JP2018176980A - 車両のスライドドア開閉装置の設置構造 - Google Patents

車両のスライドドア開閉装置の設置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ドア開閉ユニットをロッカー内に設置し、アクチュエータを車室に設置するスライドドア開閉装置の設置構造において、ドア開閉ユニットとアクチュエータ間のシール性を向上させる。【解決手段】スライドドア23を開閉方向に移動させるドア開閉ユニット50が車両ボディのロッカー30,36内に設置され、ドア開閉ユニット50を駆動させるアクチュエータ43が車室内のフロア上に設置されている車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、アクチュエータ43の出力軸43pを覆うハウジング433がフロア39の開口39hを通ってロッカー30,36内のドア開閉ユニット50のケース510に接続され、アクチュエータ43の出力軸43pがハウジング433から突出してドア開閉ユニット50のケース510内の回転体52に連結される構成で、フロア39の開口39h周縁とアクチュエータ43のハウジング433間がシールされている。【選択図】図3

Description

本発明は、スライドドアを開閉方向に移動させるドア開閉ユニットと、前記ドア開閉ユニットを駆動させるアクチュエータを備える車両のスライドドア開閉装置の設置構造に関する。
車両のスライドドア開閉装置は、スライドドアを開閉方向に移動させるドア開閉ユニットと、前記ドア開閉ユニットを駆動させるアクチュエータを備えている。従来は、ドア開閉ユニットとアクチュエータとを一体化した状態で、車両ボディの所定位置に設置していた。しかし、車両ボディの構造上の理由からドア開閉ユニットとアクチュエータとを一体化した状態で設置するのが難しい場合がある。
特許文献1に記載の技術では、図12に示すように、ドア開閉ユニット102を車両ボディ110の側面開口114hからロッカー114内に設置し、アクチュエータ103を車室内のフロア116上に設置するようにしている。そして、アクチュエータ103の設置過程で、図13に示すように、アクチュエータ103のハウジング105から下方に突出した出力軸103rをフロア116の開口(図示省略)等に通し、ドア開閉ユニット102のケース102c内の駆動プーリ102pに連結するようにしている。上記構成により、アクチュエータ103の出力軸103rが回転すると、ドア開閉ユニット102のケース102c内の駆動プーリ102pが回転し、ドア開閉ユニット102の働きでスライドドアが開閉方向に移動するようになる。
特開2012−131457号公報
上記した車両のスライドドア開閉装置では、アクチュエータ103のハウジング105から突出した出力軸103rがフロア116の開口等に上方から通される構成である。このため、ロッカー114の側面開口114hからロッカー114内に入り込んだ雨水がドア開閉ユニット102のケース102cを通過して駆動プーリ102p、アクチュエータ103の出力軸103rに掛かることがある。これにより、アクチュエータ103の出力軸103rが腐食するおそれがある。また、アクチュエータ103の出力軸103rを通すフロア116の開口等は出力軸103rとの干渉を避けるため、出力軸103rの径寸法に対して大きく設定する必要がある。このため、アクチュエータ103の出力軸103rに掛かった雨水が前記出力軸103rを介してフロア116の開口からフロア116上に到達するおそれがある。このため、フロア116の開口周縁の腐食が考えられる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ドア開閉ユニットをロッカー内に設置し、アクチュエータを車室に設置するスライドドア開閉装置の設置構造において、ドア開閉ユニットとアクチュエータ間のシール性を向上させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、スライドドアを開閉方向に移動させるドア開閉ユニットが車両ボディのスライドドア開口部の下縁部を形成するロッカー内に設置され、前記ドア開閉ユニットを駆動させるアクチュエータが車室内のフロア上に設置される車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、前記アクチュエータの出力軸を覆うハウジングが前記フロアの開口を通って前記ロッカー内の前記ドア開閉ユニットのケースに接続され、前記アクチュエータの出力軸が前記ハウジングから突出して前記ドア開閉ユニットのケース内の回転体に連結される構成で、前記フロアの開口周縁と前記アクチュエータのハウジング間がシールされている。
本発明によると、アクチュエータの出力軸がハウジング、ケース、及び回転体によって覆われているため、ロッカー内に入り込んだ雨水が前記出力軸に掛かり難くなる。また、アクチュエータの出力軸を覆うハウジングがフロアの開口を通って前記ロッカー内のドア開閉ユニットのケースに接続される構成である。このため、フロアの開口とハウジング間の隙間を極力小さくできる。また、前記フロアの開口周縁と前記アクチュエータのハウジング間がシールされている。これにより、ロッカー内に入り込んだ雨水がフロアの開口とハウジング間の隙間を通過して、フロア上に到達することがなくなる。
請求項2に係る発明によると、アクチュエータのハウジングには、前記フロアの開口に通されて、前記ドア開閉ユニットのケースに対して上下方向から接続される筒状部が設けられている。
請求項3に係る発明によると、アクチュエータのハウジングには、フロアの開口に通されて、ドア開閉ユニットのケースと嵌合する筒状部と、前記筒状部に対して径方向外側に張り出すフランジ部とが設けられており、前記フランジ部とフロア上面間が第1のシール材によりシールされている。
請求項4に係る発明によると、ハウジングの筒状部の先端面には、アクチュエータの出力軸が突出する軸穴が形成されて、前記軸穴から突出した前記出力軸の先端部が前記ドア開閉ユニットのケース内に収納された回転体の中心円筒部に挿入固定されており、前記回転体の中心円筒部の軸方向における端部が前記ハウジングの筒状部の軸穴に挿入されている。このため、ドア開閉ユニットのケース内の水が筒状部の軸穴からアクチュエータのハウジング内に浸入し難くなる。
請求項5に係る発明によると、アクチュエータの出力軸が突出するハウジングの軸穴の周縁と、前記出力軸が連結されるドア開閉ユニットの回転体における中心部の周縁間が第2のシール材によりシールされている。このため、第2のシール材の働きでドア開閉ユニットのケース内の水が軸穴からアクチュエータのハウジング内に浸入することがなくなる。
本発明によると、ドア開閉ユニットをロッカー内に設置し、アクチュエータを車室に設置するスライドドア開閉装置の設置構造において、ドア開閉ユニットとアクチュエータ間のシール性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るスライドドア開閉装置の設置構造を備える車両の模式斜視図である。 車両ボディに対するスライドドア開閉装置のドア開閉ユニットとアクチュエータとを設置する方法を表す斜視図である。 車両ボディに対する前記スライドドア開閉装置のドア開閉ユニットとアクチュエータとの設置構造を表す縦断面図である。 図3のIV部拡大図である。 図3のV部拡大図である。 前記スライドドア開閉装置のドア開閉ユニットとアクチュエータとの関係を表す分解斜視図である。 前記スライドドア開閉装置(ドア開閉ユニットとアクチュエータと)の平面図である。 ドア開閉ユニットのユニットケース内の構成を表す部分平断面図である。 前記アクチュエータのハウジング下部及び第1のシール材を表す斜視図である。 前記ドア開閉ユニットの駆動プーリ及び第2のシール材を表す斜視図である。 第2のシール材の縦断面図である。 従来のスライドドア開閉装置のドア開閉ユニットとアクチュエータとの設置方法を表す斜視図である。 従来のスライドドア開閉装置のドア開閉ユニットとアクチュエータとの設置構造を表す縦断面図である。
〔実施形態1〕
以下、図1〜図11に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のスライドドア開閉装置の設置構造について説明する。本実施形態に係るスライドドア開閉装置の設置構造は、車両ボディのリヤドア開口部を開閉するスライドドアの開閉装置の設置構造である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、本実施形態に係るスライドドア開閉装置の設置構造を備える車両の前後左右、及び上下に対応している。
<車両ボディ10の概要について>
本実施形態に係るスライドドア開閉装置40の設置構造について説明する前に車両ボディ10の概要について説明する。車両ボディ10には、図1に示すように、運転席や助手席等の前部座席に対応するフロントドア開口部11と、後部座席に対応するリヤドア開口部12とが形成されている。車両ボディ10の両ドア開口部11,12の間には、上下方向に延びるセンターピラー14が設けられている。また、両ドア開口部11,12の下縁部には、車両前後方向に延びるロッカー30が形成されており、ロッカー30にセンターピラー14の下端部が接続されている。そして、前記フロントドア開口部11がドアヒンジを中心に回動可能なフロントドア(図示省略)により開閉可能に構成されている。また、リヤドア開口部12がスライドドア23により開閉可能に構成されている。
車両ボディ10には、スライドドア23をスライド方向にガイドするアッパーガイドレール16とロアガイドレール17とセンターガイドレール18とが設けられている。アッパーガイドレール16とロアガイドレール17とはリヤドア開口部12の上下に設けられており、センターガイドレール18はリヤドア開口部12の後側の高さ方向中央位置に設けられている。ロアガイドレール17は、後記するように、ロッカー30内の所定位置に設けられている。各ガイドレール16,17,18には、スライドドア23の上端部、下端部及び中央部にそれぞれ設けられたガイドローラーユニット19,20,21が各ガイドレール16,17,18に沿って転動可能な状態で連結されている。これにより、スライドドア23は各ガイドレール16,17,18に沿ってスライドが可能になる。
<ロッカー30及びフロア構造について>
ロッカー30は、図3に示すように、車両前後方向に延びるロッカーインナー33とロッカーアウター34とサイドアウター35とが左右方向から合わせられることで筒状に形成されている。また、ロッカー30の外側面、即ち、ロッカーアウター34とサイドアウター35とには、図2、図3に示すように、スライドドア開閉装置40のドア開閉ユニット50(後記する)を右方向から収納するための細長開口34h,35hが前後方向に延びるように形成されている。細長開口34h,35hは、センターピラー14の後側でスライドドア23のスライド範囲とほぼ等しい長さ寸法で形成されている。さらに、ロッカー30の内側には、図3に示すように、細長開口34h,35hの位置に開口部が合わせられる細長く浅い箱状のロッカー内箱36が設けられている。
ロッカー内箱36は、前記スライドドア開閉装置40のドア開閉ユニット50が収納される箱体であり、アッパパネル36uとロアパネル36dとが上下から合わせられることで形成される。そして、ロッカー内箱36の右端の開口部の周縁がロッカーアウター34の細長開口34hの周縁に内側から接合されている。また、ロッカー内箱36においてドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510が収納される部分(以下、張り出し部360という)がロッカーインナー33の側面開口部33hから室内側(左側)に突出している。
ロッカー内箱36を構成するアッパパネル36uの下面には、図3に示すように、所定位置にロアガイドレール17が下向きに取付けられている。そして、ロアガイドレール17に対してスライドドア23のガイドローラーユニット20の水平ローラ20rが転動可能な状態で嵌合されている。また、ロッカー内箱36のアッパパネル36uには、張り出し部360の所定位置にスライドドア開閉装置40のアクチュエータ43の下部ハウジング433が上方から挿入される上面開口36eが形成されている。さらに、ロッカー内箱36のロアパネル36dの上面には、スライドドア23のガイドローラーユニット20の支持ローラ20z(二点鎖線参照)が転動する転動面36zがロアガイドレール17と対向する位置に設けられている。
ロッカー30を構成するロッカーインナー33の下側面と車両ボディ10のフロアパネル37間には、図3に示すように、ロッカー内箱36の張り出し部360を下側から覆うように、フロアサイドパネル38が設けられている。また、フロアサイドパネル38の上部縦壁面とロッカーインナー33の上側面間にはロッカー内箱36の張り出し部360を上側から覆うように、フロアステップパネル39が設けられている。フロアステップパネル39には、ロッカー内箱36の上面開口36eと重なる位置にスライドドア開閉装置40のアクチュエータ43の下部ハウジング433が上方から挿入される開口39hが形成されている。また、フロアパネル37とロッカー30とには、フロアパネル37とロッカー30、及びスライドドア開閉装置40のアクチュエータ43を上方から覆う樹脂製のスカッフプレート37pが取り付けられている。
<スライドドア開閉装置40について>
スライドドア開閉装置40は、スライドドア23を各ガイドレール16,17,18に沿ってスライドさせる装置であり、図6、図7等に示すように、スライドドア23を開閉移動させるドア開閉ユニット50と、前記ドア開閉ユニット50を駆動させるアクチュエータ43とから構成されている。
<ドア開閉ユニット50について>
ドア開閉ユニット50は、図6〜8に示すように、細長いユニットケース51と、駆動プーリ52と、複数の従動プーリ53f,53b,53m、及び支持プーリ54a,54bと、伝動ベルト55と、ドアブラケット57とから構成されている。
ユニットケース51は、図6、図7に示すように、ロアガイドレール17に沿って配置されるケース本体部51mと、ケース本体部51mの前部左側に突出して形成されたと駆動プーリ収納部510とを備えている。駆動プーリ収納部510は上部開放形の容器状に形成されており、駆動プーリ収納部510の上部開口部が蓋部511によって塞がれるようになっている。蓋部511の中央には、アクチュエータ43の下部ハウジング433の筒状部433e(後記する)が嵌合する貫通孔511hが形成されている。
ユニットケース51の駆動プーリ収納部510には、図8に示すように、中央位置に円盤状の駆動プーリ52が収納されており、駆動プーリ52の右後方に第1支持プーリ54a、駆動プーリ52の左方に第2支持プーリ54bが設けられている。そして、駆動プーリ52に対して後側から掛けられた伝動ベルト55の一端側が駆動プーリ52と第2支持プーリ54bとの間を通過して駆動プーリ収納部510から前方に引き出されている。また、駆動プーリ52に対して後側から掛けられた伝動ベルト55の他端側が第1支持プーリ54aに対して前方から掛けられて駆動プーリ収納部510から後方に引き出されている。
駆動プーリ収納部510から前方に引き出された伝動ベルト55は、図7、図8に示すように、ユニットケース51のケース本体部51mの前端に設けられた第1従動プーリ53fに前方から掛けられて後方に曲げられ、ケース本体部51mの外側を通って後方に導かれる。そして、ケース本体部51mの外側を通って後方に導かれた伝動ベルト55は、ケース本体部51mの後端に設けられた第2従動プーリ53bに後方から掛けられて前方に曲げられ、ケース本体部51mの内側を通って駆動プーリ収納部510の第1支持プーリ54aまで戻される。
そして、ケース本体部51mの外側に位置する伝動ベルト55の一部にドアブラケット57が固定されている。また、ケース本体部51mには、外側と内側とに位置する伝動ベルト55間に第3従動プーリ53mが長さ方向に間隔をおいて複数設けられている。これにより、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ52が軸心回りに回転すると、駆動プーリ52に掛けられた伝動ベルト55が駆動プーリ52の外周面に沿って移動する。そして、伝動ベルト55は、第1従動プーリ53f、第2従動プーリ53b、第3従動プーリ53m、及び第1、第2支持プーリ54a,54bの働きでユニットケース51のケース本体部51mの外側、及び内側に沿って移動する。これにより、ケース本体部51mの外側の伝動ベルト55に固定されたドアブラケット57が車両前後方向に移動するようになる。
<アクチュエータ43について>
アクチュエータ43は、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ52を正転、あるいは逆転させることにより、ドア開閉ユニット50を駆動させる機構である。アクチュエータ43は、図3、及び図6等に示すように、駆動モータ、及び減速機構(図示省略)と、前記駆動モータ、及び減速機構を収納するハウジング430とを備えている。そして、ハウジング430の前側中央部に減速機構の出力軸43pが縦向きの状態で回転可能に支持されている。アクチュエータ43のハウジング430は、下側が開放された上部ハウジング431と、上側が開放された下部ハウジング433とからなり、上下のハウジング431,433の開口が合わせられてボルト止めされることで、中空容器状に形成される。
下部ハウジング433は、図6等に示すように、アクチュエータ43をドア開閉ユニット50に連結するとともに、フロアステップパネル39(図3参照)の開口39h、及びロッカー内箱36のアッパパネル36uの上面開口36eに通されるように構成されている。下部ハウジング433は、図9に示すように、上側から順番にケース本体部433mとフランジ部433yと筒状部433eとを備えている。ケース本体部433mの下側に設けられたフランジ部433yは、ケース本体部433mから前後方向に張り出すように形成されている。そして、フランジ部433yの前部には、ドア開閉ユニット50のユニットケース51に対してネジ止めされるネジ固定部433kが形成されている。またフランジ部433yの中央下側には、円筒形の筒状部433eがケース本体部433mと同軸に形成されている。さらに、フランジ部433yの下面端縁には筒状部433e及びネジ固定部433k等を囲んでゴム等の帯状弾性体からなる第1のシール材43sが固定されている。
下部ハウジング433の筒状部433eは、図3、図4に示すように、フロアステップパネル39の開口39hとロッカー内箱36のアッパパネル36uの上面開口36eとに通されるような外径寸法に設定されている。そして、筒状部433eの先端が、図3、図5に示すように、ユニットケース51の駆動プーリ収納部510における蓋部511の貫通孔511hと嵌合可能なように構成されている。また、筒状部433eの先端面433fの中央には、図9に示すように、アクチュエータ43の出力軸43pの先端部が突出する軸穴433xが形成されている。
<アクチュエータ43の出力軸43pと駆動プーリ52との連結構造>
アクチュエータ43の出力軸43pは、図3、図5に示すように、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ52の中心円筒部52eに挿入固定される。駆動プーリ52の中心円筒部52eは、図10に示すように、駆動プーリ52に対して軸方向(上方)に突出している。そして、駆動プーリ52の中心円筒部52eの突出部が、図3、及び図5に示すように、下部ハウジング433の筒状部433eの軸穴433xに挿入されている。そして、下部ハウジング433の筒状部433eにおける軸穴433xの周縁と、駆動プーリ52の中心円筒部52eの周縁間が、図3、及び図5に示すように、円盤状の第2のシール材60によってシールされている。
第2のシール材60は、アクチュエータ43の下部ハウジング433(筒状部433e)とドア開閉ユニット50の駆動プーリ52間のシール材である。第2のシール材60は可撓性の樹脂板であり、図11に示すように、中心部に駆動プーリ52の中心円筒部52eが通される貫通穴65が形成されている。第2のシール材60の貫通穴65の周囲には駆動プーリ52の端面に当接するプーリ側当接部63が設けられており、プーリ側当接部63の周囲に段差部62が設けられている。また、第2のシール材60の段差部62の周囲に下部ハウジング433の筒状部433eの先端面433fに当接するハウジング側当接部61が形成されている。
<スライドドア開閉装置40の設置について>
スライドドア開閉装置40を設置する場合には、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ52における中心円筒部52eの周囲に第2のシール材60をセットする。そして、図2に示すように、ドア開閉ユニット50を右方向からロッカー30の細長開口34h,35hを通してロッカー内箱36の内側の所定位置に収納する。次に、アクチュエータ43の下部ハウジング433の筒状部433eを、図3〜図5に示すように、フロアステップパネル39の開口39h、及びロッカー内箱36のアッパパネル36uの上面開口36eに挿入する。そして、下部ハウジング433の筒状部433eから下方に突出したアクチュエータ43の出力軸43pをドア開閉ユニット50の駆動プーリ52の中心円筒部52eに挿入固定する。また、下部ハウジング433の筒状部433eの先端をドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510(蓋部511の貫通孔511h)に嵌合させる。この状態で、アクチュエータ43の下部ハウジング433におけるフランジ部433yのネジ固定部433kをドア開閉ユニット50のユニットケース51にネジ止め等することでスライドドア開閉装置40の組み付けが終了する。
アクチュエータ43とドア開閉ユニット50とが連結された状態で、駆動プーリ52の中心円筒部52eの突出部が、図3、図5に示すように、下部ハウジング433の筒状部433eの軸穴433xに挿入される。また、アクチュエータ43の下部ハウジング433における筒状部433eの先端面433fと駆動プーリ52の中心円筒部52eの周縁間が第2のシール材60によってシールされる。さらに、図4に示すように、アクチュエータ43の下部ハウジング433のフランジ部433yとフロアステップパネル39の開口39hの周縁間が第1のシール材43sによってシールされる。
このようにして、スライドドア開閉装置40の組み付けが終了すると、図3に示すように、スライドドア23のガイドローラーユニット20がロッカー30の細長開口34h,35hからロッカー内箱36に挿入される。そして、ガイドローラーユニット20の水平ローラ20rがロアガイドレール17に嵌め込まれ、さらに、ガイドローラーユニット20がスライドドア開閉装置40のドア開閉ユニット50のドアブラケット57に連結される。
上記したスライドドア開閉装置40の設置構造において、車両ボディ10のフロアのフロアステップパネル39が本発明のフロアに相当し、ユニットケース51の駆動プーリ収納部510が本発明のケースに相当する。また、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ52が本発明のドア開閉ユニットの回転体に相当する。さらに、ロッカー30及びロッカー内箱36が本発明のロッカーに相当する。
<本実施形態に係るスライドドア開閉装置40の設置構造の長所について>
本実施形態に係るスライドドア開閉装置40の設置構造によると、アクチュエータ43の出力軸43pが下部ハウジング433(ハウジング)、及びユニットケース51の駆動プーリ収納部510(ケース)によって覆われているため、ロッカー30内に入り込んだ雨水が前記出力軸に掛かり難くなる。また、アクチュエータ43の出力軸43pを覆う下部ハウジング433の筒状部433eがフロアステップパネル39(フロア)の開口39hを通ってロッカー30内のドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510(蓋部511の貫通孔511h)と嵌合する構成である。このため、フロアステップパネル39(フロア)の開口39hと下部ハウジング433の筒状部433e間の隙間を極力小さくできる。また、フロアステップパネル39(フロア)の開口39hと下部ハウジング433の筒状部433e間が第1のシール材43sによってシールされている。これにより、ロッカー30内に入り込んだ雨水がフロアステップパネル39(フロア)の開口39hと下部ハウジング433の筒状部433e間の隙間を通過して、フロア上に到達することがなくなる。
また、下部ハウジング433の筒状部433eの先端面433fには、アクチュエータ43の出力軸43pが突出する軸穴433xが形成されて、軸穴433xから突出した出力軸43pの先端部がドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510(ケース)内に収納された駆動プーリ52(回転体)の中心円筒部52eに挿入固定されており、駆動プーリ52(回転体)の中心円筒部52eの軸方向における端部が下部ハウジング433の筒状部433eの軸穴433xに挿入されている。このため、ドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510(ケース)内の水が筒状部433eの軸穴433xからアクチュエータ43のハウジング内に浸入し難くなる。また、下部ハウジング433の筒状部433eにおける軸穴433xの周縁とドア開閉ユニット50の駆動プーリ52(回転体)における中心円筒部52eの周縁間が第2のシール材60によりシールされている。このため、第2のシール材60の働きでドア開閉ユニット50の駆動プーリ収納部510(ケース)内の水が筒状部433eの軸穴433xからアクチュエータ43のハウジング内に浸入することがなくなる。
[変更例]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明では、第1のシール材43sを帯状に形成して、図3、図4に示すように、下部ハウジング433のフランジ部433yとフロアステップパネル39の開口39hの周縁間をシールする例を示した。しかし、第1のシール材43sを断面逆L字形に形成し、第1のシール材43sにより下部ハウジング433のフランジ部433yとフロアステップパネル39の開口39hの周縁間、及び下部ハウジング433の筒状部433eと開口39h間をシールするようにしても良い。また、本実施形態では、伝動ベルト55を使用したスライドドア開閉装置40のドア開閉ユニット50を例示したが、伝動ベルト55の代わりにワイヤー等を使用することも可能である。
10・・・・車両ボディ
23・・・・スライドドア
30・・・・ロッカー
36・・・・ロッカー内箱(ロッカー)
39・・・・フロアステップパネル(フロア)
39h・・・開口
40・・・・スライドドア開閉装置
43・・・・アクチュエータ
43s・・・第1のシール材
43p・・・出力軸
50・・・・ドア開閉ユニット
51・・・・ユニットケース(ケース)
510・・・駆動プーリ収納部(ケース)
52・・・・駆動プーリ(回転体)
52e・・・中心円筒部(中心部)
60・・・・第2のシール材
430・・・ハウジング
433・・・下部ハウジング(ハウジング)
433y・・フランジ部
433x・・軸穴
433f・・先端面
433e・・筒状部

Claims (5)

  1. スライドドアを開閉方向に移動させるドア開閉ユニットが車両ボディのスライドドア開口部の下縁部を形成するロッカー内に設置され、前記ドア開閉ユニットを駆動させるアクチュエータが車室内のフロア上に設置される車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、
    前記アクチュエータの出力軸を覆うハウジングが前記フロアの開口を通って前記ロッカー内の前記ドア開閉ユニットのケースに接続され、前記アクチュエータの出力軸が前記ハウジングから突出して前記ドア開閉ユニットのケース内の回転体に連結される構成で、
    前記フロアの開口周縁と前記アクチュエータのハウジング間がシールされている車両のスライドドア開閉装置の設置構造。
  2. 請求項1に記載された車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、
    前記アクチュエータのハウジングには、前記フロアの開口に通されて、前記ドア開閉ユニットのケースに対して上下方向から接続される筒状部が設けられている車両のスライドドア開閉装置の設置構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、
    前記アクチュエータのハウジングには、前記フロアの開口に通されて、前記ドア開閉ユニットのケースと嵌合する筒状部と、前記筒状部に対して径方向外側に張り出すフランジ部とが設けられており、前記フランジ部とフロア上面間が第1のシール材によりシールされている車両のスライドドア開閉装置の設置構造。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載された車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、
    前記ハウジングの筒状部の先端面には、前記アクチュエータの出力軸が突出する軸穴が形成されて、前記軸穴から突出した前記出力軸の先端部が前記ドア開閉ユニットのケース内に収納された回転体の中心円筒部に挿入固定されており、
    前記回転体の中心円筒部の軸方向における端部が前記ハウジングの筒状部の軸穴に挿入されている車両のスライドドア開閉装置の設置構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両のスライドドア開閉装置の設置構造であって、
    前記アクチュエータの出力軸が突出する前記ハウジングの軸穴の周縁と、前記出力軸が連結される前記ドア開閉ユニットの回転体における中心部の周縁間が第2のシール材によりシールされている車両のスライドドア開閉装置の設置構造。
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