JP7146107B2 - 車両制御装置、車両制御方法、車両制御システム、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、車両制御システム、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、車両を制御する車両制御装置、車両制御方法、車両制御システム、プログラム、および記憶媒体に関する。
二輪車両を複数のユーザ間でシェアするシェアリングサービスが知られている。特許文献1には、シェアリングバイクにおいて、収納ボックスへのヘルメットの返却有無を検出し、返却されている場合には返却操作を可能としてサービスを終了することができる構成が記載されている。
シェアリングサービスの対象となる二輪車両として既存の車両を用いる場合には、始動用の物理的な鍵も複数のユーザ間でシェアされる対象物となる。そのような場合、収納ボックスを介して次のユーザに鍵を受け渡す仕組みがとられる。
欧州特許第3480091号
搭乗者が車両を離れている間、物理的な鍵は、収納ボックスに収納されることで盗用から保護される。しかしながら、鍵のキーシリンダーは車体外部に露出しているので、正規の鍵でない合鍵等による車両の走行が可能となる場合があり、対策が必要である。
本発明は、シェアリングサービスにおけるセキュリティを向上する車両を制御する車両制御装置、車両制御方法、車両制御システム、プログラム、および記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る車両制御装置は、車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段と、前記車両の始動操作を検出する操作検出手段と、記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段と、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る車両制御装置は、前記収納手段を前記施錠状態もしくは前記開錠状態とするよう制御する機構制御手段、をさらに備え、前記機構制御手段は、前記携帯端末からの指示に応じて、前記収納手段を前記施錠状態もしくは前記開錠状態とするよう制御することを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る車両制御装置は、前記制御手段は、前記車両の燃料ポンプへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る車両制御装置は、前記制御手段は、前記車両を駆動させる電動モータへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする。
本発明の第5の観点に係る車両制御装置は、前記制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていないことを検出した場合、前記車両の始動を継続することを特徴とする。
本発明の第6の観点に係る車両制御装置は、前記鍵検出手段による検出結果に基づいて通知手段を制御する通知制御手段、をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第7の観点に係る車両制御装置は、前記通知制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていることを検出した場合、警告音を発するよう前記通知手段を制御することを特徴とする。
本発明の第8の観点に係る車両制御装置は、前記車両は、鞍乗り型車両であることを特徴とする。
本発明の第9の観点に係る車両制御方法は、車両制御装置において実行される車両制御方法であって、車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出工程と、前記車両の始動操作を検出する操作検出工程と、記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出工程と、前記操作検出工程において前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出工程における検出結果および前記装置検出工程における検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御工程と、を有し、前記制御工程では、前記操作検出工程において前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出工程において前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出工程において前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、ことを特徴とする。
本発明の第10の観点に係る車両制御システムは、車両を始動するための鍵を収納する収納手段と、前記鍵が前記収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段と、前記車両の始動操作を検出する操作検出手段と、記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段と、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、ことを特徴とする。
本発明の第11の観点に係るプログラムは、コンピュータを、車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段、前記車両の始動操作を検出する操作検出手段、記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段、として機能させ、前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する。
本発明の第12の観点に係る記憶媒体は、コンピュータを、車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段、前記車両の始動操作を検出する操作検出手段、記憶手段に記憶されている 前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づい て、前記携帯端末を検出する装置検出手段、前記操作検出手段により前記車両の始動操作 が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結 果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段、として機能させ、前記制御手段は、 前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手 段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前 記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、プ ログラムを記憶する。
本発明の第1の観点に係る車両制御装置によれば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
本発明の第2の観点に係る車両制御装置によれば、収納ボックスの機構制御を、認証されたユーザから可能とすることができる。
本発明の第3の観点に係る車両制御装置によれば、燃料ポンプへの電力供給の制御により、車両の始動を停止することができる。
本発明の第6の観点に係る車両制御装置によれば、電動モータへの電力供給の制御により、車両の始動を停止することができる。
本発明の第7の観点に係る車両制御装置によれば、鍵が収納されていない場合に、車両の始動を継続することができる。
本発明の第8の観点に係る車両制御装置によれば、鍵が収納されているか否かに基づいて、通知部を制御することができる。例えば、鍵が収納されていることに基づいて、ランプを点灯させることができる。
本発明の第7の観点に係る車両制御装置によれば、鍵が収納されている場合に、警告音を鳴動させることができる。
本発明の第8の観点に係る車両制御装置によれば、鞍乗り型車両において、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。
本発明の第9の観点に係る車両制御方法によれば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
本発明の第10の観点に係る車両制御システムによれば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
本発明の第11の観点に係るプログラムによれば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
本発明の第12の観点に係る記憶媒体によれば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
シェアリングサービスのシステム構成を示す図である。 車両のブロック構成を示す図である。 収納ボックスのブロック構成を示す図である。 携帯端末のブロック構成を示す図である。 サーバのブロック構成を示す図である。 シェアリングサービスのシステムの動作を示す図である。 シェアリングサービスのシステムの動作を示す図である。 シェアリングサービスのシステムの動作を示す図である。 シェアリングサービスのシステムの動作を示す図である。 不正検知の処理を示すフローチャートである。 返却確認の処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態におけるシェアリングサービスのシステム構成を示す図である。システム100は、シェアリングサービスを提供するサーバ101、サーバ101とネットワーク102を介して接続された基地局103、110を含む。ネットワーク102は、無線通信ネットワーク、有線通信ネットワーク、若しくは両者を含むネットワークである。また、ネットワーク102は、専用ネットワーク、汎用ネットワークを含む。システム100は、車両108、115を含み、本実施形態では、車両108、115は、鞍乗り型車両である。しかしながら、車両108、115は、鞍乗り型車両に限られず、例えば四輪車両であっても良い。また、車両108、115には、シェアリングサービスを利用するユーザへの貸出物としてのヘルメットと鍵を収納する収納ボックス107、114が構成されている。収納ボックス107、114は、一般のユーザが取外し不可なように、車両108、115に一体的に取り付けられている。シェアリングサービスでは、収納ボックスの内部にヘルメットと鍵が収納された状態で、複数のユーザ間で受け渡されていく。
シェアリングサービスにおいて、ユーザ109は、車両108をレンタルするユーザであり、ユーザ116は、車両115をレンタルするユーザである。また、携帯端末105は、ユーザ109が保持している携帯端末であり、携帯端末112は、ユーザ116が保持している携帯端末である。携帯端末105、112は、スマートフォン等の携帯型の情報処理装置である。本実施形態では、携帯端末105は、ペアリングにより、以降の収納ボックス107との間の無線通信106が可能となる。同様に、携帯端末112は、ペアリングにより、以降の収納ボックス114との間の無線通信113が可能となる。携帯端末105は、無線通信104を介して基地局103と通信可能であり、基地局103及びネットワーク102を介して、サーバ101との間で相互に通信が可能である。同様に、携帯端末112は、無線通信111を介して基地局110と通信可能であり、基地局110及びネットワーク102を介して、サーバ101との間で相互に通信が可能である。
なお、図1では、収納ボックス107とサーバ101の間の通信経路は、携帯端末105を介するように示されているが、収納ボックス107とサーバ101の間が携帯端末105を介さずに通信可能なように構成されても良い。同様に、収納ボックス114とサーバ101の間の通信経路は、携帯端末112を介するように示されているが、収納ボックス114とサーバ101の間が携帯端末112を介さずに通信可能なように構成されても良い。
ユーザ109、116は、サーバ101から提供されるアプリケーションを各自の携帯端末105、112にダウンロードするか、若しくは、サーバ101にアクセスする。そして、ユーザ109、116は、アプリケーションの設定画面上の操作によって自身のユーザ情報をサーバ101に登録することで、シェアリングサービスを利用可能となる。ユーザ情報の登録後、例えば、ユーザ109が車両108が設置されているステーションに行き、携帯端末105と収納ボックス107が互いに接近することによりペアリングが行われる。その結果、携帯端末105と収納ボックス107とが紐付けられてサーバ101に登録される。これにより、ユーザ109のユーザ情報と、携帯端末105と、収納ボックス107(及び車両108)とが互いに関連付けられてサーバ101内で管理される。ユーザ116、携帯端末112、車両115、収納ボックス114についても同様である。
図1では、ユーザ109が一つのステーションにおいて車両108をレンタルし、ユーザ116が他のステーションにおいて車両115をレンタルする様子が示されている。ユーザ109が車両108のレンタル利用を終了した後、ユーザ116が車両108をレンタルすることが可能である。図1では、説明上、ユーザと携帯端末と車両の組み合わせが2組のみ示されているが、2組に限られるものではない。以下、図1で示されるユーザと携帯端末と車両の組み合わせの代表例として、ユーザ109、携帯端末105、車両108、収納ボックス107を説明する。また、サーバ101は、1つの装置として示されているが、複数の装置で構成されても良い。即ち、本実施形態におけるサーバ101は、1つの装置でサーバ機能を提供する構成、複数の装置で連携してサーバ機能を提供する構成を含む。また、システム100は、他の装置を含んでも良く、例えば、データベースサーバ、課金サーバ、認証サーバ、ストレージ等がネットワーク102に接続されても良い。
また、図1では、収納ボックス123は、車両122に一体的に取り付けられている様子が示されている。また、図1では、収納ボックス123と別に、収納ボックス120がネットワーク102に接続されている様子が示されている。収納ボックス120は、収納ボックス123、107、114と同様に内部の収納空間に鍵及びヘルメットを収納可能であるが、車両122から離れた位置に設けられている点で収納ボックス123、107、114と異なる。例えば、収納ボックス120は、ロッカーのような複数のボックスが集合した構成物である。なお、収納ボックス120は、ユーザが車両122をレンタルするためのステーション内で車両122と離れた位置に設置されており、例えばBluetooth等の近距離無線通信121を介して車両122若しくは収納ボックス123と相互に通信可能である。その際、収納ボックス120は、収納ボックス123を介して車両122と通信を行う構成でも良いし、収納ボックス123を介さずに車両122と通信を行う構成でも良い。収納ボックス120は、例えば、ユーザがシェアリングサービスを開始する際に、収納ボックス120の指定された収納位置からヘルメット及び鍵を取出し、車両122の利用を開始する。そして、ステーション外部では、即ちシェアリングサービスの利用中では、ユーザは、車両122を一時駐車させて車両122から離れる際に、ヘルメット及び鍵を収納ボックス123に収納する。
また、図1のユーザ127は、車両122を利用しようとするユーザである。また、携帯端末124は、ユーザ127が保持する携帯端末である。また、携帯端末124は、無線通信125を介して収納ボックス123と相互に通信可能であり、無線通信126を介して収納ボックス120と相互に通信可能である。
以下、まず、本実施形態としての一例となるケースとして、図1の基地局103~ユーザ116の構成を用いて説明する。その後に、本実施形態の一例となるケースとして、図1の収納ボックス120を用いたケースを説明する。
図2は、車両108のブロック構成を示す図である。上述したように、本実施形態では、車両108は、鞍乗り型車両とする。また、本実施形態では、鞍乗り型車両は、ガソリン燃料による駆動方式が採用される車両でも良いし、電動モータによる駆動方式が採用される車両でも良い。ECU(Engine Control Unit)210は、車両108の各部を統括的に制御する。車両108は、例えば、スロットルバイワイヤ(throttle by wire)方式で走行制御が行われる構成であり、ECU210は、操舵部213のアクセル開度の電気信号を受けてスロットルバルブを開閉することにより、エンジンを含む駆動部211を制御する。制動部212は、ブレーキ機構を含む。センサ群214は、速度センサ、スロットルセンサ、大気圧センサ等の各種センサを含み、ECU210は、それらの検知信号を受信する。通知部215は、ランプ、ブザー等を含み、例えば、正規でない合鍵等によりイグニッションがオンとされた場合に点灯による警告通知を行う。また、車両108は、携帯端末105の表示部411を搭乗者側に向けるように、携帯端末105をアタッチメント等で車両108に取付可能に構成されても良い。
制御部200は、通信I/F206を介して収納ボックス107との間での通信を実行可能なブロックである。制御部200は、制御部200内の動作を統括的に制御するプロセッサ201、メモリ202、車両情報送信部203、駆動制御部204、通知制御部205、通信I/F206を含むコンピュータシステムである。本実施形態における車両108の動作は、例えば、プロセッサ201がメモリ202上でプログラムを実行することにより実現される。車両情報送信部203は、例えば、センサ群214からの各種検知信号、車両識別情報などを車両情報として、通信I/F206を介して収納ボックス107に送信する。駆動制御部204は、駆動部211、制動部212の制御をECU210に要求する。通知制御部205は、通知部215の制御をECU210に要求する。駆動制御部204、通知制御部205は、駆動制御データ、通知制御データをECU210が処理可能な信号に変換し、ECU210に送信する。また、制御部200は、USB等の記憶部216と接続可能である。車両108は、図2に示すブロック構成に限られず、例えば、車両108の機能に応じた機能ブロックを適宜含む。例えば、車両108はGPSを備え、そのGPS情報を車両情報として、収納ボックス107に送信するようにしても良い。また、例えば、車両108は、基地局103と通信可能に構成されても良い。
図3は、収納ボックス107のブロック構成を示す図である。制御部300は、通信I/F304を介して車両108との間での通信を実行可能であり、通信I/F324を介して携帯端末105との間での無線通信106を実行可能である。制御部300は、制御部300内の動作を統括的に制御するプロセッサ301、メモリ302、データ通信部303、通信I/F304、機構制御部305を含むコンピュータシステムである。本実施形態における収納ボックス107の動作は、例えば、プロセッサ301がメモリ302上でプログラムを実行することにより実現される。データ通信部303は、車両108並びに携帯端末105との間でのデータ通信を実行する。例えば、車両108から受信した車両情報、若しくは記憶部323に記憶されている車両情報を携帯端末105に送信する。また、例えば、データ通信部303は、センサ群310、ロック機構320、ヘルメット接続端子321、鍵接続端子322からの信号を状態情報として携帯端末105に送信する。また、例えば、データ通信部303は、携帯端末105から受信した情報を車両108に送信可能である。機構制御部305は、ロック機構320の状態をロック状態もしくはロック解除状態とするよう制御する。ロック状態とは、収納ボックス107が施錠状態であることを示し、ロック解除状態とは、収納ボックス107が開錠状態であることを示す。
センサ群311は、収納ボックス107内の各種センサを含み、例えば、収納ボックス107のカバーの開閉状態を検知する開閉センサ311を含む。ロック機構320は、収納ボックス107のカバーの閉状態をロックする、若しくは、そのロックを解除するための機構であり、例えばソレノイドを用いて構成される。収納ボックス107のカバーが閉じた状態でロックされることにより、内部に収納されたヘルメットおよび鍵の盗用を防ぐことができる。
ヘルメット接続端子321は、シェアリングサービスにおいて車両108とともに複数のユーザにシェアされるヘルメットを接続するための端子である。ヘルメットには、DCプラグが構成されており、制御部300は、対向する端子への接続/非接続により、ヘルメットの収納ボックス107への収納/未収納を電気的に検出する。鍵接続端子322は、シェアリングサービスにおいて車両108とともに複数のユーザにシェアされる鍵を接続するための端子である。鍵接続端子322は、上記と同様に、例えばDCプラグにより構成され、制御部300は、対向する端子への接続/非接続により、鍵の収納ボックス107への収納/未収納を電気的に検出する。
記憶部323は、収納ボックス107が動作するためのプログラムやデータを記憶する。記憶部323は、例えば、USB等の外部記憶媒体であっても良い。例えば、サーバ101により提供されるアプリケーション(もしくはプログラム)が記憶部323に記憶され、収納ボックス107の電源オンによるアプリケーションの実行により、携帯端末105の制御部400とのペアリングが可能となる。通信I/F324は、無線通信106を可能とし、本実施形態では、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信が可能である。なお、通信I/F324は、通信距離が異なる複数の無線通信に対応するように構成されても良い。電源制御部325は、収納ボックス107の電源(不図示)を制御する。電源制御部325は、電源ボタン326の操作、制御部300からの指示により電源を制御する。収納ボックス107は、図3に示すブロック構成に限られず、例えば、収納ボックス107の機能に応じた機能ブロックを適宜含む。
車両108の制御部200と収納ボックス107の制御部300とは互いに協調して車両108を制御する車両制御システムとして動作するが、本実施形態の動作は、いずれの制御部が主となった車両制御装置として動作しても良い。例えば、車両108の制御部200の制御の下、収納ボックス107の制御部300が動作することで実現されても良いし、収納ボックス107の制御部300が自律的に動作することで実現されても良い。前者の場合、例えば、車両108の駆動制御に用いられる駆動制御データ、通知制御に用いられる通知制御データは、車両108の駆動制御部204、通知制御部205で生成される。一方、後者の場合、上記の駆動制御データ、通知制御データは、収納ボックス107のデータ通信部303で生成される。
図4は、携帯端末105のブロック構成を示す図である。制御部400は、携帯端末105を統括的に制御する。制御部400は、制御部400内の動作を統括的に制御するプロセッサ401、メモリ402、GPS情報送信部403、表示制御部404、データ通信部405を含むコンピュータシステムである。本実施形態における携帯端末105の動作は、例えば、プロセッサ401がメモリ402上でプログラムを実行することにより実現される。GPS情報送信部403は、GPS414により取得されたGPS情報を通信I/F413を介して基地局103に送信する。表示制御部404は、表示部411での表示を制御する。データ通信部405は、収納ボックス107並びに基地局103との間でのデータ通信を実行する。例えば、データ通信部405は、アプリケーションの設定画面上で設定されたユーザ情報をサーバ101への登録のために基地局103に送信する。また、例えば、データ通信部405は、収納ボックス107から受信した車両情報を基地局103に送信する。また、例えば、データ通信部405は、サーバ101からの情報を基地局103を介して受信する。
記憶部410は、携帯端末105が動作するためのプログラムやデータを記憶する。例えば、サーバ101により提供されるアプリケーションが記憶部410に記憶され、そのアプリケーションの実行により、制御部400のGPS情報送信部403、表示制御部404、データ通信部405が実現される。また、例えば、携帯端末105のユーザは、そのアプリケーションを起動し、設定画面上で、サーバ101への登録、収納ボックス107の制御部300とのペアリングを行う。表示部411は、例えばタッチパネルであり、携帯端末105のユーザ109に対して、各種ユーザインタフェース画面を表示する。なお、本実施形態では、携帯端末105のユーザ109は、車両108の搭乗者に対応する。操作部412は、ユーザからの操作を受付可能であり、ハードキー、タッチパネル上に表示されるソフトキーを含む。通信I/F413は、基地局との無線通信104および収納ボックス107との無線通信106を可能とする。なお、通信I/F413は、通信距離が異なる複数の無線通信に対応するように構成されても良い。GPS(Global Positioning System)414は、携帯端末105の現在位置を検出するための位置検出機構である。携帯端末105は、図4に示すブロック構成に限られず、例えば、携帯端末105の機能に応じた機能ブロックを適宜含む。例えば、カメラ等の撮像部が含まれ、撮像されたユーザ109の顔画像データが基地局103に送信されるようにしても良い。
図5は、サーバ101のブロック構成を示す図である。制御部500は、サーバ101を統括的に制御する。制御部500は、制御部500内の動作を統括的に制御するCPUやGPU等のプロセッサ501、メモリ502、車両情報取得部503、ユーザ情報取得部504、認証部505、状態管理部506、課金部507を含むコンピュータシステムである。本実施形態におけるサーバ101の動作は、例えば、プロセッサ501がメモリ502上でプログラムを実行することにより実現される。
車両情報取得部503は、基地局103及びネットワーク102を介して受信した車両情報を受信し、記憶部510に格納する。本実施形態では、車両情報は、例えば、車両108の速度情報、ガソリンや電池等のエネルギー残量、車両108若しくは収納ボックス107の識別情報、GPS情報を含む。なお、本実施形態では、ユーザ109は車両108の搭乗者であるので、ユーザ109が保持する携帯端末105のGPS情報を車両108もしくは収納ボックス107のGPS情報として用いる。しかしながら、車両108に設けられたGPSからのGPS情報がサーバ101へ送信されるようにし、そのGPS情報を用いるようにしても良い。
ユーザ情報取得部504は、基地局103及びネットワーク102を介して受信したユーザ情報を受信し、記憶部510に格納する。本実施形態では、ユーザ情報は、例えば、シェアリングサービスへの登録の際にアプリケーションの設定画面上で設定されたユーザ109の氏名、性別、生年月日などのユーザ固有の情報を含む。また、ユーザ情報は、他の情報を含んでも良い。例えば、ユーザ109の過去のシェアリングサービスの利用状況(走行速度の傾向、課金状況など)を記憶部510に蓄積しておき、その蓄積結果を分析することで取得される、シェアリングサービスを利用可能であるか否かの情報を含むようにしても良い。
認証部505は、ユーザ109がシェアリングサービスの利用のため、ステーションに設置された車両108の収納ボックス107の電源をオンにした後、携帯端末105のアプリケーションの画面上でサービス開始指示を実行した際に、ユーザ109の認証処理を実行する。認証処理としては、車両108の近傍にいる人物がサーバ101に登録されたユーザ109であることが確認可能な方法が行われる。例えば、携帯端末105上で入力されたパスワードを用いた方法でも良いし、顔画像、指紋等の生体情報を用いた方法でも良い。
状態管理部506は、基地局103を介して携帯端末105から受信した状態情報に基づいて、ユーザ109のシェアリングサービスの利用中における車両108の状態(ステイタス)を管理する。携帯端末105から受信した状態情報とは、例えば、収納ボックス107へのヘルメット及び鍵の収納状態を示す情報を含む。本実施形態における車両108の状態は、例えば、「レンタル可能」、「レンタル不可」、「予約中」、「レンタル中」、「一時駐車」を含む。「レンタル可能」とは、ステーション内に設置され、シェアリングサービスの利用を待機している状態を表す。また、「レンタル不可」とは、例えば、エネルギー残量が閾値以下であるような、シェアリングサービスの提供が不可な状態を表す。「予約中」とは、ユーザ109からアプリケーションの設定画面上でのシェアリングサービスの利用の申し込み、例えば車両の予約の申し込みがあった場合に、ユーザ109と車両108とを紐付けた状態を表す。「予約中」の状態となった車両108は、ユーザ109以外のユーザからの予約が不可となる。「レンタル中」は、ユーザ109が車両108を走行可能な状態を表す。本実施形態では、収納ボックス107と携帯端末105のペアリング、ユーザ109の本人認証が行われた後、収納ボックス107のロック解除が行われることでユーザ109がヘルメット及び鍵を取出し可能となり、車両108の状態が「レンタル中」となる。「一時駐車」は、収納ボックス107内にヘルメット及び鍵が収納された状態を表す。例えば、その状態は、ユーザ109が買い物等により、一時的に車両108を降りて離れるケースに相当する。また、「一時駐車」の状態で、ユーザ109からアプリケーションの画面上で車両108の返却手続きが指示された場合、エネルギー残量が閾値以下でないなどの条件を満たしていれば、車両108は、「レンタル可能」の状態となる。その際、上記の条件を満たしていなければ、車両108は、「レンタル不可」の状態となる。このように、車両108の状態は、シェアリングサービスが開始されてから終了するまで順次、遷移していく。状態遷移については、図6~図9のシーケンスとともに後述する。車両108の状態は、状態情報以外の情報にさらに基づいて遷移するようにしても良い。例えば、車両108の速度情報等の車両情報にさらに基づいて遷移するようにしても良い。
課金部507は、ユーザ109からアプリケーションの画面上で車両108の返却手続きが指示されて車両108が返却された後、例えば走行時間、走行距離等に基づいて、ユーザ109に対して課金を行う。
記憶部510は、サーバ101が動作するためのプログラムやデータ、および本実施形態の動作で必要なプログラムやデータを記憶する。また、記憶部510は、車両情報取得部503で取得された車両情報、ユーザ情報取得部504で取得されたユーザ情報を記憶する。また、記憶部510は、ユーザ109のシェアリングサービスの利用により得られる、速度等の車両情報を随時蓄積していくようにしても良い。その場合には、ユーザ109と車両情報とが対応づけられたデータベースが構築される。また、記憶部510は、ユーザごとの課金情報を記憶する。
表示部511は、例えばディスプレイであり、サーバ101のユーザに対して、各種ユーザインタフェース画面を表示する。操作部512は、ユーザからの操作を受付可能であり、例えば、キーボードやポインティングデバイスである。通信I/F513は、サーバ101とネットワーク102との間の通信を可能とし、ネットワーク102の媒体に応じた構成を有する。サーバ101は、図5に示すブロック構成に限られず、例えば、サーバ101の機能に応じた機能ブロックを適宜含む。
以下、システム100において実行されるシェアリングサービスの動作について説明する。ユーザ109は、車両108のレンタル利用中に、買い物等のために一時駐車し、降りて車両108から離れることがある。その際、ユーザ109は、ヘルメット及び鍵を収納ボックス107内に収納しカバーを閉じてロックする。そして、車両108に戻ってきたときに、ロック解除してヘルメット及び鍵を収納ボックス107から取出し、車両108の走行を再開する。
ここで、ユーザ109が車両108から離れている間に、他人が車両108のキーシリンダーに整合するような合鍵が複製された場合、正規の鍵が収納ボックス107内に収納されているにも関わらず、車両108がその他人に盗用されてしまう。そこで、本実施形態では、収納ボックス107内に正規の鍵が収納されている状態であれば、車両108の走行を禁止する。そのような構成により、シェアリングサービスにおけるセキュリティを向上することができる。
図6~図9は、シェアリングサービスを実行する際のシステム100の動作を説明するための図である。図6は、シェアリングサービスが利用可能な状態となるまでの動作を説明するための図である。図7は、ユーザ109が車両108から離れた状態となるまでの動作を説明するための図である。図8は、ユーザ109が車両108に戻り、走行開始するまでの動作を説明するための図である。図9は、シェアリングサービスの利用終了までの動作を説明するための図である。なお、図6の処理が開始される前のステーション内の車両108の状態は「レンタル可能」である。
図6において、まず、ユーザ109は、例えば携帯端末105にサーバ101からダウンロードしたアプリケーションを実行する。そして、ユーザ109は、その設定画面上で、車両109の予約の実行を指示する(S601)。例えば、アプリケーションの設定画面を介して、シェアリングサービスの利用時間、利用地域、料金プラン等の入力を受け付けるようにしても良い。入力された情報は、携帯端末105から基地局103を介してサーバ101へ送信される(以降は、基地局103の記載を省く)。その結果、サーバ101で、携帯端末105とユーザ情報とが対応づけられる。以降、ユーザによるアプリケーションの操作は、携帯端末105上で行われるものとして説明する。
サーバ101の制御部500は、携帯端末105から送信された情報に基づいて、ユーザ109の所望の条件によるシェアリングサービスの利用が可能か否かを判定する。例えば、送信された情報に対応する利用時間、利用地域において「レンタル可能」状態の車両があるか否かを判定する。ここで、ユーザ109の所望の条件によるシェアリングサービスの利用が可能でないと判定された場合は、その旨をユーザ109に通知し、図6の処理を終了する。一方、ユーザ109の所望の条件によるシェアリングサービスの利用が可能であると判定された場合は、その旨の通知情報を携帯端末105に送信する(S602)。例えば、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に対して、「時刻12:00~18:00まで車両XYZをレンタル可能です。シェアリングサービスの開始のため、ステーションAの車両XYZの収納ボックスの電源ボタンを押下して下さい。」などのメッセージを表示するためのデータを送信する。ここで、車両108はユーザ109に割り当てられた状態となり、車両108の状態は「予約中」となる。
ユーザ109は、サーバ101からの通知内容に従い、指定されたステーションに行く。ステーションには、ユーザにレンタルされる車両108が設置されている。そして、ステーションにおいて、ユーザは、レンタルする車両108に接近し、収納ボックス107の電源ボタンを押下する(S603)。収納ボックス107は、電源ボタンが押下されると、近傍の端末の検出を開始し、ユーザ109が保持する携帯端末105を検出すると(S604)、ペアリング(装置情報の交換)を実行する(S605)。収納ボックス107の制御部300は、ペアリングにより取得した携帯端末105の装置情報(識別情報)を記憶部323に格納する。
そして、ユーザ109は、アプリケーションの画面上で「レンタル」ボタンの押下等により、シェアリングサービス開始を指示する(S606)。携帯端末105の制御部400は、認証情報をサーバ101に送信する(S607)。ここでの認証情報は、車両108の近傍にいる人物がサーバ101で登録されているユーザ109であることを確認するための情報であれば良く、例えば、パスワードや、顔画像データ等の生体情報であっても良い。サーバ101での認証の結果、認証OKであれば、その旨の通知情報が携帯端末105に送信され、以降の処理が続行可能となる(S608)。一方、認証NGであれば、その旨の通知情報が携帯端末105に送信され、図6の処理を終了する。
携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107のカバーのロックを解除するためのロック解除データを収納ボックス107に送信する(S609)。収納ボックス107の制御部300は、ロック解除データを受信すると、機構制御部305により、ロック機構320をロック解除状態とする(S610)。その結果、ユーザ109は、収納ボックス107に収納されているヘルメット及び鍵を取り出すことができる。収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、主電源リレーをオンにするための制御データを車両108に送信する(S611)。車両108の制御部200は、制御データを受信すると、主電源リレーをオンとする(S612)。その結果、ユーザ109は、収納ボックス107から取り出した鍵を用いて、車両107の主電源を投入することができる。
S610の後、収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、携帯端末105に状態情報を送信する(S613)。ここで、状態情報は、例えば以下の情報を含む。
・収納ボックス107のカバーの開閉状態:「閉」
・収納ボックス107のカバーのロック/ロック解除状態:「ロック解除」
・ヘルメット接続端子321の接続状態:「非接続」
・鍵接続端子322の接続状態:「非接続」
携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107から受信した状態情報をサーバ101に送信する(S614)。サーバ101の制御部500は、携帯端末105から状態情報を受信すると、状態管理部506により、車両108の状態を「レンタル中」とする。その後、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に応答情報を送信する(S615)。その応答の際、例えば、「レンタル可能です。」といったメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。また、例えば、収納ボックス107のカバーの開閉状態が「開」になっていれば、その旨のメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。
以上のように、図6の処理により、ユーザ109は、車両108、ヘルメット、鍵をレンタルして走行することができる。以降の動作を、図7を参照しながら説明する。
ユーザ109は収納ボックス107から取り出したヘルメットを着用し、ユーザ109の駆動操作に従って、車両108の走行が開始される(S701)。車両108の走行中、所定時間間隔で、車両108の制御部200は、車両情報送信部203により、車両情報を収納ボックス107に送信する(S702)。そして、収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、車両108から受信した車両情報と、状態情報とを所定時間間隔で携帯端末105に送信する(S703)。状態情報は、上述のような情報を含む。また、車両情報は、例えば以下の情報を含む。
・エネルギー残量
・主電源リレーのオン/オフ:「オン」
・主電源のオン/オフ:「オン」
・速度情報
ユーザ109は、買い物等により、車両108を一時駐車する(S704)。S704では、ユーザ109の鍵操作により、車両108の主電源がオフとなる。そして、ユーザ109は、収納ボックス107にヘルメットおよび鍵を収納してカバーを閉じる。本実施形態では、収納ボックス107に収納するとは、ヘルメットをヘルメット接続端子321に接続し、鍵を鍵接続端子322に接続することをいう。そして、ユーザ109は、収納ボックス107のカバーをロックするために、アプリケーションの画面上で収納ボックス107のロックを指示する(S705)。その際、収納ボックス107から受信していた車両情報および状態情報に基づいて、例えば、車両が移動中であれば、アプリケーションの画面上でロックの指示ボタンを受付不可なように表示制御しても良い。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、ロック状態とするための制御データを収納ボックス107に送信する(S706)。収納ボックス107の制御部300は、機構制御部305により、ロック機構320をロック状態とする(S707)。収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、状態情報を携帯端末105に送信する(S708)。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107から受信した状態情報と、S703で収納ボックス107から受信していた車両情報とをサーバ101に送信する(S709)。
サーバ101の制御部500は、携帯端末105から状態情報及び車両情報を受信すると、状態管理部506により、車両108の状態を「一時駐車」とする。その後、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に応答情報を送信する(S710)。その応答の際、例えば、「ロックされました。」といったメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。
以上のように、図7の処理により、ユーザ109は、車両108を一時駐車する際、ヘルメット及び鍵を収納ボックス107に収納してカバーを閉じ、ロックした上で車両108から離れることができる。以降の動作を、図8を参照しながら説明する。
ユーザ109は、車両108に戻り、収納ボックス107からヘルメットおよび鍵を取り出すために、アプリケーションの画面上で収納ボックス107のロック解除を指示する(S801)。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107のカバーのロックを解除するためのロック解除データを収納ボックス107に送信する(S802)。収納ボックス107の制御部300は、ロック解除データを受信すると、機構制御部305により、ロック機構320をロック解除状態とする(S803)。その結果、ユーザ109は、収納ボックス107に収納されているヘルメット及び鍵を取り出すことができる。S803の後、鍵接続端子322の接続状態に基づいて、不正検知処理が行われる(S804)。
図10は、S804の不正検知処理を示すフローチャートである。図10の処理は、例えば、収納ボックス107の制御部300により実行される。その際、収納ボックス107の制御部300は、車両108の制御部200による制御の下、図10の処理を実行するようにしても良い。
S1001において、収納ボックス107の制御部300は、鍵を用いた始動操作による車両108の始動を待機する。例えば、車両108の制御部200は、鍵によるイグニッション(IGN)オンを検知した場合には、車両108が始動されたと判定し、収納ボックス107の制御部300にその検知信号を送信する。車両108が始動されたと判定された場合、S1002において、収納ボックス107の制御部300は、認証処理を行う。ここでの認証処理は、車両108の近傍にいる人物がサーバ101に登録済みのユーザ109であるか否かを判定するための処理であり、例えば、携帯端末105を近傍に検出しているか否かに基づいて判定が行われても良い。その際、収納ボックス107の制御部300は、図6のS605のペアリングで取得し記憶部323に格納した携帯端末105の装置情報に基づいて、携帯端末105を近傍に検出しているか否かを判定する。
S1002で認証結果がNGである場合、S1005において、収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、車両108の走行を禁止するための駆動制御データを生成し、車両108に送信する。車両108の制御部200は、駆動制御部204により、ECU210を介して車両108の始動を停止するように制御する。例えば、車両108の内燃機関に燃料を供給するための燃料ポンプへの電力供給をカットすることでも良いし、オンにされたイグニッションを強制的にオフにするような電気的な制御が行われても良い。S1006において、収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、車両108の走行が禁止されたことを通知するための通知制御データを生成し、車両108に送信する。車両108の制御部200は、通知制御部205により、ECU210を介して車両108が走行不可となったことを通知するよう通知部215を制御する。例えば、通知部215に警告音(ブザー)を鳴動させるよう制御されても良い。S1006の後、図10の処理を終了し、図8の処理を終了する。
このように、車両108が始動された場合に、例えば近傍の端末の装置情報に基づいて、車両108の近傍にいる人物がサーバ101に登録済みのユーザ109であるか否かを判定する。そして、その判定結果に基づいて、車両108の駆動を制御することができる。
S1006では、さらに、ユーザ109の携帯端末105に通知されるようにしても良い。例えば、収納ボックス107の制御部300は、携帯端末105に不審者に関する通知情報を送信するようにしても良い。また、ユーザ109が車両108と離れているために携帯端末105と通信不可である場合、収納ボックス107の制御部300は、携帯端末105を介さずにサーバ101に、例えば車両情報を含む緊急連絡情報を送信するようにしても良い。
S1002で認証結果がOKである場合、S1003において、収納ボックス107の制御部300は、鍵接続端子322の接続状態に基づいて、鍵が収納ボックス107内に収納されているか否かを判定する。例えば、鍵接続端子322の接続状態が「接続」であれば、鍵が収納ボックス107内に収納されていると判定する。その場合、正規の鍵が収納ボックス107内に収納されているにも関わらず、S1001で車両108が始動されたということなので、合鍵が使用された可能性がある。従って、その場合、上述のS1005及びS1006の処理が行われる。
一方、例えば、鍵接続端子322の接続状態が「非接続」であれば、鍵が収納ボックス107内に収納されていないと判定する。その場合、正規の鍵が用いられて車両108が始動されたということなので、S1004に進み、収納ボックス107の制御部300は、車両108の走行を許可する。ここで、走行の許可とは、S1001における車両108の始動を継続すれば車両108が走行可能となるための処理を意味する。従って、S1004は、特段の処理を行わない場合を含む。また、S1004において、収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、状態情報を携帯端末105に送信する。S1004の後、図10の処理を終了する。
再び、図8を参照する。S1004を介して図10の処理を終了した場合、ユーザ109の駆動操作に従って、車両108の走行が開始される(S805)。S805の後は、図7のS702及びS703の処理が行われる。
携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107から受信した状態情報と、S703で収納ボックス107から受信していた車両情報をサーバ101に送信する(S806)。サーバ101の制御部500は、携帯端末105から状態情報及び車両情報を受信すると、状態管理部506により、車両108の状態を「レンタル中」とする。その後、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に応答情報を送信する(S807)。その応答の際、例えば、収納ボックス107のカバーが開状態であればその旨のメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。
以上のように、図8の処理により、ユーザ109が車両108を一時駐車して離れている間に、ユーザ109と異なる他人が合鍵等により車両108を走行させてしまうことを防ぐことができる。また、例えば、その他人がユーザ109から携帯端末105を奪取することにより、S1002で認証OKとすることができたとしても、収納ボックス107内に正規の鍵が収納されている限り、車両108の走行を禁止することができる。また、収納ボックス107はロックされているので、他人が正規の鍵を収納ボックス107から取り出すことは極めて困難である。よって、本実施形態によれば、シェアリングサービスにおけるセキュリティを向上することができる。以降の動作を、図9を参照しながら説明する。
ユーザ109は、シェアリングサービスの利用を終了するため、ステーションに戻り、車両108の走行を停止する(S901)。そして、ユーザ109は、ヘルメット及び鍵を収納ボックス107内に収納してカバーを閉じる。ユーザ109は、収納ボックス107のカバーをロックするために、アプリケーションの画面上で収納ボックス107のロックを指示する(S902)。その際、収納ボックス107から受信していた車両情報および状態情報に基づいて、例えば、車両が移動中であれば、アプリケーションの画面上でロックの指示ボタンを受付不可なように表示制御しても良い。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、ロック状態とするための制御データを収納ボックス107に送信する。収納ボックス107の制御部300は、機構制御部305により、ロック機構320をロック状態とする(S904)。収納ボックス107の制御部300は、データ通信部303により、状態情報を携帯端末105に送信する(S905)。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107から受信した状態情報及び車両情報をサーバ101に送信する(S906)。
サーバ101の制御部500は、携帯端末105から状態情報及び車両情報を受信すると、状態管理部506により、車両108の状態を「一時駐車」とする。実際には、上述の一時駐車とは異なるが、状態遷移においては、一旦、「一時駐車」とする。その後、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に応答情報を送信する(S907)。その応答の際、例えば、「ロックされました。」といったメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。
そして、ユーザ109は、アプリケーションの画面上で、返却手続きの実行を指示する(S908)。その後、携帯端末105において返却確認処理が行われる(S909)。
図11は、S909の返却確認処理を示すフローチャートである。図11の処理は、例えば、携帯端末105の制御部400により実行される。S1101において、制御部400は、GPS情報を取得する。ここで取得されるGPS情報は、携帯端末105のGPS414により取得されるGPS情報でも良いし、収納ボックス107から取得した車両情報に含まれるGPS情報でも良い。
S1102において、制御部400は、状態情報及び車両情報を取得する。ここで、取得される状態情報及び車両情報は、ユーザ109が車両108の走行の終了時に行うべき返却作業の結果を判断できるような以下の情報を含む。
・主電源のオン/オフ
・ヘルメット接続端子321の接続状態
・鍵接続端子322の接続状態
即ち、車両108の走行の終了時には、鍵操作により主電源をオフとし、ヘルメットおよび鍵を収納ボックス107内に収納することが、返却作業としてユーザ109に求められる。従って、本実施形態では、上記の情報に基づいて、ユーザ109の返却作業の結果を判断する。
S1103において、制御部400は、S1101で取得されたGPS情報に基づいて、現在、携帯端末105もしくは車両108がステーション内に位置するか否かを判定する。ステーション内に位置しないと判定された場合、S1108において、携帯端末105の制御部400は、シェアリングサービスの終了を禁止する。シェアリングサービスの終了の禁止として、例えば、S908で受け付けた返却手続きの実行指示をキャンセルしても良い。そして、S1109において、携帯端末105の制御部400は、表示制御部404により、表示部411に「シェアリングサービスを終了できません。」の通知メッセージを表示する。その後、図11及び図9の処理を終了する。
S1103でステーション内に位置すると判定された場合、S1104において、携帯端末105の制御部400は、S1102で取得した車両情報に基づいて、車両108の主電源がオフにされているか否かを判定する。車両108の主電源がオフにされていないと判定された場合、S1108及びS1109の処理が行われる。その後、図11及び図9の処理を終了する。
S1104で車両108の主電源がオフにされていると判定された場合、S1105において、携帯端末105の制御部400は、S1102で取得した状態情報に基づいて、鍵が収納ボックス107内に収納されているか否かを判定する。鍵が収納ボックス107内に収納されていないと判定された場合、S1108及びS1109の処理が行われる。その後、図11及び図9の処理を終了する。
S1105で鍵が収納ボックス107内に収納されていると判定された場合、S1106において、携帯端末105の制御部400は、S1102で取得した状態情報に基づいて、ヘルメットが収納ボックス107内に収納されているか否かを判定する。ヘルメットが収納ボックス107内に収納されていないと判定された場合、S1108及びS1109の処理が行われる。その後、図11及び図9の処理を終了する。
S1106でヘルメットが収納ボックス107内に収納されていると判定された場合、S1107において、携帯端末105の制御部400は、シェアリングサービスの終了を許可する。S1107の後、図11の処理を終了する。
図11の処理において、S1109では、S1103~S1106の各判定結果に応じたメッセージがユーザ109に通知されるようにしても良い。例えば、「主電源をオフとして下さい。」「ヘルメット/鍵の返却を確認して下さい。」といったメッセージを通知する。また、S1103で例えば携帯端末105がステーション内に位置していないと判定された場合には、ステーションまでの地図情報を合わせて表示させるようにしても良い。
再び、図9を参照する。携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、シェアリングサービスを終了するよう収納ボックス107に指示する(S910)。なお、S910の処理が、図11のS1107で実行されても良い。
収納ボックス107の制御部300は、シェアリングサービスの終了処理として、データ通信部303により、主電源リレーをオフにするための制御データを車両108に送信する(S911)。車両108の制御部200は、制御データを受信すると、主電源リレーをオフとする。そして、収納ボックス107の制御部300は、シェアリングサービスの終了処理として、電源制御部325に収納ボックス107の電源をオフとするよう要求する。
S911の後、携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、収納ボックス107の電源がオフとなっていることを確認する(S912)。そして、携帯端末105の制御部400は、データ通信部405により、シェアリングサービスの終了処理が完了した旨を示す情報をサーバ101に送信する(S913)。また、その際、携帯端末105の制御部400は、ユーザ109によるシェアリングサービスの利用中に収納ボックス107から受信した車両情報を送信しても良い。
サーバ101の制御部500は、携帯端末105からシェアリングサービスの終了処理が完了した旨を示す情報を受信すると、状態管理部506により、車両108の状態を「レンタル可能」とする。その際、エネルギー残量が閾値以下であるなど、車両108の更なる使用の継続が難しいと判断される場合、車両108の状態を「レンタル不可」とする。S913の後、サーバ101の制御部500は、携帯端末105に応答情報を送信する(S914)。その応答の際、例えば、「返却を確認しました。」といったメッセージを携帯端末105に表示するためのデータを送信するようにしても良い。
そして、サーバ101の制御部500は、課金部507により、ユーザ109に対する課金処理を行う(S915)。その際、S913で携帯端末105から受信した車両108の車両情報を課金処理に用いるようにしても良い。
以上で、システム100におけるシェアリングサービスの動作を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ109が車両108を一時駐車して離れている間に、ユーザ109と異なる他人が合鍵等により車両108を走行させてしまうことを防ぐことができ、シェアリングサービスのセキュリティを向上させることができる。
本実施形態では、ヘルメット及び鍵の収納ボックス107への収納/未収納の検出の構成として、DCプラグの構成を説明した。しかしながら、そのような検出の構成は、DCプラグに限られるものではなく、例えば、センサ群310が、収納ボックス107内部でのヘルメット及び鍵の設置状態を検知可能なセンサを有するようにし、制御部300がそのセンサの検知信号に基づいて、収納/未収納を検出するようにしても良い。もしくは、制御部300は、収納ボックス107内部を撮像するカメラの撮像データに基づいて、収納/未収納を検出するようにしても良い。
また、本実施形態では、図10の不正検知処理は、携帯端末105、収納ボックス107及び車両108において実行する構成を説明した。しかしながら、サーバ101が、図10の処理の少なくとも一部を行うようにしても良い。
次に、本実施形態の一例のケースとして、図1の収納ボックス120を用いたケースを説明する。先述したが、収納ボックス120は、ロッカーのような複数のボックスが集合した構成物であり、ユーザが車両122をレンタルするためのステーション内で、車両122と離れた位置に設置されている。収納ボックス120は、図3と同様の構成を有する。
本ケースにおけるユーザとして、シェアリングサービスにより車両122を利用しようとしているユーザ(正ユーザという。ユーザ127に対応)と、合鍵を保持しておりシェアリングサービスと関わりなく車両122を利用しようとしているユーザ(偽ユーザという。ユーザ127に対応)を想定する。なお、ユーザ127の携帯端末は、図1の携帯端末124に対応する。
まず、正ユーザの場合を説明する。正ユーザは、S602までで説明したような、サーバ101からの通知内容に従い、シェアリングサービスの利用のため、指定されたステーションに行く。ステーションには、車両122が設置されている。そして、ステーションにおいて、ユーザは、ステーション内の車両122の近くに設置されている収納ボックス120に行き、指示された収納位置からヘルメット及び鍵を取り出す。その際に、収納ボックス120の制御部300は、ユーザの携帯端末(携帯端末124)の接近を検知し、所定の識別情報を検出した場合に、収納ボックス120の対応する収納位置をロック解除状態としても良い。その後、図6のS603~S615の処理が行われる。
S612の後、ユーザ109は、収納ボックス120から取り出した鍵を用いて、車両107の主電源を投入することができる。その際の処理について図10を参照しながら説明する。
S1001において、車両122の制御部200は、鍵を用いた始動操作による車両122の始動を待機する。例えば、車両122の制御部200は、鍵によるイグニッション(IGN)オンを検知した場合には、車両122が始動されたと判定し、収納ボックス120の制御部300にその検知信号を送信する。車両122が始動されたと判定された場合、S1002において、収納ボックス120の制御部300は、認証処理を行う。ここでの認証処理は、車両122の近傍にいる人物がサーバ101に登録済みのユーザであるか否かを判定するための処理である。例えば、車両122の近傍に検出した携帯端末の情報が収納ボックス120の制御部300に送信され、収納ボックス120の制御部300が、携帯端末の情報がサーバ101に登録済みであるか否かを判定するようにしても良い。
S1002で認証結果がNGである場合、S1005において、収納ボックス120の制御部300は、データ通信部303により、車両122の走行を禁止するための駆動制御データを生成し、車両122に送信する。車両122の制御部200は、駆動制御部204により、ECU210を介して車両108の始動を停止するように制御する。
S1006において、収納ボックス120の制御部300は、データ通信部303により、車両122の走行が禁止されたことを通知するための通知制御データを生成し、車両122に送信する。車両122の制御部200は、通知制御部205により、ECU210を介して車両122が走行不可となったことを通知するよう通知部215を制御する。例えば、通知部215に警告音(ブザー)を鳴動させるよう制御されても良い。
S1002で認証結果がOKである場合、S1003において、収納ボックス120の制御部300は、収納ボックス120内の鍵接続端子322の接続状態に基づいて、鍵が収納ボックス120内に収納されているか否かを判定する。例えば、鍵接続端子322の接続状態が「非接続」であれば、鍵が収納ボックス120内に収納されていないと判定する。その場合、正規の鍵が用いられて車両122が始動されたということなので、S1004に進み、収納ボックス120の制御部300は、車両122の走行を許可する。ここで、走行の許可とは、S1001における車両122の始動を継続すれば車両122が走行可能となるための処理を意味する。従って、S1004は、特段の処理を行わない場合を含む。
次に、偽ユーザの場合を説明する。偽ユーザ(ユーザ127)は、合鍵を保持しており、シェアリングサービスと関わりなく車両122を利用しようとしているので、収納ボックス120に行かずに、合鍵を用いて車両122のイグニッションをオンにしようとする。以下、その場合の処理について図10を参照しながら説明する。なお、偽ユーザ(ユーザ127)の携帯端末は、図1の携帯端末124に対応する。
S1001において、車両122の制御部200は、鍵を用いた始動操作による車両122の始動を待機する。例えば、車両122の制御部200は、鍵によるイグニッション(IGN)オンを検知した場合には、車両122が始動されたと判定し、収納ボックス120の制御部300にその検知信号を送信する。車両122が始動されたと判定された場合、S1002において、収納ボックス120の制御部300は、認証処理を行う。ここでの認証処理は、車両122の近傍にいる人物がサーバ101に登録済みのユーザであるか否かを判定するための処理である。例えば、車両122の近傍に検出した携帯端末の情報が収納ボックス120の制御部300に送信され、収納ボックス120の制御部300が、携帯端末の情報がサーバ101に登録済みであるか否かを判定するようにしても良い。
S1002で認証結果がNGである場合、S1005において、収納ボックス120の制御部300は、データ通信部303により、車両122の走行を禁止するための駆動制御データを生成し、車両122に送信する。車両122の制御部200は、駆動制御部204により、ECU210を介して車両108の始動を停止するように制御する。
S1006において、収納ボックス120の制御部300は、データ通信部303により、車両122の走行が禁止されたことを通知するための通知制御データを生成し、車両122に送信する。車両122の制御部200は、通知制御部205により、ECU210を介して車両122が走行不可となったことを通知するよう通知部215を制御する。例えば、通知部215に警告音(ブザー)を鳴動させるよう制御されても良い。
S1002で認証結果がOKである場合、S1003において、収納ボックス120の制御部300は、収納ボックス120内の鍵接続端子322の接続状態に基づいて、鍵が収納ボックス120内に収納されているか否かを判定する。例えば、鍵接続端子322の接続状態が「接続」であれば、鍵が収納ボックス120内に収納されていると判定する。その場合、正規の鍵が収納ボックス120内に収納されているにも関わらず、S1001で車両122が始動されたということなので、合鍵が使用された可能性がある。従って、その場合、上述のS1005及びS1006の処理が行われる。
以上のように、ユーザがステーション内において、シェアリングサービスに関わりなく車両122を利用しようとした場合においても、収納ボックス120内の鍵の有無に基づいて、そのような車両122の利用を制御することができる。本ケースの場合には、収納ボックス120の制御部300が車両122の駆動を制御する車両制御装置として動作する。
また、上記の図10の処理では、収納ボックス120の制御部300が主体となって行うことを説明したが、収納ボックス120の制御部300もしくは車両122の制御部300が主体となって行うようにしても良いし、各制御部が協調した車両制御システムとして動作するようにしても良い。例えば、S1003において、車両122の制御部200が、車両制御装置として、収納ボックス120内の鍵接続端子322の接続状態を示す信号を受信してS1004若しくはS1005の車両制御を行うようにしても良い。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態の車両制御装置(制御部200、300)は、車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段(S1003、鍵接続端子322)と、前記車両の始動操作を検出する操作検出手段(S1001)と、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段(S1004、S1005)とを備えることを特徴とする。
そのような構成により、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されていることに基づいて、車両の始動を停止することができる。
また、前記鍵検出手段は、前記収納手段の内部に設けられ前記鍵を接続するための接続端子(鍵接続端子322、1202)の接続状態に基づいて、前記鍵が前記収納手段に収納されているか否かを検出することを特徴とする。
そのような構成により、接続端子の接続状態に基づいて、鍵が収納されているか否かを検出することができる。例えば、鍵の接続端子に鍵が接続されていることに基づいて、鍵が収納されていることを検出することができる。
また、前記車両のユーザを認証する認証手段(S1002)、をさらに備え、前記制御手段は、前記認証手段による認証結果にさらに基づいて、前記車両の始動を制御することを特徴とする。
そのような構成により、認証結果にさらに基づいて、車両の始動を制御することができる。例えば、認証がNGであった場合、車両の始動を停止することができる。
また、前記収納手段(収納ボックス107)を施錠状態(ロック状態)もしくは開錠状態(ロック解除状態)とするよう制御する機構制御手段(機構制御部305)、をさらに備え、前記機構制御手段は、前記認証手段により認証されたユーザからの指示に応じて、前記収納手段を前記施錠状態もしくは前記開錠状態とするよう制御することを特徴とする。
そのような構成により、収納ボックスの機構制御を、認証されたユーザから可能とすることができる。
また、前記制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていることを検出した場合、前記車両の始動を停止する(S1003:YES、S1005)ことを特徴とする。
そのような構成により、鍵が収納されている場合に、車両の始動を停止することができる。
また、前記制御手段は、前記車両の燃料ポンプへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする。
そのような構成により、燃料ポンプへの電力供給の制御により、車両の始動を停止することができる。
また、前記制御手段は、前記車両を駆動させる電動モータへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする。
そのような構成により、電動モータへの電力供給の制御により、車両の始動を停止することができる。
また、前記制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていないことを検出した場合、前記車両の始動を継続する(S1003:NO、S1004)ことを特徴とする。
そのような構成により、鍵が収納されていない場合に、車両の始動を継続することができる。
また、前記鍵検出手段による検出結果に基づいて通知手段(通知部215)を制御する通知制御手段(通知制御部205、データ通信部303)、をさらに備えることを特徴とする。
そのような構成により、鍵が収納されているか否かに基づいて、通知部を制御することができる。例えば、鍵が収納されていることに基づいて、ランプを点灯させることができる。
また、前記通知制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていることを検出した場合、警告音を発するよう前記通知手段を制御する。
そのような構成により、鍵が収納されている場合に、警告音を鳴動させることができる。
また、前記車両は、鞍乗り型車両(車両108)であることを特徴とする。
そのような構成により、鞍乗り型車両において、車両の始動操作が検出された場合に、鍵が収納されているか否かに基づいて、車両の始動を制御することができる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
100 システム: 101 サーバ: 105、112 携帯端末: 107、114 収納ボックス: 108、115 車両: 200、300、400、500 制御部: 201、301、401、501 プロセッサ: 202、302、402、502 メモリ

Claims (12)

  1. 車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段と、
    前記車両の始動操作を検出する操作検出手段と、
    記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段と、
    前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記収納手段を前記施錠状態もしくは前記開錠状態とするよう制御する機構制御手段、をさらに備え、
    前記機構制御手段は、前記携帯端末からの指示に応じて、前記収納手段を前記施錠状態もしくは前記開錠状態とするよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記車両の燃料ポンプへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記車両を駆動させる電動モータへの電力供給の制御により、前記車両の始動を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていないことを検出した場合、前記車両の始動を継続することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記鍵検出手段による検出結果に基づいて通知手段を制御する通知制御手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  7. 前記通知制御手段は、前記鍵検出手段が前記鍵が前記収納手段に収納されていることを検出した場合、警告音を発するよう前記通知手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の車両制御装置。
  8. 前記車両は、鞍乗り型車両であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  9. 車両制御装置において実行される車両制御方法であって、
    車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出工程と、
    前記車両の始動操作を検出する操作検出工程と、
    記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出工程と、
    前記操作検出工程において前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出工程における検出結果および前記装置検出工程における検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、前記操作検出工程において前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出工程において前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出工程において前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、
    ことを特徴とする車両制御方法。
  10. 車両を始動するための鍵を収納する収納手段と、
    前記鍵が前記収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段と、
    前記車両の始動操作を検出する操作検出手段と、
    記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段と、
    前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、
    ことを特徴とする車両制御システム。
  11. コンピュータを、
    車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段、
    前記車両の始動操作を検出する操作検出手段、
    記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段、
    前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、
    プログラム。
  12. コンピュータを、
    車両を始動するための鍵が、前記鍵を収納する収納手段に収納されているか否かを検出する鍵検出手段、
    前記車両の始動操作を検出する操作検出手段、
    記憶手段に記憶されている前記収納手段を施錠状態もしくは開錠状態とするように指示する携帯端末の情報に基づいて、前記携帯端末を検出する装置検出手段、
    前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合、前記鍵検出手段による検出結果および前記装置検出手段による検出結果に基づいて、前記車両の始動を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段は、前記操作検出手段により前記車両の始動操作が検出された場合において、前記装置検出手段により前記携帯端末が検出されているにも関わらず、前記鍵検出手段により前記鍵が前記収納手段に収納されていることが検出された場合には、前記車両の始動を停止する、
    プログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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