JP2016081996A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】点火コイルの放熱性を効果的に高めることができる内燃機関用点火コイルを提供すること。【解決手段】点火コイル1は、一次コイル21及び二次コイル22と、軟磁性材料からなる中心コア3と、軟磁性材料からなる四角環状の外周コア4と、ケース5と、絶縁樹脂6とを備えている。ケース5は、金属材料から構成されており、かつ、外周コア4の貫通方向Lに向けられたケース開口部51と、ケース開口部51と対向する側に設けられたケース端面部52と、ケース端面部52から立設された四角環状のケース側面部53とを有している。外周コア4における、中心コア3の中心軸線方向Cに平行な一対のコア部41の外側面411は、ケース側面部53における互いに対向する一対のケース側面部分531の内側面532に対面している。【選択図】図3

Description

本発明は、点火プラグから点火用スパークを発生させるための内燃機関用点火コイルに関する。
内燃機関用点火コイルは、点火プラグから内燃機関の燃焼室内に点火用スパークを発生させるために用いられる。点火コイルにおけるコイル部分は、一次コイル及び二次コイルと、一次コイル及び二次コイルの内周に配置された中心コアと、一次コイル及び二次コイルの外周に配置された環状の外周コアとを有している。そして、中心コアと環状の外周コアとによって閉磁路を形成したコイル部分を、内燃機関のプラグホールの外部に配置する構造を有する点火コイルがある。
例えば、特許文献1の内燃機関用点火コイルにおいては、主鉄心部にコイルを装着し、主鉄心部の周りに、環形状を形成する補助鉄心部及びサイド鉄心部を配置し、主鉄心部、コイル、補助鉄心部及びサイド鉄心部をコイルケース内に配置している。また、この点火コイルにおいては、主鉄心部、補助鉄心部及びサイド鉄心部の外周をコアモールドによって被覆している。
特開2012−248645号公報
ところで、特に、一次コイルは、通電及び通電の遮断が繰り返されて発熱し、点火コイルの温度を上昇させる。中心コアは、環状の外周コアと接しており、軟磁性材料等の金属材料から構成されていることより、一次コイル等から発生した熱を放熱するために働く。しかしながら、外周コアの周りに配置されたコイルケースを構成する樹脂材料、及びコアモールドを構成する樹脂材料の熱伝導率は低い。そのため、外周コアから点火コイルの外部への放熱効果を高めることができず、点火コイルの放熱性を悪化させる要因となる。点火コイルの放熱性が悪化すると、特に内燃機関の高速回転領域において、発熱限界の制約を受けて点火コイルの性能低下を招くおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、点火コイルの放熱性を効果的に高めることができる内燃機関用点火コイルを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、一次コイル及び二次コイルと、
該一次コイル及び二次コイルの内周に配置された軟磁性材料からなる中心コアと、
上記一次コイル及び二次コイルの外周に配置された軟磁性材料からなる環状の外周コアと、
上記一次コイル、上記二次コイル、上記中心コア及び上記外周コアを収容するケースと、を備え、
上記ケースは、金属材料から構成されており、かつ、上記外周コアの貫通方向に向けられたケース開口部と、該ケース開口部と対向する側に設けられたケース端面部と、該ケース端面部から立設されて上記外周コアを囲う環状のケース側面部とを有しており、
上記外周コアにおける外側面の少なくとも一部は、上記ケースにおける内側面に対面していることを特徴とする内燃機関用点火コイルにある。
上記内燃機関用点火コイルにおいては、ケースの材質、及びケースと外周コアとの配置関係に工夫をしている。
具体的には、ケースは金属材料から構成されており、外周コアにおける外側面の少なくとも一部は、ケースにおける内側面に対面している。
そして、一次コイル等において発生した熱は、軟磁性材料からなる外周コアにおける外側面の少なくとも一部から、金属材料からなるケースにおける内側面へと伝熱し、ケースの外側面から点火コイルの外部に放熱される。このとき、外周コアにおける外側面と、ケースにおける内側面とが、応力緩和材等を介さずに対面していることにより、外周コアからケースへの熱伝導を促進することができる。これにより、外周コアから点火コイルの外部への放熱効果を高めることができる。
それ故、上記内燃機関用点火コイルによれば、点火コイルの放熱性を効果的に高めることができる。
また、金属材料から構成されるケースの強度は、樹脂材料から構成されるケースに比べて高い。そして、内燃機関の加熱・冷却サイクルを受けて、各構成部品が膨張・収縮を繰り返す際に、ケースに割れが生じることを防止することができる。また、金属材料から構成されるケースがグラウンド電位又は低電位に接続されることにより、ケースが電磁シールド部材として機能する。これにより、点火コイルの外部に放射される電磁ノイズを低減することもできる。さらに、外周コアにおける外側面と、ケースにおける内側面との間に応力緩和部材が配置されないことにより、ケースの寸法を小さくすることができる。これにより、点火コイルの小型化を図ることもできる。
なお、外周コアにおける外側面と、ケースにおける内側面との間には、ケース内に外周コアを挿入する際に必要となる微小な隙間が形成されていてもよい。そのため、外周コアにおける外側面と、ケースにおける内側面とは、微小な隙間に充填された絶縁樹脂を介して対面していてもよい。
実施例1にかかる、点火コイルを示す断面説明図。 実施例1にかかる、点火コイルを示す図で、図1におけるII−II線断面説明図。 実施例1にかかる、点火コイルを示す図で、図1におけるIII−III線断面説明図。 実施例2にかかる、点火コイルを示す斜視図。 実施例2にかかる、他の点火コイルを示す斜視図。 実施例2にかかる、図5の点火コイルを反対側から見た状態で示す斜視図。 実施例2にかかる、高圧タワーを示す斜視図。 実施例2にかかる、他の高圧タワーを示す斜視図。
上述した内燃機関用点火コイルにおける好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の内燃機関用点火コイル1(以下、単に点火コイル1という。)は、図1〜図3に示すように、一次コイル21及び二次コイル22と、一次コイル21及び二次コイル22の内周に配置された軟磁性材料からなる中心コア3と、一次コイル21及び二次コイル22の外周に配置された軟磁性材料からなる四角環状の外周コア4と、一次コイル21、二次コイル22、中心コア3及び外周コア4を収容するケース5と、ケース5内の隙間S1に充填された絶縁樹脂6とを備えている。
ケース5は、金属材料から構成されており、かつ、外周コア4の貫通方向Lに向けられたケース開口部51と、ケース開口部51と対向する側に設けられたケース端面部52と、ケース端面部52から立設された四角環状のケース側面部53とを有している。図2、図3に示すように、外周コア4における、中心コア3の中心軸線方向Cに平行な一対のコア部41の外側面411は、ケース側面部53における互いに対向する一対のケース側面部分531の内側面532に対面している。
以下に、本例の点火コイル1について、図1〜図3を参照して詳説する。
点火コイル1は、内燃機関としてのエンジンの各シリンダーに配置され、各シリンダーのプラグホールに配置された点火プラグからスパークを発生させるために用いられる。本例の点火コイル1における一次コイル21、二次コイル22、中心コア3、外周コア4、ケース5等はプラグホールの外部に配置される。また、点火コイル1には、プラグホール内に配置されて、点火プラグに接続されるジョイント部が設けられる。
図1〜図3に示すように、中心コア3及び外周コア4は軟磁性を示す複数の電磁鋼板を、外周コア4の貫通方向Lに積層して形成されている。一次コイル21は、角部が丸められた四角筒形状の断面の一次スプール211の外周に巻回されている。二次コイル22は、角部が丸められた四角筒形状の断面の二次スプール221の外周に巻回されている。外周コア4は、外側角部が丸められた四角環形状に形成されている。
一次コイル21は中心コア3の外周に配置されており、二次コイル22は一次コイル21の外周に配置されている。一次コイル21及び二次コイル22が装着された中心コア3は、外周コア4の内周に配置されている。中心コア3の一端面は、逆バイアスの磁束を発生させる永久磁石31を介して外周コア4の内側面412に対面しており、中心コア3の他端面は、外周コア4の内側面412に対面している。
図1、図3に示すように、ケース5には、二次コイル22の高圧巻線端部が接続される樹脂製の高圧タワー72が取り付けられている。高圧タワー72は、ケース開口部51に対向して配置されており、ケース開口部51は、プラグホール側に向けられている。ケース5のケース端面部52は、プラグホール側とは反対側に配置される。これにより、点火コイル1の上側の意匠表面を、絶縁樹脂6ではなく、成形部品であるケース5のケース端面部52によって形成することができる。そのため、点火コイル1の外観意匠性を向上させることができる。また、ケース端面部52には、ロゴや製品品番等の種々の表記を設けることもできる。
また、図1に示すように、二次スプール221には、二次コイル22の高圧巻線端部に導通された導体金具222が設けられており、高圧タワー72には、導体金具222に導通される導体部品721が設けられている。
図1、図2に示すように、ケース5には、点火コイル1をシリンダヘッドカバーに取り付けるためのフランジ部54の外殻部が一体的に設けられている。フランジ部54には、金属製のブッシュ541が設けられている。フランジ部54の内部を含めたケース5内の隙間S1は、熱硬化性樹脂等の絶縁樹脂6によって充填される。
ケース5には、電源、信号線等の導通を行うための端子550が配置された樹脂製のコネクタ部55が取り付けられている。コネクタ部55は、ケース5に形成された切欠き部56に嵌合されている。切欠き部56を形成するケース5の端部561は、折返し形状に形成されている。そして、この折返し形状の端部561からコネクタ部55の端面における凹部551に弾性変形力が付与されており、コネクタ部55が切欠き部56に保持されている。
図2に示すように、本例のケース5は、軟磁性材料から構成されている。外周コア4とケース5とは、中心コア3の外周において、一次コイル21への通電の遮断を行う際に発生する磁束Bが通過する磁路を形成する。そして、ケース5は、中心コア3を通過する磁束Bが還流する閉磁路を、外周コア4とともに形成している。これにより、磁束Bが通過する磁路断面積を効果的に増加させて、点火コイル1の性能を向上させることができる。
ケース5内には、一次コイル21への通電及び通電の遮断を行うスイッチング素子が設けられたイグナイタ71が配置されている。イグナイタ71は、スイッチング素子等の回路部がモールド樹脂によって被覆されて形成されている。また、イグナイタ71は、ケース5のケース端面部52の内側面に対面して配置されている。これにより、イグナイタ71から生じる熱を、ケース5のケース端面部52へ効果的に逃がすことができ、イグナイタ71の放熱性を向上させることができる。なお、イグナイタ71は、外周コア4とコネクタ部55との間に配置することもできる。この場合、イグナイタ71の一部を、ケース5のケース側面53の内側面に対面させることができる。
図1〜図3に示すように、外周コア4における、内側面412、及び貫通方向Lの両側の端面413には、応力緩和部材43が設けられている。応力緩和部材43は、外周コア4に装着される樹脂製のコアケースとすることができ、外周コア4をモールド成形するモールド樹脂とすることもできる。また、外周コア4における外側面411は、応力緩和部材43が設けられていない露出面を形成している。
外周コア4における、中心コア3の中心軸線方向Cに平行な一対のコア部41の外側面411のほぼ全ては、ケース側面部53における互いに対向する一対のケース側面部分531の内側面532に対面している。また、外周コア4における、中心コア3の中心軸線方向Cに垂直な一方のコア部42の外側面の一部は、ケース側面部53におけるケース側面部分533の内側面に対面している。
図2、図3に示すように、外周コア4における一対のコア部41の外側面411と、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532との間には、ケース5内に外周コア4を挿入する際に必要となる微小な隙間S2が形成されている。そのため、外周コア4における一対のコア部41の外側面411と、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532とは、微小な隙間S2に充填された絶縁樹脂6を介して対面している。なお、この微小な隙間S2は極力なくして、外周コア4における一対のコア部41の外側面411と、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532とを接触させることもできる。
少なくとも外周コア4は、グラウンド電位に接続される。ケース5は、フランジ部54に設けられたブッシュ541がシリンダヘッドカバーに接触して、シリンダヘッドカバーを介してグラウンド電位に接続される。なお、ケース5は、外周コア4を介してグラウンド電位に接続されてもよい。
次に、本例の点火コイル1の作用効果について説明する。
本例の点火コイル1においては、一次コイル21等において発生した熱は、軟磁性材料からなる外周コア4の一対のコア部41から、金属材料からなるケース5の一対のケース側面部分531へと伝熱し、ケース5の外側面から点火コイル1の外部に放熱される。このとき、外周コア4における一対のコア部41の外側面411と、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532とが、応力緩和部材43を介さずに直接対面していることにより、外周コア4からケース5への熱伝導を促進することができる。これにより、外周コア4から点火コイル1の外部への放熱効果を高めることができる。
それ故、本例の点火コイル1によれば、点火コイル1の放熱性を効果的に高めることができる。
なお、外周コア4とケース5とが対面する部分の隙間S2は、小さい方が熱伝導を促進するために好適である。また、外周コア4とケース5とが対面する面積は、広くした方が熱伝導を促進するために好適である。ただし、外周コア4とケース5との一部が対面していれば、外周コア4から金属材料からなるケース5への放熱性を確保することができる。
また、軟磁性材料から構成されるケース5の強度は、樹脂材料から構成されるケース5に比べて高い。そして、内燃機関の加熱・冷却サイクルを受けて、各構成部品が膨張・収縮を繰り返す際に、ケース5に割れが生じることを防止することができる。具体的には、仮に、膨張・収縮時に生じる応力によって、絶縁樹脂6にクラックが生じた場合であっても、このクラックがケース5に伸展することがなく、ケース5が絶縁樹脂6と共割れすることを防止することができる。そして、ケース5の外観がクラックの発生によって悪化することがなく、ケース5の機能が低下することもない。
また、金属材料から構成されるケース5がグラウンド電位に接続されることにより、ケース5が電磁シールド部材として機能する。これにより、点火コイル1の外部に放射される電磁ノイズを低減することもできる。さらに、外周コア4における一対のコア部41の外側面411と、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532との間に応力緩和部材43が配置されないことにより、ケース5の、中心軸線方向C及び貫通方向Lに直交する幅方向Wの寸法を小さくすることができる。これにより、点火コイル1の小型化を図ることもできる。
(実施例2)
本例は、点火コイル1の各部の構成に工夫をした種々のバリエーションを示す。
ケース5は、アルミニウム材料、銅材料等の非磁性材料から構成することもできる。この場合には、軟磁性材料よりも熱伝導率が高い非磁性材料によって、外周コア4からケース5への熱伝導をさらに促進することができる。一方、この場合には、ケース5は、外周コア4とともに閉磁路を形成する部分としては機能しない。
また、図4に示すように、高圧タワー72は、ケース5に形成された切欠き部57に取り付けられるフランジ部54Aと一体成形することができる。そして、ケース5の切欠き部57にフランジ部54Aを取り付けることにより、高圧タワー72を、ケース開口部51に対向して配置することができる。
また、図5、図6に示すように、ケース5のケース端面部52及びケース側面部53における外側面には、表面積を大きくするための複数の凹凸を形成することができる。例えば、ケース側面部53における一対のケース側面部分531には、波形状の凹凸535を形成し、ケース端面部52には、多数の陥没部525によるディンプル形状の凹凸を形成することができる。これらの場合には、ケース5の外側面の表面積が大きくなり、外周コア4及びケース5から点火コイル1の外部への放熱効果をさらに高めることができる。また、これらの場合には、絶縁樹脂6とケース5との密着性を高めることもできる。
また、これらの場合には、外周コア4における一対のコア部41の外側面411に対して、ケース側面部53における一対のケース側面部分531の内側面532の一部が対面することになる。
ケース5内の隙間S1に絶縁樹脂6を充填する際には、ケース5のケース端面部52を下方に向け、かつケース5のケース開口部51を上方に向けて、ケース開口部51から絶縁樹脂6を注入する。そして、図7に示すように、高圧タワー72における、ケース5のケース開口部51に対向するよう形成されたベース部722には、ケース5内の隙間S1に絶縁樹脂6を充填する際に発生する気泡を逃がすための泡抜き穴723を形成することができる。これにより、ケース開口部51に向けて抜ける気泡が、高圧タワー72のベース部722に留まることを防止することができる。また、高圧タワー72のベース部722の内側面には、絶縁樹脂6との接着性を高めるための突起724を設けることができる。
また、高圧タワー72のベース部722に泡抜き穴723を形成する以外にも、図8に示すように、ベース部722の内側面には、ベース部722に気泡が留まることを防止するための傾斜面725を形成することもできる。また、高圧タワー72のベース部722の内側面には、高圧タワー72に設けられる導体部品721からその周囲への沿面距離を長くするための突起726を設けることもできる。この場合には、導体部品721からその周囲へ漏洩電流が生じにくくすることができる。
本例においても、その他の構成及び図中の符号は実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 点火コイル
21 一次コイル
22 二次コイル
3 中心コア
4 外周コア
41 コア部
411 外側面
5 ケース
51 ケース開口部
52 ケース端面部
53 ケース側面部
531 ケース側面部分
532 内側面
6 絶縁樹脂

Claims (7)

  1. 一次コイル(21)及び二次コイル(22)と、
    該一次コイル(21)及び二次コイル(22)の内周に配置された軟磁性材料からなる中心コア(3)と、
    上記一次コイル(21)及び二次コイル(22)の外周に配置された軟磁性材料からなる環状の外周コア(4)と、
    上記一次コイル(21)、上記二次コイル(22)、上記中心コア(3)及び上記外周コア(4)を収容するケース(5)と、を備え、
    上記ケース(5)は、金属材料から構成されており、かつ、上記外周コア(4)の貫通方向(L)に向けられたケース開口部(51)と、該ケース開口部(51)と対向する側に設けられたケース端面部(52)と、該ケース端面部(52)から立設されて上記外周コア(4)を囲う環状のケース側面部(53)とを有しており、
    上記外周コア(4)における外側面(411)の少なくとも一部は、上記ケース(5)における内側面(532)に対面していることを特徴とする内燃機関用点火コイル(1)。
  2. 上記外周コア(4)における、上記中心コア(3)の中心軸線方向(C)に平行な一対のコア部(41)の外側面(411)の少なくとも一部は、上記ケース側面部(53)における互いに対向する一対のケース側面部分(531)の内側面(532)に対面していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
  3. 上記外周コア(4)における、内側面(412)、及び上記貫通方向(L)の両側の端面(413)には、応力緩和部材(43)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
  4. 上記ケース(5)は、軟磁性材料から構成されており、かつ、上記一次コイル(21)への通電の遮断を行う際に上記中心コア(3)を通過する磁束(B)が還流する閉磁路を、上記外周コア(4)とともに形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
  5. 上記ケース(5)には、上記二次コイル(22)の高圧巻線端部が接続される高圧タワー(72)が取り付けられており、
    該高圧タワー(72)は、上記ケース(5)の上記ケース開口部(51)に対向して配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
  6. 上記ケース(5)の上記ケース端面部(52)及び上記ケース側面部(53)の少なくとも一方における外側面(525,535)には、表面積を大きくするための複数の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
  7. 上記ケース(5)内には、上記一次コイル(21)への通電及び通電の遮断を行うスイッチング素子が設けられたイグナイタ(71)が配置されており、
    該イグナイタ(71)の一部は、上記ケース(5)の上記ケース端面部(52)の内側面又は上記ケース側面部(53)の内側面に対面していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用点火コイル(1)。
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