JP2018144702A - 車両用バックドア構造 - Google Patents

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翔太 平沢
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裕生 宮本
佑亮 河合
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佑亮 河合
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Abstract

【課題】重量増を抑制しつつ、バックドアの閉時の変形量を低減させる。【解決手段】インナパネル1は、ウインドガラスを支持する上辺部2と、インナパネル1の底部を構成している下辺部3と、上辺部2及び下辺部3を繋ぐ側辺部4,5と、上辺部2の車幅方向中間部と、下辺部3の車幅方向中間部とを繋ぐように、上下方向に延びている主部20,30とを備えている。主部20,30は、後方に突出している凸形状部25,35を有し、凸形状部25,35の後端部25a,35aは、側辺部4,5よりも後方に配置され、凸形状部25,35の後端部25a,35aは、アウタパネル50の内面に接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用バックドア構造に関する。
例えばハッチバック車両におけるバックドアは、車体後部の開口部を開閉するために、ドアヒンジを介して車体後部の上部若しくは側部に回動可能に取り付けられている。このようなバックドアは、インナパネル及びアウタパネル等によって構成されている。
アウタパネルには、ライセンスプレートを設置するためのプレート設置部等が設けられている。また、車種によっては、スペアタイヤが設置されているタイヤ設置部等が設けられている。
アウタパネルにライセンスプレート等を取り付けた場合には、プレート設置部は、アウタパネルの面剛性のみに依存しているので、剛性不足が生じる可能性がある。このため、バックドアを強閉したときに、アウタパネルの変形量が大きくなる可能性がある。この問題を解決するために、特許文献1に開示されているように、インナパネルとアウタパネルとの間に補強部材を配置している構造が知られている。
また、バックドアの例えばワイパ取付部等では、バックドア起因のこもり音が問題になることがある。この対策として、ワイパ取付部にダイナミックダンパ等を取り付けて、こもり音の周波数を低減させる手法が知られている。
特開平08−156598号公報
しかしながら、上記例のように、アウタパネルとインナパネルの間に、別体の補強部材を配置しているような構造では、バックドアの重量が増大してしまう。また、バックドアの材料コスト等も増大する。
また、こもり音を低減させるためにダイナミックダンパ等を取り付けると、例えば、ドアの亀裂が起こりやすくなる可能性があり、さらにバランサ反力による隙段差が悪化する可能性がある。このような問題を解決するために、例えば、ダイナミックダンパの取付け状態を補強するリンフォースメント等が必要となり、コスト増となる可能性もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バックドアの重量増を抑制しつつ、バックドアの閉時の変形量を低減させる車両用バックドア構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る車両用バックドア構造は、アウタパネルとインナパネルを有している車両用バックドア構造において、前記インナパネルは、ウインドガラスを支持し、車幅方向に延びている上辺部と、前記上辺部の下方で車幅方向に延在し、前記インナパネルの底部を構成している下辺部と、前記上辺部の車幅方向端部と前記下辺部の車幅方向端部とを繋ぐように車両上下方向に延びている側辺部と、前記上辺部の車幅方向中間部と前記下辺部の車幅方向中間部を繋ぐように、車両上下方向に延びている主部と、を備え、前記主部は、車両後方に突出している凸形状部を有し、該凸形状部の車両後端部は、前記側辺部よりも車両後方に配置されており、前記凸形状部の車両後端部は、前記アウタパネルの内面に接合されている。
本発明によれば、バックドアの重量増を抑制しつつ、バックドアの閉時の変形量を低減させることが可能となる。
本発明に係る車両用バックドア構造のバックドアを、インナパネル側(車両前方)から見た正面図である。 図1のバックドアをアウタパネル側(車両後方)から見た後面図である。 図1のインナパネルを車両前方から見た斜視図である。 図3のA−A断面を示す斜視図である。 図3のB−B断面を示す斜視図である。 図4のアウタパネル等を車両後方から見た斜視図である。 図1のC−C矢視断面を示す概略断面図である。
以下、本発明に係る車両用バックドア構造の実施形態について、図面(図1〜図7)を用いて説明する。
本実施形態に係る車両用バックドア構造におけるバックドアは、ハッチバック車両用のバックドアであって、車体後部の開口部を開閉するために、ドアヒンジを介して車体後部の上部若しくは側部に回動可能に取り付けられている。
バックドアは、アウタパネル50とインナパネル1等により構成されている。この例のアウタパネル50及びインナパネル1は、金属材料により形成されている。アウタパネル50の内面(車両前側の面)と、インナパネル1の外面(車両後側の面)は、対向して重ねられている状態で、接合されている。
アウタパネル50は、車両前後方向視で略長方形状であり、パネル上部には、ウインドガラスのための開口部50aが設けられ、該開口部50aの車両下方は、略四角形の板状である。当該板状の部分における外面には、ライセンスプレート(図示せず)が取り付けられるプレート設置部51が設けられている。詳細な図示は省略しているが、プレート設置部51は、当該外面のうち、車両前方に凹む凹形状の底となる、車幅方向中央の平坦な面上に設けられている。
車両後方視で略長方形状で、インナパネル1のパネル上部には、ウインドガラスが取り付けられる開口部1aが設けられている。インナパネル1の開口部1aと、アウタパネル50の開口部50aは、連通するように車両前後方向に重なるように設けられている。開口部1aの車両下方は、略四角形の板状である。
略四角形の板状には、上辺部2、下辺部3、右側辺部(側辺部)4及び左側辺部(側辺部)5が設けられている。これらの上辺部2、下辺部3、右側辺部4及び左側辺部5によって、枠形状を形成している。当該枠形状は、インナパネル1の端縁よりも、車両前方に若干突出している。なお、本実施形態の説明における「左右」は、バックドアを車体に組み付けて閉じた状態で、車両前方を見たときの「左右」に対応している。よって、車両後方視の図1では、図1における右側が、本実施形態の左側に対応し、図1における左側が、本実施形態の右側に対応している。
上辺部2は、開口部1aの下部に対応する部分であり、車幅方向に延びている。この上辺部2は、ウインドガラスを支持するベルトラインを構成する部分である。下辺部3は、上辺部2の下方に配置され、車幅方向に延びている部分で、インナパネル1の底部を構成している。
右側辺部4は、上辺部2の右側(図1における左側)の車幅方向端部と下辺部3の右側の車幅方向端部とを繋ぐように車両上下方向に延びている部分であり、バックドアの右側部(図1における左側部)を構成している。右側辺部4は、バックドアの右側端より、若干車幅方向内側に配置され、右側端よりも、車両前方に突出している。左側辺部5は、上辺部2の左側の車幅方向端部と下辺部3の左側の車幅方向端部とを繋ぐように車両上下方向に延びている部分であり、右側辺部4と同様に、バックドアの左側部を構成している。
インナパネル1の開口部1aの下方には、図1に示すように、5つの貫通孔11〜15が設けられている。これらの貫通孔11〜15は、上辺部2等により構成される枠形状内に配置されている。詳細には、インナパネル1の面内における車幅方向中央に配置されている中央貫通孔11と、中央貫通孔11の右側(図1における左側)に配置された右上貫通孔12及び右下貫通孔13と、中央貫通孔11の左側(図1における右側)に配置された左上貫通孔14及び左下貫通孔15と、が設けられている。
これらの貫通孔11〜15は、例えば軽量化を図る抜き孔として、またはライセンスランプやバックドアハンドルの設置及びメンテナンス時に使用する作業孔として設けられている。
中央貫通孔11の形状は、図1に示すように、インナパネル1を車両前方から見ている状態で、略台形となるように形成されている。中央貫通孔11の台形の上辺(上底)11a及び下辺(下底)11bは、車幅方向にほぼ水平に延びており、上辺11aは下辺11bよりも長い。また、台形の左側辺11d及び右側辺11cのそれぞれは、下方に向かうに従い、車幅方向中央に向かうように傾斜している。当該台形は、車幅方向中心に垂直な線(図示せず)に対してほぼ線対称となるように形成されている。
右上貫通孔12及び右下貫通孔13は、上記したように、中央貫通孔11の右側に配置されており、互いに車両上下方向に間隔を空けて配置されている。右上貫通孔12は、車幅方向に延びる略四角形状で、下辺12bは車幅方向外側に向かうに従い車両上方に傾斜している。また、右上貫通孔12の左側辺12dは、中央貫通孔11の右側辺11cに略平行に延びている。右下貫通孔13は、車幅方向内側に向かうに従い下方に延びている長穴である。
左上貫通孔14及び左下貫通孔15は、中央貫通孔11の左側に配置されており、互いに車両上下方向に間隔を空けて配置されている。左上貫通孔14は、右上貫通孔12と同様に、車幅方向に延びる略四角形状で、下辺14bは車幅方向外側に向かうに従い車両上方に傾斜している。また、左上貫通孔14の右側辺14cは、中央貫通孔11の左側辺11dに略平行に延びている。
左下貫通孔15は、車幅方向内側に向かうに従い下方に延びている長穴である。右下貫通孔13と左下貫通孔15は、車幅方向中心に対してほぼ線対称である。同様に、右上貫通孔12と左上貫通孔14についても、車幅方向中心に対してほぼ線対称である。
インナパネル1は、上辺部2の車幅方向中間部と、下辺部3の車幅方向中間部とを繋ぐように、車両上下方向に延びている主部20,30を備えている。この例の主部20,30は、中央貫通孔11の車幅方向の両側に配置されている。すなわち、インナパネル1は、右側主部20と左側主部30を有している。
先ず、右側主部20について説明する。右側主部20は、中央貫通孔11の右側(図1における左側)の縁部に沿って延びている。この例では、右側主部20は、中央貫通孔11と右上貫通孔12の車幅方向間、及び、中央貫通孔11と右下貫通孔13の車幅方向間に配置され、上辺部2から車両下方に向かうに従い、車幅方向中央に傾斜するように延び、下辺部3に接続されている。
図3に示すように、右側主部20は、中央貫通孔11の右側の縁部に繋がる内壁21を有している。当該内壁21は、右側主部20の車両前面の左端から、中央貫通孔11の右側辺11cに向かって延びている。内壁21は、車両前面に対して略垂直な面になっている。
また、図1に示すように、右側主部20は、右上貫通孔12及び右下貫通孔13のそれぞれの左側の縁部に繋がる外壁22,23を有している。右上貫通孔12の縁部に繋がる上側の外壁22は、車両前面の右端から、右上貫通孔12の左側辺12dに向かって延びている。上側の外壁22は、当該右端から、右上貫通孔12の左側辺12dに向かうに従い、車両後方に傾斜している。右下貫通孔13の縁部に繋がる下側の外壁23は、上側の外壁22と同様に構成されている。
右側主部20は、図3及び図4に示すように、車両後方に突出している右側凸形状部25を有しており、右側凸形状部25の頂上部25aを含む車両後部は、右側辺部4よりも車両後方に配置されている。当該頂上部25aの車両上下方向位置は、図1及び図3に示すように、右下貫通孔13の上辺13a付近に対応する位置に、設定されている。
右側凸形状部25は、右側主部20の上端から、頂上部25aに向かうに従い徐々に車両後方に傾斜し、頂上部25aから下端に向かうに従い徐々に車両前方に傾斜している。すなわち、右側凸形状部25の輪郭形状は、連続する滑らかな曲線であり、湾曲しながら車両後方に突出するように形成されている。この例においては、右側主部20の車両端部が全体として車両後方の突出するように弓状に湾曲している。
右側主部20の内壁21の車両前後方向長さは、右側凸形状部25の形状に対応するように設定されている。すなわち、内壁21の車両前後方向長さが最も大きくなる位置は、右側凸形状部25の頂上部25aとなる。また、右側主部20が全体として弓状に湾曲してもよく、この場合には、内壁21の車両前後方向長さは、車両上下方向に対してほぼ一定としてよい。右側主部20を、車両後方に湾曲させると、トリムボードとの間隙が大きくなり、ハーネス等の周辺部品のレイアウトの自由度が向上させることも可能である。
右側凸形状部25には、内壁21から車幅方向中央に向かって張り出している右側フランジ部26が設けられている。当該右側フランジ部26は、中央貫通孔11の縁部の一部分を構成している。右側フランジ部26は、図1に示すように、車両後方視で、略三角形状で、一辺が内壁21に沿って配置され、該一辺に対向する頂点が、内壁21よりも車幅方向内側(中央貫通孔11の孔中央側)に配置されている。
また、図3に示すように、右側フランジ部26は、右側凸形状部25の頂上部25aの車両上下に亘って設けられており、右側凸形状部25の形状に対応するように車両後方に突出している。当該右側フランジ部26は、アウタパネル50に接合されている。右側フランジ部26に設けられている接合部26aは、図1に示すように、内壁21の長手方向(車両上下方向)に間隔を空けて配置されている、2つの接合部26aで、アウタパネル50の内面にスポット溶接されている。
インナパネル1の右側主部20は、貫通孔11,12,13の縁部を構成している部分で、車幅方向幅が比較的太い部分であって、剛性が高い。このような高剛性の部分を、アウタパネル50に接合させることによって、バックドアの面中央に補強部材を介すことなく、アウタパネル50の剛性を高めることが可能となる。その結果、バックドアの閉時にアウタパネル50の変形を抑制することができる。
右側フランジ部26の接合部26aは、図2に示すように、アウタパネル50のプレート設置部51に対応する裏側の面(内面)に接合されている。なお、図2では、右側主部20、左側主部30、右側ビード部28及び左側ビード部38と、プレート設置部51との位置関係を模式的に示している。
プレート設置部51の裏側で接合されるため、スポット溶接される部分に対応するアウタパネル50の外面は、ライセンスプレートで覆われている。このため、スポット溶接されている部分は、外観に現れない。その結果、当該溶接により、車体の外観特性を損なうことなく、アウタパネル50の変形を抑制することが可能となる。
また、インナパネル1は、右側ビード部28を有している。右側ビード部28は、図1、図2及び図6に示すように、右側凸形状部25におけるアウタパネル50に接合されている接合部26aから、車幅方向に延びている。右側ビード部28は、右側主部20の右側部であって、接合部26aに対向している位置から、右側辺部4に向かって延び、車幅方向外側に向かうに従い車両上方に傾斜している。右側ビード部28の右側端部は、アウタパネル50の内面にスポット溶接されている。
また、右側ビード部28は、右上貫通孔12と右下貫通孔13との間に配置されている。右側ビード部28は、右上貫通孔12の下側縁部に繋がる上壁28aを有している。当該上壁28aは、右側ビード部28の車両前面の上端から、該上端の車両上方に位置する右上貫通孔12の下側縁部に向かって延びており、上壁28aは、図3に示すように、右側ビード部28の車両前面から車両上方に向かうに従い車両後方に傾斜している。
また、右側ビード部28は、右下貫通孔13の上側縁部に繋がる下壁28bを有している。当該下壁28bは、右側ビード部28の車両前面の下端から、該下端の車両下方に位置する右下貫通孔13の上側縁部に向かって延びており、下壁28bは、右側ビード部28の車両前面から車両下方に向かうに従い車両後方に傾斜している。
右側ビード部28は、プレート設置部51に対応する位置から車幅方向外側に延びている。そのため、ライセンスプレートの重量を、車幅方向外側にも分散させることが可能となる。その結果、アウタパネル50の変形を抑制できる。
次に、左側主部30について説明する。左側主部30は、右側主部20と同様に、中央貫通孔11の左側(図1における右側)の縁部に沿って延びている。この例では、左側主部30は、中央貫通孔11と左上貫通孔14の車幅方向間、及び、中央貫通孔11と左下貫通孔15の車幅方向間に配置され、上辺部2から車両下方に向かうに従い、車幅方向中央に傾斜するように延び、下辺部3に接続されている。
左側主部30は、右側主部20と同様に、内壁31、上側の外壁32及び下側の外壁33を有している。左側主部30における内壁31、上側の外壁32及び下側の外壁33は、右側主部20における内壁21、上側の外壁22及び下側の外壁23と、車幅方向中心に対してほぼ線対称となっている。
左側主部30における車両後部には、右側主部20と同様に、左側凸形状部35が一体的に設けられている。左側凸形状部35の頂上部35aは、インナパネル1の左側辺部5よりも車両後方に配置されている。当該頂上部35aは、図1及び図5に示すように、左下貫通孔15の上辺15a付近に対応する車両上下方向位置に、配置されている。
左側主部30の内壁31の車両前後方向長さは、左側凸形状部35の形状に対応するように設定されている。すなわち、内壁31の車両前後方向長さが最も大きくなる位置は、左側凸形状部35の頂上部35aとなる。
左側凸形状部35には、内壁31から車幅方向中央に向かって張り出している左側フランジ部36が設けられている。当該左側フランジ部36は、中央貫通孔11の縁部の一部分を構成している。
左側フランジ部36は、車両後方視で、内壁31に沿って車両上下方向に延びている略長方形状であり、アウタパネル50に接合されている。この例では、図1に示すように車両上下方向に間隔を空けて配置された接合部36aで、アウタパネル50の内面にスポット溶接されている。左側主部30は、右側主部20と同様に、貫通孔11,14,15の縁部となり、車幅方向幅が比較的太い部分であって、剛性が高い。当該左側主部30を、アウタパネル50の内面に接合させることによって、バックドアの面中央に補強部材を介すことなく、アウタパネル50の剛性を高めることが可能となる。
また、左側フランジ部36は、右側フランジ部26と同様に、アウタパネル50の内面において、プレート設置部51に対応する位置に溶接されるため、アウタパネル50の外観を損なうことなく、アウタパネル50の変形を抑制できる。
また、インナパネル1は、右側主部20と同様に構成されている左側ビード部38を有している。左側ビード部38は、左上貫通孔14と左下貫通孔15との間に配置され、左側主部30からインナパネル1の左側辺部5に向かって延びている。左側ビード部38は、左側主部30における左側フランジ部36に対応する位置から延びており、車幅方向外側に向かうに従い、車両上方に傾斜している。左側ビード部38の左側端部は、アウタパネル50の内面にスポット溶接されている。
左側ビード部38は、右側ビード部28と同様に、上壁38a及び下壁38bを有している。左側ビード部38は、右側ビード部28と、車幅方向中心に対してほぼ線対称になるように構成されており、右側ビード部28と同様に、ライセンスプレートの重量を、車幅方向に分散させることが可能となる。
また、インナパネル1の上辺部2の車幅方向中間部には、車両後方視で、車両下方に凹む凹形状部40が設けられている、該凹形状部40の下部は、アウタパネル50に補強板41を介して接合されている。
上辺部2の凹形状部40には、ワイパ装置(図示せず)を設置するためのワイパ固定用座面が設けられている。なお、ワイパ装置は、ウインドガラスを払拭するための装置であるが、説明は省略している。この例における凹形状部40の下部は、図7に示すように、アウタパネル50と車両前後方向に間隔を空けて配置されている。
本実施形態では、図7に示すように、凹形状部40の下部と、アウタパネル50の内面とを繋ぐ金属材料からなる補強板41が配置されている。補強板41は、水平に延びている中間板部41cと、その前後に車両上方に張り出しているフランジ41a、41bが設けられている。
前側のフランジ41a及び後側のフランジ41bは、凹形状部40の下部、及びアウタパネル50の内面にそれぞれ接合されている。前側のフランジ41aは、凹形状部40の下部に、ボルト43により、ボルト締結され、後側のフランジ41bは、アウタパネル50に溶接されている。
右側主部20における接合部26a及び左側主部30における接合部36aの他に、さらに、補強板41のボルト締結部を設けることにより、アウタパネル50の剛性がさらに向上する。その結果、ダイナミックダンパ等を設置することなく、より単純な構造で、こもり音を低減させることが可能となる。
以上の説明から分かるように、本実施形態によれば、バックドアの重量増を抑制しつつ、バックドアの閉時の変形量を低減させること可能となる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態では、右側ビード部28や左側ビード部38は、凸形状部25,35の接合部26a,36aに隣接する位置から延びているがこれに限らない。プレート設置部51に対応する位置であればよい。
1 インナパネル
1a 開口部
2 上辺部
3 下辺部
4 右側辺部(側辺部)
5 左側辺部(側辺部)
11 中央貫通孔
11a 上辺(上底)
11b 下辺(下底)
11c 右側辺
11d 左側辺
12 右上貫通孔
12b 下辺
12d 左側辺
13 右下貫通孔
13a 上辺
14 左上貫通孔
14b 下辺
14c 右側辺
15 左下貫通孔
15a 上辺
20 右側主部(主部)
21 内壁
22 上側の外壁
23 下側の外壁
25 右側凸形状部
25a 頂上部(車両最後部)
26 右側フランジ部
26a 接合部
28 右側ビード部
28a 上壁
28b 下壁
30 左側主部(主部)
31 内壁
32 上側の外壁
33 下側の外壁
35 左側凸形状部
35a 頂上部
36 左側フランジ部
36a 接合部
38 左側ビード部
38a 上壁
38b 下壁
40 凹形状部
41 補強板
41a 前側のフランジ
41b 後側のフランジ
41c 中間板部
50 アウタパネル
51 プレート設置部

Claims (4)

  1. アウタパネルとインナパネルを有している車両用バックドア構造において、
    前記インナパネルは、
    ウインドガラスを支持し、車幅方向に延びている上辺部と、
    前記上辺部の下方で車幅方向に延在し、前記インナパネルの底部を構成している下辺部と、
    前記上辺部の車幅方向端部と前記下辺部の車幅方向端部とを繋ぐように車両上下方向に延びている側辺部と、
    前記上辺部の車幅方向中間部と前記下辺部の車幅方向中間部を繋ぐように、車両上下方向に延びている主部と、を備え、
    前記主部は、車両後方に突出している凸形状部を有し、該凸形状部の車両後端部は、前記側辺部よりも車両後方に配置されており、
    前記凸形状部の車両後端部は、前記アウタパネルの内面に接合されていることを特徴とする、車両用バックドア構造。
  2. 前記アウタパネルの外面には、ライセンスプレートが取り付けられるプレート設置部が設けられ、
    前記プレート設置部に対応する前記内面に、前記凸形状部の前記車両後端部が接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用バックドア構造。
  3. 前記インナパネルには、前記アウタパネルに接合されている前記凸形状部の接合部分から、または、前記接合部分の周辺から、前記側辺部に向かって車幅方向に延びているビード部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用バックドア構造。
  4. 前記上辺部の車幅方向中間部には、前記ウインドガラスを払拭するワイパを取り付けるために、下方に凹んでいる凹形状部が設けられており、
    前記凹形状部の下部は、前記アウタパネルの前記内面に接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両用バックドア構造。
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