JP2018203116A - シートベルト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックルが移動する構成において、車両用シートに着座した後の乗員の動作をバックルが制限するのを抑制することができるシートベルト制御装置を得る。【解決手段】シートベルト制御装置20は、シートベルト22と、着座センサ24と、バックル26と、バックル移動部28と、制御部30とを有する。シートベルト22は、タングプレート44を備え、車両用シート12に着座した乗員Pを拘束する。着座センサ24は、車両用シート12に設けられ乗員Pの着座を検知する。バックル26は、上昇及び下降可能に設けられタングプレート44と係合される。バックル移動部28は、タングプレート44とバックル26との係合位置を上昇及び下降させる。制御部30は、着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点から設定時間が経過した後でバックル26が上昇するように、バックル移動部28を動作させる制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルト制御装置に関する。
特許文献1には、乗員の着座を検知してバックルを上方に移動させ、シートベルトの装着が完了した後にバックルを下降させるバックル装置が開示されている。
特開2015−44460号公報
乗員の車両量シートへの着座の検知タイミングに合わせてバックルを上昇させる構成では、一旦、車両用シートに着座した乗員が直ぐに隣の座席に向けて体を動かすなどした場合に、上昇したバックルと乗員とが接触する可能性がある。このように、バックルが移動する構成において、車両用シートに着座した後の乗員の動作をバックルが制限するのを抑制するには、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、バックルが移動する構成において、車両用シートに着座した後の乗員の動作をバックルが制限するのを抑制することができるシートベルト制御装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るシートベルト制御装置は、係合部を備え、車両用シートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、前記車両用シートに設けられ乗員の着座を検知する検知部と、上昇及び下降又は前方及び後方に移動可能に設けられ前記係合部と係合されるバックルと、前記係合部と前記バックルとの係合位置を上昇及び下降又は前方及び後方に移動させるバックル移動部と、前記検知部において乗員の着座が検知された時点から設定時間が経過した後で前記バックルが上昇又は前方に移動するように、前記バックル移動部を動作させる制御を行う制御部と、を有する。
請求項1に記載の発明では、検知部において乗員の着座が検知された時点から設定時間が経過した後で、制御部が、バックルが上昇又は前方に移動するようにバックル移動部を動作させる。言い換えると、検知部において乗員の着座が検知された時点から設定時間が経過するまでは、バックルは上昇又は前方に移動しない。このため、一旦、車両用シートに着座した乗員が直ぐに隣の座席に向けて体を動かしたとしても、バックルと乗員とが接触し難くなる。これにより、バックルが移動する構成において、車両用シートに着座した後の乗員の動作をバックルが制限するのを抑制することができる。
請求項2に記載の発明に係るシートベルト制御装置は、前記シートベルトが設定量以上に引き出されたことを検出する引出検出部が設けられ、前記制御部は、前記検知部において乗員の着座が検知された時点から前記引出検出部において前記シートベルトが前記設定量以上に引き出されたことが検出された時点までの時間を前記設定時間とする。
請求項2に記載の発明では、制御部が、引出検出部においてシートベルトが設定量以上に引出されたことが検出された時点からバックルを上昇させる制御を行う。言い換えると、制御部は、引出検知部においてシートベルトが設定量以上に引出されたことが検出されるまでは、バックルを上昇させない。これにより、設定時間が経過した後で乗員がシートベルトの装着動作をせずに座席移動した場合に、バックルが上昇していないので、乗員がバックルに接触することを抑制することができる。
請求項3に記載の発明に係るシートベルト制御装置には、車両を動作させる動作位置と該車両を停止させる停止位置とが切り替わるイグニッションスイッチが設けられ、前記制御部は、前記イグニッションスイッチが前記動作位置から前記停止位置に切り替わった場合に前記バックルが上昇又は前方に移動するように、前記バックル移動部を動作させる制御を行う。
請求項3に記載の発明では、係合部とバックルが係合状態でイグニッションスイッチの位置が動作位置から停止位置に切り替わった場合に、制御部がバックルを上昇又は前方に移動させる。つまり、制御部は、車両の運転が停止されたときに、バックルを上昇又は前方に移動させる。これにより、乗員は、バックルが上昇又は前方に移動した状態で係合部とバックルとの係合を解除することになるので、運転停止後の係合部とバックルとの係合を容易に解除することができる。
請求項4に記載の発明に係るシートベルト制御装置の前記車両用シートは前記車両の運転席に設けられている。
請求項4に記載の発明では、イグニッションスイッチが操作される運転席において、運転停止時にバックルが上昇又は前方に移動する。これにより、運転席の乗員は、イグニッションスイッチを停止位置に切り替えたときにバックルが上昇又は前方に移動することを認識し易くなるので、上昇又は前方に移動中のバックルと乗員との接触を抑制することができる。
本発明は、バックルが移動する構成において、車両用シートに着座した後の乗員の動作をバックルが制限するのを抑制することができるという効果を有する。
第1実施形態に係るシートベルト制御装置が適用された車両の構成図である。 第1実施形態に係る制御部及び制御部に接続された構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るバックルが下降位置にあるときのバックル及びバックル移動部を示す説明図である。 第1実施形態に係るバックルが上昇位置にあるときのバックル及びバックル移動部を示す説明図である。 (A)第1実施形態に係るバックルとタングプレートとの非係合状態を示す説明図であり、(B)第1実施形態に係るバックルとタングプレートとの係合状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る着座センサ、バックルスイッチ及びモータの動作状態とバックル位置とを示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係るシートベルト制御装置におけるバックルの移動処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るバックルにタングプレートを係合させる状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る着座センサ、引出量センサ、バックルスイッチ及びモータの動作状態とバックル位置とを示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係るシートベルト制御装置におけるバックルの移動処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るイグニッションスイッチ、バックルスイッチ及びモータの動作状態とバックル位置とを示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係るシートベルト制御装置におけるバックルの移動処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るバックルとタングプレートとの係合を解除した状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係る車両10の一部が示されている。なお、各図に適宜示す矢印FRは車両前方(進行方向)を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の車幅方向の左右を示すものとする。
車両10は、乗員Pが着座する車両用シート12を有する。車両用シート12は、一例として、運転席14に設けられている。運転席14の前方には、インストルメントパネル16、ステアリングホイール18、後述するイグニッションスイッチ34等が設けられている。また、車両10には、シートベルト制御装置20が適用されている。
〔要部構成〕
次に、シートベルト制御装置20について説明する。
シートベルト制御装置20は、一例として、シートベルト22と、検知部の一例としての着座センサ24と、バックル26と、バックル移動部28と、制御部30と、引出検知部の一例としての引出量センサ32と、イグニッションスイッチ34とを有する。
<シートベルト>
シートベルト22の長手方向の一端部は、車両10のBピラー36の下端部に固定されたリトラクタ38の図示しないスプールに係止されている。シートベルト22の長手方向の中間部は、Bピラー36の上部に取り付けられたショルダアンカ42に巻き掛けられている。シートベルト22の長手方向の他端部は、Bピラー36の下端部付近で車両10のフロア又はシートに固定された図示しないアンカ部材に係止されている。
シートベルト22は、係合部の一例としてのタングプレート44を備えている。タングプレート44は、シートベルト22の長手方向の中間部でかつショルダアンカ42と図示しないアンカ部材との間において、シートベルト22に対して摺動可能に設けられている。また、タングプレート44には、係合孔44A(図5(A)参照)が形成されている。そして、タングプレート44は、車両用シート12の車幅方向一方側(車両10の中央側)に設けられたバックル26と係合される。これにより、タングプレート44がバックル26に係合された状態において、車両用シート12に着座した乗員Pがシートベルト22によって車両用シート12に拘束される。
なお、シートベルト22は、ラップベルト部22Aとショルダベルト部22Bとに区分される。ラップベルト部22Aは、シートベルト22のうち、タングプレート44から乗員Pの腰部の前を通る部分を指す。ショルダベルト部22Bは、シートベルト22のうち、タングプレート44から乗員Pの上体の前を通り、ショルダアンカ42を介してリトラクタ38に延びる部分を指す。
<着座センサ>
着座センサ24は、車両用シート12に設けられており、一例として、作用する荷重に基づいて乗員Pの着座の有無を検知するようになっている。また、着座センサ24は、後述する制御部30と電気的に接続されており、乗員Pが着座している場合に制御部30にON信号を出力し、着座していない場合に制御部30にOFF信号を出力する構成とされている。
<バックル>
図5(A)及び図5(B)に示すバックル26は、中空の扁平な箱状に形成されており、車両用シート12(図1参照)の車幅方向内側(乗員Pの腰の付近となる位置)に配置されている。バックル26には、タングプレート44が挿入される挿入孔27が形成されている。また、バックル26は、挿入孔27に挿入されたタングプレート44の係合孔44Aの縁部と係合する構造を有している。バックル26には、タングプレート44との係合を解除する解除ボタン46が設けられている。このように、タングプレート44は、シートベルト22の装着時に挿入孔27に挿入されて係合される。シートベルト22を外す際には、解除ボタン46が操作されることによって、バックル26とタングプレート44との係合が解除される。
バックル26の内部には、バックルスイッチ52(図2参照)が設けられている。バックルスイッチ52は、タングプレート44とバックル26内部の係合構造との係合によりON状態となり、係合が解除されるとOFF状態となる。また、バックルスイッチ52は、後述する制御部30(図1参照)と電気的に接続されており、ON状態において制御部30にON信号を出力し、OFF状態において制御部30にOFF信号を出力する構成とされている。
<バックル移動部>
図3に示すバックル移動部28は、一例として、バックル26を駆動する駆動部54と、駆動部54に取付けられバックル26を一方向に案内する案内部56A、56Bとを有する。なお、図3及び図4では、バックル移動部28がカバー部材を外した状態で示されている。
(駆動部)
駆動部54は、一例として、ケース54Aと、モータ54Bと、回転軸54Cと、案内軸54Dと、可動部材54Eと、連結材54Fとを含んで構成されている。ケース54Aは、車両前後方向に延在された箱状に形成されている。また、ケース54Aの車両前後方向の後端部には、車両前方側に向けて湾曲された湾曲部54Gが形成されている。湾曲部54Gでは、後述する連結材54Fの移動方向が一方向(案内方向)となるように、連結材54Fの一方向以外の方向への移動が規制されている。
モータ54Bは、後述する制御部30(図1参照)に電気的に接続されており、回転及び停止が制御部30により制御される。回転軸54Cは、中心軸が車両前後方向に沿うように、モータ54Bから車両前後方向の後側に延びている。回転軸54Cの外周面には雌ネジが形成されている。案内軸54Dは、回転軸54Cとほぼ平行となるように配置され、モータ54B側から湾曲部54G側まで延びている。
可動部材54Eには、車両前後方向に貫通した図示しない貫通孔が形成されている。この貫通孔の内壁には、回転軸54Cの雌ネジと係合する雄ネジが形成されている。連結材54Fは、一例として、金属製のワイヤで構成されている。連結材54Fの軸方向の一端部は、可動部材54Eに固定されている。連結材54Fの軸方向の他端部は、バックル26の下端部に固定されている。
(案内部)
案内部56A、56Bは、一例として、四角筒状に形成されている。案内部56Aの大きさは、内部に案内部56Bを収容可能な大きさとされている。また、一例として、案内部56Aは、バックル26に、案内部56Bは、駆動部54に、ビス等の取付手段を用いて取付けられている。さらに、案内部56Bは、車両上下方向の上端部が下端部に対して車両前後方向の前側に位置するように傾斜配置されている。これにより、バックル26は、連結材54Fが移動した場合に、案内部56Bの傾斜方向に沿って案内されるようになっている。
ここで、図4に示すように、モータ54Bが正回転することにより、回転軸54Cの雌ネジが正回転して可動部材54Eが車両前後方向の後側へ直線移動し、連結材54Fがバックル26を上昇(伸張)させる。一方、図3に示すように、モータ54Bが逆回転することにより、回転軸54Cの雌ネジが逆回転して可動部材54Eが車両前後方向の前側へ直線移動し、連結材54Fがバックル26を下降(格納)させる。このように、バックル移動部28は、タングプレート44とバックル26とが係合する部分の中心位置である係合位置を上昇及び下降(伸張及び格納)させるようになっている。
<制御部>
図2に示す制御部30は、ECU(Electronic Control Unit)31を含んで構成されている。ECU31は、CPU31A、RAM31B、ROM31C及びインプットアウトプットインタフェース(I/O)31Dを有するマイクロコンピュータで構成されている。ROM31Cには、バックル26を上昇(伸張)又は下降(格納)させるためのプログラムや着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点からの設定時間等が記憶されている。ECU31では、ROM31Cに記憶されたプログラムに基づいて、バックル26の上昇又は下降が制御される。なお、I/O31Dには、イグニッションスイッチ34、バックルスイッチ52、着座センサ24、引出量センサ32が接続されている。また、制御部30には、時間を計測するための図示しないタイマーが設けられている。
制御部30は、着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点から設定時間が経過した後でバックル26が上昇するように、モータ54Bを動作させる制御を行う。
図6には、第1実施形態の制御部30による制御の一例として、着座センサ24のON/OFF、バックルスイッチ52のON/OFF、モータ54Bの正転、停止、逆転、及びバックル26の上昇位置/下降位置についてのタイミングチャートが示されている。なお、時点tの数が大きくなるほど、時点t1からの時間が長く経過していることを意味する。
時点t1では、着座センサ24がONとなる。時点t1から時間T1が経過した時点t2では、モータ54Bが正転を開始しバックル26が上昇を開始する。時点t3では、バックル26が所定の高さまで上昇しているため、モータ54Bの正転が停止される。時点t4でバックルスイッチ52がONとなると、モータ54Bが逆転を開始しバックル26が下降を開始する。時点t5では、バックル26が元の高さ(基準高さ)まで下降しているため、モータ54Bの逆転が停止される。
時点t6では、バックルスイッチ52がOFFとなる。これは、例えば、車両10の自動運転中に乗員Pがタングプレート44とバックル26との係合を解除した場合を意味している。時点t7では、着座センサ24がOFFとなる。これは、自動運転中に乗員Pが腰を上げた状態を意味している。
時点t8では、着座センサ24がONとなる。時点t8から時間T1が経過した時点t9では、モータ54Bが正転を開始しバックル26が上昇を開始する。時点t10では、バックル26が所定の高さまで上昇しているため、モータ54Bの正転が停止される。時点t11でバックルスイッチ52がONとなると、モータ54Bが逆転を開始しバックル26が下降を開始する。時点t12では、バックル26が元の高さ(基準高さ)まで下降しているため、モータ54Bの逆転が停止される。以後、図示は省略するが、車両10が停止した状態でバックルスイッチ52がOFFとされ、乗員Pが車両用シート12から離れることで着座センサ24がOFFとなる。
(設定時間について)
既述の時間T1は、基準となる設定時間以上の時間となるように、制御部30に予め設定されている時間である。「設定時間」とは、乗員Pが車両用シート12に着座した時点から少なくともタングプレート44又はシートベルト22を掴む時点までの時間として予め設定された時間を意味する。このため、「設定時間が経過した時点」には、乗員Pが車両用シート12に着座した時点、タングプレート44又はシートベルト22を掴んでいない時点は含まれない。
<引出量センサ>
図1に示す引出量センサ32では、着座センサ24で乗員Pが検知される前の時点におけるシートベルト22の引出量がゼロとされている。そして、引出量センサ32は、着座センサ24で乗員Pが検知されたあとの時点において、リトラクタ38の図示しないスプールの回転量を検出することで、シートベルト22の引出量を検出するように構成されている。このように、引出量センサ32は、シートベルト22が設定量以上に引き出されたことを検出する。なお、第1実施形態では、引出量センサ32において検出される引出量に基づく制御は行われない。
<イグニッションスイッチ>
イグニッションスイッチ34は、車両10の図示しないエンジンを始動し又は停止させる構成とされている。具体的には、イグニッションスイッチ34に図示しないキーが差し込まれ、このキーが所定角度回転されることにより、エンジンが始動される。また、エンジン始動時とは反対方向にキーが回転されることにより、エンジンが停止される。エンジンが始動された(車両10が動作された)ときのイグニッションスイッチ34の位置を動作位置と称する。また、エンジンが停止された(車両10が停止された)ときのイグニッションスイッチ34の位置を停止位置と称する。イグニッションスイッチ34は、動作位置でON状態となり、停止位置でOFF状態となる。つまり、イグニッションスイッチ34では、動作位置と停止位置とが切り替えられる。
〔作用及び効果〕
次に、第1実施形態のシートベルト制御装置20の作用及び効果について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部及び各部材については、図1から図5までを参照する。
図7に示すフローチャートのステップS12では、制御部30が、着座センサ24がONとなっているか否かを判定する。着座センサ24がOFFの場合は、着座センサ24がONとなるまで判定を繰り返す。着座センサ24がONの場合は、ステップS14に移行する。
ステップS14では、制御部30が、着座センサ24がONとなってからの経過時間が設定時間以上となっているか否かを判定する。経過時間が設定時間よりも短い場合は、設定時間以上となるまで判定を繰り返す。経過時間が設定時間以上となった場合は、ステップS16に移行する。
ステップS16では、制御部30がモータ54Bを正転させてバックル26を上昇させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点(バックル26が設定した高さまで上昇した時点)でモータ54Bの回転を停止させる。そして、ステップS18に移行する。
ステップS18では、制御部30が、バックルスイッチ52がONとなっているか否かを判定する。バックルスイッチ52がONの場合は、ステップS20に移行する。バックルスイッチ52がOFFの場合は、ステップS22に移行する。
ステップS20では、制御部30がモータ54Bを逆転させてバックル26を下降させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点(バックル26が設定した高さまで下降した時点)でモータ54Bの回転を停止させる。そして、プログラムを終了する。
ステップS22では、制御部30が、着座センサ24がOFFとなっているか否かを判定する。着座センサ24がOFFの場合は、ステップS24に移行する。ステップS24では、制御部30がモータ54Bを逆転させてバックル26を下降させ、ステップS12に移行する。着座センサ24がONの場合は、ステップS18に移行する。
以上、説明したように、第1実施形態のシートベルト制御装置20では、着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点から設定時間が経過した後で、制御部30が、バックル26が上昇するようにバックル移動部28を動作させる。言い換えると、着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点から設定時間が経過するまでは、バックル26は上昇しない。このため、一旦、車両用シート12に着座した乗員Pが直ぐに隣の座席に向けて体を動かしたとしても、バックル26と乗員Pとが接触し難くなる。これにより、バックル26が移動する構成において、車両用シート12に着座した後の乗員Pの動作をバックル26が制限するのを抑制することができる。
また、図8に示すように、第1実施形態のシートベルト制御装置20では、タングプレート44をバックル26と係合させるときに、バックル26が下降位置(基準位置)に対して上昇している。このため、乗員Pが、上体を傾けるなどしてバックル26の位置を確認しなくて済む(バックル26を探さなくて済む)ので、タングプレート44とバックル26とを簡単に係合させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るシートベルト制御装置20について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材及び部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。また、車両10の各部材及び各部について、第1実施形態と同様の構成については、図1から図5を参照するものとする。
第2実施形態のシートベルト制御装置20では、制御部30において、シートベルト22の引出量についての設定量の一例として100mmが設定されている。そして、制御部30では、着座センサ24において乗員Pの着座が検知された時点から、引出量センサ32においてシートベルト22が設定量(100mm)以上に引出されたことが検出される時点までの時間が、設定時間として設定されている。言い換えると、第2実施形態のシートベルト制御装置20では、引出量センサ32においてシートベルト22が設定量以上に引出されたことが検出された(ONとなった)時点から、バックル26が上昇(伸張)するように構成されている。
図9には、第2実施形態の制御部30による制御の一例として、タイミングチャートが示されている。このタイミングチャートでは、着座センサ24のON/OFF、引出量センサ32のON、OFF、バックルスイッチ52のON/OFF、モータ54Bの正転、停止、逆転、及びバックル26の上昇位置/下降位置が示されている。なお、時点tの数が大きくなるほど、時点t1からの時間が長く経過していることを意味する。また、各時点については、時点t1から開始して説明するが、第1実施形態の各時点とは異なっている。
時点t1では、着座センサ24がONとなる。時点t1から時間T2が経過した時点t2では、引出量センサ32において既述の設定量が検出されてONとなり、モータ54Bが正転を開始してバックル26が上昇(伸張)を開始する。時点t3では、バックル26が所定の高さまで上昇しているため、モータ54Bの正転が停止される。時点t4でバックルスイッチ52がONとなると、モータ54Bが逆転を開始しバックル26が下降(格納)を開始する。時点t5では、バックル26が元の高さ(基準高さ)まで下降しているため、モータ54Bの逆転が停止される。
時点t6では、バックルスイッチ52がOFFとなる。これは、例えば、車両10の自動運転中に乗員Pがタングプレート44とバックル26との係合を解除した場合を意味している。時点t7では、シートベルト22の引出量が設定量よりも短くなったことが検出される。つまり、引出量センサ32がOFFとなる。時点t8では、着座センサ24がOFFとなる。これは、自動運転中に乗員Pが腰を上げた状態を意味している。以後、乗員Pが車両用シート12に着座してからの制御は、時点t1から時点t8までの制御パターンを繰り返す。
〔作用及び効果〕
次に、第2実施形態のシートベルト制御装置20の作用及び効果について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部及び各部材については、図1から図5までを参照する。
図10に示すフローチャートのステップS30では、制御部30が、着座センサ24がONとなっているか否かを判定する。着座センサ24がOFFの場合は、着座センサ24がONとなるまで判定を繰り返す。着座センサ24がONの場合は、ステップS32に移行する。
ステップS32では、制御部30が、引出量センサ32がONとなっているか否かを判定する。引出量センサ32がOFFとなっている場合(着座センサ24がONとなってからの経過時間が設定時間よりも短い場合)は、引出量センサ32がONとなるまで判定を繰り返す。引出量センサ32がONとなった場合は、ステップS34に移行する。
ステップS34では、制御部30がモータ54Bを正転させてバックル26を上昇させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点でモータ54Bの回転を停止させる。そして、ステップS36に移行する。
ステップS36では、制御部30が、バックルスイッチ52がONとなっているか否かを判定する。バックルスイッチ52がONの場合は、ステップS38に移行する。バックルスイッチ52がOFFの場合は、ステップS40に移行する。
ステップS38では、制御部30がモータ54Bを逆転させてバックル26を下降させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点でモータ54Bの回転を停止させる。そして、プログラムを終了する。
ステップS40では、制御部30が、着座センサ24がOFFとなっているか否かを判定する。着座センサ24がOFFの場合は、ステップS42に移行する。着座センサ24がONの場合は、ステップS36に移行する。ステップS42では、制御部30がモータ54Bを逆転させてバックル26を下降させ、ステップS30に移行する。
以上、説明したように、第2実施形態のシートベルト制御装置20では、引出量センサ32においてシートベルト22が設定量以上に引出されたことが検出された時点から、制御部30がバックル26を上昇させる制御を行う。言い換えると、制御部30は、引出量センサ32においてシートベルト22が設定量以上に引出されたことが検出されるまでは、バックル26を上昇させない。これにより、設定時間が経過した後で乗員Pがシートベルト22の装着動作をせずに座席移動した場合に、バックル26が上昇していないので、乗員Pがバックル26に接触することを抑制することができる。
また、第2実施形態のシートベルト制御装置20では、タングプレート44をバックル26と係合させるときに、バックル26が下降位置(基準位置)に対して上昇している。このため、乗員Pが、上体を傾けるなどしてバックル26の位置を確認しなくて済む(バックル26を探さなくて済む)ので、タングプレート44とバックル26とを簡単に係合させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係るシートベルト制御装置20について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材及び部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。また、車両10の各部材及び各部について、第1実施形態と同様の構成については、図1から図5を参照するものとする。
第3実施形態のシートベルト制御装置20では、イグニッションスイッチ34が既述の動作位置から停止位置に切り替わった場合に、バックル26が上昇(伸張)するように、制御部30がバックル移動部28を動作させる制御を行う構成とされている。つまり、第1実施形態の制御が車両10の運転開始及び運転中におけるバックル26の制御であったのに対して、第3実施形態の制御は、車両10の運転停止におけるバックル26の制御となる。
図11には、第3実施形態の制御部30による制御の一例として、タイミングチャートが示されている。このタイミングチャートでは、イグニッションスイッチ34のON/OFF、バックルスイッチ52のON/OFF、モータ54Bの正転、停止、逆転、及びバックル26の上昇位置/下降位置について示されている。なお、時点tの数が大きくなるほど、時点t1からの時間が長く経過していることを意味する。また、各時点については、時点t1から開始して説明するが、第1、第2実施形態の各時点とは異なっている。
時点t1は、車両10の運転中の時点を表している。時点t1では、イグニッションスイッチ34がON、バックルスイッチ52がON、モータ54Bは停止状態であり、バックル26は下降位置(基準高さとなる位置)にある。時点t2では、イグニッションスイッチ34がOFFとなり、モータ54Bが正転を開始してバックル26が上昇を開始する。時点t3では、バックル26が所定の高さまで上昇しているため、モータ54Bの正転が停止される。時点t4でバックルスイッチ52がOFFとなると、モータ54Bが逆転を開始しバックル26が下降(格納)を開始する。時点t5では、バックル26が元の高さ(基準高さ)まで下降しているため、モータ54Bの逆転が停止される。
〔作用及び効果〕
次に、第3実施形態のシートベルト制御装置20の作用及び効果について、図12のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部及び各部材については、図1から図5までを参照する。
図12に示すフローチャートのステップS50では、制御部30が、イグニッションスイッチ34がONとなっているか否かを判定する。イグニッションスイッチ34がOFFの場合は、イグニッションスイッチ34がONとなるまで判定を繰り返す。イグニッションスイッチ34がONの場合は、車両10が運転状態にあるとして、ステップS52に移行する。
ステップS52では、制御部30が、イグニッションスイッチ34がOFFとなっているか否かを判定する。イグニッションスイッチ34がOFFとなっている場合は、ステップS53に移行する。イグニッションスイッチ34がONとなっている場合は、イグニッションスイッチ34がOFFとなるまで判定を繰り返す。
ステップS53では、バックルスイッチ52がONか否かを判定する。バックルスイッチ52がONとなっている場合は、ステップS54に移行する。バックルスイッチ52がOFFとなっている場合は、プログラムを終了する。
ステップS54では、制御部30がモータ54Bを正転させてバックル26を上昇させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点でモータ54Bの回転を停止させる。そして、ステップS56に移行する。
ステップS56では、制御部30が、バックルスイッチ52がOFFとなっているか否かを判定する。バックルスイッチ52がOFFの場合は、ステップS58に移行する。バックルスイッチ52がONの場合は、バックルスイッチ52がOFFとなるまで判定を繰り返す。
ステップS58では、制御部30がモータ54Bを逆転させてバックル26を下降させる。なお、制御部30は、モータ54Bの回転量が設定した回転量となった時点でモータ54Bの回転を停止させる。そして、プログラムを終了する。
以上、説明したように、第3実施形態のシートベルト制御装置20では、タングプレート44とバックル26が係合状態でイグニッションスイッチ34の位置が動作位置から停止位置に切り替わった場合に、制御部30がバックル26を上昇させる。つまり、制御部30は、車両10の運転が停止されたときに、バックル26を上昇させる。これにより、図13に示すように、乗員Pは、バックル26が上昇した状態でタングプレート44とバックル26との係合を解除することになるので、運転停止後のタングプレート44とバックル26との係合を容易に解除することができる。
また、第3実施形態のシートベルト制御装置20では、イグニッションスイッチ34が操作される運転席14において、運転停止時にバックル26が上昇する。これにより、運転席14の乗員Pは、イグニッションスイッチ34を停止位置に切り替えたときにバックル26が上昇することを認識し易くなるので、上昇中のバックル26と乗員Pとの接触を抑制することができる。
(変形例)
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
第1実施形態のシートベルト制御装置20において、引出量センサ32が設けられていなくてもよい。
第2実施形態のシートベルト制御装置20において、イグニッションスイッチ34が停止位置に切り替えられ、車両10の運転が停止されるときに、バックル26を上昇させてもよい。
第1、第2、第3実施形態のシートベルト制御装置20において、バックル26を上昇させた後でかつ着座センサ24がONとなっている間に、バックル26を下降させずに上昇位置で保持していてもよい。
着座センサ24は、作用する荷重に基づいて乗員Pの着座の有無を検知するものに限らず、人体から放射される赤外線を検知する赤外線センサで構成されていてもよい。
バックル移動部28は、バックル26を斜め方向に上昇、下降させる構成に限らず、車両上下方向に上昇、下降させるものであってもよい。また、バックル移動部28は、車両前後方向から見た場合に、バックル26を乗員Pに近づく側に移動させるものや、バックル26を乗員Pに対して離れる側に移動させるものであってもよい。さらに、バックル移動部28は、バックル26を車両前後方向に移動させるものであってもよい。つまり、第1、第2、第3実施形態のシートベルト制御装置20において、バックル26の上昇を車両10の前方への移動に置き換え、バックル26の下降を車両10の後方への移動に置き換えた構成としてもよい。バックル26の斜め方向の上昇及び下降は、バックル26の前方及び後方への移動を含んでいる。なお、本実施形態において、バックル26が上昇又は前方に移動することは、バックル26が伸張されることを意味する。また、バックル26が下降又は後方に移動することは、バックル26が格納されることを意味する。格納とは、中空の部材の内側に収納されることに限らず、露出されたままで基準となる位置に配置される(戻る)ことも含む。
引出量センサ32は、リトラクタ38の図示しないスプールの回転量を検出することで、シートベルト22の引出量を検出するものに限らない。例えば、シートベルトの所定位置に光を反射するシール材を取付けておき、発光部及び受光部を備えた光検知部でこのシール材の通過を検知することで、引出量が設定量以上となることを検知してもよい。
バックル26は、基準となる下降位置と上昇位置とに移動するものに限らず、基準となる下降位置に対して下側となる引込位置まで移動するものであってもよい。この構成において、制御部30に衝突予防安全系のセンサを接続して、このセンサの検知情報に基づいて、衝突直前にバックル移動部28によりバックル26を引込位置に引込むことで、乗員Pの腰部の拘束力が高められ、衝突時の乗員Pの姿勢が安定する。なお、衝突予防安全系のセンサとしては、例えば、障害物判別センサ、自動ブレーキ、急ブレーキ、横滑りセンサ等が用いられる。
以上、本発明の各実施形態及び変形例に係るシートベルト制御装置の一例について説明したが、これらの各実施形態及び変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
12 車両用シート
14 運転席
20 シートベルト制御装置
22 シートベルト
24 着座センサ(検知部の一例)
26 バックル
28 バックル移動部
30 制御部
32 引出量センサ(引出検出部の一例)
34 イグニッションスイッチ
44 タングプレート(係合部の一例)
P 乗員

Claims (4)

  1. 係合部を備え、車両用シートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、
    前記車両用シートに設けられ乗員の着座を検知する検知部と、
    上昇及び下降又は前方及び後方に移動可能に設けられ前記係合部と係合されるバックルと、
    前記係合部と前記バックルとの係合位置を上昇及び下降又は前方及び後方に移動させるバックル移動部と、
    前記検知部において乗員の着座が検知された時点から設定時間が経過した後で前記バックルが上昇又は前方に移動するように、前記バックル移動部を動作させる制御を行う制御部と、
    を有するシートベルト制御装置。
  2. 前記シートベルトが設定量以上に引き出されたことを検出する引出検出部が設けられ、
    前記制御部は、前記検知部において乗員の着座が検知された時点から前記引出検出部において前記シートベルトが前記設定量以上に引き出されたことが検出された時点までの時間を前記設定時間とする請求項1に記載のシートベルト制御装置。
  3. 車両を動作させる動作位置と該車両を停止させる停止位置とが切り替わるイグニッションスイッチが設けられ、
    前記制御部は、前記イグニッションスイッチが前記動作位置から前記停止位置に切り替わった場合に前記バックルが上昇又は前方に移動するように、前記バックル移動部を動作させる制御を行う請求項1又は請求項2に記載のシートベルト制御装置。
  4. 前記車両用シートは前記車両の運転席に設けられている請求項3に記載のシートベルト制御装置。
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