JP2018516078A - 修飾デンプンを用いたチーズ製品 - Google Patents

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Abstract

修飾デンプンを用いたチーズ製品が記載されている。このチーズ製品は、トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプン、またはこれらの混合物から選択される修飾デンプンを25wt.%未満含む。このチーズ製品は、ジャガイモ由来デンプンを含むチーズ製品に比べて、シュレッド、堅さ、流動性、伸び、及び硬度の特性が類似している。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
この非仮出願は、2015年5月29日に出願され「CHEESE PRODUCT WITH MODIFIED STARCHES」というタイトルの、同一出願人が所有する仮出願第62/168,213号の利益を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
修飾ジャガイモデンプンは、アナログチーズ製品及びチーズプロセス製品で使用することができる。というのも、通常、こういった特定のデンプンはゼラチン化温度が低く、チーズ製品の溶解性状を制約することなく堅いゲルを形成することができるためである。従来的な修飾トウモロコシデンプンは、修飾ジャガイモデンプンに比べて高い加熱温度が必要とされる場合があり、トウモロコシデンプンはチーズ製品の溶解性状を制約し得る。アナログチーズ製品及びチーズプロセス製品の両方で使用することができる修飾されたトウモロコシ由来、タピオカ由来、及び/またはサゴの修飾デンプンを有することは望ましいことと考えられる。その理由として少なくとも挙げられるのは、このようなトウモロコシデンプン、タピオカデンプン、及びサゴデンプンは、修飾ジャガイモデンプンよりも可用性が良好でありかつ低価格であるからである。
本発明は、トウモロコシ、タピオカ、及び/またはサゴに由来する低粘化された、置換及び/または修飾デンプンを、単独でまたは組み合わせて使用し、ジャガイモ由来デンプンに類似する機能性をアナログチーズ製品またはプロセスチーズ製品にもたらす。一実施形態では、本発明は、トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプン、またはこれらの混合物からなる群から選択される修飾デンプンを25wt.%未満含むアナログチーズ製品であって、ジャガイモ由来修飾デンプンを含むアナログチーズ製品に比べてシュレッド、堅さ、溶解及び伸びの特性が類似している、アナログチーズ製品を提供する。
一部の実施形態では、修飾デンプンは、ワキシーコーンデンプンまたは修飾デントコーンデンプンなどのトウモロコシ由来修飾デンプンである。さらに別の実施形態では、修飾デンプンは、酸低粘化トウモロコシデンプンまたはn−オクテニルコハク酸無水物修飾トウモロコシデンプンである。代替の実施形態では、修飾デンプンは、タピオカ由来修飾デンプンである。
本発明のアナログチーズ製品は、以下に記載のように決定または測定される伸び、シュレッド、流動性、堅さ、または硬度の特性によって、さらに特徴づけることができる。好適な伸び特性は、添付の付録Aに例示されるプロセスによって決定する場合、約60〜100cmの範囲である。好適なシュレッド特性は、アナログチーズ製品のシュレッドの長さ、塊、及び細切りチーズの量を目視観察することから質的に決定される。許容されるシュレッド特性及び許容されないシュレッド特性の例を、添付の付録Bに例示する。好適な流動性特性は、添付の付録Cに例示されるプロセスによって決定する場合、約20〜60%の範囲である。好適な堅さ特性は、添付の付録Dに例示されるプロセスによって決定する場合、約150〜350グラム/mmの範囲である。好適な硬度特性は、添付の付録Eに例示されるプロセスによって決定する場合、6kg超である。
本発明の別の実施形態は、チーズ製品のジャガイモデンプンの少なくとも一部を、トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプン、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される修飾デンプン10wt.%未満で代用するステップを含む、アナログチーズ製品を作製する方法である。
本発明のさらに別の実施形態は、クッカーを使用してアナログチーズ製品を作製する方法であって、a)水に、レンネットカゼインと、クエン酸と、トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される修飾デンプン10wt.%未満とを添加して、水/デンプン溶液を用意するステップ、b)水/デンプン溶液に植物性脂肪を添加して、水/脂肪混合物を用意するステップ、c)水/脂肪混合物に溶融塩を添加して、チーズ混合物を用意するステップ、d)チーズ混合物を約62〜85℃(例えば、70〜78℃)の温度で約5〜20分間の時間加熱処理して、乳化したチーズ製品を用意するステップ、e)乳化したチーズ製品を約76℃の温度で2〜5分間保持するステップ、及びf)チーズを水浴中で冷却するステップを含む、方法である。
これらの方法で使用される好適な器具はツインスクリュークッカーであってもよく、チーズ混合物は、約62〜85℃(例えば70〜78℃、または例えば76℃)の直接蒸気注入によって加熱処理して、乳化したチーズ製品を形成する。例えばツインスクリュークッカーを使用する場合、プロセスは、a)水に、レンネットカゼイン、デンプン、クエン酸、及び塩化ナトリウムなどの乾燥成分を添加して、乾燥成分の混合物を用意するステップ、b)乾燥成分の混合物に植物性脂肪を添加して、植物性脂肪の混合物を用意するステップ、c)植物性脂肪の混合物に溶融塩を添加して、予備エマルションを用意するステップ、d)予備エマルションを高温で加熱処理して、加熱されたエマルションを用意するステップ、e)加熱されたエマルションを所定の高温で所定の時間保持し、次に加熱されたエマルションをホット充填するステップ、及びf)充填されたエマルションを冷却するステップ、を含む。
本発明のさらなる別の実施形態は、上述のアナログチーズ製品を含む食品である。一部の実施形態では、食品はピザである。
種々のアナログチーズ製品における乳化時間の比較を示す図である。 種々のアナログチーズ製品における流動性性状の比較を示す図である。 種々のアナログチーズ製品における伸び性状の比較を示す図である。 種々のアナログチーズ製品における堅さ性状の比較を示す図である。
アナログチーズ製品は、食品中のチーズに代わるものとして使用される。アナログチーズ製品には、ビーガン用チーズ代替品及び他のプロセス製品が含まれ得る。アナログチーズ製品の一変形形態は、ピザに載せたときに溶解が良好であると同時に歯ごたえも保たれるように設計されている。アナログチーズ製品は、基本的なチーズ作製設備による処理向けに、そしてモッツァレラチーズに必要とされる混合及び成形のプロセスのような処理向けに、配合され得る。また、アナログチーズ製品は、ミキサー成形機を含まない場合があるプロセスチーズ作製設備を使用して作製することもできる。ほとんどのアナログチーズ製品は、溶解すると柔らかな食感を有し、引っ張ると糸を引く性質を有する。
概して、アナログチーズ製品は、チーズに似ている製品であって、乳脂肪を含めたチーズの構成成分が部分的または完全に別の成分に置き換えられた製品として説明される。Codex Alimetarious Commission,1995では、アナログチーズ製品は、乳脂肪が別の脂肪に置き換えられた、チーズに見える製品として説明されている。アナログチーズ類は、風味、栄養価、機能性によって、またその用途によって、互いに異なる。アメリカン、チェダー、及びモントレージャックを含めた多くの風味のアナログチーズが市場に見いだされ、これらはブロック、シュレッド、スライス、またはソースとして購入することができる。他のカテゴリーのアナログチーズはチーズ製品とのブレンドとして利用できる。アナログチーズ製品製造の新技術により、急速に成長するベジタリアン及びビーガン消費者市場でこれらの製品が利用できるようになっている。製造業者は、アナログチーズ類をコスト効率の高いチーズ代替品として検討している。
アナログチーズとは、概して、乳脂肪及び/または乳タンパク源を乳本来ではない供給源で代用したチーズを指す。アナログチーズは、安価に処理を行うことができるため、また、いくつかの乳成分をコスト効率の高い食品成分で代用する(例えば、乳脂肪を植物油で代用する)ことができるため、通常、他のチーズタイプよりもコストが低い。健康上の利益は、飽和乳脂肪を他の低飽和性の代替物で代用することと、最終製品の栄養的特徴を改良し得る他の成分を添加できることとに由来するものである。
アナログチーズは、通常、脂肪及びタンパク質の供給源に基づいてカテゴライズされる。全ての脂肪及びタンパク質の供給源が乳製品供給源由来である場合のアナログチーズは、「プロセスチーズ製品」と呼ばれる。一部の脂肪及びタンパク質が乳製品供給源に由来し、それ以外は非乳製品の脂肪及びタンパク質で置き換えられている場合のアナログチーズは、部分的乳製品(partial dairy)と呼ばれ、全ての脂肪及び/またはタンパク質が非乳製品供給源に由来する場合のアナログチーズは、非乳製品と呼ばれる。アナログチーズは、通常、部分的乳製品または非乳製品としてカテゴライズされる。アナログチーズは、イミテーションチーズまたは代用チーズとしても分類される。イミテーションチーズは別のチーズの代用となり、かつそのチーズに似ている。ナチュラルチーズに比べると、イミテーションチーズ及びアナログチーズは共に(脂肪酸プロファイルに基づいて)栄養的に好ましいこともあり、イミテーション/アナログが代用チーズの場合には栄養的に同等であることもあり、一部の場合には栄養的に好ましくないこともある。一方、代用チーズは他のチーズに似ているが、必要最低限のプロテインレベルである。
本明細書で使用される「アナログチーズ」は、概して、デンプンを主要構成成分として用いて製造するチーズ様製品を指す。本明細書に記載のアナログチーズは、「非乳製品」カテゴリーに属し、チーズに類似するシュレッドの性質、溶解、伸びを示すことができ、ピザに載せて加熱すると、油が滲み、膨れを生じ得る。こういったイミテーションチーズ類は、チーズ様の機能性に影響を及ぼさずに所望のレベルの栄養素を組み込むことによって、代用チーズに転用することができる。
溶解性とは、チーズが加熱によって軟化し、溶解した粘着性の塊になる能力を指す。流動性とは、溶解したチーズが流れる能力を指す。伸び性とは、溶解したチーズが一軸的に伸ばされた際に粘着性の繊維、糸、またはシートを形成する能力を指す。流動抵抗性とは、溶解したチーズの流動に対する抵抗を指す。歯ごたえ(chewiness)(ゴム状の、丈夫な、弾性の)とは、咀嚼による分解に対する高い抵抗性を指す。粘性(スープ状の)とは、溶解したチーズの、咀嚼による分解に対する低い抵抗性を指す。望ましい表面外観とは、乾燥し黒く焦げたまたは茶色く焦げた、あるとすれば少数の粒による光沢を有する、望ましい度合いの表面を指す。
トウモロコシは、製粉産業(乾式、湿式共に)における製品の主要供給源である。乾式製粉の主な製品としては、例えば、グリット、ミール及びフラワーが挙げられる。湿式製粉の主な製品としては、例えば、デンプン、繊維、コーンシロップ及びブドウ糖が挙げられる。トウモロコシ胚芽から回収されるトウモロコシ油は、乾式製粉及び湿式製粉両方における副産物である。トウモロコシの湿式製粉製品の産業用途及び食品用途は、トウモロコシの一般的な機能的性状及び固有性状、例えば粘性、膜形成、粘り気の性状、味、プロテインレベル及びデンプンタイプ、に基づいている。
こういった製粉製品の1つであるデンプンは、2つのポリマー(多糖)、アミロース及びアミロペクチンからなる。特に、デントコーンまたはフリントコーンに由来するデンプンは、約73%のアミロペクチン及び27%のアミロースで構成され、これらの各々は、天然には遊離型では存在せず、デンプン顆粒と呼ばれる分離した半結晶性の凝集体の構成要素として存在する。アミロースは、ほぼ全体がα−1−4結合D−グルコピラノースで構成される、本質的に直線状のポリマーである。通常、アミロースは、分かりやすさのために直鎖構造として例示されるが、実際にはらせん状であることが多い。らせんの内部には水素原子が含まれ、よって疎水性であることから、アミロースは遊離脂肪酸、グリセリドの脂肪酸構成要素、いくつかのアルコール及びヨウ素を有するクラスレート複合体の一タイプを形成する。ほとんどのデンプンにおいて優勢な分子であるアミロペクチンは、アミロースよりもはるかに大きい分岐状のポリマーである。アミロペクチンは、α−1−6結合分岐点で接続されたα−1−4結合グルコースのセグメントから構成される。
修飾デンプン
全てのデンプン及びフラワー(以下「デンプン」)は、本明細書における使用に好適であり得るものであり、任意の自然の供給源に由来し得る。本明細書で使用される自然のデンプンまたはフラワーとは、天然に見いだされるデンプンまたはフラワーのことである。また、標準的な品種改良技術によって得られる植物に由来するデンプン及びフラワーも好適であり、標準的な品種改良技術としては、異種交配、転座、逆位、形質転換、または他の任意の遺伝子操作法もしくは染色体操作法(変形形態も含む)が挙げられる。加えて、人工的な突然変異から生育した植物及び、既知の標準的な突然変異品種改良法によって生じ得る上記の一般組成物の変形形態から成育した植物に由来するデンプンまたはフラワーも、本明細書において好適である。
デンプン及びフラワーの典型的な供給源は、穀物、塊茎、根、豆果及び果実である。自然の供給源は、トウモロコシ、エンドウ、ジャガイモ、サツマイモ、バナナ、オオムギ、コムギ、米、サゴ、アマランス、タピオカ、クズウコン、カンナ、モロコシ、及びこれらの蝋質または高アミロースの変種とすることができる。本明細書で使用する「蝋質の(waxy)」という用語は、少なくとも約95重量%のアミロペクチンを含有するデンプンまたはフラワーを含むことが意図され、「高アミロース」という用語は、少なくとも約40重量%のアミロースを含有するデンプンまたはフラワーを含むことが意図されている。
これらのデンプンのいずれかに由来する転換製品(酸化、酵素転換、酸加水分解、熱及び/もしくは酸によるデキストリン化によって調製される流動もしくは低粘化ボイルデンプン、ならびに/または剪断製品を含む)も、本明細書において有用であり得る。
化学的に修飾されたデンプンも使用することができる。このような化学的修飾は、架橋デンプン、アセチル化及び有機エステル化デンプン、ヒドロキシエチル化及びヒドロキシプロピル化デンプン、リン酸化及び無機エステル化デンプン、カチオン性、アニオン性、非イオン性、及び両性イオン性デンプン、低粘化デンプン(例えば、酸及び酵素低粘化デンプン)、ならびにデンプンのコハク酸及び置換コハク酸誘導体を非限定的に含むことが意図されている。このような修飾は、例えばModified Starches:Properties and Uses,Ed.Wurzburg,CRC Press,Inc.,Florida(1986)にあるように当技術分野において公知である。
修飾デンプンは、アナログチーズ製品の作製に使用することができる。より良好な乳化性状が必要とされる場合、オクテニルコハク酸誘導体が好ましい。当業者であれば、必要とされる乳化性状は、チーズ製品の油含有量だけではなく配合物のカゼインタンパク質の量にも依存することになり、チーズ製品中のプロテインレベルが15%未満の場合、オクテニルコハク酸誘導体が好ましいと認識するであろう。これらを使用することで、チーズ調製中の許容されない油損失、及び最終チーズ製品の表面の望ましくない油分離が防止される。溶解したチーズにおける多少の油分離は望ましい。チーズ配合における使用に最も好ましい修飾デンプン誘導体は、3%までのオクテニルコハク酸無水物、好ましくは1%のオクテニルコハク酸無水物で置換され、酸及び/または酵素による低粘化を経た加熱処理済みワキシーコーンデンプン誘導体である。
修飾タピオカデンプンも、アナログチーズ製品の作製に使用することができる。「タピオカ」という用語は、タピオカ(またはキャッサバ)植物及びタピオカ植物から抽出される顆粒状デンプンの両方を指すのに一般的に使用される。タピオカ植物は、manihot属Euphorbiaceaeまたはトウダイグサファミリーのメンバーである。顆粒形態のタピオカデンプンはプディングに、そして液体食品の増粘剤として、従来から使用されてきた。タピオカデンプンは、非常にマイルドな風味を有し、かつ低アレルギー食品に好適であると考えられている。タピオカデンプンは、タピオカ植物の塊根から得られる。
一部の実施形態では、アナログチーズ製品はクッカーを使用して作製することができる。クッカーに、レンネットカゼイン、クエン酸、及びトウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプンまたはこれらの組み合わせから選択される修飾デンプン10wt.%未満を添加して、水及びデンプンの溶液を用意した。次に、水及びデンプンの溶液に植物性脂肪を添加して、水及び脂肪の混合物を用意した。次に、水及び脂肪の混合物に溶融塩を添加して、チーズ混合物を用意した。チーズ混合物を約62℃〜85℃、好ましくは70℃〜78℃の温度で約5〜20分間加熱処理して、乳化したチーズ製品を用意した。加熱処理後、乳化したチーズ製品をある温度で2〜5分間保持し、次に乳化したチーズ製品をホット充填する。
他の実施形態では、アナログチーズ製品はツインスクリュークッカーを使用して作製することができる。ツインスクリュークッカーにおけるプロセスには、以下の経時的ステップ:a)水に、レンネットカゼイン、デンプン、クエン酸、及び塩化ナトリウムを添加して、乾燥成分の混合物を用意するステップ、b)乾燥成分の混合物に植物性脂肪を添加して、植物性脂肪の混合物を用意するステップ、c)植物油の混合物に溶融塩を添加して、予備エマルションを用意するステップ、d)ツインスクリュークッカーにおいて76℃で予備エマルションを加熱処理して、加熱されたエマルションを用意するステップ、e)加熱されたエマルションを76℃で3分間保持して、次にホット充填するステップ、そして、f)次に、ホット充填されたエマルションを水浴中で冷却するステップ、が含まれる。
チーズ製品の特性
アナログチーズ製品の乳化時間は、アナログチーズ生産中のスループットを決定する。製品スループットのパーセント増加をもたらす短い乳化時間は、製品の生産量を増加させるため、有利である。本開示のアナログチーズ製品における好ましい乳化時間は約10〜14分の範囲であり、約14分超の乳化時間を有するアナログチーズ製品と比較した場合、約10%のスループット増加をもたらし得る。
アナログチーズ製品の伸び特性は、90gのシュレッドチーズをアルミニウム容器中で6分間240℃に加熱することによって評価することができる。伸びの評価を78℃から83℃の間で行った。弾性とは、糸状のチーズが伸ばされる際にもたらす抵抗の量を指す。本開示のチーズ製品における好ましい伸び特性の値は、高タンパク質試料では約60〜100cm、低タンパク質高脂肪試料では25cm超である。本開示に記載のチーズ製品の伸び特性を測定するプロセスは、添付の付録Aに例示されている。
シュレッドのサイズ区分には、ロングシュレッド、ショートシュレッド、及び細切り(fine)が含まれる。シュレッドの寸法には、長さ及び幅が含まれる。視覚的特性には、直線性、粗さ、及び湿り気が含まれる。他の特性としては、堅さ及び粘り気が挙げられる。好適なシュレッド特性は、例えば、アナログチーズ製品のシュレッドの長さ、塊、及び細切りチーズの量を目視観察することから質的に決定することができる。許容されるシュレッド特性及び許容されないシュレッド特性の例を、添付の付録Bに例示する。
アナログチーズ製品の流動性または溶解の特性は、シュライバー(Schreiber)法を使用して評価することができる。シュライバー溶解試験は、直径約35mm(1 3/8インチ)及び0.5cm(3/16インチ)の円筒形のチーズをガラスのペトリ皿に入れ、オーブン中で232℃(450°F)で5分間加熱し、次に30分間冷却することを伴う。結果は、同心円状に番号づけられたターゲット−タイプグラフから読み取る。流動性は、14等間隔の軸に沿って測定される半径の平均パーセント増加として表現される。本開示のアナログチーズ製品における好ましい流動性の値は、約20〜60%の範囲である。本開示に記載のアナログチーズ製品の流動性または溶解の特性を測定するプロセスは、添付の付録Cに例示されている。
アナログチーズ製品のゲル強度または硬度は、テクスチャーアナライザーを使用して評価することができる。好適なアナライザーは、例えば、TA.XT2iテクスチャーアナライザー(Texture Technologies Corp.,Hamilton,MA)である。テクスチャーアナライザーは、食感を測定し、硬度、脆さ、破砕性、粘り気、剛性、弾性、及びブルーム強度を定量化することができる。これらの測定によって、チーズ製品が許容される堅さ特性を有するかを決定するためのプロセスがもたらされる。アナログチーズの堅さ及び脆さは、通常5℃で試験した。本開示のアナログチーズ製品における好ましい堅さ特性の値は、約150〜350グラム/mmの範囲である。本開示のアナログチーズ製品の堅さ特性を測定する方法は、添付の付録Dに例示されている。硬度は、1インチ(26mm)の立方体のチーズを元の高さの50%に圧縮するために必要な力によって決定される。好ましい硬度の値は、6kg以上である。この方法についての例示は、付録Eに示されている。
実施例1
この実施例では、修飾されたデントコーン、修飾されたワキシーコーン、及び市販の修飾されたジャガイモの各デンプンを用いてアナログチーズ製品を作製した。得られたアナログチーズ製品の特性を評価し、比較した。比較試験の結果を図1〜4に収載する。
この実験で使用したデンプンは、異なるデンプン源であるデントコーンデンプン、ワキシーコーンデンプン、またはジャガイモデンプンに基づいた顆粒状の加熱処理済みデンプンである。通常、デンプンは、塩酸添加によるスラリー化及び加水分解(酸低粘化または低粘化ボイル)が行われる。次に、これらの低粘化されたデンプンは化学的修飾によって修飾される。次に、全てのデンプンを洗浄し、乾燥した。
置換デンプンを有するアナログチーズ製品は、修飾ジャガイモデンプンで作製したチーズと比較して以下の成分を含む。
ある例では、デントコーンデンプンを塩酸により3つの異なる加水分解レベルに加水分解した。次に、デントコーンデンプンを1〜3.4%のn−オクテニルコハク酸無水物で修飾した。
別の例では、ワキシーコーンデンプンを塩酸により異なる加水分解レベルに加水分解し、次に1%のn−オクテニルコハク酸無水物で修飾した。
例えば、ジャガイモデンプンは、塩酸により異なる加水分解レベルに加水分解し、次に1〜3.4%のn−オクテニルコハク酸無水物または結合アセチルが最大2.5%までの酢酸無水物によって修飾する。さらなる試験をジャガイモデンプンに対して行った。ジャガイモデンプンを塩酸添加によりスラリー化及び加水分解し、次に1.4%の酢酸無水物によって修飾し、洗浄し、乾燥した。市販の修飾ジャガイモデンプンの追加的試料も評価した。
ピザチーズの適用における広範な適用試験に基づき、具体的には伸び、溶解及びシュレッドの性質をもたらす機能性について、下記の3つのデンプンをさらなる評価用に選択した。
試料A(CStretch05064):塩酸添加によりスラリー化及び加水分解し、次に洗浄し、乾燥したデントコーンデンプン。
試料B(CStretch06392):塩酸添加によりスラリー化及び加水分解し、次に1.0%の酢酸無水物によって修飾し、洗浄し、乾燥したワキシーコーン。
試料C(CStretch06392/CStretch05064−70/30wt.%ブレンド):上記2つのトウモロコシデンプンのブレンド。
試料A、B、及びCについての試験結果を図1〜4に収載する。図1〜4には、比較試料1、2、3、及び4についての試験結果も収載されている。比較試料1、2、3、及び4は、市販の修飾ジャガイモデンプンであった。比較試料1は修飾ジャガイモデンプンE1420(KMC,Brande,Denmark)であり、比較試料2は修飾ジャガイモデンプンE1422(KMC,Brande,Denmark)であり、比較試料3は修飾ジャガイモデンプンPerfectamyl Gel EMP(AVEBE,Veendam,the Netherlands)であり、比較試料4は修飾ジャガイモデンプンE1420(Cargill Inc.,Minneapolis,MN)であった。
実施例2
この実施例では、市販の修飾ジャガイモデンプンを使用したアナログチーズ製品を対照として作製し、コストがより低いトウモロコシ及び/またはタピオカに基づいた修飾デンプン及び/または修飾デンプンブレンドを用いて改良製品を作製した。
これらのアナログチーズは、ツインスクリューチーズクッカーを使用して作製し、評価の前に最低5日間エージングした。試験には、堅さ、シュライバー溶解の改変版、及び伸びが含まれた。堅さ及び伸びの試験は、先に説明してある。使用した溶解試験は、付録Cに記載の流動性及び溶解についての改変版である。この実施例では、直径22.5mm(0.9インチ)、重さ6.5グラムのチーズの円板を皿に載せて、使用温度を232℃にしたオーブン中で6分間溶解させた。溶解させ冷却した後、溶解したチーズの表面積を計算し、対応する平均半径を決定し、付録Cに示される流動性の値に変換した。これらのアナログチーズの結果を表2.3に示す。
この実施例では、デンプンブレンド2Eの性状が対照に最も近く、試験した属性においてわずかに優れていた。デンプンブレンド2A、デンプンブレンド2B、及びデンプン2Dは、これらの属性において対照の修飾ジャガイモよりも著しく良好な試験結果となり、デンプンの低コストと共に、本発明の改良点を強調するものである。デンプンブレンド2Cは堅さの点で対照に劣り、許容されるチーズが作製されなかった。デンプンブレンド2Bとデンプンブレンド2Cとの間の主な相違は、ピロデキストリンのnOSA置換がデンプンブレンド2Bには存在し、デンプンブレンド2Cには存在しないことである。
以上の明細書において、本発明をいくつかの好ましい実施形態と関連させて説明し、多くの詳細を例示の目的で示してきたが、本発明には追加の実施形態の余地があること、そして本明細書に記載の詳細のいくつかは、本発明の基本原理から逸脱することなくかなりの程度で変動し得ることは、当業者にとっては明らかとなろう。
付録A
付録B
付録C
付録D
付録E

Claims (31)

  1. トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプン、またはこれらの混合物からなる群から選択される修飾デンプンを25wt.%未満含むアナログチーズ製品であって、ジャガイモ由来修飾デンプンを含むアナログチーズ製品に比べてシュレッド、堅さ、溶解及び伸びの特性が類似している、前記アナログチーズ製品。
  2. 前記修飾デンプンが、トウモロコシ由来修飾デンプンである、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  3. 前記修飾デンプンが、ワキシーコーンデンプンである、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  4. 前記修飾デンプンが、デントコーンデンプンである、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  5. 前記修飾デンプンが、タピオカ由来修飾デンプンである、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  6. 前記修飾デンプンが、サゴ由来修飾デンプンである、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  7. 前記修飾デンプンが、最大3.0%のn−オクテニルスクシニルレベルで前記デンプンに結合するオクテニルコハク酸無水物置換デンプンまたはデンプン類を含む、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  8. 前記修飾デンプンの粘性が、酸処理、酵素処理、塩素処理、ペルオキシド処理、またはこれらの組み合わせによって低減される、請求項7に記載のアナログチーズ製品。
  9. 前記修飾デンプンが、最大2.5%のアセチルレベルで前記デンプンに結合する酢酸無水物置換デンプンまたはデンプン類を含む、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  10. 前記修飾デンプンの前記粘性が、酸処理、酵素処理、塩素処理、ペルオキシド処理、またはこれらの組み合わせによって低減される、請求項9に記載のアナログチーズ製品。
  11. 15wt.%未満の修飾デンプンを含む、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  12. 約2wt.%から10wt.%の間の修飾デンプンを含む、請求項1に記載のアナログチーズ製品。
  13. トウモロコシ由来修飾デンプン、タピオカ由来修飾デンプン、サゴ由来修飾デンプン、またはこれらの混合物からなる群から選択される修飾デンプンを2wt.%から10wt.%の間含むチーズ製品であって、ジャガイモ由来修飾デンプンを含むアナログチーズ製品に比べてシュレッド、堅さ、溶解及び伸びの特性が類似している、前記アナログチーズ製品。
  14. 前記修飾デンプンが、トウモロコシ由来修飾デンプンである、請求項13に記載のチーズ製品。
  15. 前記修飾デンプンが、ワキシーコーンデンプンである、請求項13に記載のチーズ製品。
  16. 前記修飾デンプンが、デントコーンデンプンである、請求項13に記載のチーズ製品。
  17. 前記修飾デンプンが、タピオカ由来修飾デンプンである、請求項13に記載のチーズ製品。
  18. 前記修飾デンプンが、サゴ由来修飾デンプンである、請求項13に記載のチーズ製品。
  19. 前記修飾デンプンが、最大3.0%のn−オクテニルスクシニルレベルで前記デンプンに結合するオクテニルコハク酸無水物置換デンプンまたはデンプン類を含む、請求項13に記載のチーズ製品。
  20. 前記修飾デンプンの前記粘性が、酸処理、酵素処理、塩素処理、ペルオキシド処理またはこれらの組み合わせによって低減される、請求項19に記載のチーズ製品。
  21. 前記修飾デンプンが、最大2.5%のアセチルレベルで前記デンプンに結合する酢酸無水物置換デンプンまたはデンプン類を含む、請求項13に記載のチーズ製品。
  22. 前記修飾デンプンの前記粘性が、酸処理、酵素処理、塩素処理、ペルオキシド処理またはこれらの組み合わせによって低減される、請求項21に記載のチーズ製品。
  23. 前記チーズ製品が、プロセスチーズ製品である、請求項13に記載のチーズ製品。
  24. 前記チーズ製品が、約14分未満の乳化時間を有する、請求項1から23のいずれかに記載のチーズ製品。
  25. 前記チーズ製品が、約10〜14分の範囲の乳化時間を有する、請求項1から23のいずれかに記載のチーズ製品。
  26. 請求項1に記載のアナログチーズ製品を含む、食品。
  27. 請求項11に記載のアナログチーズ製品を含む、食品。
  28. 請求項12に記載のアナログチーズ製品を含む、食品。
  29. 請求項23に記載のプロセスチーズ製品を含む、食品。
  30. 請求項13に記載のチーズ製品を含む、食品。
  31. 前記チーズ製品が、プロセスチーズ製品である、請求項1に記載のチーズ製品。
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