JPH07153636A - 内燃機関用点火コイル装置 - Google Patents
内燃機関用点火コイル装置Info
- Publication number
- JPH07153636A JPH07153636A JP5296881A JP29688193A JPH07153636A JP H07153636 A JPH07153636 A JP H07153636A JP 5296881 A JP5296881 A JP 5296881A JP 29688193 A JP29688193 A JP 29688193A JP H07153636 A JPH07153636 A JP H07153636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- case
- coil case
- primary
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/12—Ignition, e.g. for IC engines
- H01F2038/125—Ignition, e.g. for IC engines with oil insulation
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放熱性がよく小型でコイルケース内の部品損
傷が少ない内燃機関用点火コイル装置を提供する。 【構成】 点火コイル装置1のコイルケース10は、放
熱性のよい金属で形成した金属製コイルケース11、熱
可塑性樹脂材料で形成した樹脂製コイルケース12から
構成される。コイルケース10には、1次コイル15、
2次コイル17、回路モジュール20等が収容され、コ
イルケース10内には電気絶縁油22が封入されてい
る。このため、コイルケース10内で発生する熱を良好
にコイルケース10外に放出できるので点火プラグへの
高電圧の印加が安定して行われるとともに、コイルケー
ス10内の部品損傷を低減できる。
傷が少ない内燃機関用点火コイル装置を提供する。 【構成】 点火コイル装置1のコイルケース10は、放
熱性のよい金属で形成した金属製コイルケース11、熱
可塑性樹脂材料で形成した樹脂製コイルケース12から
構成される。コイルケース10には、1次コイル15、
2次コイル17、回路モジュール20等が収容され、コ
イルケース10内には電気絶縁油22が封入されてい
る。このため、コイルケース10内で発生する熱を良好
にコイルケース10外に放出できるので点火プラグへの
高電圧の印加が安定して行われるとともに、コイルケー
ス10内の部品損傷を低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリー等から1次
コイルに印加される電圧を変換し2次コイルに発生した
高電圧を点火プラグに印加する内燃機関用点火コイル装
置に関するものである。
コイルに印加される電圧を変換し2次コイルに発生した
高電圧を点火プラグに印加する内燃機関用点火コイル装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の点火コイル装置では、
樹脂で形成されたコイルケースにスイッチング等の回路
モジュールを内蔵し巻線および回路モジュール等の部品
の固定および絶縁のため、エポキシ樹脂等のポッティン
グ樹脂をコイルケースに注入している。しかしながら、
エポキシ樹脂の冷熱ストレスによる応力でエポキシ樹脂
に割れが発生し、コイルケース内に収容された回路モジ
ュール等の部品に損傷が生じることがある。また、内蔵
した回路モジュールからの発熱がコイルケース外に放出
されにくいという問題がある。
樹脂で形成されたコイルケースにスイッチング等の回路
モジュールを内蔵し巻線および回路モジュール等の部品
の固定および絶縁のため、エポキシ樹脂等のポッティン
グ樹脂をコイルケースに注入している。しかしながら、
エポキシ樹脂の冷熱ストレスによる応力でエポキシ樹脂
に割れが発生し、コイルケース内に収容された回路モジ
ュール等の部品に損傷が生じることがある。また、内蔵
した回路モジュールからの発熱がコイルケース外に放出
されにくいという問題がある。
【0003】このため、特開昭60−192313号公
報の点火コイル装置では、コイルケース内の積層コアに
エラストマをモールドし、コアの上端面より下方までエ
ポキシ樹脂を注入することにより、コア上端面のコーナ
部からのエポキシ樹脂割れを防止してコイルケース内の
部品の損傷を防止するとともに点火コイル装置を小型化
している。
報の点火コイル装置では、コイルケース内の積層コアに
エラストマをモールドし、コアの上端面より下方までエ
ポキシ樹脂を注入することにより、コア上端面のコーナ
部からのエポキシ樹脂割れを防止してコイルケース内の
部品の損傷を防止するとともに点火コイル装置を小型化
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−192313号公報のものでは、コア以外の他部
品がポッテイング樹脂の割れに及ぼす影響は考慮されて
いない。また、コイルケース内の発熱をコイルケース外
に放熱する効果が不十分である。本発明は、このような
問題点を解決するためになされたもので、放熱性がよく
小型でコイルケース内の部品損傷が少ない内燃機関用点
火コイル装置を提供することを目的とする。
60−192313号公報のものでは、コア以外の他部
品がポッテイング樹脂の割れに及ぼす影響は考慮されて
いない。また、コイルケース内の発熱をコイルケース外
に放熱する効果が不十分である。本発明は、このような
問題点を解決するためになされたもので、放熱性がよく
小型でコイルケース内の部品損傷が少ない内燃機関用点
火コイル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の内燃機関用点火コイル装置は、1次コイル、
2次コイルおよび鉄心を有し、前記1次コイルおよび2
次コイルと電気的に接続する回路モジュールと、金属製
材料からなる第1のケース、絶縁性樹脂材料からなる第
2のケースを有し、前記1次コイル、2次コイルおよび
回路モジュールを収容するコイルケースと、前記コイル
ケースに注入し、前記1次コイル、2次コイルおよび回
路モジュールを絶縁する電気絶縁油と、を備えたことを
特徴とする。
の本発明の内燃機関用点火コイル装置は、1次コイル、
2次コイルおよび鉄心を有し、前記1次コイルおよび2
次コイルと電気的に接続する回路モジュールと、金属製
材料からなる第1のケース、絶縁性樹脂材料からなる第
2のケースを有し、前記1次コイル、2次コイルおよび
回路モジュールを収容するコイルケースと、前記コイル
ケースに注入し、前記1次コイル、2次コイルおよび回
路モジュールを絶縁する電気絶縁油と、を備えたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の内燃機関用点火コイル装置によれば、
放熱性のよい金属製材料でコイルケースの一部を形成
し、このコイルケース内に回路モジュールを収容するこ
とにより、コイルケース内で発生する熱をコイルケース
外に良好に放出するとともに点火コイル装置を小型化す
ることができる。また、コイルケース内を電気絶縁油で
絶縁することにより、ポッティング樹脂等で絶縁する場
合に比較してコイルケース内の部品損傷を低減できる。
放熱性のよい金属製材料でコイルケースの一部を形成
し、このコイルケース内に回路モジュールを収容するこ
とにより、コイルケース内で発生する熱をコイルケース
外に良好に放出するとともに点火コイル装置を小型化す
ることができる。また、コイルケース内を電気絶縁油で
絶縁することにより、ポッティング樹脂等で絶縁する場
合に比較してコイルケース内の部品損傷を低減できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイル装
置を図1に示す。点火コイル装置1のコイルケース10
は、アルミ、銅等の放熱性のよい金属で形成した金属製
コイルケース11、熱可塑性樹脂材料で形成した樹脂製
コイルケース12から構成される。金属製コイルケース
11および樹脂製コイルケース12は係止部11aと係
止部12aとにより接合しシール部材31でシールされ
ている。金属製コイルケース11と樹脂製コイルケース
12の接合は、かしめ、接着剤等の方法でも良い。
する本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイル装
置を図1に示す。点火コイル装置1のコイルケース10
は、アルミ、銅等の放熱性のよい金属で形成した金属製
コイルケース11、熱可塑性樹脂材料で形成した樹脂製
コイルケース12から構成される。金属製コイルケース
11および樹脂製コイルケース12は係止部11aと係
止部12aとにより接合しシール部材31でシールされ
ている。金属製コイルケース11と樹脂製コイルケース
12の接合は、かしめ、接着剤等の方法でも良い。
【0008】樹脂製コイルケース12内には、一体に成
形されロ字状に積層された外周コア13が収容され、こ
の外周コア13の中央部にはI字状に積層された中心コ
ア14が位置している。1次コイル15は、中心コア1
4の外周で1次スプール16に巻回されている。2次コ
イル17は、1次コイル15の外周で2次スプール18
に巻回され、一端に2次ターミナル19を有している。
1次スプール16と2次スプール18とは外周上で互い
に係止し、2次スプール18に設けた係止部18aと樹
脂製コイルケース12に設けた係止部12bとが係止す
ることにより前記1次コイル15および2次コイル17
が樹脂製コイルケース12に保持される。なお、1次コ
イル15および2次コイル17の保持は、1次スプール
16に係止部を設け樹脂製コイルケース12の係止部で
保持する構成にしても良い。1次コイル15および2次
コイル17で発生する磁気に対し、外周コア13および
中心コア14は閉磁路の磁気回路を形成している。
形されロ字状に積層された外周コア13が収容され、こ
の外周コア13の中央部にはI字状に積層された中心コ
ア14が位置している。1次コイル15は、中心コア1
4の外周で1次スプール16に巻回されている。2次コ
イル17は、1次コイル15の外周で2次スプール18
に巻回され、一端に2次ターミナル19を有している。
1次スプール16と2次スプール18とは外周上で互い
に係止し、2次スプール18に設けた係止部18aと樹
脂製コイルケース12に設けた係止部12bとが係止す
ることにより前記1次コイル15および2次コイル17
が樹脂製コイルケース12に保持される。なお、1次コ
イル15および2次コイル17の保持は、1次スプール
16に係止部を設け樹脂製コイルケース12の係止部で
保持する構成にしても良い。1次コイル15および2次
コイル17で発生する磁気に対し、外周コア13および
中心コア14は閉磁路の磁気回路を形成している。
【0009】回路モジュール20はハイブリッド基板上
に回路素子を載せた構成になっており、接着剤等により
金属製コイルケース11に固定されている。外部から電
力供給を得るため、1次コネクタ21は金属製コイルケ
ース11の側壁にシール部材32を介して固定されてい
る。樹脂製コイルケース12の高圧タワー40には高圧
ターミナル41が埋設されている。スプリング42は、
一端を高圧ターミナル41に接続し、他端を図示しない
点火プラグの頭部と電気的に接続している。点火プラグ
と高圧タワー40との接続部はキャップ43に覆われて
いる。
に回路素子を載せた構成になっており、接着剤等により
金属製コイルケース11に固定されている。外部から電
力供給を得るため、1次コネクタ21は金属製コイルケ
ース11の側壁にシール部材32を介して固定されてい
る。樹脂製コイルケース12の高圧タワー40には高圧
ターミナル41が埋設されている。スプリング42は、
一端を高圧ターミナル41に接続し、他端を図示しない
点火プラグの頭部と電気的に接続している。点火プラグ
と高圧タワー40との接続部はキャップ43に覆われて
いる。
【0010】金属製コイルケース11に設けられた注入
口11bより真空で電気絶縁用の電気絶縁油22を注入
し、さらに絶縁性気体を封入して栓30で封止する。栓
30と金属製コイルケース11間は、シール部材33で
シールされている。なお、電気絶縁油22はJIS分類
の4種を使用すると半田剥れ等不具合があるので、例え
ば1種、2種、6種および7種を使用する。
口11bより真空で電気絶縁用の電気絶縁油22を注入
し、さらに絶縁性気体を封入して栓30で封止する。栓
30と金属製コイルケース11間は、シール部材33で
シールされている。なお、電気絶縁油22はJIS分類
の4種を使用すると半田剥れ等不具合があるので、例え
ば1種、2種、6種および7種を使用する。
【0011】金属製コイルケース11と樹脂製コイルケ
ース12とを嵌合するとき、1次コイル15と1次コネ
クタ21のそれぞれの所定ターミナルが嵌圧結合されて
電気的導通が得られる。回路モジュール20は、ボンデ
ィングワイヤ等により1次コネクタ21の所定のターミ
ナルと電気的に接続し、1次コイル15のターミナルに
2次コイル17の他端が電気的に接続している。
ース12とを嵌合するとき、1次コイル15と1次コネ
クタ21のそれぞれの所定ターミナルが嵌圧結合されて
電気的導通が得られる。回路モジュール20は、ボンデ
ィングワイヤ等により1次コネクタ21の所定のターミ
ナルと電気的に接続し、1次コイル15のターミナルに
2次コイル17の他端が電気的に接続している。
【0012】前記構成において、1次コイル15に流れ
る電流を回路モジュール20のパワートランジスタによ
りスイッチングすることで2次コイル17の端部に高電
圧が発生し、2次ターミナル19からスプリング42を
介して点火プラグに高電圧が印加される。第1実施例に
よれば、コイルケース10の一部を金属製コイルケース
11で構成し、その内側に回路モジュール20を密接さ
せて配置しているので、パワートランジスタのスイッチ
ングにより発生する熱は、熱伝導率の良い金属製コイル
ケース11により良好にコイルケース10外に放出可能
となる。また、従来使用していたエポキシ樹脂の代わり
に電気絶縁油22を使用したことにより、冷熱ストレス
によるコイルケース10内の部品への応力がなくなり回
路モジュール20等への損傷が解消できるとともに電気
絶縁油22の冷却作用による温度低減効果も期待でき
る。
る電流を回路モジュール20のパワートランジスタによ
りスイッチングすることで2次コイル17の端部に高電
圧が発生し、2次ターミナル19からスプリング42を
介して点火プラグに高電圧が印加される。第1実施例に
よれば、コイルケース10の一部を金属製コイルケース
11で構成し、その内側に回路モジュール20を密接さ
せて配置しているので、パワートランジスタのスイッチ
ングにより発生する熱は、熱伝導率の良い金属製コイル
ケース11により良好にコイルケース10外に放出可能
となる。また、従来使用していたエポキシ樹脂の代わり
に電気絶縁油22を使用したことにより、冷熱ストレス
によるコイルケース10内の部品への応力がなくなり回
路モジュール20等への損傷が解消できるとともに電気
絶縁油22の冷却作用による温度低減効果も期待でき
る。
【0013】本発明の第2実施例を図2に示す。1次ス
プール51に凸状の嵌合部51aを形成し、2次スプー
ル52に凹状の嵌合部52aを形成し、この凹状の嵌合
部52aに突起53を設けている。この突起53を被母
材として熱溶着により1次スプール51と2次スプール
52とを固定する。突起53は1次スプール51の嵌合
部51aに設けてもよい。また、接着剤、溶剤接着等に
よっても同様な効果が得られる。
プール51に凸状の嵌合部51aを形成し、2次スプー
ル52に凹状の嵌合部52aを形成し、この凹状の嵌合
部52aに突起53を設けている。この突起53を被母
材として熱溶着により1次スプール51と2次スプール
52とを固定する。突起53は1次スプール51の嵌合
部51aに設けてもよい。また、接着剤、溶剤接着等に
よっても同様な効果が得られる。
【0014】第2実施例では、1次スプール51と2次
スプール52との保持を第1実施例の単なる係止ではな
く、1次スプール51と2次スプール52とを嵌合後熱
溶着することにより堅固に保持できる。本発明の第3実
施例を図3に示す。第3実施例では、金属製コイルケー
ス55にフィン56を一体に形成し、この金属製コィル
ケース55に樹脂でモールドした回路モジュール100
を内蔵している。
スプール52との保持を第1実施例の単なる係止ではな
く、1次スプール51と2次スプール52とを嵌合後熱
溶着することにより堅固に保持できる。本発明の第3実
施例を図3に示す。第3実施例では、金属製コイルケー
ス55にフィン56を一体に形成し、この金属製コィル
ケース55に樹脂でモールドした回路モジュール100
を内蔵している。
【0015】第3実施例では、金属製コイルケース55
にフィン構造56を一体に形成することにより金属製コ
イルケース55の放熱面積が増大し、第1実施例に比較
してさらに放熱効果が向上する。なお、フィン56は別
体で製作した後、金属製コイルケース55と一体にする
ことも可能である。
にフィン構造56を一体に形成することにより金属製コ
イルケース55の放熱面積が増大し、第1実施例に比較
してさらに放熱効果が向上する。なお、フィン56は別
体で製作した後、金属製コイルケース55と一体にする
ことも可能である。
【0016】本発明の第4実施例を図4に示す。第4実
施例は、1次コネクタ21と一体に形成した第1樹脂製
コイルケース56の上部開口部内壁に溝56aを形成
し、この溝56aにL字状の嵌合部57aを有する金属
板57が嵌合している。第1樹脂製コイルケース56と
金属板57とはインサート成形により形成される。金属
板57の内壁には回路モジュール100が設置されてい
る。第1樹脂製コイルケース56は、下部周囲に溝56
bを形成し、この溝56bにシール部材34が嵌合さ
れ、点火コイル装置の他の部分を覆う図示しないコイル
ケースとシール部材34を介して接合している。
施例は、1次コネクタ21と一体に形成した第1樹脂製
コイルケース56の上部開口部内壁に溝56aを形成
し、この溝56aにL字状の嵌合部57aを有する金属
板57が嵌合している。第1樹脂製コイルケース56と
金属板57とはインサート成形により形成される。金属
板57の内壁には回路モジュール100が設置されてい
る。第1樹脂製コイルケース56は、下部周囲に溝56
bを形成し、この溝56bにシール部材34が嵌合さ
れ、点火コイル装置の他の部分を覆う図示しないコイル
ケースとシール部材34を介して接合している。
【0017】この第4実施例においても、回路モジュー
ル100で発生する熱が金属板57を伝導しやすいので
放熱性が良好である。本発明の第5実施例を図5に示
す。第5実施例は、樹脂製コイルケース58の高圧タワ
ー59および高圧ターミナル60にそれぞ注入口59a
および60aを形成し、この注入口59aおよび60a
から電気絶縁油22を注入する。そして、電気絶縁油2
2注入後、金属製の導電栓61で注入口59aおよび6
0aを封止する。導電栓61と注入口60a間はシール
部材35でシールされている。2次コイルに発生した高
電圧は、2次ターミナル19、導電栓61、スプリング
42を介して点火プラグに印加される。導電栓60は、
パッキンを有するネジまたは接着剤を伴ったネジ等を使
用することも可能である。
ル100で発生する熱が金属板57を伝導しやすいので
放熱性が良好である。本発明の第5実施例を図5に示
す。第5実施例は、樹脂製コイルケース58の高圧タワ
ー59および高圧ターミナル60にそれぞ注入口59a
および60aを形成し、この注入口59aおよび60a
から電気絶縁油22を注入する。そして、電気絶縁油2
2注入後、金属製の導電栓61で注入口59aおよび6
0aを封止する。導電栓61と注入口60a間はシール
部材35でシールされている。2次コイルに発生した高
電圧は、2次ターミナル19、導電栓61、スプリング
42を介して点火プラグに印加される。導電栓60は、
パッキンを有するネジまたは接着剤を伴ったネジ等を使
用することも可能である。
【0018】第5実施例では、内径の小さい高圧タワー
59および高圧ターミナル60に形成した注入口59a
および60aを導電栓61で封止するため、薄く面積の
広い金属製コイルケースに注入口を設けて封止する構成
に比較し、封止強度が高く絶縁油を確実に封止できる。
59および高圧ターミナル60に形成した注入口59a
および60aを導電栓61で封止するため、薄く面積の
広い金属製コイルケースに注入口を設けて封止する構成
に比較し、封止強度が高く絶縁油を確実に封止できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の内燃機関用点火コイル装置によ
ると、コイルケースの一部を金属製材料で形成し、コイ
ルケースに回路モジュールを内蔵ことにより、コイルケ
ース内で発生する熱を良好にコイルケース外に放熱する
ので点火コイル装置の点火プラグに高電圧を安定して印
加できるとともに点火コイル装置を小型化することがで
きる。また、コイルケース内に電気絶縁油を封入するこ
とにより、コイルケース内の部品の損傷を低減し点火装
置の寿命を延ばすことが出来る。
ると、コイルケースの一部を金属製材料で形成し、コイ
ルケースに回路モジュールを内蔵ことにより、コイルケ
ース内で発生する熱を良好にコイルケース外に放熱する
ので点火コイル装置の点火プラグに高電圧を安定して印
加できるとともに点火コイル装置を小型化することがで
きる。また、コイルケース内に電気絶縁油を封入するこ
とにより、コイルケース内の部品の損傷を低減し点火装
置の寿命を延ばすことが出来る。
【図1】本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイ
ル装置を示す断面図である。
ル装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例による内燃機関用点火コイ
ル装置の主要部分を示す断面図である。
ル装置の主要部分を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例による内燃機関用点火コイ
ル装置の主要部分を示す断面図である。
ル装置の主要部分を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例による内燃機関用点火コイ
ル装置の主要部分を示す断面図である。
ル装置の主要部分を示す断面図である。
【図5】本発明の第5実施例による内燃機関用点火コイ
ル装置の主要部分を示す断面図である。
ル装置の主要部分を示す断面図である。
1 内燃機関用点火コイル装置 10 コイルケース 11 金属製コイルケース(第1のケース) 12 樹脂製コイルケース(第2のケース) 13 外周コア(鉄心) 14 中心コア(鉄心) 15 1次コイル 17 2次コイル 20 回路モジュール 21 1次コネクタ 22 電気絶縁油 41 高圧ターミナル
Claims (1)
- 【請求項1】 1次コイル、2次コイルおよび鉄心を有
し、 前記1次コイルおよび2次コイルと電気的に接続する回
路モジュールと、 金属製材料からなる第1のケース、絶縁性樹脂材料から
なる第2のケースを有し、前記1次コイル、2次コイル
および回路モジュールを収容するコイルケースと、 前記コイルケースに注入し、前記1次コイル、2次コイ
ルおよび回路モジュールを絶縁する電気絶縁油と、 を備えたことを特徴とする内燃機関用点火コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296881A JPH07153636A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 内燃機関用点火コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296881A JPH07153636A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 内燃機関用点火コイル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153636A true JPH07153636A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17839378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296881A Pending JPH07153636A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 内燃機関用点火コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07153636A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0716425A3 (en) * | 1994-12-06 | 1997-07-30 | Nippon Denso Co | Ignition coil for internal combustion engines |
US6353378B1 (en) | 1994-12-06 | 2002-03-05 | Nippondenson | Ignition coil for an internal combustion engine |
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1993
- 1993-11-26 JP JP5296881A patent/JPH07153636A/ja active Pending
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