JP2018502581A5 - - Google Patents

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前記目的を達成するために、本発明は、下記で選択された一つ以上の特性を有するルテリオンを提供する:
(a)50〜800nmの円形ないし楕円形で、運動性がある;
(b)核酸含有;
(c)免疫化学蛍光染色時ミトコンドリアと類似の反応を示す;
(d)融合(fusion)および/または分裂(fission)生態様式を示す;
(e)融合がない場合には大きさが500nmまで成熟して、DNA含有類似ミトコンドリアに成熟して、SEMまたはTEM電子顕微鏡写真上でミトコンドリアと類似する構造を示す;
(f)エキソソームとは異なる光反応を示す;
(g)IR照射時または加圧時分裂(fission)が発生する;
(h)表面抗原としてCD332、CD133、CD73またはCD39を発現する;
(i)自家蛍光(autofluorescence)を示す;
(j)200〜400nm大きさでATPを産生する;
(k)二重膜または多重膜構造;
(l)付着性がある;
(m)癌細胞のテロメラーゼ活性抑制;
(n)正常細胞のテロメラーゼ活性化促進;
(o)細胞透過能保有;及び
(p)血液脳関門(BBB)透過能保有。
一観点において、本発明は、下記で選択された一つ以上の特性を有する分離されたルテリオンに関する:
(a)50〜800nmの円形ないし楕円形で、運動性がある;
(b)核酸含有;
(c)免疫化学蛍光染色時ミトコンドリアと類似の反応を示す;
(d)融合(fusion)および/または分裂(fission)生態様式を示す;
(e)融合がない場合には大きさが500nmまで成熟して、DNA含有類似ミトコンドリアに成熟して、SEMまたはTEM電子顕微鏡写真上でミトコンドリアと類似する構造を示す;
(f)エキソソームとは異なる光反応を示す;
(g)IR照射時または加圧時分裂(fission)が発生する;
(h)表面抗原としてCD332、CD133、CD73またはCD39を発現する;
(i)自家蛍光(autofluorescence)を示す;
(j)200〜400nm大きさでATPを産生する;
(k)二重膜または多重膜構造;
(l)付着性がある;
(m)癌細胞のテロメラーゼ活性抑制;
(n)正常細胞のテロメラーゼ活性化促進;
(o)細胞透過能保有;及び
(p)血液脳関門(BBB)透過能保有。
以後、約800nmのフィルターで濾過された下層部を収集して、プラズマなど内部植物またはエクソソームなど細胞死骸(Debris)ペレットを除去する。以後、再び140,000g以上で遠心分離してペレットが含まれない上澄み液を収集することができる。上澄み液を400nmのフィルターで濾過して下層部を収集した後、再びCD332を染色して運動性を確認することができる。さらに、500nmのフィルターで濾過して、フィルターの上にかかった上澄み液を集めてルテリオンを収集することができ、pH1または−90℃以下の温度で保存することができる。
以後、特定pH条件および温度条件でルテリオンを保存する段階を追加で含むことができる。例えば、pH7以下および0℃以下の条件で保存することができる。好ましくは、pH1〜5および−90℃〜0℃で保存することができる。本発明の一実施例で、特にpH1〜3の条件で0℃以下の温度で保存する場合、運動性を有するルテリオンを保存することができることを確認した。ルテリオンを保存すると分離効率を向上させることができる。
また、追加増殖段階、例えば分裂(fission)誘導段階を含むことができる。25,000psi(pound per square inch)以上の圧力を加えて分裂を誘導することができるが、本発明の一実施例で、特に25,000〜35,000psiの圧力を加えると、分裂が誘導されることを確認した。この時、温度は10〜20℃に維持し、保存時使用したpH1〜3条件を維持した。
さらに他の観点において、本発明は、ルテリオンを糖含有培地でpH5〜9(保存時はpH1〜3)および18〜30℃の条件で増殖させる段階を含むルテリオンの培養方法に関する。
約800nmのフィルターで濾過された下層部を収集して、プラズマなど内部植物またはエクソソームなど細胞死骸(Debris)ペレットを除去した後、再び140,000g以上で遠心分離してペレットが含まれない上澄み液を収集した。上澄み液を400nmのフィルターで濾過して下層部を収集した後、再びCD332を染色して運動性を確認した。500nmのフィルターで濾過して、フィルターの上にかかった上澄み液を集めてルテリオンを収集して、pH1または−90℃以下の温度で保存した
実施例2:ルテリオンの保存
運動性があるルテリオンおよびCD39、CD73、CD133またはCD332を表面抗原として含むルテリオンを保存して数を確認した。IRを照射して集まるルテリオンを確認して、ルテリオンに抗−CD332、抗−CD39、抗−CD133または抗−CD73抗体を結合させて、抗−FITCを結合させて発色が確認されたルテリオン、ミトトラッカーで染色して染色されたルテリオンの数をカウトした。この時、pH1〜3、0℃以下、−90〜0℃条件でルテリオンを保存してルテリオン数をカウントした結果をpHおよび温度条件により下記の表7および8に示した(+はカウントされたルテリオンの数を示す)。
表7および8によると、pH1〜3および−90〜0℃条件で1〜3ヶ月維持する場合、ルテリオン数に影響せず保存を維持できることを確認することができる。
実施例4:ルテリオンの特性
(1)構造
実施例1で取得されたルテリオン中約50〜400nmの大きさを有するルテリオンを共焦点レーザー走査顕微鏡(Confocal Laser Scanning Microscope、Zeiss)、透過電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope)、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)、原子力顕微鏡(Atomic Force Microscope)および共焦点スキャナ(Leica TCS−SP8)で撮影して、ルテリオンもミトコンドリアと類似するように二重膜または多重膜を有する膜構造として内部クリステ(cristae)構造を完成しなかった状態の構造を有して、ミトコンドリアと同じレーザー波長範囲で観察されることを確認した。また、その形態は円形ないし楕円形であることを観察することができた(図6)。
以上、本発明の内容の特定の部分を詳述したが、当業界における通常の知識を持った者にとって、このような具体的な記述は単なる好適な実施態様に過ぎず、これにより本発明の範囲が制限されることはないという点は明らかである。よって、本発明の実質的な範囲は特許請求の範囲とこれらの等価物により定義されると言える。
[項目1]
下記で選択された一つ以上の特性を有するルテリオン:
(a)50〜800nmの円形ないし楕円形で、運動性がある;
(b)核酸含有;
(c)免疫化学蛍光染色時ミトコンドリアと類似の反応を示す;
(d)融合(fusion)および/または分裂(fission)生態様式を示す;
(e)融合がない場合には大きさが500nmまで成熟して、DNA含有類似ミトコンドリアに成熟して、SEMまたはTEM電子顕微鏡写真上でミトコンドリアと類似する構造を示す;
(f)エキソソームとは異なる光反応を示す;
(g)IR照射時または加圧時分裂(fission)が発生する;
(h)表面抗原としてCD332、CD133、CD73またはCD39を発現する;
(i)自家蛍光(autofluorescence)を示す;
(j)200〜400nm大きさでATPを産生する;
(k)二重膜または多重膜構造;
(l)付着性がある;
(m)癌細胞のテロメラーゼ活性抑制;
(n)正常細胞のテロメラーゼ活性化促進;
(o)細胞透過能保有;及び
(p)血液脳関門(BBB)透過能保有。
[項目2]
ローダミン123(Rhodamine123)、ミトトラッカー(Mitotracker)、アクリジンオレンジ(Acridine Orange)、DAPI、およびヤヌスグリーンB(Janus green B)で構成される群から選択される一つ以上の染色剤で染色する場合、陽性に染色される特性を有することを特徴とする項目1に記載のルテリオン。
[項目3]
下記の段階を含むルテリオンの分離方法:
(a)植物または食品の水蒸気またはガス振盪抽出物を冷却して取得した凝縮液を0.8〜1.2μmの空隙を有するフィルターを利用して濾過する段階;
(b)前記濾過された凝縮液を遠心分離する段階;および
(c)前記遠心分離された上澄み液からルテリオンを分離する段階。
[項目4]
前記植物は、表1〜4で選択される薬用植物であることを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目5]
前記植物は、当帰、漆皮およびキウィで構成された群から選択されることを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目6]
前記段階(a)の振盪抽出は、植物または食品に溶媒を添加して、50〜90℃で気体を利用して間欠的にバブリングさせながら振盪するように進行することを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目7]
前記振盪抽出は、8〜10時間振盪して、2〜3時間毎に20〜30分間バブリングして植物または食品のルテリオンがかたまらないようにすることを特徴とする項目6に記載の分離方法。
[項目8]
前記(a)段階で取得された凝縮液にIR光線を照射する段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目9]
前記遠心分離は、1200〜5000rpmで5〜10分間繰り返し行われることを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目10]
前記段階(c)は、遠心分離された上澄み液に200〜600um波長のIR光線を照射して運動性を有して集まるルテリオン粒子を分離すること、またはルテリオン表面抗原CD39、CD73、CD133またはCD332を認知する結合体との結合の有無を確認してルテリオン粒子を分離することを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目11]
前記分離されたルテリオン粒子を50nmフィルターで濾過した後、フィルターにかかった部位を収集する段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目12]
200nm、400nm、600nm、800nmおよび1000nmのフィルターを順次利用して、それぞれ50〜200nm、200〜400nm、400〜600nm、600〜800nmおよび800〜1000nmの大きさのルテリオンに分類することをさらに含むことを特徴とする項目11に記載の分離方法。
[項目13]
pH7以下および0℃以下の条件で保存する段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目14]
pH1〜5および−90℃〜0℃で保存する段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目15]
25,000〜35,000psi(pound per square inch)以上の圧力を加えて分裂を誘導する段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目16]
pH1〜3および10〜20℃で分裂を誘導して増殖させる段階をさらに含むことを特徴とする項目3に記載の分離方法。
[項目17]
下記の段階を含むルテリオンの分離方法:
(a)ルテリオンを含有する抽出物にルテリオン表面抗原に特異的に結合する抗体またはアプタマーが固定された粒子を添加してルテリオンと粒子の結合を誘導する段階;および(b)前記粒子に結合されたルテリオンを回収する段階。
[項目18]
(c)粒子に結合されたルテリオンからルテリオンのみを分離する段階をさらに含むことを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目19]
前記ルテリオンを含有する抽出物は、植物抽出物または食品抽出物であることを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目20]
前記ルテリオンを含有する抽出物は、(i)植物または食品の熱水抽出物、(ii)植物または食品の溶媒抽出物、または(iii)溶媒存在下に植物または食品の加熱によって発生するガスの凝縮液であることを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目21]
前記凝縮液は、下記段階を経て製造されたことを特徴とする項目20に記載の分離方法:
(a)植物または食品に溶媒を添加して、50〜90℃で気体を利用して間欠的にバブリングしながら振盪する段階;および
(b)前記振盪によって気化される水蒸気またはガスを捕集した後、冷却させて凝縮液を取得する段階。
[項目22]
前記ルテリオン表面抗原は、CD39、CD73、CD133またはCD332であることを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目23]
前記粒子は、磁性粒子、シリカ粒子、量子ドット粒子、ガラス粒子、高分子粒子、繊維粒子および蛍光粒子で構成された群から選択されることを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目24]
前記磁性粒子は、鉄、アルミニウム、コバルト、ニッケル、マンガン、錫、亜鉛、カドミウム、マグネシウム、銅、バリウム、リチウムまたはイットリウムの酸化物で構成された群から選択されることを特徴とする項目23に記載のルテリオンの分離方法。
[項目25]
前記磁性粒子は、炭素および抗体またはアプタマー結合のための官能基で二重コーティングされたことを特徴とする項目23に記載のルテリオンの分離方法。
[項目26]
前記官能基は、アミド基(amide group)、エステル基(ester group)、アミン基(amine group)およびカルボキシル基(carboxyl group)で構成された群から選択されることを特徴とする項目25に記載のルテリオンの分離方法。
[項目27]
前記粒子の大きさは、10〜1,000nmであることを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目28]
前記粒子は、磁性ナノ粒子であり、前記(b)段階は、外部から磁力を加えてルテリオンが結合された磁性ナノ粒子を集めた後、回収することを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目29]
前記粒子は、蛍光粒子であり、前記(b)段階は、蛍光利用セルソーターを利用してルテリオンが結合された蛍光粒子を回収することを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目30]
前記粒子は、静電気を帯びた粒子であり、前記(b)段階は、不均一な電場を形成して静電気的引力でルテリオンが結合された粒子を回収することを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目31]
前記粒子は、イオン性粒子であり、前記(b)段階は、静電気的引力を利用してルテリオンが結合された粒子を回収することを特徴とする項目17に記載のルテリオンの分離方法。
[項目32]
項目1に記載のルテリオンに水分を添加してIR光線照射または加圧下に18〜30℃で増殖させる段階を含むルテリオンの培養方法。
[項目33]
項目1に記載のルテリオンを糖含有培地でpH5〜9および18〜30℃の条件で増殖させる段階を含むルテリオンの培養方法。
[項目34]
前記糖は、ラムノース(rhamnose)、グルコース(glucose)、ガラクトース(galactose)、フルクトース(fructose)またはキシロース(xylose)であることを特徴とする項目33に記載の培養方法。
[項目35]
前記培養前および後のルテリオンの大きさは、それぞれ50〜200nmおよび300〜500nmであることを特徴とする項目32または項目33に記載の培養方法。

Claims (30)

  1. 下記特性を有する、ミトコンドリア類似微細物質であるルテリオン:
    (a)50〜800nmの円形ないし楕円形で、運動性がある;
    (b)核酸含有;
    (c)免疫化学蛍光染色時ミトコンドリアと類似の反応を示す;
    (d)融合(fusion)および/または分裂(fission)生態様式を示す;
    (e)融合がない場合には大きさが500nmまで成熟して、DNA含有類似ミトコンドリアに成熟して、SEMまたはTEM電子顕微鏡写真上でミトコンドリアと類似する構造を示す;
    (f)エキソソームとは異なる光反応を示す;
    (g)IR照射時または加圧時分裂(fission)が発生する;
    (h)表面抗原としてCD332、CD133、CD73またはCD39を発現する;
    (i)自家蛍光(autofluorescence)を示す;
    (j)200〜400nm大きさでATPを産生する;
    (k)二重膜または多重膜構造;
    (l)付着性がある;
    (m)癌細胞のテロメラーゼ活性抑制;
    (n)正常細胞のテロメラーゼ活性化促進;
    (o)細胞透過能保有;
    (p)血液脳関門(BBB)透過能保有;および
    (q)ローダミン123(Rhodamine123)、ミトトラッカー(Mitotracker)、アクリジンオレンジ(Acridine Orange)、DAPI、およびヤヌスグリーンB(Janus green B)で構成される群から選択される一つ以上の染色剤で染色する場合、陽性に染色される。
  2. 下記の段階を含む、ミトコンドリア類似微細物質であるルテリオンの分離方法:
    (a)植物または食品の水蒸気またはガス振盪抽出物を冷却して取得した凝縮液を0.8〜1.2μmの空隙を有するフィルターを利用して濾過する段階;
    (b)前記濾過された凝縮液を遠心分離する段階;および
    (c)前記遠心分離された上澄み液に200〜600um波長のIR光線を照射して運動性を有して集まるルテリオン粒子を分離すること、またはCD39、CD73、CD133またはCD332といったルテリオン表面抗原を認知する結合体との結合の有無を確認してルテリオンを分離する段階。
  3. 前記植物は、表1〜4で選択される薬用植物であることを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  4. 前記植物は、当帰、漆皮およびキウィで構成された群から選択されることを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  5. 前記段階(a)の振盪抽出は、植物または食品に溶媒を添加して、50〜90℃で気体を利用して間欠的にバブリングさせながら振盪するように進行することを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  6. 前記振盪抽出は、8〜10時間振盪して、2〜3時間毎に20〜30分間バブリングして植物または食品のルテリオンがかたまらないようにすることを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  7. 前記(a)段階で取得された凝縮液にIR光線を照射する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  8. 前記遠心分離は、1200〜5000rpmで5〜10分間繰り返し行われることを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  9. 200nm、400nm、600nm、800nmおよび1000nmのフィルターを順次利用して、それぞれ50〜200nm、200〜400nm、400〜600nm、600〜800nmおよび800〜1000nmの大きさのルテリオンに分類することをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  10. pH7以下および0℃以下の条件で保存する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  11. pH1〜5および−90℃〜0℃で保存する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  12. 25,000〜35,000psi(pound per square inch)以上の圧力を加えて分裂を誘導する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  13. pH1〜3および10〜20℃で分裂を誘導して増殖させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の分離方法。
  14. 下記の段階を含む、ミトコンドリア類似微細物質であるルテリオンの分離方法:
    (a)ルテリオンを含有する抽出物にルテリオン表面抗原CD332、CD133、CD73またはCD39に特異的に結合する抗体またはアプタマーが固定された粒子を添加してルテリオンと粒子の結合を誘導する段階;および(b)前記粒子に結合されたルテリオンを回収する段階。
  15. (c)粒子に結合されたルテリオンからルテリオンのみを分離する段階をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  16. 前記ルテリオンを含有する抽出物は、(i)植物または食品の熱水抽出物、(ii)植物または食品の溶媒抽出物、または(iii)溶媒存在下に植物または食品の加熱によって発生するガスの凝縮液であることを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  17. 前記凝縮液は、下記段階を経て製造されたことを特徴とする請求項16に記載の分離方法:
    (a)植物または食品に溶媒を添加して、50〜90℃で気体を利用して間欠的にバブリングしながら振盪する段階;および
    (b)前記振盪によって気化される水蒸気またはガスを捕集した後、冷却させて凝縮液を取得する段階。
  18. 前記粒子は、磁性粒子、シリカ粒子、量子ドット粒子、ガラス粒子、高分子粒子、繊維粒子および蛍光粒子で構成された群から選択されることを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  19. 前記磁性粒子は、鉄、アルミニウム、コバルト、ニッケル、マンガン、錫、亜鉛、カドミウム、マグネシウム、銅、バリウム、リチウムまたはイットリウムの酸化物で構成された群から選択されることを特徴とする請求項18に記載のルテリオンの分離方法。
  20. 前記磁性粒子は、炭素および抗体またはアプタマー結合のための官能基で二重コーティングされたことを特徴とする請求項18に記載のルテリオンの分離方法。
  21. 前記官能基は、アミド基(amide group)、エステル基(ester group)、アミン基(amine group)およびカルボキシル基(carboxyl group)で構成された群から選択されることを特徴とする請求項20に記載のルテリオンの分離方法。
  22. 前記粒子の大きさは、10〜1,000nmであることを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  23. 前記粒子は、磁性ナノ粒子であり、前記(b)段階は、外部から磁力を加えてルテリオンが結合された磁性ナノ粒子を集めた後、回収することを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  24. 前記粒子は、蛍光粒子であり、前記(b)段階は、蛍光利用セルソーターを利用してルテリオンが結合された蛍光粒子を回収することを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  25. 前記粒子は、静電気を帯びた粒子であり、前記(b)段階は、不均一な電場を形成して静電気的引力でルテリオンが結合された粒子を回収することを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  26. 前記粒子は、イオン性粒子であり、前記(b)段階は、静電気的引力を利用してルテリオンが結合された粒子を回収することを特徴とする請求項14に記載のルテリオンの分離方法。
  27. 請求項1に記載のルテリオンに水分を添加してIR光線照射または加圧下に18〜30℃で増殖させる段階を含むルテリオンの培養方法。
  28. 請求項1に記載のルテリオンを糖含有培地でpH5〜9および18〜30℃の条件で増殖させる段階を含むルテリオンの培養方法。
  29. 前記糖は、ラムノース(rhamnose)、グルコース(glucose)、ガラクトース(galactose)、フルクトース(fructose)またはキシロース(xylose)であることを特徴とする請求項28に記載の培養方法。
  30. 前記培養前および後のルテリオンの大きさは、それぞれ50〜200nmおよび300〜500nmであることを特徴とする請求項27または請求項28に記載の培養方法。
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