JP2018193491A - 熱伝導性シリコーンゴム複合シート - Google Patents
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Description
少なくとも1の熱伝導性シリコーンゴム層と少なくとも1のシリコーン粘着層とが積層されている熱伝導性シリコーンゴム複合シートであって、
前記熱伝導性シリコーンゴム層が、熱伝導性充填材を含有する熱伝導性シリコーン組成物の硬化物からなり、デューロメータA硬度60〜96を有し、及び
前記シリコーン粘着層が下記(a)〜(e)成分を含有するシリコーン組成物の硬化物であることを特徴とする、前記熱伝導性シリコーンゴム複合シート
(a)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも1つ有し、ケイ素原子に結合したフェニル基を、ケイ素原子に結合した置換基の合計個数に対し2〜20%となる個数で有するオルガノポリシロキサン:100質量部
(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサン:前記(a)成分のアルケニル基の個数に対する(b)成分中にあるケイ素原子に結合した水素原子の個数の比が0.5〜50となる量、
(c)白金系金属触媒:触媒量、
(d)反応制御剤:必要量、及び
(e)R3SiO1/2単位(Rは脂肪族不飽和結合を有さない、非置換の又は置換された1価炭化水素基である)及びSiO4/2単位を含み、SiO4/2単位に対するR3SiO1/2単位の個数比が0.5〜2.5である、シリコーンレジン:50〜300質量部を提供する。
さらに、本発明の製造方法によれば、シリコーン系粘着剤組成物を熱伝導性シリコーンゴム層上に直接塗布して成型することができるため、プライマー等を必要とせず、従来の製造方法よりもより簡便なプロセスにて熱伝導性シリコーンゴムシートを提供することができる。
本発明の熱伝導性シリコーンゴム層は(Z)熱伝導性充填材を含む熱伝導性シリコーン組成物を硬化させてなる。該シリコーンゴム層は高硬度を有し、デュロメータA硬度60〜96を有する。より詳細には、該熱伝導性シリコーン組成物は(X)オルガノポリシロキサンと、(Y)硬化剤及び(Y’)付加反応触媒、又は(Y’’)有機過酸化物、並びに、(Z)熱伝導性充填材及び(S)表面処理剤を含む。これら各成分を後述する量で含むことにより、高硬度(即ち、デュロメータA硬度60〜96)を有する硬化物(熱伝導性シリコーンゴム層)を与えることができる。尚、デュロメータA硬度60〜96を有する本発明のシリコーンゴム層は、粘着性を有さない。以下、熱伝導性シリコーン組成物を構成する各成分について詳細に説明する。
(X)オルガノポリシロキサンは、平均組成式:R1 aSiO(4−a)/2で表わされる。前記式中、R1は互いに独立に、置換または非置換の、炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の1価炭化水素基であり、aは1.90〜2.05の正数である。
熱伝導性シリコーン組成物が付加反応硬化型である態様においては、該組成物は(Y)ヒドロシリル化反応硬化剤を含有する。ヒドロシリル化反応硬化剤は、1分子中にケイ素原子結合水素原子を平均2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。前記オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと付加反応する架橋剤として機能する。
熱伝導性シリコーン組成物が付加反応硬化型である場合、該組成物は付加反応触媒を含有する。付加反応触媒は従来公知のものであってよく、本シリコーン組成物の効果を促進するものであれば、特に制限されるものでない。例えば、塩化白金酸、塩化白金酸のアルン錯体、白金のアルケニルシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体等白金系金属触媒が挙げられる。より詳細には、後述する(c)成分として記載される例示が挙げられる。本組成物において、付加反応触媒の含有量は、特に限定されず、触媒量でよい。触媒量とは、上記付加反応を進行させるための有効量である。例えば、(X)成分に対する白金族金属元素量の質量として0.01〜1,000ppmとなる量であり、好ましくは、0.1〜500ppmとなる量である。触媒量が少なすぎると得られるシリコーンゴム組成物が十分に硬化しなくなることがあり、一方、多量に使用しても得られるシリコーンゴム組成物の硬化速度は向上せず、経済的に不利となる恐れがある。
熱伝導性シリコーン組成物が過酸化物硬化型である場合、該組成物は有機過酸化物を含有する。有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上組み合わせて使用してもよい。有機過酸化物の添加量は、上記(X)成分のオルガノポリシロキサン100質量部に対して、通常、0.1〜5質量部、特に0.5〜3質量部の範囲内となる量であることが好ましい。
該熱伝導性シリコーン組成物に含まれる熱伝導性充填剤としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素等の無機粉末が好適である。該熱伝導性充填剤は、1種単独でも2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の熱伝導性シリコーン組成物は、さらに(S)表面処理剤を含有する。表面処理剤は熱伝導性充填剤の濡れ性を向上させてシリコーン組成物中に良好に充填させるために機能する。該表面処理剤としては(s−1)下記一般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物、及び(s−2)下記一般式(2)で表される、分子鎖片末端がトリアルコキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサンが挙げられる。表面処理剤は、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
熱伝導性シリコーン組成物には、上記成分に加えて、本発明の目的を損なわない範囲でその他の添加剤をさらに配合することができる。その他の添加剤としては、例えば、フュームドシリカ、沈降性シリカ等の補強性シリカ;シリコーンオイル、シリコーンウェッター等の可塑剤;白金、酸化チタン、ベンゾトリアゾール等の難燃剤;1−エチニル−1−シクロヘキサノール等のアセチレン化合物系付加反応制御剤;有機顔料、無機顔料等の着色剤;酸化鉄、酸化セリウム等の耐熱性向上剤;内添離型剤;トルエン等の溶剤などを挙げることができる。その他の添加剤の量は適宜調整されればよい。
上述した製造方法により得られたコーティング材を、ガラスクロスに塗布する。逐次、乾燥炉、加熱炉および巻き取り装置を備えたコンマコーター、ナイフコーター、キスコーター等のコーティング装置を用いて、連続的にガラスクロスに塗布した後、溶剤等を乾燥・蒸散させる。付加反応硬化型組成物の場合は、80〜200℃、好ましくは100〜150℃程度に、5分から20分間程加熱して、熱伝導性シリコーンで目止めされたガラスクロスを得る。過酸化物硬化型組成物の場合は、100〜200℃、好ましくは110〜180℃程度に、2分から15分間程加熱して、熱伝導性シリコーンで目止めされたガラスクロスを得る。
本発明におけるシリコーン粘着層は下記(a)〜(e)成分を含むシリコーン組成物を硬化させて成る。以下、各成分について詳細に説明する。
(a)成分はケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に少なくとも1つ、好ましくは2個以上有するオルガノポリシロキサンである。該オルガノポリシロキサンは、主鎖が基本的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖構造を有するものであっても、一部に分枝状の構造を有するものであっても良く、また環状構造を有するものであってもよい。好ましくは、硬化物の機械的強度等、物性の点から直鎖状のジオルガノポリシロキサンがよい。該オルガノポリシロキサンは粘度22,000〜50,000(25℃)を有することが好ましい。粘度は例えば回転粘度計によって測定することができる。
(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ケイ素原子に直接結合する水素原子(SiH基)を一分子中に平均で2個以上、好ましくは2〜100個有するのがよい。該オルガノハイドロジェンポリシロキサンは上記(a)成分の架橋剤として作用する。即ち、(b)成分中のSiH基と(a)成分中のアルケニル基とが後述する(c)白金族系触媒の存在下でヒドロシリル化反応して、架橋構造を有する3次元網目構造を与える。SiH基の数が1個未満の場合、シリコーン組成物が硬化しない恐れがある。
白金系金属触媒は(a)成分由来のアルケニル基と、(b)成分由来のSi−H基の付加反応を促進するための触媒であり、ヒドロシリル化反応に用いられる従来公知の触媒が使用できる。例えば、白金(白金黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属単体、H2PtCl4・nH2O、H2PtCl6・nH2O、NaHPtCl6・nH2O、KaHPtCl6・nH2O、Na2PtCl6・nH2O、K2PtCl4・nH2O、PtCl4・nH2O、PtCl2、Na2HPtCl4・nH2O(但し、式中、nは0〜6の整数であり、好ましくは0又は6である)等の塩化白金、塩化白金酸及び塩化白金酸塩、アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3,220,972号明細書参照)、塩化白金酸とオレフィンとのコンプレックス(米国特許第3,159,601号明細書、同第3,159,662号明細書、同第3,775,452号明細書参照)、白金黒、パラジウム等の白金族金属をアルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させたもの、ロジウム−オレフィンコンプレックス、クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウム(ウィルキンソン触媒)、塩化白金、塩化白金酸又は塩化白金酸塩とビニル基含有シロキサン、特にビニル基含有環状シロキサンとのコンプレックスなどが挙げられる。
(d)成分は付加反応制御剤であり、付加反応硬化型シリコーン組成物に用いられる公知の付加反応制御剤から選択されればよい。例えば、1−エチニル−1−ヘキサノール、3−ブチン−1−オールなどのアセチレン化合物や各種窒素化合物、有機リン化合物、オキシム化合物、及び有機クロロ化合物等が挙げられる。付加反応制御剤の量は、所望の反応速度に調整するために必要な量であり適宜調整されてよいが、(a)成分100質量部に対して0.01〜1質量部が好ましく、さらには0.05〜0.5質量部が好ましい。
(e)シリコーンレジンはシリコーン粘着剤組成物に凝集性を付与させるために添加される。(e)成分はR3SiO1/2単位(M単位)と、SiO4/2単位(Q単位)とを含み、M単位とQ単位のモル比(M/Q)0.5〜2.5、好ましくは0.6〜2.0、更に好ましくは0.7〜1.5であるのがよい。M/Qが上記下限値未満の場合、あるいはM/Qが上記上限値を超える場合、シリコーン粘着剤組成物に所望の凝集力を付与できないおそれがある。該シリコーンレジンは、M単位及びQ単位を主成分とするのがよく、M単位及びQ単位の合計としてシロキサン単位の合計個数に対して60〜100%であるのがよく、好ましくは70〜100%である。R2SiO2/2単位(D単位)及びRSiO3/2単位(T単位)をさらに有していてよいが、その含有量はD単位及びT単位の合計として全シロキサン単位の合計個数に対して1〜30%であるのがよく、より好ましくはM単位及びQ単位のみからなるMQレジンがよい。
シリコーン粘着層の塗工液を、上述した熱伝導性シリコーンゴム層の片面に塗布する。逐次、乾燥炉、加熱炉および巻き取り装置を備えたコンマコーター、ナイフコーター、キスコーター等のコーティング装置を用いて、連続的に熱伝導性シリコーンゴム層上に塗布した後、溶剤等を乾燥・蒸散させる。その後、80〜180℃、好ましくは100〜150℃で2分から20分程度加熱し、シリコーン粘着剤組成物を硬化させて、片面にシリコーン粘着層を有する熱伝導性シリコーンゴム複合シートを得る。
下記実施例および比較例に用いられている成分を下記に示す。
(X)成分:平均重合度8000のジメチルビニル基で両末端封止したジメチルポリシロキサン
(Y’’)成分:(2メチルベンゾイル)パーオキサイド
(Z)成分:熱伝導性充填剤
(z−1)平均粒径:1μm破砕状アルミナ
(z−2)平均粒径:10μm球状アルミナ
(z−3)平均粒径:15μm破砕状窒化ホウ素
(S)成分:下記一般式(4)で表される、片末端トリメトキシシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン。
(T)成分:下記式(5)で表される、ジメチルポリシロキサン(可塑剤として)。
該熱伝導性シリコーンコーティング材を、上記コンマコーターを用いて厚み38μm重量24g/m2を有するガラスクロス上に塗工した。コンマコーターの乾燥ゾーンは、コンマ部に近い側から80℃、150℃、170℃とした。塗工速度は1.5m/minとした。該条件にてガラスクロスに連続的に熱伝導性シリコーンコーティング材を塗工し、巻き取ることで熱伝導性シリコーン樹脂で目止めされたガラスクロスを得た。目止めされたガラスクロスの厚みは80μmであった。
下記実施例および比較例に用いられている成分を下記に示す。
以下においてフェニル基の含有量(モル%)とは、ケイ素原子に結合する置換基の合計モル数に対するフェニル基の含有割合である。
(a)アルケニル基及びフェニル基含有オルガノポリシロキサン
(a−1)アルケニル基を有し、フェニル基を5mol%含む直鎖状オルガノポリシロキサン(アルケニル基量0.006mol/100g、粘度(25℃)5000Pa・s)
(a−2)アルケニル基を有し、フェニル基を0.5mol%含む直鎖状オルガノポリシロキサン(アルケニル基量0.006mol/100g、粘度(25℃)5000Pa・s)
(a−3)アルケニル基を有し、フェニル基を30mol%含む直鎖状オルガノポリシロキサン(アルケニル基量0.006mol/100g、粘度(25℃)5000Pa・s)
(b)成分:下記式で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(c)5%塩化白金酸2−エチルヘキサノール溶液
(d)付加反応制御剤:エチニルメチリデンカルビノール
(e)シリコーンレジン
(e−1)MQシリコーンレジンのキシレン溶液(不揮発分60%、M/Q(モル比)=0.85、キシレン溶液の粘度として500cP(25℃))
(e−2)MQシリコーンレジンのキシレン溶液(不揮発分60%、M/Q(モル比)=0.4、キシレン溶液の粘度として500cP(25℃))
[評価方法]
(1)硬度
熱伝導性シリコーン組成物を140℃/10分の硬化条件にて6mm厚のシート状に硬化させた。該シートを2枚重ねて、デューロメータA硬度計を用いて硬度を測定した。
(2)熱伝導率
熱伝導性シリコーン組成物を140℃/10分の硬化条件にて6mm厚のシート状に硬化させて熱伝導性シリコーンゴム層を得た。該熱伝導性シリコーンゴム層の熱伝導率を熱物性測定装置TPA−501(京都電子工業株式会社製)を用いて測定した。
(3)粘着層の厚み
マイクロゲージを用いて熱伝導性シリコーンゴム複合シートの全体の厚みを計測し、そこから熱伝導性シリコーンゴムシートの厚みをさし引いた値を算出し、シリコーン粘着層の厚みとした。
(4)粘着力
JIS C 2107に準拠し、SUS板に対して、25mm幅の上記熱伝導性シリコーンゴム複合シートの粘着層側を張り付けて25℃/30min間放置した後に引っぱり速度300mm/分にて180°剥離したときの剥離力を計測し、シリコーン粘着層の粘着力とした。
また、熱伝導性シリコーンゴム複合シートの粘着層面上(外側)に保護フィルム(片面離型処理されたPETフィルム)の離型処理面を張りつけた状態で、60℃/2ヶ月エージング後に上記と同じ方法で剥離力を測定し、粘着層の経時安定性を評価した。
(5)リワーク性
上記粘着力試験において剥離した際にSUS板に直径1mm以上の粘着層の残留物がない場合にリワーク性良好(○)であるとした。直径1mm以上の粘着層の残留物がある場合にはリワーク性不良(×)とした。この場合は粘着力も測定不可であった。
Claims (8)
- 少なくとも1の熱伝導性シリコーンゴム層と少なくとも1のシリコーン粘着層とが積層されている熱伝導性シリコーンゴム複合シートであって、
前記熱伝導性シリコーンゴム層が、熱伝導性充填材を含有する熱伝導性シリコーン組成物の硬化物からなり、デューロメータA硬度60〜96を有し、及び
前記シリコーン粘着層が下記(a)〜(e)成分を含有するシリコーン組成物の硬化物であることを特徴とする、前記熱伝導性シリコーンゴム複合シート
(a)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも1つ有し、ケイ素原子に結合したフェニル基を、ケイ素原子に結合した置換基の合計個数に対し2〜20%となる個数で有するオルガノポリシロキサン:100質量部
(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサン:前記(a)成分のアルケニル基の個数に対する(b)成分中にあるケイ素原子に結合した水素原子の個数の比が0.5〜50となる量、
(c)白金系金属触媒:触媒量、
(d)反応制御剤:0.01〜1質量部及び
(e)R3SiO1/2単位(Rは脂肪族不飽和結合を有さない、非置換の又は置換された1価炭化水素基である)及びSiO4/2単位を含み、SiO4/2単位に対するR3SiO1/2単位の個数比が0.5〜2.5である、シリコーンレジン:50〜300質量部。 - 前記シリコーン粘着層が厚み2〜40μmを有する、請求項1記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 前記熱伝導性シリコーンゴム層が厚み50〜900μmを有する、請求項1又は2記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 前記熱伝導性シリコーン組成物が、アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、硬化剤、付加反応触媒、熱伝導性充填剤、及び表面処理剤を含有する付加反応硬化型シリコーン組成物、又は、アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、有機過酸化物、熱伝導性充填剤、及び表面処理剤を含有する過酸化物硬化型シリコーン組成物である、請求項1〜3のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 前記熱伝導性シリコーンゴム層が熱伝導率1.0W/m・K以上を有する、請求項1〜4のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 上記シリコーン粘着層とステンレス鋼板(SUS板)との接着物を、JIS C 2107:2011に準拠して測定される、引っぱり速度300mm/分にて剥離する力(剥離力)が、0.05〜1.0(N/25mm)である、請求項1〜5のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シートにおけるシリコーン粘着層の外側が保護シートで被覆されており、該複合シート及び該保護シートがロール状に巻かれている、前記熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム複合シートの製造方法であって、前記熱伝導性シリコーンゴム層の一つの面に前記シリコーン組成物を塗布し、加熱硬化して前記熱伝導性シリコーンゴム複合シートを得る工程を含む、前記製造方法。
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