JP7124944B2 - ジブ係留方法およびジブ係留装置 - Google Patents

ジブ係留方法およびジブ係留装置 Download PDF

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Description

本発明は、タワーの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法およびジブ係留装置に関する。
例えば、特許文献1には、クレーンにおいて折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置が開示されている。特許文献1では、タワー側に設けられたロック解除レバーの一端にロックピンが連結され、他端にロープが連結されている。作業者がロープを引っ張ると、ロック解除レバーが支点を中心に回動し、ロックピンがジブ側の係止軸を係止している状態が解除される。
また、特許文献2には、折り畳まれた状態のジブがブーム(タワー)から離れていかないようにするためのジブ固定方法が開示されている。特許文献2では、上部旋回体の前部に設けた繋止部に繋止した連結部材にフックを引っ掛け、巻上ロープを巻き上げて連結部材に所定の張力を作用させることで、ジブをブームに固定している。
特開2000-281281号公報 特開2014-97866号公報
ここで、特許文献1において、ジブをタワーに係留する、あるいは係留状態のジブをタワーから解放する作業は、水平方向に対してタワーを略90度起立させた状態でしか実施されない想定となっている。クレーン自体は安全に係留作業を行えるようになっているが、ジブをタワーの腹面に抱いた姿勢は見た目が不安定である。また、タワーが略90度起立した状態では、強風下において風荷重によりタワーが後方に転倒する恐れがある。
また、特許文献2においては、ブームの腹面にジブを巻上ロープで支持した状態で、ブームを0度から90度の間で起伏動させているが、巻上ロープによるジブの支持ではブームの角度変化による巻上ロープの張力の調整が難しく、巻上ロープを張りすぎるとロープ係止具等が損傷し、巻上ロープが緩すぎるとジブが垂れてしまう。このように、ジブがふらつかない安定した状態で、ジブをブームの腹面に沿わせながらブームを0度から90度の間で起伏動させるのは困難であり、ジブの係留状態が不安定であるという問題がある。
そこで、本発明は、見た目が安定した状態でジブの係留を行うことができるとともに、ジブを安定的に係留することが可能なジブ係留方法およびジブ係留装置を提供することを目的とする。
本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップを有し、前記係留ステップは、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、前記ブームに設けられた係止装置を、移動手段により、前記ブームの腹面に近接した第1の位置から、前記ブームから離隔した第2の位置に移動させて、前記ジブに設けられた被係止装置を前記係止装置によって係止する係止ステップと、前記被係止装置を係止した状態の前記係止装置を、前記移動手段により前記第2の位置から前記第1の位置に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、を有し、ウィンチから繰り出して、前記ブームの先端部で折り返したロープの先端部を、付勢手段によってホースリールに巻き取られる方向に常時付勢されたホースの先端部に連結する連結ステップと、前記ロープの先端部を前記ホースの先端部に連結した状態で、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ホースの先端部を前記移動手段の方に引き出す引出ステップと、をさらに有することを特徴とする。
また、本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、前記ブームに設けられた係止装置と、前記ジブに設けられ、前記ジブが折り畳まれた際に、前記係止装置によって係止される被係止装置と、前記ブームに設けられ、前記係止装置を、前記ブームの腹面に近接した第1の位置と、前記ブームから離隔した第2の位置との間で移動させる移動手段と、を有し、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、前記係止装置を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させて、前記被係止装置を前記係止装置で係止し、前記被係止装置を係止した状態の前記係止装置を前記第2の位置から前記第1の位置に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、前記ブームに設けられ、ホースが巻かれたホースリールと、前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチと、をさらに有し、前記ホースは、付勢手段によって前記ホースリールに巻き取られる方向に常時付勢されており、前記ウィンチから繰り出されて、前記ブームの先端部で折り返されたロープの先端部が、前記ホースの先端部に連結され、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ホースの先端部が前記移動手段の方に引き出されることを特徴とする。
本発明によると、折り畳まれた状態のジブをブームに係留する際には、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブを垂下させた状態で、係止装置を第1の位置から第2の位置に移動させて、被係止装置を係止装置によって係止する。そして、被係止装置を係止した状態の係止装置を、第2の位置から第1の位置に移動させることで、垂下したジブをブームに引き寄せる。このように、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブをブームに係留することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でブームが後方に転倒する恐れが少ない。また、被係止装置を係止装置によって係止することで、ジブの係留状態が安定する。よって、見た目が安定した状態でジブの係留を行うことができるとともに、ジブを安定的に係留することができる。
タワークレーンの側面図である。 第1実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第1実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第1実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第1実施形態のジブ係留装置の拡大平面図である。 第1実施形態における図1のA-A断面図である。 図6をB方向から見た側面図である。 図7をC方向から見た側面図である。 第1実施形態における図1のA-A断面図である。 図9をB方向から見た側面図である。 タワークレーン10の側面図である。 タワークレーン10の側面図である。 タワークレーン10の側面図である。 第2実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第2実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第2実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第2実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。 第2実施形態における図1のA-A断面図である。 図18をB方向から見た側面図である。 第2実施形態における図1のA-A断面図である。 図20をB方向から見た側面図である。 第3実施形態における図1のA-A断面図である。 図22をB方向から見た側面図である。 第3実施形態における図1のA-A断面図である。 図24をB方向から見た側面図である。 図25の要部Dの拡大図である。 第3実施形態における図1のA-A断面図である。 図27をB方向から見た側面図である。 図27をB方向から見た側面図である。 コントローラの機能図である。 操作パネルの正面図である。 第3実施形態の変形例における図1のA-A断面図である。 図32をB方向から見た側面図である。 第4実施形態におけるタワークレーンの側面図である。 取付具の側面図である。 図35をE方向から見た側面図である。 図35をF方向から見た正面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
(タワークレーンの構成)
第1実施形態のジブ係留装置1は、タワークレーン10の側面図である図1に示すように、タワークレーン10に設けられている。タワークレーン10は、クローラ式の下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン10は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
上部旋回体12の前部には、運転室13が設けられるとともに、タワー(ブーム)14が上部旋回体12に対して起伏可能に連結されている。タワー14の先端部には、ジブ15がタワー14に対して起伏可能に連結されている。ジブ15の先端には、ジブポイントシーブ16が設けられている。このジブポイントシーブ16からは巻上ロープ17を介してフック18が吊り下げられている。図1では、ジブ15が斜め上前方に延びた作業状態と、ジブ15が折り畳まれてタワー14の前面部にロックされたロック状態とをともに記載している。
上部旋回体12の後部には、カウンタウエイト19及びガントリ20が取り付けられている。また、上部旋回体12の後部には、少なくとも3個のドラム、つまりフック用ドラム(図示せず)とジブ起伏用ドラム(図示せず)とブーム起伏用ドラム(図示せず)とが前から後ろに並んで搭載されている。
フック用ドラムは、巻上ロープ17を巻き取り又は繰り出してフック18の巻き上げ又は巻き下げを行うものである。
タワー14の下部背面側に取り付けたジブ起伏用下部スプレッダ21と、ジブガイライン22の一端に連結したジブ起伏用上部スプレッダ23との間には、ジブ起伏用ロープ24が掛け渡されている。また、タワー14の先端には、側方からの平面視で三角形状のストラット25が揺動可能に支持されている。ジブ起伏用ドラムには、ジブ起伏用ロープ24の一端が巻き付けられている。ジブガイライン22の他端は、ストラット25のリヤストラット部25aの先端に接続されている。ストラット25のフロントストラット部25bの先端とジブ15の先端とは、ジブガイライン26により連結されている。ジブ起伏用ドラムによりジブ起伏用ロープ24を巻き取り又は繰り出すと、ジブ15がタワー14との結合点を中心として起伏するようになっている。
ガントリ20の上端に取り付けたブーム起伏用下部スプレッダ27と、ブームガイライン28の一端に連結したブーム起伏用上部スプレッダ29との間には、ブーム起伏用ロープ30が掛け渡されている。ブーム起伏用ドラムには、ブーム起伏用ロープ30の一端が巻き付けられている。ブームガイライン28の他端は、タワー14の先端に接続されている。ブーム起伏用ドラムによりブーム起伏用ロープ30を巻き取り又は繰り出すと、タワー14がその支点であるブームフットピン31回りに起伏するようになっている。
タワー14の下部背面側には、バックストップ装置32が設けられている。バックストップ装置32のばね32aがタワー14を前方に付勢することで、タワー14が水平方向に対して略90度起立した状態であっても、タワー14が後方に転倒することがない。
(ジブ係留装置の構成)
ジブ係留装置1は、係止装置2と、被係止装置3と、シリンダ装置(解除部材)と、を有している。係止装置2は、タワー14の前面部に設けられている。被係止装置3は、ジブ15に設けられている。被係止装置3は、ジブ15を折り畳んだ際に係止装置2に対向する位置に設けられている。ジブ15が折り畳まれた状態で被係止装置3が係止装置2によって係止されることで、ジブ15をタワー14にロックすることができる。
(係止装置)
ジブ係留装置1の詳細について説明する。図2~図4は、ジブ係留装置1の拡大側面図であり、図5は、ジブ係留装置1の拡大平面図である。係止装置2は、ロックピン(係止具)41を有する。このロックピン41が、被係止装置3の係止軸(被係止具)51を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
タワー側ブラケット(ブラケット)42には、レバー支持ブラケット43が突設されており、このレバー支持ブラケット43に、ロック解除レバー(ロック解除部材)44が支点ピン44aを介して回動可能に連結されている。ロック解除レバー44の前端部にはロックピン41が連結されている。
タワー側ブラケット42に取り付けられたロックフレーム46には、ガイド筒46aが形成されるとともに、ガイド筒46aに相対する位置にロック穴46bが形成されている。ロックピン41はガイド筒46a内を上下に移動することによって、ロックピン41がロック穴46bに嵌合する係止位置と、ロックピン41がロック穴46bから外れた係止解除位置との間で移動可能となっている。
ロック解除レバー44は、ロックピン41を係止位置に移動させるロック位置(図2に示す位置)と、ロックピン41を係止解除位置に移動させるロック解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動可能(回動可能)である。ロック解除レバー44のうち支点ピン44aよりも前側(ジブ15側)の部分とタワー側ブラケット42との間には、シリンダ装置4が介装されている。ロック解除レバー44は、シリンダ装置4が備えるスプリング4dによってロック位置の方向に付勢されている。
ロックフレーム46内には、ピンブロック部材48が設けられている。ピンブロック部材48は、ロックフレーム46内を前後方向に移動可能であり、スプリング48aによって前方に付勢されている。図3、図4に示すように、ロックピン41が係止解除位置にあるときには、ピンブロック部材48がガイド筒46aの一部を閉塞する位置まで付勢される。これによって、ロックピン41がピンブロック部材48によってブロックされ、係止位置に移動できないようになっている。
(シリンダ装置)
シリンダ装置4は、油圧式単動シリンダである。シリンダ装置4の伸縮ロッド4aは、ロック解除レバー44のうち支点ピン44aよりも前側(ジブ15側)の部分に連結されている。また、シリンダ4bの基端部は、タワー側ブラケット42に対して回動可能に取り付けられている。シリンダ4bの油圧室4cに圧油を供給すると、伸縮ロッド4aが伸長し、ロック解除レバー44をロック解除位置に移動させる。
油圧室4cの反対側には、伸縮ロッド4aをシリンダ4bに押し込む方向に付勢するスプリング4dが設けられている。したがって、油圧室4cに圧油が供給されないときには、伸縮ロッド4aがスプリング4dによって付勢されることで収縮する。これにより、ロック解除レバー44をロック位置に移動させる力がロック解除レバー44に作用する。なお、シリンダ装置4は、運転室13内に設けた不図示の操作スイッチにより遠隔操作可能である。
なお、ロック解除レバー44の後端部にロープ(図示せず)が連結されていてもよい。このロープを引っ張ることにより、スプリング4dによる付勢力に抗してロック解除レバー44をロック解除位置に移動させることが可能である。また、ロープを引っ張るのを止めれば、スプリング4dによる付勢力によって、ロック解除レバー44がロック位置に移動可能となる。
(被係止装置)
ジブ15に設けられた被係止装置3は、係止軸51を有しており、この係止軸51がロックピン41によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ15がタワー14にロックされる。ジブ15に取り付けられたジブ側ブラケット52には、左右一対の軸支持ブラケット53が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット53の先端にはベアリング53aが設けられており、左右一対のベアリング53aによりロックピン41と交差する係止軸51が支持されている。
上記のような構成において、図2に示すように、係止位置にあるロックピン41により、ロックピン41よりもタワー14側に位置する係止軸51が係止されることで、ジブ15がタワー14の前面部にロックされる。ジブ15がロック状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。
ジブ15のロックを解除する場合には、運転室13の操作スイッチをオンにしてシリンダ装置4を作動させる。シリンダ装置4の油圧室4cに圧油が供給されると、伸縮ロッド4aが伸長することで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動する。
その結果、図3に示すように、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。すると、係止軸51がスプリング48aの付勢力によってピンブロック部材48に押される。このとき、ジブ15をタワー14から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ15のロックが解除される。このとき、ロックピン41はピンブロック部材48によってブロックされ、ロックピン41が係止位置に戻ることはない。ジブ15のロックが解除状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。なお、後述するように、タワー14が鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢であり、ジブ15が垂下した状態である場合には、係止軸51の係止状態を解除することで、ジブ15のロックを解除した後に、後述する移動手段により係止装置2をジブ15から離隔させることになる。
ジブ15がタワー14から離れた後、運転室13の操作スイッチをオフにすると、シリンダ装置4の油圧室4cから圧油が排出される。その結果、スプリング4dの付勢力によって伸縮ロッド4aが収縮しようとするが、図4に示すように、ロックピン41はピンブロック部材48によってブロックされているため、伸縮ロッド4aは収縮しない。
ジブ15をロックする場合には、図4に示す状態において、ジブ15をタワー14の前面に向かって折り畳む。すると、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、スプリング48aの付勢力に抗してピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。その結果、ピンブロック部材48によるロックピン41のブロックが解除され、図2に示すように、スプリング4dの付勢力により伸縮ロッド4aが収縮し、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
(移動手段)
また、ジブ係留装置1は、図1のA-A断面図である図6に示すように、移動手段5を有している。移動手段5は、タワー14に着脱可能に取り付けられており、係止装置2を、タワー14の腹面(図中右面)に近接した第1の位置と、タワー14から離隔した第2の位置との間で移動させる。
移動手段5は、フレーム61と、油圧シリンダ(シリンダ)62と、ガイド部材63と、被ガイド部材64と、を有している。
フレーム61は、横長形状であって、タワー14の背面側(図中左面側)に水平に設けられている。フレーム61の両端部は、タワー14を構成するメインパイプ14Pに、Uボルト65およびナット66により、着脱可能にそれぞれ取り付けられている。
油圧シリンダ62は、タワー14の内側において、タワー14の長手方向に直交する方向(図中左右方向)に配置されている。油圧シリンダ62のシリンダ本体は、フレーム61に連結されている。具体的には、フレーム61の中央部に設けられたクレビス61aに、油圧シリンダ62のシリンダ本体に設けられたクレビス62aが、ピン67および抜け止めピン68により取り付けられている。
油圧シリンダ62のシリンダロッドの先端部は、係止装置2のタワー側ブラケット42に連結されている。具体的には、タワー側ブラケット42の中央部に設けられたクレビス42aに、油圧シリンダ62のシリンダロッドの先端部に設けられたクレビス62bが、ピン67および抜け止めピン68により取り付けられている。
図6をB方向から見た側面図である図7にも示すように、タワー14の腹面側の2本のメインパイプ14Pには、ガイド部材63が、Uボルト65およびナット66により、着脱可能にそれぞれ取り付けられている。
図7をC方向から見た側面図である図8に示すように、ガイド部材63は、Uボルト65およびナット66によりメインパイプ14Pに取り付けられたベース板63aと、このベース板63aに固着された断面コ字状の部材63bとを有している。ベース板63aと部材63bとで、断面矩形の空間63cが形成されている。
図6に戻って、係止装置2のタワー側ブラケット42の両端部には、被ガイド部材64がそれぞれ固定されている。被ガイド部材64は、油圧シリンダ62に平行に配置されて、ガイド部材63の空間63cを挿通している。被ガイド部材64は、ガイド部材63により、油圧シリンダ62に平行な方向にガイドされる。
上記の構成において、図示しない油圧源により油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが最短まで収縮された場合には、図6に示すように、係止装置2はタワー14の腹面に近接した第1の位置に位置する。
一方、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させていくと、図1のA-A断面図である図9、および、図9をB方向から見た側面図である図10に示すように、係止装置2はタワー14から離隔していく。このとき、被ガイド部材64は、ガイド部材63にガイドされ、ガイド部材63の空間63c内を摺動する。そして、後述するように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブ15を垂下させた状態で、係止装置2を第2の位置まで移動させると、係止装置2が被係止装置3に当接することになる。
また、後述するように、第2の位置において、被係止装置3を係止装置2で係止した後に、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを収縮させると、垂下したジブ15がタワー14に引き寄せられることになる。このとき、被ガイド部材64がガイド部材63にガイドされることで、被係止装置3を係止装置2で係止した状態においても、前後左右方向に振れることなく滑らかに係止装置2を移動させることができる。なお、ガイド部材63に少量のグリースを塗布しておくと、係止装置2をより滑らかに移動させることが可能になる。
なお、本実施形態では、油圧シリンダ62を、タワー14の断面の中央部に1本配置しているが、移動手段5の剛性をより強固なものにするために、油圧シリンダ62をタワー14の断面の両端部(図6の上端部と下端部)にそれぞれ配置してもよい。
また、本実施形態では、フレーム61とガイド部材63とは別体であるが、フレーム61とガイド部材63とを一体にすることで、強度および剛性をより向上させてもよい。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置1の動作について、図11~図13を参照しつつ説明する。図11~図13は、タワークレーン10の側面図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図11に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。このとき、係止装置2はタワー14の腹面に近接した第1の位置に位置している。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。これにより、係止装置2が第2の位置に移動した際に、係止装置2で被係止装置3を係止することが可能になる。そして、巻上ロープ17を繰り出してフック18を地面に下ろす。
次に、図12に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させることで、係止装置2を第1の位置から第2の位置に移動させる。このとき、ロック解除レバー44はロック解除位置に位置している。係止装置2が被係止装置3に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
なお、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にした後に、係止装置2を第2の位置に移動させたが、係止装置2を第2の位置に移動させた後に、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にしてもよい。
次に、図13に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを収縮させることで、被係止装置3を係止した状態の係止装置2を第2の位置から第1の位置に移動させる。これにより、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。
次に、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、被係止装置3を係止装置2で係止した状態で、図13に示すように、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図12に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させることで、被係止装置3を係止した状態の係止装置2を、第1の位置から第2の位置に移動させる。これにより、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。
その後、図3に示すように、シリンダ装置4の伸縮ロッド4aを伸長させることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、図11に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを収縮させることで、係止装置2を第2の位置から第1の位置に移動させる。そして、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置1によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブ15を垂下させた状態で、係止装置2を第1の位置から第2の位置に移動させて、被係止装置3を係止装置2によって係止する。そして、被係止装置3を係止した状態の係止装置2を、第2の位置から第1の位置に移動させることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。
このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブ15をタワー14に係留することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れが少ない。また、被係止装置3を係止装置2によって係止することで、ジブ15の係留状態が安定する。よって、見た目が安定した状態でジブ15の係留を行うことができるとともに、ジブ15を安定的に係留することができる。
また、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、被係止装置3を係止装置2で係止し、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、係止装置2を第1の位置から第2の位置に移動させることで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。そして、係止装置2と被係止装置3との係合を解除し、係止装置2を第2の位置から第1の位置に移動させる。
このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、タワー14からジブ15を解放することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れが少ない。よって、見た目が安定した状態でジブ15の解放を行うことができる。
また、被ガイド部材64がガイド部材63にガイドされる。これにより、被係止装置3を係止装置2で係止した状態においても、前後左右方向に振れることなく滑らかに係止装置2を移動させることができる。
また、移動手段5を、タワー14に着脱可能に取り付けることで、作業内容に応じてタワー14の長さを変更する場合に、タワー14への取り付け位置を容易に変更することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(係止装置の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(係止装置)
図14~図17は、本実施形態のジブ係留装置101の拡大側面図である。係止装置102は、ラッチ(係止具)71を有する。このラッチ71が、被係止装置3の係止軸(被係止具)51を係止する係止位置(図14に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図15に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
タワー側ブラケット72に取り付けられたラッチ支持ブラケット(ブラケット)73には、ラッチ71が支点ピン73aを介して回動可能に連結されている。ラッチ71には、下方に突出した爪71aが形成されている。ラッチ71における爪71aよりもラッチ支持ブラケット73側には、係止軸51が係合可能な係合溝71bが形成されており、ラッチ71における爪71aに対して係合溝71bとは反対側には、上方から下方に向かってラッチ支持ブラケット73側に傾斜した傾斜面71cが形成されている。
ラッチ71は、係止軸51が係合溝71bに係合する係止位置と、係止軸51が係合溝71bから外れた係止解除位置との間で移動可能(回動可能)である。
ラッチ71のうち支点ピン73aよりも下側の部分とラッチ支持ブラケット73との間には、シリンダ装置4が介装されている。ラッチ71は、シリンダ装置4が備えるスプリング4dによって係止位置の方向に付勢されている。
シリンダ装置4は、油圧式単動シリンダである。シリンダ装置4の伸縮ロッド4aは、ラッチ支持ブラケット73に連結されており、シリンダ4bの油圧室4cに圧油を供給すると、伸縮ロッド4aが伸長し、ラッチ71を係止解除位置に移動させる。
油圧室4cの反対側には、伸縮ロッド4aをシリンダ4bに引き込む方向に付勢するスプリング4dが設けられている。したがって、油圧室4cに圧油が供給されないときには、伸縮ロッド4aがスプリング4dによって付勢されることで収縮し、ラッチ71を係止位置に移動させる。
なお、ラッチ71の側面に、棒状レバーが取り付けられた構成であってもよい。棒状レバーは、その前端部がラッチ71に固定されており、その後端部にロープが連結されている。このロープを引っ張ることにより、スプリング4dによる付勢力に抗してラッチ71を係止解除位置に移動させることが可能である。また、ロープを引っ張るのを止めれば、スプリング4dによる付勢力によって、ラッチ71が係止位置に移動する。
以上のように構成されたジブ係留装置101の動作について、図14~図17を参照しつつ説明する。図14に示すように、係止位置にあるラッチ71の係合溝71bに係止軸51が係合することで、ジブ15がタワー14の前面部にロックされる。
ジブ15のロックを解除する場合には、運転室13の操作スイッチをオンにしてシリンダ装置4を作動させる。シリンダ装置4の油圧室4cに圧油が供給されると、伸縮ロッド4aが伸長することでラッチ71が係止解除位置に移動する。
その結果、図15に示すように、係止軸51の係止状態が解除される。このとき、ジブ15をタワー14から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ15のロックが解除される。なお、後述するように、タワー14が鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢であり、ジブ15が垂下した状態である場合には、係止軸51の係止状態を解除することで、ジブ15のロックを解除した後に、移動手段5により係止装置2をジブ15から離隔させることになる。
ジブ15がタワー14から離れた後、運転室13の操作スイッチをオフにすると、シリンダ装置4の油圧室4cから圧油が排出され、スプリング4dの付勢力によって伸縮ロッド4aが収縮し、図16に示すように、ラッチ71が係止位置に移動する。図16に示す状態において、ジブ15をタワー14の前面に向かって折り畳むと、図17に示すように、係止軸51がラッチ71の傾斜面71cに当接し、傾斜面71cに沿って摺動することで、スプリング4dの付勢力に抗してラッチ71を係止解除位置の方向に回動させる。そして、係止軸51が爪71aを乗り越えると、図14に示すように、係止軸51が係合溝71bに係合し、ジブ15がタワー14にロックされる。
(移動手段)
図1のA-A断面図である図18、および、図18をB方向から見た側面図である図19に示すように、第1実施形態と同様の移動手段5によって、係止装置102が移動可能にされている。油圧シリンダ62のシリンダロッドの先端部は、係止装置102のタワー側ブラケット72に連結されている。具体的には、タワー側ブラケット72の中央部に設けられたクレビス72aに、油圧シリンダ62のシリンダロッドの先端部に設けられたクレビス62bが、ピン67および抜け止めピン68により取り付けられている。係止装置102は、共通のタワー側ブラケット72に対して、タワー側ブラケット72の両端部(図18の上端部と下端部)にそれぞれ設けられている。
図18に示すように、図示しない油圧源により油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが最短まで収縮された場合には、係止装置102はタワー14の腹面に近接した第1の位置に位置する。一方、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させていくと、図1のA-A断面図である図20、および、図20をB方向から見た側面図である図21に示すように、係止装置102はタワー14から離隔していく。そして、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブ15を垂下させた状態で、係止装置102を第2の位置まで移動させると、係止装置102が被係止装置3に当接することになる。
ジブ係留装置101の動作については、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。上記の構成によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(解除部材の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(解除部材)
本実施形態のジブ係留装置201は、図1のA-A断面図である図22、および、図22をB方向から見た側面図である図23に示すように、解除部材6を有している。
ジブ係留装置201が有する係止装置202は、第1実施形態の係止装置2とほぼ同じ構成であるが、前端部にロックピン41が連結されたロック解除レバー244の後端部が、上方に湾曲されている点で異なる。
また、ロック解除レバー244とタワー側ブラケット42との間には、シリンダ装置4の代わりに、スプリング(付勢部材)47が介装されている。ロック解除レバー244は、スプリング47によってロック位置の方向に付勢されている。
本実施形態において、移動手段5は、第2の位置よりもさらにタワー14から離隔した第3の位置に係止装置202を移動させることが可能である。解除部材6は、係止装置202が第3の位置に移動された際に、係止装置202と被係止装置3との係合を解除する。
解除部材6は、解除ロッド(棒部材)81と、ストッパ82と、を有している。
解除ロッド81は、一端がロック解除レバー244の後端部に連結されている。油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが伸長又は収縮されると、解除ロッド81は係止装置202とともに移動する。
ストッパ82は、油圧シリンダ62のシリンダ本体のジブ15側の端部において、シリンダ本体上に立設されている。ストッパ82は、解除ロッド81が挿通する孔82aを有している(図26参照)。
図1のA-A断面図である図24、および、図24をB方向から見た側面図である図25に示すように、移動手段5により、係止装置202が第1の位置から第2の位置に移動される。
図25の要部Dの拡大図である図26に示すように、解除ロッド81の他端には、ナット83が固定されている。解除ロッド81において、ナット83の隣には、球面ナット84が固定されている。球面ナット84におけるロック解除レバー244側の面は、ロック解除レバー244側に凸な球面になっている。ナット83と球面ナット84との間には、ストライカ85が固定されている。
係止装置202が第2の位置に移動された際に、ストッパ82には、球面ナット84が当接する。ストッパ82において、球面ナット84の球面が当接する部分には、ロック解除レバー244側に凹な球面部82bが形成されている。
このような構成において、図1のA-A断面図である図27、および、図27をB方向から見た側面図である図28に示すように、係止装置202が第2の位置よりもさらにタワー14から離隔した第3の位置に移動される。このとき、第2の位置において球面ナット84がストッパ82に当接した解除ロッド81においては、さらなる移動が抑制される。そのため、解除ロッド81によってロック解除レバー244の後端部がタワー14側に引っ張られることになる。これにより、スプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー244がロック解除位置に移動することで、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。ロック解除レバー244がロック解除位置に移動する際に、球面ナット84が球面部82bを摺動することで、解除ロッド81の上下方向の動きが吸収される。
(リミットスイッチ)
また、図27をB方向から見た側面図である図29に示すように、ジブ係留装置201は、リミットスイッチ(当接検出手段)86を有している。リミットスイッチ86は、ストッパ82に設けられている。リミットスイッチ86は、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82の球面部82bに当接した際に、その検出部がストライカ85によって押圧されることで、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82に当接したことを検出する。
また、ジブ係留装置201は、リミットスイッチ(第1位置検出手段)87を有している。リミットスイッチ87は、ロックフレーム46に設けられている。リミットスイッチ87は、ロックピン41がロック穴46bに嵌合した際に、その検出部がロックピン41の先端部によって押圧されることで、ロックピン41が係止位置に位置することを検出する。
また、ジブ係留装置201は、リミットスイッチ(第2位置検出手段)88を有している。リミットスイッチ88は、レバー支持ブラケット43に設けられている。リミットスイッチ88は、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置した際に、その検出部がロック解除レバー244によって押圧されることで、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置すること、ひいては、ロックピン41が係止解除位置に位置することを検出する。
また、ジブ係留装置201は、リミットスイッチ(第3位置検出手段)89を有している。リミットスイッチ89は、ガイド部材63に設けられている。リミットスイッチ89は、係止装置202が第1の位置に位置した際に、その検出部が係止装置202のタワー側ブラケット42によって押圧されることで、係止装置202が第1の位置に位置することを検出する。
(コントローラ)
また、ジブ係留装置201は、コントローラ(移動制御手段、停止制御手段)を有している。コントローラ90の機能図である図30に示すように、コントローラ90には、各種信号が入力される。具体的には、解除ロッド検出信号、ロックピン検出信号、ロック解除レバー検出信号、係止装置検出信号、ブーム角度信号が、コントローラ90に入力される。
解除ロッド検出信号は、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82に当接した際に、リミットスイッチ86から出力される。ロックピン検出信号は、ロックピン41が係止位置に位置した際に、リミットスイッチ87から出力される。ロック解除レバー検出信号は、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置した際に、リミットスイッチ88から出力される。係止装置検出信号は、係止装置202が第1の位置に位置した際に、リミットスイッチ89から出力される。ブーム角度信号は、タワー14の起伏角度を検出する装置から出力される。タワー14の起伏角度を検出する装置は、例えばタワー14と上部旋回体12との間に設けられている。
また、コントローラ90からは、各種停止信号が出力される。具体的には、油圧シリンダ停止信号、ブーム下げ停止信号、ブーム上げ停止信号、ジブ下げ停止信号、および、ジブ上げ停止信号が、コントローラ90から出力される。
油圧シリンダ停止信号は、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さの伸長を停止させる際に、移動手段5に入力される。ブーム下げ停止信号は、タワー14の倒伏動作を停止させる際に、ブーム起伏用ドラムに入力される。ブーム上げ停止信号は、タワー14の起立動作を停止させる際に、ブーム起伏用ドラムに入力される。ジブ下げ停止信号は、ジブ15の倒伏動作を停止させる際に、ジブ起伏用ドラムに入力される。ジブ上げ停止信号は、ジブ15の起立動作を停止させる際に、ジブ起伏用ドラムに入力される。
また、コントローラ90には、ジブ係留信号と、ジブ解放信号とが入力される。ジブ係留信号は、ジブ15をタワー14に係留する際に、後述する操作パネルから入力される。ジブ解放信号は、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際に、操作パネルから入力される。
また、コントローラ90からは、橙色ランプ点灯信号、緑色ランプ点灯信号、黄色ランプ点灯信号、青色ランプ点灯信号、および、赤色ランプ点灯信号が出力される。橙色ランプ点灯信号は、解除ロッド検出信号を受信した際に、橙色ランプに入力される。緑色ランプ点灯信号は、ロックピン検出信号を受信した際に、緑色ランプに入力される。黄色ランプ点灯信号は、ロック解除レバー検出信号を受信した際に、黄色ランプに入力される。青色ランプ点灯信号は、係止装置検出信号を受信した際に、青色ランプに入力される。赤色ランプ点灯信号は、各種停止信号を出力した際に、赤色ランプに入力される。橙色ランプ、緑色ランプ、黄色ランプ、青色ランプ、および、赤色ランプについては後述する。
(操作パネル)
運転室13(図1参照)には、操作パネルが設けられている。操作パネル91の正面図である図31に示すように、操作パネル91には、シリンダ伸縮スイッチ92、ジブ係留ボタン93、ジブ解放ボタン94、緑色ランプ95、黄色ランプ96、青色ランプ97、橙色ランプ98、および、赤色ランプ99が設けられている。
シリンダ伸縮スイッチ92は、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸縮させる際に操作される。シリンダ伸縮スイッチ92は、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを収縮させる収縮ボタン92aと、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させる伸長ボタン92bと、を有している。収縮ボタン92aが操作されると、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが収縮される一方、伸長ボタン92bが操作されると、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが伸長されることになる。
ジブ係留ボタン93は、ジブ15をタワー14に係留する際に操作される。ジブ係留ボタン93が操作されると、コントローラ90にジブ係留信号が入力され、コントローラ90は、第1実施形態で説明したジブ係留動作(係留ステップ)が行われることを認識する。
ジブ解放ボタン94は、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際に操作される。ジブ解放ボタン94が操作されると、コントローラ90にジブ解放信号が入力され、コントローラ90は、第1実施形態で説明したジブ解放動作(解放ステップ)が行われることを認識する。
緑色ランプ95は、ロックピン検出信号がコントローラ90に入力された際に点灯される。即ち、緑色ランプ95は、ロックピン41が係止位置に位置しているときに点灯する。
黄色ランプ96は、ロック解除レバー検出信号がコントローラ90に入力された際に点灯される。即ち、黄色ランプ96は、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置(ロックピン41が係止解除位置に位置)しているときに点灯する。
青色ランプ97は、係止装置検出信号がコントローラ90に入力された際に点灯される。即ち、青色ランプ97は、係止装置202が第1の位置に位置しているときに点灯する。
橙色ランプ98は、解除ロッド検出信号がコントローラ90に入力された際に点灯される。即ち、橙色ランプ98は、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82に当接しているときに点灯する。
赤色ランプ99は、コントローラ90から各種停止信号(油圧シリンダ停止信号、ブーム下げ停止信号、ブーム上げ停止信号、ジブ下げ停止信号、および、ジブ上げ停止信号)が出力された際に点灯される。即ち、赤色ランプ99は、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さの伸長が停止された際、タワー14の倒伏動作が停止された際、タワー14の起立動作が停止された際、ジブ15の倒伏動作が停止された際、および、ジブ15の起立動作が停止された際に、点灯する。
油圧シリンダ停止信号は、ジブ係留ボタン93あるいはジブ解放ボタン94が選択されていないときに、移動手段5に入力される。これにより、ジブ係留動作およびジブ解放動作以外において、係止装置202の移動が防止される。また、油圧シリンダ停止信号は、ジブ係留動作およびジブ解放動作において、タワー14の起伏角度が79度以下のときに、移動手段5に入力される。これにより、タワー14の起伏角度が79度以下のときに係止装置202の移動が防止されることで、ジブ係留動作およびジブ解放動作が行われるのが防止される。また、油圧シリンダ停止信号は、ジブ係留動作において、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82に当接しているとき(橙色ランプ98の点灯時)に、移動手段5に入力される。これにより、係止装置202が第2の位置で停止される。
ブーム下げ停止信号は、ジブ係留動作において、ロックピン41が係止位置に位置していないとき(緑色ランプ95の消灯時)に、ブーム起伏用ドラムに入力される。これにより、係止装置202が被係止装置3を係止していない状態でタワー14を倒伏させることが防止される。また、ブーム下げ停止信号は、ジブ係留動作において、係止装置202が第1の位置に位置していないとき(青色ランプ97の消灯時)に、ブーム起伏用ドラムに入力される。これにより、ジブ15を完全にタワー14に引き寄せていない状態でタワー14を倒伏させることが防止される。
ブーム上げ停止信号は、ジブ解放動作において、ロックピン41が係止位置に位置していないとき(緑色ランプ95の消灯時)に、ブーム起伏用ドラムに入力される。これにより、係止装置202が被係止装置3を係止していない状態でタワー14を起立させることが防止される。
ジブ下げ停止信号は、ジブ係留動作において、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置(ロックピン41が係止解除位置に位置)していないとき(黄色ランプ96の消灯時)に、ジブ起伏用ドラムに入力される。これにより、ロック解除レバー244がロック位置に位置(ロックピン41が係止位置に位置)した状態で、被係止装置3に係止装置202を当接させることが防止される。
ジブ上げ停止信号は、ジブ解放動作において、ロック解除レバー244がロック解除位置に位置(ロックピン41が係止解除位置に位置)していないとき(黄色ランプ96の消灯時)に、ジブ起伏用ドラムに入力される。これにより、係止装置202と被係止装置3とが係合した状態で、ジブ15を起立させることが防止される。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置201の動作について、図11~図13を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態では、タワー14の水平面からの傾斜角度を81度にして、ジブ係留動作を行う一方、タワー14の水平面からの傾斜角度を80度にして、ジブ解放動作を行っている。これは、本実施形態では、ジブ係留動作において、係止装置202を第2の位置に移動させたときに、垂下した状態のジブ15に取り付けられた被係止装置3に係止装置202が当接し、ジブ解放動作において、第2の位置よりもさらにタワー14から離隔した第3の位置に係止装置202を移動させたときに、ジブ15が垂下した状態になるようにするためである。即ち、傾斜角度が80度の方が、傾斜角度が81度の場合よりも、垂下したジブ15とタワー14との距離が長くなるので、第2の位置に係止装置202を移動させるジブ係留動作を、81度の傾斜角度で行い、第2の位置よりもさらにタワー14から離隔した第3の位置に係止装置202を移動させるジブ解放動作を、80度の傾斜角度で行っているのである。
(係留ステップ)
操作パネル91のジブ係留ボタン93が選択された場合、コントローラ90は、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留するジブ係留動作が行われることを認識する。まず、図11に示すように、ブーム起伏用ドラムからブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は81度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。このとき、係止装置202はタワー14の腹面に近接した第1の位置に位置している(青色ランプ97は点灯)。
次に、ジブ起伏用ドラムからジブ起伏用ロープ24を繰り出すことで、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。これにより、係止装置202が第2の位置に移動した際に、係止装置202で被係止装置3を係止することが可能になる。そして、フック用ドラムから巻上ロープ17を繰り出すことで、フック18を地面に下ろす。
次に、操作パネル91の伸長ボタン92bが操作されると、図12に示すように、コントローラ90は、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さを伸長させる(青色ランプ97は消灯)。そして、解除ロッド81の球面ナット84がストッパ82に当接することで、解除ロッド検出信号がコントローラ90に入力されると、コントローラ90は、橙色ランプ98を点灯させるとともに、油圧シリンダ停止信号を出力して、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さの伸長を停止させる。これにより、係止装置202が第1の位置から第2の位置に移動する。このとき、ロック解除レバー244はロック解除位置に位置している(黄色ランプ96は点灯)。
係止装置202が被係止装置3に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー244がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。ロック解除レバー244がロック位置に位置すると、コントローラ90は、ロック解除レバー検出信号を受信しなくなり、黄色ランプ96を消灯させる。また、ロックピン41が係止位置に位置すると、コントローラ90は、ロックピン検出信号を受信して、緑色ランプ95を点灯させる。
なお、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にした後に、係止装置202を第2の位置に移動させたが、係止装置202を第2の位置に移動させた後に、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にしてもよい。このとき、黄色ランプ96が消灯していれば、ロック解除レバー244がロック位置に位置(ロックピン41が係止位置に位置)しているので、コントローラ90は、ジブ下げ停止信号を出力し、ジブ15の倒伏を停止させる。これにより、被係止装置3に係止装置202が係合できない状態で被係止装置3に係止装置202を当接させることによりジブ係留装置201が破損するのを未然に防止することができる。
次に、操作パネル91の収縮ボタン92aが操作されると、図13に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが収縮する。そして、係止装置202が第1の位置に位置することで、係止装置検出信号がコントローラ90に入力されると、コントローラ90は、青色ランプ97を点灯させるとともに、油圧シリンダ停止信号を出力して、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さの収縮を停止させる。これにより、被係止装置3を係止した状態の係止装置202が第2の位置から第1の位置に移動し、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。
次に、ブーム起伏用ドラムからブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
また、このとき、緑色ランプ95が消灯していれば、ロックピン41が係止位置から外れているので、コントローラ90は、ブーム下げ停止信号を出力し、タワー14の倒伏を停止させる。これにより、タワー14の倒伏中に係止装置202と被係止装置3との係合が外れてジブ15が落下する危険性を未然に防止することができる。また、このとき、青色ランプ97が消灯していれば、係止装置202が第1の位置からずれているので、コントローラ90は、ブーム下げ停止信号を出力し、タワー14の倒伏を停止させる。これにより、タワー14の倒伏中にジブ15の先端部が地面に衝突するのを未然に防止することができる。
(解放ステップ)
操作パネル91のジブ解放ボタン94が操作された場合、コントローラ90は、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放するジブ解放動作が行われることを認識する。まず、被係止装置3を係止装置202で係止した状態で、図13に示すように、ブーム起伏用ドラムでブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
このとき、緑色ランプ95が消灯していれば、ロックピン41が係止位置から外れているので、コントローラ90は、ブーム上げ停止信号を出力し、タワー14の起立を停止させる。これにより、タワー14の起立中に係止装置202と被係止装置3との係合が外れてジブ15が落下する危険性を未然に防止することができる。
次に、操作パネル91の伸長ボタン92bが操作されると、図12に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが伸長する(青色ランプ97は消灯)。これにより、被係止装置3を係止した状態の係止装置202が、第1の位置から第2の位置に移動し、タワー14に引き寄せられていたジブ15がタワー14から離隔する。
次に、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さをさらに伸長させる。係止装置202が第3の位置に移動することで、ジブ15が垂下した状態になる。また、解除ロッド81によってロック解除レバー244の後端部がタワー14側に引っ張られることにより、スプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー244がロック解除位置に移動する。これにより、ジブ15のロックが解除される。ロック解除レバー244がロック解除位置に位置すると、コントローラ90は、ロック解除レバー検出信号を受信して、黄色ランプ96を点灯させる。また、ロックピン41が係止解除位置に位置すると、コントローラ90は、ロックピン検出信号を受信しなくなり、緑色ランプ95を消灯させる。
次に、ジブ起伏用ドラムでジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を起立させて、ジブ15をタワー14から完全に離隔させる。このとき、黄色ランプ96が消灯していれば、ロック解除レバー244がロック解除位置から外れているので、コントローラ90は、ジブ上げ停止信号を出力し、ジブ15の起立を停止させる。これにより、係止装置202と被係止装置3との係合が完全に解除されていない状態でジブ15を起立させることによりジブ係留装置201が破損するのを未然に防止することができる。
次に、操作パネル91の収縮ボタン92aが操作されると、図11に示すように、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さが収縮する。そして、係止装置202が第1の位置に位置することで、係止装置検出信号がコントローラ90に入力されると、コントローラ90は、青色ランプ97を点灯させるとともに、油圧シリンダ停止信号を出力して、油圧シリンダ62のシリンダロッドの伸縮長さの収縮を停止させる。これにより、係止装置202が第2の位置から第1の位置に移動する。
そして、ジブ起伏用ドラムでジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、ブーム起伏用ドラムでブーム起伏用ロープ30の巻き取りおよび繰り出しを行うことで、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
(変形例)
なお、本実施形態では、第1実施形態の係止装置2とほぼ同じ構成の係止装置202を用いているが、第2実施形態の係止装置102とほぼ同じ構成の係止装置212を用いてもよい。
即ち、図1のA-A断面図である図32、および、図32をB方向から見た側面図である図33に示すように、一対のラッチ71の間に棒状のフレーム75が配置されており、フレーム75の両端部はラッチ71にそれぞれ固定されている。フレーム75には、上方に延びるレバー部材76の下端が固定されており、レバー部材76の上端部には、解除ロッド81の一端が連結されている。
なお、係止装置212においては、ラッチ71とラッチ支持ブラケット73との間に、シリンダ装置4の代わりに、スプリング(付勢部材)74が介装されている。ラッチ71は、スプリング74によって係止位置の方向に付勢されている。
このような構成であっても、係止装置212が第3の位置に移動されると、解除ロッド81によってレバー部材76がタワー14側に引っ張られることになる。これにより、スプリング74による付勢力に抗してラッチ71が係止解除位置に移動することで、係止軸51の係止状態が解除される。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置201によると、第2の位置よりもさらにタワー14から離隔した第3の位置に係止装置202を移動させると、解除部材6が係止装置202と被係止装置3との係合を解除する。よって、係止装置202を第3の位置に移動させれば、作業者が解除部材6を操作しなくても、係止装置202と被係止装置3との係合が解除されるので、作業者の負担を軽減させることができる。
また、係止装置202を第3の位置に移動させると、他端がストッパ82に当接した解除ロッド81によってロック解除レバー244が引っ張られることにより、スプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー244がロック解除位置に移動する。これにより、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止が解除されるので、係止装置202と被係止装置3との係合を好適に解除することができる。
また、解除ロッド81の他端がストッパ82に当接した際に、係止装置202の移動を停止させる。これにより、係止装置202を第2の位置で自動停止させることができるので、作業者の負担を軽減させることができる。
また、リミットスイッチ87、リミットスイッチ88、および、リミットスイッチ89の検出結果に基づいて、タワー14の倒伏を停止させる。これにより、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際に、ロックピン41が係止位置に位置していない状態や、係止装置202が第1の位置に位置していない状態で、タワー14を倒伏させて、ジブ15が落下したり、ジブ15の先端部が地面に衝突したりするのを防止することができる。また、リミットスイッチ87、リミットスイッチ88、および、リミットスイッチ89の検出結果に基づいて、ジブ15の起立を停止させる。これにより、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際に、ロックピン41が係止位置に位置した状態で、ジブ15を起立させて、ジブ係留装置201が破損するのを防止することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のジブ係留装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(ジブ係留装置の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(ジブ係留装置の構成)
本実施形態のジブ係留装置301は、タワークレーン10の側面図である図34に示すように、ホースリール35と、リービングウィンチ(ウィンチ)36と、を有している。
ホースリール35は、タワー14を構成する下部ブームの内側において、タワー14の先端側に設けられている。ホースリール35には、油圧ホース(ホース)111が巻かれている。ホースリール35には、上部旋回体12から圧油送油ホース(図示せず)が接続されている。ホースリール35には、図示しないゼンマイばね(付勢手段)が装着されており、油圧ホース111は、ゼンマイばねによってホースリール35に巻き取られる方向に常時付勢されている。
油圧ホース111は、移動手段5が有する油圧シリンダ62を作動させるためのものである。油圧ホース111は、2本のホースを横に並べて一対とした所謂ツインホースであり、このツインホースは、2本のホースが横に並んだ状態でホースリール35に多層に巻き取られるようになっている。
リービングウィンチ36は、タワー14を構成する下部ブームの内側において、タワー14の基端側に設けられている。なお、リービングウィンチ36は、上部旋回体12(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよいし、下部走行体11(特に、タワー14側の部分)に設けられていてもよい。
リービングウィンチ36は、フック用ドラムに巻き取られている太径(Φ30)の巻上ロープ17をジブ15の先端のジブポイントシーブ16まで繰り出す際に使用される。リービングウィンチ36に巻き取られている細径(φ10)のロープ112の先端部を、ジブポイントシーブ16、タワー14の上部に設けられたガイドローラ113およびガイドシーブ114を経由して、タワー14の背面(図34の上面)に沿ってフック用ドラムまで繰り出す。そして、ロープ112の先端部を、フック用ドラムに巻かれている巻上ロープ17の先端部に連結した後、リービングウィンチ36でロープ112を巻き取る。これにより、巻上ロープ17は、タワー14の背面に沿ってガイドシーブ114およびガイドローラ113を経由して、ジブポイントシーブ16まで、人力に頼らずに引き出される。
また、タワー14の上部には、ガイドシーブ115a,115bが設けられている。ガイドシーブ115a,115bは、タワー14を構成するメインパイプに固定されたシーブ取付ブラケット116に回転自在に装着されている。ガイドシーブ115a,115bは、リービングウィンチ36のロープ112をタワー14の背面側からタワー14の内側に案内するものである。
タワー14における油圧シリンダ62の設置位置の近傍には、取付具117が設けられている。また、タワー14におけるホースリール35の取付位置の近傍にも、取付具117が設けられている。
取付具117の側面図である図35、および、図35をE方向から見た側面図である図36に示すように、取付具117は、Uボルトとナットによりメインパイプ14Pに着脱自在に取付けられている。この取付具117には、長方形の板状のホースコネクタ118を係合させることが可能である。
ホースコネクタ118の中央部において、ホースリール35側の面と、油圧シリンダ62側の面との間には、2つの面に連通する油路が形成されている。図35をF方向から見た正面図である図37に示すように、ホースコネクタ118のホースリール35側(図中下側)の面には、油圧ホース111の先端部が接続される配管ポート118aが設けられている。ホースコネクタ118の油圧シリンダ62側(図中上側)の面には、接続ホース119の一端が接続される配管ポート118bが設けられている。接続ホース119の他端は、油圧シリンダ62の配管ポートに接続されることになる。
図36に示すように、取付具117には、切欠き部117aが形成されている。この切欠き部117aの内側にホースコネクタ118の中央部が収まるように、ホースコネクタ118をG方向にスライドさせ、取付具117の油圧シリンダ62側の面にホースコネクタ118を当接させることで、取付具117にホースコネクタ118が係合される。取付具117の油圧シリンダ62側の面には、取付具117に係合させたホースコネクタ118がG方向とは逆方向にずれるのを防止するためのストッパ120が設けられている。
また、図35に示すように、ホースコネクタ118の油圧シリンダ62側の面には、リービングウィンチ36から繰り出されたロープ112の先端に取り付けられたフック112aを連結するためのリング状部材121が固定されている。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置301の動作について、図34を参照しつつ説明する。
まず、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ホースコネクタ118は、ホースリール35の取付位置の近傍に設けられた取付具117に係合している。また、接続ホース119の他端は、油圧シリンダ62の配管ポートに接続されていない。
次に、リービングウィンチ36に巻き取られているロープ112を繰り出し、ジブ15の先端のジブポイントシーブ16からガイドローラ113、ガイドシーブ114およびガイドシーブ115a,115bを経由させて、タワー14の内面に沿ってホースリール35の設置位置まで繰り出す。そして、ロープ112の先端に取り付けられたフック112aを、ホースコネクタ118のリング状部材121に連結する。
次に、リービングウィンチ36でロープ112を巻き取る。これにより、油圧ホース111をホースリール35に巻き取るゼンマイばねの付勢力に抗して、油圧シリンダ62の設置位置の近傍に設けられた取付具117まで、ホースコネクタ118が引き出される。
次に、油圧シリンダ62の設置位置の近傍に設けられた取付具117にホースコネクタ118を係合させる。そして、接続ホース119の他端を、油圧シリンダ62の配管ポートに接続する。
(変形例)
なお、本実施形態では、ホースコネクタ118および接続ホース119を用いたが、ホースリール35から引き出された油圧ホース111の先端部を直接油圧シリンダ62の配管ポートに接続してもよい。この場合、ロープ112で油圧ホース111を引き出した状態を維持したまま、油圧ホース111の先端部を配管ポートに接続することで、ゼンマイばねの付勢力に抗して容易に接続作業を行うことができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置301によると、リービングウィンチ36でロープ112を巻き取ることで、ゼンマイばねによる付勢力に抗して油圧ホース111の先端部が移動手段5の方に引き出される。これにより、人力に頼らずに、油圧ホース111の先端部を容易に移動手段5まで引き出すことができる。そして、油圧ホース111に張力が負荷されていない状態で、油圧ホース111を移動手段5に接続することができる。
また、リービングウィンチ36でロープ112を巻き取ることで、ホースコネクタ118を移動手段5の方に引き出し、接続ホース119を移動手段5に接続する。油圧ホース111の長さが足りない場合や、タワー14の長さを変更した場合に、接続ホース119の長さを変更することで、接続ホース119を介して油圧ホース111を移動手段5に好適に接続することができる。
また、ホースコネクタ118を取付具117に係合させることで、接続ホース119に張力が負荷されていない状態で、接続ホース119を移動手段5に接続することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1,101,201,301 ジブ係留装置
2,102,202,212 係止装置
3 被係止装置
4 シリンダ装置(解除部材)
5 移動手段
6 解除部材
10 タワークレーン
11 下部走行体(クレーン本体)
12 上部旋回体(クレーン本体)
13 運転室
14 タワー(ブーム)
15 ジブ
16 ジブポイントシーブ
17 巻上ロープ
18 フック
19 カウンタウエイト
20 ガントリ
21 ジブ起伏用下部スプレッダ
22 ジブガイライン
23 ジブ起伏用上部スプレッダ
24 ジブ起伏用ロープ
25 ストラット
26 ジブガイライン
27 ブーム起伏用下部スプレッダ
28 ブームガイライン
29 ブーム起伏用上部スプレッダ
30 ブーム起伏用ロープ
31 ブームフットピン
32 バックストップ装置
35 ホースリール
36 リービングウィンチ(ウィンチ)
41 ロックピン(係止具)
42 タワー側ブラケット(ブラケット)
43 レバー支持ブラケット
44,244 ロック解除レバー(ロック解除部材)
46 ロックフレーム
47 スプリング(付勢部材)
48 ピンブロック部材
51 係止軸(被係止具)
52 ジブ側ブラケット
53 軸支持ブラケット
61 フレーム
62 油圧シリンダ
63 ガイド部材
64 被ガイド部材
71 ラッチ(係止具)
72 タワー側ブラケット
73 ラッチ支持ブラケット(ブラケット)
74 スプリング(付勢部材)
75 フレーム
76 レバー部材
81 解除ロッド(棒部材)
82 ストッパ
83 ナット
84 球面ナット
85 ストライカ
86 リミットスイッチ(当接検出手段)
87 リミットスイッチ(第1位置検出手段)
88 リミットスイッチ(第2位置検出手段)
89 リミットスイッチ(第3位置検出手段)
90 コントローラ(移動制御手段、停止制御手段)
91 操作パネル
92 シリンダ伸縮スイッチ
93 ジブ係留ボタン
94 ジブ解放ボタン
95 緑色ランプ
96 黄色ランプ
97 青色ランプ
98 橙色ランプ
99 赤色ランプ
111 油圧ホース(ホース)
112 ロープ
113 ガイドローラ
114 ガイドシーブ
115a,115b ガイドシーブ
116 シーブ取付ブラケット
117 取付具
118 ホースコネクタ
119 接続ホース
120 ストッパ
121 リング状部材

Claims (5)

  1. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップを有し、
    前記係留ステップは、
    前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、
    前記ブームに設けられた係止装置を、移動手段により、前記ブームの腹面に近接した第1の位置から、前記ブームから離隔した第2の位置に移動させて、前記ジブに設けられた被係止装置を前記係止装置によって係止する係止ステップと、
    前記被係止装置を係止した状態の前記係止装置を、前記移動手段により前記第2の位置から前記第1の位置に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、
    を有し、
    ウィンチから繰り出して、前記ブームの先端部で折り返したロープの先端部を、付勢手段によってホースリールに巻き取られる方向に常時付勢されたホースの先端部に連結する連結ステップと、
    前記ロープの先端部を前記ホースの先端部に連結した状態で、前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ホースの先端部を前記移動手段の方に引き出す引出ステップと、
    をさらに有することを特徴とするジブ係留方法。
  2. 前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する解放ステップをさらに有し、
    前記解放ステップは、
    前記被係止装置を前記係止装置で係止した状態で、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、
    前記被係止装置を係止した状態の前記係止装置を、前記移動手段により、前記第1の位置から前記第2の位置に移動させることで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させる離隔ステップと、
    解除部材により前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除する解除ステップと、
    前記係止装置を、前記移動手段により前記第2の位置から前記第1の位置に移動させる移動ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のジブ係留方法。
  3. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、
    前記ブームに設けられた係止装置と、
    前記ジブに設けられ、前記ジブが折り畳まれた際に、前記係止装置によって係止される被係止装置と、
    前記ブームに設けられ、前記係止装置を、前記ブームの腹面に近接した第1の位置と、前記ブームから離隔した第2の位置との間で移動させる移動手段と、
    を有し、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、前記係止装置を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させて、前記被係止装置を前記係止装置で係止し、前記被係止装置を係止した状態の前記係止装置を前記第2の位置から前記第1の位置に移動させることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せ、
    前記ブームに設けられ、ホースが巻かれたホースリールと、
    前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられたウィンチと、
    をさらに有し、
    前記ホースは、付勢手段によって前記ホースリールに巻き取られる方向に常時付勢されており、
    前記ウィンチから繰り出されて、前記ブームの先端部で折り返されたロープの先端部が、前記ホースの先端部に連結され、
    前記ウィンチで前記ロープを巻き取ることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ホースの先端部が前記移動手段の方に引き出されることを特徴とするジブ係留装置。
  4. 前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することが可能な解除部材をさらに有し、
    前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記被係止装置を前記係止装置で係止し、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、前記係止装置を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させることで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させ、前記解除部材により前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除し、前記係止装置を前記第2の位置から前記第1の位置に移動させることを特徴とする請求項に記載のジブ係留装置。
  5. 前記移動手段は、
    前記ブームの内側において、前記ブームの長手方向に直交する方向に配置され、シリンダロッドの先端部に前記係止装置が連結されたシリンダと、
    前記係止装置に固定されて前記シリンダに平行に配置された被ガイド部材と、
    前記ブームに取り付けられて前記被ガイド部材を前記シリンダに平行な方向にガイドするガイド部材と、
    を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載のジブ係留装置。
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