JP5365797B2 - 共用車両管理システム及び共用車両管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は共用車両管理システム及び共用車両管理方法に関し、特に複数の車両から利用者が利用車両を選択可能な共用車両管理システム及び共用車両管理方法に関する。
従来、利用者がIDカードを利用して、所望の車両を利用する共用車両管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムでは、IDカードに記録された個人情報に基づいて利用可能な車両が設定され、利用可能な車両から利用者が所望の車両の種類を選択することで、選択条件に合致した1台の車両が自動的に選定されるようになっている。
特許第4117937号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、利用者の選択条件に合致する車両が複数台ある場合でも、システム側で1台の車両を選定して利用者に利用可能とするようになっている。このため、利用者は、選択条件に合致した複数の候補車両から、好みや利便性等の利用者のニーズに最もあった好ましい1台を実際に見て選択することができなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、利用者の選択条件に合致する複数の車両の中から、利用者のニーズに最もあった1台を利用者が実際に見た後に選択可能である共用車両管理システム及び共用車両管理方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、駐車場に配車されている複数の車両を識別情報で特定される複数の利用者により共用する共用車両管理システムであって、利用者の識別情報を取得する利用者識別手段と、識別情報に関連付けられた車両選択条件に合致する複数台の候補車両に対してドア開錠信号を送信することにより、駐車場の候補車両のドア施錠装置を開錠する施錠制御手段と、を備え、利用者から車両選択条件を含む車両予約情報を通信回線を介して取得し、この車両選択条件に合致する車両を利用者の認識情報に関連付けて予約する予約手段を備え、候補車両には、予約手段で予約されている予約車両が含まれ、予約手段は、予約車両以外の候補車両の車両ドアが開状態であるときは、この候補車両を予約対象から除外することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、利用者の識別情報が取得されると、駐車場に配車されている車両のうち、利用者の識別情報に関連付けられた車両選択条件に合致するすべての候補車両のドアが開錠される。これにより、利用者は、ドアが開錠された候補車両を実際に見て確認した上で最も好ましい車両を選択することができる。これにより、利用者の選択利便性を向上させ、利用者はニーズにより適合した車両を選択することができる。
また、本発明においては、予約手段が、利用者からの車両選択条件を含む車両予約情報に基づいて、その利用者に対して候補車両を予約することができる。これにより、利用者は駐車場に車両を借りに行く前に、事前に候補車両を予約しておくことができる。
また、本発明においては、予約車両以外の候補車両がドア開状態のときは、この車両に対する他の利用者による予約を規制することにより、誤った車両予約の可能性を回避することができる。
また、本発明において好ましくは、予約手段は、駐車場から離れた場所で利用者が通信手段を介して車両予約情報を受け付け可能であると共にこの車両予約情報に基づいて候補車両を選択する中央管理装置を備え、施錠制御手段は、中央管理装置から、通信回線を介して候補車両に関する情報を受け取る。
また、本発明において好ましくは、施錠制御手段は、候補車両を追加して選択するための車両選択条件を含む追加候補車両情報を利用者から取得する入力装置を備えている。このように構成された本発明においては、利用者は、入力装置に追加候補車両情報を入力することで、予約車両に加えて追加候補車両を候補車両とすることができる。これにより、利用者は、多くの候補車両からニーズにより適合した車両を選択することができる。
また、本発明において好ましくは、候補車両は、車両選択条件に合致する型式の異なる複数の車両を含む。このように構成された本発明においては、車両タイプ,大きさ,荷室サイズ等の異なる種々の型式の車両を含むようにすることで、利用者の選択利便性を向上させることができる。
また、本発明において好ましくは、施錠制御手段は、予約車両に対してドア開錠信号を送信した後に、予約車両以外の候補車両に対してドア開錠信号を送信する。このように構成された本発明においては、利用者は、まず予約車両の利便性等を実際に確認した後に、予約車両以外の候補車両の利便性等を順次確認することができ、効率的な車両選択を行うことが可能である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、駐車場に配車されている複数の車両を識別情報で特定される複数の利用者により共用する共用車両管理方法であって、利用者の識別情報を取得する利用者識別ステップと、識別情報に関連付けられた車両選択条件に合致する複数台の候補車両に対してドア開錠信号を送信することにより、駐車場の候補車両のドア施錠装置を開錠する施錠制御ステップと、を備え、利用者から車両選択条件を含む予約情報を通信回線を介して取得し、この車両選択条件に合致する車両を利用者の認識情報に関連付けて予約する予約ステップを更に備え、施錠制御ステップでは、候補車両に予約ステップで予約されている予約車両が含まれ、予約ステップでは、予約車両以外の候補車両の車両ドアが開錠状態であるときは、この候補車両を予約対象から除外することを特徴としている。
また、本発明において好ましくは、施錠制御ステップでは、候補車両を追加して選択するための車両選択条件を含む追加候補車両情報を利用者から取得する入力ステップを備えている。
また、本発明において好ましくは、施錠制御ステップでは、予約車両に対してドア開錠信号を送信した後に、予約車両以外の候補車両に対してドア開錠信号を送信する。
本発明によれば、利用者の選択条件に合致する複数の車両の中から、利用者のニーズに最もあった1台を利用者が実際に見た後に選択可能である共用車両管理システム及び共用車両管理方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態における共用車両管理システムの全体図である。 本発明の第1実施形態における駐車場の説明図である。 本発明の第1実施形態における予約処理フローである。 本発明の第1実施形態における貸出処理フローである。 本発明の第1実施形態における返却処理フローである。 本発明の第2実施形態における貸出処理フローである。 本発明の第3実施形態における貸出処理フローである。 本発明の第4実施形態における貸出処理フローである。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1乃至図5を参照して、本発明の実施形態による共用車両管理システムを説明する。
図1に示すように、本実施形態の共用車両管理システム1は、カーシェアリングセンターに配置された中央管理装置10と、複数の車両3がそれぞれ駐車された複数の駐車場100(図2参照)にそれぞれ隣接して配置されたコントローラ(車両提供装置)20とを備えている。
本実施形態では、利用者は、予め中央管理装置10と通信を行って車両利用の予約をした後、指定日時に指定の駐車場100に行く。そして、本実施形態では、コントローラ20が中央管理装置10から車両予約情報を取得し、この車両予約情報に基づいて特定される車両を利用者に提供するように構成されている。
本実施形態では、中央管理装置10は、インターネット等の通信回線5に接続され、車両管理・予約システムとして機能するサーバ装置である。
中央管理装置10は、車両情報管理処理及び予約処理を行うCPUを有する制御部と、車両情報管理アプリケーション,予約処理アプリケーション,車両情報データベース,顧客データベース等を記憶する記憶部と、通信インターフェース等を備えている。
中央管理装置10は、車両情報管理処理において、コントローラ20を介した通信、または、各車両3との直接的な通信により、すべての車両3を監視し、各車両3の固有の車両識別情報(車両を特定するための車両固有の情報),車両位置情報,残燃料(又は電気自動車の場合は、バッテリ残量),走行距離,ドア開閉状態,予約車両(又は候補車両)であるか否か等の車両情報を取得して、この車両情報を含む車両情報データベースを逐次更新する。
また、中央管理装置10は、通信回線5を介してアクセスする利用者のパソコンや携帯電話等の通信手段4との間で、車両3の予約処理を行う。顧客データベースは、登録された利用者を特定又は認証するためのものであり、各利用者を特定するための固有の利用者識別情報を含む各種の個人情報が記憶されている。なお、利用者には、会員登録により、個人情報が記憶されたIDカード6が発行されている。
中央管理装置10は、アクセスした利用者を顧客データベースに基づいて認証し、認証された利用者が入力した希望車種や利用日時等の車両選択条件である利用予約条件を受付ける。中央管理装置10は、この利用予約条件を受け取って、車両予約情報データベース及び車両情報データベース等に基づいて、利用予約条件に合致する車両3を利用者のために予約し、車両情報データベース及び顧客データベースに関連付けて予約車両の予約情報を記憶する車両予約情報データベースを更新する。
コントローラ20は、各駐車場100にそれぞれ配置されており、各駐車場100において、利用者に対して予約車両3の貸し出し処理、及び返却処理を行う。
図1に示すように、コントローラ20は、上記処理を行う管理制御ユニット21と、通信回線5を介して中央管理装置10と通信を行う通信インターフェース22と、車両3と通信を行う通信ユニット23と、利用者の有するIDカード6を読取るIDカードリーダ24と、駐車場100の車両ゲート101を開閉するためのゲート開閉ユニット25と、車両ゲート101の近傍に配置され、車両ゲート101への車両3の接近及び/又は通過を検出するゲートセンサ26と、利用者から種々の入力を受付ける入力装置27とを備えている。
図2に示すように、駐車場100の駐車スペースには複数の車両3が駐車可能であり(図2では4台の車両3a−3d)、車両3は車両ゲート101を通して出入りが可能となっている。コントローラ20は、車両ゲート101の近傍に配置されている。利用者は、IDカード6を、IDカードリーダ24に近接又は挿入することにより、IDカード6内に記憶された利用者識別情報を読み込ませることができる。なお、本実施形態では、IDカード6をIDカードリーダ24に読み込ませる構成であるが、これに限らず、利用者が、入力装置27に利用者識別情報や予約番号等の利用者を特定可能な識別情報を入力するように構成してもよい。
管理制御ユニット21は、通信ユニット23を介して車両3と通信を行い、車両3から車両情報,後述する車両選択信号,利用終了信号,ドア及びトランクリッドの開閉状態及びロック状態を表す信号等を、定期的にまたは問合せにより取得する。
車両3は、各種の動作制御を行う制御ユニット(ECU)31と、通信回線5を介して中央管理装置10と通信を行う通信インターフェース32と、コントローラ20(通信ユニット23)と通信を行う通信ユニット33と、利用者が所定の情報を入力可能であると共に、各種情報を表示可能である入力表示装置34と、ドアロック制御装置(BCM)35と、エンジン制御部36と、車車間通信ユニット38と、速度計,距離計,燃料計(バッテリ残量計)等の各種メータ39と、ナビゲーション装置40と、GPS41とを備えている。
入力表示装置34は、例えばタッチパネルディスプレーであり、利用者が入力した情報(例えば、後述する車両選択信号)をコントローラ20や中央管理装置10へ送信可能となっている。また、入力表示装置34がナビゲーション装置40のディスプレイを兼ねてもよい。ナビゲーション装置40は、GPSアンテナ,GPS受信機等を有するGPS41からのデータと、ジャイロセンサからのデータ等から車両現在位置(車両位置情報)を算出する。
車両制御ユニット31は、通信インターフェース32を用いて、通信回線5を介して、中央管理装置10からの問い合わせに応じて、または定期的に上述の車両情報を送信するように構成されている。このため、車両制御ユニット31は、メータ39,ナビゲーション装置40から各種情報を取得し、車両識別情報と併せて車両情報を作成する。
ドアロック制御装置35は、車両3のフロントドア,リアドア,トランクリッド,バックドアにそれぞれ配置され、これらをロック(施錠)及びアンロック(開錠)するためのアクチュエータ等からなるロック機構(ドア施錠装置)35aと、ロック機構35aにより各ドア等がロックされているか否かを検出するロックセンサ35bと、各ドア等の開閉状態を検出する開閉状態検出センサ35cとを備えている。
なお、本明細書では、「ドア」とは車両に配置されたロック可能なフロントドア,リアドア,トランクリッド,バックドアを意味している。
ドアロック制御装置35は、開閉状態検出センサ35cからのドア開閉状態信号を車両制御ユニット31に出力する。また、ドアロック制御装置35は、車両制御ユニット31からの制御信号に基づいて、ロック機構35aを作動させて各ドア等をロック状態又はアンロック状態にすると共に、ロックセンサ35bの検出結果を車両制御ユニット31に出力する。
本実施形態では、車両制御ユニット31,通信ユニット33,ドアロック制御装置35,エンジン制御部36が、キーレスエントリーシステム及びエンジンスタートシステムを構成し、IDカード6が、これらシステムの携帯機を兼ねている。したがって、利用者は、IDカード6により、ドアロック解除およびエンジンスタートを行うことが可能となっている。
なお、本実施形態では、車両システムには、通信ユニット33,通信インターフェース32,車車間通信ユニット38が設けられているが、これに限らず、これらを1つ又は2つのユニットとして構成してもよい。
次に、図3−図5の処理フローに基づいて、本発明の第1実施形態による共用車両管理システム1の作用を説明する。
まず、図3に基づいて、本実施形態の予約処理について説明する。
利用者は、通信手段4を用いて、通信回線5を介して、中央管理装置10の予約受付けのための認証画面にアクセスし、固有の利用者識別情報(例えば、ID番号)やパスワード等の認証情報を入力し、認証情報を中央管理装置10へ送信する。これにより、中央管理装置10は認証情報を受信する(ステップS1)。
中央管理装置10は、顧客データベースに基づいて、認証情報を送信した利用者が登録された会員であるか否かを判定する(ステップS2)。登録会員であると判断した場合は、中央管理装置10は予約受付け情報を送信して予約受付け可能であることを通知する。また、登録会員でないと判断した場合は、中央管理装置10は予約受付け不可能であることを通知する。
予約受付け可能である場合、利用者は、予約受付け画面で、利用予約条件(車両選択条件)を入力し、中央管理装置10へ送信する。これにより、中央管理装置10は、利用予約条件を受信する(ステップS3)。利用予約条件には、貸出日時,貸出場所(駐車場),目的地,返却場所(駐車場),走行経路,希望車種,搭乗人数,積載物の有無等が含まれ、利用者は、少なくとも貸出日時,貸出場所を必須予約条件として入力する。
本実施形態では、利用者は、複数の駐車場100を利用可能であり、「貸出場所」は、利用者のアクセスに便利な駐車場100を特定するための情報である。また、「返却場所」は、利用者が利用車両3を返却する駐車場100を特定するための情報である。
「希望車種」は、利用者が利用を希望する車両を特定するための情報であり、例えば、特定の自動車メーカの特定の車種(例えば、「A」社の「AAA」)や、排気量の大きさや、車両タイプ(例えば、セダン,ワゴン車等)等である。これにより、車両選択条件に合致する異なる型式(車両タイプ,大きさ,荷室サイズ)の車両を1台又は複数台選択することができる。
中央管理装置10は、上記利用予約条件に合致する車両3を車両情報データベースを用いて検索し、検索結果案内画面を送信して利用者に検索結果を通知する(ステップS4)。
利用者は、検索結果案内画面で、少なくとも貸出日時,貸出場所を含む検索結果を確認し、予約を確定するための予約確定入力を中央管理装置10へ送信する。これにより、中央管理装置10は、予約確定入力を受信し、上記検索結果に基づいて予約が確定される(ステップS5)。予約確定により、中央管理装置10は、利用者識別情報に関連付けて、貸出日時,貸出場所(駐車場),車種等の情報を含む車両予約情報を記憶する。そして、この車両予約情報に合致する検索された車両が予約車両(候補車両)として確保される。予約車両として確保された予約車両は、他の利用者による予約の対象から除外されるので、ある利用者による車両予約情報で特定される車両と、他の利用者による車両予約情報で特定される車両とは重複しないようになっている。
なお、利用予約条件のうち「目的地」,「走行経路」,「希望車種」,「積載物の有無」等は必須事項ではない。このため、利用者が「希望車種」を特定しなかった場合には、「利用日時」や「貸出場所」等のみで特定される車両3が多数特定され、この複数の車両3が予約される。また、「希望車種」を「A」社の「AAA」という車名で特定した場合でも、「利用日時」や「貸出エリア」等の他の条件を満たす車両3が複数存在することがあり得る。したがって、車両予約情報に合致する車両3が少なくとも1台は確保されるように、中央管理装置10は予約を行う。
次に、図4に基づいて、本実施形態の貸出処理について説明する。
予約後、利用者が指定の駐車場100に赴き、IDカード6をコントローラ20のIDカードリーダ24に近接又は挿入すると、IDカードリーダ24がIDカード6内に記憶された利用者識別情報を読み込み、利用者認識手段としての管理制御ユニット21はIDカードリーダ24から利用者識別情報を受け取る(ステップS11)。
車両予約情報取得手段としての管理制御ユニット21は、通信インターフェース22を介して、受け取った利用者識別情報に関連付けられた車両予約情報を中央管理装置10に送信するように問い合わせを行い、その結果、受け取った車両予約情報に合致する車両3のドアロックを解除させるために、施錠制御手段としての管理制御ユニット21は、通信ユニット23を介して、ドアロック解除指令信号(ドア開錠信号)を送信する(ステップS12)。中央管理装置10は、管理制御ユニット21からの上記問合せに対して、利用者識別情報に関連付けられた車両予約情報を検索し、該当する車両予約情報をコントローラ20へ送信する。なお、本実施形態では、候補車両に関する情報として車両予約情報がコントローラ20へ送信されるように構成されているが、これに限らず、予約車両を一意的に特定可能な車両識別情報(識別番号)等が送信されるように構成してもよい。
図2は、駐車されている車両3a−3dのうち、車両3a−3cの3台が車両予約情報に合致する車両である場合を示している。したがって、車両3a−3cに対して、ドアロック解除指令信号が送信される。例えば、利用者が「希望車種」を「A」社の「AAA」という車名で予約条件を設定していた場合、この駐車場100に配車されている色違い(例えば赤色,白色,青色)の「AAA」車両または内装が異なる「AAA」車両に対して、ドアロック解除指令信号が送信される。
また、予約条件として「目的地」を設定していた場合、貸出場所から目的地あるいはさらに返却場所までの距離に対して、残燃料/バッテリ残量に基づいて算出される走行可能距離が短い車両3は車両予約情報に合致しない車両と判断される。さらに、予約条件として「搭乗人数」を設定していた場合、搭乗人数に対し座席数が少ない車両3は車両予約情報に合致しない車両と判断される。
車両予約情報に合致する車両3a−3cでは、車両制御ユニット31が、通信ユニット33を介して、ドアロック解除指令信号を受け取る。そして、車両制御ユニット31は、ドアロック解除指令信号に応じて、ドアロック制御装置35にドアロックを解除させるためのドアロック解除制御信号を出力する。これにより、該当する車両3a−3cでは、ロック機構35aが作動して、フロントドア,リアドア,トランクリッド,バックドアのすべて又は一部がロック解除される。また、ロック解除により、ロックセンサ35bがロック解除を検出する。車両制御ユニット31は、各ドア等がロック解除された状態であることを表すドアロック解除信号を、通信ユニット33を介してコントローラ20に送信する。
管理制御ユニット21は、該当する車両3a−3cからドアロック解除信号を受け取ると、内部のタイマー(例えば10分)を作動させる(ステップS13)。このタイマーは、利用者が、複数の利用可能な候補車両3a−3cの中から、使用する1台を選択するための選択時間を制限するためのものである。この間に、利用者は、実際に3台の車両3a−3cを見比べ、外観や内装等を確認したうえで、使用したい1台を選択することができる。
次いで、管理制御ユニット21は、タイマー時間が経過したか否かを判定する(ステップS14)。
ドアロック解除後、タイマーがタイムアップするまでのタイマー時間が経過していない場合(ステップS14;No)、利用車両設定手段としての管理制御ユニット21は、車両選択信号を受け取ったか否かを判定する(ステップS15)。管理制御ユニット21は、車両選択信号を送信した車両3を選択された車両と特定する。利用者は、車両3内の入力表示装置34を操作して、車両選択信号を入力(例えば、決定ボタンを押下)することで、使用する車両を選択することができる。この場合、車両制御ユニット31は、車両選択信号と選択された車両の車両識別情報VINを通信ユニット33を介して、コントローラ20(管理制御ユニット21)へ送信する。
なお、本実施形態では、利用者は、車両3内の入力表示装置34により、車両選択信号をコントローラ20に出力するように構成されているが、これに限らず、利用者が入力装置27で車両選択信号を入力するように構成してもよい。
ドアロック解除後、タイマー時間経過前に、車両選択信号を受け取らなかった場合(ステップS15;No)、管理制御ユニット21は、タイマー時間が経過するまで、ステップS14,S15の処理を繰り返す。
一方、ドアロック解除後、車両選択信号を受け取ることなく、タイマー時間が経過した場合(ステップS14;Yes)、管理制御ユニット21は、すべての候補車両3a−3cをドアロックさせるために、通信ユニット23を介して、ドアロック作動指令信号(ドア施錠信号)を送信する(ステップS18)。
このドアロック作動指令信号に応じて、車両3a−3cでは、車両制御ユニット31が、ドアロック制御装置35にドアロックを作動させるためのドアロック制御信号を出力する。これにより、車両3a−3cでは、ロック機構35aにより、フロントドア,リアドア,トランクリッド,バックドアがロックされ、ロックセンサ35bがロック状態を検出する。車両制御ユニット31は、各ドア等がロックされた状態であることを表すドアロック信号を、通信ユニット33を介してコントローラ20に送信する。
このように候補車両3a−3cがドアロックされることにより、候補車両3a−3cは走行不能化され、候補車両3a−3cが第3者によって不正に使用されることを防止し、セキュリティを確保することができる。また、この場合、利用者は、再び、IDカード6をIDカードリーダ24に接近または挿入することで、貸出処理を再開することができる。
一方、ドアロック解除後、タイマー時間経過前に、車両選択信号を受け取った場合(ステップS15;Yes)、走行不能制御手段としての管理制御ユニット21は、車両選択信号が入力された車両以外の非選択車両に対して、ドアロック作動指令信号を送信し、すべてのドア及びトランクリッドをロック状態とすると共に、中央管理装置10に車両選択信号と選択された車両の車両識別情報を送信する(ステップS16)。これにより、中央管理装置10は、選択されなかった車両の車両情報データベースを更新して、予約状態を解除する。例えば、利用者が車両3aで車両選択信号を入力した場合は、車両3b,3cのドア等がロックされる。これにより、選択されなかった車両3b,3cが走行不能化され、第3者によって不正に使用されることを防止することができる。
なお、本実施形態では、車両選択信号を受け取った管理制御ユニット21が、非選択車両に対してドアロック作動指令信号を送信して、ドア等をロックさせるように構成されているが、これに限らず、車車間通信ユニット38を介して車車間通信により、選択された車両3aから非選択車両3b,3cに車両選択信号あるいはドアロック作動指令信号を送信して、この信号を受け取った非選択車両3b,3cがドア等をロックするように構成してもよい。
また、中央管理装置10が、コントローラ20から車両選択信号と選択された車両3aの車両識別情報を受け取ったとき、または、その後、エンジン始動や入力表示装置34,ナビゲーション装置40等への入力があったことを表す信号をコントローラ20経由で受け取ったときに、車両予約情報に含まれる目的地,返却エリア,走行経路に関する情報を中央管理装置10がコントローラ20を介して、車両制御ユニット31に送信するように構成してもよい。車両制御ユニット31は、中央管理装置10からこれらの情報を受け取ると、ナビゲーション装置40にこれらの情報を提供する。これにより、利用者は、ナビゲーション装置40にこれらの情報を入力する手間を省くことができる。
利用者が、選択した車両3aを運転して車両ゲート101付近に近づくと、ゲートセンサ26が車両3aの接近を検知する。管理制御ユニット21は、ゲートセンサ26が車両3aの接近を検知すると、通信ユニット23を介して、車両3aに対して車両識別情報の送信を要求する。この要求に応じて車両3aが車両識別情報を送信し、管理制御ユニット21がこの車両識別情報を受け取る。管理制御ユニット21は、この車両識別情報と、ステップS16の処理で受け取った車両識別情報と比較して、これらが一致する場合に、車両ゲート101を開くために、ゲート開閉ユニット25に開制御信号を出力する。
これにより、車両ゲート101が開き、利用者は、車両3aで駐車場100外へ出て行くことができる。車両3aが車両ゲート101を通過したことをゲートセンサ26で検知すると、ゲート開閉ユニット25に閉制御信号を出力して、車両ゲート101を閉じると共に、車両3aの利用が開始したことを表す利用開始信号及び車両識別情報を中央管理装置10に対して送信する(ステップS17)。これにより、中央管理装置10は、車両3aの使用開始時間を車両情報データベースに記録する。
なお、車両3aの接近により車両ゲート101を開ける処理では、車両3から定期的に発信される車両識別情報をゲートセンサ26経由で管理制御ユニット21が受け取り、この車両識別情報と、ステップS16の処理で受け取っていた車両識別情報と比較して、これらが一致する場合に、車両ゲート101を開くように構成してもよい。
次に、図5に基づいて、本実施形態の返却処理について説明する。
利用者が車両3aを運転して、返却予定の駐車場100に近づくと、ゲートセンサ26が車両3aの接近を検知する。管理制御ユニット21は、ゲートセンサ26が車両3aの接近を検知すると、通信ユニット23を介して、車両3aに対して車両識別情報の送信を要求する。この要求に応じて車両3aが車両識別情報を送信し、管理制御ユニット21がこの車両識別情報を受け取る。管理制御ユニット21は、この車両識別情報を受けて、この車両識別情報に関連する車両予約情報を中央管理装置10に問合せる。
管理制御ユニット21は、中央管理装置10からこの車両識別情報に関連する車両予約情報を受け取り、当該駐車場100が返却場所に指定されているか否かを判定し、返却場所に指定されている場合は、ゲート開閉ユニット25に開制御信号を出力し、車両ゲート101を開ける。なお、返却場所に指定されていない場合であっても、車両ゲート101を開けるように構成してもよい。
なお、車両3aの接近により車両ゲート101を開ける処理では、車両3から定期的に発信される車両識別情報をゲートセンサ26経由で管理制御ユニット21が受け取り、この車両識別情報に基づいて、管理制御ユニット21が、車両予約情報を中央管理装置10に問合せるように構成してもよい。また、中央管理装置10に管理制御ユニット21が問合せるのではなく、中央管理装置10から返却場所のコントローラ20に予め車両予約情報を送信するように構成してもよい。
車両3aの車両制御ユニット31は、駐車場100内で車両3aが停止したことを確認し(例えば、パーキングブレーキがセットされたことを表すパーキングブレーキオン信号を受け取ること)、且つ、エンジン制御部36からエンジンオフ信号を受け取ると、管理制御ユニット21に向けて、利用を終了したことを表す利用終了信号を送信する。
管理制御ユニット21は、利用終了信号を受け取り、これを中央管理装置10へ送信する(ステップS21)。中央管理装置10は、管理制御ユニット21から使用終了信号を受け取ると、車両予約情報に基づいて、車両3aの駐車位置が返却予定の駐車場100であることを車両情報データベースの車両位置情報から確認し、使用終了時間を車両情報データベースに記録する。
中央管理装置10は、車両情報データベースに基づいて、使用時間(使用開始時間から使用終了時間までの時間),燃料消費量,走行距離等を算出し、これらに基づいて使用者に請求する貸出料金を算出する。そして、中央管理装置10は、登録されているクレジットカード会社に費用請求情報を送信し、算出した貸出料金を利用者に請求する。
なお、車両予約情報の返却場所と異なる返却場所に車両3が返却される場合には、入力表示装置34が、返却場所が異なっていることを報知する表示や音声を出力するように構成してもよいし、車両ゲート101が開かないように構成してもよい。また、最終的に、車両予約情報の返却場所と異なる返却場所に車両3が返却された場合には、追加料金が請求されるように構成してもよい。
そして、管理制御ユニット21は、車両制御ユニット31から受信したドア開閉状態信号に基づいて、停車後に、車両ドアが開状態となった後、閉状態となったことを検出すると、所定時間経過後に、すべてのドア及びトランクリッドをロック状態にするために、ドアロック作動指令を送信する(ステップS22)。これにより、車両3aでは、車両制御ユニット31が、ドアロック制御装置35にドアロックを作動させるためのドアロック駆動信号を出力し、すべてのドア及びトランクリッドがロックされる。
このように、本実施形態では、車両予約情報に合致する車両3が複数ある場合に、これら候補車両3のドアが開錠され、利用者は、これらを実際に見て最も好ましい車両3を選択することができる。これにより、利用者の選択利便性を向上させ、よりニーズに適合した車両3を提供することができる。
また、所定時間内に選択が完了しない場合には、候補車両3のドアが再び施錠され、車両3のドアが長時間開錠された状態となることを防止できるので、第3者が不正に候補車両3を利用することを防止可能である。さらに、所定時間内に選択が完了した場合には、選択されなかった車両3のドアが施錠されるので、第3者による不正利用を防止することが可能である。
なお、本実施形態では、利用者が特定の車両3aの利用を選択することなくドア開錠から所定時間が経過した場合や、利用者が特定の車両3aの利用を選択した場合に、ドア及びトランクリッドをロックすることにより、車両3を走行不能化している。しかしながら、これに限らず、管理制御ユニット21,車両制御ユニット31,中央管理装置10のいずれか1つ以上による制御によって、車両3を機械的にロックする外部装置を作動させることで走行不能化してもよいし、車両選択信号が発信されないとエンジン制御部36がエンジンを作動できないように構成することで走行不能化してもよいし、さらには車両選択信号が発信された車両以外が接近しても、車両ゲート101が開かず出庫不可とすることで走行不能化してもよい。
また、本実施形態では、タイマー時間が固定されているが、これに限らず、荷物の積み込み等で時間が掛かる場合も考えられるので、バックドアが開状態であることを管理制御ユニット21が検出した場合は、タイマー時間を延長するように構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、図6に基づいて、第2実施形態による貸出処理について説明する。
ステップS31−S37の処理は、図4のステップS11−S17の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS34の処理において、ドアロック解除後、車両選択信号を受け取ることなく、タイマー時間が経過した場合(ステップS34;Yes)、開閉状態検出手段としての管理制御ユニット21は、車両情報から、候補車両3a−3cの開閉状態検出センサ35cにより検出されているドア及びトランクリッドの開閉状態を判定する(ステップS38)。
候補車両3a−3cのすべてのドア及びトランクリッドが閉状態である場合(ステップS38;No)、図4のステップS18と同様に、管理制御ユニット21は、候補車両3a−3cのドア及びトランクリッドをロック状態にして処理を終了する(ステップS39)。これにより、ドアロック解除後に、利用車両を選択することなくタイマー時間が経過したとき、候補車両3a−3cのすべてのドア及びトランクリッドが閉状態である場合には、すべてのドア及びトランクリッドをロック状態として走行不能化することで、車両3a−3cの第3者による不正使用を防止することができる。
一方、候補車両3a−3cのいずれかのドア又はトランクリッドが開状態である場合(ステップS38;Yes)、管理制御ユニット21は、候補車両3a−3cのドア及びトランクリッドのロック解除状態を維持する(ステップS40)。この場合、利用者が少なくともいずれか1台の候補車両のドア又はトランクリッドを開けている状態であり、ドア等を開けている候補車両を利用者が選択する可能性がある。また、いずれかのドア又はトランクリッドが開状態である場合、ロック機構35aを作動させることによる走行不能化を達成することができない。したがって、管理制御ユニット21は、ロック解除状態を維持する。
次いで、管理制御ユニット21は、再びドア及びトランクリッドの開閉状態を判定する(ステップS41)。
候補車両3a−3cのいずれかのドア及びトランクリッドが開状態である場合(ステップS41;No)、管理制御ユニット21は、ステップS40の処理を繰り返す。これにより、すべてのドア及びトランクリッドが閉状態となるまで、ステップS40により候補車両3a−3cのドア及びトランクリッドのロック解除状態が維持される。
一方、候補車両3a−3cのすべてのドア及びトランクリッドが閉状態である場合(ステップS41;Yes)、管理制御ユニット21は、車両選択信号を受け取ったか否かを判定する(ステップS42)。
すべてのドア及びトランクリッドが閉状態であるが、車両選択信号を受け取っていない場合(ステップS42;No)、管理制御ユニット21は、ステップS40,S41の処理繰り返し、車両選択信号を受け取るのを待つ。
一方、すべてのドア及びトランクリッドが閉状態であり、車両選択信号を受け取った場合(ステップS42;Yes)、管理制御ユニット21は、ステップS36の処理に進んで、非選択車両3b,3cのドア及びトランクリッドをロック状態にし、さらにステップS37の処理に移行して処理を終了する。
このように、本実施形態では、選択時間を制限するタイマー時間が経過した後でも、選択候補車両3a−3cのいずれかのドア又はトランクリッドが開いている間は、ロック解除状態を維持する。よって、利用者は、選択しようとする車両3aまたは結果的に選択しない車両3b,3cのドア等を開けている状態では、タイマー時間に制限されることなく、車両3内またはその近傍で選択すべき車両3を吟味したり、選択しようとする車両3に荷物を積み込んだりすることができ、利便性が高められる。
そして、本実施形態では、選択車両3aが選択され、すべてのドア及びトランクリッドが閉じた状態で、非選択車両3b,3cをロック状態として、走行不能化する。これにより、利用者の選択利便性を考慮し、かつ、第3者の不正使用を防止することができる。
なお、本実施形態では、タイマー時間の経過後に、いずれかの候補車両3のドアまたはトランクリッドが開状態である場合に、すべての候補車両3をロック解除状態に保持するように構成されているが、これに限らず、タイマー時間経過後に、車両毎にドア及びトランクリッドが閉状態であるか否かを判定して、ドア及びトランクリッドが閉状態である車両については、個別にロック状態とするように構成してもよい。このように構成することで、タイマー時間経過時点で、ドア等を開けている車両3については選択可能性があると判断でき、ドア等が閉じられている車両3については選択可能性がないと判断できるので、選択可能性がない車両3については個別にロック状態とすることでセキュリティを確保することができる。
また、タイマー時間経過後、すべての車両3のドア等が閉じられた時点で、車両選択信号を受けていない場合に、管理制御ユニット21がすべての車両3のドアを施錠して処理を終了するように構成してもよい。この場合、利用者は、再びIDカード6をIDカードリーダ24に読み込ませることで、車両3の選択を再開することができる。
(第3実施形態)
次に、図7に基づいて、第3実施形態による貸出処理について説明する。
ステップS51−S57の処理は、図4のステップS11−S17の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS54の処理において、ドアロック解除後、車両選択信号を受け取ることなく、タイマー時間が経過した場合(ステップS54;Yes)、管理制御ユニット21は、利用者のIDカード6がいずれかの候補車両3a−3cの車内又は車両近傍にあるか否かを判定する(ステップS58)。
この処理では、キーレスエントリーシステムを構成する車両制御ユニット31,通信ユニット33,及び利用者のIDカード6において、識別情報取得手段である車両制御ユニット31がIDカード6から利用者識別情報を読取り、使用者が近傍に存在することを表す近接信号を、読取った利用者識別情報と共にコントローラ20に送信する。コントローラ20内の管理制御ユニット21は、近接信号を受信した場合、これと共に受信した利用者識別情報が車両予約情報に含まれる利用者識別情報と一致するか否かを判定し、これらが一致する場合には、利用者識別情報を送信した車両3内又はその近傍にIDカード6が存在すると判定する。
利用者のIDカード6がいずれかの候補車両3a−3cの車内又は車両近傍にない場合(ステップS58;No)、利用者は、候補車両3a−3cから離れた場所にいるので、処理を終了する。
一方、利用者のIDカード6がいずれかの候補車両3a−3cの車内又は車両近傍にある場合(ステップS58;Yes)、管理制御ユニット21は、IDカード6が車内又はその近傍にあると判定された車両以外をロック状態にする(ステップS59)。すなわち、IDカード6が近傍にある候補車両3は選択される可能性が高く、IDカード6から離れて位置する候補車両3は選択される可能性が低いと判定され、選択可能性の低い車両3をロック状態とすることで、セキュリティを確保することができる。
次いで、管理制御ユニット21は、車両選択信号を受け取ったか否かを判定する(ステップS60)。
車両選択信号を受け取っていない場合(ステップS60;No)、管理制御ユニット21は、車両選択信号を受け取るのを待つ。
一方、車両選択信号を受け取った場合(ステップS60;Yes)、管理制御ユニット21は、ステップS56,S57の処理を行い、処理を終了する。なお、複数の車両3において、IDカード6が近傍にあると判定された場合は、ステップS56で選択されなかった車両3がロック状態とされる。
なお、タイマー時間経過後に、ステップS60の処理において、さらに所定時間の間、車両選択信号を受け取らない場合には、処理を終了するように構成してもよい。また、ステップS60の処理中に、IDカード6が当該車両3から離れた位置に移動したことが検出された場合にも、処理を終了するように構成してよい。
このように、本実施形態では、選択時間を制限するタイマー時間が経過した後でも、選択候補車両3a−3cの近傍または車内にIDカード6が存在する車両3については、ロック解除状態が維持される。よって、利用者は、選択しようとする車両3aの近傍又は車内で、タイマー時間に制限されることなく、車両3aを吟味することができる。
そして、本実施形態では、タイマー時間経過時に、IDカード6が近傍に存在しない車両3をロック状態として、走行不能化する。これにより、利用者の選択利便性を考慮し、かつ、第3者の不正使用を防止することができる。
(第4実施形態)
次に、図8に基づいて、第4実施形態による貸出処理について説明する。
第4実施形態では、利用者は、駐車場100で予約車両以外の車両を追加の候補車両として追加し、予約車両及び追加候補車両の中から利用車両を選択することができるように構成されている。本実施形態では、利用者が入力装置27を用いて、駐車場100に駐車されている車両(例えば、図2において予約車両ではない車両3d)を選択することにより、選択された車両が追加候補車両に設定される。なお、追加候補車両は複数台であってもよい。
ステップS61の処理は、図4のステップS11の処理と同じである。
利用者は、追加候補車両として追加したい車両がある場合には、その車両(例えば、車両3d)を特定する車両選択条件を含む追加候補車両情報を入力装置27に入力する。この入力情報は、利用者識別情報に関連付けられて管理制御ユニット21に送られる(ステップS62)。
ステップS62の処理では、管理制御ユニット21は、入力装置27から入力情報を受け取った場合、この入力情報で特定された車両3dを追加候補車両として追加可能か否かを中央管理装置10に問合せる。中央管理装置10では、この車両3dを追加候補車両として追加可能か否かを車両情報データベースに基づいて決定する。具体的には、中央管理装置10は、車両3dが他の利用者の予約車両でない場合に追加候補車両に設定し、車両3dを追加候補車両として選択又は設定したことを表す追加候補車両設定信号(候補車両に関する情報)を管理制御ユニット21に送信する。
なお、ステップS62の処理では、利用者が入力装置27を用いて追加候補車両を特定しない場合や、追加候補車両を特定した場合であっても、中央管理装置10でその車両が追加候補車両に設定されない場合は、候補車両は追加されない。
次に、ステップS63では、図4のステップS12の処理と同様に、管理制御ユニット21は、利用者識別情報に関連付けられた車両予約情報に合致する車両3のドアロックを解除させるために、ドアロック解除指令信号を送信する。これにより、予約車両3a−3cのドアロックが解除される。
予約車両のドアロックが解除され、予約車両から利用車両を選択する処理であるステップS64−S68の処理は、図4のステップS13−S17の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS65の処理においてタイマー時間が経過した場合(ステップS65;Yes)、管理制御ユニット21は、追加候補車両が設定されているか否か(すなわち、追加候補車両設定信号を受け取っているか否か)を判定する(ステップS69)。
追加候補車両が設定されていない場合(ステップS69;No)、管理制御ユニット21は、図4のステップS18と同様に、すべての候補車両(この場合は、全予約車両3a−3c)をドアロックさせるために、ドアロック作動指令信号を送信する(ステップS74)。
一方、追加候補車両が設定されている場合(ステップS69;Yes)、管理制御ユニット21は、追加候補車両3dのドアロックを解除させるために、ドアロック解除指令信号を送信する。これにより、追加候補車両3dのドアロックが解除される。
ステップS71−S73は、図4のステップS13−S15と同様な処理であって、管理制御ユニット21は、追加候補車両3dからドアロック解除信号を受け取ると、内部のタイマーを作動させる(ステップS71)。
次いで、管理制御ユニット21は、タイマー時間が経過したか否かを判定し(ステップS72)、ドアロック解除後、タイマーがタイムアップするまでのタイマー時間が経過していない場合(ステップS72;No)、管理制御ユニット21は、車両選択信号を受け取ったか否かを判定する(ステップS73)。管理制御ユニット21は、車両選択信号を送信した車両3dを選択された車両と特定する。
一方、ドアロック解除後、車両選択信号を受け取ることなく、タイマー時間が経過した場合(ステップS72;Yes)、管理制御ユニット21は、予約車両3a−3c及び追加候補車両3dからなるすべての候補車両をドアロックさせるために、ドアロック作動指令信号を送信する(ステップS74)。
ドアロック解除後、タイマー時間経過前に、車両選択信号を受け取らなかった場合(ステップS73;No)、管理制御ユニット21は、タイマー時間が経過するまで、ステップS72,S73の処理を繰り返す。
一方、ドアロック解除後、タイマー時間経過前に、車両選択信号を受け取った場合(ステップS73;Yes)、管理制御ユニット21は、ステップS67に移行する。
なお、ステップS67の処理に伴い、中央管理装置10は、選択されなかった車両の車両情報データベースを更新して、予約状態及び候補状態を解除する。
なお、本実施形態では、図3に示す予約処理の車両検索処理S4において、中央管理装置10は、車両情報データベースにおいて、追加候補車両となっている車両のドアが開状態である場合には、この追加候補車両を他の利用者による新たな予約の対象から除外する。これにより、他の利用者が駐車場にその車両を借りに来たときに、予約車両が駐車場にないという不都合を回避することができる。
このように、本実施形態では、利用者が予め予約した予約車両以外に、駐車場100で予約車両以外の他の車両を見て、候補車両に追加することができる。これにより、選択の幅を広げることで利用者のニーズにより適合した車両を選択することが可能となり、車両選択の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、利用者は、まず予約車両について利用車両として選択するか否かを確認した後に追加候補車両の確認を順次行うことで、効率的な車両選定を行うことができる。
なお、本実施形態では、予約車両について選択時間が経過した後(ステップS65;Yes)に、追加候補車両の選択を行うことができるように構成されているが、これに限らず、タイマー時間が経過する前に、追加候補車両の選択を行うことができるように構成してもよい。例えば、入力装置27に追加候補車両の選択を開始するためのスイッチ等を設けてもよい。
また、本実施形態では、まず予約車両について選択時間が設けられ、その次に追加候補車両について選択時間が設けられているが、これに限らず、この順序が逆であってもよいし、予約車両及び追加候補車両を同時に選択可能としてもよい。
なお、上記実施形態では、管理制御ユニット21が車両にドアロック作動指令信号を送信してロック状態にするように構成されているが、これに限らず、中央管理装置10から直接、または管理制御ユニット21を介して間接的に、車両にドアロック作動指令信号を送信して車両をロック状態とするように構成してもよい。
また、上記実施形態では、中央管理装置10とコントローラ20が通信回線5を介して接続された別体の制御装置として説明されているが、これに限らず、これらが一体に構成されていてもよい。さらに、コントローラ20が単に中央管理装置10への駐車場100側のセンサ及び入出力装置として機能するように構成してもよい。
1 共用車両管理システム
3(3a−3d) 車両
4 通信手段
5 通信回線
6 IDカード
10 中央管理装置
20 コントローラ
21 管理制御ユニット
22 通信インターフェース
23 通信ユニット
24 IDカードリーダ
25 ゲート開閉ユニット
26 ゲートセンサ
27 入力装置
31 車両制御ユニット
32 通信インターフェース
33 通信ユニット
34 入力表示装置
35 ドアロック制御装置
35a ロック機構
35b ロックセンサ
35c 開閉状態検出センサ
36 エンジン制御部
38 車車間通信ユニット
39 メータ
40 ナビゲーション装置
100 駐車場
101 車両ゲート

Claims (8)

  1. 駐車場に配車されている複数の車両を識別情報で特定される複数の利用者により共用する共用車両管理システムであって、
    利用者の識別情報を取得する利用者識別手段と、
    前記識別情報に関連付けられた車両選択条件に合致する複数台の候補車両に対してドア開錠信号を送信することにより、駐車場の前記候補車両のドア施錠装置を開錠する施錠制御手段と、
    を備え
    利用者から車両選択条件を含む車両予約情報を通信回線を介して取得し、この車両選択条件に合致する車両を利用者の認識情報に関連付けて予約する予約手段を備え、
    前記候補車両には、前記予約手段で予約されている予約車両が含まれ、
    前記予約手段は、予約車両以外の候補車両の車両ドアが開状態であるときは、この候補車両を予約対象から除外することを特徴とする共用車両管理システム。
  2. 前記予約手段は、駐車場から離れた場所で利用者が通信手段を介して車両予約情報を受け付け可能であると共にこの車両予約情報に基づいて候補車両を選択する中央管理装置を備え、
    前記施錠制御手段は、前記中央管理装置から、通信回線を介して候補車両に関する情報を受け取ることを特徴とする請求項に記載の共用車両管理システム。
  3. 前記施錠制御手段は、候補車両を追加して選択するための車両選択条件を含む追加候補車両情報を利用者から取得する入力装置を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の共用車両管理システム。
  4. 前記候補車両は、前記車両選択条件に合致する型式の異なる複数の車両を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の共用車両管理システム。
  5. 前記施錠制御手段は、予約車両に対してドア開錠信号を送信した後に、予約車両以外の候補車両に対してドア開錠信号を送信することを特徴とする請求項に記載の共有車両管理システム。
  6. 駐車場に配車されている複数の車両を識別情報で特定される複数の利用者により共用する共用車両管理方法であって、
    利用者の識別情報を取得する利用者識別ステップと、
    前記識別情報に関連付けられた車両選択条件に合致する複数台の候補車両に対してドア開錠信号を送信することにより、駐車場の前記候補車両のドア施錠装置を開錠する施錠制御ステップと、
    を備え
    利用者から車両選択条件を含む予約情報を通信回線を介して取得し、この車両選択条件に合致する車両を利用者の認識情報に関連付けて予約する予約ステップを更に備え、
    前記施錠制御ステップでは、前記候補車両に前記予約ステップで予約されている予約車両が含まれ、
    前記予約ステップでは、予約車両以外の候補車両の車両ドアが開錠状態であるときは、この候補車両を予約対象から除外することを特徴とする共用車両管理方法。
  7. 前記施錠制御ステップでは、候補車両を追加して選択するための車両選択条件を含む追加候補車両情報を利用者から取得する入力ステップを備えていることを特徴とする請求項に記載の共用車両管理方法。
  8. 前記施錠制御ステップでは、予約車両に対してドア開錠信号を送信した後に、予約車両以外の候補車両に対してドア開錠信号を送信することを特徴とする請求項に記載の共有車両管理方法。
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