JP5615606B2 - カーシェアリングシステムにおける利用者管理システム、利用者管理方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
ところで、上記したような従来のカーシェアリングにおいては、例えば、図1のブロック構成図に示すようなシステムを構築し、このシステムにより車両の予約や運行の管理が行われている。
以上の構成において、図2乃至図4を参照しながら、カーシェアリングシステム100を利用して車両110の予約や利用を行う場合について説明する。
ここで、図3のフローチャートには、このステップS206における車両利用前のICカードによる認証処理の詳細な処理内容が示されており、予約時間になり、サーバー108から予約の情報が車載器112に送られると、車載器112の制御により、カードリーダー114に設けられたLEDランプ(図示せず。)を点滅させて利用者にカードリーダー114の起動を知らせるとともに、カードリーダー114が起動されるので、予約時間に車両110が駐車している駐車場に来た利用者はカードリーダー114に対して会員登録時に取得したICカードを翳し、カードリーダー114に当該ICカードを読み取らせる(ステップS302)。
上記したステップS206の処理による認証が完了すると、利用者は、車両110に乗車してキーボックス116からキーを取り出し(ステップS208)、取り出したキーを利用してエンジンをかけて車両110を利用する(ステップS210)。
ここで、図4のフローチャートには、このステップS216における車両利用後のICカードによる認証処理の詳細な処理内容が示されており、この車両利用後のICカードによる認証処理においては、まず、車載器112において、車両110のエンジンが停止され、キーボックス116にキーが返却され、かつ、車両110の全てのドアが閉じられているか否かの判断を行う(ステップS402)。
そして、上記したステップS216の処理による認証が完了すると、車載器112により、走行距離、走行時間ならびに車両110の状態などが確認され、確認された情報をサーバー108に出力し、管理団体がパーソナルコンピューター102によりサーバー108にアクセスし、車載器112からの情報に基づいて車両110の利用に関する料金を算出し、算出した料金を会員のパーソナルコンピューター104もしくは携帯電話106に通知する(ステップS218)。
ところで、従来のカーシェアリングシステムにおいては、予約した利用者は予約した一台の車両を利用することが可能となり、その利用者は予約した車両を利用し、車両利用終了後に利用料金を請求される。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
ここで、図5には、本発明によるカーシェアリングシステムの概要を示すブロック構成図が示されている。
より詳細には、車載器12は、車両110に備えられた装置や機能に対する監視や当該監視に基づく制御を行うものであり、GPS衛星14と通信するGPSモジュール12aと、携帯電話網と接続する通信モジュール12bと、カードリーダー114、GPSモジュール12a、通信モジュール12bおよび監視部12e(後述する。)からの各種情報を処理するとともに、カードリーダー114、キーボックス116ならびに車載器12の全体の動きを制御するメインコントローラー12cと、メインコントローラー12cからの情報により車両110に設けられたエンジンスタータ110aおよびドアロックアンロックシステム110bを操作する操作部12dと、車両110に設けられたドアスイッチ110c、イグニッション110d、バッテリ電圧検出器110e、燃料残量検出器110f、車速検出器110gおよびキーボックス116を監視する監視部12eと、メインコントローラー12cからの情報によりキーボックス116に設けられたスピーカー(図示せず。)から音声ガイダンスなどを出力させる音声モジュール12fとを有して構成されている。
以上の構成において、図6乃至図9を参照しながら、カーシェアリングシステム10を利用して車両110の予約や利用を行う場合について説明するが、はじめに各構成要素の機能について説明する。
次に、図6乃至図9を参照しながら、カーシェアリングシステム10における利用手順および利用者管理処理について説明する。
ここで、図7のフローチャートには、このステップS602における予約の詳細な処理内容が示されており、予約を行うには、まず、ログインした予約サイトに表示される車両110の情報や車両110の予約状況といった情報を閲覧する(ステップS702)。
上記のようにして、ステップS602の処理が完了し、予約した利用開始時間になると、ステップS602の処理において予約した情報がサーバー108から携帯電話網を利用し、通信モジュール12bを介してメインコントローラー12cに出力される。
ここで、図8のフローチャートには、このステップS606における車両利用前の認証処理の詳細な処理内容が示されている。
上記のようにして、ステップS606の車両利用前の認証処理による認証が完了すると、メインコントローラー12cによってカードリーダー114の電源が切られ、利用者は、車両110に乗車してキーボックス116からキーを取り出し(ステップS608)、取り出したキーを利用してエンジンをかけて車両110を利用する(ステップS610)。
ここで、図9のフローチャートには、このステップS616における車両利用後の認証処理の詳細な内容が示されており、この車両利用後の認証処理においては、まず、監視部12eにおけるイグニッション110d、キーボックス116ならびにドアスイッチ110cの監視結果に基づいて、メインコントローラー12cにより車両110のエンジンが停止され、キーボックス116にキーが返却され、かつ、車両110の全てのドアが閉められているか否かの判断を行う(ステップS902)。
そして、上記したステップS616の車両利用後の認証処理による認証が完了すると、メインコントローラー12cによりカードリーダー114の電源が切られ、利用終了後の車両110において、監視部12eにより走行時間、走行距離、燃料残量、車両110の状態などが監視され、この監視情報をメインコントローラー12cに出力し、さらに、当該監視情報を通信モジュール12bを介し、携帯電話網を利用してサーバー108に出力する。
以上において説明したように、カーシェアリングシステム10においては、複数の利用者により予約を行うことを可能として、複数の利用者により一台の車両を利用することができるものであり、車両を利用した複数の利用者に対してそれぞれ料金の請求を行うようにしているため、利用者による料金の精算処理がなくなり、利用者の負担が軽減される。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(6)に示すように変形するようにしてもよい。
12、112 車載器
12a GPSモジュール
12b 通信モジュール
12c メインコントローラー
12d 操作部
12e 監視部
14 GPS衛星
102、104 パーソナルコンピューター
106 携帯電話
108 サーバー
110 車両
114 カードリーダー
116 キーボックス
Claims (13)
- 利用者からの予約に応じて車両を管理し、前記利用者の予め登録された情報に基づく認証処理を行って、前記利用者への前記車両の貸出および返却を行うカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムにおいて、
車両の予約の際に、前記車両の利用者数と前記車両の利用者全員の予め登録された情報とを用いて予約を行うことにより、一台の車両を複数の利用者により予約可能な予約手段と、
前記予約手段による予約に基づいて、
前記予約の利用者数が1人であった場合、車両利用前に、前記車両を利用する前記利用者の1人の前記予め登録された情報を確認する第1の認証のみを行い、
前記予約の利用者数が複数であった場合、車両利用前に、前記車両を利用する前記利用者の1人の前記予め登録された情報を確認する第1の認証を行い、その後、その他の利用者全員について前記予め登録された情報を確認する第2の認証を行う認証手段と、
前記認証手段による認証結果に基づいて、前記車両のドアのロックならびにロックの解除を行うものであって、
前記予約の利用者数が1人であった場合、第1の認証の結果が前記予め登録された情報と一致したときには前記ドアのロックの解除を行い、一致しなかったときには前記ドアのロックの解除を行わず、
前記予約の利用者数が複数であった場合、第2の認証の結果が前記予め登録された情報と一致したときには前記ドアのロックの解除を行い、一致しなかったときには前記ドアのロックの解除を行わない
操作手段と、
前記車両を利用した後の前記車両の状態を監視した監視情報を取得する監視情報取得手段と、
前記監視情報取得手段により取得した監視情報および前記車両の利用時間に基づいて、前記車両に対する利用料金を算出し、該算出した利用料金から、前記予約手段によって予約した前記車両を利用する前記利用者の人数に応じて、前記車両に対する利用者一人当たりの利用料金を算出するとともに、算出した利用者一人あたりの料金を各利用者にそれぞれ通知する利用料金算出手段と
を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理システム。 - 請求項1に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムにおいて、
前記利用料金算出手段において算出された利用者一人当たりの利用料金は、前記利用者の人数に応じた所定の割合で割り引かれて算出される
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理システム。 - 請求項1に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムにおいて、
前記利用料金算出手段において算出された利用者一人当たりの利用料金のうち前記車両の利用時間に基づいて算出された料金は、前記利用者の人数に応じた所定の割合で割り引かれて算出される
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理システム。 - 請求項1、2または3に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムにおいて、
前記認証手段は全ての利用者のうちのいずれかの利用者の認証を行った後に、前記車両を返却することが可能となる
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理システム。 - 請求項1、2または3に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムにおいて、
前記認証手段は全ての利用者の認証を行った後に、前記車両を返却することが可能となる
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理システム。 - 予約手段と、
認証手段と、
操作手段と、
監視情報取得手段と、
利用料金算出手段とを有する利用者管理システムを用いて、利用者からの予約に応じて車両を管理し、前記利用者の予め登録された情報の基づく認証処理を行って、前記利用者への前記車両の貸出および返却を行うカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法において、
車両の予約の際に、前記車両の利用者数と前記車両の利用者全員の予め登録された情報とを用いて予約を行うことにより、一台の車両を複数の利用者により予約可能な第1の工程と、
前記第1の工程の予約に基づいて、
前記予約の利用者数が1人であった場合、車両利用前に、前記車両を利用する前記利用者の1人の前記予め登録された情報を確認する第1の認証のみを行い、
前記予約の利用者数が複数であった場合、車両利用前に、前記車両を利用する前記利用者の1人の前記予め登録された情報を確認する第1の認証を行い、その後、その他の利用者全員について前記予め登録された情報を確認する第2の認証を行う第2の工程と、
前記第2の工程による認証結果に基づいて、前記車両のドアのロックならびにロックの解除を行うものであって、
前記予約の利用者数が1人であった場合、第1の認証の結果が前記予め登録された情報と一致したときには前記ドアのロックの解除を行い、一致しなかったときには前記ドアのロックの解除を行わず、
前記予約の利用者数が複数であった場合、第2の認証の結果が前記予め登録された情報と一致したときには前記ドアのロックの解除を行い、一致しなかったときには前記ドアのロックの解除を行わない
第3の工程と、
前記車両を利用した後の前記車両の状態を監視した監視情報を取得する第4の工程と、
前記第4の工程で取得した監視情報および前記車両の利用時間に基づいて、前記車両に対する利用料金を算出し、該算出した利用料金から、前記第1の工程で予約した前記車両を利用する前記利用者の人数に応じて、前記車両に対する利用者一人当たりの利用料金を算出するとともに、算出した利用者一人あたりの料金を各利用者にそれぞれ通知する第5の工程と
を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法。 - 請求項6に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法において、
前記第5の工程で算出された利用者一人当たりの利用料金は、前記利用者の人数に応じた所定の割合で割り引かれて算出される
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法。 - 請求項6に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法において、
前記第5の工程で算出された利用者一人当たりの利用料金のうち前記車両の利用時間に基づいて算出された料金は、前記利用者の人数に応じた所定の割合で割り引かれて算出される
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法。 - 請求項6、7または8に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法において、
前記第2の工程で全ての利用者のうちのいずれかの利用者の認証を行った後に、前記車両を返却することが可能となる
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法。 - 請求項6、7または8に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法において、
前記第2の工程で全ての利用者の認証を行った後に、前記車両を返却することが可能となる
ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法。 - 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理システムとしてコンピューターを機能させるためのプログラム。
- 請求項6、7、8、9または10のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける利用者管理方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
- 請求項11または12のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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