JP2018184974A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】湾曲部周辺でのリンクの跳ね上がりにより保護案内部が外側へ膨らむことを小さく抑えることができるケーブル類保護案内装置を提供する。【解決手段】ケーブル類保護案内装置11は、複数のリンク12が屈曲可能な状態で直列に連結されるとともに内部にケーブル類を収容可能な長尺状の保護案内部13を備える。保護案内部13には、複数対ずつの内輪15と外輪16とが長手方向の異なる位置に設けられている。さらに、ケーブル類保護案内装置11は、内輪15が転動可能な第1レール面17と、外輪16が転動可能な第2レール面18とを有するガイドレール14を備える。ガイドレール14は、内輪15と外輪16とを湾曲部WKに沿って移動させるためにレール面17,18が分断された複数の分断部19を有する。ガイドレール14には、内輪15と外輪16とのレール面17,18から離れる方向への移動範囲を規制する規制ガイド20が設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、複数のリンクが直列に連結されて構成される長尺状の保護案内部を有し、保護案内部内に収容されるケーブル類を保護しつつ案内するケーブル類保護案内装置に関する。
この種のケーブル類保護案内装置は、複数のリンクが直列に連結されて湾曲可能に構成され、その内部の収容空間に収容されたケーブル類を保護しながら案内する長尺状の保護案内部を備えている。
保護案内部は、ケーブル類保護案内装置が組み付けられる装置本体上に、途中に湾曲部が形成されるように配置される。この場合、保護案内部における長手方向の一端(移動端)には長手方向に沿って往復移動する移動体(図示略)が連結され、他端(固定端)は装置本体(図示略)に固定される。
例えば、特許文献1、2に開示されたケーブル類保護案内装置は、幅方向の両側に設けられたローラ(輪)をその長手方向に間隔をおいて複数対有する保護案内部を備えている。特許文献1では、移動端が保護案内部の途中に形成される湾曲部の移動を伴って往復移動する際に、保護案内部をガイドする長尺状のガイドレールを備えている。複数対のローラがガイドレールの面上を転動することにより、保護案内部が垂れ下がってもその保護案内部の湾曲部で折り返した他の部分との接触を防止している。
また、特許文献2では、ローラが設定面上を転動することにより保護案内部と設置面との接触を防止している。また、保護案内部の外周面には磁石が長手方向に間隔をおいて複数固定され、磁石を移動端と湾曲部との間の部分の上方に配置されたプレートに磁着させることにより保護案内部の垂れ下がりを防止している。
独国特許出願公開第102012111542号明細書 独国実用新案第202013012408号明細書
しかし、特許文献1、2に記載のケーブル類保護案内装置では、移動体が移動するに連れて保護案内部の湾曲部が順次移動する過程で、保護案内部が湾曲部周辺でリンクの跳ね上がりにより外側へ膨らむ現象が発生する。保護案内部が外側へ膨らむと、他の部材と干渉したり、他の部材との干渉を避けるために他の部材との間にスペースを確保したりする必要がある。そのため、他の部材と干渉する場合はその干渉による保護案内部の摩耗や損傷等に起因してケーブル類保護案内装置の寿命が短くなり、また他の部材との干渉を避けるために他の部材との間にスペースを確保すると、ケーブル類保護案内装置が大型化するという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、湾曲部周辺でのリンクの跳ね上がりにより保護案内部が外側へ膨らむことを小さく抑えることができるケーブル類保護案内装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するケーブル類保護案内装置は、複数のリンクが屈曲可能な状態で直列に連結されるとともにケーブル類を収容可能な収容空間を有し、一端が固定端で他端が移動端とされる長尺状の保護案内部と、前記保護案内部の長手方向と交差する幅方向の両側に設けられた内輪と、前記保護案内部の前記幅方向の両側に前記保護案内部の前記長手方向に前記内輪とは異なる位置であって前記内輪よりも前記保護案内部から前記幅方向に離れた位置に設けられた外輪と、前記内輪が転動可能な第1レール面と、前記外輪が転動可能な第2レール面と、前記移動端が移動する過程で前記移動端と前記固定端との間に形成される湾曲部に沿って前記内輪と前記外輪とを移動可能に前記第1レール面及び前記第2レール面が少なくとも1箇所で分断された分断部と、前記内輪と前記外輪とのうち少なくとも一方の前記第1レール面及び前記第2レール面から離れる方向への移動範囲を規制する規制ガイドとを備えている。
この構成によれば、移動端の移動に伴い、保護案内部はその途中の湾曲部を移動させながら収容空間のケーブル類を保護しつつ案内する。このとき、内輪が第1レール面上を転動し外輪が第2レール面上を転動することにより、保護案内部の垂れ下がりが小さく抑えられる。また、湾曲部の周辺でリンクの跳ね上がりにより保護案内部が外側へ膨らもうとしても、内輪と外輪のうち少なくとも一方が規制ガイドに当たりレール面から離れる方向へのそれ以上の移動が規制される。この結果、保護案内部が湾曲部の周辺で外側へ過度に膨らむことが抑制される。例えば保護案内部が外側へ膨らむのを抑えるために保護案内部を規制する規制部材を配置すると、保護案内部が規制部材との摺動により摩耗する心配がある。また、保護案内部が外側へ膨らんでも、他の部材との干渉を避けるために他の部材との間にスペースを確保すると、ケーブル類保護案内装置が大型化する。しかし、この構成であれば、保護案内部の摩耗による寿命の短縮又はケーブル類保護案内装置の大型化を回避しつつ、湾曲部の周辺でのリンクの跳ね上がりに起因する保護案内部の外側への膨らみを小さく抑えることができる。
上記ケーブル類保護案内装置において、前記規制ガイドは、少なくとも前記湾曲部が移動する範囲に亘って設けられていることが好ましい。
この構成によれば、湾曲部が移動する範囲で内輪と外輪との少なくとも一方がレール面から離れる方向への移動が規制ガイドにより所定範囲内に規制される。よって、保護案内部の湾曲部周辺でのリンクの跳ね上がりによる膨らみを効果的に抑えることができる。なお、規制ガイドは、前記移動端の移動範囲の全域に亘って設けることがより好ましい。この構成によれば、例えば相対的に長さが短い保護案内部では湾曲部以外の部分も外側へ膨らもうするが、この種の膨らみをも抑えることができる。
上記ケーブル類保護案内装置において、前記内輪及び前記外輪は、前記保護案内部の内周寄りに偏倚した位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、規制ガイドを保護案内部に対してその厚さ方向に近付けて配置できるため、ケーブル類保護案内装置の厚さ方向のサイズを小さく抑えることができる。
上記ケーブル類保護案内装置において、前記分断部において、前記内輪と前記外輪との少なくとも一方を前記湾曲部に沿って移動する過程の少なくとも一部で案内可能な案内面を有していることが好ましい。
この構成によれば、分断部において内輪と外輪との少なくとも一方が湾曲部に沿って移動する過程でその少なくとも一部で案内面により案内される。よって、内輪と外輪との少なくとも一方を支持できる範囲をなるべく長く確保できるうえ、湾曲部に沿って移動する過程でも少なくともその一部で支持されることから保護案内部の湾曲部の周辺でのばたつきを小さく抑制することができる。
上記ケーブル類保護案内装置において、前記案内面は、前記内輪を案内する第1案内面と、前記外輪を案内する第2案内面とを有し、前記長手方向において前記第1案内面よりも前記第2案内面の方が前記湾曲部の凸となる方向へずれて位置することが好ましい。
この構成によれば、例えば移動端が湾曲部の凸となる方向へ移動するとき、内輪が分断部に至り湾曲部に沿って移動する過程で第1案内面に一時支持され、第1案内面に支持されなくなっても、外輪が第2レール面又は第2案内面に支持されている。よって、湾曲部でリンクが一気に大きく屈曲することが回避されて相対的に徐々に屈曲するため、湾曲部周辺でのリンクが跳ね上がりにより保護案内部が外側へ膨らもうとする力を相対的に小さく抑えることができる。例えば、内輪及び外輪が規制ガイドに当たったときの衝撃力を相対的に小さく抑えることができる。
上記ケーブル類保護案内装置は、前記第1レール面と前記第2レール面とを有するレール部材を一対備え、前記規制ガイドは、前記レール部材に前記第1レール面と前記第2レール面とに対向する位置に形成されたフランジ部よりなることが好ましい。
この構成によれば、第1レール面、第2レール面及び規制ガイドが、1つのレール部材に設けられているため、ケーブル類保護案内装置の部品点数を少なく抑えることができる。
上記ケーブル類保護案内装置において、前記第1レール面と前記第2レール面は、前記湾曲部の凸となる方向と反対側の端部に、端ほど重力方向下側に位置する斜状面を有することが好ましい。
この構成によれば、内輪及び外輪のうち分断部を通過する輪が分断部において保護案内部のその部分での垂れにより重力方向の下側へ変位しても、分断部を通過し終えるときに輪は斜状面に案内されつつレール面上にスムーズに乗ることができる。例えば内輪又は外輪がレール面上に乗り損なうことに起因する輪とレールとの衝突の頻度を低減できる。
本発明によれば、湾曲部周辺でのリンクの跳ね上がりにより保護案内部が外側へ膨らむことを小さく抑えることができる。
一実施形態のケーブル類保護案内装置を示す斜視図。 一方のガイドレールを外した状態のケーブル類保護案内装置を示す側面図。 保護案内部を示す平面図。 第1リンクの構成を示す斜視図。 第1リンクの構成を示す正面図。 第2リンクの構成を示す斜視図。 第2リンクの構成を示す正面図。 ガイドレールの要部を示す斜視図。 ケーブル類保護案内装置を示す部分側断面図。 ケーブル類保護案内装置を示す図9における10−10線断面図。 ケーブル類保護案内装置を示す部分側断面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。 ケーブル類保護案内装置の作用を示す側面図。
以下、ケーブル類保護案内装置の一実施形態を図面に従って説明する。図1に示すように、ケーブル類保護案内装置11は、複数のリンク12が所定角度の範囲内で回動可能な状態で直列に連結されることにより構成された長尺状の保護案内部13を備える。長尺状の保護案内部13は、その内部にケーブル類TKを収容可能に長手方向に沿って延びる収容空間SKを有している。保護案内部13はその長手方向の一端が移動端13Aとなっており、その移動端13Aと反対側の他端が固定端13B(図2を参照)となっている。
また、図1に示すケーブル類保護案内装置11は、保護案内部13をガイド可能なレール部材の一例としての一対の長尺状のガイドレール14を備える。保護案内部13は、ガイドレール14の長手方向Xの中間位置の底部に固定された固定端13Bと移動端13Aとの間の途中で側面視U字状の湾曲部WKを形成する状態で一対のガイドレール14間に組み付けられている。保護案内部13の移動端13Aと湾曲部WKとの間でほぼ直状に延びた移動側直状部MLは一対のガイドレール14の端縁部(図1、図2では上縁部)に沿って移動可能にガイドされている。本実施形態のケーブル類保護案内装置11では、一対のガイドレール14の幅方向Yの間隔は、保護案内部13の幅方向Yの幅よりも若干広く設定されている。このため、保護案内部13はガイドレール14とほとんど摺動することはない。
図1及び図2に示すように、一対のガイドレール14に組み付けられた保護案内部13は、ガイドレール14に沿ってガイドされる移動側直状部MLと、湾曲部WKと、湾曲部WKから固定端13Bまで延びる固定側直状部FL(図2、図11を参照)とを有する。ケーブル類保護案内装置11は、例えば取付け先の装置の本体(図示略)に組み付けられる。取付け先の装置は例えば直線経路に沿って所定の移動範囲を往復移動可能な移動体(図示略)を備える。移動端13Aに連結される移動体は、保護案内部13の湾曲部WKを長手方向Xに移動させながら長手方向Xに往復移動する。このとき、ケーブル類保護案内装置11は、保護案内部13によってその収容空間SKに収容されたケーブル類TKを保護しながら案内する。取付け先の装置からケーブル類保護案内装置11により保護されつつ案内されるケーブル類TKを通じて移動体にその動作等に必要な電力等のエネルギーが供給される。
ケーブル類TKとしては、例えば、移動体(図示略)に給電や信号伝送を行う電気ケーブルや光ファイバーケーブル、移動体(図示略)に気体(例えば、空気など)や液体(例えば、水や油など)などを供給するホース、フレキシブルに屈曲可能な長尺状の多関節部材などが挙げられる。なお、保護案内部13の長手方向Xの一端に位置するリンク12には取付け先の固定部(図示略)に固定するための固定具(図示略)が回動自在に連結され、他端に位置するリンク12には連結具(図示略)が移動体に対して回動自在に連結される。
なお、本実施形態では、ケーブル類保護案内装置11において、一対のガイドレール14の長手方向を「長手方向X」とし、長手方向Xと直交し一対のガイドレール14が対向する方向を「幅方向Y」とし、さらに長手方向Xと幅方向Yとの両方向に直交する方向を「厚さ方向Z」とする。本例では、ケーブル類保護案内装置11が、厚さ方向Zが重力方向と平行になる横置きされたものとして説明する。但し、ケーブル類保護案内装置11は、長手方向Xが重力方向と平行となる縦置き、又は幅方向Yが重力方向と平行となる横置きなど、用途及び取付け先の装置の仕様、構造等に応じて、任意の向きに配置することができる。
図3に示すように、保護案内部13は、幅方向Yの両側で対をなす複数対の輪15,16(ローラ)を、長手方向Xに所定の間隔を開けた位置に有している。複数対の輪15,16は、保護案内部13の両側部に配置された複数対の内輪15(内側のサイドローラ)と、保護案内部13の両側部に内輪15よりも幅方向Yの外側となる位置に配置された複数対の外輪16(外側のサイドローラ)とからなる。複数対の内輪15は、保護案内部13に対して幅方向Yの外側に位置し、複数対の外輪16は複数対の内輪15よりも幅方向Yの外側に位置する。また、内輪15と外輪16は、保護案内部13の長手方向において異なる位置に配置されている。図3に示す例では、内輪15と外輪16は、保護案内部13の長手方向に間隔をおいて交互に配置されている。
図3に示すように、複数のリンク12は、一対の内輪15が設けられた複数の第1リンク21と、一対の外輪16が設けられた複数の第2リンク22と、輪15,16が一切設けられていない複数のノーマルリンク23とを含んで構成されている。本実施形態の保護案内部13は、複数のリンク12は長手方向Xに沿って第1リンク21、第2リンク22及びノーマルリンク23が所定の順番で連結されている。保護案内部13は、1つずつの第1リンク21及び第2リンク22と所定数のノーマルリンク23とを含むリンク群を1つの単位とし、このリンク群の単位が複数繰り返し連結されることにより形成されている。
図3に示すように、保護案内部13の長手方向に距離L1のピッチで配置された一対の内輪15と一対の外輪16とにより、1単位である輪群30が構成されている。図3に示す例では、図3に示す例では、距離L1(ピッチ)は、1つの輪群30を構成する内輪15が組み付けられた第1リンク21と、外輪16が組み付けられた第2リンク22との間にノーマルリンク23が2つ連結されたときの内輪15と外輪16とのピッチに相当する値となっている。
また、図3に示すように、輪群30の長手方向Xにおけるピッチである距離L2は、距離L1よりも長くなっている(L2>L1)。図3に示す例では、この距離L2は、長手方向Xに隣に位置する2つの輪群30に属する2対の外輪16が組み付けられた2つの第2リンク22の間にノーマルリンク23が9つ連結されたときの外輪16のピッチに相当する値となっている。図3に示す例では、距離L2は、輪群30を構成する内輪15と外輪16とのピッチである距離L1の3倍となっている(L2=3・L1)。また、輪群30の間隔、すなわち隣合う2つの輪群30間で隣合う内輪15と外輪16とのピッチである距離L3は、距離L1よりも長くなっている(L3>L1)。本例では、距離L3は距離L1の2倍となっている。なお、距離L1は、湾曲部WKの長さ(湾曲長)との関係で後述する条件を満たす範囲で適宜変更してよい。また、距離L2,L3は、保護案内部13の垂れ下がりを抑制可能な範囲内で適宜変更してよい。
次に、図4〜図7を参照して、保護案内部13を構成する各リンク21〜23の構成について説明する。図4及び図5は第1リンク21の構成を示し、図6及び図7は第2リンク22の構成を示す。なお、ノーマルリンク23は、第1リンク21又は第2リンク22から内輪15又は外輪16等(図4〜図7を参照)の一部の構成を取り除いた構成となっている。そのため、以下の説明では、ノーマルリンク23については説明を省略し、図4及び図5に示す第1リンク21と、図6及び図7に示す第2リンク22の構成について詳細に説明する。また、各リンク21〜23において共通の構成についてはリンク12として説明し、各リンク21,22に特有の構成については個別に説明する。また、リンク12を屈曲させず直状に連結する方向は、図1、図2等の長手方向Xと同じなので、以下の説明ではその方向を指して「連結方向X」ともいう。
図4〜図7に示すように、リンク12(21〜23)は、幅方向Yにおいて対向する略矩形板状をなす一対のリンクプレート31と、一対のリンクプレート31を連結する略矩形板状の第1連結部32と、一対のリンクプレート31を第1連結部32と対向する位置において連結する略矩形板状の第2連結部33とを備えている。第1連結部32は、一対のリンクプレート31と一体に形成され、第2連結部33は一対のリンクプレート31に対して着脱自在に取り付けられている。なお、第1連結部32は一対のリンクプレート31に対して着脱自在に取り付けられてもよい。
図4〜図7に示すように、一対のリンクプレート31と、第1連結部32と、第2連結部33とで囲まれて連結方向Xへ延びるように形成される空間は、複数のリンク12が連結された状態で保護案内部13の長手方向に延びる収容空間SKとなる。なお、各リンク12には、収容空間SKに複数のケーブル類TKが収容される場合に、例えば収容空間SKを幅方向Yに分割しケーブル類TK同士を仕切ることが可能な仕切部材(図示せず)を設けることができる。
図4及び図6に示すように、各リンクプレート31は、その長手方向Xの両端部が丸みを帯びた略矩形板状をなしている。各リンクプレート31における長手方向Xの一端部には円形の連結孔34が貫通するように形成され、他端部における外側の面には連結方向Xに隣接する他のリンクプレート31の連結孔34に回動可能に嵌合する円柱状の連結凸部35が形成されている。
各リンクプレート31の内側の面の長手方向Xにおける連結孔34側の端部には、略扇形状の内側凹部36が形成されている。各リンクプレート31の内側の面の長手方向Xにおいて連結孔34を内側凹部36とで挟む位置には、略直方体状の内側凸部37が形成されている。各リンクプレート31の外側の面の長手方向Xにおける連結凸部35側の端部には、略扇形状の外側凹部38が形成されている。各リンクプレート31の外側の面の長手方向Xにおいて連結凸部35を外側凹部38とで挟む位置には、略直方体状の外側凸部39が形成されている。
そして、連結方向Xで隣り合うリンク12の一対のリンクプレート31同士の各連結孔34と各連結凸部35とを嵌合した状態では、内側凹部36内に外側凸部39が収容されるとともに外側凹部38内に内側凸部37が収容される。内側凸部37及び外側凸部39はそれぞれ外側凹部38内及び内側凹部36内を連結孔34の周方向に沿って所定角度範囲分(例えば、45度分)だけ摺動可能となっている。この所定角度範囲が連結方向Xで隣り合うリンク12同士の回動範囲(回動可能な角度範囲)となる。
すなわち、内側凸部37及び外側凸部39は、それぞれの一方の側面が外側凹部38及び内側凹部36のそれぞれの一方の側面に当接する状態から、それぞれの他方の側面が外側凹部38及び内側凹部36のそれぞれの他方の側面に当接する状態までの範囲分だけしか摺動(回動)できないようになっている。この場合、各リンク12の内側凹部36、内側凸部37、外側凹部38及び外側凸部39は、隣り合うリンク12同士が直線状になる直線状態と、隣り合うリンク12同士が屈曲する屈曲状態との間で隣り合うリンク12同士が回動するように、隣り合うリンク12同士の回動範囲を規制する。
図4及び図5に示すように、第1リンク21の幅方向Yの両側の外面下部には、一対の内輪15が回転自在に取り付けられている。詳しくは、内輪15は、一対のリンクプレート31の長手方向Xの略中央位置の下部にその外面から外側へ垂直に突出する支軸40に対して回転自在に組み付けられている。図5に示すように、一対の内輪15は、幅方向Yにおいて一対のリンクプレート31の外面よりも外側に位置している。
図6及び図7に示すように、第2リンク22の幅方向Yの両側の外面下部には、一対の外輪16が回転自在に取り付けられている。詳しくは、外輪16は、一対のリンクプレート31の長手方向Xの略中央位置の下部にその外面から外側へ垂直に突出する支軸41に対して回転自在に組み付けられている。図7に示すように、一対の外輪16は、幅方向Yにおいて一対のリンクプレート31の外面よりも外側に位置し、且つ各リンク12を連結した状態において第1リンク21の一対の内輪15よりも幅方向Yの外側に位置する。詳しくは、支軸41は、幅方向Yにおいてリンクプレート31の外面から支軸40よりも長く突出し、支軸41に支持された外輪16は支軸40に支持された内輪15よりも、その支軸41が支軸40よりも長く突出する分だけ幅方向Yの外側に位置する。
図5及び図7に示すように、内輪15と外輪16は、同径で、リンク21,22に対して同じ高さに配置されている。このため、複数のリンク12が連結された状態では、内輪15と外輪16は、保護案内部13に対して同じ高さに配置される。なお、内輪15と外輪16は、それぞれがレール面17,18上を転動可能であれば、それぞれの外径及び配置高さが異なっていてもよい。また、第1レール面17及び第2レール面18は共通面14Bではなくそれぞれ異なる高さ位置に配置されてもよい。
本例では、内輪15はその幅寸法の分だけリンクプレート31の外面より幅方向Yの外側にずれて位置し、外輪16はその幅寸法の分だけ内輪15よりも幅方向Yの外側にずれて位置する。このため、内輪15の幅寸法とほぼ同じレール幅の第1レール面17と、外輪16の幅寸法とほぼ同じレール幅の第2レール面18は、幅方向Yに隣接している。よって、保護案内部13の幅方向Yの外側に内輪15と外輪16とを設けた割にケーブル類保護案内装置11の幅寸法が相対的に小さく抑えられている。なお、幅方向Yにおけるリンクプレート31、内輪15及び外輪16の各位置は、幅方向Yにこの順に外側へずれていればよく、そのうち少なくとも2つが幅方向Yに一部重複する位置関係にあってもよいし、幅方向Yに間隔を開けて離れた位置関係にあってもよい。
次に、図2及び図8を参照して、ガイドレール14の構成を説明する。図2及び図8に示すように、一対のガイドレール14は、複数対の輪15,16が転動可能に長手方向Xに沿って延びるレール面14Aを有している。本例のレール面14Aは、内輪15が転動可能な第1レール面17と、外輪16が転動可能な第2レール面18とをそれぞれ有している。また、本例では、内輪15と外輪16は同径でかつ保護案内部13の側部に対して厚さ方向Zに同じ位置(高さ)に配置されている。そのため、2つのレール面17,18は、ガイドレール14の同じ高さに配置されている。また、2つのレール面17,18は、その長手方向Xの一部においてそれぞれの幅を足した幅を有する1つの共通面14B(図8参照)となっている。
図2に示すように、一対のガイドレール14は、レール面17,18が長手方向Xの複数箇所で分断された複数の分断部19を有している。分断部19は、例えば、保護案内部13に設けられた輪群30の数Nと同数又は輪群30の数Nよりも「1」少ない数だけある。図3に示す例では、分断部19は、輪群30の数N(例えば3つ)よりも「1」少ない数(例えば2つ)だけある。1つの分断部19は、第1レール面17を長手方向Xに分断する第1分断部19Aと、第2レール面18を長手方向Xに分断する第2分断部19Bとを有している。
第1分断部19Aは、第1リンク21が湾曲部WKに至ったときにその両側の内輪15が湾曲部WKに沿って厚さ方向Zに移動することを許容する機能を有する(図13〜図17を参照)。また、第2分断部19Bは、第2リンク22が湾曲部WKに至ったときにその両側の外輪16が湾曲部WKに沿って厚さ方向Zに移動することを許容する機能を有する(図16、図17を参照)。
本例では、第1レール面17が分断された第1分断部19Aには、図8に示すように、長手方向Xに湾曲部WK(図2等を参照)の凸となる方向(図8では右方向)へいくほど下降する斜状面17Aが第1レール面17と面が連続する状態で設けられている。斜状面17Aは、第1レール面17の端から緩やかに湾曲する案内面の一例としての第1案内面171と、所定の傾斜角で傾斜する斜面部172と、斜面部172よりも急な角度で湾曲する終端面部173とを有している。斜状面17Aは、少なくとも第1案内面171で内輪15を案内して支持することが可能である。第1案内面171の湾曲度及び傾き角は、湾曲部WKにおける内輪15の移動経路に応じた値に設定されている。このため、第1リンク21が湾曲部WKを移動するとき、内輪15は湾曲部WKに沿って移動する過程の一部で第1案内面171により支持される。
また、本例では、第2レール面18が分断された第2分断部19Bには、図8に示すように、湾曲部WK(図2等を参照)の凸となる方向(図8では右方向)へいくほど下降する斜状面18Aが第2レール面18と面が連続する状態で設けられている。斜状面17Aは、第2レール面18の端から緩やかに湾曲する案内面の一例としての第2案内面181と、所定の傾斜角で傾斜する斜面部182と、斜面部182よりも急な角度で湾曲する終端面部183とを有している。斜状面18Aは、少なくとも第2案内面181で外輪16を案内して支持することが可能である。第2案内面181の湾曲度及び傾き角は、湾曲部WKにおける外輪16の移動経路に応じた値に設定されている。このため、第2リンク22が湾曲部WKを移動するとき、外輪16は湾曲部WKに沿って移動する過程の一部で第2案内面181により支持される。
図8に示すように、第1レール面17よりも第2レール面18の方が、長手方向Xに湾曲部WKの凸となる方向側へより長く延在している。このため、第1分断部19Aよりも第2分断部19Bの方が、長手方向Xに狭くかつ長手方向Xに湾曲部WKの凸となる方向側へ寄った位置に配置されている。よって、外輪16と対応する斜状面18Aは、内輪15と対応する斜状面17Aよりも長手方向Xに湾曲部WKの凸となる方向側へずれて位置している。なお、第2レール面18が第1レール面17よりも長く延在する長さは、同じ輪群30に属する内輪15と外輪16のピッチに相当する距離L1にほぼ等しい。
また、図8に示すように、レール面14Aの長手方向Xにおいて湾曲部WKの凸となる方向側と反対側の端部(図8における左端部)、つまり分断部19側の端部には、端ほど重力方向下側に位置する斜状面141が形成されている。このため、複数対の内輪15及び外輪16のうち分断部19を通過する輪15,16が、レール面14Aに支持されなくなって保護案内部13の対応する部分が垂れることによって重力方向の下側へ変位しても、それらの輪15,16は分断部19を通過した後、斜状面141に案内されてレール面14A上にスムーズに乗ることが可能となっている。
また、図8に示すように、ガイドレール14における斜状面141の下側には、湾曲部WKの凸となる方向へ凹む湾曲凹面状の案内面142が形成されている。外輪16は、湾曲部WKにおける固定側直状部FLの近傍に位置するときに案内面142に案内され支持される。案内面142は、外輪16が湾曲部WKに沿った下方への移動を終える直前の区間で又は湾曲部WKに沿った上方への移動を開始した直後の区間で、外輪16を案内し支持する。
湾曲部WKでは、内輪15と外輪16とのうち少なくとも一方が、レール面17,18又は案内面171,181,142に支持されるように、距離L1、斜状面17A,18A及び案内面142の位置が設定されている。ここで、距離L1は、湾曲部WKの内周面に沿う周長よりも短い値が設定されている。
また、図8〜図10に示すように、ガイドレール14においてレール面17,18と対向する位置には、長手方向Xに沿って延びる規制ガイド20が形成されている。本例の規制ガイド20は、ガイドレール14のレール面17,18と対向する位置に長手方向Xに沿って延在するフランジ部により構成されている。本例の規制ガイド20は、ガイドレール14の長手方向Xの全域に亘って形成されている。このため、移動端13Aの移動経路の全域に亘って規制ガイド20は設けられている。つまり、規制ガイド20は、ガイドレール14において移動側直状部MLが位置しうる全域に亘って設けられている。
本例では、図8〜図10に示すように、レール面17,18を有するレール部材であるガイドレール14に規制ガイド20が一体に形成されている。ここで、レール面17,18と規制面20Aとの間隔は、輪15,16の直径(外径)よりも大きい。このため、輪15,16は、レール面17,18と規制面20Aとの間隔の範囲内で厚さ方向Zへの移動が可能である。輪15,16が厚さ方向Zに移動可能な距離は、例えばリンク12のピッチの半分以下の値に設定されている。特に本例では、輪15,16の厚さ方向Zへの移動が可能な距離は、例えば輪15,16の直径の1.5倍以上かつ2倍以下の範囲内の値に設定されている。この距離は、湾曲部WKを側面視U字状に保持するために必要なリンク12の跳ね上がりによる保護案内部13の膨らみを許容しつつその膨らみをなるべく小さく抑えうる値に設定されている。
保護案内部13が湾曲部WKの周辺でリンク12の跳ね上がりにより膨らもうとして、輪15,16がレール面17,18から離れる方向へ変位しようとしても、それらの輪15,16が規制面20Aに当たる。これにより、規制ガイド20は、輪15,16のレール面17,18から離れる方向への移動範囲を規制する。このとき、規制ガイド20は、リンク12の必要な跳ね上がりは許容するため、湾曲部WKが側面視U字状を形成し易くなっている。
また、図2、図9及び図11に示すように、内輪15と外輪16は、保護案内部13に対して内周側に偏倚して位置する。このため、保護案内部13がガイドレール14から厚さ方向Zにはみ出る量を相対的に小さくした構成又はガイドレール14からはみ出ない構成としている。こうしてケーブル類保護案内装置11の厚さ方向Zのサイズの小型化が図られている。本例では、図11等に示すように、輪15,16がレール面14Aに当接する状態において保護案内部13の外周面(上面)とガイドレール14の上面とがほぼ面一となっている。輪15,16が規制面20Aに当たった規制状態において、保護案内部13のガイドレール14からのはみ出し量が、保護案内部13の厚さ方向Zの寸法(厚さ)の半分以下の値に抑えられるようになっている。
次にケーブル類保護案内装置11の作用について、図12〜図17等を参照しつつ説明する。ケーブル類保護案内装置11は、一対のガイドレール14及び保護案内部13の固定端13Bが対象の装置本体又は設置面に固定されるとともに、移動端13Aに移動体が連結された状態で対象の装置本体に取り付けられる。移動体がケーブル類保護案内装置11における移動範囲の一端から他端へ移動する場合を例にしてその作用を以下に説明する。図12に示す状態は、移動体が一端から他端へ向かって移動するとき、保護案内部13の長手方向に間隔をおいて複数対ずつ設けられた内輪15及び外輪16がレール面17,18に支持されることにより、保護案内部13の移動端13Aから湾曲部WKまでの間に位置する移動側直状部MLの垂れ下がりが抑制される。
図12に示すように、移動端13A(図2を参照)が湾曲部WKの凸なる方向(以下「第1方向」ともいう。)(図12では右方向)へ移動すると、保護案内部13の移動と共に内輪15と外輪16は第1方向へ移動する。まず、保護案内部13における移動方向の先頭の第1リンク21が湾曲部WKに至り屈曲し始めると、内輪15は第1分断部19Aに至り第1レール面17から外れるが、暫くは斜状面17Aの案内面171に案内されつつ移動する(図13を参照)。このため、内輪15は第1分断部19Aでも暫くは案内面171に支持される。この結果、内輪15が設けられた第1リンク21を含むその前後のリンク12が湾曲部WKに至って屈曲する際の跳ね返りが抑制される。
次に図14に示すように、内輪15が第1分断部19Aで案内面171に支持されなくなって斜状面17Aから離れる。このとき、同じ輪群30に属する外輪16は第2レール面18上を転動する(図14、図15を参照)。すなわち、内輪15が第1分断部19Aで空中にあっても、その内輪15と同じ輪群30に属する外輪16が第2レール面18に支持されている。
次に図16に示すように、第2リンク22が湾曲部WKに至り屈曲し始めると、その両側の外輪16は第2分断部19Bにおいて第2レール面18から外れるが、暫くは外輪16が第2案内面181に支持される。このため、湾曲部WKは、湾曲部WKに属する第1リンク21及び第2リンク22の全ての輪15,16がどこにも支持されていない場合に比べ、側面視U字状の湾曲形状に保持され易い。
その後、外輪16は斜状面18Aから離れて空中を下降し、図17に示すように、外輪16は湾曲経路に沿って下方への移動を終える手前で湾曲凹面状の案内面142に案内されつつ支持される。そのため、湾曲部WKが側面視U字状に保持され易い。こうして外輪16が湾曲部WKに沿った下方への移動を終えたタイミングで、後続の輪群30を構成する次の内輪15が第1レール面17上から第1分断部19Aに至る。以後、同様に、輪群30が湾曲部WKに沿って移動する過程では、内輪15と外輪16のうち少なくとも一方が、レール面18及び案内面171,181,142のうちのいずれかに支持されることにより、輪15,16がどこにも支持されていない場合に比べ、湾曲部WKが側面視U字状の湾曲形状に保持され易い。なお、図17に示すように固定側直状部FLでは、内輪15は第1分断部19Aの底部に配置され、外輪16は第2分断部19Bの底部に配置される。
このように本実施形態では、内輪15と外輪16が湾曲部WKに沿って移動する過程では、内輪15と外輪16とのうち少なくとも一方がレール面18及び案内面171,181,142のいずれかに支持されるため、湾曲部WKが側面視U字状の湾曲形状に保持され易い。例えばレール面が分断されただけで案内面が無い構成であると、湾曲部でのリンクの跳ね上がりに起因して保護案内部が湾曲部及びその周辺でばたつき易くなる。これは、保護案内部の外側への膨らみを大きくする原因となる。これに対して、本実施形態では、輪15,16がレール面18及び案内面171,181,142に支持されるため、湾曲部WKにおいてリンク12が徐々に屈曲してリンク12の跳ね上がりが小さく抑えられる。そのうえ、保護案内部13が湾曲部WK及びその周辺でばたつきにくくなる。この結果、湾曲部WKの周辺でのリンク12の跳ね返り等に起因し、保護案内部13が移動側直状部MLで外側へ膨らもうとする力が相対的に小さく抑えられる。
ところで、湾曲部WKの周辺でのリンク12の跳ね上がり等が小さく抑えられるものの、その跳ね上がり等に起因して保護案内部13が外側へ膨らもうとする力は小さくなりつつも依然発生する。そのため、保護案内部13は外側(図9〜図17では上側)へ依然膨らもうとする。
しかしながら、図9に示すように、保護案内部13が外側(同図の上側)へ膨らもうとしても、内輪15及び外輪16が、規制ガイド20の規制面20Aに当たり、それ以上のレール面17,18から離れる方向(図9では上側)への移動が規制される。つまり、内輪15及び外輪16のレール面17,18から離れる方向への移動範囲が規制ガイド20により規制される。この結果、保護案内部13の外側への膨らみが規定範囲に抑えられる。
また、図17に示すように、内輪15及び外輪16のうち分断部19A,19Bを通過する途中の輪15,16は、保護案内部13が分断部19の部分で若干垂れ下がるのに伴いやや下降変位する。しかし、分断部19A,19Bでやや下降変位した内輪15及び外輪16は、分断部19A,19Bを通過し終えるときに斜状面141に乗り上がり、次のレール面17,18上へスムーズに乗ることができる。
一方、移動端13Aが湾曲部WKの凸なる方向とは反対側の方向(以下「第2方向」ともいう。)(図13では左方向)へ移動する過程では、第1方向への移動時と逆の順序を辿り、固定側直状部FLから外輪16が湾曲部WKに沿って上方へ移動を開始した後(図17)、これに遅れて内輪15が固定側直状部FLから湾曲部WKに沿って上方へ移動を開始する(図16)。外輪16は湾曲部WKに沿って上方への移動を開始すると、まず湾曲凹面状の案内面142に暫く案内される。また、内輪15が湾曲部WKに沿って上方への移動を開始したとき、外輪16は湾曲経路に沿った上方への移動を終える手前で第2案内面181に支持される(図16)。そして、内輪15が第1分断部19Aにおいて上方への移動を開始して間もなく外輪16は第2レール面18上に乗る。これ以後、内輪15は、同じ輪群30に属する外輪16が第2レール面18に支持された状態で、第1分断部19Aにおいて空中を上方へ移動する(図14、図15)。その後、内輪15は案内面171に支持された後(図13)、第1レール面17上に乗る(図12)。このため、湾曲部WKでリンク12が徐々に屈曲し、湾曲部WKは側面視U字状に保持され易い。
また、移動端13Aが第2方向へ移動するときも、輪15,16がレール面17,18に支持されることにより、保護案内部13の移動側直状部MLの垂れ下がりが小さく抑えられる。さらに湾曲部WKの周辺でのリンク12の跳ね上がり等に起因し、保護案内部13の移動側直状部MLが外側へ膨らもうとしても、輪15,16が規制ガイド20の規制面20Aに当たって輪15,16のそれ以上の移動が規制される。このため、移動側直状部MLの外側への膨らみが規定範囲内に小さく抑えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ケーブル類保護案内装置11は、長尺状の保護案内部13の幅方向Yの両側に設けられた内輪15及び外輪16と、内輪15が転動可能な第1レール面17と、外輪16が転動可能な第2レール面18とを備える。また、ケーブル類保護案内装置11は、内輪15と外輪16とが保護案内部13の途中の湾曲部WKに沿って移動可能に第1レール面17及び第2レール面18が少なくとも1箇所で分断された分断部19を備える。さらにケーブル類保護案内装置11は、内輪15と外輪16とのうち少なくとも一方の第1レール面17及び第2レール面18から離れる方向への移動範囲を規制する規制ガイド20を備える。このため、移動端13Aが移動するとき、保護案内部13はその途中の湾曲部WKを移動させながら収容空間SK内のケーブル類TKを保護しつつ案内する。このとき、内輪15が第1レール面17上を転動し外輪16が第2レール面18上を転動することにより、保護案内部13の垂れ下がりが抑制される。また、湾曲部WKの周辺でリンクの跳ね上がりにより保護案内部13が外側へ膨らもうとしても、内輪15と外輪16のうち少なくとも一方が規制ガイド20に当たりレール面17,18から離れる方向へのそれ以上の移動が規制される。この結果、保護案内部13が湾曲部WKの周辺で外側へ過度に膨らむことが抑制される。例えば保護案内部が外側へ膨らむのを抑えるために保護案内部を規制する規制部材を配置すると、保護案内部が規制部材と摺動により摩耗する心配がある。また、保護案内部が外側へ膨らんでも、他の部材との干渉を避けるために他の部材との間にスペースを確保する必要があり、この場合、ケーブル類保護案内装置11の大型化が危惧される。しかし、本実施形態では、保護案内部13の外側への膨らみを抑えることができるため、保護案内部の摩耗又はケーブル類保護案内装置11の大型化を抑えることができる。
(2)規制ガイド20は、少なくとも湾曲部WKが移動する範囲に亘って設けられている。このため、湾曲部WKが移動する範囲で内輪15と外輪16との少なくとも一方がレール面17,18から離れる方向への移動が規制ガイド20により規定範囲内に規制される。よって、保護案内部13の湾曲部WK周辺でのリンク12の跳ね上がりによる膨らみを効果的に抑えることができる。特に本実施形態では、規制ガイド20を移動端13Aの移動範囲の全域に亘って設けたので、例えば相対的に長さが短い保護案内部13では湾曲部WK以外の部分も外側へ膨らもうとするが、この種の膨らみをも抑えることができる。
(3)内輪15及び外輪16は、保護案内部13の内周寄りに偏倚した位置に設けられている。このため、規制ガイド20を保護案内部13に対してその厚さ方向Zに近づけて配置することができる。特に本実施形態では、ガイドレール14の上端面が保護案内部13の上面とほぼ面一又は僅かに突出した程度に低く抑えられている。よって、ケーブル類保護案内装置11の厚さ方向Zのサイズ(高さサイズ)を小さく抑えることができる。
(4)ケーブル類保護案内装置11は、分断部19において、内輪15と外輪16とを湾曲部WKに沿って移動する過程の少なくとも一部で案内可能な案内面171,181を有している。このため、分断部19において内輪15と外輪16とが湾曲部WKに沿って移動するときに、内輪15と外輪16とを案内面171,181により支持することができる。よって、内輪15と外輪16とをガイドレール14により支持できる範囲をなるべく長く確保できるうえ、湾曲部WKに沿って移動する過程でもその一部で支持されることから保護案内部13の湾曲部WK周辺でのばたつき及びばたつき音を小さく抑制することができる。
(5)案内面171,181は、内輪15を案内する第1案内面171と、外輪16を案内する第2案内面181とを有し、長手方向Xにおいて第1案内面171よりも第2案内面181の方が湾曲部WKの凸となる方向へずれて位置する。このため、例えば移動端13Aが湾曲部WKの凸となる方向へ移動するとき、内輪15が第1分断部19Aに至り湾曲部WKに沿って移動する過程で第1案内面171に一時支持され、内輪15が第1案内面171に支持されなくなっても、外輪16が第2レール面18又は第2案内面181に支持されている。よって、湾曲部WKでリンク12が一気に大きく屈曲することが回避されて相対的に徐々に屈曲するため、湾曲部WKの周辺でのリンク12が跳ね上がりにより保護案内部13が外側へ膨らもうとする力を相対的に小さく抑えることができる。この結果、内輪15及び外輪16が規制ガイド20に当たる頻度又は規制ガイド20に当たったときの衝撃力を相対的に小さく抑えることができる。例えば、内輪15及び外輪16の寿命を延ばす効果及び輪15,16が規制ガイド20に当たったときの衝突音の抑制効果が得られる。
(6)第1レール面17と第2レール面18とを有するレール部材としてガイドレール14を一対備える。規制ガイド20は、ガイドレール14に第1レール面17と第2レール面18とに対向する位置に形成された規制面20Aを有するフランジ部よりなる。このため、第1レール面17及び第2レール面18を有するレール部材と、規制ガイド20を有するレール部材とが別々に設けられた構成に比べ、ケーブル類保護案内装置11の部品点数を少なく抑えることができる。
(7)第1レール面17と第2レール面18は、長手方向Xに湾曲部WKの凸となる方向と反対側の端部に、端ほど重力方向下側に位置する斜状面141を有している。このため、内輪15及び外輪16のうち分断部19を通過する輪15,16が保護案内部13のその部分での垂れにより重力方向の下側へ変位しても、分断部19を通過し終えるときに輪15,16は斜状面141に案内されてレール面14A上にスムーズに乗ることができる。例えば内輪15又は外輪16がレール面14A上に乗り損なうことに起因する輪15,16とレールとの衝突の頻度の低減及び衝突音の抑制を実現できる。
なお、実施形態は、以下に示す態様でもよい。
・内輪15が組み付けられた第1リンク21と外輪16が組み付けられた第2リンク22とが長手方向Xに交互に連結されてもよい。但し、輪群30及びそれを構成する内輪15と外輪16を比較的短いピッチで多数設けると、その数に比例して多くの分断部19を設けなければならず、ガイドレール14において保護案内部13の垂れ下がりを支持できる領域の割合が低下するため、輪群30のピッチは適度な長さにすることが好ましい。
・規制ガイドは、輪15,16ごとに厚さ方向Zに別々の位置(高さ)に設けられていてもよい。また、規制ガイドは、レール面が形成された部材とは異なる部材であってもよい。
・規制ガイドは、レール面の長手方向Xに断続的に設けられていてもよい。すなわち、規制ガイドは、長手方向Xの途中で1箇所又は複数箇所で分断されていてもよい。この場合、移動端の移動位置によらず少なくとも1つ(より好ましくは半数以上)の内輪及び外輪の移動範囲を規制できれば、保護案内部の膨らみを抑制するうえで一定の効果は得られる。
・前記実施形態では、1つのレール部材に第1レール面17と第2レール面18とを形成したが、内輪15が転動する第1レール面と外輪16が転動する第2レール面とを別々のレール部材に形成してもよい。
・レール面17,18と規制ガイド20とを共通の部材に設ける構成に替え、別々の部材に設けてもよい。
・保護案内部13における移動端13Aと湾曲部WKとの間の部分をレール面と規制面とによりガイドするのに加え、湾曲部WKと固定端13Bとの間の部分をレール面と規制面とによりガイドしてもよい。
・対をなす内輪15と対をなす外輪16とを保護案内部の長手方向に同じ位置に配置したが、対をなす内輪が保護案内部13の長手方向に異なる位置に配置されたり、対をなす外輪が保護案内部の長手方向に異なる位置に配置されたりしてもよい。例えば、1つのリンクにその幅方向両側のうち片側だけに内輪15と外輪16のいずれか一方が設けられた構成とする。例えば保護案内部13の長手方向Xに比較的近く(例えば隣)に位置する2つのリンクに一対の内輪15のうち一方と他方とを別々に設ける。この場合、一対のガイドレール14間で、長手方向Xにおける分断部19(19A,19B)の位置を異なるように配置すれもよい。
・規制ガイドは、湾曲部WKが移動する範囲よりも長い範囲に亘って設けられているが、湾曲部WKが移動する範囲のみに設けられていてもよい。
・案内面171,181のうち一方のみ設け、内輪15と外輪16のうち一方のみを湾曲部WKに沿って案内可能な構成としてもよい。
・内輪15と外輪16の配置位置は幅方向Yに一部重複した位置でもよい。要するに、外輪16が、内輪15よりも保護案内部13から幅方向Yに離れた位置に設けられていればよい。
・内輪15と外輪16は、保護案内部13の厚さ方向に異なる位置に配置されていてもよい。また、内輪15と外輪16の外径が異なっていてもよい。これらの場合、第1レール面と第2レール面とが厚さ方向Zに異なる位置に配置されてもよい。
・分断部19は2箇所に限定されず、保護案内部13の長手方向の長さ(例えば1〜100m)、又は保護案内部13の単位長さ当たりの内輪15及び外輪16の配設数に応じて適宜変更することができる。例えば分断部19は1箇所でもよいし、3箇所以上の複数箇所(例えば10〜100箇所)でもよい。
・斜状面のうち少なくとも一方の湾曲面を、保護案内部の湾曲部における内輪及び外輪の移動経路に沿った湾曲状の面形状に形成してもよい。この場合、湾曲部において内輪と外輪との少なくとも一方を湾曲面上での転動により湾曲面で支持できるので、保護案内部の湾曲部の周辺でのばたつき及びばたつき音を一層小さく抑制することができる。
・保護案内部13は、合成樹脂製でも金属製でもよいし、さらに合成樹脂製の部材(部品)と金属製の部材とが混在する構成でもよい。また、保護案内部13の構成部材のうちの一部の部材がセラミック製であってもよい。
11…ケーブル類保護案内装置、12…リンク、13…保護案内部、13A…移動端、13B…固定端、14…レール部材の一例としてのガイドレール、14A…レール面、14B…共通面、15…内輪、16…外輪、17…第1レール面、18…第2レール面、17A,18A…斜状面、19,19A,19B…分断部、20…規制ガイド、20A…規制面、21…第1リンク、22…第2リンク、23…ノーマルリンク、141…斜状面、142…案内面、171…案内面の一例としての第1案内面、181…案内面の一例としての第2案内面、X…長手方向、Y…幅方向、Z…厚さ方向、TK…ケーブル類、SK…収容空間、WK…湾曲部、ML…移動側直状部、FL…固定側直状部。

Claims (7)

  1. 複数のリンクが屈曲可能な状態で直列に連結されるとともにケーブル類を収容可能な収容空間を有し、一端が固定端で他端が移動端とされる長尺状の保護案内部と、
    前記保護案内部の長手方向と交差する幅方向の両側に設けられた内輪と、
    前記保護案内部の前記幅方向の両側に前記保護案内部の前記長手方向に前記内輪とは異なる位置であって前記内輪よりも前記保護案内部から前記幅方向に離れた位置に設けられた外輪と、
    前記内輪が転動可能な第1レール面と、
    前記外輪が転動可能な第2レール面と、
    前記移動端が移動する過程で前記移動端と前記固定端との間に形成される湾曲部に沿って前記内輪と前記外輪とを移動可能に前記第1レール面及び前記第2レール面が少なくとも1箇所で分断された分断部と、
    前記内輪と前記外輪とのうち少なくとも一方の前記第1レール面及び前記第2レール面から離れる方向への移動範囲を規制する規制ガイドと
    を備えたことを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記規制ガイドは、少なくとも前記湾曲部が移動する範囲に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 前記内輪及び前記外輪は、前記保護案内部の内周寄りに偏倚した位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル類保護案内装置。
  4. 前記分断部において、前記内輪と前記外輪との少なくとも一方を前記湾曲部に沿って移動する過程の少なくとも一部で案内可能な案内面を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記案内面は、前記内輪を案内する第1案内面と、前記外輪を案内する第2案内面とを有し、前記長手方向において前記第1案内面よりも前記第2案内面の方が前記湾曲部の凸となる方向へずれて位置することを特徴とする請求項4に記載のケーブル類保護案内装置。
  6. 前記第1レール面と前記第2レール面とを有するレール部材を一対備え、
    前記規制ガイドは、前記レール部材において前記第1レール面と前記第2レール面とに対向する位置に形成されたフランジ部よりなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のケーブル類保護案内装置。
  7. 前記第1レール面と前記第2レール面は、長手方向における前記湾曲部の凸となる方向と反対側の端部に、端ほど重力方向下側に位置する斜状面を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のケーブル類保護案内装置。
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