JP4856506B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のシートベルト装置に関し、特に、正確に検知されたシートベルトの着用状態に基づきベルトの着用状態を調整する車両のシートベルト装置に関する。
車両の座席で乗員を保護するために装備された乗員保護装置を起動させるため、近年、乗員の着座状態や着座時の姿勢等をCMOSカメラ等の受光センサを利用して検知し、より最適な拘束を行おうとする技術が実用に供されている(例えば特許文献1)。
上記のような乗員を検知するための装置では、乗員の正確な着座位置および着座姿勢を識別するために、画像データ上で乗員を表示する領域とそれ以外の表示領域とを精度よく認識する必要がある。しかし、乗員の身体的特徴を抽出することは容易ではない。そのため、より安定した識別を実現することを目的に、他の部位と識別容易なマーカ等を検知領域内に配置することが試みられている。
特開2004−117249号公報
従来の乗員を検知するための装置によれば、シートベルトの位置をある程度特定することはできたが、シートベルトの引出し長さおよび引出し変化量に関する情報を十分正確に得ることができないという問題があった。さらに、複数のマークのそれぞれを個別に効果的に判別することが難しいという問題もあった。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、乗員に装着されたベルトの着用状態についてベルトの引出し量や変化量に係る情報を正確に得ることができ、個々のマーカを効果的に判別できる乗員検知装置を利用し、最適なベルト着用状態を実現できると共に、着座した乗員の姿勢や体格についての付加的な情報を得ることによって他の乗員拘束装置等の保護機能をより効果的に発揮させることのできる車両のシートベルト装置を提供することにある。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
第1の車両のシートベルト装置(請求項1に対応)は、乗員に装着されたベルトの着用状態を車両の走行状態に応じて変化させる機構と、ベルトの着用状態を検出する検出装置とを備え、さらに、検出装置は、乗員に装着されたベルトを含む対象物に対して赤外光を照射する発光素子と、ベルトに設けられた、発光素子から照射される赤外光を吸収する吸収手段と、対象物からの反射光を受光する受光素子とを備える。
上記の車両のシートベルト装置では、乗員検知装置で、照射される赤外光を吸収する吸収手段、すなわち例えば黒体で作られた各種のマーカをベルトに設けるようしたため、赤外光の反射光をまったく生じないマーカの領域と、反射光を生じるそれ以外の領域とを、画像上で明確に判別させることができる。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、さらに、吸収手段は所定のパターン形状でベルトの長手方向に配置され、受光素子で吸収手段の位置の変化を認識することによりベルトの着用状態を検知する着用状態検知手段を備えることで特徴づけられる。ここで所定のパターン形状とは、三角形、四角形、線状、円形扇形等の各種のパターン形状である。これにより、吸収手段の領域とそれ以外の領域との間の境界部分を精度よく認識することができる。特にベルトの長さに沿う方向に直交した方向で端部を有する形状とすることが望ましい。本発明によれば、従来技術に対してパターン形状の境界外側の領域に対する識別能力が飛躍的に向上する。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、吸収手段は、ベルトの長手方向に等間隔で配置された複数のマーカであることを特徴とする。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、着用状態検知手段の検知情報に基づきベルトの引出し量を判定するベルト引出し量判定手段を備えることを特徴とする。ベルトの引出し量を判定することにより、ベルトの着用状態をよりきめ細かく判定することができる。また、従来設けられていたベルトの引出し量を検知するためのセンサ類を必要としないため、同様の機能を維持しつつシートベルト装置のコストを低減することができる。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、着用状態検知手段で検知されたベルトの着用状態に係る情報と、乗員の輪郭形状に係る情報とに基づいて、乗員の型を判定する型判定手段を備えることを特徴とする。これによってベルト着用者の大きさを判定し、正確に乗員判定を行うことができ、シートベルトの制御をより適切に行うことができる。シートベルト装置等の乗員保護装置の制御をより適切に行うことができる。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、乗員に係るベルト装着状態の基準位置を記憶する記憶手段を備え、乗員におけるベルト着用状態で基準位置からのベルトの引出し量の変化を検知するベルト引出し量変化検知手段を備えることを特徴とする。ここで基準位置は、通常、着用状態における中立位置である。これは予め記憶部に記憶されている。これにより、ベルト制御時に中立位置を基準とした制御が可能となる。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、座席の前後位置または座席の背もたれ部の傾斜角を検知する座席状態検知手段と、座席状態検知手段で検知された座席状態に係る情報に基づいて乗員を判定する乗員判定手段を備える。座席状態検知手段を備えることにより、体型、体格の判定、ベルト引出し量の判定を、より高精度で行うことができる。
本発明によれば、車両のシートベルト装置において、発光素子から照射される赤外光をほぼ100%吸収する黒体を利用して作られたマーカを備えたベルトと、当該マーカを利用してベルトおよび乗員等の画像情報を取得する乗員検知装置を備えるようにしたため、この乗員検知装置によって、乗員に装着されたベルトの着用状態についてベルトの引出し量や変化量に係る情報を正確に得ることができ、さらに乗員の体格情報を正確に得ることができ、さらに個々のマーカを効果的に判別できる乗員検知装置を利用して、最適なベルト着用状態を実現できる。乗員検知装置では、照射される赤外光を吸収する吸収手段、すなわち黒体で作られたマーカをベルトに設けるようしたため、赤外光の反射光を利用して得た画像情報においてマーカの領域とそれ以外の領域(ベルトの画像領域、乗員の画像領域)との境界を明確にでき、両者を明確に判別することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
まず最初に図1〜図4を参照して車両のシートベルト装置および座席駆動装置の構成について説明する。本実施形態に係る車両のシートベルト装置は乗員検知装置を含む構成を有している。
図1は運転席等におけるシートベルト装置の装備状態を示し、図2はシートベルト用のリトラクタ等の要部構成を示し、図3は移動式座席の構成を示し、図4は車両のシートベルト装置の制御システムおよび関連する座席駆動装置の全体的な構成を示す。
図1において、シートベルト装置10は、乗員11の身体を座席12に拘束するベルト(ウェビング)13を備える。ベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はリトラクタ16のベルトリールに連結されている。ベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取り付けられている。このタングプレート17は、座席12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。バックル18には、タングプレート17の連結を検出するバックルスイッチ19が設けられている。
シートベルト装置10が装備された座席12は前後スライド機能およびリクライニング機能等を有している。座席12は座乗部12aと背もたれ部12bを備える。座席12の全体は前後にスライド移動することができる。またその背もたれ部12bは前後に傾斜状態を変えることができる。座席12は、当該座席の位置(姿勢を含む)を変化させる座席駆動装置を備えている。図3を参照して座席12に関連する構成すなわち座席駆動装置の一例を説明する。
図3に示すように、座席12は、座席の位置を変化させるアジャスト装置111を備える。アジャスト装置111は、座席12の全体を前後にスライドさせるスライド装置112、背もたれ部12bを前後に傾斜させるリクライニング装置113、座席12の座乗部12aを昇降させる昇降装置114を含んでいる。座席12に座る乗員11の着座の位置または姿勢の制御は、必要に応じて、スライド装置112で座席12を前後にスライドさせ、またはリクライニング装置114で背もたれ部12bの傾きを調整すること等によって行われる。
座席12の位置を変化させるアジャスト装置111の各種装置の動作は、乗員11が指示器121を操作することにより手動的に制御され、または車両の緊急時等を検出する検出部122の検知信号に基づいて自動的に制御される。手動的、自動的のいずれの場合にも、座席12のアジャスト装置111は制御装置26から指令信号を受ける。また駆動制御の結果の変位状態については、対応する各変位検出部123,124,125から検出信号が制御装置26に対して送られる。
次に、図2を参照して、シートベルト用のリトラクタ16の要部構成を説明する。リトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール(スピンドル)22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ23とを備える。ベルトリール22にはベルト13の上記ベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22で巻き取られる。ベルトリール22の軸22aは動力伝達機構(ギヤ機構)24を介してモータ23の駆動軸23aに接続される。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。
さらに上記のベルトリール22に対しては、当該ベルトリール22を巻取り方向に常時付勢する巻取りばね機構29が付設されている。
リトラクタ16の動作は、制御装置26によって制御される。制御装置26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量を通電量調整部28で制御することにより、リトラクタ16の動作を制御する。制御装置26により制御されるリトラクタ16は、乗員11の姿勢を保持するための電気式プリテンショナとして構成されている。座席12に乗車した乗員11は、車両の緊急時や走行状態の不安定時に、ベルト13による保護・拘束を受け、姿勢変化を抑止され、望ましい安全状態に保持される。
上記制御装置26は、電機式プリテンショナとしてのリトラクタ16の動作を制御する機能を有すると共に、座席12のアジャスト装置111の動作を制御する機能をも有している。さらに制御装置26は、リトラクタ16の動作制御とアジャスト装置111の動作と連動させて制御する機能も有している。
さらにリトラクタ16では、図2に示すごとく、上記ベルトリール22の軸22aの反対側の他方の端部には、車両走行の緊急事態の発生時にベルト13のベルト部分13aの急激な引出しを防止するロック機構100が付設される。車両走行の緊急事態が発生する場合とは、衝突や急制動等であり、それによって、車体に所定の傾斜が作用したり、あるいは車体に所定の加速度が作用する場合である。ロック機構100はよく知られた装置である。ロック機構100は、通常、機構本体部101とビークルセンサ(V/S)102とから構成される。機構本体部101は、ハウジングフレームの内部に、軸22aに結合されかつ軸22aと連動して回転自在に設けられたラチェットホイールと、ハウジングフレームに固定されているフレームギヤと、位置の変化に伴ってフレームギアと係合したりまたは係合解除されたりするロッキング要素とを内蔵している。またビークルセンサ102は、センサフレームにボール要素(ウェイト)とレバー要素(アクチュエータ)を備える。車体に加速度が生じたときに、ボール要素が感応してその位置が変化し、レバー要素を動作させ、レバー要素は上記ラチェットホイールの外周ツメと係合状態を作る機能を有している。
上記のロック機構100において、通常の状態ではロッキング要素とフレームギヤは係合しない状態になり、ロック状態では両者は係合する状態になる。また同様に、通常の状態ではラチェットホイールの外周ツメとビークルセンサ102のレバー要素とは係合しない状態になり、ロック状態では両者は係合する状態になる。
ロック機構100において、ビークルセンサ102によるロック条件(法規上)は、例えば0.45Gでは「50mm以下、または任意の2方向27°の傾きでロックすること」であり、0.7Gでは「25mm以下でロックすること」である。また機構のバラツキにより、ビークルセンサ102のロック解除可能な条件には、ベルト巻取り量に換算して±5mm程度の個体差がある。ロック機構100がロック状態にあるか否かは、後述のごとくロック状態判定部によって判定される。
上記のように構成された車両のシートベルト装置10に対して乗員検知装置が付設される。乗員検知装置は、図1に示されるごとく発光素子201と受光素子202を含む。発光素子201は赤外光203を出射する光源である。発光素子201から出射された赤外光203は、乗員11の正面領域の全体、および乗員11の前面に装着されたベルト13の全体を含む領域に照射される。乗員11およびベルト13等に照射された赤外光203はそれぞれで反射される。また受光素子202は赤外光用のCMOSカメラであり、乗員11およびベルト13等で反射された赤外光203Rを受光する。
発光素子201により照射された赤外光が対象物で反射され、受光素子202で検出すると、照射された赤外光203とその反射光203Rとの間の位相差を検出することにより、対象物の距離を検知することが可能に成る。
受光素子202によって受光された赤外光の反射光203Rで得られた画像情報は、図2に示すごとく制御装置26に入力される。当該画像情報は、制御装置26に設けられた画像処理機能部によって画像処理される。特に、本実施形態では、後述するように、ベルト13に設けられた所定の特性(照射された赤外光を実質的に100%吸収し、赤外光の反射光を生じさせないという特性)を有する複数のマーカに係る画像を取得し、複数のマーカの位置変化で、乗員11に装着されたベルト13の着用状態に係る情報、および乗員11の体格、着座状態での位置および姿勢等の情報を正確に得るようにしている。
制御装置26に設けられた画像処理機能部による画像処理では、受光素子202で取得された画像信号に基づき、全体の画像領域で、マーカに係る画像領域とそれ以外の部分の画像領域との境界を明確に判別し、2つの領域を明確に区別することができる。すなわち、受光素子202では、マーカの領域からは赤外光の反射光は入射されず、それ以外の部分の領域からは赤外光の反射光が入射されるので、赤外光の反射光で作られる画像情報の上では、距離データが加味されてマーカは無限の位置に存し、その結果、マーカの領域とマーカ以外の領域との境界を明確に判定することができる。従って、結果的に、マーカの形状的な特徴部を明確に抽出し確定することができ、さらに特徴部情報を利用してマーカについて正確な重心等の情報を得ることができる。
上記のシートベルト装置10およびリトラクタ16等は運転席側の装置であったが、助手席側にも同様なシートベルト装置およびリトラクタ等が装備されている。以下において「R側」は運転席側、「L側」は助手席側とする。
次に、図4のブロック図を参照して、シートベルト装置10等の制御システムをハードウェアの観点から説明する。この制御システムは、実際上、車両に装備された各種の装置・システムの動作を制御する制御手段として構成されている。
また本実施形態でのシートベルト装置10等の制御システムは、特にシートベルト装置10および座席のアジャスト装置111の動作を制御するにあたり、受光素子202で得られる乗員11とベルト13等に関する画像情報を画像処理して適切な動作制御を行うように構成されている。
図4において、制御装置26はCPUで構成される。制御装置26を含むブロック30は、シートベルトによって乗員11の姿勢を保持するための電気式プリテンショナユニットを示している。ブロック30では、制御装置(CPU)26の入力側に電源部31、車内ネットワーク(CAN)通信部32、I/F部33、通信部34を備え、その出力側にR側モータ駆動制御部35、L側モータ駆動制御部36、記録部37を備えている。記録部37は、データや、制御および画像処理等のプログラム等を格納するメモリである。
ブロック30の入力側には、シートベルト用リトラクタの一例として上記のリトラクタ16を示すブロックが設けられる。リトラクタ16は各種信号のI/F部41を含む。このI/F部41は、ブロック30内のI/F部33に接続されている。上記のリトラクタ16は運転席側および助手席側等のそれぞれについて設けられている。
ブロック30の入力側には、さらに、ACC(Adaptive Cruise Control)ユニット(障害物検知装置等の制御ユニット)42、VSA(Vehicle Stability Assist)ユニット(車両挙動安定化制御ユニット)43、FI/AT(Fuel Injection / Automatic Transmission)ユニット44、SRS(Supplement Restraint System)ユニット(補助拘束装置のユニット)45等が設けられている。これらの入力側要素の中には、車速センサ等の車両走行状態検出部等のユニットも含まれる。
ブロック30の入力側には、さらに、前述したアジャスト装置111におけるスライド装置112、リクライニング装置113、昇降装置114のそれぞれに対応する変位検出部123,124,125、および前述の受光素子202が設けられている。
ACCユニット42、VSAユニット43、FI/ATユニット44等は車内ネットワーク46を介してそれらの出力信号を車内ネットワーク通信部32に供給する。SRSユニット45は、R側バックル47RおよびL側バックル47Lからの各信号を受けるSRS制御部45aと、通信部45bとを有している。ここでR側バックル47Rは運転席側の上記バックル17に相当し、L側バックル47Lは助手席側に装備されたシートベルト装置のバックルである。R側バックル47RおよびL側バックル47Lから出力される各信号は、内蔵されるバックルスイッチの検知信号である。SRS制御部45aは、R側バックル47RまたはL側バックル47Lからの信号を受けると、通信部45bを介してその信号をブロック30の通信部32に送信する。またSRSユニット45は、車両走行時にシートベルトが正規に使用されていない場合には、警告灯48に対して警告信号を供給する。
ブロック30の出力側には、シートベルト装置10のリトラクタ16等に関連する要素として、R側モータ51とL側モータ52が設けられる。R側モータ51は、運転席側のシートベルト装置の駆動用モータであり、R側モータ駆動制御部35に対応して配置されている。R側モータ駆動制御部35は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて上記の電源(+V)27からの通電量を制御してR側モータ51に対して駆動電流を供給する。なおブロック53は接地部である。またL側モータ52は、助手席のシートベルト装置の駆動用モータであり、L側モータ駆動制御部36に対応して配置されている。L側モータ駆動制御部36は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて電源(+V)54からの通電量を制御してL側モータ52に対して駆動電流を供給する。またブロック55は接地部である。上記の接地部53,55は、車体の一部をなす接地端子である。
ブロック30の出力側には、さらに、前述したアジャスト装置111のスライド装置112、リクライニング装置113、昇降装置114の各種の駆動装置が設けられている。これらの駆動装置は、駆動インターフェース(I/F部)38を介して制御装置26と接続されている。
上記の記録部(メモリ)37には、本実施形態の特徴的機能を実現するための下記の6つのプログラムを格納されている。
第1のプログラムは、受光素子202で得られた画像情報に基づいてベルト13の着用状態を検知する着用状態検知プログラムである。ここで、「着用状態」とは乗員11の正面にベルト13が装着されている状態をいい、着用の有無のことを意味する。画像情報内の複数のマーカ画像情報に基づいて検知される。制御装置26で着用状態検知プログラムを実行することによって着用状態検知手段が実現される。
第2のプログラムは、上記着用状態検知手段の検知情報に基づきベルト13の引出し量を判定するベルト引出し量判定プログラムである。ベルト引出し量は、マーカ画像の位置の変化で判定する。制御装置26でベルト引出し量判定プログラムを実行することによってベルト引出し量判定手段が実現される。
第3のプログラムは、ベルトの着用状態に係る情報と乗員の輪郭形状に係る情報とに基づいて、乗員の型を判定する型判定プログラムである。「乗員の型」とは、得られた画像における乗員の大きさを判定するための情報を意味する。制御装置26で型判定プログラムを実行することによって型判定手段が実現される。
第4のプログラムは、乗員におけるベルト着用状態で基準位置からのベルトの引出し量の変化を検知するベルト引出し量変化検知プログラムである。ベルト引出し量の変化とは、予め用意されたベルト引出し量の基準値に対する比較を意味する。制御装置26でベルト引出し量変化検知プログラムを実行することによってベルト引出し量変化検知手段が実現される。
第5のプログラムは、座席12の前後位置または座席の背もたれ部12bの傾斜角を検知する座席状態検知プログラムである。制御装置26で座席状態検知プログラムを実行することによって座席状態検知手段が実現される。
第6のプログラムは、座席状態検知手段で検知された座席状態に係る情報に基づいて乗員を判定する乗員判定プログラムである。個々で「乗員の判定」とは乗員の体格の判定を意味する。制御装置26で乗員判定プログラムを実行することによって乗員判定手段が実現される。
次に図5を参照してベルト12の特徴を説明する。シートベルト装置10で使用されているベルト12では、ベルト部分12aにおける乗員11の肩付近から腰付近の範囲における好ましくは表面箇所に、所定パターン形状の複数のマーカが好ましくは等間隔で設けられている。なお等間隔であることに限定はされない。図5では当該マーカの例として、(A)〜(D)の4種類のマーカ301A,301B,301C,301Dが示されている。マーカ301A〜301Dでは、それぞれ、一例としてベルト12の長手方向に沿って3つのパターン形状のマーカが設けられている。またマーカ301A〜301Dの各パターン形状では、ベルト12の長手方向に直交する方向に線状の形状部分を有し、当該線状の形状部分には両端部が存在している。マーカ301A〜301Cは三角形を基本としたパターン形状として作られ、マーカ301Dは円形状を基本とした同形のパターン形状で作られている。
図5の(A)で示された3つのマーカ301Aでは、すべてパターン形状は異なるものとして描かれる。また真ん中に示されたマーカ301Aは標準体型を基準として位置に描かれたマーカである。また上下に位置する2つのマーカ301Aの間の距離は300mm程度である。
図5の(B)に示された3つのマーカ301Bでも、上記のマーカ301Aについて説明した特徴と同様な特徴を有している。さらにマーカ301Bの場合には、ベルト12の幅方向のほぼ中央に長手方向に沿って1本のライン状マーカ302が描かれている。このライン302は形状判定およびめくれ判定として用いられる。
図5の(C)と(D)に示されたマーカ301C,301Dは変形例である。マーカ301C,301Dでも、マーカ301A,301Bが発揮する作用と同等の作用を生じさせるための特徴パターンを有している。図5の(C)と(D)でもそれぞれベルト12の幅方向のほぼ中央に長手方向に沿って1本のライン状マーカ303,304が描かれている。ライン状マーカ304ではその幅が次第に狭くなるように描かれている。
上記において、マーカ301A〜301D,302〜304とは、図5中で黒く描かれている部分のことを指している。黒く描かれているマーカ301A〜301D,302〜304は黒体を利用している。従って、マーカ301A〜301D,302〜304が赤外線203を受けると、黒体の作用に基づいて、赤外光203をほぼ100%吸収する。このため、マーカ301A〜301D,302〜304からは、照射された赤外光203はほとんど反射されず、実質的に赤外光203の反射光(203R)はゼロになる。受光素子202に入射される反射光203Rは、マーカ以外の領域で反射された赤外光である。従って受光素子202に入射される反射光203Rは、マーカ301A〜301D,302〜304以外のベルト12の部分による反射光と、乗員による反射光である。これにより、その後の制御装置26の画像処理機能部での画像処理において、マーカ301A〜301D,302〜304の領域とこれらの以外の領域とを、輝度情報と距離情報に基づいて明確に識別することができる。
なおベルト12に付加されるマーカは上記の4種類のマーカ301A〜301Dおよびマーカ302〜304のパターン形状に限定されるものではない。また図5に示すごとき図柄としてベルト12の表面上に描く必要もない。実質的にベルト12を赤外光を利用して撮像するとき、画像データの上において図示されたパターンが生じていればよい。
さらに、ベルト12に設けられる上記作用を発揮するマーカは、ベルト12の表面に設ける必要はなく、黒体をベルト12に内蔵することもできる。
マーカについては、輝度情報のみを利用する場合には、例えばマーカの反射光を増大させようとすると、周囲が明るい状況下ではマーカの周囲領域の情報が飽和して情報を正しく取得することができないことが生じる。本実施形態の場合には、マーカ301A〜301D等による反射光を、黒体を利用することによりほぼゼロとすることで、周囲領域への影響を小さくすることができる。また赤外光の反射光203Rを用いて距離を測定する際には、マーカ部分の距離情報を取得することができないこと(無限遠)を利用し、マーカの位置を精度よく観測することができる。
次に、図6と図7を参照して、本実施形態に係る車両のシートベルト装置の特徴的な構成と動作を説明する。図6は、シートベルト装置10の制御システムによって実現される特徴的構成の機能ブロック図を示し、図7は乗員検知装置の動作を説明するためのフローチャートを示す。この車両のシートベルト装置では、座席12について、本来のシートベルト装置10と、上記の座席駆動装置(アジャスト装置111)と、上記の乗員検知装置とを組み合わせ、座席12でベルト11を装着した乗員11のベルト着用状態を最適にする。なお図6と図7を参照したシートベルト装置の特徴的な構成と動作の説明では、さらに他に図8〜図15が参照される。
図6において、受光素子202で得られた画像信号は制御装置26に入力される。この画像信号は、乗員11とベルト13とマーカ(この例では301Dとする)に関するものである。制御装置26は、受光素子202から与えられた画像の信号または情報に基づいて、最終的に、座席12に座る乗員11の体格を正確に検知する乗員検知に関する各種の機能手段を備える。各種の機能手段としては、前述した、画像情報に基づいてベルト13の着用状態を検知する着用状態検知手段61、着用状態検知手段61の検知情報に基づきベルト13の引出し量を判定するベルト引出し量判定手段62、ベルトの着用状態に係る情報と乗員の輪郭形状に係る情報とに基づいて乗員11の型を判定する型判定手段63、乗員11におけるベルト着用状態で基準位置(基準値)からのベルトの引出し量の変化を検知するベルト引出し量変化検知手段64である。上記輪郭情報は、画像信号から取得してもよいし、別途に記録部37に準備された輪郭パターンの情報を用いることもできる。さらに基準位置(基準値)は、通常、複数のマーカの特定のものの位置を基準する。また記録部37に基準位置(基準値)のデータを用意しておいてもよい。また座席駆動装置に関しては、座席12の前後位置または座席の背もたれ部12bの傾斜角を検知する座席状態検知手段65を備える。座席状態検知手段65は、前述した変位検出部123,124,125で検知した変位信号に基づいて前後位置および傾斜角の情報を取り出す。さらに、座席状態検知手段65で検知された座席状態に係る情報に基礎に、型判定手段63から出力される型判定情報、ベルト引出し量変化検知手段64から出力されるベルト引出し量変化情報を参照して、乗員11を判定する乗員判定手段66を備えている。
受光素子202で取得される画像信号によれば、乗員11の輪郭形状情報および距離情報と、複数のマーカ301Dの位置情報および距離情報とを得ることができる
上記の着用状態検知手段61は、乗員11の正面体格の輪郭形状に対する複数のマーカ301Dの位置関係に基づいて乗員11の身体におけるベルト13の着用状態を検知する。またベルト引出し量判定手段62は、複数のマーカ301Dの位置の変化に基づいてベルトの引出し量を判定することができる。この場合には、好ましくは引出し量判定用の適宜な基準値を基準にして判定する。着用状態検知手段61で得られたベルトの着用状態に係る情報は型判定手段63で使用される。またベルト引出し量判定手段で得られたベルト引出し量判定情報はベルト引出し量変化検知手段64で使用される。
次に、上記の着用状態の検知、ベルト引出し量の判定、型判定、体格判定等において、座席駆動装置(アジャスト装置111)の駆動による座席12の前後方向のスライド移動、または背もたれ部12bのリクライニング機能による前後の傾斜が考慮に入れられる。
図8は、座席12のスライド装置112による座席12の前後方向の位置の変化を示す。71Aは最前席位置であり、71Bは最後席位置であり、71Cはそれらの中間的な位置である。このように、座席12の前後方向の位置が乗員11に応じて変化すると、乗員検知装置で得られる画像の処理についても、座席12の前後方向の位置を加味することが必要とされる。そこで図9に示すように、座席12の位置について前後方向で位置が異なる場合には、乗員11の輪郭形状を表す画像72について、その高さと幅の観点で、座席位置が前側になると大きくなり、座席位置が後ろ側になると小さくなるという特性を有している。従って、乗員検知装置の受光素子202による撮像で得られる画像情報では、乗員11の体格(高さと幅で決まる)を画像面積で判断する場合においては、図10に示すように、座席の位置を考慮した上で画像面積を判定する必要がある。すなわち「体格大」の判定基準は矢印73に示すごとく座席の位置に応じて変化していく。
上記の判断基準を前提として、図7に示したフローチャートで、ステップS11〜S13が実行される。ステップS11では、まずマーカ301Dに係る画像信号によりマーカ前面までの距離に係る情報を取得し、座席12のスライド位置を推定する。これによって座席12が前後方向においてどの位置に存するかが推定される。座席12の前後方向の位置を推定してはじめて、乗員11の型あるいは輪郭を推定することが可能になる。
ステップS12では、ベルト引出し量判定手段62によってベルト引出し量が求められる。次の段階で、乗員11の体格等を判定する場合、座席12のスライド位置を知ってはじめてベルト引出し量を用いて乗員11の体格を推定することができる。そこで、ステップS12では、スライド位置に対するベルト引出し量(マーカ位置の変化を利用)から体格を推定する。図11に示すように、座席12のスライド量に応じて、シートベルトの引出し量が異なるので、判定基準値を決めてその大小を比較する。なお図11では、小さいダミー人形(AM50%)と大きいダミー人形(AM95%)の2つのダミー人形に応じた変化特性74,75が示されている。矢印76に示す方向に体格は大と判定される。すなわち、矢印76の方向は、座席12のスライド量が小さくなるにつれて、シートベルト引出し量が大きくなる方向である。
また次のステップS13では、座席12のスライド位置に対する乗員画像形状に係る情報から乗員11の体格を推定する。図12に示すように、座席12に座った乗員11に対するベルト13の着用状態では、マーカ301Dの位置の変化に応じて、ベルト13の引出し量が小さい場合(図12(B))と、ベルト13の引出し量が大きい場合(図12(C))を判別することが可能となる。ベルト13の引出し量の大小は、座席12のスライド位置が同じである場合には、乗員11の体格の大小に応じて決まる。また乗員11の体格が同じである場合には、ベルト13の引出し量は、ベルト13の引出し量は座席12のスライド位置に応じて決まる。そこで、予め記憶しておいた座席位置での体格データとシートベルトの長さの関係(テーブル)からのずれ量で座席12のスライドされた座席12の位置を特定する。さらに上記の観点から、得られた画像信号に基づいて得られた体格情報を取り出し、図12(A)に示された予め記憶されている大きさの異なる各種の体格情報81との比較に基づいて体格の大小が判定される。
最後のステップS14では、座席12に座った乗員11の体格情報すなわち乗員情報を確定する。得られた乗員11の体格情報に基づいて、シートベルト装置10の動作パラメータが最適に設定される。
上記の動作制御の説明では、座席12の位置はスライド装置112による前後方向のスライド位置のみを想定していたが、座席12の前後方向の位置は背もたれ部12bによるリクライニング機能によっても生じる。従って、座席12の背もたれ部12bのリクライニング角についても考慮することが望ましい。しかしながら、通常、標準角度前後での角度範囲では座席位置および体格に対して変化が小さいので、無視することもできる。
前述の動作制御の説明では、受光素子202で得られる画像信号で乗員11の輪郭形状の全体を使って乗員11の認知を行う、すなわち、図10に示された体格の大小の関係を判断するためのグラフを利用して乗員11の体格を判定し、乗員11の体格情報を最終的に得るようにしたが、本願発明はこれに限定されない。例えば、図13に示すように、乗員11の輪郭全体を使用せず、4つのマーカ301Dで形成されるラインを一辺に含む四角形91の形状を利用して乗員11の体格情報を得るようにした。図13の(B)が標準位置にあるマーカ301Dの画像状態を示し、図13の(A)が座席12が最後方にあるときのマーカ301Dの画像状態を示し、図13の(C)が座席12が最前方にあるときのマーカ301Dの画像状態を示している。図13の(A),(B),(C)のいずれにも四角形91が示されている。この四角形91の形状を、上記の輪郭形状の代わりに用いることにより、前述した同様に乗員11の認知を行うことができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、車両のシートベルト装置で最適なシートベルトの着用状態を達成するため乗員の体格を正確に認知する装置を備えるシートベルト装置として利用される。
車両におけるシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタの要部構成を示す図である。 本実施形態に係るシートベルト装置が適用された座席および座席駆動装置の構成を示す側面図である 本実施形態に係るシートベルト装置の制御システムの全体構成を示すブロック図である。 シートベルト装置の表面に付設された各種のマーカの形状・模様パターンを示す図である。 本実施形態に係るシートベルト装置に備えられる乗員検知装置のシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るシートベルト装置が備える乗員検知装置の基本的な動作制御を示すフローチャートである。 座席のスライド装置による座席の位置の例を示す側面図である。 座席の前後方向の位置に応じた乗員画像の輪郭形状の変化を説明するための図である。 座席の前後方向の位置と画像面積との関係を示すグラフである。 座席の前後方向のスライド量とシートベルト引出し量の関係を示すグラフである。 シートベルト引出し量と座席の前後方向の位置と輪郭形状の関係を説明するための図である。 乗員画像信号で輪郭形状を使わない場合の画像信号の例を説明するための図である。
符号の説明
10 シートベルト装置
11 乗員
12 座席
13 ベルト
16 リトラクタ
22 ベルトリール
23 モータ
26 制御装置(CPU)
61 着用状態検知手段
62 ベルト引出し量判定手段
63 型判定手段
64 ベルト引出し量変化検知手段
65 座席状態検知手段
66 乗員判定手段
111 アジャスト装置
112 スライド装置
113 リクライニング装置
114 昇降装置
201 発光素子
202 受光素子
203 赤外光
301A〜301D マーカ
302〜304 マーカ

Claims (6)

  1. 乗員に装着されたベルトの着用状態を車両の走行状態に応じて変化させる機構と、前記ベルトの着用状態を検出する検出装置とを備えた車両のシートベルト装置であって、
    前記検出装置は、
    前記乗員に装着された前記ベルトを含む対象物に対して赤外光を照射する発光素子と、
    前記ベルトに設けられた、前記発光素子から照射される前記赤外光を吸収する吸収手段と、
    前記対象物からの反射光を受光する受光素子とを備え
    前記吸収手段は所定のパターン形状で前記ベルトの長手方向に配置され、
    前記受光素子で前記吸収手段の位置の変化を認識することにより前記ベルトの着用状態を検知する着用状態検知手段を備えることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記吸収手段は、前記ベルトの長手方向に等間隔で配置された複数のマーカであることを特徴とする請求項記載の車両のシートベルト装置。
  3. 前記着用状態検知手段の検知情報に基づき前記ベルトの引出し量を判定するベルト引出し量判定手段を備えることを特徴とする請求項または記載の車両のシートベルト装置。
  4. 前記着用状態検知手段で検知された前記ベルトの前記着用状態に係る情報と、前記乗員の輪郭形状に係る情報とに基づいて、前記乗員の型を判定する型判定手段を備えることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両のシートベルト装置。
  5. 前記乗員に係るベルト装着状態の基準位置を記憶する記憶手段を備え、前記乗員におけるベルト着用状態で前記基準位置からの前記ベルトの引出し量の変化を検知するベルト引出し量変化検知手段を備えることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両のシートベルト装置。
  6. 座席の前後位置または前記座席の背もたれ部の傾斜角を検知する座席状態検知手段と、前記座席状態検知手段で検知された座席状態に係る情報に基づいて前記乗員の体格を判定する乗員判定手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両のシートベルト装置。
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