JP2008174000A - 駐車支援装置、駐車支援装置部品、駐車支援方法及び駐車支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両を精度よく理想駐車位置に駐車させることができる駐車支援装置を提供する。
【解決手段】理想駐車位置から駐車開始基準位置まで予め車両を走行させ、駐車開始基準位置で駐車スペースに設置されたマークMを車両搭載のカメラ1で撮影し、画像処理手段5によりマークMに対する駐車開始基準位置の相対位置関係を特定し、経路特定手段7により理想駐車位置から駐車開始基準位置までの走行経路を特定し、制御手段6が理想駐車軌跡を算出して記憶手段8に記憶する。駐車開始時には、マークMをカメラ1で撮影し、画像処理手段5によりマークMに対する現在の車両の相対位置関係を特定し、制御手段6が記憶手段8に記憶されている理想駐車軌跡と現在の車両位置とのズレを算出すると共に理想駐車軌跡に接する誘導軌跡を算出し、案内装置9が算出された誘導軌跡と理想駐車軌跡に沿って車両を走行させるための運転操作の案内情報を運転者に出力する。
【選択図】図1
【解決手段】理想駐車位置から駐車開始基準位置まで予め車両を走行させ、駐車開始基準位置で駐車スペースに設置されたマークMを車両搭載のカメラ1で撮影し、画像処理手段5によりマークMに対する駐車開始基準位置の相対位置関係を特定し、経路特定手段7により理想駐車位置から駐車開始基準位置までの走行経路を特定し、制御手段6が理想駐車軌跡を算出して記憶手段8に記憶する。駐車開始時には、マークMをカメラ1で撮影し、画像処理手段5によりマークMに対する現在の車両の相対位置関係を特定し、制御手段6が記憶手段8に記憶されている理想駐車軌跡と現在の車両位置とのズレを算出すると共に理想駐車軌跡に接する誘導軌跡を算出し、案内装置9が算出された誘導軌跡と理想駐車軌跡に沿って車両を走行させるための運転操作の案内情報を運転者に出力する。
【選択図】図1
Description
この発明は、駐車支援装置に係り、特に車両と駐車位置との相対位置関係を認識して駐車支援を行う駐車支援装置に関する。
また、この発明は、カメラに接続することでこのような駐車支援装置を実現する駐車支援装置部品、このような駐車支援を行う駐車支援方法及びコンピュータに実行させる駐車支援プログラムにも関している。
また、この発明は、カメラに接続することでこのような駐車支援装置を実現する駐車支援装置部品、このような駐車支援を行う駐車支援方法及びコンピュータに実行させる駐車支援プログラムにも関している。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、車両後方をCCDカメラで撮像し、得られた画像から後方の駐車区域を認識し、車両の現在停止位置から駐車区域までの目標駐車経路を算出し、この目標駐車経路に沿った一定の操舵角を運転者に指示する駐車補助装置が開発されている。運転者が操舵角を指示された値に一定に保持した状態で車両を後退させ、操舵角を変更すべき地点で車両が一旦停止すると、そこから駐車区域までの目標駐車経路が新たに算出され、この新たな目標駐車経路に沿った一定の操舵角が再び運転者に指示される。運転者は操舵角を新たに指示された値に一定に保持した状態で車両を後退さることにより、目標となる駐車区域へ車両を進入させることができる。
しかしながら、特許文献1の装置では、CCDカメラで撮像された画像から駐車区域を認識して目標駐車経路を算出するため、個々の駐車区域に傾斜や段差等がある場合や、駐車区域の入口や駐車区域前のスペースが狭い場合、駐車区域内の偏った位置に駐車したい場合等には、理想とする駐車位置への駐車を行うことが難しいという問題があった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、車両を精度よく理想駐車位置に駐車させることができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、カメラに接続することでこのような駐車支援装置を実現する駐車支援装置部品、このような駐車支援を行う駐車支援方法及びコンピュータに実行させる駐車支援プログラムを提供することも目的としている。
また、この発明は、カメラに接続することでこのような駐車支援装置を実現する駐車支援装置部品、このような駐車支援を行う駐車支援方法及びコンピュータに実行させる駐車支援プログラムを提供することも目的としている。
この発明に係る駐車支援装置は、車両に搭載され、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を撮影するためのカメラと、カメラにより撮影された固定目標の画像に基づいて固定目標に対する車両の相対位置関係を特定する画像処理手段と、車両の走行経路を特定する経路特定手段と、車両が理想駐車位置にあることを入力するための理想駐車位置入力手段と、車両が駐車開始基準位置にあることを入力するための駐車開始基準位置入力手段と、記憶手段と、駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させたときの画像処理手段及び経路特定手段により特定された駐車開始基準位置と理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を記憶する記憶手段に記憶させる制御手段とを備えており、制御手段が、駐車開始時に画像処理手段により特定された固定目標に対する現在の車両の相対位置関係と記憶手段に記憶されている理想駐車軌跡とのズレを算出し、算出されたズレに基づいて車両を理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出するものである。
なお、画像処理手段は、カメラにより撮影された固定目標の画像に基づいて固定目標の特徴点を抽出すると共に固定目標の画像上における特徴点の2次元座標を認識する認識手段と、認識手段により認識された2組以上の2次元座標に基づいて固定目標を基準とした3次元座標、チルト角、パン角及びスイング角のうち少なくともいずれかのパラメータからなるカメラの位置パラメータを算出する位置パラメータ算出手段と、位置パラメータ算出手段で算出されたカメラの位置パラメータに基づいて車両と固定目標との相対位置関係を特定する相対位置特定手段とを含むように構成することができる。
また、経路特定手段は、車両の操舵角、ヨーレート及び移動距離に係る検知信号を得るセンサにより得られた検知信号に基づいて車両の走行経路を特定することができる。あるいは、経路特定手段は、カメラより撮影された固定目標の画像に基づいて車両の走行経路を特定してもよい。
また、経路特定手段は、車両の操舵角、ヨーレート及び移動距離に係る検知信号を得るセンサにより得られた検知信号に基づいて車両の走行経路を特定することができる。あるいは、経路特定手段は、カメラより撮影された固定目標の画像に基づいて車両の走行経路を特定してもよい。
制御手段が、予め車両を走行させたときの駐車開始基準位置と理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を記憶手段に記憶させ、駐車開始時に算出された理想駐車軌跡とのズレに基づいて車両を理想駐車軌跡へ誘導するための誘導軌跡を算出するように構成してもよい。
制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するための運転操作の案内情報を車両の運転者に出力する案内装置、または、制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために車両を自動的に操舵する自動操舵装置、または、制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために車両を自動的に走行させる自動走行装置をさらに備えることが好ましい。
制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するための運転操作の案内情報を車両の運転者に出力する案内装置、または、制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために車両を自動的に操舵する自動操舵装置、または、制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために車両を自動的に走行させる自動走行装置をさらに備えることが好ましい。
この発明に係る駐車支援装置部品は、車両に搭載され、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を撮影するためのカメラに接続される入力部と、入力部を介して入力されたカメラによる固定目標の画像に基づいて固定目標に対する車両の相対位置関係を特定する画像処理手段と、車両の走行経路を特定する経路特定手段と、記憶手段と、駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させたときの画像処理手段及び経路特定手段により特定された駐車開始基準位置と理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を記憶する記憶手段に記憶させる制御手段とを備えており、制御手段が、駐車開始時に画像処理手段により特定された固定目標に対する現在の車両の相対位置関係と記憶手段に記憶されている理想駐車軌跡とのズレを算出し、算出されたズレに基づいて車両を理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出するものである。
この発明に係る駐車支援方法は、駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させ、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を車両に搭載されたカメラで撮影することにより駐車開始基準位置と理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を特定して記憶し、駐車開始時に固定目標をカメラで撮影し、撮影された固定目標の画像に基づいて固定目標に対する現在の車両の相対位置関係を特定し、記憶されている理想駐車軌跡と現在の車両の相対位置関係とのズレを算出し、算出されたズレに基づいて車両を理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出する方法である。
この発明に係る駐車支援プログラムは、駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させるステップと、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を車両に搭載されたカメラで撮影することにより駐車開始基準位置と理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を特定して記憶するステップと、駐車開始時に固定目標を前記カメラで撮影するステップと、撮影された固定目標の画像に基づいて固定目標に対する現在の車両の相対位置関係を特定するステップと、記憶されている理想駐車軌跡と現在の車両の相対位置関係とのズレを算出するステップと、算出されたズレに基づいて車両を理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出するステップとを実行させるものである。
この発明によれば、車両を精度よく理想駐車位置に駐車させることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
この発明の実施の形態1に係る駐車支援装置の構成を図1に示す。駐車スペースの床面等に設置されたマークM(固定目標)を撮影するためのカメラ1が車両に搭載されており、カメラ1は駐車支援装置部品Pの入力部Kに接続されている。入力部Kには、カメラ1によりマークMを撮影した画像からマークMの特徴点を抽出して画像上における特徴点の2次元座標を認識する認識手段2が接続されている。この認識手段2に、マークMを基準としたカメラ1の位置パラメータを算出する位置パラメータ算出手段3が接続され、位置パラメータ算出手段3には、車両とマークMとの相対位置関係を特定する相対位置特定手段4が接続されている。これら認識手段2と位置パラメータ算出手段3と相対位置特定手段4とによりこの発明の画像処理手段5が構成されている。
実施の形態1
この発明の実施の形態1に係る駐車支援装置の構成を図1に示す。駐車スペースの床面等に設置されたマークM(固定目標)を撮影するためのカメラ1が車両に搭載されており、カメラ1は駐車支援装置部品Pの入力部Kに接続されている。入力部Kには、カメラ1によりマークMを撮影した画像からマークMの特徴点を抽出して画像上における特徴点の2次元座標を認識する認識手段2が接続されている。この認識手段2に、マークMを基準としたカメラ1の位置パラメータを算出する位置パラメータ算出手段3が接続され、位置パラメータ算出手段3には、車両とマークMとの相対位置関係を特定する相対位置特定手段4が接続されている。これら認識手段2と位置パラメータ算出手段3と相対位置特定手段4とによりこの発明の画像処理手段5が構成されている。
さらに、相対位置特定手段4に、制御手段6が接続され、制御手段6に経路特定手段7と記憶手段8が接続され、これら入力部K、画像処理手段5、制御手段6、経路特定手段7及び記憶手段8によって駐車支援装置部品Pが構成されている。そして、制御手段6に、運転操作の案内情報を車両の運転者に出力する案内装置9が接続されている。
また、車両の運転席に配設された駐車モードスイッチ10、駐車開始基準位置入力手段11及び理想駐車位置入力手段12が制御手段6に接続されると共に、経路特定手段7に操舵角センサ13、ヨーレートセンサ14及び車速センサ15がそれぞれ接続されている。
また、車両の運転席に配設された駐車モードスイッチ10、駐車開始基準位置入力手段11及び理想駐車位置入力手段12が制御手段6に接続されると共に、経路特定手段7に操舵角センサ13、ヨーレートセンサ14及び車速センサ15がそれぞれ接続されている。
図2に示されるように、カメラ1は、車両16に対して所定の位置関係を有する所定の場所、例えば車両16のドアミラー17に内蔵されており、車両16が駐車スペースSの近傍の地点Eに位置するときに、駐車スペースSの床面に設置されたマークMを視野内に含むように設置されている。車両16に対するカメラ1の所定の位置関係は予め把握されているものとする。
また、マークMは、駐車スペースSに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設されており、駐車スペースSに対するマークMの所定の位置関係は予め把握されているものとする。このマークMとしては、例えば図3に示されるように、4つの直角2等辺三角形を互いに当接させた正方形状の外形を有する図形を用いることができる。互いに隣接する直角2等辺三角形が異なる色で塗り分けられており、このマークMは、複数の辺の交点からなる5つの特徴点C1〜C5を有している。
また、マークMは、駐車スペースSに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設されており、駐車スペースSに対するマークMの所定の位置関係は予め把握されているものとする。このマークMとしては、例えば図3に示されるように、4つの直角2等辺三角形を互いに当接させた正方形状の外形を有する図形を用いることができる。互いに隣接する直角2等辺三角形が異なる色で塗り分けられており、このマークMは、複数の辺の交点からなる5つの特徴点C1〜C5を有している。
この駐車支援装置は、車両を走行させて理想的な駐車軌跡を記憶させる学習モードと実際に駐車を行う駐車モードの2つの運転モードを有している。
まず、図4のフローチャートを参照して学習モードについて説明する。
ステップS1として、図5に示されるように、車両16を理想駐車位置Aに手動で駐車させる。この理想駐車位置Aは、駐車スペースS内の偏った位置等、駐車スペースSや運転者にとって好都合の位置に決めればよい。そして、ステップS2で、運転者が運転席に配設された理想駐車位置入力手段12を操作することにより、車両16が理想駐車位置Aにあることを入力する。
次に、ステップS3で、車両16の走行を開始し、通常の駐車動作とは逆に車両16を駐車スペースSの前の通路へと出す。例えば、図5において、理想駐車位置Aから旋回前進して位置Bで一旦停止し、ハンドルを切り返して旋回後退し、カメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Cで車両16を停止させる。この位置Cを駐車開始基準位置とする。
まず、図4のフローチャートを参照して学習モードについて説明する。
ステップS1として、図5に示されるように、車両16を理想駐車位置Aに手動で駐車させる。この理想駐車位置Aは、駐車スペースS内の偏った位置等、駐車スペースSや運転者にとって好都合の位置に決めればよい。そして、ステップS2で、運転者が運転席に配設された理想駐車位置入力手段12を操作することにより、車両16が理想駐車位置Aにあることを入力する。
次に、ステップS3で、車両16の走行を開始し、通常の駐車動作とは逆に車両16を駐車スペースSの前の通路へと出す。例えば、図5において、理想駐車位置Aから旋回前進して位置Bで一旦停止し、ハンドルを切り返して旋回後退し、カメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Cで車両16を停止させる。この位置Cを駐車開始基準位置とする。
ステップS3で走行を開始した後、ステップS4で車両16が駐車開始基準位置Cに達したと判定されるまで、ステップS5における操舵角センサ13からの操舵角信号の取り込み、ステップS6におけるヨーレートセンサ14からのヨーレート信号の取り込み、ステップS7における車速センサ15からの車速パルス信号の取り込みが繰り返し行われる。
そして、ステップS4で車両16が駐車開始基準位置Cに達したと判定されると、ステップS8に進んで車両16の走行を終了し、ステップS9で、運転者が運転席に配設された駐車開始基準位置入力手段11を操作することにより、車両16が駐車開始基準位置Cにあることを入力する。
そして、ステップS4で車両16が駐車開始基準位置Cに達したと判定されると、ステップS8に進んで車両16の走行を終了し、ステップS9で、運転者が運転席に配設された駐車開始基準位置入力手段11を操作することにより、車両16が駐車開始基準位置Cにあることを入力する。
理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cの双方が入力されると(ステップS2及びS9)、ステップS10で、制御手段6は、カメラ1によりマークMを撮影する。カメラ1により撮影された画像は入力部Kを介して認識手段2に入力され、続くステップS11で、認識手段2は、カメラ1により撮影されたマークMの画像からマークMの5つの特徴点C1〜C5を抽出し、画像上におけるこれら特徴点C1〜C5の2次元座標をそれぞれ認識し取得する。
次に、ステップS12で、認識手段2により認識された特徴点C1〜C5のそれぞれの2次元座標に基づき、位置パラメータ算出手段3は、マークMを基準としたカメラ1の3次元座標(x,y,z)、チルト角(伏せ角)、パン角(方向角)、スイング角(回転角)の6個のパラメータからなる位置パラメータを算出する。
次に、ステップS12で、認識手段2により認識された特徴点C1〜C5のそれぞれの2次元座標に基づき、位置パラメータ算出手段3は、マークMを基準としたカメラ1の3次元座標(x,y,z)、チルト角(伏せ角)、パン角(方向角)、スイング角(回転角)の6個のパラメータからなる位置パラメータを算出する。
ここで、位置パラメータ算出手段3による位置パラメータの算出方法を説明する。
まず、車両16のリヤアクスル中心から路面に対して垂直に下ろした地面上の点を原点とし、水平方向にx軸及びy軸、鉛直方向にz軸を設定した路面座標系を想定すると共に、カメラ1により撮影された画像上にX軸とY軸を設定した画像座標系を想定する。
画像座標系におけるマークMの特徴点C1〜C5の座標値Xm及びYm(m=1〜5)は、路面座標系におけるマークMの特徴点C1〜C5の6個の位置パラメータすなわち座標値xm、ym及びzmと上述したチルト角、パン角、スイング角の角度パラメータKn(n=1〜3)から、関数F及びGを用いて、
Xm=F(xm,ym,zm,Kn)+DXm
Ym=G(xm,ym,zm,Kn)+DYm
で表される。ここで、DXm及びDYmは関数F及びGを用いて算出された特徴点C1〜C5のX座標及びY座標と画像処理手段2で認識された特徴点C1〜C5の座標値Xm及びYmとの偏差である。
まず、車両16のリヤアクスル中心から路面に対して垂直に下ろした地面上の点を原点とし、水平方向にx軸及びy軸、鉛直方向にz軸を設定した路面座標系を想定すると共に、カメラ1により撮影された画像上にX軸とY軸を設定した画像座標系を想定する。
画像座標系におけるマークMの特徴点C1〜C5の座標値Xm及びYm(m=1〜5)は、路面座標系におけるマークMの特徴点C1〜C5の6個の位置パラメータすなわち座標値xm、ym及びzmと上述したチルト角、パン角、スイング角の角度パラメータKn(n=1〜3)から、関数F及びGを用いて、
Xm=F(xm,ym,zm,Kn)+DXm
Ym=G(xm,ym,zm,Kn)+DYm
で表される。ここで、DXm及びDYmは関数F及びGを用いて算出された特徴点C1〜C5のX座標及びY座標と画像処理手段2で認識された特徴点C1〜C5の座標値Xm及びYmとの偏差である。
つまり5個の特徴点C1〜C5のX座標及びY座標をそれぞれ表すことにより、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)に対して計10個の関係式が作成される。
そこで、偏差DXm及びDYmの二乗和
S=Σ(DXm2+DYm2)
を最小とするような位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を求める。すなわちSを最小化する最適化問題を解く。公知の最適化法たとえばシンプレックス法や、最急降下法、ニュートン法、準ニュートン法などを用いることができる。
そこで、偏差DXm及びDYmの二乗和
S=Σ(DXm2+DYm2)
を最小とするような位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を求める。すなわちSを最小化する最適化問題を解く。公知の最適化法たとえばシンプレックス法や、最急降下法、ニュートン法、準ニュートン法などを用いることができる。
なお、算出しようとする位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)の個数「6」より多い関係式を作成して位置パラメータを決定しているので、精度よく位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を得ることができる。
この実施の形態1では、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)に対して5個の特徴点C1〜C5により10個の関係式を作成したが、関係式の数は算出しようとする位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)の個数より多ければよく、最低3個の特徴点により6個の関係式を作成すれば、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を算出することができる。
この実施の形態1では、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)に対して5個の特徴点C1〜C5により10個の関係式を作成したが、関係式の数は算出しようとする位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)の個数より多ければよく、最低3個の特徴点により6個の関係式を作成すれば、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を算出することができる。
このようにして算出されたカメラ1の位置パラメータを用いて、ステップS13で、相対位置特定手段4は、マークMに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定する。
次に、経路特定手段7は、ステップS5〜7で取り込まれた操舵角信号、ヨーレート信号及び車速パルス信号に基づき、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路を特定する。そして、ステップS14で、制御手段6は、経路特定手段7により特定された走行経路に基づいて、理想駐車位置Aに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定する。
次に、経路特定手段7は、ステップS5〜7で取り込まれた操舵角信号、ヨーレート信号及び車速パルス信号に基づき、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路を特定する。そして、ステップS14で、制御手段6は、経路特定手段7により特定された走行経路に基づいて、理想駐車位置Aに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定する。
ステップS13で特定された駐車開始基準位置CとマークMとの相対位置関係とステップS14で特定された駐車開始基準位置Cと理想駐車位置Aとの相対位置関係から、マークMに対する理想駐車位置Aの相対位置関係も特定することができる。
さらに、ステップS15で、制御手段6は、ステップS14で特定された駐車開始基準位置Cと理想駐車位置Aとの相対位置関係に基づき、駐車開始基準位置Cにある車両16を理想駐車位置Aへ誘導するための理想駐車軌跡Lを算出し、続くステップS16でこの理想駐車軌跡Lを記憶手段8に記憶させる。
さらに、ステップS15で、制御手段6は、ステップS14で特定された駐車開始基準位置Cと理想駐車位置Aとの相対位置関係に基づき、駐車開始基準位置Cにある車両16を理想駐車位置Aへ誘導するための理想駐車軌跡Lを算出し、続くステップS16でこの理想駐車軌跡Lを記憶手段8に記憶させる。
このように、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの相対位置関係に基づいて理想駐車軌跡Lを算出するため、ステップS3〜S8における車両16の走行は、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとが決まればよく、途中経路は理想駐車軌跡Lの算出に影響を与えない。したがって、前進、後退、ハンドルの切り返し等を繰り返して理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまで走行してもよく、運転操作に熟練していない運転者であっても、理想駐車軌跡Lを得ることができる。
次に、図6のフローチャートを参照して実際に駐車を行う駐車モードについて説明する。
ステップS21で、図7に示されるように、車両16を適当に走行させてカメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Dに車両16を停止させ、ステップS22で、運転者は運転席に配設された駐車モードスイッチ10を投入する。
駐車モードスイッチ10が投入されると、ステップS23で、制御手段6は、カメラ1によりマークMを撮影する。そして、ステップS24で、認識手段2は、カメラ1により撮影されたマークMの画像からマークMの5つの特徴点C1〜C5を抽出すると共に画像上におけるこれら特徴点C1〜C5の2次元座標をそれぞれ認識取得し、続くステップS25で、位置パラメータ算出手段3は、認識手段2により認識された特徴点C1〜C5のそれぞれの2次元座標に基づき、マークMを基準としたカメラ1の路面上における3次元座標(x,y,z)、チルト角(伏せ角)、パン角(方向角)、スイング角(回転角)の6個のパラメータからなる位置パラメータを算出する。
ステップS21で、図7に示されるように、車両16を適当に走行させてカメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Dに車両16を停止させ、ステップS22で、運転者は運転席に配設された駐車モードスイッチ10を投入する。
駐車モードスイッチ10が投入されると、ステップS23で、制御手段6は、カメラ1によりマークMを撮影する。そして、ステップS24で、認識手段2は、カメラ1により撮影されたマークMの画像からマークMの5つの特徴点C1〜C5を抽出すると共に画像上におけるこれら特徴点C1〜C5の2次元座標をそれぞれ認識取得し、続くステップS25で、位置パラメータ算出手段3は、認識手段2により認識された特徴点C1〜C5のそれぞれの2次元座標に基づき、マークMを基準としたカメラ1の路面上における3次元座標(x,y,z)、チルト角(伏せ角)、パン角(方向角)、スイング角(回転角)の6個のパラメータからなる位置パラメータを算出する。
このようにして算出されたカメラ1の位置パラメータを用いて、ステップS26で、相対位置特定手段4は、位置Dにある車両16のマークMに対する相対位置関係を特定する。
次に、制御手段6は、記憶手段8に記憶されている理想駐車軌跡Lを読み出し、ステップS27で、車両16の現在位置である位置Dの理想駐車軌跡Lからのズレを算出し、続くステップS28で、この理想駐車軌跡Lとのズレに基づいて位置Dにある車両16を理想駐車軌跡Lへ誘導するための誘導軌跡Ldを算出する。図7に示されるように、この誘導軌跡Ldは、理想駐車軌跡Lに接する軌跡であり、運転可能な円弧等の曲線、直線、あるいは曲線と直線等を適宜組み合わせた軌跡から形成することができる。
次に、制御手段6は、記憶手段8に記憶されている理想駐車軌跡Lを読み出し、ステップS27で、車両16の現在位置である位置Dの理想駐車軌跡Lからのズレを算出し、続くステップS28で、この理想駐車軌跡Lとのズレに基づいて位置Dにある車両16を理想駐車軌跡Lへ誘導するための誘導軌跡Ldを算出する。図7に示されるように、この誘導軌跡Ldは、理想駐車軌跡Lに接する軌跡であり、運転可能な円弧等の曲線、直線、あるいは曲線と直線等を適宜組み合わせた軌跡から形成することができる。
最後に、ステップS29で、制御手段6は、案内装置9を介し、誘導軌跡Ldに沿って車両16を走行させるための運転操作の案内情報を車両16の運転者に出力する。そして、制御手段6は、操舵角センサ13、ヨーレートセンサ14及び車速センサ15からそれぞれ取り込んだ操舵角信号、ヨーレート信号及び車速パルス信号に基づき、車両16が誘導軌跡Ldと理想駐車軌跡Lとの接点Qに到達したと判定した後は、案内装置9を介し、理想駐車軌跡Lに沿って車両16を走行させるための運転操作の案内情報を運転者に出力する。これにより、運転者は、案内情報に従って運転操作を行うだけで、車両16を誘導軌跡Ld及び理想駐車軌跡Lに沿って走行させて駐車スペースS内の理想駐車位置Aに駐車させることが可能となる。
なお、案内装置9としては、音声、警告音等、運転者の聴覚を通して案内情報を伝達するスピーカやブザーを用いることができる。この他、画像、発光等、視覚を通して案内情報を伝達するディスプレイやランプを案内装置9として用いてもよい。さらに、振動等、触覚を通して案内情報を伝達するバイブレーター等を案内装置9として用いることもできる。
なお、画像処理手段5、制御手段6、経路特定手段7及び記憶手段8はコンピュータから構成することができ、図4のステップS1〜S16の動作及び図6のステップS21〜S29の動作を駐車支援プログラムとして記録媒体等に記録することにより、各ステップをコンピュータに実行させることが可能となる。
また、入力部K、画像処理手段5、制御手段6、経路特定手段7及び記憶手段8により構成される駐車支援装置部品Pは、例えば基板モジュール、チップ等の形にまとめて形成することができ、この駐車支援装置部品Pの入力部Kに車載のカメラ1を接続し、制御手段6に運転席に配設された駐車モードスイッチ10、駐車開始基準位置入力手段11及び理想駐車位置入力手段12を接続し、経路特定手段7に操舵角センサ5、ヨーレートセンサ6及び車速センサ7を接続することにより駐車支援装置が実現される。さらに、駐車支援装置部品Pの制御手段6に案内装置9を接続すれば、上述したような運転操作の案内情報を車両16の運転者に出力することができる。
また、入力部K、画像処理手段5、制御手段6、経路特定手段7及び記憶手段8により構成される駐車支援装置部品Pは、例えば基板モジュール、チップ等の形にまとめて形成することができ、この駐車支援装置部品Pの入力部Kに車載のカメラ1を接続し、制御手段6に運転席に配設された駐車モードスイッチ10、駐車開始基準位置入力手段11及び理想駐車位置入力手段12を接続し、経路特定手段7に操舵角センサ5、ヨーレートセンサ6及び車速センサ7を接続することにより駐車支援装置が実現される。さらに、駐車支援装置部品Pの制御手段6に案内装置9を接続すれば、上述したような運転操作の案内情報を車両16の運転者に出力することができる。
なお、駐車モードにおいて、ステップS22で、運転者が駐車モードスイッチ10を投入することにより、以降のステップS23〜S29の動作を行ったが、カメラ1の視野内にマークMが入ったことを認識手段2が自動認識してステップS23〜S29の動作を行わせることもできる。
また、学習モードにおいて、ステップS14で、経路特定手段7により特定された走行経路に基づき、制御手段6が理想駐車位置Aに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定したが、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1により連続的にマークMを撮影することができれば、マークMの画像に基づいて画像処理手段5が理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路を特定することもできる。ただし、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1の位置及び向きが刻々変わるために、カメラ1により連続的に一つのマークMを撮影することができない場合には、駐車スペースSの側方に少なくとも一つのマークM’を追加し、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1により連続的にマークM及び追加のマークM’の少なくともいずれかを撮影するようにすれば、画像処理手段5により走行経路を特定することができる。
また、学習モードにおいて、ステップS14で、経路特定手段7により特定された走行経路に基づき、制御手段6が理想駐車位置Aに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定したが、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1により連続的にマークMを撮影することができれば、マークMの画像に基づいて画像処理手段5が理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路を特定することもできる。ただし、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1の位置及び向きが刻々変わるために、カメラ1により連続的に一つのマークMを撮影することができない場合には、駐車スペースSの側方に少なくとも一つのマークM’を追加し、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの移動の間、カメラ1により連続的にマークM及び追加のマークM’の少なくともいずれかを撮影するようにすれば、画像処理手段5により走行経路を特定することができる。
この実施の形態1では、学習モードで算出された理想駐車軌跡Lを利用し、車両16の現在位置Dから理想駐車軌跡Lに接する誘導軌跡Ldを算出するため、駐車モードにおける軌跡計算の負担が軽減されている。
実施の形態2
実施の形態1では、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの相対位置関係に基づいて理想駐車軌跡Lを算出したが、操舵角信号、ヨーレート信号及び車速パルス信号に基づいて経路特定手段7が特定した理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路をそのまま理想駐車軌跡Lとして記憶し、駐車モードで、この理想駐車軌跡Lに沿うように運転操作の案内情報を出力してもよい。
このようにすれば、駐車スペースSに固有の障害物が存在する場合等には、その障害物を避けるように理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまで走行した軌跡がそのまま理想駐車軌跡Lとして記憶される。このため、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの相対位置関係だけでは適切な駐車を行うことができない場合でも、理想駐車軌跡Lを得て、運転操作の案内情報を出力することができる。
実施の形態1では、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの相対位置関係に基づいて理想駐車軌跡Lを算出したが、操舵角信号、ヨーレート信号及び車速パルス信号に基づいて経路特定手段7が特定した理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまでの走行経路をそのまま理想駐車軌跡Lとして記憶し、駐車モードで、この理想駐車軌跡Lに沿うように運転操作の案内情報を出力してもよい。
このようにすれば、駐車スペースSに固有の障害物が存在する場合等には、その障害物を避けるように理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまで走行した軌跡がそのまま理想駐車軌跡Lとして記憶される。このため、理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの相対位置関係だけでは適切な駐車を行うことができない場合でも、理想駐車軌跡Lを得て、運転操作の案内情報を出力することができる。
実施の形態3
実施の形態1では、学習モードにおいて、ステップS15で理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの間の理想駐車軌跡Lを算出し、ステップS16で理想駐車軌跡Lを記憶手段8に記憶したが、その代わりに、図8に示されるように、ステップS17でマークMに対する理想駐車位置Aの相対位置関係を記憶手段8に記憶してもよい。
この場合、駐車モードにおいては、図9に示されるように、ステップS26で現在位置Dの車両16のマークMに対する相対位置関係を特定した後、ステップS30で、制御手段6が記憶手段8に記憶されているマークMに対する理想駐車位置Aの相対位置関係を読み出し、ステップS31で、現在位置Dにある車両16を理想駐車位置Aへ誘導するための駐車軌跡を算出する。このように算出された駐車軌跡に沿って車両16を走行させるための運転操作の案内情報が、続くステップS29で案内装置9から運転者に出力される。
実施の形態1では、学習モードにおいて、ステップS15で理想駐車位置Aと駐車開始基準位置Cとの間の理想駐車軌跡Lを算出し、ステップS16で理想駐車軌跡Lを記憶手段8に記憶したが、その代わりに、図8に示されるように、ステップS17でマークMに対する理想駐車位置Aの相対位置関係を記憶手段8に記憶してもよい。
この場合、駐車モードにおいては、図9に示されるように、ステップS26で現在位置Dの車両16のマークMに対する相対位置関係を特定した後、ステップS30で、制御手段6が記憶手段8に記憶されているマークMに対する理想駐車位置Aの相対位置関係を読み出し、ステップS31で、現在位置Dにある車両16を理想駐車位置Aへ誘導するための駐車軌跡を算出する。このように算出された駐車軌跡に沿って車両16を走行させるための運転操作の案内情報が、続くステップS29で案内装置9から運転者に出力される。
実施の形態4
実施の形態1では、学習モードにおいて、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまで通常の駐車動作とは逆方向に車両16を走行させて理想駐車軌跡Lを得たが、これに限るものではなく、駐車開始基準位置Cから理想駐車位置Aへ通常の駐車動作と同一方向に車両16を走行させて理想駐車軌跡Lを得ることもできる。
図10のフローチャートを参照して、この実施の形態4における学習モードを説明する。
実施の形態1では、学習モードにおいて、理想駐車位置Aから駐車開始基準位置Cまで通常の駐車動作とは逆方向に車両16を走行させて理想駐車軌跡Lを得たが、これに限るものではなく、駐車開始基準位置Cから理想駐車位置Aへ通常の駐車動作と同一方向に車両16を走行させて理想駐車軌跡Lを得ることもできる。
図10のフローチャートを参照して、この実施の形態4における学習モードを説明する。
まず、ステップS41で、車両16を走行して駐車開始基準位置Cに停止させ、続くステップS42で、駐車開始基準位置入力手段11を操作することにより、車両16が駐車開始基準位置Cにあることを入力する。駐車開始基準位置Cが入力されると、ステップS43で、制御手段6は、カメラ1によりマークMを撮影し、ステップS44で、認識手段2がマークMの5つの特徴点C1〜C5を抽出すると共に画像上におけるこれら特徴点C1〜C5の2次元座標をそれぞれ認識取得し、ステップS45で、位置パラメータ算出手段3がカメラ1の位置パラメータを算出し、ステップS46で、相対位置特定手段4がマークMに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定する。
次に、ステップS47で、車両16の走行を開始し、車両16を駐車スペースS内の理想駐車位置Aに駐車させる。ステップS48で車両16が理想駐車位置Aに達したと判定されるまで、ステップS49における操舵角センサ13からの操舵角信号の取り込み、ステップS50におけるヨーレートセンサ14からのヨーレート信号の取り込み、ステップS51における車速センサ15からの車速パルス信号の取り込みが繰り返し行われる。
そして、ステップS48で車両16が理想駐車位置Aに達したと判定されると、ステップS52に進んで車両16の走行を終了し、ステップS53で、理想駐車位置入力手段11を操作することにより、車両16が理想駐車位置Aにあることを入力する。
そして、ステップS48で車両16が理想駐車位置Aに達したと判定されると、ステップS52に進んで車両16の走行を終了し、ステップS53で、理想駐車位置入力手段11を操作することにより、車両16が理想駐車位置Aにあることを入力する。
理想駐車位置Aが入力されると、ステップS54で、制御手段6は、経路特定手段7により特定された走行経路に基づいて、理想駐車位置Aに対する駐車開始基準位置Cの相対位置関係を特定する。さらに、ステップS55で、制御手段6は、駐車開始基準位置Cにある車両16を理想駐車位置Aへ誘導するための理想駐車軌跡Lを算出し、続くステップS56でこの理想駐車軌跡Lを記憶手段8に記憶させる。
このようにすることにより、運転者が自由に駐車を行って、うまく理想駐車位置Aに駐車することができた場合の駐車開始基準位置Cと理想駐車位置Aから理想駐車軌跡Lを得ることができる。
実施の形態2及び3にこの実施の形態4を適用し、学習モードにおいて、駐車開始基準位置Cから理想駐車位置Aへ車両16を走行させてもよい。
実施の形態2及び3にこの実施の形態4を適用し、学習モードにおいて、駐車開始基準位置Cから理想駐車位置Aへ車両16を走行させてもよい。
実施の形態5
実施の形態1〜4では、カメラ1が車両16の側部に位置するドアミラー17に内蔵されていたが、車両16の後部にカメラ1を設置して車両16の後方を撮影するようにしてもよい。この場合も、駐車モードにおいて、カメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Dに車両16を停止させ、駐車モードスイッチ10を投入すればよい。
さらに、車両16の側部と後部の双方にそれぞれカメラを設置し、これら双方のカメラ1及び9でそれぞれ駐車スペースSのマークMを撮影することもできる。
実施の形態1〜4では、カメラ1が車両16の側部に位置するドアミラー17に内蔵されていたが、車両16の後部にカメラ1を設置して車両16の後方を撮影するようにしてもよい。この場合も、駐車モードにおいて、カメラ1の視野内に駐車スペースSのマークMが入る位置Dに車両16を停止させ、駐車モードスイッチ10を投入すればよい。
さらに、車両16の側部と後部の双方にそれぞれカメラを設置し、これら双方のカメラ1及び9でそれぞれ駐車スペースSのマークMを撮影することもできる。
また、上記の実施の形態1〜4では、駐車スペースSに並列駐車させる場合を例にとって説明したが、同様にして、駐車スペースSに縦列駐車させることもできる。運転席に並列モードと縦列モードのいずれかを選択するための選択スイッチを配設し、運転者が選択スイッチを操作するように構成してもよい。あるいは、並列駐車のための駐車スペースと、縦列駐車のための駐車スペースとで、異なるマークを設置し、画像処理手段5の認識手段2が並列駐車のためのマークか縦列駐車のためのマークかを識別して、並列駐車及び縦列駐車のいずれかを自動的に選択するように構成することもできる。
実施の形態6
駐車スペースSのマークMとして、上記の実施の形態1〜5に示したように、3個以上の特徴点を有するマークを用いれば、一つの地点でカメラ1によりマークを撮影することで、6個以上の関係式を作成し、カメラ1の6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を算出することができるが、1個または2個の特徴点しか有しないマークを用いることもできる。車両16の位置を移動させて、カメラ1によりマークを繰り返し撮影することで、6個以上の関係式を作成すれば、6個の位置パラメータの算出が可能である。
駐車スペースSのマークMとして、上記の実施の形態1〜5に示したように、3個以上の特徴点を有するマークを用いれば、一つの地点でカメラ1によりマークを撮影することで、6個以上の関係式を作成し、カメラ1の6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を算出することができるが、1個または2個の特徴点しか有しないマークを用いることもできる。車両16の位置を移動させて、カメラ1によりマークを繰り返し撮影することで、6個以上の関係式を作成すれば、6個の位置パラメータの算出が可能である。
また、それぞれの視野の少なくとも一部が重複する複数のカメラを車両16に搭載し、これら複数のカメラで同時にマークを撮影することもできる。例えば、2台のカメラで2個の特徴点を有するマークをそれぞれ撮影すれば、1台のカメラで4個の特徴点を有するマークを撮影したのと同等の情報が得られる。また、3台のカメラで1個の特徴点を有するマークをそれぞれ撮影すれば、1台のカメラで3個の特徴点を有するマークを撮影したのと同等の情報が得られる。従って、6個の位置パラメータ(xm,ym,zm,Kn)を算出することが可能となる。
このように、特徴点の個数を減らすことで、マークを小型化することができる。
このように、特徴点の個数を減らすことで、マークを小型化することができる。
また、カメラ1の位置パラメータとして、マークMを基準としたカメラ1の3次元座標(x,y,z)と、チルト角(伏せ角)、パン角(方向角)及びスイング角(回転角)の3つの角度を含む6個のパラメータを算出したが、3次元座標、チルト角、パン角及びスイング角のうちいずれかのパラメータを既知の値としてもよい。
例えば、車両16の姿勢変化すなわちカメラ1の取付方向の変化が無視できる場合は、チルト角及びスイング角を既知の値として扱うことが可能である。また、車両16の車高変化すなわちカメラ1の取付高さの変化が無視できる場合は、3次元座標のパラメータのうちzを既知の値として扱ってもよい。
例えば、車両16の姿勢変化すなわちカメラ1の取付方向の変化が無視できる場合は、チルト角及びスイング角を既知の値として扱うことが可能である。また、車両16の車高変化すなわちカメラ1の取付高さの変化が無視できる場合は、3次元座標のパラメータのうちzを既知の値として扱ってもよい。
実施の形態7
実施の形態7に係る駐車支援装置の構成を図11に示す。この実施の形態7は、図1に示した実施の形態1の装置において、案内装置9の代わりに自動操舵装置18を制御手段6に接続したものである。自動操舵装置18は、運転者のブレーキ操作、アクセル操作による車両16の移動に対応させてハンドルを自動的に操舵するように電気式パワーステアリング装置(EPS)に制御信号を送出するものである。
この実施の形態7における駐車モードの作用を図12のフローチャートに示す。ステップS28で誘導軌跡Ldが算出されると、続くステップS32で自動操舵装置18により誘導軌跡Ld及び理想駐車軌跡Lに沿って車両16を走行させるための操舵が自動的に行われる。したがって、運転者は、車両16の周辺の障害物等に注意を払いながらブレーキ操作及びアクセル操作を行うだけで理想駐車位置Aへの駐車を行うことが可能となる。
なお、実施の形態2〜6に対しても同様にこの実施の形態7を適用して自動操舵を行わせることができる。
実施の形態7に係る駐車支援装置の構成を図11に示す。この実施の形態7は、図1に示した実施の形態1の装置において、案内装置9の代わりに自動操舵装置18を制御手段6に接続したものである。自動操舵装置18は、運転者のブレーキ操作、アクセル操作による車両16の移動に対応させてハンドルを自動的に操舵するように電気式パワーステアリング装置(EPS)に制御信号を送出するものである。
この実施の形態7における駐車モードの作用を図12のフローチャートに示す。ステップS28で誘導軌跡Ldが算出されると、続くステップS32で自動操舵装置18により誘導軌跡Ld及び理想駐車軌跡Lに沿って車両16を走行させるための操舵が自動的に行われる。したがって、運転者は、車両16の周辺の障害物等に注意を払いながらブレーキ操作及びアクセル操作を行うだけで理想駐車位置Aへの駐車を行うことが可能となる。
なお、実施の形態2〜6に対しても同様にこの実施の形態7を適用して自動操舵を行わせることができる。
実施の形態8
実施の形態8に係る駐車支援装置の構成を図13に示す。この実施の形態8は、図1に示した実施の形態1の装置において、案内装置9の代わりに自動走行装置19を制御手段6に接続したものである。自動走行装置19は、ハンドル操舵のための制御信号と併せてブレーキ制御信号、アクセル制御信号、シフト制御信号を出力して車両16を自動走行させるものである。
この実施の形態8における駐車モードの作用を図14のフローチャートに示す。ステップS28で誘導軌跡Ldが算出されると、続くステップS33で自動走行装置19により誘導軌跡Ld及び理想駐車軌跡Lに沿って車両16が自動走行される。したがって、運転者は、駐車のための運転操作を何ら行うことなく、車両7の周辺の障害物等に注意を払うだけで、理想駐車位置Aへの自動駐車を行うことが可能となる。
なお、実施の形態2〜6に対しても同様にこの実施の形態8を適用して自動駐車を行わせることができる。
実施の形態8に係る駐車支援装置の構成を図13に示す。この実施の形態8は、図1に示した実施の形態1の装置において、案内装置9の代わりに自動走行装置19を制御手段6に接続したものである。自動走行装置19は、ハンドル操舵のための制御信号と併せてブレーキ制御信号、アクセル制御信号、シフト制御信号を出力して車両16を自動走行させるものである。
この実施の形態8における駐車モードの作用を図14のフローチャートに示す。ステップS28で誘導軌跡Ldが算出されると、続くステップS33で自動走行装置19により誘導軌跡Ld及び理想駐車軌跡Lに沿って車両16が自動走行される。したがって、運転者は、駐車のための運転操作を何ら行うことなく、車両7の周辺の障害物等に注意を払うだけで、理想駐車位置Aへの自動駐車を行うことが可能となる。
なお、実施の形態2〜6に対しても同様にこの実施の形態8を適用して自動駐車を行わせることができる。
その他の実施の形態
上記の各実施の形態において、車両16に超音波センサ等の障害物センサを搭載し、周辺の障害物の存在を認識して警報を発したり、障害物を回避する操作を行えば、より安全な駐車支援となる。
駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所にマークを設置する代わりに、輪留め、車庫の壁面の模様、駐車枠等、駐車スペースの周辺に元々存在するものを固定目標として用いることもできる。ただし、その存在を認知しやすいものであり、内部に含まれる特徴点を認識しやすいものが望まれる。
車高を検知するセンサを車両16に具備させれば、乗員、燃料、積載物の増減、サスペンションの経年変化等によるカメラの設置高さの変動を補償することが可能となる。
上記の各実施の形態において、車両16に超音波センサ等の障害物センサを搭載し、周辺の障害物の存在を認識して警報を発したり、障害物を回避する操作を行えば、より安全な駐車支援となる。
駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所にマークを設置する代わりに、輪留め、車庫の壁面の模様、駐車枠等、駐車スペースの周辺に元々存在するものを固定目標として用いることもできる。ただし、その存在を認知しやすいものであり、内部に含まれる特徴点を認識しやすいものが望まれる。
車高を検知するセンサを車両16に具備させれば、乗員、燃料、積載物の増減、サスペンションの経年変化等によるカメラの設置高さの変動を補償することが可能となる。
1 カメラ、2 認識手段、3 位置パラメータ算出手段、4 相対位置特定手段、5 画像処理手段、6 制御手段、7 経路特定手段、8 記憶手段、9 案内装置、10 駐車モードスイッチ、11 駐車開始基準位置入力手段、12 理想駐車位置入力手段、13 操舵角センサ、14 ヨーレートセンサ、15 車速センサ、16 車両、17 ドアミラー、18 自動操舵装置、19 自動走行装置、K 入力部、P 駐車支援装置部品、S 駐車スペース、A 理想駐車位置、C 駐車開始基準位置、M マーク、C1〜C5 特徴点、L 理想駐車軌跡、Ld 誘導軌跡。
Claims (11)
- 車両に搭載され、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を撮影するためのカメラと、
前記カメラにより撮影された前記固定目標の画像に基づいて前記固定目標に対する前記車両の相対位置関係を特定する画像処理手段と、
前記車両の走行経路を特定する経路特定手段と、
前記車両が理想駐車位置にあることを入力するための理想駐車位置入力手段と、
前記車両が駐車開始基準位置にあることを入力するための駐車開始基準位置入力手段と、
記憶手段と、
前記駐車開始基準位置と前記理想駐車位置との間で予め前記車両を走行させたときの前記画像処理手段及び前記経路特定手段により特定された前記駐車開始基準位置と前記理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を前記記憶手段に記憶させる制御手段と
を備え、
前記制御手段は、駐車開始時に前記画像処理手段により特定された前記固定目標に対する現在の前記車両の相対位置関係と前記記憶手段に記憶されている前記理想駐車軌跡とのズレを算出し、算出されたズレに基づいて前記車両を前記理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出することを特徴とする駐車支援装置。 - 前記画像処理手段は、
前記カメラにより撮影された前記固定目標の画像に基づいて前記固定目標の前記特徴点を抽出すると共に前記固定目標の画像上における前記特徴点の2次元座標を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された2組以上の前記2次元座標に基づいて前記固定目標を基準とした3次元座標、チルト角、パン角及びスイング角のうち少なくともいずれかのパラメータからなる前記カメラの位置パラメータを算出する位置パラメータ算出手段と、
前記位置パラメータ算出手段で算出された前記カメラの位置パラメータに基づいて前記車両と前記固定目標との相対位置関係を特定する相対位置特定手段と
を含む請求項1に記載の駐車支援装置。 - 前記経路特定手段は、前記車両の操舵角、ヨーレート及び移動距離に係る検知信号を得るセンサにより得られた前記検知信号に基づいて前記車両の走行経路を特定する請求項1または2に記載の駐車支援装置。
- 前記経路特定手段は、前記カメラより撮影された前記固定目標の画像に基づいて前記車両の走行経路を特定する請求項1または2に記載の駐車支援装置。
- 前記制御手段は、駐車開始時に算出された前記理想駐車軌跡とのズレに基づいて前記車両を前記理想駐車軌跡へ誘導するための誘導軌跡を算出する
請求項1〜4のいずれか一項に記載の駐車支援装置。 - 前記制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するための運転操作の案内情報を前記車両の運転者に出力する案内装置をさらに備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
- 前記制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために前記車両を自動的に操舵する自動操舵装置をさらに備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
- 前記制御手段により算出された駐車軌跡に沿って走行するために前記車両を自動的に走行させる自動走行装置をさらに備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
- 車両に搭載され、駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を撮影するためのカメラに接続される入力部と、
前記入力部を介して入力された前記カメラによる前記固定目標の画像に基づいて前記固定目標に対する前記車両の相対位置関係を特定する画像処理手段と、
前記車両の走行経路を特定する経路特定手段と、
記憶手段と、
駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め前記車両を走行させたときの前記画像処理手段及び前記経路特定手段により特定された前記駐車開始基準位置と前記理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を記憶する記憶手段に記憶させる制御手段と
を備え、
前記制御手段は、駐車開始時に前記画像処理手段により特定された前記固定目標に対する現在の前記車両の相対位置関係と前記記憶手段に記憶されている前記理想駐車軌跡とのズレを算出し、算出されたズレに基づいて前記車両を前記理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出することを特徴とする駐車支援装置部品。 - 駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させ、
駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を前記車両に搭載されたカメラで撮影することにより前記駐車開始基準位置と前記理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を特定して記憶し、
駐車開始時に前記固定目標を前記カメラで撮影し、
撮影された前記固定目標の画像に基づいて前記固定目標に対する現在の前記車両の相対位置関係を特定し、
記憶されている前記理想駐車軌跡と現在の車両の相対位置関係とのズレを算出し、
算出されたズレに基づいて前記車両を前記理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出する
ことを特徴とする駐車支援方法。 - 駐車開始基準位置と理想駐車位置との間で予め車両を走行させるステップと、
駐車スペースに対して所定の位置関係を有する所定の場所に固設され且つ少なくとも一つの特徴点を有する固定目標を前記車両に搭載されたカメラで撮影することにより前記駐車開始基準位置と前記理想駐車位置との間の理想駐車軌跡を特定して記憶するステップと、
駐車開始時に前記固定目標を前記カメラで撮影するステップと、
撮影された前記固定目標の画像に基づいて前記固定目標に対する現在の前記車両の相対位置関係を特定するステップと、
記憶されている前記理想駐車軌跡と現在の車両の相対位置関係とのズレを算出するステップと、
算出されたズレに基づいて前記車両を前記理想駐車位置へ誘導するための駐車軌跡を算出するステップと
を実行させることを特徴とする駐車支援プログラム。
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