JP2014158335A - 牽引式運搬車、荷役施設、牽引車、牽引車の制御方法、及びプログラム - Google Patents

牽引式運搬車、荷役施設、牽引車、牽引車の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】これにより、牽引車を常に走行させる場合にも、牽引車に搭載された二次電池の充電率が低下することを防ぐ。
【解決手段】牽引車100と被牽引車200とが接続されている場合に、牽引車100は、被牽引車200に搭載された第3の二次電池201の電力で牽引車100に搭載された第2の二次電池102を充電し、かつ牽引車100に搭載された第1の二次電池101の電力で走行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を積載する被牽引車と当該被牽引車を牽引して走行する牽引車とを備える牽引式運搬車、当該牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設、当該牽引式運搬車の牽引車、当該牽引車の制御方法及びプログラムに関する。
卸売市場や飛行場などの荷役施設には、その構内において荷役を行うためにターレットトラック(登録商標)などの運搬車が備えられる。近年では、環境への影響を鑑みてこのような運搬車の動力源を電動機とすることが望まれている。運搬車の動力源を電動機にする場合、電動機に供給する電力を溜めておく二次電池を運搬車に搭載する必要がある。
荷役施設においては、運用コストを削減するため、荷役施設に備える運搬車の稼働率を上げることや台数を少なくしたいという要望がある。この場合、荷物を積載する被牽引車と当該被牽引車を牽引して走行する牽引車とからなる牽引式運搬車を用い、ある被牽引車の荷役中に、当該被牽引車を牽引していた牽引車で他の被牽引車を牽引することで、運搬車の稼働率を上げることや運搬車の台数を少なくして荷役を行うことができるようになる。
また、荷役施設に備えられる運搬車においては、大型化を防ぎつつ長時間の走行を可能にしたいという要望がある。この場合、運搬車の荷台部分に大型の二次電池を搭載することで、運搬車の運転席部分の大型化を防ぎつつ、長時間の走行を可能とすることができる。
また、特許文献1には、バッテリの容量が変更可能であって、かつバッテリの容量を変更したとしても車両の重量バランスを確保することができる車両が開示されている。具体的には、走行用回転電機に電力を供給可能とされる第1蓄電器と、着脱可能に設けられた第2蓄電器とを備え、第1蓄電器は、取り外されることで車両を走行不可能状態とし、第1蓄電器が装着された状態であって、第2蓄電器が取り外された状態及び第2蓄電器が装着された状態のいずれにおいても、走行可能状態とされた車両が開示されている。
特開2010−004666号公報
しかしながら、牽引式運搬車において、荷台部分すなわち被牽引車に二次電池を搭載する場合、牽引車と被牽引車とを切り離したときに牽引車を走行させることができなくなるという問題がある。ここで、特許文献1に記載の方法のように、牽引車に第1蓄電器を備え、被牽引車に第2蓄電器を備える方法が考えられる。つまり、牽引車と被牽引車とが接続されている場合に、牽引車に搭載された第1蓄電器と被牽引車に搭載された第2蓄電器の電力によって走行し、切り離されている場合に牽引車に搭載された第1蓄電器の電力によって走行する方法が考えられる。
しかしながら、牽引車を常に走行させる場合、第1蓄電器への充電ができないため、運用を繰り返すうちに第1蓄電器の充電率が運用下限に達してしまって走行ができなくなることが懸念される。
本発明の目的は、上述した課題を解決する牽引式運搬車、荷役施設、牽引車、牽引車の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、荷物を積載する被牽引車と当該被牽引車を牽引して走行する牽引車とを備える牽引式運搬車であって、前記牽引車は、第1の二次電池と、第2の二次電池と、電力によって駆動する電動機と、前記被牽引車及び前記牽引車が備える二次電池の充放電を制御する制御装置とを備え、前記被牽引車は、第3の二次電池を備え、前記制御装置は、前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部と、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明において前記制御装置は、前記牽引車が停車している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用下限値に達していない場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させる第2の充放電制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明において前記第2の充放電制御部は、前記牽引車が停車している場合であって、前記牽引車が前記被牽引車を牽引していない場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させることを特徴とする。
また、本発明において前記第1の充放電制御部は、前記牽引車が停車している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用下限値に達している場合に、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させることを特徴とする。
また、本発明において前記第1の充放電制御部は、前記第2の二次電池の充電率が運用上限値に達した場合に、前記第3の二次電池の放電及び前記第2の二次電池の充電を停止し、前記電動機制御部は、前記牽引車が走行している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用上限値に達している場合に、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させることを特徴とする。
また、本発明において前記電動機制御部は、前記牽引車が走行している場合であって、前記第1の二次電池の充電率が運用下限値に達している場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させることを特徴とする。
また、本発明において前記電動機制御部は、利用者から入力を受け付けたパスワードが所定のパスワードと合致する場合にのみ、前記第2の二次電池または前記第3の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池または当該第3の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させることを特徴とする。
また、本発明において前記第3の二次電池は、鉛蓄電池であって、前記第1の二次電池及び前記第2の二次電池は、リチウムイオン電池であることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の二次電池と前記第2の二次電池の満充電容量が等しいことを特徴とする。
また、本発明において前記第3の二次電池の満充電容量は、前記第1の二次電池及び前記第2の二次電池の満充電容量より大きいことを特徴とする。
また、本発明において前記被牽引車は、地上に設けられた非接触給電装置から電力の供給を受けて前記第3の二次電池を充電する充電装置を備えることを特徴とする。
また、本発明において前記第3の二次電池は、前記被牽引車に積載される荷役台に設けられることを特徴とする。
また、本発明において前記荷役台は、非接触給電装置から電力の供給を受けて前記第3の二次電池を充電する充電装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、前記牽引車より多くの前記被牽引車を備え、前記牽引車によって牽引されていない前記被牽引車を駐車させる駐車スペースの地上に非接触給電装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明において前記被牽引車は、前記第3の二次電池に充電された電力によって走行路を自動走行する自動走行装置を備え、前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースと前記駐車スペースとの間に前記走行路が形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースの地上に非接触給電装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、上記牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、前記被牽引車より多くの前記荷役台を備え、前記被牽引車に積載されていない前記荷役台を収容する収容スペースに非接触給電装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、上記牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースの地上に非接触給電装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、駐車中の前記被牽引車が備える前記第3の二次電池を充放電させることで、電力系統から供給される電力のピークカットを行うピークカット装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、再生可能エネルギーによる発電を行う発電装置と、駐車中の前記被牽引車が備える前記第3の二次電池を充放電させることで、前記発電装置が発電した電力の平滑化を行う平滑化装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、荷物を積載し、二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する牽引車であって、第1の二次電池と、第2の二次電池と、電力によって駆動する電動機と、前記被牽引車及び前記牽引車が備える二次電池の充放電を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部と、前記被牽引車に搭載される二次電池を放電させ、当該二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、第1の二次電池と第2の二次電池と電力によって駆動する電動機とを備え、荷物を積載して第3の二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する被牽引車を牽引する牽引車の制御方法であって、前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させるステップと、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させるステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、第1の二次電池と第2の二次電池と電力によって駆動する電動機とを備え、荷物を積載して第3の二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する被牽引車を牽引する牽引車に搭載されたコンピュータを、前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、牽引車と被牽引車とが接続されている場合に、牽引車は、被牽引車に搭載された第3の二次電池の電力で牽引車に搭載された第2の二次電池を充電し、かつ牽引車に搭載された第1の二次電池の電力で走行する。これにより、牽引車を常に走行させる場合にも、牽引車に搭載された二次電池の充電率が低下することを防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態に係る牽引式運搬車の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 接続・走行時制御の処理を示すフローチャートである。 非接続・走行時制御の処理を示すフローチャートである。 接続・停止時制御の処理を示すフローチャートである。 非接続・停止時制御の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る荷役施設の見取り図である。 荷役施設に設けられたピークカット装置の動作の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る牽引式運搬車の構成を示す概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る荷役施設の見取り図である。 本発明の第5の実施形態に係る牽引式運搬車の構成を示す概略図である。 本発明の第5の実施形態に係る荷役施設の見取り図である。 本発明の第6の実施形態に係る荷役施設の見取り図である。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る牽引式運搬車1の構成を示す概略図である。
本発明の第1の実施形態に係る牽引式運搬車1は、牽引車100と被牽引車200とを備える。牽引車100は、被牽引車200を牽引して走行する車両である。被牽引車200は、荷物を積載する荷台を備える台車である。
牽引車100は、第1の二次電池101、第2の二次電池102、電動機103、制御装置104を備える。
第1の二次電池101は、電動機103を稼動させるための電力を溜める二次電池である。第1の二次電池101としては、リチウムイオン電池を用いることが好ましい。
第2の二次電池102は、第1の二次電池101に充電するための電力を溜める二次電池である。第2の二次電池102としてはリチウムイオン電池を用いることが好ましい。
電動機103は、電力の供給を受けることで牽引車100を走行させる。
制御装置104は、CPU及びメモリを備えるコンピュータであって、牽引車100の制御プログラムを実行することで、第1の二次電池101及び第2の二次電池102の充放電を制御する。
被牽引車200は、第3の二次電池201及び充電装置202を備える。
第3の二次電池201は、第2の二次電池102に充電するための電力を溜める二次電池である。第3の二次電池201としては、リチウムイオン電池より安価で第2の二次電池102に比べて容量を大きくすることにより牽引車100への電力供給に余裕を持たせることができるため、鉛蓄電池を用いることが好ましい。これは、通常、被牽引車200に搭載する第3の二次電池201の充電時間に充てられる荷役や待機における被牽引車200の停車時間が走行時間より長くなることから、第3の二次電池201の充電時間を十分に長く確保でき、第3の二次電池201を緩やかに充電することができるためである。また、第3の二次電池201の満充電容量は、第1の二次電池101や第2の二次電池102が蓄えられる電力より多くの電力を蓄えることができる容量にする。これは、第1の二次電池101や第2の二次電池102に供給する電力に余裕ができ、第3の二次電池201の放電の負担も少なくすることができるからである。
充電装置202は、地上に設置されたキャパシタなどの非接触給電装置から供給される電力を受け、当該電力で第3の二次電池201を充電する。
次に、牽引車100が備える制御装置104について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置104の構成を示す概略ブロック図である。
制御装置104は、電動機制御部141、接続判定部142、充電率監視部143、第1の充放電制御部144、第2の充放電制御部145を備える。
電動機制御部141は、第1の二次電池101または第3の二次電池201を放電させ、その電力で電動機103を駆動させる。
接続判定部142は、牽引車100と被牽引車200とが接続されているか否かを判定する。
充電率監視部143は、第1の二次電池101及び第2の二次電池102の充電率が運用上限値または運用下限値に達したか否かを監視する。
第1の充放電制御部144は、牽引車100と被牽引車200とが接続されているときに、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第2の二次電池102を充電させる。
第2の充放電制御部145は、牽引車100と被牽引車200とが接続されていないときに、第2の二次電池102を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電させる。
次に、本実施形態による牽引式運搬車1の動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置104の動作を示すフローチャートである。
牽引車100の制御装置104が起動すると、充電率監視部143は、第1の二次電池101、第2の二次電池102及び第3の二次電池201の充電率の監視を開始する(ステップS1)。充電率監視部143は、例えば二次電池の電圧を計測し、当該電圧から二次電池の開放電圧を推定し、開放電圧と充電率との関係を示すテーブルを参照することによって充電率を算出することができる。
次に、接続判定部142は、牽引車100と被牽引車200とが接続されているか否かを判定する(ステップS2)。牽引車100と被牽引車200との接続判定は、例えば充電率監視部143が、第3の二次電池201の電圧を計測できたか否かによって判定することができる。
接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていると判定した場合(ステップS2:YES)、充電率監視部143は、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS3)。充電率監視部143は、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS3:NO)、第3の二次電池201の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS4)。充電率監視部143が、第3の二次電池201の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS4:NO)、第1の充放電制御部144は、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第2の二次電池102を充電する(ステップS5)。
他方、第3の二次電池201の充電率が運用下限値に達している場合(ステップS4:YES)、第3の二次電池201の放電及び第2の二次電池102の充電を停止する。
第1の充放電制御部144が、第3の二次電池201の放電及び第2の二次電池102の充電を行うか否かを判定すると、電動機制御部141は、利用者による牽引車100への走行指示の有無を判定する(ステップS6)。電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されていると判定した場合(ステップS6:YES)、第1の二次電池101を放電して電動機103を駆動させる(ステップS7)。他方、電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されていないと判定した場合(ステップS6:NO)、電動機103を停止させる。
また、ステップS5によって第2の二次電池102が充電されることにより、ステップS3において充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達していると判定した場合(ステップS3:YES)、電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されているか否かを判定する(ステップS8)。電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されていると判定した場合(ステップS8:YES)、第3の二次電池201を放電して電動機103を駆動させる(ステップS9)。これにより、第2の二次電池102の充電率が運用上限に達したために第2の二次電池102の充電ができない場合にも、第3の二次電池201に充電された電力を牽引車100の動力源として有効に活用することができる。他方、電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されていないと判定した場合(ステップS8:NO)、電動機103を停止させる。
また、ステップS2において、接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていないと判定した場合(ステップS2:NO)、電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されているか否かを判定する(ステップS10)。電動機制御部141が、牽引車100に走行指示が入力されていると判定した場合(ステップS10:YES)、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS11)。なお、牽引式運搬車1を、荷役施設構内において適切に使用する限りにおいては、後述するステップS16により第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達しないよう制御されている。他方、例えば牽引式運搬車1を荷役施設構外において使用する場合、第1の二次電池101が運用下限に達することが想定される航続距離よりも長距離の走行が必要となることがある。
充電率監視部143が、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS11:NO)、電動機制御部141は、第1の二次電池101を放電して電動機103を駆動させる(ステップS12)。他方、充電率監視部143が、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS11:YES)、電動機制御部141は、第2の二次電池102を放電して電動機103を駆動させる(ステップS13)。これにより、第1の二次電池101が運用下限に達することが想定される航続距離よりも長距離の走行が必要となる非常時に、牽引車100の走行距離を増やすことができる。
なお、上述したように第1の二次電池101が運用下限に達することが想定される航続距離より長距離の走行をする必要がある場合、牽引車100がパスワードの入力を受け付け、当該パスワードが所定のパスワードと合致する場合にのみ、上記ステップS13における第2の二次電池102による電動機103の駆動を許可するようにしても良い。これにより、牽引式運搬車1の走行距離をコントロールすることができるので、荷役施設構外への牽引車100の走行が制限されるため、牽引式運搬車1が盗難されることを防止することができる。また、牽引式運搬車1をレンタルする場合など、レンタル業者が牽引式運搬車1の走行距離の制限ごとに課金を設定する運用を行うことも可能になる。
他方、電動機制御部141は、牽引車100に走行指示が入力されていないと判定した場合(ステップS10:NO)、電動機103を停止させる。次に、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS14)。充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS14:NO)、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS15)。
充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS15:NO)、第2の充放電制御部145は、第2の二次電池102を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電する(ステップS16)。これにより、牽引車100が被牽引車200を牽引していない場合であっても、牽引車100が停止中に、即ち、第1の二次電池101の放電がされていない間に、第1の二次電池101を充電することができる。
そして、ステップS2〜ステップS16の処理が終了すると、制御装置104は利用者による操作により、外部から処理の終了要求の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS17)。制御装置104は、外部から終了要求の入力を受け付けていないと判定した場合(ステップS17:NO)、ステップS2に処理を戻す。他方、制御装置104は、外部から終了要求の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS17:YES)、処理を終了する。
これにより、牽引車100と被牽引車200とが接続されている場合に、牽引車100の走行時には、被牽引車200に搭載された第3の二次電池201の電力で牽引車100に搭載された第2の二次電池102を充電しつつ、同時に牽引車100に搭載された第1の二次電池101の電力で走行することができる。これにより、牽引車100を常に走行させる場合にも、牽引車100に搭載された二次電池の充電率が低下することを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る制御装置104によれば、第1の二次電池101と第2の二次電池102とで、充電中に放電に切り替えたり放電中に充電したりせずに電池容量の上限から下限まで有効に使うことができる。つまり、第1の二次電池101及び第2の二次電池102の電池容量をフルに使うことができる。これにより、第1の二次電池101及び第2の二次電池102の充放電のサイクルを定型化できるとともに、充放電のサイクル数を減らすことができるため、第1の二次電池101と第2の二次電池102の劣化速度を緩和することができる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る牽引運搬車1は、第1の実施形態に係る牽引式運搬車1と異なる走行ロジックを有するものである。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る制御装置104の動作を示すフローチャートである。
牽引車100の制御装置104が起動すると、充電率監視部143は、第1の二次電池101、第2の二次電池102及び第3の二次電池201の充電率の監視を開始する(ステップS101)。次に、電動機制御部141は、利用者による牽引車100への走行指示の有無を判定する(ステップS102)。
電動機制御部141が、利用者による牽引車100への走行指示があると判定した場合(ステップS102:YES)、接続判定部142は、牽引車100と被牽引車200とが接続されているか否かを判定する(ステップS103)。接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていると判定した場合(ステップS103:YES)、制御装置104は、牽引車100と被牽引車200とが接続されている場合かつ走行時の制御である「接続・走行時制御」を実行する(ステップ104)。他方、接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていないと判定した場合(ステップS103:NO)、制御装置104は、牽引車100と被牽引車200とが接続されていない場合かつ走行時の制御である「非接続・走行時制御」を実行する(ステップ105)。
また、ステップS102において電動機制御部141が、利用者による牽引車100への走行指示がないと判定した場合(ステップS102:NO)、接続判定部142は、牽引車100と被牽引車200とが接続されているか否かを判定する(ステップS106)。接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていると判定した場合(ステップS106:YES)、制御装置104は、牽引車100と被牽引車200とが接続されている場合かつ停止時の制御である「接続・停止時制御」を実行する(ステップ107)。他方、接続判定部142が、牽引車100と被牽引車200とが接続されていないと判定した場合(ステップS106:NO)、制御装置104は、牽引車100と被牽引車200とが接続されていない場合かつ停止時の制御である「非接続・停止時制御」を実行する(ステップ108)。
そして、制御装置104は、ステップS104、S105、S107、またはS108の何れかの制御を実行すると、利用者による操作により、外部から処理の終了要求の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS109)。制御装置104は、外部から終了要求の入力を受け付けていないと判定した場合(ステップS109:NO)、ステップS102に処理を戻す。他方、制御装置104は、外部から終了要求の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS109:YES)、処理を終了する。
ここで、ステップS104、S105、S107、S108の各制御の詳細について説明する。
まず、ステップS104の「接続・走行時制御」について説明する。図5は、接続・走行時制御の処理を示すフローチャートである。
まず、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS401)。充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS401:NO)、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS402)。
充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS402:NO)、第1の充放電制御部144は、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第2の二次電池102を充電する(ステップS403)。そして、電動機制御部141は、第1の二次電池101を放電して電動機103を駆動させる(ステップS404)。これにより、牽引車100と被牽引車200との接続が解除されるまでに第2の二次電池102の充電率を高めておくことができる。
他方、充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用上限値に達していると判定した場合(ステップS402:YES)、電動機制御部141は、第3の二次電池201を放電して電動機103を駆動させる(ステップS405)。これにより、牽引車100と被牽引車200との接続が解除されるまで第2の二次電池102の満充電状態を維持しつつ、第1の二次電池101の充電率の低下を防ぐことができる。
他方、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS401:YES)、第2の二次電池102または第3の二次電池201によって電動機103を駆動させることで、牽引式運搬車1の走行を継続させる。ここで、第1の実施形態で説明したように、牽引車100がパスワードの入力を受け付け、当該パスワードが所定のパスワードと合致する場合にのみ、第2の二次電池102または第3の二次電池201による電動機103の駆動を許可するようにしても良い。これにより、牽引式運搬車1の走行距離をコントロールすることができるので、荷役施設構外への牽引車100の走行が制限されるため、牽引式運搬車1が盗難されることを防止することができる。また、牽引式運搬車1をレンタルする場合など、レンタル業者が牽引式運搬車1の走行距離の制限ごとに課金を設定する運用を行うこともできる。
充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していると判定すると(ステップS401:YES)、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS406)。充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS406:NO)、第1の充放電制御部144は、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電する(ステップS407)。そして、電動機制御部141は、第2の二次電池102を放電して電動機103を駆動させる(ステップS408)。これにより、第1の二次電池101を充電しつつ、牽引式運搬車1の走行を継続させることができる。
他方、充電率監視部143が、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS406:YES)、電動機制御部141は、第3の二次電池201を放電して電動機103を駆動させる(ステップS405)。これにより、第1の二次電池101及び第2の二次電池102の充電率が何れも使用できない場合にも、牽引式運搬車1の走行を継続させることができる。
次に、ステップS105の「非接続・走行時制御」について説明する。図6は、非接続・走行時制御の処理を示すフローチャートである。
まず、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS501)。充電率監視部143が、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS501:NO)、電動機制御部141は、第1の二次電池101を放電して電動機103を駆動させる(ステップS502)。
他方、充電率監視部143が、第1の二次電池101の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS501:YES)、電動機制御部141は、第2の二次電池102を放電して電動機103を駆動させる(ステップS503)。このとき、上述したように、牽引車100がパスワードの入力を受け付け、当該パスワードが所定のパスワードと合致する場合にのみ、第2の二次電池102または第3の二次電池201による電動機103の駆動を許可するようにしても良い。
次に、ステップS107の「接続・停止時制御」について説明する。図7は、接続・停止時制御の処理を示すフローチャートである。
まず、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS701)。充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS701:NO)、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS702)。
充電率監視部143は、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS702:NO)、第2の充放電制御部145は、第2の二次電池102を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電する(ステップS703)。これにより、制御装置104は、牽引式運搬車1の停止時に第1の二次電池を速やかに充電することができる。
次に、充電装置202は、非接触給電装置からの給電を受けることができるか否か、すなわち第3の二次電池を充電可能であるか否かを判定する(ステップS704)。充電装置202は、第3の二次電池201を充電可能であると判定した場合(ステップS704:YES)、第3の二次電池201の充電率を測定し、第3の二次電池201の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS705)。
第3の二次電池201の充電率が運用上限値に達していない場合(ステップS705:YES)、充電装置202は、第3の二次電池201を充電する(ステップS706)。他方、第3の二次電池201を充電可能でない場合(ステップS704:NO)または第3の二次電池201が運用上限に達している場合(ステップS705:YES)は、第3の二次電池201の充電をせずに、終了する。
また、ステップS702において第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS702:YES)、第1の充放電制御部144は、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電する(ステップS707)。
また、ステップS701において充電率監視部143が、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達していると判定した場合(ステップS701:YES)、充電率監視部143は、第2の二次電池101の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS708)。第2の二次電池の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS708:NO)、第1の充放電制御部144は、第3の二次電池201を放電させ、その電力で第2の二次電池101を充電する(ステップS709)。
他方、第2の二次電池の充電率が運用上限値に達していると判定した場合(ステップS708:YES)、上述したステップS704へ進み、第3の二次電池の充電可否の判定を行う。
次に、ステップS108の「非接続・停止時制御」について説明する。図8は、非接続・停止時制御の処理を示すフローチャートである。
まず、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達しているか否かを判定する(ステップS801)。充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達していると判定した場合(ステップS801:YES)、充放電の処理を行わない。他方、充電率監視部143は、第1の二次電池101の充電率が運用上限値に達していないと判定した場合(ステップS801:NO)、第2の二次電池102の充電率が運用下限値に達しているか否かを判定する(ステップS802)。
充電率監視部143が、第2の二次電池101の充電率が運用下限値に達していないと判定した場合(ステップS802:NO)、第2の充放電制御部145は、第2の二次電池102を放電させ、その電力で第1の二次電池101を充電する(ステップS803)。他方、充電率監視部143が、第2の二次電池101の充電率が運用下限値に達していると判定した場合(ステップS802:YES)、制御装置104は、牽引式運搬車1に搭載されるディスプレイやスピーカに、走行が不能であることを示すメッセージを出力させる(ステップS804)。
このように、第2の実施形態によれば、牽引車100と被牽引車200とが接続されている場合に、牽引車100の走行時には、被牽引車200に搭載された第3の二次電池201の電力で牽引車100に搭載された第2の二次電池102を充電しつつ、同時に牽引車100に搭載された第1の二次電池101の電力で走行することができる。これにより、牽引車100を常に走行させる場合にも、牽引車100に搭載された二次電池の充電率が低下することを防ぐことができる。
また、第2の実施形態では、接続・停止時処理により、第1の二次電池101の充電率が運用上限に達していない場合に、第2の二次電池102または第3の二次電池201により、必ず第1の二次電池101の充電を行う。これにより、牽引式運搬車1が走行を開始する時に、第1の二次電池101の充電率をできる限り高くするおくことができる。これにより、第1の二次電池101と比較して第2の二次電池102の劣化速度を緩やかにし、第2の二次電池102の長寿命化を図り、牽引式運搬車1の運用コストを低くすることができる。
この場合、第1の二次電池101と第2の二次電池102の満充電容量は等しい容量にすることが好ましい。この理由を以下に説明する。なお、本明細書において「満充電容量が等しい」とは、2つの二次電池の満充電容量が完全に等しい場合に加え、実運用上、等しいとみなしても支障が無い程度の差を有するものを含む。
第1の二次電池101が第2の二次電池102より充放電サイクル数が多くなることから、第1の二次電池101の方が早く劣化するために、第1の二次電池101は、第2の二次電池102より早く交換することになる。この二次電池の交換時に、既設の第2の二次電池102を第1の二次電池101として運用を切り替え、新しく搭載する二次電池を新しい第2の二次電池102として運用する。これにより、第1の二次電池101と第2の二次電池102を切り替えずに固定的に運用する場合に比べて、牽引車100に搭載される二次電池の総寿命を長くすることができる。さらに、牽引車100に搭載する2つの二次電池101、102の管理が容易になることより、トータルコストを下げることができる。
なお、第2の実施形態においては、第3の二次電池201の充電率が運用下限に至ったか否かの判定を行っていない。これは、第3の二次電池201として鉛蓄電池などを用いることを想定しているためである。第3の二次電池201に鉛蓄電池などを用いる場合、リチウムイオン電池などにより実現される第1の二次電池101や第2の二次電池102と比較してその容量が大きく、かつ充電装置202により充電がなされることから、充電率が下限に至らないことを想定しているためである。なお、上述した例に限られず、第3の二次電池201を放電させる前に、第3の二次電池201の充電率が運用下限に至ったか否かの判定を行っても良い。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第1または第2の実施形態に係る牽引式運搬車1を備える荷役施設について説明する。なお、本実施形態では、荷役施設が卸売市場である場合について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る荷役施設500の見取り図である。
荷役施設500には、小口搬入口501、大口搬入口502、小口搬出口503、大口搬出口504、せり会場505、仲卸店舗506、流通保管スペース507、被牽引車収容スペース508(駐車スペース)、事務管理スペース509が設けられる。
小口搬入口501及び大口搬入口502は、荷役施設500の外部から商品を搬入する牽引式運搬車1や大型トラックの入口である。小口搬入口501及び大口搬入口502は、荷役施設500の長手方向の一端に設けられる。
小口搬出口503及び大口搬出口504は、荷役施設500から外部へ商品を搬出する牽引式運搬車1や大型トラックの出口である。小口搬出口503及び大口搬出口504は、荷役施設500の長手方向の他端に設けられる。
せり会場505は、小口搬入口501及び大口搬入口502から搬入された商品について、卸売業者と仲卸業者との間でせり取引を行う会場である。せり会場505は、荷役施設500中央のうち搬入口側に設けられる。なお、仲卸業者に買い取られた商品は、せり会場505から仲卸店舗506まで牽引式運搬車1によって運搬される。
仲卸店舗506は、仲卸業者がせり会場505で買い取った商品を買付人に販売する店舗である。仲卸店舗506には、牽引式運搬車1による荷役を行う荷役スペースが設けられている。また、荷役スペースの地上には、非接触給電装置510が設けられている。なお、仲卸店舗506は、荷役施設500中央のうち搬出口側に設けられる。
流通保管スペース507は、卸売業者によって搬入された商品または買付人が購入した搬出前の商品を一時的に保管するスペースである。流通保管スペース507は、荷役施設500の短手方向の一端のうち、搬入口側に設けられる。
被牽引車収容スペース508は、牽引車100によって牽引されていない被牽引車200を一時的に収容するスペースである。被牽引車収容スペース508の地上には、非接触給電装置510が設けられる。なお、被牽引車収容スペース508は、荷役施設500の短手方向の一端の中央に設けられる。また、被牽引車収容スペース508には、予め牽引車100の数より多くの被牽引車200を収容しておく。
事務管理スペース509は、従業者が荷役施設500の事務管理を行うためのスペースである。事務管理スペース509は、荷役施設500の短手方向の一端のうち、搬出口側に設けられる。また、事務管理スペース509には、被牽引車収容スペース508に収容された被牽引車200が搭載する第3の二次電池201と接続され、第3の二次電池201に充電された電力を用いて、電力系統から荷役施設500に供給される電力のピークカットを行うピークカット装置511を備える。
図10は、荷役施設500に設けられたピークカット装置511の動作の例を示す図である。
図10(A)は、ピークカット装置511を備えない場合における荷役施設500の電力推移を示す図である。
本実施形態では、荷役施設500においてせり及び搬出入業務は、午前1時ごろから午前11時ごろまで行われる。他方、荷役施設500において事務系業務は、午前8時ごろから午後19時ごろまで行われる。したがって、荷役施設500における消費電力のピークは、せり及び搬出入業務と事務系業務の両方を行う午前8時から午前11時までの時間帯にある。したがって荷役施設500では電力契約において、当該ピークにおける電力に基づいて基本料金を設定する必要がある。
そこで、ピークカット装置511は、図10(B)に示すように、荷役施設500が消費する電力を監視し、消費電力が所定の閾値未満であるときに非接触給電装置510を稼動させて第3の二次電池201を充電させる。他方、ピークカット装置511は、消費電力が所定の閾値以上であるときに第3の二次電池201に充電された電力の一部を荷役施設500の電気機器に供給する。
これにより、ピークカット装置511は、荷役施設500の消費電力のピークを低減させることができる。したがって、ピークカット装置511を備えることで、使用していない被牽引車200に搭載された第3の二次電池201に充電された電力を用いて、電力契約の基本料金を引き下げることができる。
また、電気の使用料金が時間帯によって異なる場合(例えば、日中より夜間のほうが電気の使用料金が安い場合)、ピークカット装置511は、消費電力が所定の閾値未満、かつ現在時刻が電気の使用料金が安い時間帯である場合に、第3の二次電池201を充電させることで、さらに電気の使用料金を低減させることができる。
次に、荷役施設500における牽引式運搬車1の交通について説明する。
まず、仲卸業者は、牽引車100を走行させて被牽引車収容スペース508へ移動し、被牽引車収容スペース508に駐車されている被牽引車200と牽引車100とを連結する。仲卸業者は、牽引車100と被牽引車200とを連結すると、牽引車100を走行させてせり会場505へ移動する。次に、せり会場505にて商品を買い取った仲卸業者は、当該商品を被牽引車200に積み込んで仲卸店舗506へ移動する。
仲卸業者は、仲卸店舗506へ到着すると、荷役スペースにおいて牽引車100と被牽引車200とを切り離し、牽引車100を走行させて被牽引車収容スペース508へ移動する。そして、仲卸業者は、牽引車100と他の被牽引車200とを連結させ、再度せり会場505へ移動する。このとき、仲卸店舗506の従業者は、切り離された被牽引車200から商品を荷卸する。仲卸店舗506の荷役スペースの地上には非接触給電装置510が設けられているため、荷役スペースで商品の荷卸をしている間、被牽引車200が備える充電装置202によって、非接触給電装置510から供給される電力を第3の二次電池201に充電することができる。
そして、商品の荷卸が完了すると、仲卸店舗506の従業者は、被牽引車200を被牽引車収容スペース508に収容する。なお、被牽引車収容スペース508の地上にも非接触給電装置510が設けられているため、被牽引車200が被牽引車収容スペース508に収容されている間、被牽引車200が備える充電装置202によって、非接触給電装置510から供給される電力を第3の二次電池201に充電することができる。
このように、本実施形態によれば、被牽引車200の荷役中に、当該被牽引車200を牽引していた牽引車100が、被牽引車収容スペース508に収容されている他の牽引車100を牽引してせり会場505へ移動することができる。これにより、牽引車100の数を少なくしつつ荷役を行うことができる。
《第4の実施形態》
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る牽引式運搬車1の構成を示す概略図である。
本発明の第4の実施形態に係る牽引式運搬車1は、第3の二次電池201及び充電装置202が搭載される場所が、第1の実施形態と異なるものである。
第3の実施形態に係る牽引式運搬車1は、被牽引車200の荷台に、荷物を積載したパレット300(荷役台)を積むことで荷物を運搬するものである。そして、第3の二次電池201及び充電装置202は、パレット300に搭載される。これにより、被牽引車200は、複数のパレット300を荷台に積むことで、第1の実施形態と比較して、より多くの第3の二次電池201を搭載することができる。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る荷役施設500の見取り図である。
本発明の第4の実施形態に係る荷役施設500では、第3の実施形態に係る荷役施設500の被牽引車収容スペース508に代えて、被牽引車200に積まれるパレット300を収容するパレット収容スペース512(収容スペース)を備える。なお、パレット収容スペース512の地上には、被牽引車収容スペース508と同様に、非接触給電装置510が設けられる。これにより、仲卸店舗506における荷役を終えたパレット300がパレット収容スペース512に収容されることで、充電装置202は、第3の二次電池201を充電することができる。
《第5の実施形態》
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る牽引式運搬車1の構成を示す概略図である。
図14は、本発明の第5の実施形態に係る荷役施設500の見取り図である。
本発明の第5の実施形態に係る牽引式運搬車1は、被牽引車200に、さらに自動走行装置203を設けたものである。自動走行装置203は、牽引車100と被牽引車200とが接続されていない場合であって、荷役施設500に設けられた走行路に被牽引車200が乗っている場合に、第3の二次電池201から供給される電力によって、走行路に沿って被牽引車200を自動走行させる。なお、走行路は、仲卸店舗506と被牽引車収容スペース508とを接続するように形成されている。
これにより、仲卸店舗506の従業者は、荷役が終わった被牽引車200を仲卸店舗506内の走行路に乗せ、自動走行装置203を駆動させることで、当該被牽引車200を自動的に被牽引車収容スペース508に収容させることができる。
《第6の実施形態》
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第6の実施形態に係る荷役施設500の見取り図である。
本発明の第6の実施形態に係る荷役施設500は、ピークカット装置511に代えて発電装置513と平滑化装置514を備えるものである。発電装置513は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電を行う。平滑化装置514は、再生可能エネルギーの出力変動によって不安定となる発電装置513が発電した電力の出力変動を平滑化して、荷役施設500に送電する。
具体的には、平滑化装置514は、発電装置513が発電した電力の一次遅れを取ることなどにより、出力すべき電力を算出し、発電装置513が発電した電力と出力すべき電力との差の電力を、被牽引車収容スペース508に収容された被牽引車200の第3の二次電池201に充放電させる。
また、平滑化装置514は、被牽引車収容スペース508に接続した多数の被牽引車200に搭載される第3の二次電池201のそれぞれの電池容量を把握し、これらの第3の二次電池201を組合わせた場合に、全体として充電率が50パーセント程度となるように、接続を制御することが好ましい。
このように、本実施形態によれば、平滑化装置514は、被牽引車収容スペース508に収容された被牽引車200の第3の二次電池201を用いて、発電装置513が発電した電力の平滑化を行うことができる。これにより、発電電力の平滑化のために別個に二次電池を設ける必要がなく、牽引されていない被牽引車200に搭載された第3の二次電池201を有効活用することができる。また、これにより電力系統から供給を受ける電力が低減されるため、電力契約の基本料金を引き下げることができる。
以上、図面を参照してこの発明のいくつかの実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、第1の二次電池101、第2の二次電池102及び第3の二次電池201が単電池である場合について説明したが、これに限られず、複数の二次電池を並列にまたは直列に接続したものを、第1の二次電池101、第2の二次電池102または第3の二次電池201としても良い。
また、上述した実施形態では、荷役施設500の例として卸売市場を挙げたが、これに限られず、例えば飛行場や港湾など、その他の荷役施設500に適用しても良い。例えば、荷役施設500が飛行場である場合、これから下ろす荷物が積み込まれた航空機や、これから航空機に積み込む荷物を飛行場まで配送してきた荷送人の配送用車両が、せり会場505に相当し、航空機から下ろされた荷物や荷送人の配送用車両から下ろされた荷物が保管や通関手続きのために運び込まれる航空上屋が、中卸店舗506(荷役スペース)に相当する構成となる。この場合、フォワーダー(貨物利用運送事業者)または航空会社などの上屋事業者が、上述の仲卸業者に相当する構成となる。また、上屋として、航空上屋とフォワーダー上屋とが存在する場合は、航空上屋がせり会場505に、フォワーダー上屋が仲卸店舗506に相当し、その逆になる場合もある。つまり、航空上屋が輸入上屋として機能する場合は、航空上屋はせり会場505に相当し、航空上屋が輸出上屋として機能する場合は、航空上屋は仲卸店舗506に相当する。
また、上述した実施形態では、卸売市場を荷役施設500の例としたため、漏電などを防ぐ目的から、充電装置202が、非接触給電装置510を介して第3の二次電池201を充電する場合について説明したが、これに限られず、充電装置202は、有線での電力供給により第3の二次電池201を充電しても良い。
また、上述した実施形態では、非接触給電装置510が仲卸店舗506の荷役スペースと被牽引車収容スペース508とに設けられる場合について説明したが、これに限られず、何れか一方のみに設けられていても良い。
なお、上述の制御装置104は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…牽引式運搬車 100…牽引車 101…第1の二次電池 102…第2の二次電池 103…電動機 104…制御装置 141…電動機制御部 142…接続判定部 143…充電率監視部 144…第1の充放電制御部 145…第2の充放電制御部 200…被牽引車 201…第3の二次電池 202…充電装置 203…自動走行装置 300…パレット 500…荷役施設 501…小口搬入口 502…大口搬入口 503…小口搬出口 504…大口搬出口 505…せり会場 506…仲卸店舗 507…流通保管スペース 508…被牽引車収容スペース 509…事務管理スペース 510…非接触給電装置 511…ピークカット装置 512…パレット収容スペース 513…発電装置 514…平滑化装置

Claims (23)

  1. 荷物を積載する被牽引車と当該被牽引車を牽引して走行する牽引車とを備える牽引式運搬車であって、
    前記牽引車は、
    第1の二次電池と、
    第2の二次電池と、
    電力によって駆動する電動機と、
    前記被牽引車及び前記牽引車が備える二次電池の充放電を制御する制御装置と
    を備え、
    前記被牽引車は、第3の二次電池を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部と、
    前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部と、
    を備えることを特徴とする牽引式運搬車。
  2. 前記制御装置は、
    前記牽引車が停車している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用下限値に達していない場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させる第2の充放電制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の牽引式運搬車。
  3. 前記第2の充放電制御部は、前記牽引車が停車している場合であって、前記牽引車が前記被牽引車を牽引していない場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の牽引式運搬車。
  4. 前記第1の充放電制御部は、前記牽引車が停車している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用下限値に達している場合に、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池を充電させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  5. 前記第1の充放電制御部は、前記第2の二次電池の充電率が運用上限値に達した場合に、前記第3の二次電池の放電及び前記第2の二次電池の充電を停止し、
    前記電動機制御部は、前記牽引車が走行している場合であって、前記第2の二次電池の充電率が運用上限値に達している場合に、前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  6. 前記電動機制御部は、前記牽引車が走行している場合であって、前記第1の二次電池の充電率が運用下限値に達している場合に、前記第2の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  7. 前記電動機制御部は、利用者から入力を受け付けたパスワードが所定のパスワードと合致する場合にのみ、前記第2の二次電池または前記第3の二次電池を放電させ、当該第2の二次電池または当該第3の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の牽引式運搬車。
  8. 前記第3の二次電池は、鉛蓄電池であって、
    前記第1の二次電池及び前記第2の二次電池は、リチウムイオン電池である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  9. 前記第1の二次電池と前記第2の二次電池の満充電容量が等しいことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  10. 前記第3の二次電池の満充電容量は、前記第1の二次電池及び前記第2の二次電池の満充電容量より大きいことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  11. 前記被牽引車は、
    地上に設けられた非接触給電装置から電力の供給を受けて前記第3の二次電池を充電する充電装置を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  12. 前記第3の二次電池は、前記被牽引車に積載される荷役台に設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の牽引式運搬車。
  13. 前記荷役台は、
    非接触給電装置から電力の供給を受けて前記第3の二次電池を充電する充電装置を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の牽引式運搬車。
  14. 請求項11に記載の牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、
    前記牽引車より多くの前記被牽引車を備え、
    前記牽引車によって牽引されていない前記被牽引車を駐車させる駐車スペースの地上に非接触給電装置が設けられた
    ことを特徴とする荷役施設。
  15. 前記被牽引車は、前記第3の二次電池に充電された電力によって走行路を自動走行する自動走行装置を備え、
    前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースと前記駐車スペースとの間に前記走行路が形成された
    ことを特徴とする請求項14に記載の荷役施設。
  16. 請求項11に記載の牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、
    前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースの地上に非接触給電装置が設けられた
    ことを特徴とする荷役施設。
  17. 請求項13に記載の牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、
    前記被牽引車より多くの前記荷役台を備え、
    前記被牽引車に積載されていない前記荷役台を収容する収容スペースに非接触給電装置が設けられた
    ことを特徴とする荷役施設。
  18. 請求項13に記載の牽引式運搬車によって荷役を行う荷役施設であって、
    前記牽引式運搬車による荷役を行う荷役スペースの地上に非接触給電装置が設けられた
    ことを特徴とする荷役施設。
  19. 駐車中の前記被牽引車が備える前記第3の二次電池を充放電させることで、電力系統から供給される電力のピークカットを行うピークカット装置を備えることを特徴とする
    請求項14から請求項18の何れか1項に記載の荷役施設。
  20. 再生可能エネルギーによる発電を行う発電装置と、
    駐車中の前記被牽引車が備える前記第3の二次電池を充放電させることで、前記発電装置が発電した電力の平滑化を行う平滑化装置を備えることを特徴とする
    請求項14から請求項19の何れか1項に記載の荷役施設。
  21. 荷物を積載し、二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する牽引車であって、
    第1の二次電池と、
    第2の二次電池と、
    電力によって駆動する電動機と、
    前記被牽引車及び前記牽引車が備える二次電池の充放電を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部と、
    前記被牽引車に搭載される二次電池を放電させ、当該二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部と
    を備えることを特徴とする牽引車。
  22. 第1の二次電池と第2の二次電池と電力によって駆動する電動機とを備え、荷物を積載して第3の二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する被牽引車を牽引する牽引車の制御方法であって、
    前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させるステップと、
    前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させるステップと
    を有することを特徴とする牽引車の制御方法。
  23. 第1の二次電池と第2の二次電池と電力によって駆動する電動機とを備え、荷物を積載して第3の二次電池を備える被牽引車を牽引して走行する被牽引車を牽引する牽引車に搭載されたコンピュータを、
    前記第1の二次電池を放電させ、当該第1の二次電池から放電された電力で前記電動機を駆動させる電動機制御部、
    前記第3の二次電池を放電させ、当該第3の二次電池から放電された電力で前記第1の二次電池または前記第2の二次電池を充電させる第1の充放電制御部
    として機能させるためのプログラム。
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