JP2018167491A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印加エネルギーの量を精度良く補正し得る印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置1は、装着部7とサーマルヘッド23とリボン巻取軸74と第一サーミスタ51と第二サーミスタ52とを備える。装着部7にはテープカセット30が装着される。テープカセット30が装着部7に装着された装着状態で、サーマルヘッド23はテープカセット30のヘッド挿入口32に挿入される。リボン巻取軸74は搬送経路Lに沿ってインクリボン61を搬送する。第一サーミスタ51は、装着状態でヘッド挿入口32内に配置される。第二サーミスタ52は、装着状態でカセットケース31内に配置される。印刷装置1のCPUは、第一サーミスタ51による検出温度と、第二サーミスタ52による検出温度とに基づいて、サーマルヘッド23の複数の発熱体24に印加するエネルギーの量を補正する。CPUは、補正された量のエネルギーを複数の発熱体24に選択的に印加する。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置に関する。
印刷媒体を収容するカセットを用いて印刷を行う印刷装置が知られている。例えば特許文献1に記載のプリンタは、サーマルヘッドの発熱体にエネルギーを印加し、発熱した発熱体がカセットから引き出される印刷媒体に熱を与えることで印刷を行う。このタイプの印刷装置では、発熱体に印加するエネルギー(以下、「印加エネルギー」という。)の量が小さ過ぎる場合、印刷するキャラクタが掠れる可能性がある。印加エネルギーの量が大き過ぎる場合、印刷するキャラクタが潰れる可能性がある。このように、印加エネルギーの量が不適切の場合、印刷不良が生じる可能性がある。
印刷時に発熱体が熱を与える印刷媒体の温度が特定されると、印加エネルギーの量の補正精度を向上し得ることが知られている。実際には、印刷媒体は印刷中に搬送されており、例えば印刷媒体に傷が付く可能性があるので、印刷媒体の温度を直接検出することは困難である。特許文献1に記載のプリンタでは、感温抵抗器がキャリッジ上に設けられる。キャリッジ上にリボンカセットが装着されると、感温抵抗器がリボンカセットの内部に進入する。感温抵抗器は、印刷媒体であるインクリボンの温度に代えて、リボンカセットの内部の温度を検出する。プリンタは、リボンカセットの内部の温度に基づいて、印加エネルギーの量を補正する。
特開平6−143747号公報
上記プリンタにおいて、印加エネルギーの量の補正精度の向上が望まれる。例えば、発熱体の温度が特定されると、印加エネルギーの量の補正精度を向上し得ることが知られている。実際には、発熱体の温度を検出する場合、発熱体と温度センサとを一体的に設ける必要があるので、大きな製造コストがかかる。
本発明の目的は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る印刷装置を提供することである。
本発明に係る印刷装置は、箱状の本体部と、箱状のカセットケースと前記カセットケースの内部に収容される印刷媒体とを有するカセットと、前記本体部に設けられ、前記カセットが着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に設けられた基板に配置され、所定の配列方向に沿って並んだ複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、前記配列方向と直交する搬送経路に沿って、前記装着部に装着された前記カセットの前記印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記装着部のうち前記搬送経路に対して前記サーマルヘッド側に設けられ、温度を検出する第一温度センサと、前記カセットケースの内部および前記装着部のいずれか一方に設けられ、温度を検出する第二温度センサと、前記第一温度センサによって検出された温度である第一温度と、前記第二温度センサによって検出された温度である第二温度とに基づいて、前記複数の発熱体に印加するエネルギーである印加エネルギーの量を補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された量の前記印加エネルギーを前記複数の発熱体に対して選択的に印加して発熱させることで、前記印刷媒体と発熱した前記発熱体とを用いて印刷を行う印刷制御手段とを備え、前記カセットケースは、前記カセットが前記装着部に装着される方向に前記カセットケースを貫通し、前記カセットが前記装着部に装着された状態である装着状態において前記基板が挿入される空間であるヘッド挿入口を形成する壁部であるヘッド挿入壁部を備え、前記第一温度センサは、前記装着状態で前記ヘッド挿入口内に配置され、前記第二温度センサは、前記装着状態で前記カセットケースの内部に配置される。
上記印刷装置によれば、第一温度と第二温度とに基づいて、印加エネルギーの量が補正される。装着状態で第一温度センサがヘッド挿入口内に配置されるので、第一温度センサが受けるサーマルヘッドからの熱の影響は大きくなる。よって、第一温度の温度変化とサーマルヘッドの温度変化との乖離が小さくなる。装着状態で第二温度センサがカセットケースの内部に配置されるので、第二温度センサが受けるサーマルヘッドからの熱の影響は小さくなる。よって、第二温度の温度変化と印刷媒体の温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
本発明に係る印刷装置は、前記基板に設けられ、前記印刷制御手段による前記印加エネルギーの印加によって発熱した前記発熱体の熱を放出する放熱部を備え、前記第一温度センサは、前記基板または前記放熱部に設けられてもよい。この場合、第一温度センサは、基板に設けられた場合には、基板の温度を精度良く検出できる。第一温度センサは、放熱部に設けられた場合には、放熱部の温度を精度良く検出できる。サーマルヘッドは基板に配置されているので、第一温度の温度変化とサーマルヘッドの温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
本発明に係る印刷装置において、前記カセットケースは、前記装着状態で前記装着部に対向する対向壁部と、前記対向壁部に設けられた貫通孔とを有し、前記第二温度センサは、前記装着部のうち、前記装着状態において、前記貫通孔に対応する位置である特定位置に設けられ、前記貫通孔から前記カセットケースの内部に進入してもよい。この場合、第二温度センサが装着部に設けられているので、カセット1つ1つに第二温度センサを設ける必要がない。従って、印刷装置はカセットの製造コストを抑制できる。
本発明に係る印刷装置は、前記装着部に設けられ、前記第二温度センサと接続可能であって、前記第二温度センサと接続した場合に、前記第二温度センサに電源を供給する接続部を備え、前記第二温度センサは、前記カセットのうち、前記装着状態において、前記接続部と対応する位置に設けられ、前記接続部に接続してもよい。この場合、カセットに予め第二温度センサが設けられるので、印刷装置は、例えばカセット装着時にカセットケースが第二温度センサに当たって第二温度センサが損傷することを抑制できる。
本発明に係る印刷装置は、前記特定位置に設けられ、前記装着状態において、前記貫通孔から前記カセットケースの内部に進入し、前記印刷媒体に付されたエンドマークを検出可能な検出手段を備えてもよい。この場合、検出手段と第二温度センサとは1つの貫通孔からカセットケースの内部に進入する。従って、検出手段と第二温度センサとを備える場合でも、カセットケースに別個の貫通孔を設ける必要がないので、印刷装置は、埃等の異物がカセットケース内に進入することを抑制できる。
本発明に係る印刷装置において、前記ヘッド挿入壁部は、不透明な樹脂であってもよい。この場合、ヘッド挿入壁部が不透明な樹脂なので、サーマルヘッドからの輻射熱がカセットケースの内部に伝わることが抑制される。よって、第二温度センサが受けるサーマルヘッドからの熱の影響は小さくなるので、第二温度の温度変化と印刷媒体の温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
印刷装置1の斜視図である。 第二カバー3を取り除いた印刷装置1(非装着状態)の底面図である。 第二カバー3を取り除いた印刷装置1(装着状態)の底面図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 (変形例)第二カバー3を取り除いた印刷装置1(装着状態)の底面図である。 (変形例)印刷装置1およびテープカセット30の電気的構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1の右下側、左上側、右上側、左下側、上側、および下側を、それぞれ、印刷装置1およびテープカセット30の右側、左側、後側、前側、上側、および下側と定義する。
図1〜図3を参照し、印刷装置1およびテープカセット30の機械的構成を説明する。図3では、理解を容易にするために、カセットケース31の下壁部を取り除いている(図6も同様)。印刷装置1は、各種テープカセット(例えば、サーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等)を1台で使用可能である。以下、テープカセット30に収容される長尺状の各種印刷媒体(例えば、感熱紙テープ71、印刷テープ91、両面粘着テープ、チューブテープ、フィルムテープ)を、総称して「テープ」という。印刷装置1は、ケーブル(図示略)等を介して外部端末(図示略)に接続可能である。印刷装置1は、例えば外部端末から送信される印刷データに基づいて、文字、図形等のキャラクタをテープに印刷する。外部端末は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)である。
図1に示すように、印刷装置1は本体部10を備える。本体部10は、略直方体の箱状である。本体部10は、第一カバー2と第二カバー3とを備える。第一カバー2は、略直方体状である。第一カバー2の上面には、入力部5が設けられる。入力部5は、印刷装置1に各種情報を入力するスイッチであり、印刷装置1を起動する電源スイッチを含む。
第二カバー3は、板状であり、第一カバー2の前面の下端部を軸として第一カバー2に対して開閉可能である。第二カバー3が第一カバー2に対して閉じられた状態(以下、「閉状態」という。)にあるとき、第二カバー3は後述の装着部7(図2参照)を下方から覆う。第二カバー3が第一カバー2に対して開かれた状態(以下、「開状態」という。)にあるとき、装着部7は下方に開放される(図示略)。第一カバー2の後面の右端部近傍には、排出口26(図2参照)が設けられる。排出口26は上下方向に延びる開口である。排出口26は、印刷装置1の内部で印刷されたテープを印刷装置1の外部に排出する。排出口26の右側には操作部11が設けられる。操作部11は、ユーザが押し込むことで、切断機構21(図2参照)を作動させる。
図2に示すように、切断機構21は、排出口26の前側近傍に設けられる。切断機構21は、テープのうち印刷された部分を切り離すことができる。装着部7は、第一カバー2の下面から上方に凹む空間である。装着部7には、テープカセット30(図3参照)が上下方向に着脱可能に下側から装着される。以下、テープカセット30が装着部7に装着された状態を、「装着状態」という(図3参照)。
図3に示すように、テープカセット30は、カセットケース31を備える。カセットケース31は、略直方体状の箱状に形成される。詳細には、カセットケース31は、前壁部31A、後壁部31B、上壁部31C、下壁部(図示略)、右壁部31D、および左壁部31Eからなる。前壁部31A、後壁部31B、上壁部31C、下壁部、右壁部31D、および左壁部31Eは、それぞれ、略矩形板状である。装着状態において上壁部31Cの上面は、装着部7の底面と上下方向に対向する。右壁部31Dには、突出部31Fが設けられる。突出部31Fは、右壁部31Dの前端部から右後方に延びる。突出部31Fの先端には、開口部38が設けられる。開口部38は、上下方向に延び、テープおよびインクリボン61をカセットケース31内部から外部に排出する。カセットケース31の右後角部には、案内部39が設けられる。開口部38から排出されたテープは、案内部39を通り、排出口26へと案内される。案内部39は、上下方向に延び、右壁部31Dを左右方向に貫通する孔部を含む。開口部38から排出されたインクリボンは、案内部39からカセットケース31内部に進入する。突出部31Fの左面、右壁部31D、および開口部38と案内部39とを結ぶ仮想平面(開口部38と案内部39との間にあるテープ)によって囲まれた空間には、ヘッド挿入口32が形成される。ヘッド挿入口32は、カセットケース31を上下方向に貫通する空間である。以下、ヘッド挿入口32を形成する壁部を、「ヘッド挿入壁部33」という。ヘッド挿入壁部33は、突出部31Fおよび右壁部31Dのうち開口部38と案内部39との間を連続して繋がる壁部であり、不透明な樹脂で形成される。
上壁部31Cには、貫通孔35A、35Bが設けられる。貫通孔35A、35Bは、上壁部31Cの前部において左右方向略中央部を上下方向に貫通する。貫通孔35Bはテープを間にして貫通孔35Aの後側に配置される。カセットケース31の右後角部には、テープ駆動ローラ46が設けられる。テープ駆動ローラ46は、上下方向に延びる筒状であり、カセットケース31によって回転可能に支持される。
カセットケース31は、支持孔65〜68を有する。支持孔65は、第一テープスプール40を回転可能に支持する。第一テープスプール40には第一のテープが巻回される。支持孔67は、リボンスプール42を回転可能に支持する。リボンスプール42には、未使用のインクリボン61が巻回される。支持孔68は、リボン巻取スプール44を回転可能に支持する。リボン巻取スプール44には、使用済みのインクリボン61が巻き取られて巻回される。支持孔66は、第二テープスプール(図示略)を回転可能に支持する。第二テープスプールには、第二のテープが巻回される。
テープカセット30は、カセットケース31の内部に収容されるテープの種類、インクリボン61の有無等を適宜変更することによって、前述のサーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等に実装可能である。図2は、レセプタタイプのテープカセット30を例示する。レセプタタイプのテープカセット30では、支持孔65は、第一のテープとして印刷テープ91が巻回された第一テープスプール40を支持する。第二のテープが使用されないので、支持孔66は第二テープスプールを支持しない。
図2、図3に示すように、装着部7において、切断機構21の前側には、ヒートシンク25が設けられる。ヒートシンク25は左右方向に直交する板状であり、装着部7の底面から下方に延びる。ヒートシンク25の右面には、基板22が設けられる。基板22の右面の後端部近傍には、サーマルヘッド23が配置される。サーマルヘッド23は、上下方向に沿って並んだ複数の発熱体24を有する。発熱体24は、エネルギーが印加されることで発熱する。ヒートシンク25は、発熱した発熱体24の熱を放出する。詳細には、発熱体24の熱は、基板22を介してヒートシンク25に伝わる。ヒートシンク25は、基板22を介して伝わった熱を、印刷装置1の外部(外気)へと放出する。
装着部7において、ヒートシンク25の左方には、リボン巻取軸74が立設される。リボン巻取軸74は、リボン巻取スプール44に着脱可能である。ヒートシンク25の後側には、テープ駆動軸75が立設される。テープ駆動軸75は、テープ駆動ローラ46に着脱可能である。
サーマルヘッド23の右側には、プラテンホルダ12が配置される。プラテンホルダ12は、軸部121を中心に左右方向に揺動可能である。軸部121は上下方向に延びる。プラテンホルダ12の後端部には、プラテンローラ15および可動搬送ローラ14がそれぞれ回転可能に支持される。プラテンローラ15は、インクリボン61の搬送経路Lおよびテープの搬送経路を間にしてサーマルヘッド23に相対し、サーマルヘッド23と接離可能である。可動搬送ローラ14は、テープの搬送経路を間にして、テープ駆動軸75に装着されたテープ駆動ローラ46に相対し、テープ駆動ローラ46と接離可能である。
上記構成において、ユーザは本体部10の上面側が下方を向くように印刷装置1を上下逆さまにし、第二カバー3を開状態にした状態で、装着部7に対してテープカセット30を着脱する。装着状態では、インクリボン61および印刷テープ91の幅方向は上下方向を向く。装着状態では、基板22およびヒートシンク25がヘッド挿入口32に挿入される。第二カバー3が閉状態にあるとき、サーマルヘッド23とプラテンローラ15とは互いに近接する。プラテンローラ15は、サーマルヘッド23との間にインクリボン61が配置された場合、サーマルヘッド23に向けてインクリボン61および印刷テープ91を左右方向に重ねて押し付ける。このとき、インクリボン61は印刷テープ91の左側(サーマルヘッド23側)に配置される。
リボン巻取軸74は、搬送モータ88(図4参照)の駆動により回転することで、使用済みのインクリボン61を巻き取ると共に、リボンスプール42から未使用のインクリボン61を繰り出して搬送経路Lに沿って搬送する。搬送経路Lは、複数の発熱体24が並ぶ方向(上下方向)に直交する仮想線である。搬送経路Lは、インクリボン61がリボンスプール42から繰り出される点から開口部38、プラテンローラ15とサーマルヘッド23との間、案内部39を通り、リボン巻取スプール44へと延びる。テープ駆動軸75は、搬送モータ88の駆動により回転することで、テープ駆動ローラ46を回転させる。テープ駆動ローラ46は、可動搬送ローラ14との間で印刷テープ91を挟んで搬送する。このとき、インクリボン61および印刷テープ91の幅方向は、上下方向を向く。サーマルヘッド23は、発熱体24が選択的に発熱することによりインクリボン61のインクを印刷テープ91に転写することで、キャラクタをライン単位で印刷する。
装着部7には、第一サーミスタ51、第二サーミスタ52、およびエンド検出センサ53が設けられる。第一サーミスタ51は、装着部7のうち搬送経路Lに対してサーマルヘッド23側に設けられる。第一サーミスタ51は、サーマルヘッド23を含む周囲の空間に設けられる。本実施形態では、第一サーミスタ51は、基板22において、サーマルヘッド23の前側に設けられる。第一サーミスタ51は、装着状態で、ヘッド挿入口32内に配置される。第一サーミスタ51は、温度を検出可能な温度センサである。詳細には、第一サーミスタ51は、基板22およびヒートシンク25の温度を検出する。本実施形態では、基板22の温度とヒートシンク25の温度とは同等であるとして取り扱う。
第二サーミスタ52は、装着状態において装着部7の底面のうち貫通孔35Bに対応する位置に設けられる。第二サーミスタ52は、装着状態において、貫通孔35Bからカセットケース31内部に進入する。第二サーミスタ52は、温度を検出可能な温度センサである。詳細には、第二サーミスタ52は、カセットケース31内部の雰囲気温度を検出する。
エンド検出センサ53は、周知の透過型フォトセンサであり、発光部53Aと受光部53Bとを有する。発光部53Aは、装着状態において装着部7の底面のうち貫通孔35Aに対応する位置に設けられる。発光部53Aは、装着状態において、貫通孔35Aからカセットケース31内部に進入する。受光部53Bは、装着状態において装着部7の底面のうち貫通孔35Bに対応する位置に設けられる。受光部53Bは、装着状態において、貫通孔35Bからカセットケース31内部に進入する。発光部53Aと受光部53Bとは、装着状態において、テープを間にして前後方向に対向する。
エンド検出センサ53は、テープカセット30内のテープに予め印刷された黒色のエンドマーク(図示略)を検出する。エンドマークは、例えばテープの終端から所定長さの位置に印刷される。エンド検出センサ53は、発光部53Aから受光部53Bに向けて光を照射する。発光部53Aから発光された光は、テープを透過して受光部53Bに到達する。エンド検出センサ53は、テープを透過した光を受光部53Bによって受光する。発光部53Aから発光された光は、エンドマークを透過しない。エンド検出センサ53は、受光部53Bが受光した光の強度に基づいてエンドマークを検出する。これにより、エンド検出センサ53は、装着中のテープカセット30のテープエンド(すなわち、テープの残量が「0」になったこと)を検出する。
図4を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。印刷装置1は、CPU81を備える。印刷装置1を統括制御する。CPU81は、ROM82、CGROM83、RAM84、フラッシュメモリ85、入力部5、駆動回路86、87、第一サーミスタ51、第二サーミスタ52、およびエンド検出センサ53と接続する。
ROM82は、CPU81が各種プログラムを実行するときに必要な各種パラメータを記憶する。ROM82には、例えばテスト印刷をするための印刷データ(以下、「テスト印刷データ」という。)、後述の設計パラメータが記憶される。本実施形態では、後述の媒体パラメータを特定するため、通常の印刷が行われる前にテスト印刷が行われる。テスト印刷データは、媒体パラメータを特定可能な印刷を行うため、例えば予め定められた複数のパターンの印刷データを含む。CGROM83は、キャラクタを印刷するための印刷用ドットパターンデータを記憶する。RAM84は、テキストメモリ、印刷バッファ等、複数の記憶領域を備える。フラッシュメモリ85は、CPU81が印刷装置1を制御するために実行する各種プログラムを記憶する。フラッシュメモリ85には、例えば外部端末から取得された印刷データが記憶される。駆動回路86は、サーマルヘッド23を駆動するための電子回路である。駆動回路87は、搬送モータ88を駆動するための電子回路である。
本実施形態では、CPU81は、印刷データに基づいて、複数の発熱体24に対して選択的にエネルギーを印加する。CPU81は、複数の発熱体24に印加するエネルギー(以下、「印加エネルギー」という。)の量を補正する。これにより、印刷装置1は例えば印刷不良を抑制している。印加エネルギーの量を補正する場合、複数の発熱体24の温度の情報および発熱体24が熱を直接与えるインクリボン61の温度の情報が必要となる。本実施形態の印刷装置1は、以下説明するように、印加エネルギーの補正に必要な情報を取得する。
n個(nは自然数)の要素を含む系で成立する状態方程式を説明する。以下の説明で使用する凡例を説明する。tは、変数であり、時間を示す。T(t)は、n個の実数からなるベクトルであり、tの関数である。T(t)は、k番目(k=1,2,3・・・n)の要素の温度を示す。T(0)は、温度の初期値を示す。Aは、n行n列の実数からなる行列であり、各要素の熱の流れの関係性を示す。詳細には、Aは、各要素の熱容量、熱伝達係数等で表現され、各要素への熱の蓄積量、熱の移動経路、および熱の移動量を示す。Bは、n行m列の実数からなる行列であり、式を補正する。u(t)は、m個の実数からなるベクトルであり、tの関数である。u(t)は、系内に入力するエネルギーの量を示す。TairZは、系外の雰囲気の温度を示し、一定とする。
u(t)のエネルギーが系内に入力されると、各要素の間、および各要素と系外の雰囲気との間で熱の移動が生じる。この場合、現代制御理論に基づいて連立微分方程式で表現される式(1)が成立する。
Figure 2018167491
式(1)を解くことで、式(2)が得られる。
Figure 2018167491
式(2)において、Aが既知数であると仮定する。すなわち、eAtおよび右辺の第二項が既知数であると仮定する。この場合、未知数は各要素の初期温度(T(0))およびtの時の温度(T(t))の2n個ある。式(2)は、n個の方程式からなる連立方程式なので、2n個の未知のパラメータのうち、n個の未知のパラメータが特定されれば、全ての未知のパラメータが定まる。
例えば1個の温度センサが特定の1個の要素に配置されると、1個の要素の初期温度とtのときの温度の2つの未知のパラメータが特定される。よって、互いに異なる要素(位置)に2個の温度センサが配置されると、4つの未知のパラメータが特定される。この場合、残り(n−4)つの未知のパラメータが特定されれば、全ての未知のパラメータが定まる。
式(2)を本実施形態のヘッド挿入口32およびテープカセット30を含む系に適用する。本実施形態のヘッド挿入口32およびテープカセット30を含む系は、例えば5個の要素を含む(すなわち、n=5)。具体的には、5個の要素は、サーマルヘッド23、ヒートシンク25、ヘッド挿入口32の雰囲気、カセットケース31内部の雰囲気、およびインクリボン61である。この系では、印加エネルギーが発熱体24に印加されると、発熱体24の熱の一部は、ヒートシンク25およびインクリボン61に流れる。インクリボン61に流れた熱は系外に流れる。ヒートシンク25に流れた熱の一部は、系外およびヘッド挿入口32に流れる。ヘッド挿入口32に流れた熱の一部は、ヘッド挿入壁部33を介してカセットケース31内部に流れる。以下の説明で使用する式では、サーマルヘッド23をh、ヒートシンク25をhs、ヘッド挿入口32の雰囲気をairA、カセットケース31内部の雰囲気をairB、インクリボン61(メディア)をmで表現する。例えば、T(0)は、サーマルヘッド23の初期温度を示す。TairZは、系外の雰囲気(外気)の温度を示し、例えばカセットケース31内部の雰囲気の初期温度と等しい。u(τ)は、t=τの時の印加エネルギーを示す。この場合、式(2)に基づいて式(3)が成立する。
Figure 2018167491
式(3)において、Aには、設計パラメータと媒体パラメータとが含まれる。設計パラメータは、印刷装置1の設計事項により予め定まる既知数である。設計パラメータは、例えば、サーマルヘッド23、ヒートシンク25、ヘッド挿入口32の雰囲気、カセットケース31内部の雰囲気のそれぞれの熱容量、およびそれぞれの間に熱の移動がある場合のそれぞれの間の熱伝達係数である。設計パラメータとしての熱伝達係数は、サーマルヘッド23とヒートシンク25との間の熱伝達係数、ヒートシンク25と第一空間41の雰囲気との間の熱伝達係数、ヒートシンク25と系外の雰囲気との間の熱伝達係数、およびヘッド挿入壁部33によって区切られるヘッド挿入口32の雰囲気とカセットケース31内部の雰囲気との間の熱伝達係数である。
媒体パラメータは、インクリボン61の種類(インクリボン61の材質、幅、厚み等)に依存する未知数である。媒体パラメータは、例えば、インクリボン61の熱容量およびインクリボン61とサーマルヘッド23との間の熱伝達係数である。本実施形態では、媒体パラメータは、テスト印刷により特定される。これにより、式(3)において、Aが特定されるので、eAtおよび右辺の第二項は、それぞれ、tで表現できる既知数となる。よって、テスト印刷により、式(3)では、未知のパラメータが各要素の初期温度とtの時の温度のみとなる。従って、式(3)が5個の方程式からなる連立方程式なので、未知のパラメータが5つ以下であれば、印刷装置1は、全てのパラメータ(全ての要素の初期温度およびtの時の温度)を算出できる。
本実施形態では、印刷装置1は、印加エネルギーの補正のために用いる温度センサとして、第一サーミスタ51および第二サーミスタ52の2個のみを備える。印刷装置1は、先述したように、第一サーミスタ51および第二サーミスタ52を特定の位置に配置することで、2個の要素の温度(初期温度とtの時の温度)を特定できることに加えて、インクリボン61の初期温度を近似的に特定できる。具体的には、第一サーミスタ51によって検出された温度(以下、「第一温度」という。)により、Ths(t)およびThs(0)が特定される。第二サーミスタ52によって検出された温度(以下、「第二温度」という。)により、TairB(t)およびTairB(0)が特定されることに加え、T(0)が近似的に特定される。先述したように、TairZは、TairB(0)と等しい。これにより、式(3)において、未知のパラメータは、T(t)、T(0)、TairA(t)、TairA(0)、およびT(t)の5つとなる。以下、この5つの未知のパラメータを総称して「特定パラメータ」という。特定パラメータは、インクリボン61の種類に依存しない未知数のうち、第一温度のみに基づいて特定できず、かつ第二温度のみに基づいて特定できない変数である。特定パラメータが5つであり、式(3)が5つの方程式からなる連立方程式なので、印刷装置1は、2個のサーミスタ(第一サーミスタ51および第二サーミスタ52)によって検出された温度を用いて、式(3)に基づいて、全てのパラメータを算出できる。従って、印刷装置1は、サーミスタの個数の増加を抑制しつつ、算出したパラメータに基づいて、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
図5を参照し、メイン処理を説明する。ユーザは、入力部5の電源スイッチを操作して、印刷装置1を起動する。印刷装置1が起動した場合、CPU81は、ROM82に記憶されたプログラムを実行することで、メイン処理を開始する。
本実施形態では、先述したように、通常の印刷の前にテスト印刷が行われる。ユーザは、入力部5を操作して、テスト印刷指示をCPU81に入力する。CPU81は、ユーザによって入力されたテスト印刷指示を取得する(S11)。CPU81は、ROM82からテスト印刷データを読み出し、テスト印刷データに基づいて、テスト印刷を実行する(S12)。CPU81は、第一サーミスタ51から第一温度を取得する(S13)。CPU81は、第二サーミスタ52から第二温度を取得する(S14)。CPU81は、S13およびS14で取得された第一温度および第二温度に基づいて、媒体パラメータを近似的に特定する(S15)。これにより、式(3)のAが特定される。S15で近似的に特定された媒体パラメータの値はRAM84に記憶される。CPU81はS12〜S14を複数回繰り返すことで、媒体パラメータの値の特定精度を高めてもよい。
テスト印刷が終了すると、ユーザは、入力部5を操作して、通常印刷指示をCPU81に入力する。CPU81は、ユーザによって入力された通常印刷指示を取得する(S21)。通常印刷指示は、印刷データを含む。CPU81は、RAM84のタイマカウンタにより、時間の計測を開始する(S22)。CPU81は、RAM84のタイマカウンタを参照し、現在の時刻を取得する(S23)。現在の時刻は、式(3)のtを示し、初期状態で0(すなわち、t=0)である。S23で取得された現在の時刻は、RAM84に記憶される。
CPU81は、第一サーミスタ51から第一温度を取得する(S24)。CPU81は、第二サーミスタ52から第二温度を取得する(S25)。S24およびS25で取得された各温度は、RAM84に記憶される。CPU81は、予めROM82に記憶されている設計パラメータ、S15でRAM84に記憶された媒体パラメータ、S23でRAM84に記憶した現在の時刻(t)、およびS24、S25でRAM84に記憶された第一温度および第二温度を用いて、式(3)に基づいて、特定パラメータを算出する(S26)。S26で算出された特定パラメータの値はRAM84に記憶される。
CPU81は、公知の方法により、S26で算出されたTとTとに基づいて、印加エネルギーの量を補正する(S27)。S27で補正された印加エネルギーの量はRAM84に記憶される。CPU81は、S27で補正された印加エネルギーの量に基づいて、所定数の印刷ラインを印刷する(S28)。詳細には、搬送モータ88が制御されて、所定数の印刷ライン分、印刷テープ91およびインクリボン61が搬送される。所定数の印刷ライン分、印刷テープ91およびインクリボン61の搬送に同期して、S27で補正された量の印加エネルギーが、印刷ライン毎に複数の発熱体24に印加される。このとき、CPU81は、印刷データに基づいて、補正された量の印加エネルギーを複数の発熱体24に対して選択的に印加して発熱させる。発熱した発熱体24を用いて、インクリボン61のインクを印刷テープ91に転写して印刷が行われる。よって、印刷装置1は、印加エネルギーに起因する印刷不良を抑制できる。
CPU81は、印刷を終了するかを判断する(S29)。印刷データにまだ印刷されていない印刷ラインのデータが残っている場合、CPU81は、印刷を終了しないと判断する(S29:NO)。CPU81は処理をS23に戻す。すなわち、所定数の印刷ラインの印刷毎に印加エネルギーの量の補正(S27)が行われる。従って、所定数が少ない程、印加エネルギーの量の補正精度が向上する。所定数が多い程、CPU81の制御負担が軽減される。印刷データにまだ印刷されていない印刷ラインのデータが残っていない場合、CPU81は、印刷を終了すると判断する(S29:YES)。CPU81はメイン処理を終了する。
以上説明したように、第一温度と第二温度とに基づいて、印加エネルギーの量が補正される(S27)。サーマルヘッド23の温度と、印刷時に発熱体24が熱を与えるインクリボン61の温度とが特定されると、印加エネルギーの量を精度良く補正できることが知られている。装着状態で第一サーミスタ51がヘッド挿入口32内に配置されるので、第一サーミスタ51が受けるサーマルヘッド23からの熱の影響は大きくなる。よって、第一温度の温度変化とサーマルヘッド23の温度変化との乖離が小さくなる。装着状態において、第二サーミスタ52がカセットケース31の内部に配置されるので、第二サーミスタ52が受けるサーマルヘッド23からの熱の影響は小さくなる。よって、第二温度の温度変化とインクリボン61の温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置1は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。補正された印加エネルギーの量に基づいて印刷される(S28)。よって、印刷装置1は、印加エネルギーに起因する印刷不良を抑制できる。
第一サーミスタ51は、基板22に設けられているので、基板22の温度を精度良く検出できる。サーマルヘッド23は基板22に配置されているので、第一温度の温度変化とサーマルヘッド23の温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置1は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
第二サーミスタ52が装着部7に設けられているので、テープカセット30の1つ1つに第二サーミスタ52を設ける必要がない。従って、印刷装置1はテープカセット30の製造コストを抑制できる。
受光部53Bと第二サーミスタ52とは1つの貫通孔35Bからカセットケース31の内部に進入する。従って、エンド検出センサ53と第二サーミスタ52とを備える場合でも、カセットケース31に別個の貫通孔を設ける必要がないので、印刷装置1は、埃等の異物がカセットケース31内に進入することを抑制できる。
ヘッド挿入壁部33が不透明な樹脂なので、サーマルヘッド23からの輻射熱がカセットケース31の内部に伝わることが抑制される。よって、第二サーミスタ52が受けるサーマルヘッド23からの熱の影響は小さくなるので、第二温度の温度変化とインクリボン61の温度変化との乖離が小さくなる。従って、印刷装置1は、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。
例えば印刷が行われると、リボンスプール42に巻回されたインクリボン61の量が減少し、第一テープスプール40に巻回された印刷テープ91の量が減少する。これにより、カセットケース31内部のうち空気が占める割合と未使用のインクリボン61が占める割合との比率が変化する。この場合においても印刷装置1は、所定数の印刷ラインの印刷毎にS23〜S27を実行するので、上記効果を奏することができる。
本実施形態において、テープカセット30が本発明の「カセット」に相当する。インクリボン61が本発明の「印刷媒体」に相当する。印刷装置1の上下方向が本発明の「配列方向」に相当する。搬送経路Lが本発明の「搬送経路」に相当する。リボン巻取軸74が本発明の「搬送手段」に相当する。第一サーミスタ51が本発明の「第一温度センサ」に相当する。第二サーミスタ52が本発明の「第二温度センサ」に相当する。図5のS27の処理を実行するCPU81が本発明の「補正手段」に相当する。図5のS28の処理を実行するCPU81が本発明の「印刷制御手段」に相当する。ヒートシンク25が本発明の「放熱部」に相当する。上壁部31Cが本発明の「対向壁部」に相当する。貫通孔35Bが本発明の「貫通孔」に相当する。受光部53Bが本発明の「検出手段」に相当する。
本発明は上記実施形態から種々変更できる。例えば、上記実施形態では、レセプタタイプのテープカセットで説明したが、本発明は、他のタイプ(サーマルタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等)のテープカセットを用いた場合にも適用できる。この場合、カセットケース31に収容される印刷媒体の種類が異なる点のみ、上記実施形態と異なる。図6は、サーマルタイプのテープカセット30を例示する。図6に示すように、サーマルタイプのテープカセット30では、支持孔65は、第一のテープとして感熱紙テープ71が巻回された第一テープスプール40を支持する。第二のテープは使用されないので、支持孔66は第二テープスプールを支持しない。インクリボン61も使用されないので、支持孔67、68は、それぞれ、リボンスプール42およびリボン巻取スプール44を支持しない。この場合、感熱紙テープ71が本発明の「印刷媒体」に相当する。テープ駆動軸75が本発明の「搬送手段」に相当する。感熱紙テープ71の搬送経路Lは、感熱紙テープ71が第一テープスプール40から繰り出される点から複数の屈曲部、開口部38、プラテンローラ15とサーマルヘッド23との間、案内部39、可動搬送ローラ14とテープ駆動ローラ46との間を通り、排出口26へと延びる。
サーマルタイプのテープカセット30の場合においても、上記実施形態と同様に、式(2)を装着部7およびサーマルタイプのテープカセット30を含む系に適用できる。装着部7およびサーマルタイプのテープカセット30を含む系は、例えば5個の要素を含む(すなわち、n=5)。具体的には、5個の要素は、サーマルヘッド23、ヒートシンク25、ヘッド挿入口32の雰囲気、カセットケース31内部の雰囲気、および感熱紙テープ71である。この系では、印加エネルギーが発熱体24に印加されると、発熱体24の熱の一部は、ヒートシンク25および感熱紙テープ71に流れる。感熱紙テープ71に流れた熱は系外に流れる。ヒートシンク25に流れた熱の一部は、系外およびヘッド挿入口32に流れる。ヘッド挿入口32に流れた熱の一部は、カセットケース31内部に流れる。この場合、式(2)に基づいて式(3)が成立する。従って、サーマルタイプのテープカセット30を用いた場合でも、印刷装置1はレセプタタイプのテープカセット30を用いた上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
ラミネートタイプのテープカセット(図示略)では、支持孔65は、第一のテープとして両面粘着テープが巻回された第一テープスプール40を支持する。支持孔66は第二のテープとしてフィルムテープが巻回された第二テープスプールを支持する。インクリボン61は使用されるので、支持孔67、68は、それぞれ、リボンスプール42およびリボン巻取スプール44を支持する。この場合、インクリボン61が本発明の「印刷媒体」に相当する。ラミネートタイプのテープカセットを用いた場合でも、上記実施形態と同様に、式(2)を装着部7およびサーマルタイプのテープカセット30を含む系に適用できるので、印刷装置1は上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記実施形態では、n個の要素として、サーマルヘッド23、ヒートシンク25、ヘッド挿入口32の雰囲気、カセットケース31内部の雰囲気、およびインクリボン61の5個の要素を考慮して、式(2)を適用した。要素の個数は、5個に限定せず、6個以上でもよい。例えば、上記実施形態の5個の要素に1個の要素を追加した場合、式(2)に基づいて、式(4)が成立する。なお、追加した要素をadd1で表現する。
Figure 2018167491
式(4)において、第一温度により、Ths(t)およびThs(0)が特定される。第二温度により、TairB(t)およびTairB(0)が特定されることに加え、T(0)が近似的に特定される。すなわち、5つのパラメータが特定されるので、未知のパラメータは7つである。よって、式(4)が6つの方程式からなる連立方程式なので、未知のパラメータを後1つ特定できれば、印刷装置1は、全てのパラメータを算出できる。従って、Ths(t)、Ths(0)、TairB(t)、TairB(0)、T(0)に加え、第一温度または第二温度によりTadd1(t)およびTadd1(0)の少なくとも一方を近似的に特定できる位置に、第一サーミスタ51または第二サーミスタ52が設けられれば、印刷装置1は、全てのパラメータを算出できる。
例えば、カセットケース31の上下方向の長さが装着部7の上下方向の長さよりも小さい場合がある。この場合、例えばカセットケース31の上壁部31Cと装着部7の底面との間に、空間(以下、「上側空間」という。)が形成される。発熱体24の熱の一部は、上側空間に流れ、上壁部31Cを介してカセットケース31内部に流れる。この構成では、上側空間の雰囲気を要素として追加することが考えられる。この場合、印刷装置1は、第二温度により、上側空間の初期温度を近似的に特定してもよい。これにより、未知のパラメータが6つになり、式(4)が6つの方程式からなる連立方程式なので、印刷装置1は、2個のサーミスタ(第一サーミスタ51および第二サーミスタ52)によって検出された温度を用いて、式(4)に基づいて、全てのパラメータを算出できる。従って、印刷装置1は、サーミスタの個数の増加を抑制しつつ、算出したパラメータに基づいて、印加エネルギーの量を精度良く補正し得る。サーミスタの個数は2つに限定せず、印刷装置1は、例えば追加された要素(上側空間)に第三サーミスタを設けてもよい。
上記実施形態では、CPU81は、テスト印刷により、第一温度および第二温度に基づいて媒体パラメータを特定するが、媒体パラメータの特定方法は、これに限定されない。例えば、インクリボン61の種類と媒体パラメータとを対応付けたテーブルがROM82に記憶されていてもよい。この場合、CPU81は、少なくともS25の処理の前にインクリボン61の種類を取得してもよい。CPU81は、例えばユーザが入力部5を操作して入力したインクリボン61の種類を取得してもよい。テープカセット30は、インクリボン61の種類を識別可能な識別部(ICタグ等)を備えてもよい。印刷装置1は読取部を備えてもよい。CPU81は、装着状態において、読取部を介してテープカセット30の識別部を読み取ることで、インクリボン61の種類を取得してもよい。CPU81は、取得したインクリボン61の種類に対応する媒体パラメータをテーブルから取得してもよい。この場合、印刷装置1は、S11〜S15の処理を省略でき、テスト印刷の手間を省くことができる。
第一サーミスタ51が設けられる位置は、上記実施形態に限定されない。第一サーミスタ51は、例えばヒートシンク25に設けられてもよいし、サーマルヘッド23に設けられてもよい。装着状態においてヘッド挿入口32内に配置される範囲内において、装着部7のうちヒートシンク25の周囲に設けられてもよい。第一サーミスタ51が設けられる位置がサーマルヘッド23に近い程、CPU81は、S26でサーマルヘッド23の温度を精度良く算出できる。
第二サーミスタ52が設けられる位置は、上記実施形態に限定されない。第二サーミスタ52は、例えば装着状態において、装着部7の底面のうち貫通孔35Aに対応する位置に設けられてもよい。カセットケース31は、貫通孔35A、35Bと異なる貫通孔(以下、「特定貫通孔」という。)を上壁部31Cに備えてもよい。第二サーミスタ52は、装着状態において、装着部7の底面のうち特定貫通孔に対応する位置に設けられてもよい。このとき、第二サーミスタ52は、装着状態において、特定貫通孔からカセットケース31内部に進入する。この場合、第二サーミスタ52の配置位置は、例えばエンド検出センサ53の配置位置に制限されないので、第二サーミスタ52の配置位置の自由度が高くなる。
図7に示すように、第二サーミスタ52は、カセットケース31内部に予め設けられてもよい。第二サーミスタ52は、カセットケース31内部において、インクリボン61、印刷テープ91等の搬送を阻害しない位置(すなわち、テープの搬送経路Lを遮らない位置)に配置されることが好ましい。この場合、装着部7には接続部54が設けられてもよい。接続部54は、例えば装着状態において装着部7の底面のうち貫通孔35Bに対応する位置に設けられてもよい。第二サーミスタ52は、装着状態において、カセットケース31内部のうち接続部54に対応する位置(例えば、貫通孔35B近傍)に設けられてもよい。接続部54は、CPU81と接続する。接続部54は、第二サーミスタ52と接続可能であり、装着状態において、第二サーミスタ52と接続する。接続部54は、第二サーミスタ52と接続した場合に第二サーミスタ52に電源を供給する。CPU81は接続部54を介して第二サーミスタ52から温度を検出する。この場合、テープカセット30に予め第二サーミスタ52が設けられるので、印刷装置1は、例えばテープカセット30の装着時にカセットケース31が第二サーミスタ52に当たって第二サーミスタ52が損傷することを抑制できる。第二サーミスタ52が設けられる位置がサーマルヘッド23から遠く、かつインクリボン61に近い程、印刷装置1は、インクリボン61の温度を精度良く近似的に特定できる。
印刷装置1は、第一サーミスタ51および第二サーミスタ52の代わりに他の温度センサ(例えば熱電対)を採用してもよい。上記実施形態では、ヘッド挿入壁部33は、不透明な樹脂であるが、透明でもよいし、半透明でもよいし、樹脂でなくてもよい。エンド検出センサ53は、透過型フォトセンサに限定せず、反射型フォトセンサでもよいし、他のセンサでもよい。
上記実施形態において、設計パラメータおよび媒体パラメータの区分は、単なる一例である。印刷装置1は、例えば媒体パラメータの一部または全部を既知数として予めROM82に記憶してもよい。印刷装置1は、設計パラメータの一部または全部を未知数として取り扱い、例えばテスト印刷により設計パラメータを特定してもよい。印刷装置1は、例えばヘッド挿入壁部33によって区切られるヘッド挿入口32の雰囲気とカセットケース31内部の雰囲気との間の熱伝達係数を、ヘッド挿入壁部33の種類(ヘッド挿入壁部33の材質、幅、厚み等)に依存する未知数として、テスト印刷により特定してもよい。
なお、CPU81の代わりに、マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が、プロセッサとして用いられてもよい。メイン処理等は、複数のプロセッサによって分散処理されてもよい。ROM82およびフラッシュメモリ85は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。プログラムは、例えば、ネットワークに接続されたサーバからダウンロードされて(すなわち、伝送信号として送信され)、フラッシュメモリ85に記憶されてもよい。この場合、プログラムは、サーバに備えられたHDD等の非一時的な記憶媒体に保存されていればよい。
1 印刷装置
7 装着部
10 本体部
22 基板
23 サーマルヘッド
24 発熱体
25 ヒートシンク
30 テープカセット
31 カセットケース
32 ヘッド挿入口
33 ヘッド挿入壁部
51 第一サーミスタ
52 第二サーミスタ
53 エンド検出センサ
53A、53B 貫通孔
54 接続部
61 インクリボン
71 感熱紙テープ
74 リボン巻取軸
75 テープ駆動軸
81 CPU
82 ROM
84 RAM
85 フラッシュメモリ
91 印刷テープ

Claims (6)

  1. 箱状の本体部と、
    箱状のカセットケースと前記カセットケースの内部に収容される印刷媒体とを有するカセットと、
    前記本体部に設けられ、前記カセットが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に設けられた基板に配置され、所定の配列方向に沿って並んだ複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、
    前記配列方向と直交する搬送経路に沿って、前記装着部に装着された前記カセットの前記印刷媒体を搬送する搬送手段と、
    前記装着部のうち前記搬送経路に対して前記サーマルヘッド側に設けられ、温度を検出する第一温度センサと、
    前記カセットケースの内部および前記装着部のいずれか一方に設けられ、温度を検出する第二温度センサと、
    前記第一温度センサによって検出された温度である第一温度と、前記第二温度センサによって検出された温度である第二温度とに基づいて、前記複数の発熱体に印加するエネルギーである印加エネルギーの量を補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された量の前記印加エネルギーを前記複数の発熱体に対して選択的に印加して発熱させることで、前記印刷媒体と発熱した前記発熱体とを用いて印刷を行う印刷制御手段と
    を備え、
    前記カセットケースは、前記カセットが前記装着部に装着される方向に前記カセットケースを貫通し、前記カセットが前記装着部に装着された状態である装着状態において前記基板が挿入される空間であるヘッド挿入口を形成する壁部であるヘッド挿入壁部を備え、
    前記第一温度センサは、前記装着状態で前記ヘッド挿入口内に配置され、
    前記第二温度センサは、前記装着状態で前記カセットケースの内部に配置されることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記基板に設けられ、前記印刷制御手段による前記印加エネルギーの印加によって発熱した前記発熱体の熱を放出する放熱部を備え、
    前記第一温度センサは、前記基板または前記放熱部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記カセットケースは、前記装着状態で前記装着部に対向する対向壁部と、前記対向壁部に設けられた貫通孔とを有し、
    前記第二温度センサは、前記装着部のうち、前記装着状態において、前記貫通孔に対応する位置である特定位置に設けられ、前記貫通孔から前記カセットケースの内部に進入することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記装着部に設けられ、前記第二温度センサと接続可能であって、前記第二温度センサと接続した場合に、前記第二温度センサに電源を供給する接続部を備え、
    前記第二温度センサは、前記カセットのうち、前記装着状態において、前記接続部と対応する位置に設けられ、前記接続部に接続することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  5. 前記特定位置に設けられ、前記装着状態において、前記貫通孔から前記カセットケースの内部に進入し、前記印刷媒体に付されたエンドマークを検出可能な検出手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記ヘッド挿入壁部は、不透明な樹脂であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の印刷装置。
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