JP2018122998A - ジブ係留方法およびジブ係留装置 - Google Patents
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Description
(タワークレーンの構成)
第1実施形態のジブ係留装置1は、タワークレーン10の側面図である図1に示すように、タワークレーン10に設けられている。タワークレーン10は、クローラ式の下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン10は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
ジブ係留装置1は、係止装置2と、被係止装置3と、解除ロープ(解除部材)4と、を有している。係止装置2は、タワー14の前面部に設けられている。被係止装置3は、ジブ15に設けられている。被係止装置3は、ジブ15を折り畳んだ際に係止装置2に対向する位置に設けられている。ジブ15が折り畳まれた状態で被係止装置3が係止装置2によって係止されることで、ジブ15をタワー14にロックすることができる。
ジブ係留装置1の詳細について説明する。図2〜図4は、ジブ係留装置1の拡大側面図であり、図5は、ジブ係留装置1の拡大平面図である。係止装置2は、ロックピン41を有する。このロックピン41が、被係止装置3の係止軸51を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
解除ロープ4は、ロック解除レバー44の後端部に連結されている。この解除ロープ4を引っ張ることにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44をロック解除位置に移動させることが可能である。即ち、係止装置2と被係止装置3との係合を解除することが可能である。また、解除ロープ4を引っ張るのを止めれば、ロックスプリング47による付勢力によって、ロック解除レバー44がロック位置に移動可能となる。
ジブ15に設けられた被係止装置3は、係止軸51を有しており、この係止軸51がロックピン41によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ15がタワー14にロックされる。ジブ15に取り付けられたジブ側ブラケット52には、左右一対の軸支持ブラケット53が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット53の先端にはベアリング53aが設けられており、左右一対のベアリング53aによりロックピン41と交差する係止軸51が支持されている。
また、ジブ係留装置1は、図1の要部Aの拡大図である図6に示すように、駆動機構5を有している。駆動機構5は、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢のタワー14に、垂下したジブ15を引き寄せる。また、駆動機構5は、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢のタワー14に引き寄せられているジブ15を、タワー14から離隔させる。
次に、ジブ係留装置1の動作について、図7〜図9を参照しつつ説明する。図7〜図9は、タワークレーン10の側面図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図7に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、繋止部61とフック18とを連結ロープ62で連結した後に、図9に示す姿勢から、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置1によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。そして、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持する。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、タワー14にジブ15を引き寄せた状態の保持を解除する。そして、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブ15をタワー14に係留したり、タワー14からジブ15を解放したりできるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れもない。よって、見た目が安定した状態でジブ15の係留と解放とを行うことができる。
次に、第2実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
本実施形態のジブ係留装置101は、図1の要部Aの拡大図である図10に示すように、駆動機構105を有している。駆動機構105は、タワー14の基部に設けられたリービングウィンチ(ウィンチ)71と、リービングウィンチ71から繰り出されて、フック18に連結されたロープ72と、を有している。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材を用いてもよい。また、リービングウィンチ71は、上部旋回体12(クレーン本体)(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよいし、下部走行体11(クレーン本体)(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよい。
次に、ジブ係留装置101の動作について、図11〜図13を参照しつつ説明する。図11〜図13は、タワークレーン10の側面図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図11に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ロープ72の先端をフック18に繋いだ後に、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図13に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置101によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、フック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、リービングウィンチ71でロープ72を巻き取ることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、フック18とリービングウィンチ71とをロープ72で連結した状態で、リービングウィンチ71からロープ72を繰り出すことで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。このように、タワー14の基部に設けられたリービングウィンチ71、および、このリービングウィンチ71から繰り出したロープ72を利用することで、ジブ15のタワー14への引き寄せ、および、ジブ15のタワー14からの離隔を、特別な装置を用いることなく行うことができる。
次に、第3実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
本実施形態のジブ係留装置201は、図1の要部Bの拡大図である図14に示すように、駆動機構205を有している。駆動機構205は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック78と、タワー14に設けられて、シリンダロッド79aを伸縮させる第1シリンダ79と、タワー14に設けられて、シリンダロッド80aを伸縮させる第2シリンダ80と、を有している。
次に、ジブ係留装置201の動作について、図14〜図16を参照しつつ説明する。図16は、図1の要部Bの拡大図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図14に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。次に、第1シリンダ79を、第2シリンダ80によって起立させる。このとき、第1シリンダ79のシリンダロッド79aの伸縮長さは設定長さよりも短くされている。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図16に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置201によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、棒状部材77に係合したフック78をタワー14の方に移動させることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。一方、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、棒状部材77に係合したフック78をジブ15の方に移動させることで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させるとともに、棒状部材77に係合したフック78を回動させて、棒状部材77とフック78との係合を解除する。これにより、見た目が安定した状態で、ジブ15の係留と解放とを好適に行うことができる。
次に、第4実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
本実施形態のジブ係留装置301は、図1の要部Bの拡大図である図17に示すように、駆動機構305を有している。駆動機構305は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック83と、タワー14に設けられて、フック83をガイドするガイド部材84と、タワー14に設けられて、シリンダロッド85aを伸縮させるシリンダ85と、フック83とシリンダ85とを連結するロープ86と、を有している。
次に、ジブ係留装置301の動作について、図17〜図20を参照しつつ説明する。図20は、図1の要部Bの拡大図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図17に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は82度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。そして、軸83bが縦溝87bの下端に位置するフック83を、シリンダ85によって起立させる。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図20に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は82度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置301によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
次に、第5実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
本実施形態のジブ係留装置401は、図1の要部Bの拡大図である図21に示すように、駆動機構405を有している。駆動機構405は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック89と、タワー14に設けられて、シリンダロッド90aを伸縮させるシリンダ90と、タワー14に設けられたロープ91と、を有している。
次に、ジブ係留装置401の動作について、図21〜図24を参照しつつ説明する。図23、図24は、図1の要部Bの拡大図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図21に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。ここで、シリンダ90のシリンダロッド90aの伸縮長さは、設定長さよりも収縮されている。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図24に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置401によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
次に、第6実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(駆動機構の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
本実施形態のジブ係留装置501は、図1の要部Bの拡大図である図25に示すように、駆動機構505を有している。駆動機構505は、ジブ15に固定された棒状部材77と、タワー14に設けられたフック94と、タワー14に設けられて、シリンダロッド95aを伸縮させるシリンダ95と、タワー14に設けられたロープ96と、を有している。
次に、ジブ係留装置501の動作について、図25〜図28を参照しつつ説明する。図27、図28は、図1の要部Bの拡大図である。
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図25に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。ここで、シリンダ95のシリンダロッド95aの伸縮長さは、設定長さよりも収縮されている。
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図28に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置501によると、第3実施形態と同様の効果を奏する。
2 係止装置
3 被係止装置
4 解除ロープ(解除部材)
5,105,205,305,405,505 駆動機構
10 タワークレーン
11 下部走行体(クレーン本体)
12 上部旋回体(クレーン本体)
13 運転室
14 タワー(ブーム)
15 ジブ
16 ジブポイントシーブ
17 巻上ロープ
18 フック
19 カウンタウエイト
20 ガントリ
21 ジブ起伏用下部スプレッダ
22 ジブガイライン
23 ジブ起伏用上部スプレッダ
24 ジブ起伏用ロープ
25 ストラット
26 ジブガイライン
27 ブーム起伏用下部スプレッダ
28 ブームガイライン
29 ブーム起伏用上部スプレッダ
30 ブーム起伏用ロープ
31 ブームフットピン
32 バックストップ装置
41 ロックピン
42 タワー側ブラケット
43 レバー支持ブラケット
44 ロック解除レバー
46 ロックフレーム
47 ロックスプリング
48 ピンブロック部材
51 係止軸
52 ジブ側ブラケット
53 軸支持ブラケット
61 繋止部
62 連結ロープ(連結部材)
63 シャックル
71 リービングウィンチ(ウィンチ)
72 ロープ
73,74 ガイドローラ
75 留め具
77 棒状部材
78 フック
79 第1シリンダ
80 第2シリンダ
81 側板
83 フック
83a 係合部
84 ガイド部材
85 シリンダ
86 ロープ
87 溝
89 フック
90 シリンダ
91 ロープ
92 側板
93 シーブ
94 フック
95 シリンダ
96 ロープ
97 側板
98 棒状レバー
99 シーブ
Claims (10)
- ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、
折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップと、
前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する解放ステップと、
を有し、
前記係留ステップは、
前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、
垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、
前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持する保持ステップと、
を有し、
前記解放ステップは、
前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態を保持したまま、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、
前記ブームを傾斜した姿勢にした状態で、前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除する解除ステップと、
前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態の保持を解除した後に、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させる離隔ステップと、
を有することを特徴とするジブ係留方法。 - 前記保持ステップにおいて、前記ジブに設けられている被係止装置を、前記ブームに設けられた係止装置によって係止し、
前記解除ステップにおいて、解除部材により前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することを特徴とする請求項1に記載のジブ係留方法。 - 前記係留ステップおよび前記解放ステップは、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと、クレーン本体に設けられた繋止部とを、連結部材で連結する連結ステップをさらに有し、
前記引き寄せステップにおいて、前記フックと前記繋止部とを前記連結部材で連結した状態で、前記巻上ロープを巻き取って前記連結部材に所定の張力を作用させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、
前記離隔ステップにおいて、前記フックと前記繋止部とを前記連結部材で連結した状態で、前記巻上ロープを繰り出して前記連結部材から張力を解放することで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。 - 前記係留ステップおよび前記解放ステップは、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと、前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチとを、前記ウィンチから繰り出したロープで連結する連結ステップをさらに有し、
前記引き寄せステップにおいて、前記フックと前記ウィンチとを前記ロープで連結した状態で、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、
前記離隔ステップにおいて、前記フックと前記ウィンチとを前記ロープで連結した状態で、前記ウィンチから前記ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。 - 前記引き寄せステップは、
前記ブームに設けられたフックを、前記ジブに固定された棒状部材に係合させる係合ステップと、
前記棒状部材に係合した前記フックを前記ブームの方に移動させる第1移動ステップと、
を有し、
前記離隔ステップは、
前記棒状部材に係合した前記フックを前記ジブの方に移動させる第2移動ステップと、
前記棒状部材に係合した前記フックを回動させて、前記棒状部材と前記フックとの係合を解除する回動ステップと、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。 - ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、
折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに、垂下した前記ジブを引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢の前記ブームに引き寄せられている前記ジブを、前記ブームから離隔させる駆動機構を有することを特徴とするジブ係留装置。 - 前記ブームに設けられた係止装置と、
前記ジブに設けられ、前記ジブが折り畳まれた際に、前記係止装置によって係止される被係止装置と、
前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することが可能な解除部材と、
をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のジブ係留装置。 - 前記駆動機構は、
クレーン本体に設けられた繋止部と、
巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックと前記繋止部とを連結する連結部材と、
を有し、
折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記巻上ロープを巻き取って前記連結部材に所定の張力を作用させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記巻上ロープを繰り出して前記連結部材から張力を解放することで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。 - 前記駆動機構は、
前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチと、
前記ウィンチから繰り出されて、巻上ロープを介して前記ジブの先端から吊り下げられたフックに連結されたロープと、
を有し、
折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記ウィンチから前記ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させることを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。 - 前記駆動機構は、
前記ジブに固定された棒状部材と、
前記ブームに設けられ、前記棒状部材に係合可能なフックと、
前記ブームに設けられ、前記フックを前記棒状部材に係合させる係合手段と、
前記ブームに設けられ、前記フックを前記ブームの方および前記ジブの方に移動させる移動手段と、
前記ブームに設けられ、前記フックを回動させる回動手段と、
を有し、
折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記棒状部材に係合した前記フックを前記ブームの方に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる一方、前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記棒状部材に係合した前記フックを前記ジブの方に移動させることで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させるとともに、前記棒状部材に係合した前記フックを回動させて、前記棒状部材と前記フックとの係合を解除することを特徴とする請求項6又は7に記載のジブ係留装置。
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