JPS59205940A - 部分的カゼイネ−ト代替物として変性澱粉を含有するイミテ−シヨンチ−ズ製品 - Google Patents

部分的カゼイネ−ト代替物として変性澱粉を含有するイミテ−シヨンチ−ズ製品

Info

Publication number
JPS59205940A
JPS59205940A JP1084A JP1084A JPS59205940A JP S59205940 A JPS59205940 A JP S59205940A JP 1084 A JP1084 A JP 1084A JP 1084 A JP1084 A JP 1084A JP S59205940 A JPS59205940 A JP S59205940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
caseinate
cheese
imitation
cheese product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6156B2 (ja
Inventor
ガリ−・エイ・ツウイ−ルカン
ノ−マン・エル・ラコ−ズ
ジユ−リアン・エム・レンチン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Indopco Inc
Ingredion Inc
Original Assignee
Indopco Inc
National Starch and Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Indopco Inc, National Starch and Chemical Corp filed Critical Indopco Inc
Publication of JPS59205940A publication Critical patent/JPS59205940A/ja
Publication of JPS6156B2 publication Critical patent/JPS6156B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dairy Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 よび特にモツツアレラのようなイミテーションチーズ製
品中に存在するカゼイネートを選択された食用変性澱粉
で部分的に置換することに関する。
チーズの原価を下げようとする初期の試みは。
よシ価格の高い乳脂肪を植物脂肪によって置換えたチー
ズ類似品の開発をうながした。そのような類似品は、通
常分散された植物脂肪を含有するスキムミルクから伝統
的な方法で製造されそして一般にフィルドチーズ(fi
をled cheese)と呼ばれる。
その後の経済的動機および技術的進歩は、根本的にカゼ
インまたはその誘導体、植物油脂、塩類、酸類および番
別から製造される合成チーズ類似物の開発に導いた。
イミテーションチーズ製品には、クリームチーズのよう
な極めて含水量の高いチーズ:ブルーチーズおよびモツ
ツアレラのような含水量の高いチーズ(後者はカゼイン
を基礎にしたイミテーションチーズ市場の大部分を占め
る);チヱダーおよびプロボロンのような中程度の含水
量のチーズ;ロマノおよびパルメザンのような低含水量
のチーズ;およびアメリカンチーズ、チーズスプレッド
およびチーズ製品のよう々滅菌されたプロセスチーズが
包含される。これらのイミテーションチーズ製品は、低
価格でナチュラルチーズの香味および官能性をもたらし
、そして更に動物性脂肪が植物性脂肪によって置換えら
れているのでカロリーならびにコレステロールが共に低
い。
ナトリウム、カリウムおよびカルシウムのカゼイネート
、ならびに酸カゼインおよびレネットカゼインを適当な
アルカリ金属でその場で生成された塩類がイミテーショ
ンチーズ製品の製造に使用される。更に、多量のタンパ
ク質源をもたらして、上記のカゼイネートMは単独でま
たは組合せて、それらを理想的々ものとする独特の硬化
性、テクスチャー性および乳化性を有し、そしてそれら
の適度に低い粘度はそれらを高固形分において使用する
ことを可能にする。
しかしながら、世界のカゼインおよびカゼイネートの供
給量は、その最大量1で達したように思われる。現今の
高価格および不確実々将来の入手可能性は、食品加工業
者にとって犬々る関心事となっている。これらの理由か
ら、加工業者は、イミテーションチーズ製品中のカゼイ
ネートに一部または全郡代わるべき容易に人手できるカ
ゼイネート代用品、好ましくは低価格の代用品を見出そ
うと試みた。乾燥した植物タンパク質単離物(例えば大
豆単離物)を代替物として利用するだめのいくつかの試
みがなされた。これらの単離物は、カゼイネートの官能
性に欠けているので、一般に充填物としてのみ利用され
た。
単離物は、チーズに十分な溶融性を力えるために特別に
処理しなければならず(1982年9月141」に発行
された米国特許第4, 349, 576号参照)、ま
たその場合においてもチーズ製造中の激しい剪断によっ
て溶融値が実質的に低下するであろう。
雑誌[フード−プロセシング(Food proces
sing)中の最近の論文(1981年10月号第28
−29頁参照)は、タンノくり質混合物(カゼイン25
%、大豆粉25%、小麦グルテン25%およびアルファ
ルファタンパク質)がモツツアレラのイミテーションチ
ーズにある程度の成功裡に使用されていることが開示さ
れている。しかし々から、最終製品は、“香味を含むす
べての性質“を備えているわけでは々い。
かくして、チーズの製造中に必要声されるゲル化性およ
び乳化安定性を与えそして更にカゼイネートを基礎とし
たイミテーションチーズにス特性)を有するチーズ製品
を与えるよりな、容易に入手しうるカゼイネート置換物
に対する要望がある。
小麦粉および澱粉は、種々のチーズ製品において特定の
性質を改善するために充填剤および/またはバインダー
としても使用されている。
しかしながら、それらはカゼイネートによって典型的に
もたらされる性質を与えるカゼイネート代替物としては
使用されていない。
ナチュラルチーズ製品においては、例えば、シクロデキ
ストリンが水分保持および貯蔵寿命′を改善するために
添加され(特開昭81−75060号公報参照):ホス
ホリル化澱粉(約2%)が非粘質性の生成物を提供する
ためにチヱシャー(Cheshirc)およびヱメンタ
ール(Emmenthal )チーズの配合物にシック
ナーとして使用され(フランス特許第1.570.86
0号参照):水性コーンスターチ混合物(以前使用され
た牛乳またハハターの代りに)がバターのコンシスチン
シーを有する安定なソフト食品製品を力えるために溶融
された熟成チーズに配合され(フランス特許第1.56
6、665号参照):ナチ、ユラルチーズ、粉乳および
他の成分から製造されたプロセスチーズ製品に澱粉かつ
使用され(フード・ヱンジニアリング(FoodEng
ineering) 1980年11月号第25頁参照
);そしてチーズケーキおよびチーズパイ充填物におけ
る安定剤(冷凍および解凍の悪影響に対する)と1して
予備糊化されたトウモロコシ、バレイショおよびタピオ
カの澱粉が使用された(1972年5月30日発行の米
国特許第3.666.498号参照)。更に、硬質チー
ズの一般的な外観を改善するだめのコー手インクとして
加熱されたホヱー溶液(65℃)と混合してバレイショ
澱粉(3〜6%)が使用された(ボーランド特許第54
.548号参照)。
チーズ類似物および擬似チーズ製品においては、例えば
、水を結合しそしてその損失を防ぎまたは遅らせ、壕だ
植物油、動物性または植物性タンパク質および乳化性金
属塩を基礎としたチーズ食品に、光沢、口描りの良さぞ
してボディ・テクスチャーを付与するためにトウモロコ
シ澱粉加水分解物(例えばコーンシロップ)が使用され
(1967年3月21日発行の米国特許第3.310.
406号参照); パスタフイラータ(pasta f
ilata) ’!たはチヱダーチーズに似たチーズ代
替物の堅さを増大させるために、カゼイネート含有チー
ズ代替物に任意成分として(0〜5%)非糊化フラワー
(例えばタピオカ粉3%)が添加され(オース) IJ
ア特許第835.830号;ドイツ特許出願公開第2.
411,945号; 1975年11月25日発行の米
国特許第8.922.874号;および1978年8月
1日発行の米国特許第4.1(14,413号参照);
各成分を低い温度において均一に混合しそして塊を押出
すことによって棒状物を作りそれを更に小球、条片また
は粒状物とすることによって製造される脱水チーズおよ
び人工香料を含有する中程度の水分を有する(約12%
)香りの高いインパクトチーズ類似物中のマトリックス
として小麦粉および水素添加された植物油が使用され(
フード・プロダクト・デイベロープメント(Food 
productpevelopment)1980年6
月号第42〜43頁参照):脂肪を含有しない複合擬似
チーズ製品中の各種の食用タンパク質片のためのバイン
ダーとして糊化高アミロース澱粉およびそれらの誘導体
が使用され(1974年9月17日に発行された米国特
許第3.886.677号参照);チーズ、澱粉、高タ
ンパク結合剤、水、砂糖または砂糖等価物および場合に
よっては1〜7%の食用油の混合物から製造された貯蔵
安定性のある高タンパク質の押出しチーズ製品において
予備糊化された澱粉(例えば、トウモロコシ、小麦、モ
チトウモロコシおよびタピオカ)が使用された(197
3年6月26日発行の米国特許第3,741,774号
参照)。
このように、イミテーションチーズ、特にモッツアレラ
チーズにおけるカゼイネートの部分的代替物として使用
するだめのゲル化性および乳化安定性を有する食用変性
澱粉に対する需要がある。
本発明は、少くとも1 g+の食用力ゼイネートヲ含有
するイミテーションチーズ製品において、カゼイネート
の約80重量%までが食用変性澱粉によって置換されて
おり;上記澱粉が5〜9oの水流動性(VvF)および
少くとも15%そして40%以下のアミロース含量を有
する予備糊化された転化澱粉、または酸化プロピレン約
り0%捷で、コハク酸無水物的2.0%まで、オクテニ
ルコハク酸無水物的3.0%までで、または最大約2.
5%の結合アセチルをもたらすのに十分な量の酢酸無水
物で、才たは最大成約0.4%の結合リン酸塩をもたら
すのに十分な量のナトリウムまたはカリウムオルトホス
フヱート、ナトリウまたはカリウムトリポリホスフヱー
トマたはそれらの混合物で処理することによって調製さ
れた誘導体、またはオキシ塩化リン、ヱピクロルヒドリ
・ン、トリメタリン酸ナトリウムまたはアジピン酸−酢
酸無水物で処理することによって調製された中程度に架
橋された生成物または誘導体化された中程度に架橋され
た澱粉であり;上記の転化澱粉は、酸または酵素で処理
することによって調製された流動性澱粉および約2%丑
での活性塩素で処理することによって調製された酸化澱
粉からなる群から選択されたものであり;処理の百分率
は、澱粉を基準にした重量百分率であり;それによって
上記の澱粉−カゼイネ−トチーズ製品は機能的にカゼイ
ネート−を基礎としたイミテーションチーズ製品に等し
いことを特徴とする前記イミテーションチーズ製品を提
供する。
好ましい実施態様においては、本発明は、モツツアレラ
チーズ、チヱダーチーズ、およびプロセスド・アメリカ
ン・チーズからなる群から選択されたカゼイネートを基
礎とイミテーションチーズ製品に官能的に等しいイミテ
ーションチーズ製品で1あって、水、食用植物性脂肪ま
たは植物油、チーズ添加物およびナトリウムおよびカル
シウムのカゼイネート20〜80重量%と上記の食用変
性澱粉80〜20重量%との混合物、好ましくは20〜
30%のアミロース含量および20〜80の水流動性を
有するものからなるものである前記イミテーションチー
ズ製品を提供する。
最も好ましい実施態様においては、本発明は、澱粉がオ
クテニルコハク酸無水物1〜3%、酸化プロピレン0.
25〜2%で、まだは0.13〜1.6%の結合された
アセチルをもたらすのに十分な量の酢酸無水物(典型的
には0.25〜3%)で処理することによって調製され
−た20〜80■゛のトウモロコシ澱粉誘導体または活
性塩素0.5〜1.5%で処理することによって調製さ
れた40〜80盟の酸化されたバレイショ澱粉であり、
そして上記澱粉が25〜50%の童で存在することを特
徴とする砕片、融溶物および紐状物として等価のあるい
は実質的に等価のイミテーションモツツアレラチーズ製
品ヲ提供する。最も好ましい澱粉誘導体は、オクテニル
コハク酸無水物1〜2%で処理することによって調製さ
れた35〜50背のトウモロコシ澱粉誘導体またはオキ
シ塩化リン0.01%までおよびオクテニルコハク酸無
水物1〜2%で処理することによって調製された65〜
70WFの架橋されたトウモロコシ澱粉誘導体である。
本発明は、また水、溶融植物性脂肪捷たは植物性油、食
用カゼイネ−1・およびチーズ添加物からイミテーショ
ンチーズ製品を製造する方法において、上記カゼイネー
トの80重量%までの代替物として食用変性澱粉を添加
し、水および溶融した脂肪まだは油を上記カゼイネート
−澱粉混合物によってゲル化しそして乳化安定化し、そ
してその際澱粉は前記の食用変性澱粉からなる群から″
選択されたものである上記イミテーションチーズ製品の
製造方法を提供する。
本明細書において使用する「イミテーションチーズ」と
いう用語は、水、植物性脂肪寸だは植物性油、カゼイネ
ート、前記の食用変性澱粉および天然産および/まだは
人工香料、塩類(塩化ナトljウムおよびその他の塩類
)、酸類、着色料、乳化剤 安定剤、防腐剤および場合
によっては植物性タンパり質のよう々他のタンパク質か
ら典型的に製造されたチーズ類似物を意味するものとす
る。
本発明においてカゼイネートの部分的代替物として使用
するための予備糊化された転化澱粉の調製に使用されう
る澱粉ベースは、ワキシー澱粉まだは40%またはそれ
以上のアミロース含量を有する高アミロース澱粉以外の
いかなる植物源から誘導されたものでもよい。適当な澱
粉は、少くとも15重量%そして40重量%以下、好ま
しくは20〜30重量%のアミロース含量を有すべきで
ある。これらには、約30%までのアミロース含量ヲ有
スルトウモロコシ、バレイショ、カンショ、コムギ、イ
ネ、サゴ、タピオカ、ツルガムまたは類似物のような澱
粉、または約40%1でのアミロース含量を有するスム
ースマメ、カナダマメ、ココアマメ、ウィングマメまた
は類似物のような澱粉が包含される。アミロ一スを僅か
に含有するかまたは全く含有しないアミ才力のようなワ
キシー澱粉を上記のアミロース含有澱粉に配合して最小
値またはそれ以上のアミロース含量を有する有用々配合
物を得ることもできる。
澱粉ベースは、本発明において使用するのに適するよう
に転化されそして予備ゼラチン化され々ければならない
。転化は澱粉を劣化せしめ、そして煮沸された澱粉分散
物の粘度を低下させる。誘導化流動性澱粉および酸化綬
粉のような多少安定化された転化澱粉が好ましい。安定
化は、目的チーズ製品の溶融性を改善する。
適当な転化澱粉には、酸転化丑たは酵素転化された澱粉
(しばしば流動性澱粉と呼ばれる)および酸化澱粉(こ
の澱粉には塩素は化学的に結合していないがその製造の
際に使用される試薬の故に、しばしば塩素化澱粉と呼ば
れる)が包含される。流動澱粉および酸化澱粉は、5〜
90、好ましくは20〜80および最も好まシ、りけ3
5〜70の水流動性(■゛)を有しんければならない。
デキストリンのようなより高度に転化された澱粉は、誘
導化された場合においても本発明に使用するのに適して
いない。
酸処理によって転化された澱粉を調製する場合には、澱
粉ベースは、硫酸または塩酸のような酸の存在下に、澱
粉の糊化点以下の温度において加水分解される。澱粉は
、水中で攪拌されそして次に酸が添加される。典型的に
は、反応は、8〜16時間の期間に亘って行なわれ、そ
の後で酸はアルカリで中和され(例えば5.5のpHま
で)、そして澱粉は、E過によって回収される。得られ
る転化澱粉は、澱粉を予備糊化するために煮沸すること
を要するであろう。
酵素処理によって転化澱粉を製造する場合には、澱粉ベ
ースは、水中でスラリー化され、そしてpHはアルカI
J tたは酸によって5.6〜5.7に調整される。少
量のα−アミラーゼ酵素(例えば澱粉に関して約002
%)が上記スラリーに添加され、これは次いで澱粉の糊
化点以上に加熱される。所望の転化率(W、 F、 )
に達した時に、酵素を不活性化するためにpHを酸で調
整しく例えば約2.0に)そしてそのpHに少くとも1
0分間保つ。その後でpHは上方へ再調整してもよい。
得られる転化澱粉分散液は、澱粉の完全な可溶化および
残存する酵素の不活性化を保証するために通常ジヱット
煮沸される。
次亜塩素酸ナトリウムで酸化することによって転化澱粉
を調製する場合には、水性澱粉懸濁液(固形物35〜4
4%)が通常次亜塩素酸ナトリウム溶液(活性塩素約2
%まで含有)を用いてpH8〜IOおよび21〜38℃
において処理される。反応は、所望の酸化水準(デグラ
デーション)に達した時にpH5〜6.51で中和され
、そして過剰の酸化剤は、重亜硫酸ナトリウム溶液また
は二酸化イオウの添加により破壊される。反応生成物は
、不純物、可溶性化澱粉、および反応の副生成物を除去
するために連続的真空フィルターまだはノ・イドロザイ
クロンのいずれかの中で洗滌される。次亜塩素酸塩は、
グルコシド結合の同時的開裂を伴ないつつ、限られた数
の水酸基をアルデヒド、ケトンおよびカルボキシル基へ
と酸化する。線状アミロース分子へのカルボキシル基の
導入は、ゲル化する傾向を低下させる。そのような過安
定化は、この場合転化澱粉については避けなければなら
ず、そして活性塩素の前記の量を超えては々ら々い。得
られる転化澱粉は、澱粉を予備糊化するために更に煮沸
することを要する。
上記の酸および酵素による転化は、誘導澱粉または未誘
導澱粉のいずれで行々つてもよいが、未誘導澱粉を使用
するのが普通であることが了解されるであろう。
転化澱粉まだは転化誘導澱粉は、本発明において使用し
そして所望のテクスチャー性を有する目的チーズ製品を
得るだめに予備糊化されなければ々らない。予備糊化さ
れた澱粉は、煮沸することなく冷水中で膨潤しうる。澱
粉は、澱粉スラリーを直接にまたは煮沸(例えばヴオー
テータ−(■otator)中で)しだ後にドラム乾燥
するかあるいは澱粉スラリーをジヱット煮沸しそして噴
霧乾燥することによって予備糊化されうる。煮沸された
澱粉は、噴霧乾燥以外の手段(すなわち、凍結乾燥、ア
ルコール沈殿、回転蒸発)によって乾燥されうる。
押出しのよう々、予備糊化を行なうだめの他の手段もま
た本発明において使用してもよい。ジヱソト煮沸された
澱粉スラリーは、所望ならば直接にチーズ配合物に添加
されうる。
ドラム乾燥は、澱粉スラリーを加熱されたドラム上で同
時に煮沸しそして乾燥するだめの慣用の方法であり、例
えば次のような論文に記載されている(Chapter
 ’ggn−” Production and Us
e ofPregelatinized 5tarch
 ’: 5tarch:Chemistry andT
echnology、 Vol、n−Industri
al Aspects、 R,L。
Whistler and E、F、 Pa5chal
l、 Editors、 Acadernic Pre
ss。
New York 1967参照〕。ドラム乾燥された
澱粉は、薄い固体のシートの形で得られ、このものはチ
ーズ配合物中に使用される前に粉末状にされる。
ジヱット煮沸および噴霧乾燥は、慣用手段でありそして
米国特許第3,674,555号(1972年7月40
発行)のような特許に記載されている。澱粉スラリーは
、加熱された煮沸室に送入され、そこで加圧水蒸気が澱
粉スラリー中に注入される。煮沸された澱粉溶液は、煮
沸室から出1コ管を経て取出される。澱粉溶液は、加圧
スプレーノズルまたは遠心ホイールアトマイザ−によっ
て大きな加熱室の中に噴射され、その中で水が蒸発せし
められる。澱粉は、加熱空気を澱粉粉末から分離するた
めにサイクロンに通される。噴霧状態の澱粉材料、特に
高粘度の材料を糊化するために、米国特許第4.280
,851号(1981年7月28日発行)に記載された
水蒸気噴射、直接噴霧乾燥の方法および装置もまだ本発
明に使用される。
本発明において使用するだめの好ましい澱粉は、誘導流
動性澱粉および酸化澱粉である。適当i=誘導体は、酢
酸無水物、コノ・り酸無水物およびオクテニルコノ・り
酸無水物とそれぞれ反応させることによって製造された
、アセテートのよう々ヱステルおよびサクシネートおよ
びオクテニルサクシネートのよう々半ヱステル;オルト
リン酸ナトリウムまたはカリウムあるいはiリボリリン
酸ナトリウムまたはカリウムと反応せしめることによっ
て製造されたリン酸誘導体;酸化ヱチレンと反応させる
ことによって製造されたヒドロキシグロビルヱーテルの
ようなヱーテル;および食品における使用が承認されて
いるその他の食用澱粉誘導体が包含される。
酸化澱粉および誘導流動性澱粉は、モツツアレラチーズ
のような良好な破砕および溶融特性を必要とするチーズ
製品にとって好ましいゲル化性および乳剤安定性を示す
それぞれの誘導体は、ゲル強度と溶融特性との間の必要
な平衡をもたらすだめに、本明細書中に示すような適当
な処理規準を有しなければならない。食用澱粉の製造に
使用することを現在許容されている誘導体化剤の量は、
本発明において使用するのに適した量よりも多いであろ
う。例えば、現在米国食品医薬品温は、25重量%まで
の酸化プロピレンの使用を許可している。
そのような処理規準は、得られる澱粉誘導体が過安定化
されそしてチーズ製品に十分なゲル強度をもたらさない
ので本発明にとっては適当で々いであろう。同様に、酸
化澱粉は、澱粉を過安定化させないような量の活性塩素
で処理しなければならない。
必要とされる誘導体化処理規準と澱粉の水流動性および
アミロース含量との間の関係があることが了解されるで
あろう。より低い水流動性およびより高いアミロース含
量を有する転化澱粉は、より強度の犬き々ゲル7を形成
しそして逆も寸だ同様である。必要とされるゲル強度は
、チーズの種類および含水量と共に変動することもまだ
了解されるであろう。
よシ良好な乳化性が必要とされる場合には、オクテニル
サクシネート誘導体が好ましい。必要々乳化性は、チー
ズ製品の油含量のみ々らずまた代替されるべきカゼイネ
ートの量にも依存し、オクテニルサクシネート誘導体の
場合には、50%以上のカゼイネート置換度が好ましい
ことがが了解される。それらの使用は、チーズ製造中の
許容し得々い油損失および目的チーズ製品の表面上の重
重しく々い油浮出しくoiling−off)を防ぐで
あろう。溶融したチーズにおける多少の油浮出しは、望
ましい。モツツアレラチーズの調合において使用するた
めの最も好ましい澱粉誘導体は、ジヱット煮沸され、ま
たはジェット煮沸/噴霧乾燥された、オクテニルサクシ
ン酸無水物1〜2%を用いて処理された35〜50WF
のトウモロコシ澱粉誘導体である。
上記の澱粉変性の手順、すなわち転化、誘導体化および
予備糊化け、この技術分野の専門技術者にとって慣用の
ものでよく知られており、例えば次のよう々刊行物に記
載されている;「水溶性ガムおよび樹脂ハンドブック」
(ゝゝHandbook of Water −8ol
uble Qum and Re5ins ’、 、R
obert :[、、pavidson (IM集者)
Chapter 22:5tarch and Its
 Modifications by M、W。
Rutenberg、 McGraw Hill Bo
ok Co、 (New York) 1980参照)
変性澱粉の調製においては、転化は、典型的には予備糊
化工程に先立って行々われる;しかし々がら、転化に先
立って澱粉を予備糊化することも可能である。同様に、
典型的には転化および誘導体化は、予備糊化に先立って
行なわれ蚕るが、この順序は、誘導体化を転化に先立っ
て行なうことによって逆にすることもできる。
高度に架橋された澱粉は、一般に本発明においては使用
されない。例えば、転化され次いでドラム乾燥された後
には高度に架橋されている公知のタピオカをベースにし
た直ちにゲルイヒする澱粉は、不満足なものである。し
かじな力;ら、転化澱粉のゲル化に悪影響を与え々い中
程度の架橋は、本発明において使用される。
食用澱粉に適した架橋剤には、オキシ塩イヒ1ノン、ヱ
ピクロルヒドリン、トリメタリン酸ナトリウム、および
アジピン酸−酢酸無水物体uえば1:4)が包含される
。現存許容される処理の程度は、オキシ塩化リンおよび
ヱピクロルヒド1ノン以外の架橋剤が使用される場合に
適当な中程度に架橋された澱粉を提供するはずである。
そのような水準は、リンとして計算して結合(残在)1
ノン酸塩0.04%まで、およびアジピン酸無水物0.
12%号でおよび結合アセチル2.5%までを包含する
上に述べた架橋剤のうちで、オキシ塩化1ノンは、約0
.05%号での量が好捷しく 、 0.04%捷たけそ
れ以下がより好ましく、0.01%が最も好ましい。よ
シ高い割合のオキシ塩化リン(例えば0.1%の現在許
容された水準まで)を用いる処理は、高すぎる架橋度を
有する(す々わち、十分には煮沸されず、そして/また
は必要な粘度を生じない)澱粉をもたらし、そして受入
れられないチーズ製品を形成する。ヱピクロルヒドリン
0.3%まで(現在許容されている水準)を用いる処理
は、同様に高すぎる架橋度を有する澱粉をもたらす。上
記のオキシ塩化リンおよびヱピクロルヒドリンによる処
理の水準は、非誘導体化転化澱粉についてのものであり
、誘導体化された澱粉についてはより高い処理の水準(
例えば、オキシ塩化リン0.06%)を使用することも
できる。モツソアレラチーズの調合に使用される最も好
ましい架橋澱粉誘導体は、オキシ塩化リン0.01%捷
でおよびオクテニルコ・・り酸無水物1〜2%を用いる
処理により調製されたジェット煮沸/噴霧乾燥された6
5〜70″■°の架橋されたトウモロコア澱粉誘導体で
ある。
未転化澱粉(転化を行々うこと々く所要の水流動性を有
する高アミローストウモロコシ澱粉以外のもの)は、予
備糊化されるかまたは誘導体化されそして予備糊化され
た場合においても本発明において使用されない。粒状澱
粉(すなわち予備糊化されていないもの)も丑た、転化
されそして誘導体化された場合においても、本発明にお
いて使用されない。上記の澱粉は、チーズ製造において
必要とされるゲル化性および/または乳化安定性をもた
らさ々い。
イミテーションチーズの製造は、慣例的であり、この技
術分野の専門技術者によく知られている。代表的なチー
ズ製品の製造方法は、下記の特許に記載されており、こ
れらの開示は、本明細書中において参考文献を冷すもの
である:米国特許第4.−282.050号および第4
,075,860号(1980年11月4日および19
78年2月21日にそれぞれ発行)は、イミテーノヨン
モソツアレラチーズの製造方法ヲrA示している: 米国特許第4,197,322号(1980年4月8日
発行)は、モツツアレラおよびプロセスド・アメリカン
チーズのようなイミテーションチーズの製造を記載して
いる; 米国特許第4,104,418号(1978年4月1日
発行)は、モツツアレラおよびチヱダーチーズのような
イミテーションチーズの製造を記載している;米国特許
第3.922.374号(1975年11月25日発行
)は、パスタフイラク(モツツアレラ)、チヱダーおよ
び滅菌プロセスアメリカンチーズのようなイミテーショ
ンチーズの製造方法を記載している:米国特許第8.8
9.7.994号(1968年8月20日発行)および
米国特許第4,166.142号(1979年8月28
日発行)は、イミテーションクリームチーズスプレッド
およびイミテーションチーズスプレッドの製造方法を記
載している; 米国特許第8.502.481号(1970年3月24
日発行)は、チーズスプレッドの製造を記載している:
米国特許第8.806,606号(1974年4月23
′8発行)は、ナチュラルチーズのテクスチャーおよび
嗜食性を有する合成チーズの製造を記載している;そし
て米国特許第4.110.484号(1978年8月2
9日発行)は、酸で硬化されたイミテーションフィルド
チーズ製品の製造方法を記載している。
カゼイネートを基礎とするイミテーションチーズに香味
、テクスチャーおよび溶融性および糸ひき性において機
能的に等しいイミテーションモツツアレラチーズは、典
型的にはトウモロコシ、セサミ、綿実、す7ラワー、ビ
ーナツツ、ココナツ、大豆、オリーブ、パーム、および
/捷たは小麦麦芽油のような植物脂肪または植物油20
〜24%;ナトリウムおよびカルシウムカゼイネート(
ナトリウムカゼイネート約10〜bカゼイネート約90
〜10部の割合で)20〜80%と変性澱粉80〜20
%との混合物20〜30%;水約43〜50%;塩化ナ
トリウム約0.5〜3.0%;リン酸三ナトリウム、リ
ン酸アルミニウムナトリウム、および/またはリン酸カ
ルシウム約0.8〜2.5%;アジピン酸、乳酸および
7首たはンルビン酸0.5〜2.0%;およびバター香
料のようなチーズ添加物0.0001〜1%(百分率は
重量基準)から製造される。
イミテーションモツツアチーズにおいては、目的の伸び
、乳化、ゲル化および溶融特性をもたらすために、ナト
リウムカゼイネートとカルシウムカゼイネートとの混合
物が使用される。
高ナトリウムおよび高カルシウム含有カゼイネート系の
両方がこの場合変性澱粉と共に使用される。可溶化カゼ
イネートは、酸カゼイン(塩酸または酪酸のような酸を
添加することによって牛乳から沈殿されたもの)または
レンネットカゼイン(酵素レンネットとの反応によって
可溶化されたカゼイン)の分散物に水酸化ナトリウム、
カリウムまたはカルシウムのようなアルカリを添加する
ことによってその場で生成されうる。
これらの変性澱粉がすべての型のカゼイネートの代替物
として使用することができ、そして機能的に等しいイミ
テーションチーズ製品を与えることは驚くべきことであ
る。更に、一つの変性澱粉が典型的にタンパク質混合物
(例えばナトリウムおよびカルシウムカゼイネート)を
必要とするモノツアレラのようなチーズにおいてさえ、
ナチュラルチーズの破砕性、溶融性および糸ひき性を付
与するために使用されうろことは一層驚くべきことです
らある。
晦型的には、上記のチーズは、カゼイネート、澱粉およ
び水から溶融油脂を用いて乳濁物を形成しそして適西な
時期に塩および酸を添加することによって製造される。
この混合物を乳化中に加熱し、そして最終的な可塑性の
塊りを圧縮しそして数日間冷凍する。
イミテーションプロセスアメリカンおよびチヱダーチー
ズは、異々つだ塩または酸が使用されることを除いては
同じ組成を有する。
下記の例においては、すべての部および百分率は、重量
基準であり、そしてすべての温度は、特記しない限り摂
氏で示されている。以下の試験手続は、本発明における
澱粉生成物を特徴づけるだめに各側において用いられて
いる。
水流動性の”測定 澱粉の水流動性は、トーラス回転剪断型粘度計(’l’
hornas Rotational 5hear−T
ype Viscometer) (アーサーOヱツチ
・トーマス社(Arthur H,’[homas C
o、。
Phi店elphia、 PAi9106)製造)を用
いて測定される。
この粘度計は、100回転に23.12±0.05秒を
要する24.73CpS、の粘度を有する標準油を用い
て30℃において測定することが標準である。水流動性
の正確な再現性のある測定は、澱粉の転化度(転化度が
増加するに従って粘度は上昇する)に従って異なった固
形物含量において100回転に要した時間を測定するこ
とによって得られる。使用された手順は、蓋をされた銅
製のカップにおいて所要量の澱粉(例えば乾燥基準で6
.16g)を蒸留水100m7中にスラリー化しそして
このスラリーを沸騰水浴中で時々攪拌しながら30分間
加熱することからなる。次にこの澱粉分散物を蒸留水を
用いて最終重量(例えば107g)にする。得られた分
散物を81〜83℃において100回転するのに要した
時間を記録し、そして下記の表に定義する水流動性値に
変換する。
26.8        50 22、O55 24,260 19:2□    65 15.9    70 13.5    75 11.5    80 10.0    85 g、0    90 後(チーズ表面上の油保持または油浮出し)のゲル強度
、乳化安定性について、そしてチーーズを手に触れそし
て引張ってみて伸長性について;チーズをおろすことに
よって破砕性(shred)について;溶融性について
は、おろしたチーズをピザの上で加熱しそして溶融特性
、すなわち融合性の有無あるいは過度の融合性(過度の
溶融は半透明の層を生ずる結果となる)を観察すること
により;そして糸引き性(string)については溶
融したチーズを引き離すことによって評価を行なった。
上記の諸性質に基づいてチーズに総合的評価点を与え、
その際製造中に油損失を生ずるチーズには0の評価点を
与えた。ゲル強度および破砕性が次に最も重要な性質で
あると考えられた。評価されたすべてのチーズは、香味
および口触りにおいて満足すべきものであった。5以下
の評価点は、不満足なものと考えられた。対照のチーズ
は、高すトリウムカゼイネート調合物が高カルシウムカ
ゼイネート調合物に比較して糸引き性、溶融性および伸
長性において劣っているとしても、対照のチーズは、自
動的に10の評価点が与えられた。
許容されるチーズ(す々わち機能的に等価なチーズ)は
、少くとも5の評価点を有し、そして実質的に等価の、
および等価のモツツアレラチーズは、8〜9.5の評価
点を有していた。
例■ この例は、ジェット煮沸/噴霧乾燥された、50%の置
換度のトウモロコシ澱粉のオクテニルササクシネート誘
導体を含有する、高ナトリウムおよび高カルシウムのカ
ゼイネート処方に基づく、イミテーションモツツアレラ
チーズの製造を記載する。
変性澱粉の調製 水150部中の粒状トウモロコシ澱粉100部のスラリ
ーを水浴中で52℃に加熱し、塩酸0.5部を添加し、
そして混合物を52℃において16時間攪拌した。混合
物をアルカリ(水酸化す)IJウム3%の溶液)で5.
5のpHまで中和することによって加水分解を停止せし
めた。転化された澱粉をp過により回収し、洗滌しそし
て乾燥した。それは前記の試験法によって測定して40
の水流動性を示しだ。
転化澱粉全部で100部を水150部中でスラリー化し
、pHを水酸化ナトリウムで7.5に調整し、そしてオ
クテニルコハク酸無水物(O8A)の規定された量(1
%および3%)を徐々に加え、その間pHを水酸化ナト
リウムを用いて7.5に維持した。アルカリのそれ以上
の添加が必要でなくなった時に反応は完了した。次に酸
を用いてpHを5.5に調整した。
得られたオクテニルサクシネート誘導体を濾過により回
収しそして洗滌した。
次に、誘導体化澱粉全部で100部を水233部中でス
ラリー化しそして138℃の連続式スチームジヱットク
ツカーに通した。得られた澱粉溶液を210℃の室温お
よび90℃の出口温度において噴霧乾燥した。
チーズの調製 ホバート(Hobart)ミキサー中で低速度において
カゼイネート(複数)(対照のチーズ)またはカゼイネ
ートの澱粉(代替チーズ)を乾燥配合することによって
チーズ類を製造した。溶融したショートニングまだは油
を配合しそして混合を3分間続けた。
混合物の約1/2を取出し、そして攪拌を続けながら、
本釣85%を加えた。乳濁液が均質になるまで混合を約
1分間継続した。取出したショートニング/カゼイネー
ト/澱粉混合物を添加し、攪拌を約2分間続けた。次に
、ンルビン酸および硬化塩を中程度の速度で添加し、そ
して混合物が均質と彦るまで混合を続けた。アジピン酸
および残りの水を加えそして混入した。得られたチーズ
を取出し、混合物を固めるために僅かにプレスし、−そ
して4℃(40下)において1〜3日間冷凍した。ンル
ビン酸および硬化塩の添加後に残りの水を後から加える
というこの実験室における製造法は、酸および塩の添加
後の最終混合物に水蒸気を注入するという典型的な工業
的製造法を1ねるものである。
対照のチーズと変性澱粉を含有するチーズは、次のよう
に調合された: ナトリウムカゼイネート   21.2  10.6 
  5.4  2.7カルシウムカゼイネート   5
.4   2.7  21.2  10.6変性澱粉c
          −13,8−18,8シヨートニ
ング      22.8  22.8  22,6 
22.6塩化ナトリウム       0.9  0.
9  0.9  0.9リン酸三ナトリウム    0
.3  0.8  0.3  0.8リン酸アルミニウ
ムナトリウム  0.8   0.3   0.3  
0..9リン酸カルシウム      0.8  0.
8  0.8  0.8アジピン酸       0.
8  0.8  0.3  ’ 0.8ンルビン酸  
       0.3  0.8  0.3  0.8
100.8 100.8 100.1 100.1シヱ
ツト蕉佛<JC)/噴霧乾燥(81))。
これらのチーズの評価は、第1表に要約されている。
上記の結果は、高ナトリウムカゼイネートチーズの調合
においては、熱性澱粉を含有する製品は、対照の製品よ
りも伸び、糸引きおよび溶融性においてすぐれているが
、ゲル強度において劣っていることを示している。高カ
ルシウムカゼイネートチーズの調合においては、澱粉を
含有する製品は、両方共車越しており、1%O8A誘導
体については3%O8A誘導体に比較して破砕性におい
てすぐれているが溶融性において劣っている。高カゼイ
ネート含量の対照品は、一つの性質(す々わち破砕性)
においてのみ僅かにすぐれている。かくして、ナトリウ
ムカゼイネートおよびカルシウムカゼイネートの両方に
対する部分的代替物として変性澱粉を含有するイミテー
ションモツツアレナチーズ製品は、高ナトリウムおよび
高カルシウムカゼイネートチーズ調合についての対照に
機能的に均等であったことが示されている。オリーブ油
、部分的に水素添加された大豆油および各種の固化した
水素添加植物油を使用して類似のチーズ製品が同様な結
果をもって調製されだ。
第1表 (%) 高Naカゼイネートを含有する対照     0%  
硬い高Naカゼイネート/澱粉8・        5
0%   軟い高Caカゼイネートを含有する対照  
   0%  硬いa、  40M’ )ウモO−’7
;’3%O8A ; JC/SDb、  40WF )
ウモロコシ;1%O8A ; JC/5DC1すシつぶ
したチーズ片の融合なし。
d、短かすぎた。
e、対照は、高ナトリウムおよび高カルシウムカゼイネ
ート差にもかかわらず自動的に10の評価点が与えられ
た。
極め 良好     良好   良好  良好   良好  
   8極めて良好   良好   良好  良好  
 良好    10普通    良好   良好  良
好  極めて良好   8良好    良好   良好
  良好   良好     9チーズの諸性質の 例■ − この例は、他の澱粉ベースから調製された澱粉の使用な
らびにカゼイネート代替物として種々の水流動性を有す
る澱粉の使用を示す。
誘導体化澱粉を例■に記載した操作に従って3%O8A
で処理し、ジヱット煮沸および噴霧乾燥にかけた。非誘
導体化澱粉をジヱット煮沸にかけそして直接に調合物に
使用した。これらのチーズ調合物においては、添加する
水は、必要々澱粉固形物含量をもたらすように調整され
た。
それらを50%代替物における前記の高カルシウムカゼ
イネートチーズ調合物において評価した。
各種の代替澱粉の総合的・な等綴付けを以下に要約する
澱 粉a            チーズ総合等級付け
40WF トウモロコシ;JC7 20WF )’yモoコシ; 8%O8A ; JC/
SD         880WF )ウモロコシ;3
%O8A ; JC/SC740WFバレイショ; J
C7,5 20WFバレイショ;3%O8A ; JC/SD  
       780WFバレイショ;3%O8A; 
JC/SD         040′wFタピオカ;
JC7 20wFタピオカタピオカ澱粉 ; JC/SD   
        680WFタピオカ;3%O8A ;
 JC/SD           040wF′アミ
オカ;JC2 20”■゛アミオカ;3%O8A; JC/SD   
       480WFアミオカ;3%O8A ; 
JC/SD          Oa、  これらの澱
粉のアミロース含量は、トウモロコシについては約21
〜28%、バレイショについては23%、タピオカにつ
いては17〜22%、そしてアミ才力(1種のワキシー
メイズ澱粉)については1%以下であった。
結果は、非誘導体化澱粉を含有する製品は、アミ才力を
除くすべてのベースについて良好であったことを示して
いる。これらのチーズは次の性質を有していたニゲル化
性確実:破砕性および乳化性良好;伸び、糸ひき性およ
び溶融性普通ないし良好。
得られた結果は、またアミ才力を基礎とした澱粉誘導体
を含有する製品は、同様に許容され得なかった(4およ
び0の評価点)ことを示′しているニゲルは極めて軟弱
であシ、破砕性は普通々いし不良(もじゃもじゃする)
、そして更にSOW誘導体はかなりの油を失う(50c
c)。
得られた結果は、更に高い粘度を有するバレイショおよ
びタピオカ澱粉(20WF″)は満足すべきものであっ
たことを示している。20WFのバレイショおよびタピ
オカ澱粉誘導体は、20■゛のトウモロコシ澱粉誘導体
を用いて調製された製品に比較してゲル化性において僅
かに軟弱でありそして破砕性において多少劣っている製
品をもたらした。80Wの澱粉誘導体はすべて僅かに軟
弱なゲル化性を有するチーズ製品を与え、そしてバレイ
ショおよびタピオカ澱粉誘導体を含有する製品は、それ
ぞれ45ccおよび41CCの油損失をもたらすので許
容され得なかった。80■゛のトウモロコシ誘導体を用
いて調製されたチーズは、油損失をもたらさなかった。
例m この例は、澱粉に及ぼす誘導体化(種類および量)の効
果を示す。
A部 40WFの流動性トウモロコシ澱粉を処理するために、
記載された量の誘導体化剤を使用してほぼ同じ置換度(
約0.0078)を有する各種の澱粉誘導体を調製した
。これらの誘導体を高カルシウムカゼイネートのチーズ
調合物において50%の代替度で前と同様にジヱット煮
沸しそして噴霧乾燥しそして評価した。総合的評価点を
次に示す。
変性澱粉           総合的チーズ評価40
wFlトウモロコシ;1%O8A;Jc/sDa   
  940”wirトウモロコシ: 0.28%PO;
 JC/SD      640WFトウモoコシ:0
.50XAc20;JC/SDc   540WFトウ
モロコシ; JC/SD             7
a、 この誘導体は、例1に記載されたように指示され
た量のオクテニルコハク酸無水物を用いて調製された。
b、 この誘導体は、水150部中硫酸ナトリウム3゜
部の溶液中に澱粉100部をスラリー化し、水酸化ナト
リウム1.5部を添加しいそして次に指示量の酸化プロ
ピレン(PO)を添加するととによって調製された。ξ
のスラリーを密閉容器内で40℃において16時間攪拌
した。反応が終了した時に、pHを酸で5.5に調整し
た。この誘導体を濾過により回収し、洗滌しそして空気
乾燥した。
C1この誘導体は、水150部中で澱粉100部をスラ
リー化し、3%水酸化ナトリウム溶液でpHを8.3に
調整し、そして指示量の酢酸無水物(AC20)を徐々
に添加し、その間上記のアルカリを用いてpHを8.3
に維持しだ;次にpHを酸を用いて5.5に調整した。
反応は、アルカリのそれ以上の添加が必要でなくなった
時に終了した。この誘導体を前記のように回収した。
上記の結果は、全部の誘導体が許容されうる製品を与え
、そしてオクテニルサクシネートを用いたものが最良の
結果をもたらしたことを示している。アセテートおよび
ヒドロキシプロピル澱粉誘導体は、より軟かいゲルを生
ずるが油損失が起らない製品をもたらしだ。それらの破
砕特性は、オクテニルサクシネート澱粉誘導体を含有す
る製品に比較して劣っていた(がらみ合った状態)。こ
れらの製品は、1だ過度の溶融性を示した。得られた結
果はまた誘導体化されていない転化澱粉は、許容されう
る製品を与えた(ゲルは硬く;乳化性、伸びおよび糸引
き性は普通;破砕性は良好:溶融性は普通)。良好なゲ
ル強度および破砕性を必要とするチーズにおいては、糸
引き性を含む硬い溶融特性を有するモツツアレラのよう
なチーズに比較して誘導体化されていない転化澱粉が最
も有用であろうと思われる。
B部 高粘度(20WF )および低粘度(80WF >の両
方の流動性トウモロコシ澱粉を処理するために指定され
た量のオクテニルコハク酸無水物を使用して種々のオク
テニルサクシネート誘導体が調製された。誘導体化澱粉
および誘導体化されていない20FWの澱粉が前記のよ
うにジヱット煮沸されそして噴霧乾燥された。80WF
のトウモロコシ澱粉は、例■において記載されたように
指示された温度においてジヱット煮沸されそして噴霧乾
燥されることなく使用された。これらの澱粉は、高カル
シウムカゼイネートのチーズ調合物において50%代替
度において評価された。総合的評価は、第■表に示され
ている。
得られた結果は、20WFの澱粉が硬いゲルおよび良好
な破砕性を有する許容されうるチーズ製品を与えること
を示している。澱粉を低割合のO8Aで処理することに
よって、チーズの諸性質が改善された。しかしながら、
処理水準を8%のO8Aまで増加することは、溶融性(
過度の融合性)および糸引き性(普通)および破砕性(
良好ないし普通)に悪影響を与えた。O8A処理水準を
0.5%からISに増加した場合、伸び、糸引き性およ
び溶融性は、普通から良好壕で改善された。誘導体化さ
れていない20WFの澱粉は、破砕性においては良好で
あるが乳化性、伸び、糸引き性および溶融性において不
良である許容されうるチーズ製品をもたらした。
得られた結果は、更に、十分に高い水準のオクテニルコ
ハク酸無水物(1%)で誘導体化することによって、噴
霧乾燥された80留°の澱粉を含有するチーズについて
の総合評価が改善されたことを示している。特に、ゲル
強度は不変化のままであったとしても、油損失はなくな
った。誘導体化された80WFの澱粉を含有するチーズ
は、硬いゲルよりも軟いゲルを有し、それらは対照のチ
ーズ(例1参照)に比較して溶融性においてよりすぐれ
ている(良好に対して優秀)が、破砕性においてはより
劣っている(極めて良好に対して不良)。
上記の結果は、オクテニルサクシネートで変性された澱
粉は、チーズにおいて二重の目的、すなわちそれらは溶
融性を改善すべくアミロースを安定化しそして更に重要
なことにはそれらはチーズの製造中に脂肪の乳化を助け
るという二重の目的に役立つことを示している。故に、
これらの誘導体は、乳化および溶融性の両方が改善され
なければならない場合には、好ましい。
それらはまたカゼイネート代替度が50%以上である場
合に好ましく、またモツツアレラのようなチーズにとっ
て好ましい。
/ 例■ この例は、高カルシウムカゼイネートチーズの調合物に
おけるカゼイネート代替物として酸化澱粉および中程度
に架橋された誘導体化澱粉の使用を示す。それはまた酸
化処理において許容されうる活性塩素の最大値および架
橋された誘導体化澱粉についてのオキシ塩化リンの最大
処理値を確立する。
A部 水150部中で澱粉100部をスラリー化しそして酸ま
だはアルカリでpHを5.5に調整することによって澱
粉を調製した。上記の澱粉スラリーを熱絶縁されたびん
に入れそして指示された量の活性塩素を含有するアルカ
リ性次亜塩素酸ナトリウム溶液を90分間に亘って徐々
に添加した。反応は室温において16時間行なわれた。
重亜硫酸ナトリウム溶液を用いて過剰の塩素を中和し、
pHを酸で5.5に調整し、そして酸化澱粉を濾過によ
シ回収し、洗滌しそして乾燥した。これらの酸化澱粉の
水流動性を以下に示す。チーズの評価結果は、次の通り
であった: 42WFバレイショ;0.5%Cl   50%   
  8,578WFバレイショ;1.5%C750% 
    884WFバレイショ;2.5%C1,50%
     484WFバレイショ;3.5%C750%
     3得られた結果は、酸化澱粉が過安定化され
ていない場合にはそれらはすぐれた製品を与えたことを
示している。42WFの澱粉は、硬いゲル、良好な破砕
性、普通の伸びおよび良好な溶融性を与えた。78WF
の澱粉は、ゲル強度において僅かにより軟弱でありそし
て溶融性および伸びにおいて多少よりすぐれている。よ
り流動性の高い澱粉は、それらが油損失を示さないとし
ても、軟弱なゲルをもたらし、破砕性において極めて劣
シ(湿潤し、からみ合っている)そして溶融性において
劣っていた(過度の融合性)。
B部 水150部中で澱粉100部をスラリー化し、水酸化ナ
トリウム0.8%および塩化ナトリウム1%(乾燥澱粉
基準で)を添力牝そして指示量のオキシ塩イヒ1ノンを
加えた。反応を室温において3時間に亘って行々い、p
Hを5.5に調整し、そして架橋きれた澱粉を濾過によ
って回収し、洗滌しそして乾燥した。
架橋された澱粉は、例■と同様にして指示量のO8Aを
用いて処理することによシ変性された力S、ジヱット煮
沸した直後に(噴霧乾燥を行なわずに)チーズに使用さ
れた。チーズの評価結価は、下言己のとおシであった: 67Wトウモロコシ; 0.01%POCl3  50
%    8.51.5%08A (最終WF 31) ; JC 得られた結果は、架橋された誘導体イヒ澱粉は処理水準
が0.07%以下であるという条件で許容されうるチー
ズ製品を与えた。
C部 評価された澱粉は、軽度に転化され、軽度に架橋され、
ドラム−乾燥(DD)された澱粉であった。
27WFタピオカ; 0.015%POCII3; D
D  80%    727部wFタピオカ; 0.0
15%POC7a ; DD  50X     4得
られた結果は、30%の代替度において許容されうるチ
ーズが調製できたことを示している。
50%の代替度においては、チーズは許容され得なかっ
た;しかしながら、この水準においてはより高度に転化
された(高度型)架橋澱粉は、より硬いゲルおよびよシ
良好な破砕度を有する許容されうるチーズをもたらすと
思われる。
例■ この例は、変性澱粉(40WF トウモロコシ;1%O
8A )が予備糊化され々ければならないことを例示す
る。
評価された澱粉(高カルシウムカゼイネートチーズ調合
物において50%の代替度)は、粒状の、そして予備糊
化された乾燥状態の転化誘導体化澱粉を包含する。チー
ズの総合評価(は、以下に示されている。
40Wトウモロコシ;1%08A(粒状)      
 440WF )ウモo:+シ; 1%O8A ; D
D         740WF トウーEo:+シ;
 1%O8A ; JC/SD       8これら
の結果は、粒状の澱粉が許容され得ないチーズ製品をも
たらしたことを示している。
ゲル強度が犬であシ乳化性、伸びおよび糸引き性が良好
であっても、製品のテクスチャーは劣り(すなわち、粒
状)そして更に、溶融性および破砕性のみが普通であっ
た。それに比較して予備糊化された変性澱粉を含有する
すべてのチーズは許容されうる。ドラム乾燥(D、D、
’)された澱粉を含有するチーズは、ジヱント煮沸され
/噴霧乾燥された澱粉を含有するチーズとほとんど同程
度に良好であった(ゲル強度、乳化性および破砕性は、
両方のチーズについて良好であったが、伸び、糸引き性
および溶融性は、ドラム乾燥された澱粉においてのみ普
通であった)。対照のチーズおよびカゼイネート代替物
として40V小゛トウモロコシ;1%O8A ; JC
/SD澱粉を含有する製品の特定の性質については例■
を参照のこと。
例■ この例は、チーズの性質に及ぼす澱粉アミロース含量の
影響を示す。配合物は、規定されたアミロース含量を与
えるために、40WF″アミオカ(アミロースはぼ0%
)および40Wトウモロコシ(アミロース約27%)か
ら処方された。それらは高カルシウムカゼイネート調合
物について50%の代替度において評価された。比較の
ために、シヱント煮沸された40WFのアミ才力を用い
て得られた結果が包含されている。
澱粉      総合的チーズ評価 40WFアミオカ;JC02 上記の結果は、許容されうるチーズ製品をもたらすだめ
には存在しなければなら方い最少限のアミロース含量(
10%以上)があるととそしてこのアミロース含量を有
する配合物が本発明において有用であることを示してい
る。40WFのアミ才力澱粉を用いて調製されたチーズ
製品は、極めて軟いゼル、非常に劣った破砕性(くっつ
き合う)および劣った溶融性(過度)を有していた。5
%アミロースで溶融性は改善される(流え出さない)が
、ゲル強度および破砕性はなお極めて劣っていた。
10%アミロースにおいて製品はチーズに類似し始めだ
。すなわち、溶融性は良好であったが、ゲル強度はなお
不良でありそしてくっつき合うことがなお問題であった
。15%アミロースにおいて溶融性は良好となり、ゲル
強度および破砕性は許容されうるものであったが、糸引
き性は良好から普通まで低下していた。20%アミロー
スにおいては、ゲル強度は、極めて大(対照のチーズよ
シ犬)であったが、破砕性は卓越していだが、溶融性お
よび糸引き性は、普通であるにすぎなかった。
例■ この例は高カルシウム力・ゼイネートのチーズ調合物に
ついて種々の代替度における゛オクテニルサクシネート
澱粉誘導体の使用を示す。これらのチーズの総合評価は
、下記のとおりであった: 女性澱粉          代替度  総合的チーズ
評価得られた結果は、25%の代替度においては、チー
ズは対照のチーズ(例■参照)にすべての性質において
等しい(硬いゲル:極めて良好な破砕性;良好な溶融性
;および良好々糸引き性)ことを示している。50%の
代替度においてはチーズは卓越しておりそして機能的に
等しいものであり;それは破砕性においてのみ僅かに劣
っていた(極めて良好に対して良好)。75%の代替度
においては、チーズはなお極めて良好でありほとんど等
価であった(やや軟いゲル;良好な伸び;多少のくっつ
き合いを伴なう普通の破砕性;および普通の溶融性)。
100%の代替度においては、生成されたチーズ様の製
品は、許容され得ないものであり、それは屑だらけです
べての性質において劣っていた。
例■ この例はその他のチーズ調合物について50%の代替度
における好ましいカゼイネート置換減粉の使用を例示す
る。対照のチーズおよび澱粉含有チーズは、下記の成分
を使用して例■と同様にして調合された: (部)      (対照) (代替物) (対照)(
代替物)カルシウムカゼイネ−)   20.0   
 10゜0   21.0   10.5ナトリウムカ
ゼイネート   5.0    2.5   5.0 
  2.5変性澱粉簀           12.5
   −、  13.0シヨートニング    28.
1  .28.1  32.8  32.8塩    
       2.0’    2.0   2.2 
  2.2クヱン酸       0.5   0.5
   0.9   0.5クヱン酸ナトリウム    
0.2    0.2   0.4   0.4チーズ
香料                −−チーズ着色
料     −−一− 水           48.3   48.8  
 37.6   37.6100.0  100.0 
 100.0  100.0憂4σWFトウモロコシ:
1%O8A ; JC/SD上記のチーズを前記のよう
に評価した:第■表に示された結果と比較するために、
イミテーションおよび代替モソンアレラチーズカ;包含
されている。
得られた結果は、許容されうる製品をもたらすべき他の
型のイミテーションチーズにおいて、カゼイネート置換
澱粉が使用されうることを示している。
第■表 イミテーションチーズ   (種類)    ゲル対照
         (モンツアレア)  硬い代V物 
       (モツソアレア)  硬い対照    
      (アメリカン)   硬い代替物    
     (アメリカン)  多少状い対照     
     (チヱダー)  極めて硬い代替物    
     (チヱダー)  多少状い破砕性 乳化安定
性 糸引き性 溶融性 伸び 総合評価良好   良好
   良好  良好 良好  10良好   良好  
 良好  良好 良好   8なし   優秀   良
好  優秀 なし  10なし   良好   良好 
 良好 なし  7なし   普通   普通  良好
 なし  10普通   普通   普通  良好 良
好  6例■ この例は、澱粉の粘度の効果を示し、またデキストリン
および未転化澱粉が調合物において使用され得ないこと
を例示する。
評価された澱粉は、流動性トウモロコシ澱粉誘導体、未
転化O8A澱粉誘導体、噴霧乾燥トウモロコシデキスト
リン、および噴霧乾燥O8Aトウモロコシデキストリン
誘導体を包含していた。それらは、高カルシウムカゼイ
ネートのモツツアレラチーズ調合物において50%代替
度において評価された。これらのチーズの性質および評
価点を第■表に示す。
得られた結果は、チーズについて最良のゲル強度を得る
ためには、転化によって澱粉の分子量を低下させること
が必要であることを示している。このことは、未転化の
オクテニルサクシネ−1・誘導体のゲルは非常に軟くそ
して20CCの油損失を伴なったという事実によって示
される。
このチーズはその諸性質およびこの油損失のゆえに許容
され得なかった。流動性(転化)澱粉はすべて、最も硬
いゲルおよび最良の総合的性質を示す40WFの澱粉を
含有する許容されうるチーズ製品をもたらした。
トウモロコシデキストリンおよびO8A誘導体化トウモ
ロコシデキストリンは、極めて軟いゲル、許容され得な
い油損失(36〜62CO)、およびチーズ特性におい
て普通から不良壕での許容され得々いチーズ製品を与え
た。
例X この例は、すべての予備糊化された澱粉が、それらがゲ
ル化性を有することが知られていようとも、カゼイネー
ト代替物として使用されうるわけではないことを示すも
のであΣ。高カルシウムカゼイネートのチーズ調合物に
ついて50%の代替度において評価された澱粉には、プ
ディングおよびパイフィリングにおけるゲル化剤として
有用であることが知られる過度に安定化された架橋タピ
オカ澱粉(酸化プロピレン7.5%)および所要の背を
有する過安定化されたタピオカ澱粉(有効塩素2%以上
)が包含されていた。総合的チーズ評価は、以下に示さ
れている: 変性澱粉              チーズ評価酸化
プロピレン7.5%で処理 されたタピオカ;オキシ塩化リン         0
0.008%で架橋;ドラム乾燥されたもの。
有効塩素3.5%で酸化された タピオカ;無水酢酸5%で誘導体化;       4
ジヱント−煮沸および噴霧乾燥されたもの。
得られた結果は、過度に安定化され軽度に架橋された澱
粉は、本発明において使用するのに不適当である。この
未転化澱粉を使用して調製されたチーズは、20CCの
油損失を伴ない、ゲルは非常に軟く;そして破砕性は、
からみ合いを伴なうのみならずまたパン様の状態をもた
らした。
上記の結果は、また過度に安定化された酸化澱粉(80
WF)が本発明において使用するのに適してい々いこと
を示している。得られたチーズは、非常に軟いゲルを有
し、破砕性はからみ合いをもたらし、そして溶融性は普
通であるにすぎなかった(過度の油放出)。
以上を要約すれば、カゼイネートの部分的代替物として
選択された変性澱粉を含有し、そしてカゼイネートを基
礎とするイミテーションチーズ製品に機能的に等しいイ
ミテーションチーズ製品が提供されている。破砕性、浴
融性および糸引き性のような諸性質において等しく、カ
ゼイネート代替物として転化されたオクテニルサクシネ
ート含有トウモロコシ澱粉を含有するイミテーションモ
ツソアレラチーズもまた提供されている。
代理人  江 崎 光 好

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 少くとも1種の食用カゼイネートを含有するイミ
    テーションチーズ製品において、カゼイネ−1・の80
    重量%捷でか食用変性澱粉によミロース含量を有する予
    備糊化された転化澱粉、または酸化プロピレン約lO%
    丑で、コノ・り酸無水物的2.0%まで、またはオクテ
    ニルコハク酸無水物的3.0%までで、または最大約2
    .5%の結合アセチルをもたらすのに十分な量の酢酸無
    水物で、または最大限約0.4%の結合リン酸塩をもた
    らすのに十分な量の、ナトリウムまたはカリウムオルト
    ホスフヱート、ナトリウまたはカリウムトリポリホスフ
    ヱートまたはそれらの混合物で、処理することによって
    調製された誘導体、またはオキシ塩化リン、ヱピクロル
    ヒドリン、トリツタリン酸ナトリウムまたはアジピン酸
    −酢酸無水物で処理することによって調製された中程度
    に架橋された生成物または誘導体化された中程度に架橋
    された澱粉であり;上記の転化澱粉は、酸または酵素で
    処理することによって調製された流動性澱粉または約2
    %寸での活性塩素で処理することによって調製された酸
    化澱粉であり;処理の百分率は、澱粉を基準にした重緻
    巨分率であ);それによって上記の澱粉−カゼイネート
    チーズ製品が機能的にカゼイネート一を基礎としたイミ
    テーションチーズ製品に等シいものと々っていることを
    特徴とする前記少くとも1種の食用カゼイネ−1・を含
    有するイミテーションチーズ製品。 2、 カゼイネートがナトリウム、カリウム丑たはカル
    シウムのカゼイネート捷たはそれらの混合物であり;そ
    して予備糊化された澱粉がドラム乾燥され、ジヱット煮
    沸された、あるいはジヱット煮沸され、噴霧乾燥された
    澱粉であり、この澱粉がトウモロコシ、バレイショまだ
    はタピオカの澱粉またはこれらとワキシー澱粉との混合
    物であり、この澱粉混合物が約15%またはそれ以上の
    全アミロース含量を有する、特許請求の範囲第1項記載
    のイミテーションチーズ製品。 3、澱粉が約20〜30%のアミロース含量を有しソシ
    て20〜SOWのトウモロコシ、バレイショ%で、ある
    いは結合アセチル0.13〜1.6%を与えるのに十分
    な量の無水酢酸で処理することによって調製された誘導
    体であるか;または活許請求の範囲第2項記載のイミテ
    ーションチーズ製品。 4、 カゼイネートがナトリウムおよびカルシウムのカ
    ゼイネートの混合物であってその20〜80%が澱粉で
    代替されており、それによって澱粉−カゼイネートチー
    ズ製品がカゼイネートを基礎としたイミテーションモッ
    ツアレラチーズ、チヱンダーチーズ、またはプロセスア
    メリカンチーズ製品に機能的に等しいものである特許請
    求の範囲第1項記載のイミテーシンチーズ製品。 5、 ナトリウムカゼイネート対カルシウムカゼイネー
    トの比が10:90々いし50:50であり、カゼイネ
    ートが澱粉25〜50%で置換されており;そして上記
    澱粉がドラム乾燥され、ジヱット煮沸された、あるいは
    ジヱット煮沸され、噴霧乾燥されたトウモロコシ、バレ
    イショ、またはタピオカの澱粉またはそれらとワキシー
    澱粉との混合物であり、この澱粉混合物が少くとも15
    %またはそれ以上の全アミロース含量を有する特許請求
    の範囲第4項記載のイミテーションチーズ製品。 6、  s粉カ2o〜80瀞のトウモロコシ、バレイシ
    ョ、またはタピオカの澱粉またはそれらのオクチルコノ
    チ レン0.25〜2%で、あるいは結合アセチル0.13
    〜1.6%を与えるのに十分な量の無水酢酸で処理する
    ことによって調製された誘導体であるか;あるいは活性
    塩素0.5〜1.5%で処理することによって調製され
    た40〜80Wのバレイショ澱粉であるか;またはオキ
    シ塩化リン0.06%までによって架橋され1そしてオ
    クチルコノ・り酸無水物8%までまたは酸化プロピレン
    2%までで処理することによって誘導体化された20〜
    80WFのトウモロコシ、バレイショ、マたはタピオカ
    の澱粉である特許請求の範囲第5項記載のイミテーショ
    ンチーズ製品。 7、 カゼイネートがナトリウムカゼイネート70%と
    カルシウムカゼイネート30%との、またはすトリウ゛
    ムカゼイネート30%とカルシウムカゼイネート70%
    との混合物であって、その25〜50%が澱粉によって
    置換されておシ、そして上記澱粉が20〜80WFのト
    ウモロコシ、バらのオクチルコノ・り酸無水物1〜3%
    、酸化プロピレン0.25〜2%で、または結合アセチ
    ル0.13〜1.6%を与えるのに十分な量の無水酢酸
    で処理することによって調製された誘導体であるか:あ
    るいは活性塩素0,5〜1.5%で処理することによっ
    て調製された40〜gowのバレイショ澱粉であり;そ
    れによって澱粉−カゼイネートチーズ製品がカゼイネー
    トを基礎としたイミテーションモソツアレラチーズ製品
    に機能的に等しいものとなっている特許請求の範囲第4
    項記載のイミテーションチーズ製品。 8、澱粉がオクテニルコノ・り酸無水物1〜3%で処理
    することによって調製された40〜60WFの4、導体
    であるか;または活性塩素約0.5〜1.5%で処理す
    ることによって調製された40〜80WFのバレイショ
    澱粉であるか;またはオキシ塩化リン0.05%までお
    よびオクテニルコノ・り酸無水物1.5%までで処理す
    ることに゛よって調製された60〜70WFの架橋され
    たトウモロコシネートチーズ製品が破砕性、溶融性、お
    よび糸引き性においてカゼイネートを基礎としたイミテ
    ーンヨンモツツアしラチーズ製品に実質的に等しいもの
    である特許請求の範囲第7項記載のイミテーションチー
    ズ製品。 9、 カゼイネ−1・混合物がナトリウムカゼイネート
    30%およびカルシウムカゼイネート70%であり;そ
    して澱粉がオクテニルコハク酸無水物1〜2%で処理す
    ることによって調製された35〜50WFのトウモロコ
    シ澱粉誘導体であるか;まだはオキシ塩化リン0.01
    %壕でおよびオクテニルコハク酸無水物1〜2%で処理
    することによって調製された65〜70WFの架橋され
    たトウモロコシ澱粉誘導体であシ;それによって澱粉−
    カゼイネートチーズ製品が破砕性、溶融性、および糸引
    き性においてカゼイネートを基礎としたイミテーション
    モツツアレラチーズ製品に等しいものとなっている特許
    請求の範囲第7項記載のイミテーションチーズ製品。
JP1084A 1983-01-03 1984-01-04 部分的カゼイネ−ト代替物として変性澱粉を含有するイミテ−シヨンチ−ズ製品 Granted JPS59205940A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US45538983A 1983-01-03 1983-01-03
US455389 1983-01-03
US556479 1983-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59205940A true JPS59205940A (ja) 1984-11-21
JPS6156B2 JPS6156B2 (ja) 1986-01-06

Family

ID=23808601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1084A Granted JPS59205940A (ja) 1983-01-03 1984-01-04 部分的カゼイネ−ト代替物として変性澱粉を含有するイミテ−シヨンチ−ズ製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59205940A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02211827A (ja) * 1988-10-14 1990-08-23 Natl Starch & Chem Corp カゼイン化合物の代わりに酵素的に枝切りされたでんぷんを含有するイミテーションチーズ
JPH11169072A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Matsutani Chem Ind Ltd チーズフードの製造法
JP2009050263A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Kraft Foods Global Brands Llc 二重機能性を有するプロセスチーズ製品
JP2012005435A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Snow Brand Milk Products Co Ltd プロセスチーズ類およびその製造方法
WO2016195814A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-08 Cargill, Incorporated Cheese product with modified starches
JP6190556B1 (ja) * 2017-04-03 2017-08-30 植田製油株式会社 曳糸性チーズ様加工食品
JP2018518159A (ja) * 2015-06-26 2018-07-12 クラフト・フーズ・グループ・ブランズ・エルエルシー 改善された溶解性を有するイミテーションチーズ
WO2022181809A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 アマノ エンザイム ユーエスエー カンパニー,リミテッド ストレッチ性チーズ代替物の製造方法
WO2022181810A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 アマノ エンザイム ユーエスエー カンパニー,リミテッド ストレッチ性チーズ代替物の製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02211827A (ja) * 1988-10-14 1990-08-23 Natl Starch & Chem Corp カゼイン化合物の代わりに酵素的に枝切りされたでんぷんを含有するイミテーションチーズ
JPH11169072A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Matsutani Chem Ind Ltd チーズフードの製造法
JP2009050263A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Kraft Foods Global Brands Llc 二重機能性を有するプロセスチーズ製品
JP2012005435A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Snow Brand Milk Products Co Ltd プロセスチーズ類およびその製造方法
WO2016195814A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-08 Cargill, Incorporated Cheese product with modified starches
CN107666831A (zh) * 2015-05-29 2018-02-06 嘉吉公司 具有改性淀粉的乳酪产品
JP2018518159A (ja) * 2015-06-26 2018-07-12 クラフト・フーズ・グループ・ブランズ・エルエルシー 改善された溶解性を有するイミテーションチーズ
US11517024B2 (en) 2015-06-26 2022-12-06 Kraft Foods Group Brands Llc Imitation cheese with improved melt
JP6190556B1 (ja) * 2017-04-03 2017-08-30 植田製油株式会社 曳糸性チーズ様加工食品
JP2018174712A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 植田製油株式会社 曳糸性チーズ様加工食品
WO2022181809A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 アマノ エンザイム ユーエスエー カンパニー,リミテッド ストレッチ性チーズ代替物の製造方法
WO2022181810A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 アマノ エンザイム ユーエスエー カンパニー,リミテッド ストレッチ性チーズ代替物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6156B2 (ja) 1986-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0115617B1 (en) Imitation cheese products containing modified starches as partial caseinate replacements
US4608265A (en) Imitation cheese products containing high amylose starch as partial or total caseinate replacement
US4695475A (en) Imitation cheese products containing high amylose starch as total caseinate replacement
EP0363741B1 (en) Imitation cheeses containing enzymatically debranched starches in lieu of caseinates
JP4593779B2 (ja) ゲル化剤、増粘剤および安定剤としての使用のためのヒドロコロイド組成物
EP0120498B1 (en) Imitation cheese products containing high amylose starches as partial or total replacements for the caseinates
US9700063B2 (en) Amylose and amylopectin derivatives
JP5118759B2 (ja) 熱安定な,高アミロペクチンでんぷん
AU602458B2 (en) Cast jelly gum confectionaries
CA2347360C (en) High-amylose starch-emulsifier composition and methods of making
CA2161713C (en) Imitation cheese containing an admixture of modified and unmodified ungelatinized starches
EP1076067B1 (en) Sago fluidity starch and use thereof
JPS59205940A (ja) 部分的カゼイネ−ト代替物として変性澱粉を含有するイミテ−シヨンチ−ズ製品
JP3650202B2 (ja) 餅様食品及びその製造方法
CA1244278A (en) Imitation cheese products containing high amylose starches as partial or total replacements for the caseinates
JPH1084874A (ja) フラワーペーストの製造法
JP3887922B2 (ja) チーズフードの製造法
JPH06104036B2 (ja) 繊維状たん白食品の製造方法