JP2019023243A5

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Publication number: JP2019023243A5
Application number: JP2018218127A
Authority: JP
Filing date: 2018-11-21
Publication date: 2019-06-13

Claims

少なくとも１つの脂質、少なくとも１つの治療剤および少なくとも１つの診断剤ならびにその組み合わせを含有する治療リポソームであって、該治療剤が抗がん剤または細胞傷害剤である、治療リポソームと；
少なくとも１つの脂質および少なくとも１つの非イオン性誘発剤を含有する攻撃リポソームと
を含む医薬組成物であって、該医薬組成物は、被験体において治療応答に影響を与えるのに十分な用量で該被験体に投与されることを特徴とする、医薬組成物。
前記治療リポソームが、リン脂質、ステロイドおよびカチオン性脂質からなる群より選択される少なくとも１つの脂質を含有する、請求項１に記載の医薬組成物。
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、およびホスファチジン酸からなる群より選択される、請求項２に記載の医薬組成物。
前記ホスファチジルコリンが、ジステアロイルホスファチジルコリン（ＤＳＰＣ）である、請求項３に記載の医薬組成物。
前記ホスファチジルグリセロールが、ジステアロイルホスファチジルグリセロール（ＤＳＰＧ）である、請求項３に記載の医薬組成物。
前記ホスファチジルエタノールアミンが、ＤＳＰＥ−ＰＥＧ（２０００）である、請求項３に記載の医薬組成物。
前記ステロイドがコレステロールである、請求項２に記載の医薬組成物。
前記カチオン性脂質が、Ｎ−（１−（２，３−ジオレオイルオキシ）プロピル）−Ｎ，Ｎ，Ｎ−トリメチルアンモニウムクロリド（ＤＯＴＡＰ）である、請求項２に記載の医薬組成物。
前記攻撃リポソームが、第２のリポソーム、ミセル、およびその混合物からなる群より選択される少なくとも１つの脂質を含有する、請求項１に記載の医薬組成物。
前記第２のリポソームが、リン脂質、ステロイド、およびカチオン性脂質からなる群より選択される１または複数の脂質を含有する、請求項９に記載の医薬組成物。
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、およびホスファチジン酸からなる群より選択される、請求項１０に記載の医薬組成物。
前記ホスファチジルコリンが、ジパルミトイルホスファチジルコリン（ＤＰＰＣ）である、請求項１１に記載の医薬組成物。
前記ステロイドがコレステロールである、請求項１０に記載の医薬組成物。
前記カチオン性脂質が、Ｎ−（１−（２，３−ジオレオイルオキシ）プロピル）−Ｎ，Ｎ，Ｎ−トリメチルアンモニウムクロリド（ＤＯＴＡＰ）である、請求項１０に記載の医薬組成物。
前記非イオン性誘発剤が、Ｄ−α−トコフェリルポリエチレングリコールスクシネート（ＴＰＧＳ）である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記組成物が少なくとも１つの標的化剤を含有する、請求項１に記載の医薬組成物。
前記攻撃リポソームの投与が、前記治療リポソームからの前記治療剤の放出を、該攻撃リポソームを用いずに該治療リポソームを投与するのと比較して、少なくとも３倍、１０倍または２５倍増加させる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記治療剤が、前記リポソームの二重層内に包埋されている、請求項１に記載の医薬組成物。
前記治療剤が、前記リポソームの水性コア内に封入されている、請求項１に記載の医薬組成物。
前記治療剤が、前記リポソームの外部に係留されている、請求項１に記載の医薬組成物。