JP2018114616A - 金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品 - Google Patents

金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品 Download PDF

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【課題】成形用金型に組込まれる金型用部材の汎用性を高め低コスト化を実現可能な金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品を提供する。【解決手段】成形品Pを成形する成形用金型1に取付けられるアンダーカット処理機構20を成形用金型1に対して位置決めするための金型用アタッチメント10であって、金型用アタッチメント10を成形用金型1に対して位置決めするフランジ11と、フランジ11と一体的に形成された、又はフランジ11が取付けられた本体部13と、を備え、本体部13を介してアンダーカット処理機構20を成形用金型1に対して位置決め可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、成形品を成形する成形用金型に取付けられ使用される金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品に関する。
成形品を成形する成形用金型では、成形品の形状や装置構成に応じて成形用金型ごとに寸法が異なり、これに伴い成形用金型の各構成部材の要求寸法も異なる。このため寸法が互いに異なる各成形用金型は、他の成形用金型と共用することができない専用部材を有している。
専用部材は、各成形用金型に対して個別に設計及び加工が必要であり、共用化又は標準化が可能な構成部材と比べて高価になることが多い。
例えば、本件出願人が既に出願した樹脂成形用金型装置(特許文献1参照)は、エジェクタピンによる成形品の突出し機構に連動して成形品のアンダーカット部の型抜きを可能とする、樹脂成形用金型への加工及び組み込みが容易であり、構成が比較的単純で低コストなアンダーカット処理機構を備えているが、成形品の形状や装置構成、特に、成形用金型の深さ及び突出し機構の突出しストロークに応じて該アンダーカット処理機構の寸法を変更する必要があり、その都度、設計及び加工が必要となっている。
特開2007−176047号公報
特許文献1に記載のアンダーカット処理機構等の金型用部材を含む成形用金型において、寸法が互いに異なる各成形用金型に対し、互いの構成部材、特に、比較的高価な専用部材の共有化又は標準化を実現することで、成形用金型の低コスト化が可能となる。
また特許文献1に記載のアンダーカット処理機構において、比較的深い成形用金型にアンダーカット処理機構を取付ける場合、アンダーカット処理機構の全長を長くする必要があり、各構成部材の加工が困難になることがある。
本発明の目的は、成形用金型に組込まれる金型用部材の汎用性を高め低コスト化を実現可能な金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品を提供することである。
本発明は、成形品を成形する成形用金型に取付けられる金型用部材を前記成形用金型に対して位置決めするための金型用アタッチメントであって、本金型用アタッチメントを前記成形用金型に対して位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手段と一体的に形成された、又は前記位置決め手段が取付けられた本体部と、を備え、前記本体部を介して前記金型用部材を前記成形用金型に対して位置決め可能に構成されていることを特徴とする金型用アタッチメントである。
また本発明の金型用アタッチメントは、さらに前記本体部に一体的に形成され、又は前記本体部に取付けられ、前記金型用部材を拘束するように構成された拘束手段を備えることを特徴とする。
また本発明の金型用アタッチメントにおいて、前記拘束手段は、前記金型用部材に対し、嵌合、係合、螺合、密接又は接合するように構成されていることを特徴とする。
また本発明の金型用アタッチメントにおいて、前記拘束手段は、前記金型用部材に対し、前記成形用金型の型締め及び型開き方向に対し交差する方向にスライドして係合するように構成されていることを特徴とする。
また本発明の金型用アタッチメントにおいて、前記金型用部材は、前記成形品のアンダーカット部を成形するとともに、前記アンダーカット部の型抜きを行うために前記成形用金型の型開き方向に対し交差する方向に移動する形状駒と、前記成形用金型の一部に内設されるホルダーと、前記形状駒に一体的に形成された又は前記形状駒に連結された前記ホルダー内を摺動し前記形状駒を移動させる摺動駒と、前記摺動駒を保持した状態で前記ホルダー内を摺動する保持駒とを備えるアンダーカット処理機構であり、前記拘束手段は、前記ホルダーを拘束するように構成されていることを特徴とする。
また本発明の金型用アタッチメントにおいて、前記拘束手段は、前記ホルダーに対し、前記形状駒の移動方向、前記成形用金型の型締め及び型開き方向のうち、少なくとも一方に対し交差する方向にスライドして係合するように構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記金型用アタッチメントを備えることを特徴とする成形用金型である。
また本発明は、前記金型用アタッチメント、又は前記成形用金型で成形された成形品である。
本発明によれば、金型用アタッチメントによって成形用金型に対する金型用部材の位置決めが可能なので、金型用アタッチメントの寸法を変更することで金型用部材の寸法を変更することなく、成形用金型に対する金型用部材の位置調節が可能となる。これにより、異なる寸法の成形用金型に対し金型用部材を共用化又は標準化することが可能となり、金型用部材の汎用性を高め成形用金型全体の低コスト化を実現可能である。
また比較的深い成形用金型に金型用部材を組込む場合においても、金型用アタッチメントの全長を成形用金型の深さに合わせることで対応可能となり、金型用部材を加工が容易な寸法に設定することが可能となる。
本発明の第1実施形態の成形用金型1の縦断面図である。 図1の成形用金型1の金型用アタッチメント10の斜視図である。 図1の成形用金型1のアンダーカット処理機構20の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態の金型用アタッチメント51及び金型用アタッチメント51に螺合したアンダーカット処理機構50の縦断面図である。 本発明の第3実施形態の金型用アタッチメント61及び金型用アタッチメント51に螺合したアンダーカット処理機構60の縦断面図である。 本発明の第4実施形態の金型用アタッチメント71及び金型用アタッチメント71に密接したアンダーカット処理機構70の縦断面図である。 本発明の第5実施形態の金型用アタッチメント80の斜視図である。 本発明の第6実施形態の金型用アタッチメント81の斜視図である。
図1は、本発明の第1実施形態の成形用金型1の縦断面図であり、図2は、図1の成形用金型1の金型用アタッチメント10の斜視図であり、図3は、図1の成形用金型1のアンダーカット処理機構20の分解斜視図である。なお図1において、後述するホルダー21、保持駒22、摺動駒23、エジェクタピン44は、断面図ではなく正面図で示している(後述する図4から図6についても同様)。
本発明の第1実施形態の成形用金型1は、図1に示す成形品Pを成形する成形用金型であって、固定型40、可動型41、可動取付板42、エジェクタ台板43、エジェクタピン44、アンダーカット処理機構20及び金型用アタッチメント10を備えている。
なお本発明の特徴は、成形用金型1のアンダーカット処理機構20を取付ける固定型40又は可動型41の深さに応じて金型用アタッチメント10の全長を変更することで、比較的深い固定型40又は可動型41へのアンダーカット処理機構20の取付けを容易化するとともに、深さの異なる固定型40又は可動型41に同一寸法のアンダーカット処理機構20を適用可能とする点にある。
固定型40、可動型41、可動取付板42、エジェクタ台板43、エジェクタピン44は、一般的な成形用金型と同様に構成され、図示しないスペーサブロックを介して可動取付板42に固定された可動型41が可動取付板42の駆動により固定型40に対して型締め及び型開き方向(図のY方向)に往復移動し、エジェクタ台板43が可動取付板42(可動型41)と同期して可動型41と可動取付板42との間でY方向に往復移動するように構成されている。
アンダーカット処理機構20は、成形品PのX方向に突出したアンダーカット部P1の成形及び型抜きを可能とする機構であり、ホルダー21、保持駒22、摺動駒23及び形状駒24を備えている。
ホルダー21は、2つの同一形状の片割ホルダー部材25(図3参照)を組合せて成り、上端面及び下端面が開口した内部空間を備える箱形筒状に形成されている。ホルダー21は、金型用アタッチメント10と係合した状態で成形用金型1の可動型41に内設される。各ホルダー部材25は、外面の基端側に金型用アタッチメント10と係合する係合溝26を有し、内面に摺動駒23をガイドする斜溝27を有している。
ホルダー21の斜溝27及び後述する摺動駒23の斜条32の長さ及び角度は、成形品Pのアンダーカット部P1の形状、特に、アンダーカット部P1のX方向への突出量と、エジェクタピン44(エジェクタ台板43)のストロークとに応じて、成形用金型1の型開き後に形状駒24が成形品Pのアンダーカット部P1から外れるように決められる。
保持駒22は、図3に示すように、直方体形状の部材から成り、その下端側にエジェクタピン44の先端がネジ止め等で固定された状態で型抜き方向(Y方向)に摺動可能にホルダー21内に収容される。保持駒22の上端面には、X方向に延びる突条29が設けられており、突条29に摺動駒23が摺動可能に係合される。
摺動駒23は、図3に示すように、上端面が下端面に比べて面積の広い台形ブロック部材からなり、下端面に保持駒22の突条29に摺動可能に係合する凹溝31が形成されている。またホルダー21の斜溝27に摺動可能に嵌り込む斜条32が台形状両側面の斜辺に沿って形成されている。
摺動駒23は、凹溝31を保持駒22の突条29に係合させ、斜条32をホルダー21の斜溝27に嵌め込んだ状態でホルダー21内に収容され、保持駒22のY方向への移動に連動してホルダー21の斜溝27に沿って摺動する。
形状駒24は、図1に示すように、アンダーカット部P1を含む成形品Pの一部に沿った形状のブロック部材であり、摺動駒23の上端面にネジ止め等で固定されている。形状駒24の形状は、成形品Pの形状に応じて決められる。なお形状駒24は、摺動駒23に一体的に形成されていてもよいが、アンダーカット処理機構20の汎用性を高める点においては摺動駒23に後付けする構成であることが好ましい。これは、保持駒22とエジェクタピン44との関係においても同様である。
金型用アタッチメント10は、アンダーカット処理機構20と係合した状態で成形用金型1の可動型41に内設され、アンダーカット処理機構20のスペーサとして機能する。金型用アタッチメント10は、本体部13が略円筒形状であり、成形用金型1の可動型41との位置決めを行うフランジ11が基端に形成され、アンダーカット処理機構20のホルダー21の係合溝26と係合する係合爪12が先端に形成されている。金型用アタッチメント10の本体部13は、内側をエジェクタピン44が通過可能な寸法で形成されている。また金型用アタッチメント10の長さは、可動型41の深さに応じて、アンダーカット処理機構20を可動型41に対して適切な位置に配置可能に設定される。
係合爪12は、アンダーカット処理機構20のホルダー21の係合溝26に対しZ方向にスライドして互いに係合するように形成されている。係合時の係合爪12のスライド方向は、特定の方向に限定されるものではないが、成形用金型1に対するアンダーカット処理機構20の位置をしっかりと拘束する上では、成形用金型1の型締め及び型開き、アンダーカット処理機構20の形状駒24の移動によるホルダー21のがたつきを防止するために、成形用金型1の型締め及び型開き方向であるY方向に交差するとともに、アンダーカット処理機構20の形状駒24の移動方向であるX方向に交差する方向であることが好ましく、Y方向及びX方向に直交するZ方向であると、より好ましい。
次に、成形用金型1において成形品Pを射出成形によって成形する場合を例として、本実施形態の成形用金型1の作用を説明する。成形品Pの成形時には、摺動駒23が可動型41に内設されたホルダー21内に収容され、形状駒24が成形品Pのアンダーカット部P1を成形するように成形位置に支持されている(図1参照)。このような状態で、形状駒24を含む成形用金型1のキャビティに溶融材料を充填させた後に冷却固化させて、アンダーカット部P1を備えた成形品Pが成形される。
成形品Pの成形が終了すると、固定型40を可動型41から離脱させた後、エジェクタ台板43を上方に駆動する。すると、エジェクタ台板43上に立設されているエジェクタピン44が型抜き方向であるY方向に向って真っ直ぐに突き出し動作を行う。ホルダー21内では、エジェクタピン44の先端部に固定されている保持駒22が、エジェクタピン44と一緒にY方向へ移動する。
保持駒22のY方向への移動に伴って、保持駒22の突条29に基端側の凹溝31が連結支持されている摺動駒23は、図1に示す成形位置からY方向およびX方向へ同時に移動する傾斜方向へ移動する。すなわち、摺動駒23がホルダー21にある斜溝27内を摺動しつつ、傾斜方向に沿って案内されホルダー21外に突出するとともに、形状駒24がアンダーカット部P1から遠ざかる。
このように、ホルダー21内における摺動駒23の移動は、摺動駒23の斜条32とホルダー21の内壁にある斜溝27との嵌合関係によって、確実かつ円滑に傾斜方向に案内される。
成形品Pが抜き去られると、エジェクタピン44が成形時の位置に戻るに従い、エジェクタピン44に引かれて保持駒22と共に摺動駒23及び形状駒24も初期位置に戻る(図1参照)。また、可動型41も成形位置に戻って、次の成形品Pが成形されることになる。ところで、摺動駒23は、アンダーカット部P1を含む成形品P全体の型抜き可能なストロークに応じた長さに設計する。これにより、成形品Pの型抜きにおける大きなストロークから小さなストロークまで適宜対応することができる。
本実施形態の成形用金型1によれば、可動型41(又は固定型40)に対するアンダーカット処理機構20の位置を金型用アタッチメント10によって調節可能となる。これにより、簡素な形状である金型用アタッチメント10の寸法を変更することで深さの異なる複数の可動型41(又は固定型40)に対して同一寸法のアンダーカット処理機構20を適用可能となり、アンダーカット処理機構20の汎用性の向上及び低コスト化を実現可能である。
このとき金型用アタッチメント10の寸法を変更するための設計費及び加工費等が必要となるが、金型用アタッチメント10は、アンダーカット処理機構20と比べて構成が簡素なので、アンダーカット処理機構20の寸法を変更する場合の設計費及び加工費等と比較して有利となる。またアンダーカット処理機構20(ホルダー21)の全長を金型用アタッチメント10によって補うことができるので、アンダーカット処理機構20をコンパクトに維持することが可能となる。
また可動型41(又は固定型40)におけるアンダーカット処理機構20の取付部の深さが比較的深い場合、金型用アタッチメント10を使用せずにアンダーカット処理機構20の全長を長くしようとすると、アンダーカット処理機構20の加工、特に、ホルダー21の斜溝27の加工が困難となる場合がある。本実施形態の成形用金型1によれば、可動型41(又は固定型40)の深さに応じて金型用アタッチメント10の全長を変更することで、アンダーカット処理機構20の全長を変更する必要がなくなる。従って、このような場合においてもアンダーカット処理機構20の汎用性の向上、低コスト化及びコンパクト化を実現可能である。
また本実施形態の成形用金型1によれば、金型用アタッチメント10の構成が簡素であるとともに、金型用アタッチメント10のアンダーカット処理機構20への取付け、金型用アタッチメント10及びアンダーカット処理機構20の成形用金型1への加工及び組込みが容易であり、さらなる低コスト化を実現可能である。
また本実施形態の成形用金型1によれば、成形する成形品の形状が異なる等の理由で互いに構成、形状及び寸法が異なる成形用金型に対し、基本的には、成形品の形状及び各成形用金型に対するホルダー21の取付位置に応じて、形状駒24の形状及び金型用アタッチメント10の寸法を変更することによってアンダーカット処理機構20を各成形用金型に適用可能となる。
つまり、アンダーカット処理機構20を互いに異なる各成形用金型に適用するにあたり、ホルダー21、保持駒22及び摺動駒23の寸法を変更する必要がないので、ホルダー21内に保持駒22及び摺動駒23を組込んだユニットを互いに異なる各成形用金型に共用可能な標準ユニットとすることができる。該標準ユニット化により、アンダーカット処理機構20の設計費及び加工費を大幅に低減することが可能となる。
図4は、本発明の第2実施形態の金型用アタッチメント51及び金型用アタッチメント51に螺合したアンダーカット処理機構50の縦断面図である。図5は、本発明の第3実施形態の金型用アタッチメント61及び金型用アタッチメント51に螺合したアンダーカット処理機構60の縦断面図である。図1から図3に示す第1実施形態の成形用金型1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2及び第3実施形態の金型用アタッチメント51、61及び金型用アタッチメント51、61に螺合したアンダーカット処理機構50、60は、第1実施形態の成形用金型1の金型用アタッチメント10及びアンダーカット処理機構20と基本的構成は同じであるが、金型用アタッチメント51、61が、それぞれ、係合爪12に代えて、アンダーカット処理機構50、60のホルダー52、62に螺合する拘束手段である雌ネジ部53、雄ネジ部63を備えている。
図6は、本発明の第4実施形態の金型用アタッチメント71及び金型用アタッチメント71に密接したアンダーカット処理機構70の縦断面図である。図1から図3に示す第1実施形態の成形用金型1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態の金型用アタッチメント71及び金型用アタッチメント71に密接したアンダーカット処理機構70は、第1実施形態の成形用金型1の金型用アタッチメント10及びアンダーカット処理機構20と基本的構成は同じであるが、金型用アタッチメント71の端面73をアンダーカット処理機構70のホルダー72の端面に密接させることで成形用金型1に対するアンダーカット処理機構70の位置を拘束するように構成されている。
第2から第4実施形態の金型用アタッチメント51、61、71に示すように、本発明における金型用アタッチメントによるアンダーカット処理機構の位置決め及び拘束手段は、特定の手段に限定されるものではなく、係合、螺合、密接、嵌合及び溶接を含む接合等の適宜最適な手段とすればよい。
図7は、本発明の第5実施形態の金型用アタッチメント80の斜視図である。図8は、本発明の第6実施形態の金型用アタッチメント81の斜視図である。図6に示す第4実施形態の金型用アタッチメント71と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第5、第6実施形態の金型用アタッチメント80、81は、第4実施形態の金型用アタッチメント71と基本的構成は同じであるが、第5実施形態の金型用アタッチメント80の本体部85が略角筒形状であり、第6実施形態の金型用アタッチメント81の本体部86が略平板形状の2つの部材で構成されている。
第5、第6実施形態の金型用アタッチメント80、81に示すように、本発明における金型用アタッチメントの本体部の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、適宜最適な形状とすればよい。
以上、第1実施形態の成形用金型1、第2から第6実施形態の金型用アタッチメント51、61、71、80、81を用いて、本発明の金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品を説明したが、本発明の金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品は、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。例えば、成形用金型、アンダーカット処理機構及び金型用アタッチメントの形状は、具体的に図示したものに限定されるわけではない。
本発明の金型用アタッチメントにおいて、成形用金型への位置決め手段は、各実施形態に示したフランジ11に限定されるものではない。また本発明の金型用アタッチメントの位置決め手段及び成形用金型に対するアンダーカット処理機構等の金型用部材の位置を拘束する拘束手段は、各実施形態に示したように金型用アタッチメントの本体部に一体的に形成されていてもよく、後付されていてもよい。
また第1実施形態の成形用金型1のアンダーカット処理機構20において、保持駒22側に凹溝(図示省略)、摺動駒23側に突条(図示省略)が形成されていてもよい。同様にホルダー21側に斜条(図示省略)、摺動駒23側に斜溝(図示省略)が形成されていてもよい。また保持駒22と摺動駒23との連結手段は、突条29や凹溝31に限定されるものではなく、保持駒22が摺動駒23を移動可能に保持可能な構成であればよく、同様にホルダー21及び摺動駒23の斜溝27、斜条32についても、これに限定されるものではなく、ホルダー21が摺動駒23をがたつくことなくガイド可能な構成であればよい。
また本発明の成形用金型において、金型用アタッチメント及び金型用アタッチメントによって位置決めを行うアンダーカット処理機構等の金型用部材の数は、特定の数に限定されるものではなく、2つ以上であってもよい。
また本発明の成形用金型に使用される各構成部材の材質は、特定の材質に限定されるものではなく、公知の成形用金型に使用される部材の材質と同様のものを適宜用いればよい。ただし各構成部材における摺動面は、摺動性の良好な材質又は摺動性の良好な表面処理が施された材料を用いることが好ましい。なお各摺動面は、面接触であるものに限定されるものではなく、線接触や点接触であってもよい。
また本発明の成形用金型において、各構成部材の角及び側稜にR面取りやC面取り等が施されていてもよい。
また本発明の成形用金型は、上下に開閉する成形用金型に限定されるものではなく、左右又は別の方向に開閉する成形用金型であってもよい。
また本発明の金型用アタッチメント、成形用金型は、射出成形金型以外にダイカスト金型のようなモールド金型、モールドプレス成形金型などに好適に使用することができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1 成形用金型
10、51、61、71、80、81 金型用アタッチメント
11 フランジ
12 係合爪
13、85、86 本体部
20、50、60、70 アンダーカット処理機構
21 ホルダー
22 保持駒
23 摺動駒
24 形状駒
53 雌ネジ部
63 雄ネジ部
73 端面
P 成形品
P1 アンダーカット部

Claims (8)

  1. 成形品を成形する成形用金型に取付けられる金型用部材を前記成形用金型に対して位置決めするための金型用アタッチメントであって、
    本金型用アタッチメントを前記成形用金型に対して位置決めする位置決め手段と、
    前記位置決め手段と一体的に形成された、又は前記位置決め手段が取付けられた本体部と、
    を備え、
    前記本体部を介して前記金型用部材を前記成形用金型に対して位置決め可能に構成されていることを特徴とする金型用アタッチメント。
  2. さらに前記本体部に一体的に形成され、又は前記本体部に取付けられ、前記金型用部材を拘束するように構成された拘束手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の金型用アタッチメント。
  3. 前記拘束手段は、前記金型用部材に対し、嵌合、係合、螺合、密接又は接合するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の金型用アタッチメント。
  4. 前記拘束手段は、前記金型用部材に対し、前記成形用金型の型締め及び型開き方向に対し交差する方向にスライドして係合するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の金型用アタッチメント。
  5. 前記金型用部材は、前記成形品のアンダーカット部を成形するとともに、前記アンダーカット部の型抜きを行うために前記成形用金型の型開き方向に対し交差する方向に移動する形状駒と、前記成形用金型の一部に内設されるホルダーと、前記形状駒に一体的に形成された又は前記形状駒に連結された前記ホルダー内を摺動し前記形状駒を移動させる摺動駒と、前記摺動駒を保持した状態で前記ホルダー内を摺動する保持駒とを備えるアンダーカット処理機構であり、
    前記拘束手段は、前記ホルダーを拘束するように構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の金型用アタッチメント。
  6. 前記拘束手段は、前記ホルダーに対し、前記形状駒の移動方向、前記成形用金型の型締め及び型開き方向のうち、少なくとも一方に対し交差する方向にスライドして係合するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の金型用アタッチメント。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の金型用アタッチメントを備えることを特徴とする成形用金型。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の金型用アタッチメント、又は請求項7に記載の成形用金型で成形された成形品。
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