JP2018122998A - ジブ係留方法およびジブ係留装置 - Google Patents

ジブ係留方法およびジブ係留装置 Download PDF

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Abstract

【課題】見た目が安定した状態でジブの係留と解放とを行うことが可能なジブ係留方法およびジブ係留装置を提供する。【解決手段】折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する係留ステップと、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する解放ステップと、を有する。係留ステップは、タワー14を前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させる垂下ステップと、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる引き寄せステップと、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持する保持ステップと、を有し、解放ステップは、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持したまま、タワー14を前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、タワー14を傾斜した姿勢にした状態で、ジブ15の保持を解除する解除ステップと、ジブ15の保持を解除した後に、ジブ15をタワー14から離隔させる離隔ステップと、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、タワーの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法およびジブ係留装置に関する。
例えば、特許文献1には、クレーンにおいて折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置が開示されている。特許文献1では、タワー側に設けられたロック解除レバーの一端にロックピンが連結され、他端にロープが連結されている。作業者がロープを引っ張ると、ロック解除レバーが支点を中心に回動し、ロックピンがジブ側の係止軸を係止している状態が解除される。
特開2000−281281号公報
ここで、特許文献1において、ジブをタワーに係留する、あるいは係留状態のジブをタワーから解放する作業は、水平方向に対してタワーを略90度起立させた状態でしか実施できない構造となっている。ジブをタワーの腹面に抱いた姿勢は見た目が不安定であるため、工事現場周辺の住民からは、クレーンが転倒するのではないかといった不安の声が寄せられている。また、タワーが略90度起立した状態では、強風下において風荷重によりタワーが後方に転倒する恐れがある。
そこで、本発明は、見た目が安定した状態でジブの係留と解放とを行うことが可能なジブ係留方法およびジブ係留装置を提供することを目的とする。
本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップと、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する解放ステップと、を有し、前記係留ステップは、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持する保持ステップと、を有し、前記解放ステップは、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持したまま、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、前記ブームを傾斜した姿勢にした状態で、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除する解除ステップと、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除した後に、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させる離隔ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに、垂下した前記ジブを引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに引き寄せられている前記ジブを、前記ブームから離隔させる駆動機構を有することを特徴とする。
本発明によると、折り畳まれた状態のジブをブームに係留する際には、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、垂下したジブをブームに引き寄せる。そして、ブームにジブを引き寄せた状態を保持する。一方、ブームに係留されたジブをブームから解放する際には、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ブームにジブを引き寄せた状態の保持を解除する。そして、ブームに引き寄せられているジブをブームから離隔させる。このように、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブをブームに係留したり、ブームからジブを解放したりできるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でブームが後方に転倒する恐れもない。よって、見た目が安定した状態でジブの係留と解放とを行うことができる。
タワークレーンの側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大平面図である。 第1実施形態における図1の要部Aの拡大図である。 第1実施形態のタワークレーンの側面図である。 第1実施形態のタワークレーンの側面図である。 第1実施形態のタワークレーンの側面図である。 第2実施形態における図1の要部Aの拡大図である。 第2実施形態のタワークレーンの側面図である。 第2実施形態のタワークレーンの側面図である。 第2実施形態のタワークレーンの側面図である。 第3実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第3実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第3実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第4実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第4実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第4実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第4実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第5実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第5実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第5実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第5実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第6実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第6実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第6実施形態における図1の要部Bの拡大図である。 第6実施形態における図1の要部Bの拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
(タワークレーンの構成)
第1実施形態のジブ係留装置1は、タワークレーン10の側面図である図1に示すように、タワークレーン10に設けられている。タワークレーン10は、クローラ式の下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン10は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
上部旋回体12の前部には、運転室13が設けられるとともに、タワー(ブーム)14が上部旋回体12に対して起伏可能に連結されている。タワー14の先端部には、ジブ15がタワー14に対して起伏可能に連結されている。ジブ15の先端には、ジブポイントシーブ16が設けられている。このジブポイントシーブ16からは巻上ロープ17を介してフック18が吊り下げられている。図1では、ジブ15が斜め上前方に延びた作業状態と、ジブ15が折り畳まれてタワー14の前面部にロックされたロック状態とをともに記載している。
上部旋回体12の後部には、カウンタウエイト19及びガントリ20が取り付けられている。また、上部旋回体12の後部には、少なくとも3個のドラム、つまりフック用ドラム(図示せず)とジブ起伏用ドラム(図示せず)とブーム起伏用ドラム(図示せず)とが前から後ろに並んで搭載されている。
フック用ドラムは、巻上ロープ17を巻き取り又は繰り出してフック18の巻き上げ又は巻き下げを行うものである。
タワー14の下部背面側に取り付けたジブ起伏用下部スプレッダ21と、ジブガイライン22の一端に連結したジブ起伏用上部スプレッダ23との間には、ジブ起伏用ロープ24が掛け渡されている。また、タワー14の先端には、側方からの平面視で三角形状のストラット25が揺動可能に支持されている。ジブ起伏用ドラムには、ジブ起伏用ロープ24の一端が巻き付けられている。ジブガイライン22の他端は、ストラット25のリヤストラット部25aの先端に接続されている。ストラット25のフロントストラット部25bの先端とジブ15の先端とは、ジブガイライン26により連結されている。ジブ起伏用ドラムによりジブ起伏用ロープ24を巻き取り又は繰り出すと、ジブ15がタワー14との結合点を中心として起伏するようになっている。
ガントリ20の上端に取り付けたブーム起伏用下部スプレッダ27と、ブームガイライン28の一端に連結したブーム起伏用上部スプレッダ29との間には、ブーム起伏用ロープ30が掛け渡されている。ブーム起伏用ドラムには、ブーム起伏用ロープ30の一端が巻き付けられている。ブームガイライン28の他端は、タワー14の先端に接続されている。ブーム起伏用ドラムによりブーム起伏用ロープ30を巻き取り又は繰り出すと、タワー14がその支点であるブームフットピン31回りに起伏するようになっている。
タワー14の下部背面側には、バックストップ装置32が設けられている。バックストップ装置32のばね32aがタワー14を前方に付勢することで、タワー14が水平方向に対して略90度起立した状態であっても、タワー14が後方に転倒することがない。
(ジブ係留装置の構成)
ジブ係留装置1は、係止装置2と、被係止装置3と、解除ロープ(解除部材)4と、を有している。係止装置2は、タワー14の前面部に設けられている。被係止装置3は、ジブ15に設けられている。被係止装置3は、ジブ15を折り畳んだ際に係止装置2に対向する位置に設けられている。ジブ15が折り畳まれた状態で被係止装置3が係止装置2によって係止されることで、ジブ15をタワー14にロックすることができる。
(係止装置)
ジブ係留装置1の詳細について説明する。図2〜図4は、ジブ係留装置1の拡大側面図であり、図5は、ジブ係留装置1の拡大平面図である。係止装置2は、ロックピン41を有する。このロックピン41が、被係止装置3の係止軸51を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
タワー14に取り付けられたタワー側ブラケット42には、レバー支持ブラケット43が突設されており、このレバー支持ブラケット43に、ロック解除レバー44が支点ピン44aを介して回動可能に連結されている。ロック解除レバー44の前端部にはロックピン41が連結されており、ロック解除レバー44の後端部には解除ロープ4が連結されている。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材、ロッド等の棒状部材を用いてもよい。
タワー側ブラケット42に取り付けられたロックフレーム46には、ガイド筒46aが形成されるとともに、ガイド筒46aに相対する位置にロック穴46bが形成されている。ロックピン41はガイド筒46a内を上下に移動することによって、ロックピン41がロック穴46bに嵌合する係止位置と、ロックピン41がロック穴46bから外れた係止解除位置との間で移動可能となっている。
ロック解除レバー44は、ロックピン41を係止位置に移動させるロック位置(図2に示す位置)と、ロックピン41を係止解除位置に移動させるロック解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動可能(回動可能)である。ロック解除レバー44のうち支点ピン44aよりも前側(ジブ15側)の部分とタワー側ブラケット42との間には、ロックスプリング47が介装されている。ロック解除レバー44は、ロックスプリング47によってロック位置の方向に付勢されている。
ロックフレーム46内には、ピンブロック部材48が設けられている。ピンブロック部材48は、ロックフレーム46内を前後方向に移動可能であり、スプリング48aによって前方に付勢されている。図3、図4に示すように、ロックピン41が係止解除位置にあるときには、ピンブロック部材48がガイド筒46aの一部を閉塞する位置まで付勢される。これによって、ロックピン41がピンブロック部材48によってブロックされ、係止位置に移動できないようになっている。
(解除ロープ)
解除ロープ4は、ロック解除レバー44の後端部に連結されている。この解除ロープ4を引っ張ることにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44をロック解除位置に移動させることが可能である。即ち、係止装置2と被係止装置3との係合を解除することが可能である。また、解除ロープ4を引っ張るのを止めれば、ロックスプリング47による付勢力によって、ロック解除レバー44がロック位置に移動可能となる。
(被係止装置)
ジブ15に設けられた被係止装置3は、係止軸51を有しており、この係止軸51がロックピン41によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ15がタワー14にロックされる。ジブ15に取り付けられたジブ側ブラケット52には、左右一対の軸支持ブラケット53が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット53の先端にはベアリング53aが設けられており、左右一対のベアリング53aによりロックピン41と交差する係止軸51が支持されている。
上記のような構成において、図2に示すように、係止位置にあるロックピン41により、ロックピン41よりもタワー14側に位置する係止軸51が係止されることで、ジブ15がタワー14の前面部にロックされる。ジブ15がロック状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。
ジブ15のロックを解除する場合には、解除ロープ4を引っ張る。これにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44がロック解除位置に移動する。
その結果、図3に示すように、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。すると、係止軸51がスプリング48aの付勢力によってピンブロック部材48に押される。このとき、ジブ15をタワー14から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ15のロックが解除される。また、後述するように、タワー14が鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢である場合には、ジブ15が自重でタワー14から離隔することで、ジブ15のロックが解除される。このとき、ロックピン41はピンブロック部材48によってブロックされ、ロックピン41が係止位置に戻ることはない。ジブ15のロックが解除状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。
ジブ15をロックする場合には、図4に示す状態において、ジブ15をタワー14の前面に向かって折り畳む。すると、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、スプリング48aの付勢力に抗してピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。その結果、ピンブロック部材48によるロックピン41のブロックが解除され、図2に示すように、ロックスプリング47の付勢力によりロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
(駆動機構)
また、ジブ係留装置1は、図1の要部Aの拡大図である図6に示すように、駆動機構5を有している。駆動機構5は、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢のタワー14に、垂下したジブ15を引き寄せる。また、駆動機構5は、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢のタワー14に引き寄せられているジブ15を、タワー14から離隔させる。
本実施形態の駆動機構5は、上部旋回体12(クレーン本体)に設けられた繋止部61と、フック18と繋止部61とを連結する連結ロープ(連結部材)62と、を有している。繋止部61は、ブームフットピン31の近傍に設けられている。なお、繋止部61は、タワー14の基部であって、ブームフットピン31の近傍に設けられていてもよい。連結ロープ62は、繋止部61にシャックル63で連結される。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材を用いてもよい。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、フック18と繋止部61とを連結ロープ62で連結した状態で、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、巻上ロープ17を巻き取って連結ロープ62に所定の張力を作用させる。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、フック18と繋止部61とを連結ロープ62で連結した状態で、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、解除ロープ4により係止装置2と被係止装置3との係合を解除するとともに、巻上ロープ17を繰り出して連結ロープ62から張力を解放する。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置1の動作について、図7〜図9を参照しつつ説明する。図7〜図9は、タワークレーン10の側面図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図7に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。そして、巻上ロープ17を繰り出してフック18を地面近くまで巻き下げる。次に、一端が繋止部61に連結された連結ロープ62の他端をフック18に引っ掛ける。
その後、巻上ロープ17を巻き取る。すると、図8に示すように、フック18が連結ロープ62を引っ張ることで、連結ロープ62に所定の張力が作用する。この状態で、巻上ロープ17をさらに巻き取ると、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
図8に戻って、次に、巻上ロープ17を繰り出して、フック18を地面に着地させる。このとき、連結ロープ62から張力が解放されるが、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がタワー14から離隔することはない。
次に、図9に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このときも、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、繋止部61とフック18とを連結ロープ62で連結した後に、図9に示す姿勢から、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図8に示すように、巻上ロープ17を巻き取って、連結ロープ62が撓まない程度に緊張させる。その後、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除され、ジブ15は自重でタワー14から離隔する。
次に、図7に示すように、巻上ロープ17を繰り出して、フック18を地面に着地させる。巻上ロープ17を繰り出すことで、ジブ15はタワー14から離隔していき、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、連結ロープ62を繋止部61およびフック18から取り外し、所定の格納場所に格納する。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置1によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。そして、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持する。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、タワー14にジブ15を引き寄せた状態の保持を解除する。そして、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブ15をタワー14に係留したり、タワー14からジブ15を解放したりできるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れもない。よって、見た目が安定した状態でジブ15の係留と解放とを行うことができる。
また、被係止装置3を係止装置2によって係止することで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を確実に保持することができる。これにより、ジブ15を安定的に係留することができる。また、係止装置2と被係止装置3との係合を解除することで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態の保持の解除を好適に行うことができる。
また、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、フック18と繋止部61とを連結ロープ62で連結した状態で、巻上ロープ17を巻き取って連結ロープ62に所定の張力を作用させることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、フック18と繋止部61とを連結ロープ62で連結した状態で、巻上ロープ17を繰り出して連結ロープ62から張力を解放することで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。このように、フック18を吊り下げた巻上ロープ17を利用することで、ジブ15のタワー14への引き寄せ、および、ジブ15のタワー14からの離隔を、特別な装置を用いることなく行うことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(駆動機構)
本実施形態のジブ係留装置101は、図1の要部Aの拡大図である図10に示すように、駆動機構105を有している。駆動機構105は、タワー14の基部に設けられたリービングウィンチ(ウィンチ)71と、リービングウィンチ71から繰り出されて、フック18に連結されたロープ72と、を有している。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材を用いてもよい。また、リービングウィンチ71は、上部旋回体12(クレーン本体)(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよいし、下部走行体11(クレーン本体)(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよい。
なお、リービングウィンチ71は、タワー14へのブーム起伏用ロープ30の巻き掛けを補助する装置である。リービングウィンチ71から繰り出したロープ72を、ブーム起伏用ロープ30の巻き掛けとは逆の順に巻き掛け、その先端に、ブーム起伏用ドラムから繰り出したブーム起伏用ロープ30の先端をつなぐ。そして、リービングウィンチ71でロープ72を巻き取ることで、ブーム起伏用ロープ30がタワー14に巻き掛けられる。リービングウィンチ71を使用しないときには、ロープ72の先端は、タワー14に設けられたガイドローラ73,74に掛け回されて、タワー14に設けられた留め具75に留め付けられる。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、リービングウィンチ71から繰り出されたフック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、リービングウィンチ71でロープ72を巻き取る。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、フック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、解除ロープ4により係止装置2と被係止装置3との係合を解除するとともに、リービングウィンチ71からロープ72を繰り出す。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置101の動作について、図11〜図13を参照しつつ説明する。図11〜図13は、タワークレーン10の側面図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図11に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。そして、巻上ロープ17を繰り出してフック18を地面近くまで巻き下げる。次に、リービングウィンチ71から繰り出したロープ72の先端をフック18に引っ掛ける。
その後、図12に示すように、巻上ロープ17を巻き取ることで、ジブポイントシーブ16の近くまでフック18を巻き上げる。次に、リービングウィンチ71でロープ72を巻き取っていくと、図13に示すように、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
図13に戻って、次に、巻上ロープ17を繰り出して、フック18をジブポイントシーブ16から垂下させる。その後、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ロープ72の先端をフック18に繋いだ後に、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図13に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除され、ジブ15は自重でタワー14から離隔する。
次に、ロープ72を繰り出す。これにより、図12に示すように、ジブ15がタワー14から離隔していき、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、図11に示すように、巻上ロープ17を繰り出してフック18を地面近くまで巻き下げる。ロープ72の先端をフック18から取り外し、留め具75に留め付ける。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置101によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、フック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、リービングウィンチ71でロープ72を巻き取ることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、フック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、リービングウィンチ71からロープ72を繰り出すことで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。このように、タワー14の基部に設けられたリービングウィンチ71、および、このリービングウィンチ71から繰り出したロープ72を利用することで、ジブ15のタワー14への引き寄せ、および、ジブ15のタワー14からの離隔を、特別な装置を用いることなく行うことができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(駆動機構)
本実施形態のジブ係留装置201は、図1の要部Bの拡大図である図14に示すように、駆動機構205を有している。駆動機構205は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック78と、タワー14に設けられて、シリンダロッド79aを伸縮させる第1シリンダ79と、タワー14に設けられて、シリンダロッド80aを伸縮させる第2シリンダ80と、を有している。
棒状部材77は、図14の紙面に直交する方向に延びており、両端部がジブ15の両側から突出している。フック78、第1シリンダ79、および、第2シリンダ80は、図14の紙面に直交する方向におけるタワー14の両側にそれぞれ設けられている。図14の紙面の手前側に配置された第1シリンダ79、および、第2シリンダ80と、図14の紙面の奥側に配置された第1シリンダ79、および、第2シリンダ80とは、同期して駆動される。本実施形態において、第1シリンダ79および第2シリンダ80は、電動シリンダであるが、油圧シリンダであってもよい。
なお、フック78、第1シリンダ79、および、第2シリンダ80は、図14の紙面に直交する方向におけるタワー14の中央に1組だけ設けられていてもよい。この場合、フック78の後述する移動経路上にジブ15のラチスが位置しないように、ジブ15のラチスが配置されている。
フック78は、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの先端に固定されている。フック78は、棒状部材77の上方から棒状部材77に係合可能である。
第1シリンダ79のシリンダ本体におけるシリンダロッド79aとは反対側の端部は、タワー14の側面に取り付けられた側板81に、支点ピン79bを介して回動自在に連結されている。
移動手段である第1シリンダ79は、シリンダロッド79aの伸縮長さを収縮させることで、フック78をタワー14の方に移動させる一方、シリンダロッド79aの伸縮長さを伸長させることで、フック78をジブ15の方に移動させる。
なお、フック78を移動させる移動手段として、第1シリンダ79の代わりに、ラックアンドピニオンや、マジックハンド、クランク等を用いてもよい。
第2シリンダ80のシリンダ本体におけるシリンダロッド80aとは反対側の端部は、第1シリンダ79よりも上方において、支点ピン80bを介して回動自在に側板81に連結されている。第2シリンダ80のシリンダロッド80aの先端は、第1シリンダ79のシリンダ本体の中央部に、支点ピンを介して回動可能に連結されている。
第2シリンダ80は、シリンダロッド80aの伸縮長さを伸長させることで、第1シリンダ79を倒伏させる一方、シリンダロッド80aの伸縮長さを収縮させることで、第1シリンダ79を起立させる。このように、回動手段である第2シリンダ80は、第1シリンダ79を起伏させることで、フック78を回動させる。
なお、第1シリンダ79を起伏させる手段として、第2シリンダ80の代わりに、ラックアンドピニオンや、マジックハンド、クランク等を用いてもよい。
図1の要部Bの拡大図である図15に示すように、ジブ15が垂下した状態で、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さが伸長され、第2シリンダ80により第1シリンダ79が倒伏されると、フック78が棒状部材77に係合する。即ち、第1シリンダ79および第2シリンダ80は、フック78を棒状部材77に係合させる係合手段である。
ここで、タワー14の傾斜角度を所定角度(例えば80度)にして、ジブ15を垂下させたときの棒状部材77の位置を予め把握することで、この姿勢においてフック78が棒状部材77に係合するように、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さが設定されている。よって、この姿勢において、シリンダロッド79aの伸縮長さを設定長さまで伸長させて、第1シリンダ79を倒伏させれば、フック78は棒状部材77に係合する。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、棒状部材77に係合したフック78を第1シリンダ79でタワー14の方に移動させる。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、棒状部材77に係合したフック78をジブ15の方に移動させる。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。そして、フック78を回動させて、棒状部材77とフック78との係合を解除する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置201の動作について、図14〜図16を参照しつつ説明する。図16は、図1の要部Bの拡大図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図14に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。次に、第1シリンダ79を、第2シリンダ80によって起立させる。このとき、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さは設定長さよりも短くされている。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。そして、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。
次に、図15に示すように、第2シリンダ80のシリンダロッド80aの伸縮長さを伸長させることで、第1シリンダ79を倒伏させる。これにより、フック78が棒状部材77に係合する。次に、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さを収縮させていくと、図16に示すように、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。このとき、ジブ15の回動により棒状部材77の位置が上方にずれるが、第1シリンダ79および第2シリンダ80が回動して、フック78が上方に移動するので、フック78が棒状部材77から外れることがない。
ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
その後、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図16に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。これにより、図15に示すように、ジブ15がタワー14から離隔していき、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、図14に示すように、第2シリンダ80のシリンダロッド80aの伸縮長さを収縮させることで、第1シリンダ79を起立させる。これにより、棒状部材77とフック78との係合が解除される。そして、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さを設定長さよりも収縮させるとともに、第1シリンダ79を倒伏させる。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
なお、被係止装置3を係止装置2によって係止する(ジブ15をタワー14にロックする)ことで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持しているが、第1シリンダ79の推力が十分に大きくて、第1シリンダ79の推力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置201によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、棒状部材77に係合したフック78をタワー14の方に移動させることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、棒状部材77に係合したフック78をジブ15の方に移動させることで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させるとともに、棒状部材77に係合したフック78を回動させて、棒状部材77とフック78との係合を解除する。これにより、見た目が安定した状態で、ジブ15の係留と解放とを好適に行うことができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(駆動機構)
本実施形態のジブ係留装置301は、図1の要部Bの拡大図である図17に示すように、駆動機構305を有している。駆動機構305は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック83と、タワー14に設けられて、フック83をガイドするガイド部材84と、タワー14に設けられて、シリンダロッド85aを伸縮させるシリンダ85と、フック83とシリンダ85とを連結するロープ86と、を有している。
棒状部材77は、図17の紙面に直交する方向に延びており、両端部がジブ15の両側から突出している。フック83、ガイド部材84、シリンダ85、および、ロープ86は、図17の紙面に直交する方向におけるタワー14の両側にそれぞれ設けられている。図17の紙面の手前側に配置されたシリンダ85と、図17の紙面の奥側に配置されたシリンダ85とは、同期して駆動される。本実施形態において、シリンダ85は、電動シリンダであるが、油圧シリンダであってもよい。
なお、フック83、ガイド部材84、シリンダ85、および、ロープ86は、図14の紙面に直交する方向におけるタワー14の中央に1組だけ設けられていてもよい。この場合、フック83の後述する移動経路上にジブ15のラチスが位置しないように、ジブ15のラチスが配置されている。
フック83におけるジブ15側の先端部は、棒状部材77の上方から棒状部材77に係合可能な係合部83aとなっている。フック83における係合部83aとは反対側の端部には、ガイド部材84の後述する溝87に摺動自在に嵌合する軸83bが設けられている。
ガイド部材84は、タワー14の側面に取り付けられており、溝87を有している。溝87は、タワー14とジブ15との対向方向に延びる横溝87aと、横溝87aのジブ15側の端から下方に延びる縦溝87bとで構成されている。この溝87には、フック83の軸83bが摺動自在に嵌合している。図17では、軸83bは縦溝87bの下端に位置している。
シリンダ85は、タワー14の側面に取り付けられており、シリンダロッド85aの先端には、ロープ86の一端が連結されている。ロープ86の他端は、フック83の中央部に連結されている。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材を用いてもよい。
回動手段であるシリンダ85は、シリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させることで、ロープ86を介してフック83を倒伏させる一方、シリンダロッド85aの伸縮長さを収縮させることで、ロープ86を介してフック83を起立させる。図17では、シリンダ85は、フック83を起立させている。
なお、フック83を回動させる回動手段として、シリンダ85の代わりに、ラックアンドピニオンや、マジックハンド、クランク等を用いてもよい。
図1の要部Bの拡大図である図18に示すように、ジブ15が垂下した状態で、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さが伸長され、軸83bが縦溝87bの下端に位置しているフック83がロープ86を介して倒伏されると、フック83の係合部83aが棒状部材77に係合する。即ち、ガイド部材84、シリンダ85、および、ロープ86は、フック83を棒状部材77に係合させる係合手段である。
ここで、タワー14の傾斜角度を所定角度(例えば82度)にして、ジブ15を垂下させたときの棒状部材77の位置を予め把握することで、この姿勢において係合部83aが棒状部材77に係合するように、フック83の長さや溝87の長さが設定されている。よって、この姿勢において、フック83の軸83bを縦溝87bの下端に位置させて、フック83を倒伏させれば、係合部83aは棒状部材77に係合する。
また、図1の要部Bの拡大図である図19に示すように、係合部83aが棒状部材77に係合し、フック83の軸83bが横溝87aに位置しているときに、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを収縮させることで、ロープ86を介してフック83がタワー14の方に移動する一方、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させることで、自重によって移動するジブ15に引っ張られたフック83がジブ15の方に移動する。このように、ガイド部材84、シリンダ85、および、ロープ86は、フック83をタワー14の方およびジブ15の方に移動させる移動手段である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、棒状部材77に係合したフック83をシリンダ85でタワー14の方に移動させる。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させることで、フック83をジブ15の自重でジブ15の方に移動させる。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。そして、フック83を起立させて、棒状部材77とフック83との係合を解除する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置301の動作について、図17〜図20を参照しつつ説明する。図20は、図1の要部Bの拡大図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図17に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は82度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。そして、軸83bが縦溝87bの下端に位置するフック83を、シリンダ85によって起立させる。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。
次に、図18に示すように、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させることで、フック83を倒伏させる。これにより、フック83の係合部83aが棒状部材77に係合する。
次に、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを収縮させていくと、図19に示すように、フック83の軸83bが縦溝87bを上方に摺動して、横溝87aに位置する。そして、さらにシリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを収縮させていくと、図20に示すように、ロープ86に引っ張られたフック83がタワー14の方に移動することで、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。このとき、ジブ15の回動により棒状部材77の位置が上方にずれるが、フック83が軸83bを中心に回動するので、フック83の係合部83aが棒状部材77から外れることがない。
ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
その後、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図20に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は82度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させる。これにより、図19に示すように、ジブ15が自重でタワー14から離隔していき、ジブ15に引っ張られたフック83がジブ15の方に移動する。そして、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、さらにシリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを伸長させることで、図18に示すように、フック83の軸83bが縦溝87bを下方に摺動して縦溝87bの下端に位置する。
次に、図17に示すように、シリンダ85のシリンダロッド85aの伸縮長さを収縮させることで、フック83を起立させる。これにより、棒状部材77とフック83との係合が解除される。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
なお、被係止装置3を係止装置2によって係止する(ジブ15をタワー14にロックする)ことで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持しているが、シリンダ85の推力が十分に大きくて、シリンダ85の推力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置301によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(駆動機構)
本実施形態のジブ係留装置401は、図1の要部Bの拡大図である図21に示すように、駆動機構405を有している。駆動機構405は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック89と、タワー14に設けられて、シリンダロッド90aを伸縮させるシリンダ90と、タワー14に設けられたロープ91と、を有している。
棒状部材77は、図21の紙面に直交する方向に延びており、両端部がジブ15の両側から突出している。フック89、シリンダ90、および、ロープ91は、図21の紙面に直交する方向におけるタワー14の両側にそれぞれ設けられている。図21の紙面の手前側に配置されたシリンダ90およびロープ91と、図21の紙面の奥側に配置されたシリンダ90およびロープ91とは、同期して駆動される。本実施形態において、シリンダ90は、電動シリンダであるが、油圧シリンダであってもよい。
なお、フック89、シリンダ90、および、ロープ91は、図14の紙面に直交する方向におけるタワー14の中央に1組だけ設けられていてもよい。この場合、フック89の後述する移動経路上にジブ15のラチスが位置しないように、ジブ15のラチスが配置されている。
フック89は、シリンダ90のシリンダロッド90aの先端に、支点ピン90bを介して回動自在に連結されている。フック89は、棒状部材77の上方から棒状部材77に係合可能である。
シリンダ90におけるシリンダロッド90aとは反対側の端部は、タワー14の側面に取り付けられた側板92に、支点ピン90cを介して回動自在に連結されている。
移動手段であるシリンダ90は、シリンダロッド90aの伸縮長さを伸長させることで、フック89をジブ15の方に移動させる一方、シリンダロッド90aの伸縮長さを収縮させることで、フック89をタワー14の方に移動させる。
なお、フック89を移動させる移動手段として、シリンダ90の代わりに、ラックアンドピニオンや、マジックハンド、クランク等を用いてもよい。
ロープ91は、タワー14の側面に取り付けられたシーブ93を介して、フック89のシリンダロッド90a側の上端部に連結されている。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材を用いてもよい。
回動手段であるロープ91は、下方から引っ張られることで、フック89を図中反時計回りに回動させる。これにより、フック89は起立する。ロープ91を引っ張るのを止めれば、フック89は自重で図中時計回りに回動する。これにより、フック89は倒伏する。ロープ91を引っ張る手段は、人力であってもウィンチ等の機械的手段であってもよい。
図1の要部Bの拡大図である図22に示すように、ジブ15が垂下した状態で、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さが伸長され、ロープ91を引っ張るのを止めることでフック89が倒伏されると、フック89が棒状部材77に係合する。即ち、シリンダ90、および、ロープ91は、フック89を棒状部材77に係合させる係合手段である。
ここで、タワー14の傾斜角度を所定角度(例えば80度)にして、ジブ15を垂下させたときの棒状部材77の位置を予め把握することで、この姿勢においてフック89が棒状部材77に係合するように、シリンダロッド90aの伸縮長さが設定されている。よって、この姿勢において、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さを設定長さまで伸長させて、フック89を倒伏させれば、フック89は棒状部材77に係合する。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、棒状部材77に係合したフック89をシリンダ90でタワー14の方に移動させる。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、棒状部材77に係合したフック89をシリンダ90でジブ15の方に移動させる。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。そして、フック89を起立させて、棒状部材77とフック89との係合を解除する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置401の動作について、図21〜図24を参照しつつ説明する。図23、図24は、図1の要部Bの拡大図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図21に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。ここで、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さは、設定長さよりも収縮されている。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。そして、ロープ91を引っ張ることで、フック89を起立させる。
次に、図22に示すように、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。次に、ロープ91を引っ張るのを止めると、図23に示すように、フック89が倒伏することで、フック89が棒状部材77に係合する。
次に、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さを収縮させていくと、図24に示すように、フック89がタワー14の方に移動することで、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。このとき、ジブ15の回動により棒状部材77の位置が上方にずれるが、シリンダ90が支点ピン93cを中心に回動するので、フック89が棒状部材77から外れることがない。
ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
その後、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図24に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。これにより、図23に示すように、ジブ15がタワー14から離隔していき、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、ロープ91を引っ張ることで、図22に示すように、フック89が起立し、棒状部材77とフック89との係合が解除される。次に、図21に示すように、フック89を起立させた状態で、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さを収縮させる。そして、ロープ91を引っ張るのを止めることで、フック89を倒伏させる。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
なお、被係止装置3を係止装置2によって係止する(ジブ15をタワー14にロックする)ことで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持しているが、シリンダ90の推力が十分に大きくて、シリンダ90の推力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置401によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(駆動機構)
本実施形態のジブ係留装置501は、図1の要部Bの拡大図である図25に示すように、駆動機構505を有している。駆動機構505は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック94と、タワー14に設けられて、シリンダロッド95aを伸縮させるシリンダ95と、タワー14に設けられたロープ96と、を有している。
棒状部材77は、図25の紙面に直交する方向に延びており、両端部がジブ15の両側から突出している。フック94、シリンダ95、および、ロープ96は、図25の紙面に直交する方向におけるタワー14の両側にそれぞれ設けられている。図25の紙面の手前側に配置されたシリンダ95およびロープ96と、図25の紙面の奥側に配置されたシリンダ95およびロープ96とは、同期して駆動される。本実施形態において、シリンダ95は、電動シリンダであるが、油圧シリンダであってもよい。
なお、フック94、シリンダ95、および、ロープ96は、図14の紙面に直交する方向におけるタワー14の中央に1組だけ設けられていてもよい。この場合、フック94の後述する移動経路上にジブ15のラチスが位置しないように、ジブ15のラチスが配置されている。
フック94は、シリンダ95のシリンダロッド95aの先端に固定されている。フック94は、棒状部材77の上方から棒状部材77に係合可能である。
シリンダ95におけるシリンダロッド95aとは反対側の端部は、タワー14の側面に取り付けられた側板97に、支点ピン95bを介して回動自在に連結されている。
移動手段であるシリンダ95は、シリンダロッド95aの伸縮長さを収縮させることで、フック94をタワー14の方に移動させる一方、シリンダロッド95aの伸縮長さを伸長させることで、フック94をジブ15の方に移動させる。
なお、フック94を移動させる移動手段として、シリンダ95の代わりに、ラックアンドピニオンや、マジックハンド、クランク等を用いてもよい。
シリンダ95には、棒状レバー98が連結されている。棒状レバー98は、支点ピン95bに対してシリンダロッド95aとは反対側に配置されている。ロープ96は、タワー14の側面に取り付けられたシーブ99を介して、棒状レバー98の端部に連結されている。
回動手段であるロープ96は、下方から引っ張られることで、棒状レバー98を介してシリンダ95を図中反時計回りに回動させる。これにより、シリンダ95が起立することで、フック94が起立する。ロープ96を引っ張るのを止めれば、シリンダ95は自重で図中時計回りに回動する。これにより、フック94が倒伏する。なお、ロープ96を引っ張る手段は、人力であってもウィンチ等の機械的手段であってもよい。
図1の要部Bの拡大図である図26に示すように、ジブ15が垂下した状態で、ロープ96が引っ張られながら、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さが伸長される。その後、ロープ96を引っ張るのを止めることでフック94が倒伏されると、フック94が棒状部材77に係合する。即ち、シリンダ95、および、ロープ96は、フック94を棒状部材77に係合させる係合手段である。
ここで、タワー14の傾斜角度を所定角度(例えば80度)にして、ジブ15を垂下させたときの棒状部材77の位置を予め把握することで、この姿勢においてフック94が棒状部材77に係合するように、シリンダロッド95aの伸縮長さが設定されている。よって、この姿勢において、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さを設定長さまで伸長させて、フック94を倒伏させれば、フック94は棒状部材77に係合する。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させた後に、棒状部材77に係合したフック94をシリンダ95でタワー14の方に移動させる。これにより、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、棒状部材77に係合したフック94をシリンダ95でジブ15の方に移動させる。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。そして、フック94を起立させて、棒状部材77とフック94との係合を解除する。詳細は後述する。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置501の動作について、図25〜図28を参照しつつ説明する。図27、図28は、図1の要部Bの拡大図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図25に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。ここで、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さは、設定長さよりも収縮されている。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。そして、ロープ96を引っ張ることで、シリンダ95を起立させる。これにより、フック94が起立する。
次に、図26に示すように、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。次に、ロープ96を引っ張るのを止めると、図27に示すように、フック94が倒伏することで、フック94が棒状部材77に係合する。
次に、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さを収縮させていくと、図28に示すように、フック94がタワー14の方に移動することで、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。このとき、ジブ15の回動により棒状部材77の位置が上方にずれるが、シリンダ95が支点ピン95bを中心に回動するので、フック94が棒状部材77から外れることがない。
ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
その後、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図28に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さを設定長さまで伸長させる。これにより、図27に示すように、ジブ15がタワー14から離隔していき、最終的に、ジブ15がタワー14から垂下した状態になる。その後、ロープ96を引っ張ることで、図26に示すように、フック94が起立し、棒状部材77とフック94との係合が解除される。次に、図25に示すように、フック94を起立させた状態で、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さを収縮させる。そして、ロープ96を引っ張るのを止めることで、フック94を倒伏させる。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
なお、被係止装置3を係止装置2によって係止する(ジブ15をタワー14にロックする)ことで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持しているが、シリンダ95の推力が十分に大きくて、シリンダ95の推力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置501によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、第1実施形態において、巻上ロープ17の張力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。同様に、第2実施形態において、ロープ72の張力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
1,101,201,301,401,501 ジブ係留装置
2 係止装置
3 被係止装置
4 解除ロープ(解除部材)
5,105,205,305,405,505 駆動機構
10 タワークレーン
11 下部走行体(クレーン本体)
12 上部旋回体(クレーン本体)
13 運転室
14 タワー(ブーム)
15 ジブ
16 ジブポイントシーブ
17 巻上ロープ
18 フック
19 カウンタウエイト
20 ガントリ
21 ジブ起伏用下部スプレッダ
22 ジブガイライン
23 ジブ起伏用上部スプレッダ
24 ジブ起伏用ロープ
25 ストラット
26 ジブガイライン
27 ブーム起伏用下部スプレッダ
28 ブームガイライン
29 ブーム起伏用上部スプレッダ
30 ブーム起伏用ロープ
31 ブームフットピン
32 バックストップ装置
41 ロックピン
42 タワー側ブラケット
43 レバー支持ブラケット
44 ロック解除レバー
46 ロックフレーム
47 ロックスプリング
48 ピンブロック部材
51 係止軸
52 ジブ側ブラケット
53 軸支持ブラケット
61 繋止部
62 連結ロープ(連結部材)
63 シャックル
71 リービングウィンチ(ウィンチ)
72 ロープ
73,74 ガイドローラ
75 留め具
77 棒状部材
78 フック
79 第1シリンダ
80 第2シリンダ
81 側板
83 フック
83a 係合部
84 ガイド部材
85 シリンダ
86 ロープ
87 溝
89 フック
90 シリンダ
91 ロープ
92 側板
93 シーブ
94 フック
95 シリンダ
96 ロープ
97 側板
98 棒状レバー
99 シーブ

Claims (10)

  1. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップと、
    前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する解放ステップと、
    を有し、
    前記係留ステップは、
    前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、
    垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、
    前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持する保持ステップと、
    を有し、
    前記解放ステップは、
    前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持したまま、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、
    前記ブームを傾斜した姿勢にした状態で、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除する解除ステップと、
    前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除した後に、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させる離隔ステップと、
    を有することを特徴とするジブ係留方法。
  2. 前記保持ステップにおいて、前記ジブに設けられている被係止装置を、前記ブームに設けられた係止装置によって係止し、
    前記解除ステップにおいて、解除部材により前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することを特徴とする請求項1に記載のジブ係留方法。
  3. 前記係留ステップおよび前記解放ステップは、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと、クレーン本体に設けられた繋止部とを、連結部材で連結する連結ステップをさらに有し、
    前記引き寄せステップにおいて、前記フックと前記繋止部とを前記連結部材で連結した状態で、前記巻上ロープを巻き取って前記連結部材に所定の張力を作用させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、
    前記離隔ステップにおいて、前記フックと前記繋止部とを前記連結部材で連結した状態で、前記巻上ロープを繰り出して前記連結部材から張力を解放することで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。
  4. 前記係留ステップおよび前記解放ステップは、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと、前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチとを、前記ウィンチから繰り出したロープで連結する連結ステップをさらに有し、
    前記引き寄せステップにおいて、前記フックと前記ウィンチとを前記ロープで連結した状態で、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、
    前記離隔ステップにおいて、前記フックと前記ウィンチとを前記ロープで連結した状態で、前記ウィンチから前記ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。
  5. 前記引き寄せステップは、
    前記ブームに設けられたフックを、前記ジブに固定された棒状部材に係合させる係合ステップと、
    前記棒状部材に係合した前記フックを前記ブームの方に移動させる第1移動ステップと、
    を有し、
    前記離隔ステップは、
    前記棒状部材に係合した前記フックを前記ジブの方に移動させる第2移動ステップと、
    前記棒状部材に係合した前記フックを回動させて、前記棒状部材と前記フックとの係合を解除する回動ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。
  6. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに、垂下した前記ジブを引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに引き寄せられている前記ジブを、前記ブームから離隔させる駆動機構を有することを特徴とするジブ係留装置。
  7. 前記ブームに設けられた係止装置と、
    前記ジブに設けられ、前記ジブが折り畳まれた際に、前記係止装置によって係止される被係止装置と、
    前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することが可能な解除部材と、
    をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のジブ係留装置。
  8. 前記駆動機構は、
    クレーン本体に設けられた繋止部と、
    巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと前記繋止部とを連結する連結部材と、
    を有し、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記巻上ロープを巻き取って前記連結部材に所定の張力を作用させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記巻上ロープを繰り出して前記連結部材から張力を解放することで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。
  9. 前記駆動機構は、
    前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチと、
    前記ウィンチから繰り出されて、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックに連結されたロープと、
    を有し、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記ウィンチから前記ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。
  10. 前記駆動機構は、
    前記ジブに固定された棒状部材と、
    前記ブームに設けられ、前記棒状部材に係合可能なフックと、
    前記ブームに設けられ、前記フックを前記棒状部材に係合させる係合手段と、
    前記ブームに設けられ、前記フックを前記ブームの方および前記ジブの方に移動させる移動手段と、
    前記ブームに設けられ、前記フックを回動させる回動手段と、
    を有し、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記棒状部材に係合した前記フックを前記ブームの方に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記棒状部材に係合した前記フックを前記ジブの方に移動させることで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させるとともに、前記棒状部材に係合した前記フックを回動させて、前記棒状部材と前記フックとの係合を解除することを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。
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