JP2019026078A - キャリーカート - Google Patents

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裕貴 山本
土井 健史
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Abstract

【課題】単純な操作によって座部を着座可能な状態にすることができるキャリーカートを提供すること。
【解決手段】キャリーカート10は、荷物を載せるための荷物載せ部としての荷台12と、荷台12を支持する本体フレーム11と、座面14aが上向きとなる着座可能状態と、座面14aが側方を向いた折り畳み状態とに切り換え可能な座部14と、本体フレーム11に対し上下方向に移動可能に支持され、使用者によって移動操作可能な移動体としての移動フレーム13と、移動フレーム13が上下方向の第1位置にある場合に座部14を折り畳み状態とし、移動フレーム13が上下方向の第2位置にある場合に座部14を着座可能状態とするように移動フレーム13と座部14とを連動させる連動機構と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャリーカートに関し、詳しくは、座部を備えるキャリーカートに関する。
従来、買い物時などに荷物を運ぶための小型車として、キャリーカートが知られている。キャリーカートとしては、本体部に対して折り畳み可能な座部を備え、使用者が買い物等の途中で疲れたときには座部を展開し、その展開した座部に座って休憩できるようにしたものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、上下方向に延びる第一フレームと、第一フレームに回動可能に設けられ、略水平位置まで展開した状態において荷物の載置部を構成する第二フレームと、第一フレームに回動可能に設けられ、略水平位置まで展開した状態において座部を構成する第三フレームとを備えるキャリーカートが開示されている。このキャリーカートにおいては、第一フレームに対して第三フレームが折り畳まれた状態で、第三フレームの先端部(中央辺77)を取っ手として利用して第三フレームを傾倒させることにより座部が略水平位置まで展開され、着座可能な状態となる。また、座部が第一フレームに対して折り畳まれた状態では、第三フレームの中央辺がキャリーカートの上部に配置されることにより、キャリーカートを移動させる際の把持部として利用可能になっている。
実用新案登録第3150293号公報
特許文献1に記載のキャリーカートは、第一フレームに対して座部が折り畳まれた状態では、座部を展開する操作の方向が分かりにくく、高齢な使用者等が座部を展開しようとしたときに、座部の展開の仕方が分からず戸惑うことが懸念される。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、単純な操作によって座部を着座可能な状態にすることができるキャリーカートを提供することを一つの目的とする。
上記課題を解決すべく、第1の構成のキャリーカートは、荷物を載せるための荷物載せ部と、前記荷物載せ部を支持する本体フレームと、座面が上向きとなる着座可能状態と、前記座面が側方に向いた折り畳み状態とに切り換え可能な座部と、前記本体フレームに対し上下方向に移動可能に支持され、使用者によって移動操作可能な移動体と、前記移動体が上下方向の第1位置にある場合に前記座部を前記折り畳み状態とし、前記移動体が上下方向の第2位置にある場合に前記座部を前記着座可能状態とするように、前記移動体と前記座部とを連動させる連動機構と、を備えることを特徴とする。
第1の構成によれば、移動体を上下方向に移動させるという単純な操作によって、移動体の移動に連動させて座部を展開することができる。このため、使用者は、キャリーカートを牽引している途中で座部に腰掛けて休憩したくなったときには、その場所にキャリーカートを静止させ、移動体を本体フレームに対して上下方向に移動させることにより、直ちに座部を着座可能な状態にすることができる。また、移動体を上下方向に移動させるという単純な操作によって座部を折り畳み状態と着座可能状態とに切り換えることができるため、操作方法が分かりやすく、高齢者等にとっても使い勝手が良好である。
第2の構成は、第1の構成において、前記本体フレームは、上下方向に延びる筒部を備え、前記移動体は、前記筒部に挿通されて前記筒部に沿って上下方向に移動可能な移動フレームであり、前記連動機構は、前記座部を前記本体フレームと前記移動フレームとにそれぞれ回動可能に連結するものであり、前記移動フレームの上下方向の移動によって前記座部を前記本体フレーム及び前記移動フレームのそれぞれに対し回動させることで、前記座部が前記折り畳み状態と前記着座可能状態とに切り換え可能に構成されていることを特徴とする。
第2の構成によれば、構成の簡素化を図ることができるとともに、筒部に沿って移動フレームを上下方向に移動させるという簡単な操作によって座部を展開することができる。また、筒部によって移動フレームの移動方向が案内されることにより、座部を展開する際に移動フレームの上下移動の操作性を向上させることができる。
第3の構成は、第2の構成において、前記第1位置よりも前記第2位置が下方となる位置であり、前記移動フレームの上部に、前記キャリーカートの移動に際し前記使用者に把持される把持部が設けられており、前記本体フレームは、左右方向に離間して配置された一対の前記筒部を備え、前記移動フレームは、一対の前記筒部のそれぞれに挿通された一対の挿通部を備え、前記把持部は、前記筒部よりも上方で前記一対の挿通部の間に架け渡されて設けられており、前記移動フレームが前記第2位置にある場合に、前記把持部が、前記座部の後方位置において前記座面よりも上方に配置されることを特徴とする。
第3の構成によれば、キャリーカートの移動に用いる把持部を利用して移動フレームを下方に移動させることにより座部を展開することができる。また、把持部を下方へ下げて座部を展開させてもなお、座部より上に把持部が配置されているため、座部に着座した使用者は、把持部を腰当て部として利用することができる。
第4の構成は、第3の構成において、前記移動フレームの上下方向の長さは、前記筒部の上下方向の長さよりも長く形成されており、前記移動フレームは、前記移動フレームの上部に前記把持部を有し、前記移動フレームの下部に、前記着座可能状態における前記座部を下方から支持する支持脚部を有し、前記支持脚部は、前記移動フレームが前記第1位置にある場合に、前記キャリーカートの接地面から上方に離間されており、前記把持部が下方へ移動されて前記移動フレームが前記第2位置にある場合に、前記接地面に接地可能な位置まで突出することを特徴とする。
また第6の構成は、第1〜3のいずれかの構成において、前記第1位置よりも前記第2位置が下方となる位置であり、前記移動体は、その下部に、前記着座可能状態における前記座部を下方から支持する支持脚部を有し、前記支持脚部は、前記移動体が前記第1位置にある場合に、前記キャリーカートの接地面から上方に離間されており、前記移動体が前記第2位置にある場合に、前記接地面に接地可能な位置まで突出することを特徴とする。
第4の構成及び第6の構成によれば、移動フレームを下方に移動させて座部を展開させると、支持脚部を接地面に接地させることができる。このため、座部が着座可能状態にあるときには、支持脚部が接地面に接地されて座部が支持脚部によって下方から支持されることで、座部に着座した使用者の荷重を、支持脚部を介して接地面に分散させることができる。これにより、着座時の安定性を高めることができる。一方、座面が側方を向くように座部が折り畳まれた状態にあるときには、支持脚部が接地面から離間した状態となるため、キャリーカートの移動時に支持脚部が接地面に干渉しにくく、移動時に邪魔になりにくくすることができる。
特に、第4の構成においては、把持部を下方へ移動させると、座部が展開すると同時に支持脚部が接地面に接地可能な位置まで突出することから、座部の展開と支持脚部の接地とを一部材で実現することができ、構成の簡素化を図ることができる。
第5の構成は、第4の構成において、前記移動フレームが前記第1位置にある場合に、前記支持脚部の全体が前記筒部の内部に収容されることを特徴とする。この構成によれば、座部の折り畳み時には支持脚部の全体を筒部に収容できるため、接地面への接地に伴い支持脚部に汚れ等が付いても、その汚れ等を隠すことができる。
座部の折り畳み状態におけるキャリーカートを斜め前方から見た斜視図。 座部の着座可能状態におけるキャリーカートを斜め前方から見た斜視図。 座部の折り畳み状態におけるキャリーカートの正面図。 座部の折り畳み状態におけるキャリーカートの右側面図。 座部の着座可能状態におけるキャリーカートの右側面図。 固定フレーム及び移動フレームの分解斜視図。 座部が折り畳み状態から着座可能状態に姿勢変化する様子を示す説明図であり、(a)は折り畳み状態、(b)は展開途中状態、(c)は着座可能状態を示す図。 支持脚部の状態変化を示す説明図であり、(a)は折り畳み状態、(b)は着座可能状態を示す図。
以下、本実施形態のキャリーカートについて図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、キャリーカート10は、本体フレーム11と、本体フレーム11により支持された荷台12と、本体フレーム11に対し上下方向に移動可能な移動フレーム13と、座面14aが側方を向くように折り畳み可能に設けられた座部14と、を備えている。なお、以下の説明では、キャリーカート10の移動方向を前後方向とし、その前後方向に対して直交する方向を左右方向とする。また、本体フレーム11を基準として荷台12が配置された側を「前方」として前後左右を表す。
<本体フレーム>
本体フレーム11は、上下方向に延びる一対の支柱フレーム部15と、各支柱フレーム部15を連結する連結フレーム21と、各支柱フレーム部15に連結された脚フレーム部16と、を備えている。
各支柱フレーム部15は、左右に離間して配置された固定フレーム17を有している。固定フレーム17の各々は、上下方向に延びる金属製の筒状体からなり、上下方向に貫通する中空部を有している。各固定フレーム17は四角筒状であり、詳しくは、前後の長さが左右の長さよりも大きい扁平筒状である。なお、各固定フレーム17は四角筒状に限らず、例えば円筒状等としてもよい。なお、固定フレーム17が「筒部」に相当する。
各固定フレーム17の下部には、車輪18が取り付けられている。車輪18は、左右方向に延びる回転軸を有しており、回転軸を中心として回転可能になっている。車輪18を接地面に接地させた状態で車輪18を回転させることにより、キャリーカート10を接地面に対して前後方向に移動させることが可能である。車輪18は、取付部材19を介して固定フレーム17に回転可能に取り付けられている。
図3及び図4に示すように、固定フレーム17は、その下端位置が地面Gから上方へ離れた位置となっている。具体的には、固定フレーム17の下端位置は、キャリーカート10の下端、換言すると車輪18の下端よりも上方に設定されている。車輪18を地面Gに接地させた状態において、地面Gから固定フレーム17の下端位置までの高さH1は、例えば3〜7cmである。
連結フレーム21は、固定フレーム17の上下方向の中間位置において各固定フレーム17を左右方向に連結している。本実施形態では、上下に異なる高さ位置に2本の連結フレーム21a,21bが取り付けられている。
脚フレーム部16は、各固定フレーム17から下方に延びる一対の傾斜フレーム部22と、各傾斜フレーム部22の下端部を連結する水平フレーム部23とを有している。脚フレーム部16は、金属製の棒材又はパイプ材を屈曲させることによって、傾斜フレーム部22及び水平フレーム部23が一体に形成されている。傾斜フレーム部22は、各固定フレーム17の上下方向の中間位置から下方に向けて後方へ傾斜している。傾斜フレーム部22の上端部は、固定フレーム17の上下方向の中間位置に固定された固定具24を介して固定フレーム17に取り付けられており、固定フレーム17に対して傾斜フレーム部22が固定されている。
傾斜フレーム部22には、下側部分がより後方へと向かうように上下方向の中間位置にて屈曲部25が形成されている。この屈曲部25の高さ位置において、左右の傾斜フレーム部22が、金属製の棒材又はパイプ材からなる連結フレーム部26によって左右方向に連結されている。水平フレーム部23は、地面等の接地面に接地可能な接地部となっている。水平フレーム部23の下端は、車輪18の下端(キャリーカート10の下端)と同じ高さ位置になっている。これにより、車輪18と水平フレーム部23とが接地することで自立可能になっている。なお、傾斜フレーム部22には屈曲部25が形成されていなくてもよい。
各固定フレーム17の下部には、荷台12が取り付けられている。荷台12は、樹脂材料又は金属材料により矩形板状に形成されており、その上面12aにかばん等の荷物を載せることが可能になっている。荷台12は、荷台12の前後方向の中間位置において、連結フレーム部26の上に載せられた状態で配置されている。なお、荷台12の下面は、連結フレーム部26に対して金具等で固定されていてもよい。荷台12は、その後端部において取付部材19を介して左右の固定フレーム17に取り付けられており、各固定フレーム17及び連結フレーム部26によって荷台12が支持されている。なお、荷台12が「荷物載せ部」に相当する。
<移動フレーム>
移動フレーム13は、図6に示すように、一対の固定フレーム17の中空部にそれぞれ挿通可能な一対の挿通フレーム27と、各挿通フレーム27の上端部に取り付けられたハンドル枠28と、各挿通フレーム27に設けられた脚ゴム32と、を有している。なお、移動フレーム13が「移動体」に相当し、挿通フレーム27が「挿通部」に相当する。
各挿通フレーム27は、上下方向に延びる金属製の棒材又はパイプ材からなり、固定フレーム17に対応する断面形状を有している。挿通フレーム27は、断面積が固定フレーム17よりも一回り小さく、各固定フレーム17に挿通された状態では、固定フレーム17の内周面に沿って上下方向に摺動可能になっている。
挿通フレーム27の上下方向の長さL1は、固定フレーム17の上下方向の長さL2よりも長くなっている(図6参照)。詳細には、長さL1は、挿通フレーム27を固定フレーム17の内部に挿通して下方に移動させた場合に、挿通フレーム27の下端部が、固定フレーム17の下端部から下方に突出可能な長さを有している。移動フレーム13は、移動フレーム13の下端部を接地面に接地させることが可能な位置(以下、「接地位置」という。)まで、固定フレーム17の内部を下方に移動させることが可能になっている。移動フレーム13は、その下端部に、固定フレーム17の下端部から下方に突出する支持脚部29を有している。支持脚部29は、地面Gに接地されることにより、着座可能状態における座部14を下方から支持可能である。
脚ゴム32は、板状又はキャップ状のゴム部材であり、各挿通フレーム27の下端部に取り付けられている。なお、支持脚部29及び脚ゴム32により、移動フレーム13の下端部が構成されている。脚ゴム32の下面には、下方に突出する突部が下面全体に複数形成されている。
ハンドル枠28は、使用者がキャリーカート10を移動させる際に把持する部分であり、「把持部」に相当する。ハンドル枠28は、固定フレーム17の上端部よりも上方において、各挿通フレーム27の上端部の間に架け渡されている。ハンドル枠28は、少なくとも外周部がクッション材料により形成されており、左右方向に水平に延びている。
具体的には、ハンドル枠28は、一対の挿通フレーム27のそれぞれの上端部から上方に向けて後方へ傾斜する傾斜枠部28aと、傾斜枠部28aの上端部を左右方向に架け渡す連結枠部28bとを有しており、これらが屈曲形状により繋げられている。使用時には、連結枠部28bが使用者によって把持される部分となる。ハンドル枠28は、移動フレーム13を接地位置まで移動させた状態において、座面14aよりも上方に位置するようになっている。具体的には、座面14aからハンドル枠28の上端までの高さH3が、100mm以上200mm以下とされ、好ましくは100mm以上120mm以下の範囲内に設定されている。
移動フレーム13には、本体フレーム11に対する移動フレーム13の上下方向への移動を規制するロック機構31が設けられている。ロック機構31は、移動フレーム13が、接地位置よりも上方となる所定位置(以下「通常位置」という。)にある場合に、上下方向に移動しないように移動フレーム13の移動を規制する。本実施形態では、ロック機構31は、ロックピン31aがロック孔31bに係合する機構を有している。ロックピン31aは、挿通フレーム27の上下方向の中間位置の側面部分に設けられており、バネ等によって内部から付勢されることにより挿通フレーム27の側面部分から突出している。ロック孔31bは、固定フレーム17の上部においてロックピン31aに対応する位置に形成されている。なお、通常位置が「第1位置」に相当する。
移動フレーム13が通常位置にある場合には、ロックピン31aを内側へ押し込むことにより、ロックピン31aとロック孔31bとの係合が解除される。これにより、移動フレーム13の下方への移動が許容される。また、移動フレーム13を下方へ移動させた状態から通常位置まで引き上げると、ロックピン31aとロック孔31bとが係合する。これにより、移動フレーム13の上下方向への動きが規制される。ロック機構31は、使用者がハンドル枠28を持ちながら操作可能な範囲に設けられている。なお、本実施形態では、ロック機構31は、移動フレーム13の左右一方(本実施形態では右側)に設けられているが、左右両側に設けられていてもよい。
なお、移動フレーム13は、通常位置では本体フレーム11に対する移動フレーム13の上下方向の移動が規制される一方、接地位置では本体フレーム11に対する移動フレーム13の上下方向の移動は規制されないようになっている。このため、移動フレーム13は、接地面の凹凸に応じた高さ位置まで下方に移動可能であり、接地面に接地される。具体的には、接地面が平坦面の場合には、移動フレーム13の下端が車輪18の下端及び水平フレーム部23の下端と同じ高さ位置まで移動フレーム13が下方へ移動される。また、接地面が凹凸面である場合には、その凹凸面に接地する位置まで移動フレーム13が下方へ移動される。
<座部>
座部14は、樹脂材料又は金属材料により所定の厚みを有する板状に形成されており、詳細には座面14aが矩形状に形成されている。座部14は、座面14aが上向きとなる着座可能状態と、移動フレーム13に対して折り畳まれて座面14aが側方を向いた状態となる折り畳み状態(以下では単に、「座部14の折り畳み状態」又は「折り畳み状態」ということがある。)と、に切り換え可能になっている。座部14が着座可能状態にある場合には、図5に示すように、座面14aが荷台12の上方で、移動フレーム13から前方に向けて延びた状態で配置される。この着座可能状態では、座部14の前端部41は、側面視して荷台12の前端部と略同じ位置か又はそれよりも前方に位置している。なお、以下の説明において座部14の前端部41及び後端部42は、特に説明がない場合、着座可能状態において前端部、後端部となる部分をいう。
座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれた状態では、図1に示すように、着座可能状態における座部14の前端部41が後端部42よりも下方に位置するように配置され、座面14aが上下方向に延びている。詳しくは、座部14は、座面14aの形状を着座可能状態と折り畳み状態とで同じとしたまま、移動フレーム13に対して折り畳まれる。この折り畳み状態では、座面全体が同一方向を向いており、具体的には座面全体が前方を向いている。また、折り畳み状態では、前端部41が本体フレーム11に接近することにより、着座可能状態に比べて座部14の前後方向の幅が狭くなり、キャリーカート10の上部がすっきりとしたスリムな外観となる。本実施形態では、座部14が折り畳み状態にある場合に、座面14aは、上方から下方に向かうにつれて前方に傾斜するように配置される。なお、座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれた状態において、座面14aが垂直方向に延びるように配置されるようにしてもよい。
座部14は、その左右方向の幅W1がハンドル枠28の左右方向の幅W2よりも小さく、具体的には25〜40cmとされている(図3参照)。また、座部14は、着座可能状態における座面14aの高さ位置が、使用者の膝高さよりも上方の位置に設定されている。具体的には、キャリーカート10の下端(すなわち車輪18の下端)から40〜60cm上方の高さH2に設定され、より具体的には50cmに設定されている(図5参照)。
ちなみに、「日本人の人体寸法データブック2004−2006」の人体測定データ(P411,P412)によれば、65〜79歳の女性の座位姿勢における足底面から座面までの鉛直距離は平均で35cm程度となっている。この鉛直距離は、膝の曲がり角度を90°にして座面に座った場合の測定データとなっている。そこで、本実施形態では、この測定データに基づき、座面14aの高さH2を40〜60cmに設定している。これにより、65〜79歳の女性が座部14(座面14a)に使用者として座った際には、膝の曲がり角度が鈍角となるため、座部14に座ったり立ち上がったりする際の膝の屈伸運動の距離を短くすることができる。そのため、使用者の膝への負担を軽減させることができる。
<座部の連動機構>
座部14は、本体フレーム11と移動フレーム13とに対してそれぞれ回動可能に連結されている。座部14は、その後端部42が移動フレーム13の上端部に回動可能に連結され、前端部41が本体フレーム11の上下方向の中間位置に回動可能に連結されており、全体としてリンク機構を構成している。具体的には、座部14の後端部42は、移動フレーム13の上端部、より詳細にはハンドル枠28と挿通フレーム27との連結部分に、左右方向に延びる軸棒33を介して回動可能に連結されている。
座部14の前端部41は、左右一対のリンク35を介して固定フレーム17に回動可能に連結されている。各リンク35は、金属製の棒材又はパイプ材からなり、左右に離間して配置されている。各リンク35は、その上端部が、座部14の前端部41に回動可能に連結され、後端部42が、固定フレーム17に回動可能に連結されている。座部14の前端部41には、左右方向に延びる軸棒34が座部14に対して回動可能に取り付けられている。この軸棒34の左端部及び右端部のそれぞれに、各リンク35の上端部が連結されている。
各固定フレーム17には、その上下方向の中間位置に、左右方向に延びる回転軸36が取り付けられており、各回転軸36に各リンク35の下端部が連結されている。リンク35は、固定フレーム17に対し回転軸36を中心として回動可能になっている。座部14、軸棒33、34、リンク35及び回転軸36により、移動フレーム13が接地位置まで移動すると座面14aが上向きの着座可能状態となるリンク機構が構成されている。
なお、本実施形態では、固定具24と回転軸36とが、固定フレーム17の上下方向において同じ高さ位置に取り付けられているが、固定具24と回転軸36とが互いに異なる高さ位置に取り付けられていてもよい。例えば、回転軸36が固定具24の上方に取り付けられていてもよい。また、リンク35は、回転軸36を介さずに固定フレーム17に対して回動可能に取り付けられていてもよい。例えば、固定フレーム17の前面にリング状の引掛け部を設けるとともに、リンク35の下端部をU字状に折り曲げて引掛け部に引っ掛けることにより、リンク35を固定フレーム17に対して回動可能に連結してもよい。
<キャリーカートの動作>
次に、キャリーカート10の動作について図7及び図8を用いて説明する。キャリーカート10は、固定フレーム17に対して移動フレーム13を上下方向に移動可能になっており、その移動フレーム13の上下移動の操作に連動させて、座部14を、折り畳み状態と着座可能状態とに切り換え可能になっている。
詳しくは、移動フレーム13が通常位置にある場合には、図7(a)に示すように、座部14は、荷台12の上方において、座面14aの全体を前方に向けた状態で上下方向に延びるように配置され、移動フレーム13に対して折り畳まれた状態となる。この折り畳み状態では、使用者は、本体フレーム11の後方に立ってハンドル枠28を手で握り、キャリーカート10を後方に傾倒させて牽引することにより、車輪18の回転によってキャリーカート10を地面Gに対し移動させることが可能である。
使用者が歩行の途中で座部14に腰掛けて休憩したくなった場合には、使用者はまず、ロック機構31を操作して、固定フレーム17と移動フレーム13とのロックを解除する。続いて、ハンドル枠28を把手して移動フレーム13を下方に移動させる。この移動フレーム13の下方移動に連動して、座部14が、移動フレーム13に対して折り畳まれた状態からその姿勢を変化させる。具体的には、ハンドル枠28を下げると、座部14の後端部42が軸棒33を中心に回動しながら移動フレーム13とともに下方へ移動する。また、座部14の前端部41がリンク35を介して固定フレーム17に対して回動しながら前方へ移動する。これにより、座部14が徐々に展開される。図7(b)には、移動フレーム13の下端部が固定フレーム17の内部に収容されており、座部14が途中まで展開された状態を示している。
図7(b)の状態からハンドル枠28をさらに下方に移動させると、固定フレーム17の下端部から移動フレーム13の下端部(すなわち支持脚部29)が突出して地面Gに接地される。つまり、移動フレーム13が接地位置まで移動される。移動フレーム13が接地位置まで移動した状態では、リンク機構により座部14が前方へ展開されて、座面14aが上向きに配置された着座可能状態となる。これにより、使用者は、座面14aに着座することが可能になる(図7(c)参照)。なお、接地位置が「第2位置」に相当する。
移動フレーム13が接地位置にある状態では、座部14は着座可能状態となっており、車輪18及び水平フレーム部23とともに支持脚部29が地面Gに接地している(図8(b)参照)。これにより、使用者が展開状態の座部14に着座した際には、着座による荷重を脚フレーム部16、支持脚部29及び車輪18でしっかりと支持することができ、着座時の安定性が高い。また、使用者が移動フレーム13を上方へ引いて接地位置から通常位置に移動させると、支持脚部29は、地面Gから上方に離間して、固定フレーム17の内部に収容される(図8(a)参照)。詳細には、移動フレーム13が通常位置にある場合には、支持脚部29の全体が固定フレーム17の内部に収容される。この収容状態では、支持脚部29が地面Gに干渉せず、キャリーカート10を後方に傾倒させて走行する際に走行の邪魔にならないようにすることができる。
移動フレーム13が接地位置にあり、座部14が移動フレーム13に対して展開された着座可能状態では、ハンドル枠28が座部14の後方位置において座面14aよりも上方に配置されている。具体的には、移動フレーム13が接地位置にある場合におけるハンドル枠28の高さ位置が低背に設定されており、座面14aからハンドル枠28の上端までの高さH3が100mm以上200mm以下に設定されている。これにより、座部14に着座した使用者は、ハンドル枠28を腰当てとして利用して着座時の姿勢を安定させることができる。特に、女性の高齢者に多い円背症(脊柱後湾症)の人が使用した場合には、使用者の円背の突起がハンドル枠28に接触することを回避でき、円背の痛みや悪化を抑制しつつ、安定した着座姿勢を保持することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の優れた効果が得られる。
キャリーカート10は、移動フレーム13が上下方向の所定位置(通常位置)にある場合に、座部14を移動フレーム13に対して折り畳まれた状態とし、移動フレーム13が通常位置よりも下方の所定位置(接地位置)にある場合に、座部14を着座可能状態とするように、移動フレーム13と座部14とを連動させる連動機構を備える。このため、使用者は、座部14に腰掛けたくなった場合には、移動フレーム13を本体フレーム11に対して下方に移動させるという単純な操作によって、簡単に座部14を展開することができる。また、移動フレーム13を上下方向に移動させるという簡単な操作によって座部14を折り畳み状態と着座可能状態とに切り換えることができるため、操作方法が分かりやすく、高齢者等にとっても使い勝手が良い。
座面14aの形状を着座可能状態と折り畳み状態とで同じとしたまま、座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれるようにしたため、移動フレーム13が通常位置にあるときに、着座可能状態になったときの座部14の姿勢を視覚的に把握しやすくすることができる。これにより、座部14を着座可能状態にするための操作を高齢者等の使用者にも分かりやすくすることができる。
固定フレーム17の内部に移動フレーム13を挿通し、移動フレーム13を上下方向に移動させることにより座部14の姿勢を変化させるため、構成の簡素化を図ることができる。また、固定フレーム17によって移動フレーム13の移動方向が案内されるため、座部14を展開する際における移動フレーム13の操作性を向上させることができる。
ハンドル枠28を利用して移動フレーム13を下方に移動させることにより座部14を展開することができるため、座部14を展開するための部材を別途設けなくて済む。また、ハンドル枠28を下方へ下げて座部14を展開させてもなお、座部14よりも上方にハンドル枠28が配置されるため、座部14に着座した使用者は、ハンドル枠28を腰当てとして利用することができる。
移動フレーム13の下部に支持脚部29を有しているため、移動フレーム13が接地位置にあり、座部14が着座可能状態にあるときには、支持脚部29が接地されて座部14を下方から支持することができる。これにより、座部14に着座した使用者の荷重を、支持脚部29を介して地面Gに分散させることができ、着座時の安定性を高めることができる。
また、移動フレーム13の上部にハンドル枠28を有し、移動フレーム13の下部に支持脚部29を有しているため、移動フレーム13を下方に移動させて座部14を展開させると同時に、支持脚部29を接地面に接地させることができる。よって、座部14の展開と支持脚部29の接地とを一部材で実現することができ、構成の簡素化を図ることができる。
座部14が折り畳み状態にあるときには、支持脚部29が地面Gから離間した状態となるため、キャリーカート10の移動時に支持脚部29が地面Gに干渉しにくく、移動の妨げになることを回避することができる。特に、移動フレーム13は、通常位置にある場合に支持脚部29の全体が固定フレーム17の内部に収容されるため、地面Gとの干渉を回避できる。また、支持脚部29の全体が固定フレーム17の内部に収容されるため、地面Gへの接地に伴い支持脚部29に汚れ等が付いても、その汚れ等を隠すことができる。
荷台12の上方に座部14が展開されるため、座部14が展開された状態においてキャリーカート10が前後方向に長くなることを抑制することができ、コンパクト化を図ることができる。これにより、狭いスペースでも座部14を展開して腰掛けることができる。
移動フレーム13が接地位置にある場合には、本体フレーム11に対する移動フレーム13の上下方向の移動は規制されないため、車輪18の接地面が凹凸形状であっても移動フレーム13の下面を接地面に接地させることができる。これにより、車輪18の接地面の形状に関わらず、使用者の着座時には、支持脚部29によって使用者の荷重をしっかりと受けることができる。
座部14の座面14aの高さH2を50cmに設定したため、使用者が座部14に座ったり座部14から立ち上がったりする際に腰を上下する距離を短くすることができる。そのため、使用者は、座ったり立ち上がったりする動作をより楽に行うことができる。また、この場合、座面14aの高さ位置を座部14に座る使用者の膝高さよりも上に位置させることができるため、使用者が座った状態での膝の曲がり角度を鈍角にすることができる。そのため、使用者が座部14から立ち上がる際の動作を特に楽にすることができる。
移動フレーム13は、その下端部に脚ゴム32を有しているため、移動フレーム13を接地位置まで下方に移動して座部14を着座可能状態にした状態では、脚ゴム32を滑り止めとして機能させることができる。これにより、使用者が座部14に着座している状態でキャリーカート10が不意に移動することを抑制することができる。また特に、脚ゴム32の下面に、下方に突出する突部を下面全体に複数形成したため、滑り止めの効果が高い。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の内容に限定されず、例えば以下のように構成してもよい。
・上記実施形態では、移動フレーム13が通常位置にある場合には、支持脚部29の全体が固定フレーム17の内部に収容される構成とした。これを変更し、移動フレーム13が通常位置にある場合に、支持脚部29が固定フレーム17の下端から突出し、かつ接地面から上方へ離間した高さ位置に配置されるようにしてもよい。
・移動フレーム13が通常位置にある場合にも、支持脚部29が接地面に接地される構成としてもよい。具体的には、移動フレーム13の上下方向の長さを固定フレーム17の上下方向の長さよりも短くし、固定フレーム17の下端位置を車輪18の下端位置と同じ高さ位置としてもよい。
・移動フレーム13が接地位置にある場合に、固定フレーム17に対する移動フレーム13の上下方向の移動を規制するロック機構を設けてもよい。
・上記実施形態では、移動フレーム13がその上部にハンドル枠28を有し、下部に支持脚部29を有する構成としたが、支持脚部29を移動フレーム13とは別部材に設け、移動フレーム13が通常位置から接地位置に移動したことに伴い、その上下方向の移動に連動して支持脚部29が固定フレーム17の下端から突出して接地面に接地する構成としてもよい。
・上記実施形態では、荷物載せ部として荷台12を備える構成について説明したが、荷物載せ部は荷台12に限らず、荷物を載せることが可能であればよく、例えばバッグやケース、籠、フレーム等であってもよい。
・ハンドル枠28の形状は上記実施形態のものに限定されない。例えば、傾斜枠部28aと連結枠部28bとが、後方へ凸となる湾曲形状で繋げられていてもよい。また、ハンドル枠28が、前面が後方へ凸となる湾曲面とされており、当該湾曲面が左右方向の中央から左右両側へ向かうにつれて前方に位置するようにしてもよい。この場合、円背症(脊柱後湾症)を患う使用者がハンドル枠28にもたれた場合に、円背の突起がハンドル枠28に接触することを回避できる。これにより、円背の痛みや悪化を抑制しつつ、安定した着座姿勢を保持することができる。
・ロック機構31の構成はロックピン31aとロック孔31bとの係止機構に限定されない。例えば、ハンドル枠28に、固定フレーム17に対する移動フレーム13の上下移動の規制及び解除を切り替え可能な操作部(例えば操作ボタン等)を設け、使用者が操作部を操作することによって、固定フレーム17に対する移動フレーム13の上下移動の規制及び解除を切り替える機構を有していてもよい。例えば、移動フレーム13が第1位置にある場合には、固定フレーム17に対する移動フレーム13の上下移動が規制され、使用者により操作部が操作されることにより、移動フレーム13を第1位置から第2位置へ移動可能となるようにしてもよい。操作部は、ハンドル枠28を握った手で操作部を操作可能な位置に配置するとよい。この場合、使用者が座部14を展開させる作業をより楽に行うことができる。
・上記実施形態では、座部14の姿勢を変更するときには、移動フレーム13を、座部14が折り畳み状態となる位置(第1位置)から下方へ下げて、座部14が着座可能状態となる位置(第2位置)に移動させる構成とした。これを変更し、移動フレーム13を、座部14が折り畳み状態となる位置(第1位置)から上方へ引き上げて、座部14が着座可能状態となる位置(第2位置)に移動させる構成としてもよい。具体的には、座部14の後端部42を各本体フレーム11の上下方向の中間位置に回動可能に連結し、前端部41を各移動フレーム13の上端部にリンク35を介して回動可能に連結し、全体としてリンク機構を構成するようにしてもよい。この場合、移動フレーム13が第1位置にあるときには、座面14aが側方(詳しくは前方)を向いた状態で座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれており、移動フレーム13を上方へ移動させて第2位置とすることにより、座部14が上方へ回動して座面14aが上方を向いた状態となり、着座可能状態に姿勢変化する。
・上記実施形態では、固定フレーム17を上下方向に延びる筒状体とし、固定フレーム17の内部に移動フレーム13を挿通することにより移動フレーム13を固定フレーム17に対して上下方向に移動可能にしたが、固定フレーム17に対して移動フレーム13を上下方向に移動可能であれば、固定フレーム17及び移動フレーム13の形状は特に限定されない。例えば、固定フレーム17を、溝部を有するレール部材とするとともに、移動フレーム13をレール部材の溝部に沿って上下移動可能に設けるようにしてもよい。この場合、移動フレーム13は、レール部材の溝部に沿って上下方向に移動可能であればよく、例えば角柱体、レール部材等が挙げられる。
・上記実施形態では、座面14aの形状を着座可能状態と折り畳み状態とで同じとしたまま、つまり、着座可能状態では座面全体が上方を向き、折り畳み状態では座面全体が前方を向いた状態になるように、座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれるようにしたが、着座可能状態と折り畳み状態との間で、座面14aの形状が変化するようにしてもよい。例えば、着座可能状態では、座面全体が上方を向いた状態となり、座部14が移動フレーム13に対して折り畳まれた状態では、座面14aが前後方向の中間位置で、座面14aを前後に向けた状態で折り畳まれるようにしてもよい。
・上記実施形態では、キャリーカート10を、車輪18を2つ備える2輪のキャリーカートとしたが、車輪18を4つ備える4輪のキャリーカートとしてもよい。また、キャリーカート10の車輪18の数は必ずしも2つ又は4つである必要はなく、それ以外の個数であってもよい。例えば、車輪18を3つ備える3輪のキャリーカートとしてもよい。
・上記実施形態では、車輪18が前後方向に回転可能となっていたが、車輪18としては、左右方向に回転可能なものを用いてもよい。あるいは、全方向(360°)に回転可能な車輪(例えば、車輪が球体からなるボールキャスタ等)を用いてもよい。
10…キャリーカート、11…本体フレーム、12…荷台、13…移動フレーム、14…座部、14a…座面、17…固定フレーム、27…挿通フレーム、28…ハンドル枠、29…支持脚部、35…リンク、36…回転軸。

Claims (6)

  1. 荷物を載せるための荷物載せ部と、
    前記荷物載せ部を支持する本体フレームと、
    座面が上向きとなる着座可能状態と、前記座面が側方を向いた折り畳み状態とに切り換え可能な座部と、
    前記本体フレームに対し上下方向に移動可能に支持され、使用者によって移動操作可能な移動体と、
    前記移動体が上下方向の第1位置にある場合に前記座部を前記折り畳み状態とし、前記移動体が上下方向の第2位置にある場合に前記座部を前記着座可能状態とするように、前記移動体と前記座部とを連動させる連動機構と、
    を備える、キャリーカート。
  2. 前記本体フレームは、上下方向に延びる筒部を備え、
    前記移動体は、前記筒部に挿通されて前記筒部に沿って上下方向に移動可能な移動フレームであり、
    前記連動機構は、前記座部を前記本体フレームと前記移動フレームとにそれぞれ回動可能に連結するものであり、前記移動フレームの上下方向の移動によって前記座部を前記本体フレーム及び前記移動フレームのそれぞれに対し回動させることで、前記座部が前記折り畳み状態と前記着座可能状態とに切り換え可能に構成されている、請求項1に記載のキャリーカート。
  3. 前記第1位置よりも前記第2位置が下方となる位置であり、
    前記移動フレームの上部に、前記キャリーカートの移動に際し前記使用者に把持される把持部が設けられており、
    前記本体フレームは、左右方向に離間して配置された一対の前記筒部を備え、
    前記移動フレームは、一対の前記筒部のそれぞれに挿通された一対の挿通部を備え、
    前記把持部は、前記筒部よりも上方で前記一対の挿通部の間に架け渡されて設けられており、
    前記移動フレームが前記第2位置にある場合に、前記把持部が、前記座部の後方位置において前記座面よりも上方に配置される、請求項2に記載のキャリーカート。
  4. 前記移動フレームの上下方向の長さは、前記筒部の上下方向の長さよりも長く形成されており、
    前記移動フレームは、前記移動フレームの上部に前記把持部を有し、前記移動フレームの下部に、前記着座可能状態における前記座部を下方から支持する支持脚部を有し、
    前記支持脚部は、前記移動フレームが前記第1位置にある場合に、前記キャリーカートの接地面から上方に離間されており、前記把持部が下方へ移動されて前記移動フレームが前記第2位置にある場合に、前記接地面に接地可能な位置まで突出する、請求項3に記載のキャリーカート。
  5. 前記移動フレームが前記第1位置にある場合に、前記支持脚部の全体が前記筒部の内部に収容される、請求項4に記載のキャリーカート。
  6. 前記第1位置よりも前記第2位置が下方となる位置であり、
    前記移動体は、その下部に、前記着座可能状態における前記座部を下方から支持する支持脚部を有し、
    前記支持脚部は、前記移動体が前記第1位置にある場合に、前記キャリーカートの接地面から上方に離間されており、前記移動体が前記第2位置にある場合に、前記接地面に接地可能な位置まで突出する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャリーカート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102195449B1 (ko) * 2019-09-27 2020-12-28 주식회사 다온 핸드카트

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KR102209909B1 (ko) * 2019-04-11 2021-02-01 송홍전 테이블 기능을 갖는 운반용 카트
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