピッチを最小にすることができる。これは、回路基板部16及びイグナイタ14の小型化に貢献する。この点火コイル装置2では、小型化が達成されている。
以上説明されたとおり、本発明によれば、小型化が達成された上で、イグナイタ14に対する要求に容易に低コストで対応しうる点火コイル装置2が得られる。このことから、本発明の優位性は明らかである。
以上の説明では、この点火コイル装置が使用される例として、ガソリン及び天然ガスを燃料とする内燃機関が挙げられた。この点火コイル装置が使用されるのは、これらの内燃機関に限られない。この点火コイル装置は、点火プラグにて燃料に点火される種々の内燃機関に使用される。
2・・・点火コイル装置
4・・・主部
6・・・外周鉄心部
8・・・ボルト
10・・・ケース
12・・・コイル体
14・・・イグナイタ
16・・・回路基板部
18・・・端子台
20・・・コネクタ部
22・・・高電圧出力部
24・・・本体
26・・・突起部
28・・・I字鉄心の前端
30・・・鉄心口
32・・・素子モールド部
34・・・端子
36・・・基部
38・・・基板用端子
40・・・コネクタ端子
42・・・孔
44・・・基板
46・・・素子
48・・・スルーホール

Claims (4)

  1. コイル体と、コネクタ部と、イグナイタと、回路基板部とを備えており、
    上記イグナイタが、素子モールド部と、この素子モールド部から延びる複数の端子とを備えており、
    上記回路基板部が、上記コネクタ部と電気的に接続され、上記イグナイタとも電気的に接続されており、
    上記素子モールド部が、上記回路基板部と離れて配置されている内燃機関用の点火コイル装置。
  2. 上記回路基板部及び上記イグナイタと、上記コネクタ部とが、上記コイル体の互いに垂直な異なる面に沿って配置されている請求項1に記載の点火コイル装置。
  3. 上記回路基板部が、コネクタ部からの信号のノイズを除去する回路を備える請求項1又は2に記載の点火コイル装置。
  4. 上記コネクタ部と電気的に接続され上記回路基板部と接触する基板用の端子をさらに備えており、
    上記回路基板部がスルーホールを備えており、
    上記イグナイタの端子又は上記基板用の端子のうち、上記スルーホールと接触し互いに隣接する端子において、その長さが異なっており、
    これらの端子と接触するスルーホールの位置が、これらの端子が延びる方向においてずれを有している請求項1から3のいずれかに記載の点火コイル装置。
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