JP7369476B1 - 管理システム、及び管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
請求項8に記載の管理プログラムは、ユーザに貸し出して利用させるレンタル車両であって、充電された電力を利用して走行する電動の前記レンタル車両を管理するための管理プログラムであって、コンピュータを、前記レンタル車両を管理するための管理情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記管理情報に基づいて、所定の返却場所への前記レンタル車両の返却を管理するための返却関連管理処理を行う管理手段と、として機能させ、前記所定の返却場所には、前記レンタル車両を充電する場合に当該レンタル車両に接続される充電ケーブルが設けられており、前記取得手段は、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを示す接続関連情報と、前記レンタル車両の電源がオンであるかオフであるかを示す電源関連情報とを、前記管理情報として取得し、前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報及び前記電源関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを判定する接続関連判定と、前記取得手段が取得した前記電源関連情報に基づいて、前記レンタル車両の電源がオフであるか否かを判定する電源関連判定と、前記接続関連判定の判定結果と、前記電源関連判定の判定結果とに基づいて、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定する許可関連判定と、を更に行い、前記管理手段は、前記許可関連判定の判定結果に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、前記管理手段は、前記接続関連判定の判定結果に基づいて、前記接続関連判定の判定基準を満たしているか否かを示す第1情報を表示し、前記電源関連判定の判定結果に基づいて、前記電源関連判定の判定基準を満たしているか否かを示す第2情報を表示する。
また、レンタル車両を返却したことを示す情報の送信を可能とする第1処理又はレンタル車両を返却したことを示す情報の送信を不可能とする第2処理を行うことにより、例えば、レンタル車両の返却を適切に管理することが可能となる。
請求項8に記載の管理プログラムによれば、返却関連管理処理を行うことにより、例えば、レンタル車両の返却を管理することが可能となる。また、接続関連情報に基づいて返却関連管理処理を行うことにより、例えば、充電している状態でレンタル車両を返却させることができるので、レンタル車両の管理者側での充電作業の手間を省くことができ、レンタル車両を効率的に管理することが可能となる。
また、接続関連情報及び電源関連情報に基づいて返却関連管理処理を行うことにより、例えば、充電している状態でレンタル車両を返却させることができるので、レンタル車両の管理者側での充電作業の手間を省くことができ、レンタル車両を効率的に管理することが可能となる。また、例えば、電源をオフにしている状態でレンタル車両を返却させることができるので、返却以降において、不正利用を防止したり、意図に反するレンタル車両の動作による事故発生を防止したりすることが可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、管理システム及び管理プログラムに関する。本発明に係る管理システムは、レンタル車両を管理するためのシステムであり、例えば、レンタル車両の返却を管理するためのシステム、及びレンタル車両の制御を管理するためのシステム等を含む概念である。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、本実施の形態に係る管理システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る管理システムを機能概念的に示すブロック図であり、また、図2は、車両を機能概念的に示すブロック図であり、また、図3は、車載装置を機能概念的に示すブロック図であり、また、図4は、端末装置を機能概念的に示すブロック図であり、図5は、ステーションについて説明するための図である。
図1の車両1は、レンタル事業者がユーザに貸し出して当該ユーザに利用させるレンタル車両であり、例えば、電動2輪車である。この車両1の構造は任意であるが、例えば、非利用時に折りたたんで収納可能な構造を採用してもよいし、あるいは、他の構造を採用してもよい。
図2のバッテリ11は、車両1を動作させて走行させるためのエネルギー(具体的には電力)を蓄積する蓄積手段であり、例えば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、又はリチウムイオン電池等を用いて構成することができる。
図2のモータ12は、車両1を駆動して走行させるための駆動手段であり、例えば、バッテリ11に蓄積されてエネルギーに基づく電力を利用して、車両1の車輪を回転させることにより当該車両1を走行させるものである。
図2の通信部13は、他の装置(例えば、車載装置2)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、有線にて通信を行う通信回路等を用いて構成することができる。
図2の記録部14は、車両1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録(つまり、格納)する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ又は外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成することができる(他の装置の記録部も同様である)。
図2の制御部15は、車両1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。
図1の車載装置2は、車両1に実装されて車両1に関する各種処理を行うための装置であり、例えば、1台の車両1に対して1個設けられるものである。なお、バリエーションとしては、車載装置2の機能を車両1に組み込んで統合してもよい。
図3の通信部21は、他の装置(例えば、車両2及びサーバ装置4)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、車両2との間で有線通信を行い、また、サーバ装置4との間で無線通信を行う手段である。通信部21は、例えば、有線及び無線にて通信を行う通信回路等を用いて構成することができる。なお、通信部21における無線通信を行う機能については、例えば、いわゆるLTE(Long Term Evolution)回線を介して通信する通信回路等にて実現してもよい。
図3の現在位置検出部22は、車載装置2の現在位置(現在地)を検出する現在位置検出手段である。なお、車載装置2は車両1に実装されているので、現在位置検出部22は、車載装置2が実装されている車両1の現在位置を検出することになる。現在位置検出部22は、例えば、GPSに対応するシステムを有し、現在の車載装置2(車両1)の位置(経度及び緯度に対応する座標)を公知の方法にて検出するように構成されている。
図3の記録部23は、車載装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。記録部23には、例えば、車載装置2を一意に識別するための車載装置識別情報(以下では、「識別情報」を「ID」とも称する)が記録されている。
図3の制御部24は、車載装置2を制御する制御手段である。
図1の端末装置3は、車両1を利用しているユーザが利用するユーザ端末であり、例えば、当該ユーザが携帯するスマートフォン又はタブレット端末等である。
図4の通信部31は、他の装置(例えば、サーバ装置4)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、無線にて通信を行う通信回路等を用いて構成することができる。
タッチパッド32は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド32の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
ディスプレイ33は、各種の画像を表示する表示手段である。ディスプレイ33の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、本実施の形態では、例えば、上記のタッチパッド32と当該ディスプレイ33をタッチパネルとして一体形成されている。
図4の記録部34は、端末装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。
図4の制御部35は、端末装置3を制御する制御手段であり、機能概念的には例えば、取得部351、及び管理部352を備える。
図1のサーバ装置4は、例えば、通信部41、記録部42、及び制御部43を備える。
図1の通信部41は、他の装置(例えば、車載装置2及び端末装置3)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、無線にて通信を行う通信回路等を用いて構成することができる。
図1の記録部42は、サーバ装置4の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。記録部42は、図1に示すように例えば、ユーザ情報データベース(以下、データベースを「DB」と称する)421、車両情報DB422、ステーション情報DB423、利用情報DB424、利用予約情報DB425、及び返却予約情報DB426を備える。
図1のユーザ情報DB421は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段である。図6は、ユーザ情報を例示した図である。ユーザ情報とは、車両1のユーザに関する情報であり、例えば、図6の各項目の情報が相互に関連付けられている。
図6の項目「ユーザID」に対応する情報は、ユーザを一意に識別するユーザIDである(図6では、「IDu0001」等)。図6の項目「ユーザ特定情報」に対応する情報は、ユーザを特定するためのユーザ特定情報である(図6では、ユーザの氏名及び性別等であり、「AAAA,男性,…」等)。なお、図6の「AAAA」は便宜上の記載であり、氏名を示しているものとする。
そして、図6の最上段の情報は、例えば、「IDu0001」が識別して示すユーザの氏名が「AAAA」であること、及び当該ユーザの性別が「男性」であること等が示されている。
なお、図6のユーザ情報の格納手法は任意であり、例えば、ユーザが端末装置3を介して情報を入力することにより格納されることとしてもよい。
図1の車両情報DB422は、車両情報を格納する車両情報格納手段である。図7は、車両情報を例示した図である。車両情報とは、車両1に関する情報であり、例えば、図7の各項目の情報が相互に関連付けられている。
図7の項目「車両ID」に対応する情報は、車両1を一意に識別するための車両IDである(図7では、「IDb0001」等)。図7の項目「車載装置ID」に対応する情報は、車両1に搭載されている車載装置2を一意に識別するための車載装置IDである(図7では、「IDm0001」等)。図7の項目「車両特定情報」に対応する情報は、車両1を特定するための車両特定情報である(図7では、自動車登録番号である「港区ぬ〇〇」等)。
図7の項目「ステータス情報」に対応する情報は、車両1の現在の状態を示すステータス情報である。このステータス情報は任意であるが、本実施の形態では、例えば、「空車」、「予約中」、「貸出中」、「貸出停止」、及び「故障」を用いる場合について説明する。
図7の項目「現在位置情報」に対応する情報は、車両1(つまり、車両1に搭載されている車載装置2)の現在の位置である現在位置を示す現在位置情報である(図7では、経度及び緯度に対応する座標であり「X1,Y1」等)。なお、「X1,Y1」は説明の便宜上の記載であり、他の座標に関する記載も同様とする。
図7の項目「電源状態情報」に対応する情報は、車両1の電源がオンであるかオフであるかを示す電源状態情報である。この電源状態情報は任意であるが、本実施の形態では、例えば、電源がオンであることを示す「ON」、及び電源がオフであることを示す「OFF」を用いる場合について説明する。
図7の項目「充電状態情報」に対応する情報は、車両1に搭載されているバッテリ11が充電されているか充電されていないかを示す充電状態情報である。この充電状態情報は任意であるが、本実施の形態では、例えば、充電されていることを示す「充電中」、及び充電されていないことを示す「非充電」を用いる場合について説明する。
そして、図7の最上段の情報は、例えば、「IDb0001」が識別する車両1に対して、「IDm0001」が識別する車載装置2が搭載されていることが示されており、また、当該車両1の自動車登録番号である「港区ぬ〇〇」であることが示されている。また、当該車両1の現在の状態が「貸出中」の状態であることが示されており、また、当該車両1の現在位置が「X1,Y1」に対応する位置であることが示されており、また、当該車両1の電源がオンであることが示されている。また、当該車両1のバッテリ11が充電されていないことが示されており、すなわち、車両1に対して充電ケーブルが接続されていないことが示されている。
なお、図7の車両情報の格納手法は任意であり、例えば、車両ID、車載装置ID、及び車両特定情報については、管理者が情報を入力することにより格納される。一方、これらの情報以外の情報については、後述の各処理によって格納される。
図1のステーション情報DB423は、ステーション情報を格納するステーション情報格納手段である。図8は、ステーション情報を例示した図である。ステーション情報とは、ステーションに関する情報であり、例えば、図8の各項目の情報が相互に関連付けられている。
図8の項目「ステーションID」に対応する情報は、ステーションを一意に識別するステーションIDである(図8では、図5のステーション91を識別する「IDs0001」等)。図8の項目「設置位置情報」に対応する情報は、ステーションが設置されている位置を示す設置位置情報である(図8では、経度及び緯度に対応する座標であり「X33,Y33」等)。
図8の項目「設置ポート数情報」に対応する情報は、ステーションに設けられている充電ケーブルの本数を示す設置ポート数情報である(図8では、「4本」等)。なお、充電ケーブルのことを、「充電ポート」と称してもよい。図8の項目「空きポート数情報」に対応する情報は、ステーションに設けられている充電ケーブルの内の、車両1に接続されておらず空いている充電ケーブルの本数を示す空きポート数情報である(図8では、「1本」等)。
図8の項目「貸出可能バイク数情報」に対応する情報は、ステーションにおいて貸し出すことが可能となっている車両1の台数を示す貸出可能バイク数情報である(図8では、「〇〇台」等)。
そして、図8の最上段の情報は、例えば、「IDs0001」が識別する図5のステーション91が「X33,Y33」に対応する位置に設置されていることが示されており、また、ステーション91に充電ケーブルが4本設けられており、1本が空いていることが示されており、また、ステーション91で貸し出すことが可能となっている車両1の台数が「〇〇台」であることが示されている。
なお、図8のステーション情報の格納手法は任意であり、例えば、ステーションID、設置位置情報、設置ポート数情報については、管理者が情報を入力することにより格納される。
図1の利用情報DB424は、利用情報を格納する利用情報格納手段である。図9は、利用情報を例示した図である。利用情報とは、ユーザによる車両1の利用に関する情報であり、例えば、図9の各項目の情報が相互に関連付けられている。
図9の項目「利用ユーザID」に対応する情報は、車両1を利用しているユーザを識別する利用ユーザIDである。この利用ユーザIDとしては、図6のユーザIDである「IDu0001」等が格納される。図9の項目「利用車両ID」に対応する情報は、ユーザが利用している車両1(つまり、ユーザに貸し出されて当該ユーザに利用させている車両1)を識別する利用車両IDである。この利用車両IDとしては、図7の車両IDである「IDb0001」等が格納される。
図9の項目「利用開始時間情報」に対応する情報は、ユーザによる車両1の利用が開始された日時を示す利用開始時間情報である。図9の項目「利用終了時間情報」に対応する情報は、ユーザによる車両1の利用が終了した日時を示す利用開始時間情報である。これらの各時間情報としては、「3月18日9時10分」等が格納され、また、未だ利用が終了していない場合は、利用終了時間情報としては、何等の情報も格納されないことになる。
図9の項目「開始ステーションID」に対応する情報は、ユーザによる車両1の利用が開始されたステーション(つまり、ユーザに対して車両1を貸し出したステーション)を識別する開始ステーションIDである。図9の項目「返却ステーションID」に対応する情報は、ユーザによって車両1が返却されたステーションを識別する返却ステーションIDである。これらの各ステーションIDとしては、図8のステーションIDである「IDs0001」等が格納され、また、未だ返却されていない場合、返却ステーションIDとしては、何等の情報も格納されないことになる。
図9の項目「利用時間情報」に対応する情報は、ユーザが車両1を利用した時間を示す利用時間情報である。図9の項目「移動距離情報」に対応する情報は、ユーザが利用中に車両1を走行させて移動した距離を示す移動距離情報である。
そして、図9の最上段の情報は、例えば、「IDu0001」が識別するユーザが、「IDb0001」が識別する車両1を利用したこと(利用していること)が示されており、また、「3月18日9時10分」に利用を開始し、「IDs0001」が示す図5のステーション91で車両1を借りて利用したこと(利用していること)等が示されている。
なお、図9の利用情報の格納手法は任意であり、例えば、後述の各処理によって格納される(後述の利用予約情報、及び返却予約情報も同様とする)。
図1の利用予約情報DB425は、利用予約情報を格納する利用予約情報格納手段である。図10は、利用予約情報を例示した図である。利用予約情報とは、車両1の利用のための当該車両1の予約に関する情報であり、例えば、図10の各項目の情報が相互に関連付けられている。
図10の項目「予約ユーザID」に対応する情報は、予約を行ったユーザを識別する予約ユーザIDである。この予約ユーザIDとしては、図6のユーザIDである「IDu0001」等が格納される。図10の項目「予約車両ID」に対応する情報は、予約された対象の車両1を識別する予約車両IDである。この予約車両IDとしては、図7の車両IDである「IDb0001」等が格納される。
図10の項目「予約ステーションID」に対応する情報は、予約された対象の車両1が設けられているステーションを識別する予約ステーションIDである。この予約ステーションIDとしては、図8のステーションIDである「IDs0001」等が格納される。
図10の項目「予約時間情報」に対応する情報は、予約されている日時を示す予約時間情報である(図10では、「3月18日9時00分~3月18日9時15分」等)。
そして、図10の最上段の情報は、例えば、「IDu0001」が識別するユーザが、「IDs0001」が識別する図5のステーション91に設けられている「IDb0001」が識別する車両1を、3月18日9時00分から3月18日9時15分までの15分間予約していることが示されている。
図1の返却予約情報DB426は、返却予約情報を格納する返却予約情報格納手段である。図11は、返却予約情報を例示した図である。返却予約情報とは、利用している車両1を返却する対象のステーションの予約に関する情報であり、例えば、図11の各項目の情報が相互に関連付けられている。また、図11の各情報については、図10の同一名称の情報と同様な情報が格納される。
図11の項目「予約ユーザID」に対応する情報は、予約を行ったユーザを識別する予約ユーザIDである。図11の項目「予約車両ID」に対応する情報は、返却される対象の車両1を識別する予約車両IDである。
図11の項目「予約ステーションID」に対応する情報は、車両1を返却する対象のステーションとして予約されているステーションを識別する予約ステーションIDである。
図11の項目「予約時間情報」に対応する情報は、予約されている日時を示す予約時間情報である。
そして、図11の最上段の情報は、例えば、「IDu0001」が識別するユーザが、「IDb0001」が識別する車両1を返却する対象のステーションとして、「IDs0001」が識別する図5のステーション91を、3月18日10時00分から3月18日10時15分までの15分間予約していることが示されている。
図1の制御部43は、サーバ装置4を制御する制御手段であり、機能概念的には例えば、制御処理部431を備える。制御処理部431は、レンタル車両を利用しているユーザが利用するユーザ端末に対して、レンタル車両を制御する制御内容を示す制御入力情報が入力された場合に、制御入力情報が示す制御内容の制御をレンタル車両で行うための制御処理を行う制御処理手段である。なお、制御部43の各部によって行われる処理については後述する。
続いて、本実施の形態に係る管理システム100によって実行される車両側情報格納処理、利用予約処理、利用開始処理、車両制御処理、返却予約処理、及び返却処理について説明する。
まず、車両側情報格納処理について説明する。「車両側情報格納処理」とは、車両1に関する情報をサーバ装置4に格納するための処理であり、例えば、図7の現在位置情報、電源状態情報、及び充電状態情報を格納するための処理である。
まず、第1ステップにおいて、車載装置2の制御部24は、車両1の現在位置、車両1の電源がオンであるかるオフであるか、及び車両1のバッテリ11が充電されているか否かを特定する。
具体的には、車載装置2は、現在位置検出部22(図3)が検出した現在位置を、車載装置2が搭載されている車両1の現在位置として特定する。
また、車載装置2は、電源がオンであるかオフであるかを特定するための電源状態特定手段(例えば、所定の電気回路等)の特定結果に基づいて、車両1の電源がオンであるかオフであるかを特定する。
また、車載装置2は、車両1のバッテリ11が充電されているか否かを特定する。なお、この特定手法は任意であるが、例えば、以下の手法を用いてもよい。
次に、第2ステップにおいて、車載装置2の制御部24は、第1ステップでの各特定結果を示す情報を、サーバ装置4に送信する。具体的には、車載装置2は、自己の記録部23(図3)の車載装置IDを取得し、取得した車載装置IDと、第1ステップでの各特定結果を示す情報とを相互に関連付けて、サーバ装置4に送信する。
次に、第3ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、車載装置2から送信された情報を受信する。
次に、第4ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、第3ステップで受信した各情報に基づいて、図7の現在位置情報、電源状態情報、及び充電状態情報を格納する。具体的には、第3ステップで受信した情報から車載装置IDを取得し、取得した車載装置IDと同じ情報が図7の車載装置IDとして格納されている車両情報の、現在位置情報、電源状態情報、及び充電状態情報として、第3ステップで受信した情報の内の、第1ステップでの対応する各特定結果を示す情報を格納する。
次に、利用予約処理について説明する。「利用予約処理」とは、車両1の利用のために当該車両1を予約するための処理であり、例えば、図10の利用予約情報の各情報、及び図7のステータス情報を格納するための処理である。
まず、第1ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、予約の対象となる車両1に関する情報等を取得する。
次に、第2ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、第1ステップで取得した各情報を送信する。具体的には、端末装置3は、第1ステップで取得した各情報を相互に関連付けて、サーバ装置4に送信する。
次に、第3ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、端末装置3から送信された情報を受信する。
次に、第4ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、第3ステップで受信した各情報に基づいて、図10の利用予約情報の各情報及び図7のステータス情報を格納する。
次に、利用開始処理について説明する。「利用開始処理」とは、車両1の利用を開始のための処理であり、具体的には、利用予約処理を実行した後に実行される処理であり、例えば、図9の利用情報の一部の情報、及び図7のステータス情報を格納するための処理である。
まず、第1ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、利用を開始する車両1に関する情報等を取得する。
次に、第2ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、車両ID等を送信する。具体的には、端末装置3は、第1ステップで取得した各情報を相互に関連付けて、サーバ装置4に送信する。
次に、第3ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、端末装置3から送信された情報を受信する。
次に、第3ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、端末装置3から送信された情報を受信する。
次に、第4ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、第3ステップで受信した各情報に基づいて、図9の利用情報の一部の情報及び図7のステータス情報を格納する。
次に、車両制御処理について説明する。図12は、車両制御処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「車両制御処理」とは、概略的には、車両1を制御するための処理であり、例えば、車両1の電源をオン又はオフする処理である。
図12のSA1において端末装置3の制御部35は、端末側制御信号をサーバ装置4に送信する。
一方、図12のSA2においてサーバ装置4の制御処理部431は、端末装置3からの端末側制御信号を受信する。ここでは、例えば、オン制御入力情報及び「ユーザID」=「IDu0001」を含む端末側制御信号を受信する。
図12のSA3においてサーバ装置4の制御処理部431は、制御対象(制御される対象)となる車両1に搭載されている車載装置2を特定する。
図12のSA4においてサーバ装置4の制御処理部431は、SA3で特定した車載装置2に対して、サーバ側制御信号を送信する。
一方、図12のSA5において車載装置2の制御部24は、サーバ装置4からのサーバ側制御信号を受信する。ここでは、例えば、オン制御入力情報及び「車載装置ID」=「IDm0001」を含むサーバ側制御信号を受信する。
図12のSA6において車載装置2の制御部24は、車両1の制御を行うか否かを判定する。具体的には、SA5で受信したサーバ側制御信号に含まれている車載装置IDを取得し、取得した車載装置IDと自己の記録部23に格納されている車載装置IDとを比較し、比較結果に基づいて判定する。
図12のSA7において車載装置2の制御部24は、自己が搭載されている車両1を制御する。具体的には、SA5で受信したサーバ側制御信号に含まれている制御入力情報を取得し、取得した制御入力情報が示す制御内容を、自己が搭載されている車両1に対して行う。詳細には、制御入力情報が示す制御内容の制御を行うための命令を、車両1側に送り、車両1の制御部15が、当該車載装置2から送られた命令に基づいて、制御入力情報が示す制御内容の制御を行う。
電源をオフする場合の処理例は、電源をオンする場合の処理例と同様であるので、概要のみ説明する。
次に、返却予約処理について説明する。「返却予約処理」とは、利用している車両1を返却する対象のステーションを予約するための処理であり、例えば、図11の返却予約情報の各情報を格納するための処理である。
まず、第1ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、予約の対象となるステーションに関する情報等を取得する。
次に、第2ステップにおいて、端末装置3の制御部35は、第1ステップで取得した各情報を相互に関連付けて、サーバ装置4に送信する。
次に、第3ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、端末装置3から送信された情報を受信する。
次に、第4ステップにおいて、サーバ装置4の制御部43は、第3ステップで受信した各情報に基づいて、図11の返却予約情報の各情報を格納する。
次に、返却処理について説明する。図13は、返却処理のフローチャートである。「返却処理」とは、概略的には、車両1をステーションに返却するための処理であり、例えば、図9の利用情報の一部の情報、及び図7のステータス情報を格納するための処理である。
図13のSB1において端末装置3の制御部35は、端末装置3のユーザが利用している車両1の最寄りのステーションにおいて、空いている充電ケーブル(つまり、車両に接続されていない充電ケーブル)が存在するか否かを判定する。
図13のSB2において端末装置3の制御部35は、通常返却画面表示処理を行う。図14は、通常返却画面表示処理のフローチャートである。「通常返却画面表示処理」とは、通常返却画面を表示するための処理である。
図15は、通常返却画面の表示例である。「通常返却画面」とは、車両1のバッテリ11を充電している状態(つまり、車両1に充電ケーブルを接続した状態)で当該車両1を返却させるための画面であり、具体的には、端末装置3のディスプレイ33に表示される画面であり、図15に示すように例えば、画像表示欄51、第1情報表示欄521、第2情報表示欄522、第3情報表示欄523、及び返却ボタン53を備える。
図14のSC1において端末装置3の取得部351は、管理情報を取得する。
図14のSC2において端末装置3の管理部352は、SC1で取得した管理情報に基づいて、車両1の返却を許可するか否かを判定する。
まず、第1処理において管理部352は、図8のステーション情報を参照し、SC1で取得した現在位置情報が示す位置と同じ位置を示す設置位置情報が格納されているステーション情報(つまり、ユーザが利用している車両1の現在位置に対応する位置に設置されているステーションを示す情報)が存在するか否かを判定する。そして、存在するものと判定した場合、車両1の現在位置がステーションの設置位置と一致しているものと判定し(第1処理の判定結果が「YES」)、一方、存在しないものと判定した場合、車両1の現在位置がステーションの設置位置と一致していないものと判定する(第1処理の判定結果が「NO」)。
次に、第2処理において管理部352は、SC1で取得した電源状態情報が「OFF」である場合、車両1の電源がオフであるものと判定し(第2処理の判定結果が「YES」)、一方、SC1で取得した電源状態情報が「ON」である場合、車両1の電源がオフでないものと判定する(第2処理の判定結果が「NO」)。
次に、第3処理において管理部352は、SC1で取得した充電状態情報が「充電中」である場合、車両1に充電ケーブルが接続されているものと判定し(第3処理の判定結果が「YES」)、一方、SC1で取得した充電状態情報が「非充電」である場合、車両1に充電ケーブルが接続されていないものと判定する(第3処理の判定結果が「NO」)。
次に、第4処理において管理部352は、第1処理の判定~第3処理の判定の何れかにおいて判定結果が「NO」である場合、上述の第1判定基準~第3判定基準の何れかを満たさないことになるので、車両1の返却を許可しないものと判定し(SC2のNO)、SC4に移行する。一方、第1処理の判定~第3処理の判定結果が全てにおいて「YES」である場合、上述の第1判定基準~第3判定基準を含む判定基準を満たすことになるので、車両1の返却を許可するものと判定し(SC2のYES)、SC3に移行する。
図14のSC3において端末装置3の管理部352は、返却ボタン53が有効化された状態の通常返却画面を表示する。
一方、図14のSC2において車両1の返却を許可しないものと判定した(SC2のNO)後のSC4において、端末装置3の管理部352は、返却ボタン53が無効化された状態の通常返却画面を表示し、SC2に移行する。図16~図17は、通常返却画面の表示例であり、図18は、案内情報に関する説明図である。
案内情報については、管理部352は、SC2の「第1処理の判定」~「第3処理の判定」の判定結果に基づいて、図18の「案内情報」の欄に示すように、判定結果が「NO」の判定基準に関して、判定結果を「YES」にするために行うことが必要なユーザ側の行動を示す案内情報を強調表示する。
ステータス情報520については、管理部352は、SC2の「第1処理の判定」~「第3処理の判定」の判定結果に基づいて、判定結果が「YES」の判定基準に関する案内情報が表示される欄のステータス情報520としては、判定基準を満たしていることを示す画像情報を表示し、判定結果が「NO」の判定基準に関する案内情報が表示される欄のステータス情報520としては、判定基準を満たしていないことを示す画像情報を表示する。
図14の通常返却画面表示処理をリターンした後の、図13のSB3において端末装置3の管理部352は、返却関連情報をサーバ装置4に送信し、処理を終了する。「返却関連情報」とは、車両1を返却し当該車両1の利用を終了したことを示す情報である。
一方、図13のSB1において空いている充電ケーブルが存在しないものと判定した後のSB4において、端末装置3の制御部35は、無充電返却画面表示処理を行う。図19は、無充電返却画面表示処理のフローチャートである。「無充電返却画面表示処理」とは、通常返却画面を表示するための処理である。
図20は、無充電返却画面の表示例である。「無充電返却画面」とは、車両1のバッテリ11を充電していない状態(つまり、車両1に充電ケーブルを接続していない状態)で当該車両1を返却させるための画面であり、具体的には、端末装置3のディスプレイ33に表示される画面であり、図20に示すように例えば、画像表示欄61、第1情報表示欄621、第2情報表示欄622、第3情報表示欄623、及び返却ボタン63を備える。
図19のSD1において端末装置3の取得部351は、管理情報を取得する、具体的には、図14のSC1と同様な処理を行い、ユーザが利用している車両1に関して、図7の現在位置情報、電源状態情報、及び充電状態情報を、管理情報として取得する。
図19のSD2において端末装置3の管理部352は、SD1で取得した管理情報に基づいて、車両1の返却を許可するか否かを判定する。
まず、第1処理及び第2処理において管理部352は、図14のSC2の第1処理及び第2処理と同様な処理を行う。
次に、第3処理において管理部352は、SD1で取得した充電状態情報が「非充電」である場合、車両1に充電ケーブルが接続されていないものと判定し(第3処理の判定結果が「YES」)、一方、SD1で取得した充電状態情報が「充電中」である場合、車両1に充電ケーブルが接続されていないわけではない(つまり、車両1に充電ケーブルが接続されている)ものと判定する(第3処理の判定結果が「NO」)。
次に、第4処理において管理部352は、第1処理の判定~第3処理の判定の何れかにおいて判定結果が「NO」である場合、上述の第1判定基準~第3判定基準の何れかを満たさないことになるので、車両1の返却を許可しないものと判定し(SD2のNO)、SD4に移行する。一方、第1処理の判定~第3処理の判定結果が全てにおいて「YES」である場合、上述の第1判定基準~第3判定基準を含む判定基準を満たすことになるので、車両1の返却を許可するものと判定し(SD2のYES)、SD3に移行する。
図19のSD3において端末装置3の管理部352は、返却ボタン63が有効化された状態の無充電返却画面を表示する。
一方、図19のSD2において車両1の返却を許可しないものと判定した(SD2のNO)後のSD4において、端末装置3の管理部352は、返却ボタン63が無効化された状態の無充電返却画面を表示し、SD2に移行する。図21は、無充電返却画面の表示例であり、図22は、案内情報に関する説明図である。
案内情報については、図14のSC4の処理と同様であり、管理部352は、SD2の「第1処理の判定」~「第3処理の判定」の判定結果に基づいて、図22の「案内情報」の欄に示すように、判定結果が「NO」の判定基準に関して、判定結果を「YES」にするために行うことが必要なユーザ側の行動を示す案内情報を強調表示する。
ステータス情報620については、図14のSC4の処理と同様であることとし、説明を省略する。
図19の無充電返却画面表示処理をリターンした後の、図13のSB5において端末装置3の管理部352は、返却関連情報をサーバ装置4に送信し、処理を終了する。具体的には、SB3と同様な処理を行うことにより、図9の利用情報の一部の情報、及び図7のステータス情報を格納する。これにて、返却処理の説明を終了する。
図14のSC3及びSC4の処理、及び図19のSD3及びSD4の処理が「返却関連管理処理」に対応するものと解釈してもよい。
本実施の形態によれば、返却関連管理処理を行うことにより、例えば、車両1の返却を管理することが可能となる。また、接続関連情報に基づいて返却関連管理処理を行うことにより、例えば、充電している状態で車両1を返却させることができるので、車両1の管理者側での充電作業の手間を省くことができ、車両1を効率的に管理することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
また、上記実施の形態では、図14のSC2において、第1の判定基準~第3の判定基準の3個の判定基準に基づいて、車両1を返却するか否かを判定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、これらの3個の判定基準の内の、いずれか1個のみの判定基準、あるいは、2個のみの判定基準を用いて判定するように構成してもよい。又は、例えば、第1の判定基準~第3の判定基準以外の任意の個数の判定基準を追加し、この追加した判定基準に基づいて判定するように構成してもよい。なお、図19のSD2についても、同様に構成してもよい。
また、上記実施の形態では、案内情報(例えば、図15の「ステーションに移動してください」等のメッセージ)について、強調表示することが「レンタル車両の返却を許可するために行うことが必要なユーザ側の行動を示す情報を、ユーザ端末を介して出力する」ことに対応するものと解釈してもよい。
また、上記実施の形態では、案内情報について、強調表示したり、強調表示しなかったりする場合について説明したが、他の表示態様を採用してもよい。例えば、表示の有無の表示態様を採用してもよい。具体的には、強調表示しない代わりに非表示にし、強調表示する代わりに表示するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、案内情報(例えば、図15の「ステーションに移動してください」等のメッセージ)について、端末装置3のディスプレイ33に表示して出力する場合について説明したが、これに限らない。例えば、端末装置3のスピーカを介して音声出力するように構成してもよい。
また、上記実施の形態の通常返却画面(図15等)及び無充電返却画面(図20等)について、タッチパッド32を介して行われるユーザによる所定操作に基づいて、ユーザの意図した画面に切り替えて表示するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、端末装置3がサーバ装置4を介して車両1を制御する場合について説明したが、これに限らない。例えば、サーバ装置4を介さずに制御するように構成してもよい。具体的には、端末装置3が車載装置2に対して直接端末側制御信号を送信し、車載装置2が、当該端末側制御信号に基づいて、車両1を制御するように構成してもよい。
また、上記実施の形態で説明したサーバ装置4の各DBは例示であり、本実施の形態で説明した各機能を実現できる限りにおいて、他の任意のDBを採用してもよい。また、このサーバ装置4の各DBの全部又は一部と同じDBを端末装置3に設けてもよい。
また、上記実施の形態において、端末装置3が、サーバ装置4の図7の現在位置情報、電源状態情報、及び充電状態情報を取得し、取得した情報を任意の形式でディスプレイ33に表示するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、図14のSC2において、車両1の現在位置がステーションの設置位置と一致していることを「第1判定基準」として処理する場合について説明したが、これに限らない。例えば、車両1をレンタルして利用しているユーザが利用する端末装置3の現在位置がステーションの設置位置と一致していることを「第1判定基準」として処理するように構成してもよい。
また、上記実施の形態で説明した特徴の少なくとも一部と、変形例で説明した特徴の少なくとも一部とを任意に組み合わせてもよい。
付記1の管理システムは、ユーザに貸し出して利用させるレンタル車両であって、充電された電力を利用して走行する電動の前記レンタル車両を管理するための管理システムであって、前記レンタル車両を管理するための管理情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記管理情報に基づいて、所定の返却場所への前記レンタル車両の返却を管理するための返却関連管理処理を行う管理手段と、を備え、前記所定の返却場所には、前記レンタル車両を充電する場合に当該レンタル車両に接続される充電ケーブルが設けられており、前記取得手段は、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを示す接続関連情報を、前記管理情報として取得し、前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行う。
付記1に記載の管理システム、及び付記7に記載の管理プログラムによれば、返却関連管理処理を行うことにより、例えば、レンタル車両の返却を管理することが可能となる。また、接続関連情報に基づいて返却関連管理処理を行うことにより、例えば、充電している状態でレンタル車両を返却させることができるので、レンタル車両の管理者側での充電作業の手間を省くことができ、レンタル車両を効率的に管理することが可能となる。
2 車載装置
3 端末装置
4 サーバ装置
11 バッテリ
12 モータ
13 通信部
14 記録部
15 制御部
21 通信部
22 現在位置検出部
23 記録部
24 制御部
31 通信部
32 タッチパッド
33 ディスプレイ
34 記録部
35 制御部
41 通信部
42 記録部
43 制御部
51 画像表示欄
53 返却ボタン
61 画像表示欄
63 返却ボタン
91 ステーション
100 管理システム
351 取得部
352 管理部
421 ユーザ情報DB
422 車両情報DB
423 ステーション情報DB
424 利用情報DB
425 利用予約情報DB
426 返却予約情報DB
431 制御処理部
520 ステータス情報
521 第1情報表示欄
522 第2情報表示欄
523 第3情報表示欄
620 ステータス情報
621 第1情報表示欄
622 第2情報表示欄
623 第3情報表示欄
Claims (8)
- ユーザに貸し出して利用させるレンタル車両であって、充電された電力を利用して走行する電動の前記レンタル車両を管理するための管理システムであって、
前記レンタル車両を管理するための管理情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記管理情報に基づいて、所定の返却場所への前記レンタル車両の返却を管理するための返却関連管理処理を行う管理手段と、を備え、
前記所定の返却場所には、前記レンタル車両を充電する場合に当該レンタル車両に接続される充電ケーブルが設けられており、
前記取得手段は、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを示す接続関連情報を、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、
前記管理手段は、
前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定し、
前記レンタル車両の返却を許可するものと判定した場合に、前記レンタル車両を利用しているユーザが利用するユーザ端末から前記レンタル車両の管理者側へ、前記レンタル車両を返却したことを示す情報の送信を可能とする第1処理を、前記返却関連管理処理として行い、
前記レンタル車両の返却を許可しないものと判定した場合に、前記ユーザ端末から前記レンタル車両の管理者側へ、前記レンタル車両を返却したことを示す情報の送信を不可能とする第2処理を、前記返却関連管理処理として行い、
前記管理手段は、
少なくとも、前記所定の返却場所において空いている前記充電ケーブルが存在しない場合に、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定する、
管理システム。 - 前記所定の返却場所において、空いている前記充電ケーブルが存在するか否かを判定する制御手段、を備え、
前記管理手段は、
空いている前記充電ケーブルが存在しないものと前記制御手段が判定した場合において、前記取得手段が取得した前記接続関連情報が、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されていないことを示す場合、前記レンタル車両の返却を許可するものと判定し、
空いている前記充電ケーブルが存在しないものと前記制御手段が判定した場合において、前記取得手段が取得した前記接続関連情報が、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されていることを示す場合、前記レンタル車両の返却を許可しないものと判定し、
空いている前記充電ケーブルが存在するものと前記制御手段が判定した場合において、前記取得手段が取得した前記接続関連情報が、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されていることを示す場合、前記レンタル車両の返却を許可するものと判定し、
空いている前記充電ケーブルが存在するものと前記制御手段が判定した場合において、前記取得手段が取得した前記接続関連情報が、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されていないことを示す場合、前記レンタル車両の返却を許可しないものと判定する、
請求項1に記載の管理システム。 - 前記取得手段は、前記レンタル車両の電源がオンであるかオフであるかを示す電源関連情報を、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報及び前記電源関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行う、
請求項1に記載の管理システム。 - 前記取得手段は、前記レンタル車両の現在位置又は前記レンタル車両を利用しているユーザが利用するユーザ端末の現在位置を示す現在位置情報を、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報及び前記現在位置情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行う、
請求項1に記載の管理システム。 - 前記取得手段は、前記レンタル車両の電源がオンであるかオフであるかを示す電源関連情報、及び前記レンタル車両の現在位置を示す現在位置情報を、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報、前記電源関連情報、及び前記現在位置情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行う、
請求項1に記載の管理システム。 - 前記管理手段は、前記第2処理を前記返却関連管理処理として行う場合、前記レンタル車両の返却を許可するために行うことが必要なユーザ側の行動を示す情報を、前記ユーザ端末を介して出力する、
請求項1に記載の管理システム。 - ユーザに貸し出して利用させるレンタル車両であって、充電された電力を利用して走行する電動の前記レンタル車両を管理するための管理プログラムであって、
コンピュータを、
前記レンタル車両を管理するための管理情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記管理情報に基づいて、所定の返却場所への前記レンタル車両の返却を管理するための返却関連管理処理を行う管理手段と、として機能させ、
前記所定の返却場所には、前記レンタル車両を充電する場合に当該レンタル車両に接続される充電ケーブルが設けられており、
前記取得手段は、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを示す接続関連情報を、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、
前記管理手段は、
前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定し、
前記レンタル車両の返却を許可するものと判定した場合に、前記レンタル車両を利用しているユーザが利用するユーザ端末から前記レンタル車両の管理者側へ、前記レンタル車両を返却したことを示す情報の送信を可能とする第1処理を、前記返却関連管理処理として行い、
前記レンタル車両の返却を許可しないものと判定した場合に、前記ユーザ端末から前記レンタル車両の管理者側へ、前記レンタル車両を返却したことを示す情報の送信を不可能とする第2処理を、前記返却関連管理処理として行い、
前記管理手段は、
少なくとも、前記所定の返却場所において空いている前記充電ケーブルが存在しない場合に、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定する、
管理プログラム。 - ユーザに貸し出して利用させるレンタル車両であって、充電された電力を利用して走行する電動の前記レンタル車両を管理するための管理プログラムであって、
コンピュータを、
前記レンタル車両を管理するための管理情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記管理情報に基づいて、所定の返却場所への前記レンタル車両の返却を管理するための返却関連管理処理を行う管理手段と、として機能させ、
前記所定の返却場所には、前記レンタル車両を充電する場合に当該レンタル車両に接続される充電ケーブルが設けられており、
前記取得手段は、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを示す接続関連情報と、前記レンタル車両の電源がオンであるかオフであるかを示す電源関連情報とを、前記管理情報として取得し、
前記管理手段は、前記取得手段が取得した前記接続関連情報及び前記電源関連情報に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、
前記管理手段は、
前記取得手段が取得した前記接続関連情報に基づいて、前記レンタル車両に前記充電ケーブルが接続されているか否かを判定する接続関連判定と、
前記取得手段が取得した前記電源関連情報に基づいて、前記レンタル車両の電源がオフであるか否かを判定する電源関連判定と、
前記接続関連判定の判定結果と、前記電源関連判定の判定結果とに基づいて、前記レンタル車両の返却を許可するか否かを判定する許可関連判定と、を更に行い、
前記管理手段は、
前記許可関連判定の判定結果に基づいて、前記返却関連管理処理を行い、
前記管理手段は、
前記接続関連判定の判定結果に基づいて、前記接続関連判定の判定基準を満たしているか否かを示す第1情報を表示し、
前記電源関連判定の判定結果に基づいて、前記電源関連判定の判定基準を満たしているか否かを示す第2情報を表示する、
管理プログラム。
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