JP2019006336A - モビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システム - Google Patents

モビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システム Download PDF

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Makoto Yuzusawa
誠 柚沢
敦史 西
Atsushi Nishi
敦史 西
美由紀 下田
Miyuki Shimoda
美由紀 下田
尊一 佐野
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尊一 佐野
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恵一 井口
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Abstract

【課題】連結を容易に行うこと等が可能なモビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システムを提供する。【解決手段】モビリティルーム(車両)22は、ルーム本体(車室)78の内部と建築物(家)24又は他の移動体の内部とを連通させてユーザの移動を可能とする連結部(ドア)82と、ルーム本体78に設けられる操作入力装置に入力された第1移動要求、又は通信装置を介して外部装置から受信した第2移動要求に基づいて、移動装置によりルーム本体78を自律移動させて、連結部82を建築物24又は他の移動体との目標連結位置に到達させる移動制御装置とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、モビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システムに関する。
特許文献1では、車椅子での自動車への乗降が容易となる住宅を提供することを目的としている([0004]、要約)。当該目的を達成するため、特許文献1(要約)では、住宅1の床4Aを、身体障害者5及び高齢者が室内を移動する際の障害物である段差がない平坦な床とする。住宅1の外壁面6に開口7を設け、開口7に接続される床4Aを自動車20の床22の高さレベルに合わせて設ける。
これにより、室内の床4Aと自動車20の床22との境界部分に段差が生じず、段差がない平坦な床、いわゆる、バリアフリー床が室内だけでなく、自動車20まで連続するようになる。従って、車椅子5Aでの自動車20への乗降が他人の力を借りることなく自力で行え、住宅1に車椅子5Aでの移動に支障が生じない完全なバリアフリー床が形成される。よって、車椅子5Aでの自動車20への乗降を容易に行うことができるとされている。
特開2001−271500号公報
上記のように、特許文献1では、室内の床4Aと自動車20の床22との境界部分に段差が生じず、段差がない平坦な床、いわゆる、バリアフリー床が室内だけでなく、自動車20まで連続する。特許文献1では、自動車20をどのように駐車させるかについては記載がなく、手動で運転することが想定されているように見受けられる。しかしながら、室内の床4Aと自動車20の床22の位置合わせ(又は連結)を手動で行うことは、比較的難しい場合も想定される。
上記のような問題は、自動車以外の乗り物若しくは移動体と建築物とが連結する場合、又は複数の移動体同士が連結する場合にも該当し得る。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、連結を容易に行うこと等が可能なモビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係るモビリティルームは、
居住空間を形成するルーム本体と、
前記ルーム本体を無軌道上で移動させる移動装置と、
前記ルーム本体の内部と、建築物又は他の移動体の内部とを連通させてユーザの移動を可能とする連結部と、
前記ルーム本体に設けられる操作入力装置に入力された第1移動要求、又は通信装置を介して外部装置から受信した第2移動要求に基づいて、前記移動装置により前記ルーム本体を自律移動させて、前記連結部を前記建築物又は前記他の移動体との目標連結位置に到達させる移動制御装置と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ルーム本体内のユーザからの第1移動要求又は外部装置からの第2移動要求に基づいてモビリティルームを自律移動させて、モビリティルームの連結部を建築物又は他の移動体との目標連結位置に到達させる。これにより、建築物又は他の移動体との目標連結位置にモビリティルームの連結部を容易に到達させることが可能となる。
前記モビリティルームは、前記モビリティルームの移動距離に基づいて、又は前記モビリティルームと前記建築物若しくは前記他の移動体との接続時間に基づいて、前記ユーザに対する前記モビリティルームの利用料を算出して前記利用料を課金する若しくは表示装置に表示する又は前記通信装置を介して外部サーバに送信する利用料算出装置をさらに備えてもよい。これにより、モビリティルームの利用料を簡易に算出することが可能となる。
前記モビリティルームは、前記ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を取得する識別情報取得部と、前記外部装置との通信が可能なルーム通信部と、前記モビリティルームの利用可否を判定する利用可否判定部とを備えてもよい。また、前記利用可否判定部は、前記識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報と、前記ユーザの支払状況に関する支払状況情報を要求する支払状況情報要求とを、前記ルーム通信部を介して前記外部装置に送信してもよい。さらに、前記利用可否判定部は、前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザの支払状況情報を、前記ルーム通信部を介して前記外部装置から取得してもよい。さらにまた、前記利用可否判定部は、前記支払状況情報が前記利用料の延滞を示す場合、前記モビリティルームの利用を許可しないことも可能である。これにより、ユーザに利用料の支払を促すことが可能となる。
本発明に係るモビリティルーム管理システムは、
自律移動可能な複数のモビリティルームと、
複数の外部端末から受信した前記モビリティルームの利用要求に基づいて前記複数のモビリティルームを制御する管理サーバと
を備えるものであって、
前記モビリティルームは、
居住空間を形成するルーム本体と、
前記ルーム本体を無軌道上で移動させる移動装置と、
前記ルーム本体の内部と、建築物又は他の移動体の内部とを連通させてユーザの移動を可能とする連結部と、
前記管理サーバから受信した移動要求に基づいて、前記移動装置により前記ルーム本体を自律移動させて、前記連結部を前記建築物又は前記他の移動体との目標連結位置に到達させる移動制御装置と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、管理サーバからの利用要求に基づいてモビリティルームを自律移動させて、モビリティルームの連結部を建築物又は他の移動体との目標連結位置に到達させる。これにより、建築物又は他の移動体との目標連結位置にモビリティルームの連結部を容易に到達させることが可能となる。
また、複数のモビリティルームを管理サーバが制御するので、効率的にモビリティルームを管理することが可能となる。
前記モビリティルーム管理システムは、前記モビリティルームの移動距離に基づいて、又は前記モビリティルームと前記建築物若しくは前記他の移動体との接続時間に基づいて、前記ユーザに対する前記モビリティルームの利用料を算出して課金する課金装置をさらに備えてもよい。これにより、モビリティルームの利用料を簡易に課金することが可能となる。
前記モビリティルーム管理システムは、ユーザ毎に前記利用料の支払状況を管理する支払状況データベースを備えてもよい。前記外部端末から前記利用要求を受け付ける際、前記管理サーバは、ユーザ識別情報を取得し、当該ユーザ識別情報に対応する前記利用料の支払状況を確認し、前記利用料の延滞が生じている場合、前記移動要求を許可しなくてもよい。これにより、ユーザに利用料の支払を促すことが可能となる。
本発明に係る管理サーバは、自律移動可能な複数のモビリティルームを管理するものであって、
前記管理サーバは、
外部との通信が可能なサーバ通信部と、
前記複数のモビリティルームを制御するルーム制御部と、
前記複数のモビリティルームのデータを記憶したルームデータベースと
を備え、
前記ルーム制御部は、
前記サーバ通信部を介して複数の外部端末から前記モビリティルームの利用要求を受信し、
前記利用要求に対応するモビリティルームを、前記ルームデータベースを用いて選択し、
選択した前記モビリティルームである対象モビリティルームに対し、前記利用要求に対応する利用指令を、前記サーバ通信部を介して送信する
ことを特徴とする。
前記利用指令は、例えば、前記対象モビリティルームの利用許可条件に関する許可条件情報を含んでもよい。また、前記利用指令は、前記対象モビリティルームの解錠指令を含んでもよい。さらに、前記利用指令は、前記対象モビリティルームの前記目標連結位置に関する目標連結位置情報を含んでもよい。
本発明によれば、複数の外部端末から受信したモビリティルームの利用要求に対応する対象モビリティルームに対し、前記利用要求に対応する利用指令を送信する。これにより、複数のモビリティルームの利用を好適に行うことが可能となる。
本発明に係る建築物管理システムは、
モビリティルームのルーム側連結部を介して、前記モビリティルームの内部と連通してユーザの行き来を可能とする移動体側連結部と、
前記ルーム側連結部と前記移動体側連結部の接続時間に応じた利用料を算出して前記利用料を課金する課金装置と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ルーム側連結部と建築物側連結部の接続時間に応じた利用料を課金可能となる。
本発明によれば、モビリティルームと、建築物又は他の移動体との連結を容易に行うこと等が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るモビリティルーム管理システムとしての車両管理システムの概略構成図である。 第1実施形態において、車両が家に連結している様子を示す平面図である。 第1実施形態における前記車両の利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 第1実施形態における前記車両の利用中及び利用終了時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 第1実施形態の自動連結制御のフローチャートである。 第1実施形態の連結アシスト制御のフローチャートである。 第1実施形態における前記車両での利用終了時処理を簡略的に示したフローチャート(図4のS25の詳細)である。 本発明の第2実施形態に係るモビリティルーム管理システムとしての車両管理システムの概略構成図である。 第2実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第1フローチャートである。 第2実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第2フローチャートである。 第2実施形態における管理サーバでの利用終了時処理を簡略的に示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る建築物管理システム(又はモビリティルーム管理システム)としてのトレーラルーム管理システムの概略構成図である。 第3実施形態のモビリティルーム管理システムとしてのトレーラルーム管理システムに含まれる車両とトレーラルームの連結状態を示す側面図である。 第3実施形態における前記トレーラルームの予約時及び利用準備時の処理を簡略的に示したフローチャートである。 変形例におけるトレーラルームの利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。
A.第1実施形態
<A−1.構成>
[A−1−1.概要]
図1は、本発明の第1実施形態に係るモビリティルーム管理システムとしての車両管理システム10(以下「管理システム10」又は「システム10」ともいう。)の概略構成図である。管理システム10は、複数の顧客端末20と、複数の車両22と、複数の家24と、管理サーバ26とを有する。システム10では、複数の車両22を、管理サーバ26を介して複数の顧客(以下「顧客C」という。)に対して貸し出す。換言すると、車両22は、レンタカーである。但し、顧客C自身の所有物としてもよい。車両22は、各顧客Cの家24に連結可能である(詳細は、図2、図5及び図6を参照して後述する。)。
複数の顧客端末20と、複数の車両22と、複数の家24と、管理サーバ26とは、通信ネットワーク30(以下「ネットワーク30」ともいう。)を介して通信可能である。ネットワーク30は、例えばインターネットである。なお、図1では、顧客端末20、車両22及び家24は1つのみが示されている。また、管理サーバ26を複数設けてもよい。
[A−1−2.顧客端末20]
複数の顧客端末20(以下「端末20」ともいう。)は、複数の顧客Cが有するものであり、車両22の予約等に用いられる。端末20は、通信部50、入出力部52、演算部54及び記憶部56を有する。端末20としては、例えば、パーソナルコンピュータ又はスマートフォンを用いることができる。
通信部50は、管理サーバ26等との間で信号の入出力を行う。入出力部52は、顧客C(会員)と顧客端末20との間の入出力を行う。換言すると、入出力部52は、HMI(Human Machine Interface)である。端末20がパーソナルコンピュータである場合、入出力部52には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。また、端末20がスマートフォンである場合、入出力部52には、例えば、タッチパネル(図示せず)が含まれる。
演算部54は、中央演算装置(CPU)を含み、記憶部56に記憶されているプログラムを実行することにより、端末20の各部を制御する。例えば、演算部54は、通信部50を介して管理サーバ26と通信し、車両22の貸出しに関する各種の情報を管理サーバ26との間で相互にやり取りする。
記憶部56は、演算部54が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、レジスタ等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶部56は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(以下「ROM」という。)を有してもよい。
[A−1−3.車両22]
(A−1−3−1.車両22の概要)
図2は、第1実施形態において、車両22が家24に連結している様子を示す平面図である。図2に示すように、車両22は、家24に連結することができる。第1実施形態の車両22は、図示しないバッテリのみのエネルギで走行する狭義の電気自動車(バッテリ電気自動車)である。或いは、車両22は、その他の種類(例えばハイブリッド車)であってもよい。
図1に示すように、車両22は、通信部60と、カードリーダ62と、ロック機構64と、レンタル管理部66と、自動精算機68と、走行装置70と、走行センサ群72と、自動連結スイッチ74と、走行制御部76とを有する。通信部60(ルーム通信部)は、家24又は管理サーバ26との間で信号の入出力を行う。
カードリーダ62(識別情報取得部)は、顧客Cが有する認証カード80(以下「カード80」ともいう。)から認証情報Iid(ユーザ識別情報)を読み取る。第1実施形態のカード80は、例えば、集積回路(IC)が組み込まれた運転免許証とすることができる。また、第1実施形態のカードリーダ62は、車両22の特定部位(例えば、リヤウィンドウの下方)に固定されており、車両22毎に設けられる。ロック機構64は、図示しないドアロックを自動的に解錠及び施錠する。
(A−1−3−2.レンタル管理部66)
レンタル管理部66(移動管理部)は、車両22の貸出しを管理するものであり、図示しない入出力部と、演算部と、記憶部とを有する。レンタル管理部66の入出力部は、顧客C(会員)と車両22との間の入出力を行う。換言すると、入出力部は、HMIである。入出力部には、例えば、図示しないタッチパネル又はボタンが含まれる。
レンタル管理部66の演算部は、CPUを含み、記憶部56に記憶されているプログラムを実行することにより、端末20の各部を制御する。演算部は、レンタル管理部66の記憶部に記憶されているプログラムを実行することにより、車両22の貸出し及び返却に関連する各部を制御する。例えば、演算部は、車両22の利用開始時にカードリーダ62を介して読み取った顧客Cの情報を、通信部60を介して管理サーバ26に送信する。顧客Cの情報を受信した管理サーバ26は、該当する予約情報Ireがあるか否かを判定する。そして、該当する予約情報Ireがあれば、管理サーバ26は、レンタル管理部66の演算部に対して解錠指令を送信する。解錠指令を受信した演算部は、ロック機構64を作動させて解錠させる。
また、レンタル管理部66の演算部は、通信部60を介して管理サーバ26と通信し、車両22の貸出しに関する各種の情報(走行センサ群72の検出値等を含む。)を管理サーバ26との間で相互にやり取りする。さらに、演算部は、管理サーバ26からの指令に応じてロック機構64を作動させて解錠又は施錠を行う。
さらに、レンタル管理部66の演算部は、課金を管理する課金管理部90を有する。課金管理部90は、ユーザに対する車両22の利用料Fchの課金を管理する。
レンタル管理部66の演算部の処理については、図3、図4及び図7を参照して後述する。
レンタル管理部66の記憶部は、演算部が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、RAMを備える。また、記憶部は、RAMに加え、ROMを有してもよい。
(A−1−3−3.自動精算機68)
自動精算機68は、車両22の利用料Fchの清算を行うものであり、利用料Fch支払のための現金の受付けと、釣り銭の返却を行う。第1実施形態の自動精算機68は、現金のみの取扱いを想定しているが、その他の支払方法を取り扱うことも可能である。ここにいうその他の支払方法としては、例えば、クレジットカードによる支払、電子マネーによる支払が可能である。
(A−1−3−4.走行装置70)
走行装置70は、車両22を走行させるものであり、図示しない駆動装置、制動装置及び操舵装置を有する。駆動装置は、車両22の走行駆動力を生成するものであり、走行モータを有する。制動装置は、車両22の制動力を生成するものであり、摩擦式ブレーキ装置を有する。走行モータを回生させることで車両22を減速させる場合、走行モータを制動装置の一部としてもよい。操舵装置は、車両22の操舵を制御するものであり、例えば、ステアリング、電動パワーステアリング(EPS)モータ等を有する。
(A−1−3−5.走行センサ群72)
走行センサ群72は、車両22の走行に利用する複数のセンサを有する。ここでのセンサには、例えば、車速センサ、アクセル操作量センサ、ブレーキ操作量センサ、舵角センサが含まれる。車両22が走行支援又は自動運転を行う場合、走行センサ群72には、周辺カメラ、前方レーダ、グローバル・ポジショニング・システム装置(GPS装置)等も含まれる。
(A−1−3−6.自動連結スイッチ74)
自動連結スイッチ74は、走行制御部76に対して自動連結制御(後述)を指令するスイッチであり、車室78(図2)内(例えば運転席の周辺)に設けられる。
(A−1−3−7.走行制御部76)
走行制御部76は、走行センサ群72の検出値等に基づいて走行装置70を選択的に作動させることで車両22の走行を制御する。走行制御部76は、図示しない入出力部、演算部及び記憶部を有する。走行制御部76の入出力部は、走行装置70、走行センサ群72等との間の入出力を行う。
走行制御部76の演算部は、CPUを含み、記憶部に記憶されているプログラム及びデータを用いて走行装置70を制御する。演算部は、自動連結制御部92を含む。自動連結制御部92は、車両22を家24の所定位置に駐車させて車両22と家24を連結させる自動連結制御を実行する。ここでの所定位置は、車両22のドア82(連結部。図2)を家24の目標連結位置Pctarに合わせる位置である。自動連結制御は、自動連結スイッチ74に対する操作入力に基づいて開始される。
[A−1−4.家24]
(A−1−4−1.家24の概要)
図1に示すように、家24は、車庫100と、駐車アシスト装置102とを有する。駐車アシスト装置102は、車両22が車庫100の目標駐車位置Ptarに駐車すること(本実施形態では、特にドア82を目標連結位置Pctarに合わせること)をアシストする。
(A−1−4−2.車庫100)
車庫100は、車両22が駐車する部位であり、図1及び図2に示すように、シャッタ110と、駐車スペース112とを有する。シャッタ110は、車庫100に対する車両22の出入りを許容する開口部114(図2)の開閉を行う。駐車スペース112は、車両22を駐車させるスペースであり、第1実施形態では土間である。第1実施形態では、車庫100は、車両用玄関116と隣り合っている。なお、家24には、車両用玄関116に加え、通常の(ヒト用の)玄関118も存在する。
第1実施形態では、車両用玄関116の床120(図2)は、車両22の内部(例えば荷台)と連結するように構成される。換言すると、床120の高さは、車両22の内部の高さと略等しい。
(A−1−4−3.駐車アシスト装置102)
駐車アシスト装置102は、車両22が車庫100に駐車することをアシストする。図1に示すように、駐車アシスト装置102は、ビーコン130と、車庫センサ群132と、通信装置134と、シャッタアクチュエータ136と、制御装置138と、表示装置140とを有する。
ビーコン130は、車両22に対して車両22の目標駐車位置Ptar(位置座標)を通知する。車庫センサ群132は、車庫100内において車両22の現在位置Pcを検出するものであり、例えば、シャッタ110の外側を撮像する第1画像センサと、シャッタ110の内側を撮像する第2画像センサと、目標駐車位置Ptar近傍に配置された第3画像センサとを含む。
通信装置134は、車両22との間で無線通信を行う。シャッタアクチュエータ136は、シャッタ110を自動的に開閉させるものであり、例えば電動モータを含む。
制御装置138は、車両22が目標駐車位置Ptarに到達して家24と連結することをアシストする連結アシスト制御(又は駐車アシスト制御)を実行する(詳細は、図6を参照して後述する。)。制御装置138は、ハードウェアの構成として、入出力部150と、演算部152と、記憶部154とを有する。入出力部150は、制御装置138と他の機器(例えば、ビーコン130)との入出力を行う。
演算部152は、CPUを含み、記憶部154に記憶されているプログラム及びデータを用いて車両22に対して駐車アシスト情報を出力する。駐車アシスト情報は、ビーコン130又は通信装置134を介して車両22に送信される。記憶部154は、演算部152が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、RAMを備える。また、記憶部154は、RAMに加え、ROMを有してもよい。
表示装置140は、制御装置138と一緒に配置され、制御装置138の状況等を表示する。制御装置138及び表示装置140は、例えば、駐車スペース122の近傍に配置される(図2では図示を省略している。)。
[A−1−5.管理サーバ26]
管理サーバ26(以下「サーバ26」ともいう。)は、システム10全体における各種の管理を行う。第1実施形態では、管理サーバ26が、車両22の貸出し及び返却の管理等を行う。
サーバ26は、通信部170、入出力部172、演算部174及び記憶部176を有する。通信部170は、顧客端末20、車両22及び家24との間で信号の入出力を行う。入出力部172は、管理サーバ26の管理者とサーバ26との間の入出力を行う。換言すると、入出力部172は、HMIである。入出力部172には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。
演算部174は、CPUを含み、記憶部176に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ26の各部を制御する。図1に示すように、演算部174は、顧客管理部180と、予約管理部182と、車両管理部184と、利用履歴管理部186とを有する。
顧客管理部180は、顧客端末20に関する制御を介して顧客C(会員)を管理する。予約管理部182は、車両22の予約及び返却を管理する。車両管理部184は、車両22の解錠、施錠、走行状態の監視等を行う。利用履歴管理部186(以下「履歴管理部186」ともいう。)は、利用料の支払等に関する履歴を管理する。演算部174の処理については、図3、図4及び図7を参照して後述する。
記憶部176は、演算部174が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、RAMを備える。また、記憶部176は、RAMに加え、ROMを有してもよい。図1に示すように、記憶部176は、顧客データベース190と、予約データベース192と、車両データベース194と、利用履歴データベース196とを有する。
顧客データベース190(以下「顧客DB190」又は「DB190」という。)は、顧客Cに関する情報(以下「顧客情報Ic」ともいう。)を蓄積する。顧客情報Icには、例えば、一般情報(氏名、住所、電話番号等)、利用履歴が含まれる。
予約データベース192(以下「予約DB192」又は「DB192」という。)は、各車両22に関する予約状況(貸出し開始時、返却時を含む。)の情報(以下「予約情報Ire」ともいう。)を蓄積する。
車両データベース194(以下「車両DB194」又は「DB194」という。)は、各車両22に関する情報(以下「車両情報Iv」ともいう。)を蓄積する。車両情報Ivには、例えば、車種、年式、VIN(Vehicle Identification Number)、現在位置Pc、走行距離(累計、貸出し開始時、返却時等)、車両駆動用エネルギ残量及び補機用バッテリ残量が含まれる。
車両駆動用エネルギ残量は、車両22がガソリン車(ハイブリッド車を含む。)の場合、ガソリンの残量を示し、車両22が電動車両(バッテリ電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車等)である場合、高圧バッテリの残量が含まれる。また、車両22が燃料電池車である場合、エネルギ残量には、水素ガスの残量が含まれる。補機用バッテリ残量は、補機用低圧バッテリ(例えば12Vバッテリ)の残量が含まれる。
利用履歴データベース196(以下「履歴DB196」又は「DB196」という。)は、利用料Fchの支払い等に関する履歴を蓄積する。
なお、図1では、各データベース190、192、194、196を別々に示しているが、一部のデータベースを他のデータベースの一部としてもよい。
<A−2.第1実施形態の各種制御>
次に、第1実施形態における各種制御について説明する。
[A−2−1.予約時]
車両22の予約に際しては、顧客端末20から管理サーバ26にアクセスする。管理サーバ26は、予約画面(図示せず)の情報を顧客端末20に送信する。ユーザは、予約画面に必要事項(例えば、予約日時、車種等)を入力して車両22の予約を行う。顧客端末20から予約情報Ireが送信されると、管理サーバ26は、予約DB192に当該予約情報Ireを記憶する。
[A−2−2.車両22の利用時]
(A−2−2−1.車両22の利用開始時)
図3は、第1実施形態における車両22の利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図3の各ステップのうち車両22側のステップS11は、カードリーダ62及びレンタル管理部66が実行し、ステップS12、S17、S20は、レンタル管理部66が実行し、ステップS16は、レンタル管理部66及びロック機構64が実行する。管理サーバ26のステップS13、S14、S15、S18、S19は、演算部174(予約管理部182)が実行する。
ステップS11において、車両22は、リアウィンドウ(図示せず)の下方等に設けられているカードリーダ62にかざされた顧客Cのカード80から認証情報Iidを取得したか否かを判定する。認証情報Iidを取得しない場合(S11:FALSE)、車両22は、ステップS11を所定周期毎に繰り返す。認証情報Iidを取得した場合(S11:TRUE)、ステップS12において、車両22は、管理サーバ26に対して認証情報Iidを送信する。
ステップS13において、管理サーバ26は、車両22から受信した認証情報Iidについて予約DB192を検索して予約情報Ireを照会する。具体的には、管理サーバ26は、予約時刻、認証情報Iid(予約者)と一致する予約情報Ireがあるか否かを判定する。
そのような予約情報Ireがある場合(S14:TRUE)、ステップS15において、管理サーバ26は、車両22に対して、車両22の利用を許可する利用許可通知(又は解錠指令)を送信する。利用許可通知を受信した車両22は、ステップS16において、ロック機構64を作動させて解錠する。
正常に解錠がなされると、ステップS17において、車両22は、管理サーバ26に解錠通知を送信する。解錠通知を受信した管理サーバ26は、ステップS18において、予約DB192の予約情報Ireに利用開始時刻を入力して予約DB192を更新する。なお、ステップS18は、ステップS15と一緒に行ってもよい。
ステップS14に戻り、駐車場ID、予約時刻、認証情報Iid(予約者)と一致する予約情報Ireがない場合(S14:FALSE)、ステップS19において、管理サーバ26は、車両22に対してエラー(該当する予約情報Ireが存在しない旨)を通知する。エラーの通知を受けた顧客端末20は、表示部(入出力部52)でエラー表示を行う。
(A−2−2−2.車両22の利用中及び利用終了時)
(A−2−2−2−1.全体的な流れ)
図4は、第1実施形態における車両22の利用中及び利用終了時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図4では、車両22のステップS21〜S25と、管理サーバ26のステップS31〜S33に分けて説明する。車両22のステップS21〜S25は、レンタル管理部66が実行する。管理サーバ26のステップS31、S32は、演算部174の車両管理部184が実行し、ステップS33は、利用履歴管理部186が実行する。
ステップS21において、車両22は、走行センサ群72の検出値(センサ値Mc)を管理サーバ26に送信する。ステップS22において、車両22は、施錠条件が成立したか否かを判定する。ここでの施錠条件には、例えば、下記の条件(a)〜(c)が含まれる。
(a) 車両22のエンジンが停止していること
(b) 車両22のキーボックスに車両22のキーが返却されていること、並びに
(c) カードリーダ62にかざされた顧客Cのカード80から取得した認証情報Iidが、利用中の車両22及び返却予定の駐車場に対応したものであること
施錠条件が成立しない場合(S22:FALSE)、ステップS21に戻る。施錠条件が成立した場合(S22:TRUE)、ステップS23において、車両22は、ロック機構64を作動させて施錠する。ステップS24において、車両22は、管理サーバ26に対して施錠を知らせる通知(施錠通知(又は利用終了通知))を送信する。
続くステップS25において、車両22は、利用終了時処理を行う。車両22の利用終了時処理については、図7を参照して後述する。
ステップS31において、管理サーバ26は、車両22から受信したセンサ値Mcにより車両DB194を更新する。ステップS32において、管理サーバ26は、車両22から施錠通知を受信したか否かを判定する。
施錠通知を受信していない場合(S32:FALSE)、ステップS31に戻る。施錠通知を受信した場合(S32:TRUE)、ステップS33において、管理サーバ26は、利用終了時処理を行う。管理サーバ26の利用終了時処理では、利用履歴管理部186が利用履歴を利用履歴DB200に記録する。
(A−2−2−2−2.車両22と家24の連結時)
(A−2−2−2−2−1.車両22における自動連結制御)
図5は、第1実施形態の自動連結制御のフローチャートである。上記のように、自動連結制御は、車両22を家24の所定位置(目標駐車位置Ptar)に駐車させて車両22と家24を連結させる(又は車両22のドア82を家24の目標連結位置Pctarに合わせる)制御である。
図5のステップS51において、走行制御部76の自動連結制御部92は、自動連結開始条件が成立したか否かを判定する。自動連結開始条件としては、例えば、自動連結スイッチ74が押されたことを用いることができる。その他の条件を自動連結開始条件としてもよい。その他の条件としては、例えば、図示しないナビゲーション装置の目標地点(目標駐車位置Ptar又はより大まかな地点)として家24が設定されており、家24又は目標駐車位置Ptarまで所定距離以下となったことを用いることができる。自動連結開始条件が成立した場合(S51:TRUE)、ステップS52に進み、自動連結開始条件が成立しない場合(S51:FALSE)、ステップS51を繰り返す。
ステップS52において、走行制御部76は、目標駐車位置Ptarまでの経路情報Irと、車両22の現在位置情報Ipcを家24から受信する。経路情報Ir及び現在位置情報Ipcは、通信部60を介して駐車アシスト装置102から受信する。なお、経路情報Ir及び現在位置情報Ipcの受信開始前に、走行制御部76は、家24の制御装置138に対し、経路情報Ir及び現在位置情報Ipcの送信開始を要求する要求信号を送信してもよい。
経路情報Irは、家24の周辺及び内部の走行路に関する情報である。現在位置情報Ipcは、車両22自体の現在位置Pcに関する情報である。現在位置Pcは、図示しないナビゲーション装置(又はグローバル・ポジショニング・システム(GPS)装置)から取得してもよいが、家24の内部にいる場合、GPS装置で現在位置Pcを検出できない場合があり得る。そこで、走行制御部76は、ビーコン130からの受信信号に基づいて現在位置Pcを判定してもよい。
ステップS53において、走行制御部76は、走行センサ群72からの情報を用いて車両22の周辺監視を行う。具体的には、走行制御部76は、ヒトや自転車等の障害物が車両22の周囲に存在するか否かを判定する。周辺監視に際し、走行制御部76は、家24の制御装置138から車庫センサ群132の情報を取得して利用してもよい。
ステップS54において、走行制御部76は、経路情報Ir、現在位置情報Ipc及び周辺監視の結果に基づいて車両22の進路及び車速を調整する。例えば、車両22の周囲に特段の障害物が存在しない場合、走行制御部76は、所定車速(例えば1〜10km/hのいずれかの値)で車両22を目標駐車位置Ptarに向かって移動させる。車両22の周囲にヒトが存在する場合、走行制御部76は、車両22を停止させてヒトが車両22から所定距離以上離れるまで待機させる。
ステップS55において、走行制御部76は、車両22が目標駐車位置Ptarに到達したか否かを判定する。車両22が目標駐車位置Ptarに到達していない場合(S55:FALSE)、ステップS56において、走行制御部76は、中断条件が成立したか否かを判定する。中断条件としては、例えば、図示しないブレーキペダルが所定量以上踏み込まれたことを用いることができる。中断条件が成立した場合(S56:TRUE)、車両22の運転権限を運転者に委譲して自動連結制御を終了する。中断条件が成立していない場合(S56:FALSE)、ステップS52に戻る。
ステップS55において車両22が目標駐車位置Ptarに到達した場合(S55:TRUE)、走行制御部76は、今回の処理を終了する。
(A−2−2−2−2−2.家24における連結アシスト制御)
図6は、第1実施形態の連結アシスト制御のフローチャートである。連結アシスト制御は、車両22が目標駐車位置Ptarに到達して家24と連結することをアシストする制御である。
図6のステップS61において、家24の制御装置138は、連結アシスト開始条件が成立したか否かを判定する。連結アシスト開始条件としては、例えば、走行制御部76からの要求信号を受信したことを用いることができる。連結アシスト開始条件が成立した場合(S61:TRUE)、ステップS62に進み、連結アシスト開始条件が成立しない場合(S61:FALSE)、ステップS61を繰り返す(又は監視状態を維持する)。
ステップS62において、制御装置138は、シャッタアクチュエータ136を作動させてシャッタ110を開く。ステップS63において、制御装置138は、車庫センサ群132からの検出値に基づいて車両22の現在位置Pcを検出する。
ステップS64において、制御装置138は、車両22の現在位置Pcから目標駐車位置Ptar(目標連結位置Pctar)までの経路情報Irと、車両22の現在位置情報Ipcを車両22に送信する。なお、シャッタ110の開放が完了していない場合、経路情報Irで示す経路は、シャッタ110の手前までとしてもよい。経路情報Ir及び現在位置情報Ipcは、通信装置104を介して駐車アシスト装置102から走行制御部76に送信する。
ステップS65において、制御装置138は、車両22が目標駐車位置Ptarに到達したか否かを判定する。車両22が目標駐車位置Ptarに到達していない場合(S65:FALSE)、ステップS66において、制御装置138は、中断条件が成立したか否かを判定する。中断条件としては、例えば、走行制御部76から中断信号を受信したことを用いることができる。中断条件が成立した場合(S66:TRUE)、制御装置138は、今回の連結アシスト制御を終了する。中断条件が成立していない場合(S66:FALSE)、ステップS63に戻る。
ステップS65において車両22が目標駐車位置Ptarに到達した場合(S65:TRUE)、ステップS67において、制御装置138は、シャッタアクチュエータ136を作動させてシャッタ110を閉じる。なお、シャッタ110を閉じるタイミングは、車両22がシャッタ110から所定距離離れたことを契機としてもよい。或いは、ユーザの指令に基づいてシャッタアクチュエータ136を作動させてシャッタ110を閉じてもよい。或いは、手動でシャッタ110を閉じることも可能である。
(A−2−2−2−3.利用終了時処理)
図7は、第1実施形態における車両22での利用終了時処理を簡略的に示したフローチャート(図4のS25の詳細)である。図7の各ステップS81〜S85は、車両22の課金管理部90が実行する。
ステップS81において、課金管理部90は、車両22の利用に伴う利用料Fchを計算するための利用料計算用情報Ifcを確定する。利用料計算用情報Ifcには、例えば、車両22の走行距離(移動距離D)、利用時間及び車種が含まれる。また、利用時間は、利用開始時点から利用終了時点までの時間である。利用開始時点は、例えば、車両22が解錠した時点(図3のS16)とすることができる。また、利用終了時点は、例えば、車両22が施錠した時点(図4のS23又はS33)とすることができる。
ステップS82において、課金管理部90は、確定した利用料計算用情報Ifcに基づいて利用料Fch(請求情報Ich)を計算する。ステップS83において、課金管理部90は、自動精算機68を介して利用料Fchをユーザに通知する。具体的には、自動精算機68は、図示しない表示装置及びスピーカを備えており、利用料Fchを表示装置に表示すると共に、スピーカから音声出力する。
自動精算機68に利用料Fchが支払われた場合(S84:TRUE)、ステップS85において、課金管理部90は、今回の利用に伴う利用料Fch、利用開始日時、返却日時等を管理サーバ26に送信する。これらのデータを受信した管理サーバ26の利用履歴管理部186は、データを履歴DB196に記録する。
<A−3.第1実施形態の効果>
以上説明したように、第1実施形態によれば、車室78(ルーム本体)内のユーザからの移動要求(第2移動要求)に基づいて車両22(モビリティルーム)を自律移動させて、車両22のドア82(連結部)を家24(建築物)との目標連結位置Pctarに到達させる(図2、図5及び図6)。これにより、家24との目標連結位置Pctarに車両22のドア82を容易に到達させることが可能となる。
第1実施形態において、車両22(モビリティルーム)は、車両22の移動距離Dに基づいて、ユーザに対する車両22の利用料Fchを算出して利用料Fchを課金する課金管理部90(利用料算出装置)を備える(図1及び図7)。これにより、車両22の利用料Fchを簡易に算出及び課金することが可能となる。
B.第2実施形態
<B−1.構成(第1実施形態との相違)>
図8は、本発明の第2実施形態に係るモビリティルーム管理システムとしての車両管理システム10A(以下「管理システム10A」又は「システム10A」ともいう。)の概略構成図である。第2実施形態の管理システム10Aに含まれる構成要素のうち、第1実施形態の管理システム10と同様の構成については、同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、ユーザは、車両22において決済を行った(図7)。これに対し、第2実施形態では、信用情報を用いて決済を行う。具体的には、第1実施形態の車両22は、課金管理部90及び自動精算機68を有していた(図1)。換言すると、タクシーのような支払形態であった。これに対し、第2実施位形態の車両22aは課金管理部90及び自動精算機68を有さない。代わりに、車両22のレンタル管理部66aは、利用料Fchを計算するための情報(利用料計算用情報Ifc)を管理サーバ26aに送信する。上記と同様、利用料計算用情報Ifcとしては、例えば、車両22aの走行距離(移動距離D)、利用時間及び車種が含まれる。
管理サーバ26aは、車両22aからの利用料計算用情報Ifcに基づいて利用料Fchを計算する。そのため、管理サーバ26aの演算部174aは、利用履歴管理部186の代わりに、請求管理部200を有する。また、管理サーバ26の記憶部176aは、請求データベース202(以下「請求DB202」という。)を有する。請求管理部200は、利用料計算用情報Ifcに基づいて算出した利用料Fchを請求DB202に記憶すると共に、決済サーバ210に送信する。
決済サーバ210は、車両22aの貸出しに伴う決済を行う。決済サーバ210は、通信部220、入出力部222、演算部224及び記憶部226を有する。
通信部220は、顧客端末20及び管理サーバ26aとの間で信号の入出力を行う。入出力部222は、決済サーバ210の管理者と決済サーバ210との間の入出力を行う。入出力部222には、例えば、キーボード、マウス及び表示装置(いずれも図示せず)が含まれる。換言すると、入出力部222は、HMIである。
演算部224は、CPUを含み、記憶部226に記憶されているプログラムを実行することにより、決済サーバ210の各部を制御する。例えば、演算部224は、顧客Cの信用に関する管理サーバ26aからの問い合わせに対し、与信に関する情報(以下「与信情報Icr」という。)を出力する。また、演算部224は、車両22aの利用に伴う請求情報Ichを管理サーバ26aから取得すると、請求情報Ichに基づいて顧客Cに対する貸出し利用料等の請求(銀行口座からの引き落としを含む。)を行うと共に、管理サーバ26aの管理会社への支払い(銀行口座に対する振込み等)を行う。すなわち、決済サーバ210は、顧客Cからの貸出し利用料の回収を代行する。
記憶部226は、演算部224が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、RAMを備える。また、記憶部226は、RAMに加え、ROMを有してもよい。記憶部226は、図示しない与信データベースと、図示しない決済データベースとを有する。
与信データベースは、顧客C毎の与信情報Icrを蓄積する。決済データベースは、管理サーバ26aの管理会社毎及び顧客C毎の決済情報Isを蓄積する。決済情報Isは、決済サーバ210の管理会社から管理サーバ26aの管理会社への支払情報(債務情報)と、顧客Cに関する請求情報Ich(債権情報)とが含まれる。
<B−2.第2実施形態の各種制御>
[B−2−1.概要]
第2実施形態における制御は、基本的に第1実施形態と同じであり、例えば、図3〜図6を第2実施形態にも適用可能である。但し、第2実施形態における制御は、第1実施形態と比較して、決済に関する制御が相違する。換言すると、第2実施形態では、以下に述べる図9及び図10の予約時処理及び図11の利用終了時処理を実行する。
[B−2−2.予約時処理]
図9及び図10は、第2実施形態における予約時の処理を簡略的に示した第1及び第2フローチャートである。図9及び図10の各ステップのうち顧客端末20側のステップS101、S103、S105、S112、S114は、演算部54が実行する。管理サーバ26側のステップS102、S104、S110、S111、S113は、演算部174aの予約管理部182が実行し、ステップS106、S109は、演算部174aの請求管理部200が実行する。決済サーバ210のステップS107、S108は、演算部224が実行する。
ステップS101において、顧客端末20のユーザ(すなわち顧客C)は、顧客端末20を介して管理サーバ26aにアクセスする。換言すると、顧客端末20は、ユーザの操作入力に応じて管理サーバ26aのウェブサイトにアクセスする。ステップS102において、管理サーバ26aは、予約のための画面(予約画面)に関する情報(予約画面情報)を、顧客端末20からの操作入力に応じて送信する。
ステップS103において、ユーザは、予約画面に予約情報Ireを入力して管理サーバ26aに送信する。換言すると、顧客端末20は、管理サーバ26aからの予約画面情報に基づいて予約画面を表示装置(入出力部52)に表示する。そして、顧客端末20は、ユーザの入力に応じた予約情報Ireを表示装置に表示し、ユーザにより表示装置中の送信ボタンが選択されると、入力された予約情報Ireを管理サーバ26aに対して送信する。
なお、車両22aの予約を行う場合、管理サーバ26aは、まずログイン画面情報を顧客端末20に送信し、ログインID及びパスワードの入力を求める。そして、ログインID及びパスワードにより、顧客C(会員)の認証が成功した場合のみ、車両22aの予約を許可する。
ステップS104において、管理サーバ26aは、顧客端末20から受信した予約情報Ireを確認するための確認画面(予約確認画面)の情報(予約確認画面情報)を顧客端末20に送信する。
ステップS105において、ユーザは、予約確認画面の内容を確認した上、予約確認画面中の登録ボタン(図示せず)を押す。換言すると、顧客端末20は、管理サーバ26aからの予約確認画面情報に基づいて予約確認画面を表示装置(入出力部52)に表示する。そして、顧客端末20は、登録ボタンが選択されると、入力された予約情報Ireが確認された旨の通知(予約情報確認通知)を管理サーバ26aに対して送信する。
図10のステップS106において、管理サーバ26aは、決済サーバ210に対して顧客情報Icと共に与信要求を送信する。ここでの顧客情報Icには、例えば、顧客Cの氏名及びクレジットカード番号が含まれる。与信要求を受信した決済サーバ210は、ステップS107において、管理サーバ26aからの顧客情報Ic及び与信データベースの与信情報Icr(顧客情報Icに対応するもの)に基づいて与信判断を行う。続くステップS108において、決済サーバ210は、与信判断の結果を管理サーバ26aに送信する。
ステップS109において、管理サーバ26aは、決済サーバ210から受信した与信判断の結果が与信を認めるものであるか否か(与信が成立したか否か)を判定する。与信が成立した場合(S109:TRUE)、ステップS110において、管理サーバ26aは、予約情報Ireを予約DB192に登録する。これにより、車両22aの予約が確定する。なお、ステップS106の時点で、予約情報Ireを予約DB192に仮登録しておき、ステップS110で本登録することも可能である。この場合、ステップS109:FALSE(偽)となった場合、管理サーバ26aは、仮登録情報を消去する。
ステップS111において、管理サーバ26aは、確定した予約情報Ire(及び予約が確定した旨)を顧客端末20に通知する。当該通知を受信した顧客端末20は、ステップS112において、予約情報Ireを表示する。
ステップS109に戻り、決済サーバ210から受信した与信判断の結果が与信を認めないものである場合(与信が成立しない場合)(S109:FALSE)、ステップS113において、管理サーバ26aは、予約が不可である旨を顧客端末20に通知する。当該通知を受信した顧客端末20は、ステップS114において、当該通知の内容を表示する。
[B−2−3.利用終了時処理]
図11は、第2実施形態における管理サーバ26aでの利用終了時処理を簡略的に示したフローチャートである。上記のように、第2実施形態における制御は、基本的に第1実施形態と同じであり、例えば、図3〜図6を第2実施形態にも適用可能である。図11のフローチャートは、図4のステップS33の詳細と位置付けられる。
図11の各ステップのうちステップS131、S132は、演算部174aの請求管理部200が実行し、ステップS133は、演算部174aの予約管理部182、車両管理部184及び請求管理部200が実行する。ステップS134は、顧客管理部180及び請求管理部200が実行する。
ステップS131において、管理サーバ26aは、車両22の利用に伴う利用料Fchを計算するための利用料計算用情報Ifcを確定する。利用料計算用情報Ifcには、例えば、車両22の走行距離(移動距離D)、利用時間及び車種が含まれる。上記の通り、車両22の走行距離は、車両22aから管理サーバ26aに対して送信される(図4のS21)。
また、利用時間は、利用開始時点から利用終了時点までの時間である。利用開始時点は、例えば、管理サーバ26aが、車両22aから解錠通知を受信した時点(図3のS18)又は車両22aに対して利用許可通知を送信した時点(S15)とすることができる。また、利用終了時点は、例えば、管理サーバ26aが、車両22aから施錠通知を受信した時点(図4のS32:TRUE)とすることができる。
ステップS132において、管理サーバ26aは、確定した利用料計算用情報Ifcと、請求DB202の利用料情報Ifとに基づいて利用料Fch(請求情報Ich)を計算する。
ステップS133において、管理サーバ26aは、今回の利用を反映するように予約DB192、車両DB194及び請求DB202を更新する。具体的には、予約DB192に関し、管理サーバ26a(予約管理部182)は、返却日時を登録する。車両DB194に関し、管理サーバ26a(車両管理部184)は、車両22aの返却時の状態(例えば、走行距離、車両駆動用エネルギ残量)を登録する。請求DB202に関し、管理サーバ26a(請求管理部200)は、今回の利用に伴う利用料請求額F、利用開始日時、返却日時等を登録する。
ステップS134において、管理サーバ26aは、今回の利用に関連した顧客Cの顧客端末20及び決済サーバ210に対して利用結果を送信する。
管理サーバ26a(請求管理部200a)は、車両22aを利用して頂いたことへの感謝文と、車両22aの利用日時及び走行距離と、車両22aの利用結果として算出された利用料請求額Fとを、顧客端末20に対して送信する。これらの情報を受信した顧客端末20(演算部54)は、表示装置(入出力部52)に表示する。
さらに、管理サーバ26a(請求管理部200)は、決済サーバ210に対して利用料請求額F及び利用日を送信する。これらの情報を受信した決済サーバ210(演算部224)は、顧客Cに対する請求処理を実行する。請求処理は、各顧客Cに対して月毎に利用料請求額Fの合計を請求する処理である。
<B−3.第2実施形態の効果>
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、下記の効果を奏することができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、顧客端末20(外部端末)からの利用要求に基づいて車両22a(モビリティルーム)を自律移動させて、車両22aのドア82(連結部)を家24(建築物)との目標連結位置Pctarに到達させる(図5及び図6)。これにより、家24との目標連結位置Pctarに車両22aのドア82を容易に到達させることが可能となる。
また、複数の車両22aを管理サーバ26aが制御するので、効率的に車両22aを管理することが可能となる。
第2実施形態において、モビリティルーム管理システム10Aは、ユーザ毎に利用料Fchの支払状況を管理する請求DB202(支払状況データベース)を備える(図8)。顧客端末20(外部端末)から予約(移動要求)を受け付ける際、管理サーバ26aは、ユーザ識別情報を取得し(図9のS102)、当該ユーザ識別情報に対応する利用料Fchの支払状況を確認し(図10のS109)、利用料Fchの延滞が生じている場合、予約を許可しない(S113)。これにより、ユーザに利用料Fchの支払を促すことが可能となる。
C.第3実施形態
<C−1.構成(第1・第2実施形態との相違)>
[C−1−1.概要]
図12は、本発明の第3実施形態に係る建築物管理システム(又はモビリティルーム管理システム)としてのトレーラルーム管理システム300(以下「管理システム300」又は「システム300」ともいう。)の概略構成図である。第3実施形態の管理システム300に含まれる構成要素のうち、第1実施形態の管理システム10又は第2実施形態の管理システム10Aと同様の構成については、同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、車両22と家24が連結した(図2)。第2実施形態も同様である。これに対し、第3実施形態では、車両22b(第1車両)と、自走式トレーラルーム302(第2車両)とが連結する(図13)。
また、第1実施形態は、レンタカーとしての車両22においてユーザが利用料Fchを支払う構成であった(図1)。これに対し、第3実施形態では、車両22bはユーザ自身が所有している一方、レンタカーとしての自走式トレーラルーム302(以下「トレーラルーム302」ともいう。)において利用料Fchを支払う構成である。このため、車両22bは、カードリーダ62、レンタル管理部66及び自動精算機68を有さないが、自動連結スイッチ74及び自動連結制御部92を備え、自動連結制御を実行可能である。また、トレーラルーム302には、利用料Fchを課金するための構成が設けられる。
[C−1−2.トレーラルーム302]
図13は、第3実施形態のモビリティルーム連結システムとしてのトレーラルーム管理システム300に含まれる車両22bとトレーラルーム302の連結状態を示す側面図である。トレーラルーム302は、運転者による操作なしの走行(すなわち、自律走行)が可能である。また、トレーラルーム302の筐体304(ルーム本体)が固定されている状態では、ユーザは、筐体304内で居住可能である。従って、トレーラルーム302は、モビリティルーム及び建築物の両方である。
図12に示すように、トレーラルーム302は、通信部310と、カードリーダ312と、ロック機構314と、レンタル管理部316と、自動精算機318と、走行装置320と、走行センサ群322と、走行制御部324と、シャッタ326と、シャッタアクチュエータ328とを有する。
通信部310、カードリーダ312、ロック機構314、自動精算機318は、第1実施形態の通信部60、カードリーダ62、ロック機構64及び自動精算機68と同様のものを用いることができる。また、走行装置320、走行センサ群322及び走行制御部324は、第1実施形態の走行装置70、走行センサ群72及び走行制御部76であるが、上記のように、自律走行を行うためのものであり、運転者による運転のための構成は有さない。また、走行制御部324の自動連結制御部332は、車両22bがトレーラルーム302に連結することを補助する自動連結制御を実行する。
レンタル管理部316は、基本的なレンタル管理機能について第1実施形態のレンタル管理部66と同様である。レンタル管理部316の課金管理部330は、トレーラルーム302の利用に応じた課金を行う。しかしながら、第1実施形態のレンタル管理部66は、家24に連結する車両22のレンタルを管理するものであったのに対し、第3実施形態のレンタル管理部316は、トレーラルーム302のレンタルを管理する点で相違する。
レンタル管理部316は、シャッタアクチュエータ328を介してシャッタ326の開閉を制御する。シャッタ326は、トレーラルーム302の前面に設けられる。シャッタ326が閉じた状態では、車両22bは、トレーラルーム302と連結できない。換言すると、車両22bの内部とトレーラルーム302の内部とでヒトが行き来できない。シャッタ326が開いた状態では、車両22bは、トレーラルーム302と連結可能である。
換言すると、車両22bのテールゲート350(図13)及びシャッタ326が開いた状態では、車両22b側の後方開口部352と、トレーラルーム302側の前方開口部354(接続部)が対向配置される。これにより、車両22bの内部とトレーラルーム302の内部とでヒトが行き来できるようになる。従って、シャッタ326は、後方開口部352と前方開口部354の連結を規制する連結規制装置であると言える。
なお、テールゲート350がトレーラルーム302内で開いていることを検出するため、トレーラルーム302内にセンサを設けてもよい。そのようなセンタとしては、画像センサ、タッチセンサ等を用いることができる。
また、トレーラルーム302が公道の走行を禁止されている場合、トレーラルーム302は、キャンプ場等の私有地のみを走行するものであってもよい。
[C−1−3.課金管理部330]
第3実施形態の課金管理部330は、通信部310を介して車両22bとトレーラルーム302の接続時間T[min]をカウントする。そして、課金管理部90は、接続時間Tに基づいて利用料Fchを算出する。
<C−2.第3実施形態の各種制御>
[C−2−1.予約時]
図14は、第3実施形態におけるトレーラルーム302の予約時及び利用準備時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図14の各ステップのうち管理サーバ26b側のステップS151〜S153は、予約管理部182が実行し、ステップS154は、車両管理部184が実行する。トレーラルーム302側のステップS161、S162は、走行制御部324が実行する。
ステップS151において、管理サーバ26bは、顧客端末20から予約を受け付ける。トレーラルーム302の予約時における全体的な流れは、第1・第2実施形態と同様である。但し、第3実施形態では、ユーザは、顧客端末20を介してトレーラルーム302の利用時間(接続時間T)、利用開始時間、利用開始場所及び利用終了場所を指定する。トレーラルーム302の予約を受け付けた管理サーバ26bの予約管理部182は、予約内容に応じたトレーラルーム302(対象トレーラルーム302tar)を車両DB194(ルームデータベース)のデータを用いて選択し、予約DB192に記憶する。
[C−2−2.トレーラルーム302の利用準備時]
管理サーバ26bは、トレーラルーム302の予約を受けた後、ステップS152において、対象トレーラルーム302tarの移動開始タイミングを判定する。移動開始タイミングは、対象トレーラルーム302tarが利用開始時刻に利用開始場所に到着しているように、対象トレーラルーム302tarの移動を開始するタイミングである。管理サーバ26bは、トレーラルーム302の現在位置Pc、利用開始時刻及び利用開始場所に基づいて、移動開始タイミングを判定する。その際、管理サーバ26bは、通信部170を介して交通情報サーバ(図示せず)から渋滞情報、工事情報等の交通情報を取得して用いてもよい。
対象トレーラルーム302tarの移動開始タイミングが来ていない場合(S153:FALSE)、ステップS153を繰り返す。対象トレーラルーム302tarの移動開始タイミングが来た場合(S153:TRUE)、ステップS154において、管理サーバ26bは、トレーラルーム302に対して走行指令を出す。走行指令では、対象トレーラルーム302tarに対して、目標地点を通知する。加えて、走行指令には、目標地点までの目標走行経路の情報を含めてもよい。
各トレーラルーム302は、所定周期毎に走行指令を受信したか否かを監視している(S161)。走行指令を受けたトレーラルーム302(対象トレーラルーム302tar)は、利用開始場所としての目標地点に向かって自律運転を行う(S162)。
[C−2−3.トレーラルーム302の利用時]
利用開始位置において、車両22bがトレーラルーム302に接近すると、車両22b(自動連結制御部92)は、第1実施形態と同様の自動連結制御(図5)を実行する。また、トレーラルーム302(自動連結制御部332)は、第1実施形態と同様の連結アシスト制御(図6)を実行する。これにより、車両22bがトレーラルーム302に連結する。
車両22bとトレーラルーム302の連結終了時には、課金管理部330は、接続時間Tに基づいて利用料Fchを算出して自動精算機318(図示しない表示装置)に表示すると共に、自動精算機318を介してユーザからの支払いを受け付ける。ユーザの支払いが完了し、トレーラルーム302の利用が終了すると、トレーラルーム302は、管理サーバ26からの指令に基づいて次の待機場所に移動する。
なお、図14では、1台のトレーラルーム302(対象トレーラルーム302tar)について予約が行われた後、その対象トレーラルーム302tarを目標地点まで自律走行させるフローであった。実際には、管理サーバ26bは、複数のトレーラルーム302(対象トレーラルーム302tar)について図14のフローを行う。そのため、例えば、ステップS151の予約受付を行った後、管理サーバ26bは、別の予約を別途行うことに留意されたい。また、対象トレーラルーム302tarの移動開始タイミングの判定(S152、S153)は、複数の対象トレーラルーム302tarについてまとめて行われる。
<C−3.第3実施形態の効果>
以上のような第3実施形態によれば、第1・第2実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、下記の効果を奏することができる。
第3実施形態によれば、モビリティルーム管理システム300(建築物管理システム)は、
車両22b(モビリティルーム)の後方開口部352(ルーム側連結部)を介して、車両22bの内部と連通してユーザの移動を可能とする前方開口部354(移動体側連結部)と、
後方開口部352と前方開口部354の接続時間Tに応じた利用料Fchを算出して利用料Fchを課金する課金管理部330(課金装置)と
を備える(図12)。
第3実施形態によれば、車両22bの後方開口部352とトレーラルーム302の前方開口部354の接続時間Tに応じた利用料Fchを課金可能となる。
第3実施形態によれば、管理サーバ26bは、外部との通信が可能な通信部170(サーバ通信部)と、複数のトレーラルーム302(モビリティルーム)を制御する演算部174(ルーム制御部)と、複数のトレーラルーム302のデータを記憶した車両DB194(ルームデータベース)とを備える(図12)。サーバ26bの演算部174は、通信部170を介して複数の顧客端末20(外部端末)からトレーラルーム302の予約(利用要求)を受信する(図14のS151)。演算部174は、予約内容に対応するトレーラルーム302を、車両DB194を用いて選択する(S151)。さらに、演算部174は、選択したトレーラルーム302である対象トレーラルーム302tarに対し、予約内容に対応する走行指令(利用指令)を、通信部170を介して送信する(S154)。
第3実施形態によれば、複数の顧客端末20から受信したトレーラルーム302の予約内容に対応する対象トレーラルーム302tarに対し、予約内容に対応する走行指令を送信する。これにより、複数のトレーラルーム302の利用を好適に行うことが可能となる。
D.変形例
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<D−1.家24>
第1実施形態では、車両22が連結する建築物は、家24であった(図1等)。しかしながら、例えば、車両22等のモビリティルームを、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない。例えば、車両22は、それ以外の建築物に連結してもよい。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、家24の内部に駐車スペース112を設けた(図2)。しかしながら、例えば、車両22等のモビリティルームを、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない。例えば、駐車スペース112を家24の外に設けてもよい。第2実施形態も同様である。
<D−2.車両22>
第1実施形態の車両22は、バッテリ電気自動車であった(図1)。しかしながら、例えば、車両22を、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない。例えば、車両22は、動力源としてエンジン及び走行モータを有するハイブリッド車両であってもよい。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、家24又は建築物に連結する移動体は、車両22であった(図1等)。しかしながら、例えば、モビリティルームを、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない。例えば、家24又は建築物が湖等の水面に面している場合、家24又は建築物に連結する移動体は、船舶であってもよい。第2・第3実施形態も同様である。或いは、乗り物以外の移動体に本発明を適用してもよい。
第1実施形態では、自動連結制御部92は、家24の駐車アシスト装置102からの情報を用いて自動連結制御を行った(図5)。しかしながら、例えば、車両22等のモビリティルームを、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない、例えば、車両22自らが取得した情報のみで自動連結制御を行うことも可能である。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、家24と連結する車両22をレンタカーとした(図1)。しかしながら、例えば、車両22等のモビリティルームを、家24等の建築物又は他の移動体に自動的に連結させる観点からすれば、これに限らない、例えば、車両22は、ユーザ自身の所有物として位置付けることも可能である。或いは、車両22が運転者の運転操作なしに自律走行が可能である場合、車両22をタクシーとして利用することも可能である。
<D−3.制御>
第2実施形態では、与信が成立しなかった場合(図10のS109:FALSE)、予約を不可とした(S113)。しかしながら、例えば、与信が成立しない場合(例えば支払の延滞が生じている場合)、車両22aの利用を制限する観点からすれば、これに限らない。例えば、管理サーバ26aは、支払の延滞等が生じている場合、予約は許可するが、車両22aの利用を制限すること(例えば、乗車を制限すること)も可能である。また、与信情報Icrに基づく車両22aの利用制限は、車両22a側で行うことも可能である。トレーラルーム302についても同様である。
図15は、変形例におけるトレーラルーム302の利用開始時の処理を簡略的に示したフローチャートである。図15の変形例は、第3実施形態(図12)の構成を基本とするが、第2実施形態と同様の決済サーバ210(図8)を有する。また、図15の変形例では、トレーラルーム302が管理サーバ26bから予め予約情報Ireを受信してレンタル管理部316の図示しない記憶部に記憶している。レンタル管理部316(利用可否判定部)は、決済サーバ210に対して与信要求を行い、トレーラルーム302の利用可否を判定する。
図15のステップS181において、トレーラルーム302は、カードリーダ312(識別情報取得部)にかざされた顧客Cのカード80から認証情報Iid(ユーザ識別情報)を取得したか否かを判定する。顧客Cのカード80から認証情報Iidを取得した場合(S181:TRUE)、ステップS182において、トレーラルーム302のレンタル管理部316は、取得した認証情報Iidについてレンタル管理部316の記憶部を検索して予約情報Ireを照会する。具体的には、レンタル管理部316は、予約時刻、認証情報Iid(予約者)と一致する予約情報Ireがあるか否かを判定する。
そのような予約情報Ireがある場合(S183:TRUE)、ステップS184において、レンタル管理部316は、通信部310(ルーム通信部)を介して決済サーバ210に対して認証情報Iidと共に与信要求を送信する。与信要求を受信した決済サーバ210は、ステップS185において、トレーラルーム302からの認証情報Iid及び与信データベースの与信情報Icr(認証情報Iidに対応するもの)に基づいて与信判断を行う。続くステップS186において、決済サーバ210は、与信判断の結果をトレーラルーム302に送信する。
ステップS187において、トレーラルーム302のレンタル管理部316は、通信部310を介して決済サーバ210から受信した与信判断の結果が与信を認めるものであるか否か(与信が成立したか否か)を判定する。与信が成立した場合(S187:TRUE)、ステップS188において、レンタル管理部316は、ロック機構314を作動させて解錠する。ステップS188の後に、図3のステップS17、S18と同様の処理を行ってもよい。
ステップS183又はS187において「偽」(FALSE)であった場合、レンタル管理部316は、図示しない表示部にエラー表示を表示させる。
以上のような変形例を用いることで、ユーザに利用料Fchの支払を促すことが可能となる。
第3実施形態では、対象トレーラルーム302tarの利用開始タイミングが来たこと(図14のS153:TRUE)を条件として管理サーバ26bから対象トレーラルーム302tarに対して走行指令を送信した(S154)。しかしながら、例えば、顧客端末20を介しての予約(又はユーザからの利用要求)に対応して管理サーバ26bから対象トレーラルーム302tarに対して利用に関する指令を送信する観点からすれば、これに限らない。
例えば、管理サーバ26bが予約を受け付けた段階(図14のS151)で、管理サーバ26bから対象トレーラルーム302tarに対して利用指令を送信してもよい。ここでの利用指令は、利用開始時間及び利用開始場所の情報を含む。さらに、利用時間(接続時間T)及び利用終了場所の情報を利用指令に含めてもよい。
第3実施形態では、管理サーバ26bから対象トレーラルーム302tarへの走行指令(図14のS154)に目標地点の情報を含めた。換言すると、管理サーバ26bから対象トレーラルーム302tarに対して目標地点を通知した。しかしながら、例えば、トレーラルーム302の利用の観点からすれば、これに限らない。例えば、特定の場所(駐車場等)にトレーラルーム302を配置しておき、ユーザが当該特定の場所に赴いてトレーラルーム302を利用することも可能である。
10、10A…車両管理システム(モビリティルーム管理システム)
20…顧客端末(外部端末) 22、22a…車両(モビリティルーム)
22b…車両(他の移動体) 24…家(建築物)
26…管理サーバ 26a…管理サーバ(課金装置)
26b…管理サーバ(外部装置) 70…走行装置(移動装置)
74…自動連結スイッチ(操作入力装置) 78…車室(ルーム本体)
82…ドア(連結部)
90、330…課金管理部(利用料算出部)
92、332…自動連結制御部(移動制御装置)
170…通信部(サーバ通信部) 174…演算部(ルーム制御部)
194…車両DB(ルームデータベース)
202…請求DB(支払状況データベース)
210…決済サーバ(外部装置)
300…トレーラルーム管理システム(モビリティルーム管理システム、建築物管理システム)
302…トレーラルーム(モビリティルーム)
304…トレーラルームの筐体(ルーム本体)
310…通信部(通信装置、ルーム通信部)
312…カードリーダ(識別情報取得部)
316…レンタル管理部(利用可否判定部)
352…車両の後方開口部(連結部、移動体側連結部)
354…トレーラルームの前方開口部(連結部、ルーム側連結部)
D…移動距離 Fch…利用料
Iid…認証情報(ユーザ識別情報)
Pctar…目標連結位置 T…接続時間

Claims (8)

  1. 居住空間を形成するルーム本体と、
    前記ルーム本体を無軌道上で移動させる移動装置と、
    前記ルーム本体の内部と、建築物又は他の移動体の内部とを連通させてユーザの移動を可能とする連結部と、
    前記ルーム本体に設けられる操作入力装置に入力された第1移動要求、又は通信装置を介して外部装置から受信した第2移動要求に基づいて、前記移動装置により前記ルーム本体を自律移動させて、前記連結部を前記建築物又は前記他の移動体との目標連結位置に到達させる移動制御装置と
    を備えることを特徴とするモビリティルーム。
  2. 請求項1に記載のモビリティルームにおいて、
    前記モビリティルームは、前記モビリティルームの移動距離に基づいて、又は前記モビリティルームと前記建築物若しくは前記他の移動体との接続時間に基づいて、前記ユーザに対する前記モビリティルームの利用料を算出して前記利用料を課金する若しくは表示装置に表示する又は前記通信装置を介して外部サーバに送信する利用料算出装置をさらに備える
    ことを特徴とするモビリティルーム。
  3. 請求項2に記載のモビリティルームにおいて、
    前記モビリティルームは、
    前記ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記外部装置との通信が可能なルーム通信部と、
    前記モビリティルームの利用可否を判定する利用可否判定部と
    を備え、
    前記利用可否判定部は、
    前記識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報と、前記ユーザの支払状況に関する支払状況情報を要求する支払状況情報要求とを、前記ルーム通信部を介して前記外部装置に送信し、
    前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザの支払状況情報を、前記ルーム通信部を介して前記外部装置から取得し、
    前記支払状況情報が前記利用料の延滞を示す場合、前記モビリティルームの利用を許可しない
    ことを特徴とするモビリティルーム。
  4. 自律移動可能な複数のモビリティルームと、
    複数の外部端末から受信した前記モビリティルームの利用要求に基づいて前記複数のモビリティルームを制御する管理サーバと
    を備えるモビリティルーム管理システムであって、
    前記モビリティルームは、
    居住空間を形成するルーム本体と、
    前記ルーム本体を無軌道上で移動させる移動装置と、
    前記ルーム本体の内部と、建築物又は他の移動体の内部とを連通させてユーザの移動を可能とする連結部と、
    前記管理サーバから受信した移動要求に基づいて、前記移動装置により前記ルーム本体を自律移動させて、前記連結部を前記建築物又は前記他の移動体との目標連結位置に到達させる制御装置と
    を備えることを特徴とするモビリティルーム管理システム。
  5. 請求項4に記載のモビリティルーム管理システムにおいて、
    前記モビリティルーム管理システムは、前記モビリティルームの移動距離に基づいて、又は前記モビリティルームと前記建築物若しくは前記他の移動体との接続時間に基づいて、前記ユーザに対する前記モビリティルームの利用料を算出して課金する課金装置をさらに備える
    ことを特徴とするモビリティルーム管理システム。
  6. 請求項4又は5に記載のモビリティルーム管理システムにおいて、
    前記モビリティルーム管理システムは、ユーザ毎に前記利用料の支払状況を管理する支払状況データベースを備え、
    前記外部端末から前記利用要求を受け付ける際、前記管理サーバは、
    ユーザ識別情報を取得し、
    当該ユーザ識別情報に対応する前記利用料の支払状況を確認し、
    前記利用料の延滞が生じている場合、前記移動要求を許可しない
    ことを特徴とするモビリティルーム管理システム。
  7. 自律移動可能な複数のモビリティルームを管理する管理サーバであって、
    前記管理サーバは、
    外部との通信が可能なサーバ通信部と、
    前記複数のモビリティルームを制御するルーム制御部と、
    前記複数のモビリティルームのデータを記憶したルームデータベースと
    を備え、
    前記ルーム制御部は、
    前記サーバ通信部を介して複数の外部端末から前記モビリティルームの利用要求を受信し、
    前記利用要求に対応するモビリティルームを、前記ルームデータベースを用いて選択し、
    選択した前記モビリティルームである対象モビリティルームに対し、前記利用要求に対応する利用指令を、前記サーバ通信部を介して送信する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  8. モビリティルームのルーム側連結部を介して、前記モビリティルームの内部と連通してユーザの行き来を可能とする移動体側連結部と、
    前記ルーム側連結部と前記移動体側連結部の接続時間に応じた利用料を算出して前記利用料を課金する課金装置と
    を備えることを特徴とする建築物管理システム。
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