JP4483088B2 - 点火装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火プラグに高電圧を印加する点火コイルを複数個備えた点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な点火システム(S−DLI点火方式)では、図7に示すようにエンジンの気筒数分の点火コイル1を、それぞれワイヤ配線2で点火駆動装置3に接続するようにしている。しかし、この構成では、ワイヤ配線2の本数が多くなるため、エンジンルーム内に多くの配線スペースを確保する必要があり、省スペース化の要求を満たすことができないばかりか、エンジンルーム内の見栄えが悪くなるために、配線部分に化粧カバーを装着する場合もあり、コストアップするという欠点があった。
【0003】
この対策として、図8に示すように、各点火コイル4を1つの連結部材5に一体的に設けることによって、各点火コイル4を電気的に接続した状態で一体化した点火コイルユニット6を構成することで、各点火コイル4をワイヤ配線で個別に点火駆動装置に接続しなくても済むようにすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の点火コイルユニット6は、連結部材5の長さが決まっていて、点火コイル4の本数を後から変更することはできないため、エンジンの気筒数毎(点火コイル4の使用数毎)に成形金型を変更して専用形状の連結部材5を成形する必要があり、その分、成形コストが高くなって、低コスト化の要求を満たすことができない。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、各点火コイルと点火制御装置との個別接続を不要にして省スペース化の要求を満たしながら、数種類の気筒数のエンジンに対して点火コイルユニットを共通化して、低コスト化の要求を満たすことができる点火装置を提供することにあり、また、更に具体化した点火装置として、点火コイルユニットを共通化したときの電気的接続法を明確化した点火装置を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の点火装置は、各点火コイル毎又は一体化された少数(2個又は3個)の点火コイル毎に入力コネクタと出力コネクタを設けて点火コイルユニットを構成し、隣り合う点火コイルユニットの出力コネクタと入力コネクタを接続することで、各点火コイルユニット間を電気的に接続した状態で連結したことを第1の特徴とし、更に、各点火コイルユニットの入力コネクタと出力コネクタには、連結する全ての点火コイルユニットに配線するのに必要な本数のコネクタピンを設け、連結した点火コイルユニットのうちの先頭の点火コイルユニットの入力コネクタに、全ての点火コイルユニットの制御信号ラインを接続すると共に、各点火コイルユニット間の連結部に、出力コネクタのコネクタピンと入力コネクタのコネクタピンとの接続パターンを選択する接続部材を介在させることで、各点火コイルユニット毎に制御信号ラインを選択して接続することを第2の特徴とする。
【0007】
この構成では、同一形状の点火コイルユニットを気筒数(点火プラグの数)に応じた数だけ各コネクタによって連結すれば、気筒数に応じた数の点火コイルを電気的に接続した状態で一体化した点火システムを構成することができる。このため、各点火コイルと点火制御装置とを個別にワイヤ配線で接続する必要がなくなり、省スペース化することができる。しかも、数種類の気筒数のエンジンに対しても、連結する点火コイルユニットの数を変更するだけで対応することができるため、異なる気筒数に対して点火コイルユニットを共通化することができる。このため、気筒数毎に成形金型を変更する必要がなく、成形コストを低減できて、低コスト化の要求も満たすことができる。
【0008】
更に、請求項1に係る発明では、各点火コイルユニットの入力コネクタと出力コネクタには、連結する全ての点火コイルユニットに配線するのに必要な本数のコネクタピンを設け、連結した点火コイルユニットのうちの先頭の点火コイルユニットの入力コネクタに、全ての点火コイルユニットの制御信号ラインを接続すると共に、各点火コイルユニット間の連結部に、出力コネクタのコネクタピンと入力コネクタのコネクタピンとの接続パターンを選択する接続部材を介在させることで、各点火コイルユニット毎に制御信号ラインを選択して接続するようにしているので、各点火コイルユニットの両コネクタ間の内部配線パターンを同一パターンにしても、各連結部に介在させる接続部材を点火コイルユニットの連結位置に応じて付け替えることによって、先頭の点火コイルユニットの入力コネクタに接続される複数本の制御信号ラインを、それぞれ、該当する点火コイルユニットに電気的に接続することができる。従って、全く同一の点火コイルユニットを用いて点火装置を構成することができる。
【0009】
また、各点火コイルユニットの制御信号ライン(点火信号ライン、電源ライン、グランドライン等)のうち電源ラインとグランドラインは、各点火コイルユニットで共通に使用することができるので、請求項2のように、各点火コイルユニットの入力コネクタと出力コネクタには、電源ラインに接続される電源ピンとグランドラインに接続されるグランドピンをそれぞれ1本ずつ設けるようにすると良い。つまり、各コネクタに、各点火コイルユニットに共通の電源ラインとグランドラインを接続する電源ピンとグランドピンをそれぞれ1本ずつ設けるようにすれば、各コネクタのコネクタピンの本数を低減することができ、コネクタを小型化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を4気筒エンジンのS−DLI点火方式(気筒別点火方式)の点火装置に適用した一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0011】
図3に示すように、エンジンの各気筒(各点火プラグ)毎に設けられる点火コイルユニット11は、点火コイル12の上端部に入力コネクタ13と出力コネクタ14を一体的に設けて構成されている。点火コイル12の円筒状のコイルケース15は、絶縁性樹脂により形成され、このコイルケース15の内部には、中心部と外周部にそれぞれ円柱状の中心コア16と円筒状の外周コア17が同心状に収納されている。外周コア17の内周側には、絶縁樹脂製の円筒状の一次側スプール18に巻回された一次巻線19が収納され、更に、この一次側スプール18の内周側には、絶縁樹脂製の円筒状の二次側スプール20に巻回された二次巻線21が収納されている。
【0012】
また、コイルケース15の下端には、高圧タワー部22が組み付けられている。この高圧タワー部22の上部中心には、高圧端子23を上向きに一体に形成した端子カップ24が嵌め込まれ、高圧端子23が二次巻線21の一端に電気的に接続されている。この高圧タワー部22をプラグホール(図示せず)内に挿入して点火プラグ(図示せず)の上部に圧入すると、端子カップ24内に係止された導電性のスプリング25が点火プラグの端子に圧接した状態となり、それによって、二次巻線21の一端が、高圧端子23、端子カップ24及びスプリング25を介して点火プラグの端子に電気的に接続された状態となる。
【0013】
一方、図4に示すように、入力コネクタ13と出力コネクタ14は、互いに逆方向を向くように絶縁性樹脂により一体成形され、コイルケース15の上端部に一体形成された頭部ケース26の左右側面の開口部26aに嵌め込まれている。入力コネクタ13内には、第1気筒〜第4気筒の点火信号ライン(IGt1〜IGt4)に接続される第1〜第4の点火信号ピン27〜30と、電源ライン(+B)に接続される電源ピン32と、グランドライン(GND)に接続されるグランドピン31が一列に配列されている。これらの各点火信号ピン27〜30、電源ピン32及びグランドピン31の他端部は、それぞれ出力コネクタ14内まで延長されて出力コネクタ14内に一列に配列されている。これにより、出力コネクタ14内にも、第1〜第4の点火信号ピン27〜30と電源ピン32とグランドピン31が一列に配列されている。
【0014】
第1気筒の点火コイルユニット11の第1の点火信号ピン27は、点火コイル12の頭部ケース26内に設けられた点火信号入力端子33(図3参照)に溶接又は半田付け等によって接続されている。尚、第1気筒の点火コイルユニット11の第2〜第4の点火信号ピン28〜30は、点火コイル12とは電気的に接続されずに、入力コネクタ13から出力コネクタ14まで延びているだけである。また、電源ピン32とグランドピン31は、それぞれ点火コイル12の頭部ケース26内に設けられた電源端子35とグランド端子34に溶接又は半田付け等によって接続されている。
【0015】
コイルケース15と頭部ケース26の内部には、充填材36としてエポキシ系熱硬化性樹脂等の絶縁性樹脂が真空充填され、この充填材36によって点火コイル12の頭部ケース26に入力コネクタ13及び出力コネクタ14が固定されている。更に、点火コイル12の頭部ケース26内には、点火信号に同期して点火コイル12の一次巻線19に流れる電流をオン/オフする駆動回路(図示せず)が配置され、充填材36で固定されている。尚、入力コネクタ13の外周部には、ゴム等の弾性材で形成されたシール部材37が装着されている。また、頭部ケース26の側面には、点火コイルユニット11をエンジンに固定するための固定片部38が一体形成されている。
【0016】
本実施形態では、図1に示すように、4気筒エンジンの第1気筒〜第4気筒に対応した4個の点火コイルユニット11がエンジンに組み付けられる。第1気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14には、第2気筒の点火コイルユニット11の入力コネクタ13が差し込み接続され、同様に、第2気筒、第3気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14には、それぞれ第3気筒、第4気筒の点火コイルユニット11の入力コネクタ13が差し込み接続される。これにより、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11が、一列に並んで連結される。この場合、出力コネクタ14に入力コネクタ13を差し込み接続しても、両者のコネクタピン27〜32は直接接触しないように設定されている。
【0017】
次に、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11の電気的接続について説明する。第1気筒の点火コイルユニット11の入力コネクタ13は、点火制御装置(図示せず)に電気的に接続される。これにより、第1気筒の点火コイルユニット11の第1〜第4の点火信号ピン27〜30には、それぞれ第1気筒〜第4気筒の点火信号ラインIG1〜IG4が接続され、電源ピン32とグランドピン31には、それぞれの電源ライン(+B)とグランドライン(GND)が接続される。
【0018】
第1気筒の点火コイルユニット11と第2気筒の点火コイルユニット11の連結部(以下「1−2連結部」という)では、出力コネクタ14と入力コネクタ13との間に、5ピン型の接続部材39が介在されている。この接続部材39(図5参照)は、出力コネクタ14のコネクタピンと入力コネクタ13のコネクタピンを電気的に接続するためのものであり、両コネクタ13,14のコネクタピンに嵌め込まれる5本のパイプ状の接続部材39が平行に配列されて絶縁性樹脂39b等で繋ぎ止めて一体化されている。
【0019】
図2(a)に示すように、1−2連結部では、5ピン型の接続部材39によって、第1気筒の点火コイルユニット11と第2気筒の点火コイルユニット11との間で両者の第2〜第4の点火信号ピン28〜30、電源ピン32及びグランドピン31が、それぞれ電気的に接続され、第1の点火信号ピン27のみが未接続の状態となる。
【0020】
第2気筒の点火コイルユニット11と第3気筒の点火コイルユニット11の連結部(以下「2−3連結部」という)では、出力コネクタ14と入力コネクタ13との間に、4ピン型の接続部材40と短絡用の接続部材42が介在されている。4ピン型の接続部材40は、4本のパイプ状の接続部材40を平行に配列して絶縁性樹脂等で一体化したものである。短絡用の接続部材42(図6参照)は、出力コネクタ14のコネクタピン同士を短絡させるためのものであり、出力コネクタ14のコネクタピンに嵌め込まれる2本のパイプ状の接続部材42が導電部材42bで電気的に接続した状態で一体化されている。
【0021】
図2(b)に示すように、2−3連結部では、4ピン型の接続部材40によって、第2気筒の点火コイルユニット11と第3気筒の点火コイルユニット11との間で両者の第3,第4の点火信号ピン29,30、電源ピン32及びグランドピン31がそれぞれ電気的に接続されている。更に、短絡用の接続部材42によって、第2気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14の第1の点火信号ピン27と第2の点火信号ピン28とが短絡されている。
【0022】
第3気筒の点火コイルユニット11と第4気筒の点火コイルユニット11の連結部(以下「3−4連結部」という)では、出力コネクタ14と入力コネクタ13との間に、3ピン型の接続部材41と短絡用の接続部材43が介在されている。図2(c)に示すように、3−4連結部では、3ピン型の接続部材41によって第3気筒の点火コイルユニット11と第4気筒の点火コイルユニット11との間で両者の第4の点火信号ピン30、電源ピン32及びグランドピン31が、それぞれ電気的に接続されている。更に、短絡用の接続部材43によって、第3気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14の第1の点火信号ピン27と第3の点火信号ピン29とが短絡されている。
【0023】
図2(d)に示すように、第4気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14には、短絡用の接続部材44が装着され、この接続部材44によって第4気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14の第1の点火信号ピン27と第4の点火信号ピン30とが短絡されている。尚、第4気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14の開口部は、ゴム等の弾性材で形成されたシール部材45で塞がれている。
【0024】
以上のように接続することによって、第1気筒の点火信号ラインIGt1は、第1気筒の点火コイルユニット11の第1の点火信号ピン27を介して第1気筒の点火コイルユニット11の点火信号入力端子33に電気的に接続される。
【0025】
また、第2の点火信号ラインIGt2は、第1気筒の点火コイルユニット11の第2の点火信号ピン28、接続部材39、第2気筒の点火コイルユニット11の第2の点火信号ピン28、短絡用の接続部材42及び第2気筒の点火コイルユニット11の第1の点火信号ピン27を介して第2気筒の点火コイルユニット11の点火信号入力端子33に電気的に接続される。
【0026】
同じように、第3の点火信号ラインIGt3は、第1気筒〜第3気筒の点火コイルユニット11の第3の点火信号ピン29、短絡用の接続部材43及び第3気筒の点火コイルユニット11の第1の点火信号ピン27を介して第3気筒の点火コイルユニット11の点火信号入力端子33に電気的に接続される。
【0027】
第4気筒の点火信号ラインIGt4は、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11の第4の点火信号ピン30、短絡用の接続部材44及び第4気筒の点火コイルユニット11の第1の点火信号ピン27を介して第4気筒の点火コイルユニット11の点火信号入力端子33に電気的に接続される。
【0028】
一方、電源ライン(+B)は、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11の電源ピン32を介して各気筒の点火コイルユニット11の電源端子35に電気的に接続され、グランドライン(GND)は、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11のグランドピン31を介して各気筒の点火コイルユニット11のグランド端子34に電気的に接続される。
【0029】
以上、本発明を4気筒エンジンのS−DLI点火方式の点火装置に適用した場合について説明したが、3気筒エンジンのS−DLI点火方式の点火装置に適用する場合は、第4気筒の点火コイルユニット11、接続部材41,44を省略して、第3気筒の点火コイルユニット11の出力コネクタ14にシール部材45を装着した構成とすれば良い。この場合、接続部材39、40を3気筒用(第4の点火信号ピン30を接続しない構成)に変更しても良い。
【0030】
以上説明した本実施形態では、点火コイル12の上端部に入力コネクタ13と出力コネクタ14を一体的に設けて点火コイルユニット11を構成し、隣り合う点火コイルユニット11の出力コネクタ14と入力コネクタ13を差し込み接続することで、複数個の点火コイルユニット11を電気的に接続した状態で連結するようにしたので、同一形状の点火コイルユニット11を気筒数に応じた数だけコネクタ13,14で接続すれば、気筒数に応じた数の点火コイル12を電気的に接続した状態で一体化した点火システムを構成することができる。このため、各気筒の点火コイル12と点火制御装置を個別にワイヤ配線で接続する必要がなくなり、省スペース化の要求を満たすことができる。
【0031】
しかも、数種類の気筒数のエンジンに対しても、連結する点火コイルユニット11の数を変更するだけで対応することができるため、異なる気筒数に対して点火コイルユニット11を共通化することができる。このため、気筒数毎に成形金型を変更する必要がなく、成形コストを低減できて、低コスト化の要求も満たすことができる。また、故障が発生した場合、点火コイルシステム全体を交換しなくても、故障した点火コイルユニット11だけを取り替えることで対応できるので、修理費用を低減できると共に、省資源化の要求も満たすことができる。
【0032】
更に、本実施形態では、第1気筒〜第4気筒の点火コイルユニット11の両コネクタ13,14間の内部配線パターンを全て同一パターンにし、各連結部の接続部材を点火コイルユニット11の連結位置に応じて付け替えることによって、各点火コイル12の制御信号ライン(点火信号ライン、電源ライン、グランドライン)を、それぞれ、該当する気筒の点火コイルユニット11に電気的に接続するようにしたので、全く同一の点火コイルユニット11を用いて点火システムを構成することができ、更に、低コスト化することができる。
【0033】
また、本実施形態では、各点火コイル12の制御信号ライン(点火信号ライン、電源ライン、グランドライン)のうち電源ラインとグランドラインは、各気筒の点火コイル12で共通に使用することができる点に着目して、各気筒の点火コイルユニット11のコネクタ13,14には、電源ラインとグランドラインを接続する電源ピン32とグランドピン31をそれぞれ1本のみ設けるようにしたので、各コネクタ13,14のコネクタピンの本数を減らすことができ、コネクタ13,14を小型化することができる。
【0034】
尚、本実施形態では、点火コイルユニット11に4本の点火信号ピン27〜30を設けるようにしたが、点火信号ピンの本数は適宜変更しても良く、例えば、点火コイルユニット11に6本の点火信号ピンを設けて6気筒エンジンまで対応できるようにしても良い。
【0035】
また、本実施形態では、1個の点火コイル12と一対のコネクタ13,14を一体化して1気筒分の点火コイルユニット11を形成したが、2つの点火コイルと一対のコネクタを一体化して2気筒分の点火コイルユニットを形成するようにしても良い。この場合、2気筒分の点火コイルユニットを複数個連結するようにしても良いが、1気筒分の点火コイルユニットと2気筒分の点火コイルユニットを組み合わせて連結するようにしても良い。
【0036】
また、本実施形態では、2つの点火コイルユニット11の出力コネクタ14と入力コネクタ13とを差し込み接続したときに、両者のコネクタピン27〜32が直接接触しないように形成して、出力コネクタ14のコネクタピンと入力コネクタ13のコネクタピンとを接続部材39〜44によって選択的に接続したり、短絡させるようにしたが、例えば、2つの点火コイルユニット11の出力コネクタ14と入力コネクタ13とを差し込み接続したときに、両者のコネクタピン27〜32が直接接触するように形成して、接続が不要なコネクタピンを切断又は折曲してそのコネクタピンをオープン状態にしたり、短絡させる必要のあるコネクタピンを折曲して他のコネクタピンに短絡させるようにしても良い。
【0037】
また、本実施形態では、点火コイル12の頭部ケース26内に、点火信号に同期して点火コイル12の一次電流をオン/オフする駆動回路を設けたが、この駆動回路を点火コイル12の外部に配置しても良い。
【0038】
その他、本発明は、1気筒毎に点火コイルを1個ずつ設けるS−DLI点火方式の点火装置に限定されず、2気筒毎に点火コイルを1個ずつ設けるD−DLI点火方式(同時点火方式)の点火装置にも適用することが可能であり、また、点火コイル、コネクタ、接続部材等の形状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で用いる点火コイルユニットを4個連結した状態を示す部分破断平面図
【図2】(a)は1−2連結部の拡大横断面図、(b)は2−3連結部の拡大横断面図、(c)は3−4連結部の拡大横断面図、(d)は第4気筒の点火コイルユニットの出力コネクタ(非連結部)の拡大横断面図
【図3】点火コイルユニットの縦断面図
【図4】点火コイルユニットの平面図
【図5】5ピン型の接続部材の横断面図
【図6】短絡用の接続部材の横断面図
【図7】従来の点火装置の斜視図(その1)
【図8】従来の点火装置の斜視図(その2)
【符号の説明】
11…点火コイルユニット、12…点火コイル、13…入力コネクタ、14…出力コネクタ、26…頭部ケース、27〜30…点火信号ピン、31…グランドピン、32…電源ピン、39…5ピン型の接続部材、40…4ピン型の接続部材、41…3ピン型の接続部材、42〜44…短絡用の接続部材。
Claims (2)
- 点火プラグに高電圧を印加する点火コイルを複数個備え、各点火コイル毎又は一体化された少数の点火コイル毎に入力コネクタと出力コネクタを設けて点火コイルユニットを構成し、隣り合う点火コイルユニットの出力コネクタと入力コネクタを接続することで、各点火コイルユニット間を電気的に接続した状態で連結した点火装置において、
前記入力コネクタと前記出力コネクタには、連結する全ての点火コイルユニットに配線するのに必要な本数のコネクタピンが設けられ、
連結した点火コイルユニットのうちの先頭の点火コイルユニットの入力コネクタに、全ての点火コイルユニットの制御信号ラインを接続すると共に、各点火コイルユニット間の連結部に、出力コネクタのコネクタピンと入力コネクタのコネクタピンとの接続パターンを選択する接続部材を介在させることで、各点火コイルユニット毎に制御信号ラインを選択して接続することを特徴とする点火装置。 - 各点火コイルユニットの入力コネクタと出力コネクタには、電源ラインが接続される電源ピンとグランドラインが接続されるグランドピンがそれぞれ1本ずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の点火装置。
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