JP2010203175A - 車両内蔵型建物 - Google Patents

車両内蔵型建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010203175A
JP2010203175A JP2009051473A JP2009051473A JP2010203175A JP 2010203175 A JP2010203175 A JP 2010203175A JP 2009051473 A JP2009051473 A JP 2009051473A JP 2009051473 A JP2009051473 A JP 2009051473A JP 2010203175 A JP2010203175 A JP 2010203175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
room
building
garage
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009051473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5420930B2 (ja
Inventor
Shunji Hirata
俊次 平田
Junichi Okabe
潤一 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2009051473A priority Critical patent/JP5420930B2/ja
Publication of JP2010203175A publication Critical patent/JP2010203175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5420930B2 publication Critical patent/JP5420930B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

【課題】車両の部屋と建物本体の部屋とを簡単に行き来できる車両内蔵型建物を提供する。
【解決手段】建物本体1と、この建物本体1内に設けられた車庫2に出し入れ可能に収納され、かつ部屋4bを有する車両4とを備え、前記建物本体1と前記車両4とには、この車両4が前記車庫2に収納された状態で、前記建物本体1の部屋5と前記車両4の部屋4bとを行き来可能とする開口部6,10が互いに近接かつ対向して設けられているので、車両4の部屋4bと建物本体1の部屋5とを簡単に行き来でき、よって、車両4の部屋4bを建物の部屋の一部として容易に使用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両を内蔵した建物に関する。
建物本体内に車庫を設けた、所謂ビルトインガレージ付きの建物は、降雨時に人が雨に濡れること無しに自動車への乗降を可能とするとともに、敷地が狭く車庫を設けるのが困難な場合に有用である(例えば特許文献1参照)。
一方、キャンピングカー等の寝泊りできる部屋を備えた車両は、通常、建物の外部に設けられた駐車場に駐車されているので、このキャンピングカーの部屋は住宅の一部として殆ど使用されていない。
特開2000−248756号公報
そこで、キャンピングカー等の部屋を有する車両を、建物本体内に設けた車庫に収納して、車両の部屋を建物の部屋の一部として使用することも考えられるが、キャンピングカー等の車両を単に車庫に収納(駐車)しただけでは、建物本体の部屋から一旦車庫に降りたうえで、車両の部屋に入るといった手間がかかり、車両の部屋と建物本体の部屋とを簡単に行き来できず、車両の部屋を建物の部屋の一部として使用するのが困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の部屋と建物本体の部屋とを簡単に行き来できる車両内蔵型建物を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、建物本体1と、この建物本体1内に設けられた車庫2に出し入れ可能に収納され、かつ部屋4bを有する車両4とを備え、
前記建物本体1と前記車両4とには、この車両4が前記車庫2に収納された状態で、前記建物本体1の部屋5と前記車両4の部屋4bとを行き来可能とする開口部6,10が互いに近接かつ対向して設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物本体1と車両4とに、この車両4が前記車庫2に収納された状態で、前記建物本体1の部屋5と前記車両4の部屋4bとを行き来可能とする開口部6,10が互いに近接して設けられているので、車両4の部屋4bと建物本体1の部屋5とを簡単に行き来でき、よって、車両4の部屋4bを建物の部屋の一部として容易に使用できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両内蔵型建物において、
前記車庫2と前記建物本体1の部屋5とを仕切る内壁1cと、前記車両4の部屋4bを形成する車両側壁4cとに、前記開口部6,10が対向して設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物本体1の内壁1cと車両側壁4cとに開口部6,10が対向して設けられているので、これら開口部6,10を通して車両4の部屋4bと建物本体1の部屋5とを水平方向に行き来できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図6および図7に示すように、請求項1に記載の車両内蔵型建物において、
前記車庫2上に位置する建物本体35の部屋の床部と、前記車両4の部屋4bを形成する車両上壁4dとに、前記開口部45,46が対向して設けられており、前記車両4の部屋4bの床と、前記建物本体1の部屋の床との間に、前記二つの開口部45,46を通して階段47が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、建物本体1の床部と車両上壁4dとに開口部45,46が対向して設けられ、これら開口部45,46を通して階段47が設けられているので、車両4の部屋4bと建物本体1の車庫上の部屋とを上下に行き来できる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図4に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両内蔵型建物において、
前記車両4は、蓄電池20と、この蓄電池20に蓄えられている電気によって駆動する電動モータと、この電動モータによって駆動される車輪21とを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、蓄電池20に蓄えられている電気によって電気モータを駆動して車輪21が駆動するので、建物本体1内の車庫2に車両4を静かにかつ排ガス等を出すことなく出し入れできる。したがって、建物本体1の部屋に騒音が響いたり、排ガスが侵入することがない。
請求項5に記載の発明は、例えば図1および図4に示すように、請求項4に記載の車両内蔵型建物において、
前記建物本体1に、太陽光発電装置22が設けられており、
前記車庫2または車庫近傍の床下に、前記太陽光発電装置22によって発電された電気を、前記車両4の蓄電池20に供給する電気供給部23が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、車庫2または車庫近傍の床下に、太陽光発電装置22によって発電された電気を車両4の蓄電池20に供給する電気供給部23が設けられているので、車庫2で車両4の蓄電池20に容易に充電できるとともに、経済的である。
本発明によれば、建物本体と、この建物本体内に設けられた車庫に出し入れ可能に収納され、かつ部屋を有する車両とを備え、前記建物本体と前記車両とに、この車両が前記車庫に収納された状態で、前記建物本体の部屋と前記車両の部屋とを行き来可能とする開口部が互いに近接かつ対向して設けられているので、車両の部屋と建物本体の部屋とを簡単に行き来でき、よって、車両の部屋を建物の部屋の一部として容易に使用できる。
本発明に係る車両内蔵型建物の一例を示すもので、その正面図である。 同、1階の平面図である。 同、建物本体と車両との接続部を示す要部の平面図である。 同、建物本体と車両との接続部を示す要部の縦断面図である。 同、車両を支持する支持装置を示す正面図である。 本発明に係る車両内蔵型建物の他の例を示すもので、その正面図である。 同、1階の平面図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る車両内蔵型建物の一例を示す正面図、図2は同1階の平面図である。
本実施の形態の車両内蔵型建物は、戸建てタイプの住宅であり、建物本体1と、この建物本体1内に設けられた車庫2と、この車庫2に出し入れ可能に収納され、かつ部屋4bを有する車両4とを備えている。
建物本体1は2階建てとなっており、図2に示すように、1階には玄関5が設けられている。この玄関5の西側には車庫2が設けられている。この車庫2は建物本体1の西側の外壁1aと、南側の外壁1bと、内壁1cとで平面視矩形状に形成されており、建物の南側の外壁に出入口2aが設けられている。
前記内壁1cは、車庫2と玄関5とを仕切る内壁であり、この内壁1cには開口部6が設けられている。この開口部6は内壁1cに形成された出入口であり、玄関5の玄関ホール5aに面している。また、内壁1cには開口部6を開閉する戸6aが設けられており、この戸6aは玄関ホール5a側に向けて開くようになっている。
また、玄関ホール5aの南側には、トイレ、洗面室、浴室等の水周りの設備をもつサニタリー室7が設けられており、玄関5およびサニタリー室7の東側には部屋8が設けられている。この部屋8と、玄関5およびサニタリー室7とを仕切る内壁1dに、開口部8aが設けられるとともに、この開口部8aを開閉する戸8bが設けられている。この戸8bは玄関ホール5a側に向けて開くようになっている。
なお、玄関ホール5aに面して2階に至る階段9が設けられており、2階には、リビングダイニング、寝室等の部屋が設けられている。
前記車庫2に収納されている車両4は、例えばキャンピングカーであり、車庫2より平面形状が少し小さい平面視矩形状に形成され、車庫2の内壁から所定長さだけ離間している。また、車両4は、その前部に運転台4aが設けられ、この運転台4aの後方に部屋4bが設けられている。この部屋4bには、図示しない椅子やベッド、簡易キッチン等が設けられている。
車両4の部屋4bを形成する車両側壁4cには、開口部10が設けられている。この開口部10は部屋4bへの出入口であり、スライドドア10aによって開閉されるようになっている。
また、図3に示すように、この開口部10と、前記建物本体1の開口部6とは互いに近接かつ対向して設けられている。
また、開口部10と開口部6とはその左右の幅、上下の長さがほぼ等しくなっており、かつほぼ等しい高さに配置されている。
また、建物本体1と車両4とが、前記開口部10,6間を通る接続部材11によって切り離し可能に接続されている。
すなわち、接続部材11は平面視矩形状の硬質樹脂製の板材で形成された床板であり、その左右両端部が開口部6,10の下縁部(内周下面)に設置されている。
図4に示すように、開口部6,10の内周下面、すなわち、建物本体1の床12の縁部上面と、車両4の床13の縁部上面には、それぞれ凹部が形成されており、これら凹部には、筒体14,15が嵌め込まれている。なお、凹部は開口部6の内周下面に左右に離間して2箇所、開口部10の内周下面に左右に離間して2箇所形成されており、開口部6の内周下面に形成された二つの凹部にそれぞれ筒体14が嵌め込まれ、開口部10の内周下面に形成された二つの凹部にそれぞれ筒体15が嵌め込まれている。
前記筒体14,15はそれぞれ導電性を有する銅等の金属によって形成されており、その内面は滑らかに仕上られている。
一方、前記接続部材11の四隅部にはそれぞれ貫通孔16が前記四つの筒体14,15とほぼ同軸に形成されており、これら貫通孔16には、接合ピン17が挿通され、さらに該接合ピン17は筒体14,15に上下に摺動自在に挿入されている。なお、車両4側の接合ピン17は建物本体1側の接合ピン17より短くなっている。
このように、接続部材11を開口部6,10の内周下面間に架け渡すとともに、接合ピン17を貫通孔16、筒体14,15に挿入することによって、建物本体1と車両4とが接続部材11によって接続され、接合ピン17を抜き取って、接続部材11を取り外すことによって、建物本体1と車両4とが切り離されるようになっている。
さらに、接続部材11は、建物本体1と車両4との接合部分において、水平方向および上方に拘束されていない。
すなわち、前記接続部材11に形成されている貫通孔16は、接合ピン17の軸部より直径が大きくなっているので、つまりルーズホールになっているので、接続部材11は、建物本体1および車両4との接合部(接続部材11の両端部と、建物本体1の床12の縁部および車両4の床13の縁部との接合部)において水平方向に拘束されていない。
また、接合ピン17は筒体14,15に上下に摺動自在に挿入されているので、接合部材11は、建物本体1および車両4との接合部において上方に拘束されていない。
また、前記車両4は、図4に示すように、蓄電池20と、この蓄電池20に蓄えられている電気によって駆動する電動モータ(図示略)と、この電動モータによって駆動される車輪21とを備えた電気自動車である。
一方、建物本体1の屋根には、図1に示すように、太陽光発電装置22が設けられており、玄関ホール5aの床12の下、つまり車庫2の近傍の床下には、図4に示すように、太陽光発電装置22によって発電された電気を蓄電するとともに、前記車両4の蓄電池20に電気を供給する電気供給部23が設けられている。この電気供給部23は、太陽光発電装置22によって発電された電気を蓄電して供給する他、商用電源からの交流電気を直流電気に変換して、蓄電池20に供給する機能も備えている。
前記電気供給部23は、導電性を有する前記筒体14に導電線24によって電気的に接続されている。つまり、電気供給部23に接続された導電線24は床12内に配線されたうえで、筒体14に接続されている。
一方、車両4の蓄電池20は、導電性を有する前記筒体15に導電線25によって接続されている。つまり、蓄電池20に接続された導電線25は車両4の床13内に配線されたうえで、筒体15に接続されている。
また、前記接続部材11の裏面には、導電部26が形成されており、この導電部26の一方の端部が前記筒体14の上端面に接触しており、他方の端部が前記筒体15の上端面に接触している。なお、導電部26は接続部材11の裏面に形成された薄膜帯状のものであり、接続部材11を樹脂成形する際に形成されている。
このように、電気供給部23と、車両4の蓄電池20とは、導電線24、筒体14、導電部26、筒体15、導電線25によって電気的に接続されている。
そして、電気供給部23は、太陽光発電装置22によって発電されて蓄電された電気を優先的に、車両4の蓄電池20に供給して充電し、不足分を商用電源からの電気で補って蓄電池20に供給して充電するようになっている。
また、前記車両4には、図5に示すように、この車両4を支持する支持装置30が取り付けられている。
すなわち、支持装置30は、シリンダ30aとピストンロッド30bとを備えた電気シリンダ装置であり、ピストンロッド30bを下向きにして配置され、シリンダ30aが車両4の車輪21の近傍に固定されている。
このような支持装置30は、車両4の四つの車輪21の近傍にそれぞれ取り付けられている。つまり、車両4に対して四つの支持装置30が平面視において車両4の四隅部に取り付けられている。
そして、このような支持装置30では、ピストンロッド30bを下方に伸張して、車庫2の床面を押圧することによって、車両4の車輪21を前記床面から若干浮かせた状態で、該車両4を支持するようになっている。
また、支持装置30のピストンロッド30bの先端部(下端部)には、車両4を免震する免震手段31が設けられている。
この免震手段31は、薄いゴム層と鋼板とを、交互に幾層にも積層してなる免震支承であり、その上下端部にフランジが設けられている。そして、上のフランジをピストンロッド30bの下端部に形成したフランジに接合することによって、免震手段31がピストンロッド30bの先端部に設けられている。
なお、このような免震手段31は、ピストンロッド30bの先端部ではなく、車庫2の床面に設けてもよい。
本実施の形態によれば、建物本体1と車両4とに、この車両4が車庫2に収納された状態で、建物本体1の部屋(玄関5)と車両4の部屋4bとを行き来可能とする開口部6,10が互いに近接して設けられているので、車両4の部屋4bと建物本体1の部屋5とを簡単に行き来でき、よって、車両4の部屋4bを建物の部屋の一部として容易に使用できる。
また、建物本体1の内壁1cと車両側壁4cとに開口部6,10が左右に対向しかつ近接して設けられているので、これら開口部6,10を通して車両4の部屋4bと建物本体1の部屋5とを水平方向に行き来できる。
さらに、車両4が、蓄電池20と、この蓄電池20に蓄えられている電気によって駆動する電動モータと、この電動モータによって駆動される車輪21とを備えているので、建物本体1内の車庫2に車両4を静かにかつ排ガス等を出すことなく出し入れできる。したがって、建物本体1の部屋に騒音が響いたり、排ガスが侵入することがない。
また、建物本体1の屋根に、太陽光発電装置22が設けられており、車庫2の近傍の床下に、太陽光発電装置22によって発電された電気を、車両4の蓄電池20に供給する電気供給部23が設けられているので、車庫2で車両4の蓄電池20に容易に充電できるとともに、経済的である。
さらに、蓄電池20と電気供給部23とが、前記接続部材11を介して電気的に接続可能であるので、蓄電池20と電気供給部23とを繋ぐ配線を車庫2の床等に這わす必要がなく、容易に蓄電池20に充電できる。
また、接続部材11が、建物本体1と車両4との接合部分において、水平方向および上方に拘束されていないので、地震時に、建物本体1の揺れと車両4の揺れとの縁を切ることができる。したがって、車両4の揺れが建物本体1の揺れによって大きくなることがなく、しかも、免震手段31によって車両4を免震できるので、車両4の部屋4bの揺れを大きく軽減できる。したがって、部屋4bをシェルター替わりとして使用できる。
また、支持装置30によって車両4を、その車輪21を車庫2の床面から若干浮かせた状態で支持できるので、車両4の部屋4bを歩行する際の上下振動を軽減できる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明に係る車両内蔵型建物の他の例を示す正面図、図2は同1階の平面図である。なお、本実施の形態において、前記第1の実施の形態と共通構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の車両内蔵型建物は、集合タイプの住宅(アパート)であり、建物本体35と、この建物本体35内に設けられた複数の車庫2と、この車庫2に出し入れ可能に収納され、かつ部屋4bを有する車両4とを備えている。
建物本体35は2階建てとなっており、メゾネット型となっている。建物本体35には、複数の住戸が設けられており、各住戸の1階に車庫2があるが、一つの住戸は管理人室36等となっていて、車庫2は設けられていない。
建物本体35の北側には、図7に示すように、共用廊下38が設けられており、この共用廊下38と住戸を仕切る外壁39には、各住戸に出入りするための開口部40が設けられており、該開口部40に玄関扉40aが設けられている。
また、車庫2には車両4が出し入れ可能に収納されており、該車両4の後部壁には、開口部41が形成されている。
また、この開口部41と、前記建物本体35の開口部40とは互いに近接かつ対向して設けられている。
開口部40と開口部41とはその左右の幅、上下の長さがほぼ等しくなっており、かつほぼ等しい高さに配置されている。
また、前記開口部40,41間において、建物本体35と車両4とが接続部材11によって切り離し可能に接続されている。
この接続部材11による接続は、前記第1の実施の形態の場合と同様であるので、その説明は省略する。
このように本例では、共用廊下38から開口部40,41を通って車両4の部屋4bに出入りするようになっている。したがって、部屋4bは玄関や居室等として使用されるようになっている。
また、本例においては、電気供給部23は、車庫2と隣りの住戸との間の床下に設けられており、この電気供給部23は、第1の実施の形態と同様にして、車両4の蓄電池20に電気的に接続されている。さらに、建物本体35の屋根には、図6に示すように、太陽光発電装置43が設けられており、この太陽光発電装置43で発電された電気は電気供給部23に蓄電されるようになっている。
さらに、前記車両4には、第1の実施の形態と同様にして、この車両4を支持する支持装置30が取り付けられている。
また、各住戸の車庫2上に位置する各住戸の2階の部屋の床部と、車両4の部屋4bを形成する車両上壁4dとに、開口部45,46が近接して、かつ上下に対向して形成されている。
なお、前記床部とは、車庫2とその上の部屋との間に床しかない場合はその床のことであり、床の下に車庫2の天井がある場合は、その天井と床のことである。
前記開口部45,46間において、建物本体35と車両4とが接続部材47によって切り離し可能に接続されている。
この接続部材47は折り畳み式の階段47であり、その上端部は住戸の2階の部屋の床部に取り付けられており、下端部はフリーの状態となっている。また、この階段(接続部材)47は二つの開口部45,46を通して配置されており、その下端部は車両4の部屋4bの床に摺動可能に当接するかあるいは床から上方に所定長さだけ離間している。
そして、車庫2から車両4を出庫する場合には、階段(接続部材)47を折り畳むようにして上方に引き込んで、住戸の2階の部屋またはこの2階の部屋の床下に収納することによって、車両4が建物本体35から切り離されるようになっている。このようにして、開口部45,46間において、建物本体35と車両4とが階段(接続部材)47によって切り離し可能に接続されている。
また、階段(接続部材)47の下端部は、フリーな状態であり、車両4の部屋4bの床に摺動可能に当接するかあるいは床から上方に所定長さだけ離間しているので、少なくとも水平方向には拘束されていない。また、階段(接続部材)47の下端部が床から上方に所定長さだけ離間している場合は、階段47の下端部は水平方向および上下方向の双方に拘束されていない。
このように、階段(接続部材)47は、車両4との接合部分(階段47の下端部と、車両4の部屋4bの床との接合部分)において、少なくとも水平方向に拘束されていない。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得られるのは勿論のこと、車両4が建物本体35に、接続部材11と接続部材47とによって2箇所で接続されているおり、接続部材11が、建物本体1と車両4との接合部分において、水平方向および上方に拘束されておらず、接続部材47が、建物本体1と車両4との接合部分において、少なくとも水平方向に拘束されていないので、地震時に、建物本体1の揺れと車両4の揺れとの縁を切ることができる。したがって、車両4の揺れが建物本体1の揺れによって大きくなることがなく、しかも、免震手段31によって車両4を免震できるので、車両4の部屋4bの揺れを大きく軽減できる。したがって、部屋4bをシェルター替わりとして使用できる。
なお、前記二つの実施の形態では、車両4を電気自動車式のキャンピングカーとしたが、車両4はエンジンで駆動するものであってもよいし、駆動源を持たず、移動用の車輪を有するトレーラハウスのような車両であってもよい。
1,35 建物本体
1c 内壁
2 車庫
4 車両
4b 部屋
4c 車両側壁
4d 車両上壁
5 玄関(部屋)
6 開口部
10,45 開口部
11,46 接続部材
20 蓄電池
21 車輪
22 太陽光発電装置
23 電気供給部
30 支持装置
31 免震手段
47 階段

Claims (5)

  1. 建物本体と、この建物本体内に設けられた車庫に出し入れ可能に収納され、かつ部屋を有する車両とを備え、
    前記建物本体と前記車両とには、この車両が前記車庫に収納された状態で、前記建物本体の部屋と前記車両の部屋とを行き来可能とする開口部が互いに近接かつ対向して設けられていることを特徴とする車両内蔵型建物。
  2. 請求項1に記載の車両内蔵型建物において、
    前記車庫と前記建物本体の部屋とを仕切る内壁と、前記車両の部屋を形成する車両側壁とに、前記開口部が対向して設けられていることを特徴とする車両内蔵型建物。
  3. 請求項1に記載の車両内蔵型建物において、
    前記車庫上に位置する建物本体の部屋の床部と、前記車両の部屋を形成する車両上壁とに、前記開口部が対向して設けられており、前記車両の部屋の床と、前記建物本体の部屋の床との間に、前記二つの開口部を通して階段が設けられていることを特徴とする車両内蔵型建物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両内蔵型建物において、
    前記車両は、蓄電池と、この蓄電池に蓄えられている電気によって駆動する電動モータと、この電動モータによって駆動される車輪とを備えていることを特徴とする車両内蔵型建物。
  5. 請求項4に記載の車両内蔵型建物において、
    前記建物本体に、太陽光発電装置が設けられており、
    前記車庫または車庫近傍の床下に、前記太陽光発電装置によって発電された電気を、前記車両の蓄電池に供給する電気供給部が設けられていることを特徴とする車両内蔵型建物。
JP2009051473A 2009-03-05 2009-03-05 車両内蔵型建物 Expired - Fee Related JP5420930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051473A JP5420930B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車両内蔵型建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051473A JP5420930B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車両内蔵型建物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013240604A Division JP5635671B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 車両内蔵型建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010203175A true JP2010203175A (ja) 2010-09-16
JP5420930B2 JP5420930B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=42964924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051473A Expired - Fee Related JP5420930B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 車両内蔵型建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5420930B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113070A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 Misawa Homes Co Ltd 車両内蔵型建物
WO2019003334A1 (ja) * 2017-06-28 2019-01-03 本田技研工業株式会社 連結システム及び建築物
JP2019006336A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 本田技研工業株式会社 モビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システム
JP2019073085A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 本田技研工業株式会社 車両およびその照明システム
CN111619327A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 现代自动车株式会社 车辆和房屋的连接系统
JP2021173058A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 トヨタホーム株式会社 建物及び建物への配車システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362963U (ja) * 1989-10-23 1991-06-19
JP2000043636A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Mazda Motor Corp 自動車のルーフ構造
JP2001271500A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Misawa Homes Co Ltd 住 宅
JP2008081965A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Toyota Motor Corp インナガレージ付き建物
JP2008280700A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Toyota Motor Corp 車両乗降補助装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362963U (ja) * 1989-10-23 1991-06-19
JP2000043636A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Mazda Motor Corp 自動車のルーフ構造
JP2001271500A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Misawa Homes Co Ltd 住 宅
JP2008081965A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Toyota Motor Corp インナガレージ付き建物
JP2008280700A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Toyota Motor Corp 車両乗降補助装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113070A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 Misawa Homes Co Ltd 車両内蔵型建物
WO2019003334A1 (ja) * 2017-06-28 2019-01-03 本田技研工業株式会社 連結システム及び建築物
JP2019006336A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 本田技研工業株式会社 モビリティルーム、モビリティルーム管理システム、管理サーバ及び建築物管理システム
JPWO2019003334A1 (ja) * 2017-06-28 2019-11-21 本田技研工業株式会社 連結システム及び建築物
CN110832154A (zh) * 2017-06-28 2020-02-21 本田技研工业株式会社 连结系统和建筑物
JP2019073085A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 本田技研工業株式会社 車両およびその照明システム
CN111619327A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 现代自动车株式会社 车辆和房屋的连接系统
JP2021173058A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 トヨタホーム株式会社 建物及び建物への配車システム
JP7407060B2 (ja) 2020-04-24 2023-12-28 トヨタホーム株式会社 配車システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5420930B2 (ja) 2014-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5411531B2 (ja) 建物本体と車両の接続構造
JP5420930B2 (ja) 車両内蔵型建物
US8347560B2 (en) Modular assembly
US20090199335A1 (en) Ceiling mounted hoist system
CN115298401A (zh) 隔音壳
JP5897315B2 (ja) 車両内蔵型建物
RU2659758C1 (ru) Санитарно-техническая кабина
JP5635671B2 (ja) 車両内蔵型建物
JP6291152B2 (ja) 戸建て住宅及びその設計方法
JP2001271500A (ja) 住 宅
JP6816321B1 (ja) 上部一体型トレーラー
JP2003193567A (ja) 建 物
JP2010126124A (ja) トレーラーハウス
JP2010071057A (ja) 階段、建物ユニット及び屋内暖房システム
JP2009097258A (ja) 建築物
JP3039560U (ja) トレーラーハウス
JP3143891U (ja) ユニット住宅
JP3225948U (ja) 駐車場上方設置モジュール式建物
CN107869263B (zh) 一种安装在风景区停车位的折叠旅馆屋
JP3200930U (ja) 建築物
RU20885U1 (ru) Мобильный жилой дом
JP4547720B2 (ja) 洗面所用防水床
JP2003082862A (ja) 建 物
JP3193083U (ja) 間伐材を利用した仮設トイレ
JP2014047558A (ja) 建物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5420930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees