JPH0840205A - シートベルトプリローダー - Google Patents

シートベルトプリローダー

Info

Publication number
JPH0840205A
JPH0840205A JP6174565A JP17456594A JPH0840205A JP H0840205 A JPH0840205 A JP H0840205A JP 6174565 A JP6174565 A JP 6174565A JP 17456594 A JP17456594 A JP 17456594A JP H0840205 A JPH0840205 A JP H0840205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buckle
seat belt
seat
preloader
arrow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6174565A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kiuchi
透 木内
Hiroyuki Kato
浩幸 加藤
Seiji Nishide
誠司 西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP6174565A priority Critical patent/JPH0840205A/ja
Publication of JPH0840205A publication Critical patent/JPH0840205A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buckles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルト装着状態に応じて最適なバック
ルの作動量を得る。 【構成】 バックル18の引き込みストロークを決める
ストッパ45にはラック45Aが形成されており、ラッ
ク45Aには駆動モータ47に固定されたウォームギア
47Aが噛合している。駆動モータ47は制御装置58
に連結されており、制御装置58は、シート12及び車
体に設けられたセンサからのデータに基づいて、駆動モ
ータ47を所定方向に所定量回転し、ストッパ45の位
置を所定の位置へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートベルトプリロー
ダーに係り、特にシートベルトのバックルを緊急時に引
下げられるようにしたシートベルトプリローダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両に装備されるシートベルトには、乗
員に装着されたシートベルトを車両急減速時に所定量引
き戻して、シートベルトを緊張させ、乗員の拘束性を向
上させるシートベルトプリローダーを備えたものがあ
る。
【0003】この種のシートベルトプリローダーのう
ち、シートベルトのバックルを緊急時に引下げられるよ
うにした特開平5−170050号等に示されるタイプ
では、バックルに連結されたワイヤを瞬時に引き込んだ
後、逆戻り防止機構が機能してバックルが引き戻されな
いようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しがしながら、このよ
うなシートベルトプリローダーでは、バックルの引き込
みストローク及び引き込み方向が常に一定とされてい
る。一方、乗員のシートベルト装着状態は、乗員の体
形、着座状態等の違いによって常に一定にはならない。
このため、シートベルト装着状態によっては、最適なバ
ックルの作動量、例えば、引き込みストローク及び引き
込み方向が得られない恐れがある。
【0005】本発明は係る事実を考慮し、シートベルト
装着状態に応じて最適なバックルの作動量が得られるシ
ートベルトプリローダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートベルトのバックルを緊急時に引下げられるように
したシートベルトプリローダーにおいて、乗員のシート
ベルト装着状態に応じて前記バックルの作動量を制御す
る制御装置を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
ートベルトプリローダーにおいて、前記バックルの作動
量はバックルの引き込みストロークであることを特徴と
している。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のシ
ートベルトプリローダーにおいて、前記バックルの作動
量はバックルの引き込み角度であることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明に係るシートベルトプリロ
ーダーでは、シートベルトのバックルが緊急時に引下げ
られる場合に、制御装置が、乗員のシートベルト装着状
態に応じて、バックルの作動量を制御する。
【0010】請求項2記載の発明に係るシートベルトプ
リローダーでは、シートベルトのバックルが緊急時に引
下げられる場合に、制御装置が、乗員のシートベルト装
着状態に応じて、バックルの引き込みストロークを制御
する。
【0011】請求項3記載の発明に係るシートベルトプ
リローダーでは、シートベルトのバックルが緊急時に引
下げられる場合に、制御装置が、乗員のシートベルト装
着状態に応じて、バックルの引き込み方向を制御する。
【0012】
【実施例】本発明に係るシートベルトプリローダーの第
1実施例を図1〜図8に従って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車体内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0014】図1に示される如く、本第1実施例のシー
トベルトプリローダー10は、シート12のシートクッ
ション14の側壁部14Aに配設されており、シートベ
ルト11に取付けらえたタングプレート13を係合する
バックル18は、可動板20にボルト22によって固定
されている。この可動板20はガイドプレート16に、
ガイドプレート16の長手方向に沿って下方(図1の矢
印A方向)へ移動可能に取付けられている。
【0015】図2に示される如く、可動板20は断面L
字状の板材で構成されており、ガイドプレート16との
当接部となる基部20Aにバックル18が固定されてい
る。基部20Aから車幅方向内側へ向けて略垂直に立ち
上がったフランジ部20Bには、ワイヤ24の一方の端
部24Aがアンカ26によって固定されている。
【0016】ガイドプレート16には、車体後側下方へ
向かって延びるガイド孔28が形成されており、このガ
イド孔28内には逆戻り防止手段30が挿入されてい
る。この逆戻り防止手段30は、可動板20とガイドプ
レート16の車幅方向外側に配置されたスペーサガイド
32に挟持されており、逆戻り防止手段30及びスペー
サガイド32は、ボルト22によって可動板20に固定
されている。
【0017】従って、ワイヤ24が下方(図2の矢印A
方向)へ移動すると、可動板20、バックル18、逆戻
り防止手段30及びスペーサガイド32が一体的に矢印
A方向へ移動する。
【0018】図1に示される如く、ガイドプレート16
のガイド孔28の長手方向に沿った内周面の一方には、
ラチェット歯28Aが連続して形成されている。
【0019】なお、図示を省略したが、このラチェット
歯28Aには、逆戻り防止手段30の爪部が係合してお
り、この爪部の先端には、ラチェット歯28Aの傾斜面
と同一方向へ傾斜する傾斜面と、逆戻り防止手段30が
矢印Aと反対方向に移動しようとした際、ラチェット歯
28Aに係止される係止面が形成されている。また、爪
部は付勢手段によって、ラチェット歯28Aの方向へ付
勢されており、爪部とラチェット歯28Aとの係止力を
高めている。このため、逆戻り防止手段30は、ガイド
孔28に沿って下方(図1の矢印A方向)へ移動する
が、逆方向へは戻らない。
【0020】ワイヤ24は、ガイドプレート16の下部
に設けられたプリー34に巻き掛けられ、プリローダボ
デー17に沿って車体前方へ導かれており、ワイヤ24
の端部24Bは、プリローダボデー17の前端部17A
に固定されたプリローダシリンダー42に連結されてい
る。詳しくは、ワイヤ24の端部24Bは、車体前後方
向に延びるプリローダシリンダー42内に挿入されたピ
ストン(図示省略)に連結されている。従って、プリロ
ーダセンサ44で車両急減速状態を検知すると、プリロ
ーダセンサ44内の雷管が爆発し、その火花でガス発生
剤が大量のガスを発生しピストンが前方へ移動して、一
体的に、ワイヤ24は前方(図1の矢印B方向)へ移動
する。
【0021】図2に示される如く、ガイドプレート16
の下部のスペーサガイド32と対向する部位には、スト
ッパ45が配設されており、スペーサガイド32が下降
した際の最下位置を決めている。
【0022】図1に示される如く、ストッパ45には、
矢印A方向に沿ってラック45Aが形成されている。こ
のラック45Aには、アクチュエータとしての駆動モー
タ47の駆動軸に固定されたウォームギア47Aが噛合
しており、ストッパ45は駆動モータ47を回転させる
ことによって、ガイド孔28の長手方向に沿って上下方
向へ移動可能とされている。従って、駆動モータ47を
作動させストッパ45の位置を調整することによって、
スペーサガイド32の最下位置、即ち、バックル18の
引込みストロークを調整できる。
【0023】図3に示される如く、シートクッション1
4の骨格を形成するシートクッションフレーム46の四
隅には、それぞれウエイトセンサ48が配設されてお
り、シートクッション14に着座した乗員の重量及びシ
ートクッション14上の着座位置等を検出する。また、
シートクッションフレーム46の前部にはスライド用ポ
ジションセンサ50が配設されており、シート12の車
体前後方向のスライド位置を検出する。
【0024】さらに、シートバック52の骨格を形成す
るシートバックフレーム54には、リクライニング用ポ
ジションセンサ56が設けられており、シートバック5
2のリクライニング位置を検出する。また、シートクッ
ションフレーム46には、マイクロコンピュータを備え
た制御装置58が配設されており、この制御装置58に
ウエイトセンサ48、スライド用ポジションセンサ50
及びリクライニング用ポジションセンサ56が接続され
ている。
【0025】図4に示される如く、センターピラー58
の下部には、シートベルトリトラクタ60が配設されて
いる。このシートベルトリトラクタ60には、ベルト引
き出し量センサ62が内臓されており、シートベルトリ
トラクタ60から引き出されたベルトの長さを検出す
る。センターピラー58の上部には、アジャスタブルア
ンカ64が配設されている。このアジャスタブルアンカ
64には、アジャスタブルアンカポジションセンサ66
が内臓されており、アジャスタブルアンカ64の位置を
検出する。また、これらのベルト引き出し量センサ6
2、アジャスタブルアンカポジションセンサ66は制御
装置58に接続されている。
【0026】また、制御装置58は駆動モータ47(図
1参照)に接続されており、上記各センサからの入力信
号に基づいて、駆動モータ47を所定方向に所定量回転
するようになっている。
【0027】次に、駆動モータ47の制御を図5のフロ
ーチャートに従って説明する。制御装置58では、ステ
ップ100にて、各センサ、例えば、ウエイトセンサ4
8、スライド用ポジションセンサ50、リクライニング
用ポジションセンサ56、ベルト引き出し量センサ62
及びアジャスタブルアンカポジションセンサ66からの
各データを読み込む。
【0028】次に、ステップ102では、ウエイトセン
サ48、スライド用ポジションセンサ50、リクライニ
ング用ポジションセンサ56及びアジャスタブルアンカ
ポジションセンサ66からの各データに基づいて、予め
メモリに記憶されたマップから標準ベルト引出し量を演
算する。
【0029】次に、ステップ104では、ベルト引き出
し量センサ62から得た実際のベルト引出し量が、ステ
ップ102で演算した標準ベルト引出し量より大きいか
否かを判定する。実際のベルト引出し量が標準ベルト引
出し量より大きいと判定された場合には、ステップ10
6へ移行する。
【0030】ステップ106では、実際のベルト引出し
量と標準ベルト引出し量との差から、駆動モータ47に
よるストッパ45の移動量を決め、ストッパ45を基準
位置から下方(図1の矢印A方向)へ移動する。
【0031】一方、実際のベルト引出し量が標準ベルト
引出し量より大きくないと判定された場合には、ステッ
プ108へ移行し、ステップ108では、ストッパ45
の移動を行なわない。
【0032】なお、駆動モータ47によるストッパ45
の移動量は、次の様な考え方により設定する。
【0033】図6に示される如く、乗員Pが通常のベル
ト装着状態にある場合の、シート12のスライド位置が
0 、シートバック52の傾斜角度がθ0 、リトラクタ
ーでのベルト11の引出し量がL0 であるとすると、図
7に示される、乗員Pの着衣等が厚い場合のベルト装着
状態では、着衣等の厚さM1、M2によってベルト11
の緩みが大きくなり、ベルト11の引出し量がL0 +l
となり、所謂サブマリンが発生し易くなる。
【0034】また、図8に示される如く、シートスライ
ド位置S0 が最後部(R/M)から最前部(F/M)へ
近づくほど、且つ、シートバック角度θ0 が小から大、
即ちシートバックが後傾している程、サブマリン発生領
域(図8の斜線部分)が広くなり、サブマリンが発生し
易くなる。
【0035】従って、ベルト引出し量が大きい程、ま
た、シートスライド位置が前方で、シートバックが後傾
である程、ストッパ45を基準位置からより下方(図1
の矢印A方向)へ移動するようにしている。
【0036】さらに、本実施例では、ウエイトセンサ4
8及びアジャスタブルアンカポジションセンサ66から
のデータによって、乗員の体格を検知し、前記ストッパ
45の移動量をさらに補正している。
【0037】次に、本第1実施例に係るシートベルトプ
リローダーの作用を説明する。図1に示すように、車両
の通常走行状態では、バックル18は側面視でシートク
ッション14より上方に突出している。
【0038】ここで、車両急減速時に至るとプリローダ
40が作動し、シリンダー部42に連結されたワイヤ2
4が、矢印B及び矢印A方向へ移動する。これによっ
て、可動板20、バックル18、逆戻り防止手段30及
びスペーサガイド32が一体的に矢印A方向へ移動し、
バックル18が引き込み状態となる。
【0039】このとき、スペーサガイド32が、上記の
様に乗員のシートベルト装着状態に応じてその位置が調
整されたストッパ45に当接して、バックル18の引き
込みストロークが決まる。このため、シートベルト装着
状態に応じた、最適なバックルの引き込みストロークが
得られ、最適な拘束力が得られる。
【0040】ここで、バックル18の引込みが完了する
と、今度は乗員の慣性移動によって、ベルト11を介し
てバックル18を引き戻そうする力が作用するが、逆戻
り防止手段30がラチェット歯28Aにロックされるた
め、バックル18の逆戻りが防止される。
【0041】なお、本第1実施例では、ウエイトセンサ
48、スライド用ポジションセンサ50、リクライニン
グ用ポジションセンサ56、ベルト引き出し量センサ6
2及びアジャスタブルアンカポジションセンサ66から
の各データに基づいてストッパ45の位置を決めたが、
ストッパ45の位置の決定は、上記各センサのうちの一
部を使用しても良い。
【0042】次に、本発明に係るシートベルトプリロー
ダーの第2実施例を図9に従って説明する。
【0043】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】本第2実施例では、プリローダボデー17
に対してガイドプレート16が軸70を回転中心にして
前後方向(図9の矢印C方向及び矢印D方向)へ揺動可
能とされている。プリローダボデー17の後端面は円弧
状とされており、ラック17Bが形成されている。この
ラック17Bには、アクチュエータとしての駆動モータ
68の駆動軸に固定されたウォームギア68Aが噛合し
ており、ガイドプレート16は駆動モータ68を回転さ
せることによって、矢印C方向及び矢印D方向へ揺動可
能とされている。従って、駆動モータ68を作動させガ
イドプレート16の角度を調整することによってバック
ル18の引込み方向を調整できる。
【0045】なお、駆動モータ68は制御装置58に接
続されており、駆動モータ68によるガイドプレート1
6の揺動角は、駆動モータ47によるストッパ45の移
動量と同様にして決定されるため、その説明は省略す
る。
【0046】次に、本発明に係るシートベルトプリロー
ダーの第3実施例を図10に従って説明する。
【0047】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】図10に示される如く、本第3実施例で
は、ガイドプレート16が下方が広がった扇状とされて
おり、下端面には制御装置としてのギア部72が形成さ
れている。ギア部72の近傍には、ギア部72に沿って
円弧状の長孔74が形成されている。この長孔74内に
は、軸76が貫通しており、軸76と長孔74とを相対
移動させることによって、ガイドプレート16の上部が
前方(図10の矢印E方向)と後方(図10の矢印F方
向)とへ揺動する。
【0049】ガイドプレート16の下方には、車体前後
方向に沿って、シートトラック78が車体に固定されて
おり、このシートトラック78とガイドプレート16の
ギア部72との間には、制御装置としての回転ギア80
が配設されている。この回転ギア80は、シートトラッ
ク78とガイドプレート16のギア部72との双方に噛
合している。
【0050】次に、本第3実施例の作用を説明する。シ
ート12が前方へ移動すると、シートトラック78に対
して回転ギア80が前方へ移動し、回転ギア80が図1
0の反時計回転方向(図10の矢印G方向)へ回転し
て、ギア部72を前方(図10の矢印H方向)へ移動す
る。これによって、ガイドプレート16の上部が後方
(図10の矢印F方向)へ揺動する。
【0051】一方、シートが後方へ移動すると、シート
トラック78に対して回転ギア80が後方へ移動し、回
転ギア80が図10の時計回転方向(図10の矢印J方
向)へ回転して、ギア部72を後方(図10の矢印K方
向)へ移動する。これによって、ガイドプレート16の
上部が前方(図10の矢印F方向)へ揺動する。
【0052】従って、本第3実施例のシートベルトプリ
ローダーでは、バックル18が緊急時に引下げられる場
合に、乗員のシートベルト装着状態、即ち、シート12
のシートトラック78に対する前後方向の位置に応じ
て、ガイドプレート16の角度、即ち、バックル18の
引き込み方向が制御される。このため、シートベルト装
着状態に応じた、最適なバックル18の引き込み方向が
得られ、最適な拘束力が得られる。
【0053】次に、本発明に係るシートベルトプリロー
ダーの第4実施例を図11に従って説明する。
【0054】なお、第3実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】図11に示される如く、シートバック52
の下部には制御装置としてのプーリ82が設けられてお
り、シートバック52の回転中心軸84の回りに、シー
トバック52と一体的に、図11の反時計回転方向(図
11の矢印L方向)及び図11の時計回転方向(図11
の矢印M方向)へ回転する。このプーリ82は、回転ギ
ア80に固定されたプーリ部80Aとタイミングベルト
86等の駆動力伝達部材で連結されている。
【0056】次に、本第4実施例の作用を説明する。シ
ートバック52が前方へ揺動すると、プーリ82が回転
中心軸84回りに矢印L方向へ揺動し、回転ギア80が
図11の反時計回転方向(図11の矢印G方向)へ回転
して、ギア部72を前方(図10の矢印H方向)へ移動
する。これによってガイドプレート16の上部が後方
(図10の矢印F方向)へ揺動する。
【0057】一方、シートバック52が後方へ揺動する
と、プーリ82が回転中心軸84回りに矢印M方向へ揺
動し、回転ギア80が図11の時計回転方向(図11の
矢印J方向)へ回転して、ギア部72を後方(図11の
矢印K方向)へ移動する。これによって、ガイドプレー
ト16の上部が前方(図11の矢印F方向)へ揺動す
る。
【0058】従って、本第4実施例のシートベルトプリ
ローダーでは、バックル18が緊急時に引下げられる場
合に、乗員のシートベルト装着状態、即ち、シートバッ
ク52の傾斜角度に応じて、ガイドプレート16の角
度、即ち、バックル18の引き込み方向が制御される。
このため、シートベルト装着状態に応じた、最適なバッ
クル18の引き込み方向が得られ、最適な拘束力が得ら
れる。
【0059】次に、本発明に係るシートベルトプリロー
ダーの第5実施例を図12に従って説明する。
【0060】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0061】図12に示される如く、本第5実施例で
は、スペーサガイド32の最下位置を決めるストッパ8
8が、車体に固定されたシートトラック78側に立設さ
れている。また、ストッパ88のスペーサガイド32と
当接する上端面88Aは、前側下方へ向けて傾斜してい
る。
【0062】次に、本第5実施例の作用を説明する。シ
ート12が前方へ移動すると、シート12と一体的に、
シートベルトプリローダー10が前方(図12の矢印B
方向)へ移動し、例えば、図12の想像線の位置とな
る。これによって、スペーサガイド32と当接するスト
ッパ88の上端面88Aが、シートベルトプリローダー
10に対して、相対的に下方へ移動する。このため、バ
ックル18が緊急時に引下げられる場合に、乗員のシー
トベルト装着状態、即ち、シートトラック78に対する
シート12の前後方向の位置に応じて、スペーサガイド
32の移動量、即ちバックル18の引き込みストローク
が調整される。このため、シートベルト装着状態に応じ
た、最適なバックル18の引き込みストロークが得ら
れ、最適な拘束力が得られる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、シートベルト
のバックルを緊急時に引下げられるようにしたシートベ
ルトプリローダーにおいて、乗員のシートベルト装着状
態に応じてバックルの作動量を制御する制御装置を備え
た構成としたので、シートベルト装着状態に応じて最適
なバックルの作動量が得られるという優れた効果を有す
る。
【0064】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
シートベルトプリローダーにおいて、バックルの作動量
をバックルの引き込みストロークとしたので、シートベ
ルト装着状態に応じて最適なバックルの引き込みストロ
ークが得られるという優れた効果を有する。
【0065】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
シートベルトプリローダーにおいて、バックルの作動量
をバックルの引き込み角度としたので、シートベルト装
着状態に応じて最適なバックルの引き込み角度が得られ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシートベルトプリロ
ーダーを示す概略側面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るシートベルトプリロ
ーダーが適用されたシートの各センサ取付け位置を示す
概略斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るシートベルトプリロ
ーダーが適用された車体の各センサ取付け位置を示す概
略斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るシートベルトプリロ
ーダーの制御を示すフローチャートである。
【図6】通常のシートベルト装着状態を示す概略側面図
である。
【図7】着衣等が厚い場合のシートベルト装着状態を示
す概略側面図である。
【図8】シートスライド位置S0 とシートバック角度θ
0 とサブマリン発生との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施例に係るシートベルトプリロ
ーダーを示す概略側面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るシートベルトプリ
ローダーを示す概略側面図である。
【図11】本発明の第4実施例に係るシートベルトプリ
ローダーを示す概略側面図である。
【図12】本発明の第5実施例に係るシートベルトプリ
ローダーを示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 シートベルトプリローダー 11 シートベルト 12 シート 16 ガイドプレート 18 バックル 28 ガイド孔 30 逆戻り防止手段 32 スペーサガイド 45 ストッパ 47 駆動モータ 48 ウエイトセンサ 50 スライド用ポジションセンサ 56 リクライニング用ポジションセンサ 58 制御装置 62 ベルト引き出し量センサ 66 アジャスタブルアンカポジションセンサ 68 駆動モータ 72 ギア部(制御装置) 78 シートトラック 80 回転ギア(制御装置) 82 プーリ(制御装置) 88 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西出 誠司 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトのバックルを緊急時に引下
    げられるようにしたシートベルトプリローダーにおい
    て、乗員のシートベルト装着状態に応じて前記バックル
    の作動量を制御する制御装置を備えたことを特徴とする
    シートベルトプリローダー。
  2. 【請求項2】 前記バックルの作動量はバックルの引き
    込みストロークであることを特徴とする請求項1記載の
    シートベルトプリローダー。
  3. 【請求項3】 前記バックルの作動量はバックルの引き
    込み角度であることを特徴とする請求項1記載のシート
    ベルトプリローダー。
JP6174565A 1994-07-26 1994-07-26 シートベルトプリローダー Pending JPH0840205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6174565A JPH0840205A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 シートベルトプリローダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6174565A JPH0840205A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 シートベルトプリローダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0840205A true JPH0840205A (ja) 1996-02-13

Family

ID=15980789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6174565A Pending JPH0840205A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 シートベルトプリローダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0840205A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7516987B2 (en) 2004-06-08 2009-04-14 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Buckle pretensioner system
JP2010052534A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
JP2011173554A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
JP2011173558A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
KR101383732B1 (ko) * 2012-12-26 2014-04-08 현대자동차(주) 시트벨트 프리텐셔너
CN109050464A (zh) * 2018-09-26 2018-12-21 重庆长安汽车股份有限公司 基于aeb信号的可调安全带下锚点固定装置
JP2021123259A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 トヨタ自動車株式会社 車両用シートベルト装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7516987B2 (en) 2004-06-08 2009-04-14 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Buckle pretensioner system
JP2010052534A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
JP2011173554A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
JP2011173558A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tokai Rika Co Ltd プリテンショナ
KR101383732B1 (ko) * 2012-12-26 2014-04-08 현대자동차(주) 시트벨트 프리텐셔너
CN109050464A (zh) * 2018-09-26 2018-12-21 重庆长安汽车股份有限公司 基于aeb信号的可调安全带下锚点固定装置
JP2021123259A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 トヨタ自動車株式会社 車両用シートベルト装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5615917A (en) Apparatus for use in a vehicle occupant restraint system
JP6233363B2 (ja) 4点式シートベルト装置。
JP4591750B2 (ja) 車両の乗員保護装置
JP7095492B2 (ja) 車両用シート
US20050206150A1 (en) Seat belt buckle
US10882489B2 (en) Vehicle seatbelt device
US20060231317A1 (en) Seat belt buckle
JP2000233700A (ja) 車両用乗員保護装置
EP1580088B1 (en) Belt pretensioner
JP2006526536A5 (ja)
JP2006526536A (ja) 車両座席用のベルトロック装置
CN111516636B (zh) 车辆用座椅安全带装置
JP2016137767A (ja) 車両用プリクラッシュシートベルト装置
JPH0840205A (ja) シートベルトプリローダー
EP2025554B1 (en) Safety ensuring device
US11673529B2 (en) Vehicle seat comprising a safety device
JP2007106355A (ja) シートベルト装置
JP6972880B2 (ja) 車両用シート
US6247752B1 (en) Crash-responsive blocking device for a vehicle seat frame
JP2007153161A (ja) シートベルト装置
JP2018090224A (ja) シートベルト内蔵車両用シート
JP2001247008A (ja) 車両用乗員保護装置
KR100610191B1 (ko) 모터구동형 버클 프리텐셔너
JP5236522B2 (ja) 車両用シートベルト装置及び車両用シートベルト巻き取り方法
JP5307749B2 (ja) プリテンショナ