JP2002052574A - カセット式金型装置 - Google Patents

カセット式金型装置

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JP2002052574A
JP2002052574A JP2000238715A JP2000238715A JP2002052574A JP 2002052574 A JP2002052574 A JP 2002052574A JP 2000238715 A JP2000238715 A JP 2000238715A JP 2000238715 A JP2000238715 A JP 2000238715A JP 2002052574 A JP2002052574 A JP 2002052574A
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Japan
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cassette
mold
clamp
die
cassette holder
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JP2000238715A
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English (en)
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Junichi Hamamoto
順一 濱本
Takahiro Yamaguchi
恭弘 山口
Yoshinori Yamanashi
義典 山梨
Riichi Sano
利一 佐野
Toru Yagi
徹 八木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2673Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds
    • B29C45/2675Mounting of exchangeable mould inserts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセット金型をカセットホルダ金型に対して
迅速かつ正確に位置決めして保持する。 【解決手段】 本発明のカセット式金型装置10は、ク
ランプカム38の第1の当接面38a、第2の当接面3
8b及び第3の当接面38cが、カセット金型21の各
対応面21a、21b、21cに当接した状態で、クラ
ンプ駆動シリンダ37によるクランプカム38の図中左
方への移動に伴って、カセット金型21を所定方向に移
動させる。これにより、カセット金型21はカセットホ
ルダ金型31の各基準面31a、31bに押し付けら
れ、位置決め且つ保持される。この時、スライドコア2
3とコア駆動シリンダ32とが、連結機構34を介して
連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセット金型及び
カセットホルダ金型の固定金型に対する可動金型の移動
に伴って、例えばコネクタ等の樹脂製品の射出成形を行
うカセット式金型装置に関し、詳しくはカセットホルダ
金型に装着されたカセット金型を迅速かつ正確に位置決
めして保持するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示したように、従来のカセット式
金型装置40は、所要形状の製品成形部(図示しない)
を有するカセット金型41を、カセットホルダ金型42
に着脱可能に装着し、カセット金型41及びカセットホ
ルダ金型42の固定側金型(図示しない)に対するこの
可動側金型41、42の接近及び離反方向の移動に伴っ
て、図示しないコネクタ等の樹脂製品の金型成形を行う
ものである。前記カセット金型41は、少量生産される
コネクタ等に応じてそれぞれ用意され、異なる形状及び
大きさのコネクタ等を成形する毎に適宜交換される。
【0003】また、前記カセット金型41は、カセット
ホルダ金型42に図6中下方から上方に向けて装着さ
れ、カセットホルダ金型42に設けられたクランプ機構
43によって、装着方向(図6中上方)に対して略45
度をなす図中矢印方向に押圧される。これにより、カセ
ット金型41は、カセットホルダ金型42の一対の基準
面42aに押し付けられ、所定位置に保持される。
【0004】また、図7に示したように、従来の他のカ
セット式金型装置50は、カセット金型51をカセット
ホルダ金型52に、固定側金型(図示しない)に対する
可動側金型51、52の接近及び離反方向に沿って装着
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカセット式金型装置40では、カセットホルダ
金型42へのカセット金型41の装着時、カセット金型
41をクランプ機構43によって、カセット金型41の
対角線に沿う方向(カセット金型41の装着方向に対し
て斜め方向)に付勢し、カセットホルダ金型42の各基
準面42aにカセット金型41を押し付けて保持する。
このため、例えば冷却ジョイント等の障害となる物があ
る場合、カセットホルダ金型42の各基準面42aに対
してカセット金型41がスムースに位置決めできないと
いう問題があった。また、クランプ機構43を設けるカ
セットホルダ金型42の小型化が困難であるという問題
もあった。
【0006】また、従来のカセット式金型装置50で
は、カセット金型51は、カセットホルダ金型52に該
カセットホルダ金型52の移動方向と同方向から装着さ
れ、カセットホルダ金型52の各基準面52aに押し付
けられることがない。このため、ノックピン等によるカ
セット金型51の位置決め工程が必要となるという問題
があった。
【0007】本発明は、カセット金型をカセットホルダ
金型に対して迅速かつ正確に位置決めして保持すること
ができるとともに、カセットホルダ金型の小型化を図る
ことができるカセット式金型装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、所要形状の製品成形部を有するカセット金型がカセ
ットホルダ金型に着脱可能に装着され、前記カセット金
型及び前記カセットホルダ金型の固定金型に対する可動
金型の移動に伴って金型成形を行うカセット式金型装置
において、前記カセットホルダ金型に対する前記カセッ
ト金型の着脱方向が、前記可動金型の移動方向と直交す
る方向であり、且つ前記カセットホルダ金型には、装着
された前記カセット金型を前記カセットホルダ金型の所
定位置に位置決めして保持するクランプ手段及び該クラ
ンプ手段を駆動するクランプ駆動手段が設けられ、該ク
ランプ手段は、前記クランプ駆動手段によってカセット
金型の装着方向と同一平面内で直交する方向に移動可能
であるとともに、移動方向前端部に第1の当接面及び第
2の当接面を有していることを特徴とするカセット式金
型装置によって解決することができる。
【0009】また、上記課題は、前記カセット式金型装
置において、好ましくは前記カセット金型には、製品に
アンダーカット部を形成するためのスライドコアが摺動
可能に設けられ、且つ前記カセットホルダ金型には、前
記スライドコアを摺動させるコア駆動手段が設けられ、
前記スライドコアと前記コア駆動手段とは、カセットホ
ルダ金型へのカセット金型の装着に伴って、連結機構を
介して連結されることを特徴とするカセット式金型装置
によって解決できる。
【0010】上記構成のカセット式金型装置によれば、
カセット金型がカセットホルダ金型に装着された際、ク
ランプ手段がクランプ駆動手段によってカセット金型の
装着方向と同一平面内で直交する方向に移動され、第1
の当接面及び第2の当接面をカセット金型の対応する面
にそれぞれ当接して、カセット金型をクランプ手段の移
動方向及びカセットホルダ金型への装着方向に付勢す
る。これにより、カセット金型は、カセットホルダ金型
の対応する各基準面に押し付けられて保持される。
【0011】即ち、クランプ手段の第1の当接面は、移
動に伴ってカセット金型の対応する面に当接してカセッ
ト金型をクランプ手段の移動方向に付勢し、カセット金
型をカセットホルダ金型の対応する基準面に押し付けて
保持する。また、クランプ手段の第2の当接面は、移動
に伴ってカセット金型の対応する面に当接してカセット
金型をカセットホルダ金型への装着方向に付勢し、カセ
ット金型をカセットホルダ金型の対応する基準面に押し
付けて保持する。
【0012】また、クランプ駆動手段によるクランプ手
段の移動方向が、カセット金型の装着方向と同一平面内
で直交する方向なので、クランプ手段及びクランプ駆動
手段が設けられたカセットホルダ金型の小型化を図るこ
とができる。
【0013】更に、上記構成のカセット式金型装置にお
いて、スライドコアとコア駆動手段が、カセットホルダ
金型へのカセット金型の装着に伴って、連結機構を介し
て連結されるので、カセット金型をカセットホルダ金型
に装着するだけで、スライドコアをコア駆動手段によっ
て摺動可能な状態にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカセット式金型装
置の一実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明す
る。図1は本実施形態のカセット式金型装置を示す概略
側面図、図2は図1における可動金型側のカセット金型
及びカセットホルダ金型を示す概略平面図、図3は図1
におけるクランプ手段を示す概略図であり、図3(a)は
平面図であり図3(b)は側面図、図4は図2におけるク
ランプ手段のカセット金型に当接する前の状態を示す概
略平面図、図5は図4におけるクランプ手段のカセット
金型に当接した状態を示す要部の部分拡大図である。
【0015】図1及び図2に示すように、カセット式金
型装置10は、カセット金型20、21をカセットホル
ダ金型30、31に着脱可能に装着する。このカセット
ホルダ金型30、31へのカセット金型20、21の装
着方向は、カセット金型21及びカセットホルダ金型3
1の可動側金型(図1中下側の金型)の移動方向(図1
中上下方向)と直交する方向(図2中上方)である。前
記カセット式金型装置10は、カセット金型20、21
をカセットホルダ金型30、31に装着した状態で、カ
セット金型20及びカセットホルダ金型30の固定側金
型(図1中上側の金型)に対するカセット金型21及び
カセットホルダ金型31の可動側金型の接近方向(図1
中上方)及び離反方向(図1中下方)への移動に伴っ
て、図示しないコネクタ等の樹脂製品の金型成形及び取
り出しを行う。
【0016】前記カセット金型20、21には、所要形
状の製品成形部22aを有する丸入れ子カセット22
が、可動側金型の移動方向に沿って着脱可能に装着され
る。この丸入れ子カセット22は、熱伝導性の高い材質
(例えば、アルミ合金、銅合金等)で円筒状に形成され
ている。また、前記丸入れ子カセット22の外周面に
は、水等の冷却用流体の流路(図示しない)が、周方向
に沿って環状に形成されている。この冷却用流路には、
製品冷却用流路11から水等の冷却用流体が供給され
る。
【0017】なお、例えば、丸入れ子カセット22を1
組のカセット金型20、21に複数装着し、1組のカセ
ット金型20、21から複数の成形品を取り出すことが
できるように構成してもよい。
【0018】前記カセット金型21には、スライドコア
23及び製品押し出し部24が設けられている。このス
ライドコア23は、製品のアンダーカット部を形成する
ためのものであり、コア駆動シリンダ32によってカセ
ット金型21上面を図1中左右方向に摺動可能である。
また、前記製品押し出し部24は、カセット金型21の
図1中下部に配置されており、製品押し出し用ピン25
を押し出し板26の作動に伴って図1中上方に突出させ
ることにより、製品を丸入れ子カセット22の製品成形
部22aから外部に押し出す。
【0019】また、可動側のカセットホルダ金型31に
は、クランプ手段であるクランプカム38がカセット金
型21の装着位置の近傍に移動可能に配置され、このク
ランプカム38はクランプ駆動手段であるクランプ駆動
シリンダ37に連結されている。
【0020】前記コア駆動シリンダ32は、カセット金
型21がカセットホルダ金型31に装着されるのに伴っ
て、シリンダロッド33を連結機構34を介してスライ
ドコア23の図1中右側面に固定された連結ロッド27
に連結され、シリンダロッド33の移動によってスライ
ドコア23が摺動される。
【0021】前記連結機構34は、コア駆動シリンダ3
2のシリンダロッド33先端に形成された凹部33a及
び凸部33bと、スライドコア23の連結ロッド27先
端に形成された凹部27a及び凸部27bとからなる。
この連結機構34の各凹部27a、33aは、カセット
ホルダ金型31へのカセット金型21の図2中上方向に
沿った装着に伴って、各凸部27b、33bを相互に噛
み合うように嵌合される。これにより、連結機構34
は、カセットホルダ金型31へのカセット金型21の装
着完了状態(図2参照)において、コア駆動シリンダ3
2とスライドコア23とを連結する。
【0022】また、前記クランプ駆動シリンダ37の図
示していないシリンダロッドにクランプカム38が固定
されており、該シリンダロッド37aの作動に伴ってク
ランプカム38を図2中左方に移動させる。これによ
り、カセットホルダ金型31に仮装着されたカセット金
型21は、カセットホルダ金型31内の所定位置に位置
決め保持される。
【0023】前記クランプカム38は、図3に示すよう
にクランプ駆動シリンダ37によってカセット金型21
の装着方向(図2中上下方向)と同一平面内で直交する
方向(図2中左右方向)に移動可能である。このクラン
プカム38は、移動方向前端部(図1中左端部)に第1
の当接面38a、第2の当接面38b及び第3の当接面
38cを有している。従って、図2に示すようにクラン
プカム38は、クランプ駆動シリンダ37による図2中
左方向への移動に伴って、各当接面38a、38b、3
8cをカセット金型21の各対応面21a,21b,2
1cにそれぞれ当接して、それぞれ所定方向に付勢す
る。これにより、クランプカム38は、カセット金型2
1をカセットホルダ金型31の所定位置に位置決め保持
する。
【0024】即ち、図3に示したようにクランプカム3
8の第1の当接面38aは、クランプカム38の移動方
向前端部の角部に移動方向に対して緩斜面状に形成され
ている。この第1の当接面38aは、クランプ駆動シリ
ンダ37によるクランプカム38の図2中左方への移動
に伴って、徐々にカセット金型21の対応面21aに当
接してカセット金型21をクランプカム38の移動方向
(図2中左方)に移動させる。そして、カセット金型2
1をカセットホルダ金型31の対応する基準面31a
(図2中左側面)に押し付ける。
【0025】また、クランプカム38の第2の当接面3
8bは、第1の当接面38aに連続して、第1の当接面
38aより急斜面状に形成されている。この第2の当接
面38bは、クランプ駆動シリンダ37によるクランプ
カム38の図2中左方への移動に伴って、カセット金型
21の対応面21bに当接してカセット金型21をカセ
ットホルダ金型31への装着方向(図2中上方)に移動
させる。そして、カセット金型21をカセットホルダ金
型31の対応する基準面31b(図2中上側の面)に押
し付ける。
【0026】更に、クランプカム38の第3の当接面3
8cは、クランプカム38の移動方向前端部の図3
(b)中下面に、前端から下方に向けて緩斜面状に形成
されている。この第3の当接面38cは、クランプ駆動
シリンダ37によるクランプカム38の図2中左方への
移動に伴って、カセット金型21の対応面21cに当接
して、カセット金型21を図1中下方に付勢する。
【0027】また、前記カセットホルダ金型30、31
には、スプルー35が設けられている。このスプルー3
5は、丸入れ子カセット22の製品成形部22aに樹脂
材を充填するためのものであり、カセットホルダ金型3
0のスプルー35の位置は、丸入れ子カセット22の製
品成形部22aを挟んでコア駆動シリンダ32と反対側
(図2中左側)の中心線上に配置されている。
【0028】次に、本実施形態のカセット式金型装置1
0の作用を説明する。図4に示すようにカセット式金型
装置10は、丸入れ子カセット22を着脱可能に装着し
たカセット金型21が、カセットホルダ金型31に図中
上矢印方向に仮装着される。この状態では、カセット金
型21はカセットホルダ金型31の製品冷却用流路11
とは完全に連結されておらず、カセットホルダ金型31
の基準面31b(図2中上側の面)には当接していな
い。
【0029】次に、クランプ駆動シリンダ37の駆動に
よりクランプカム38を左矢印方向に移動させると、図
5に示すように、先ず第1の当接面38aがカセット金
型21の対応面21aに当接する。そして、クランプカ
ム38の移動が進むと、第2の当接面38b及び第3の
当接面38cがカセット金型21の各対応面21b、2
1cに当接して、クランプカム38の更なる移動に伴っ
てカセット金型21を斜め矢印方向に移動させる。これ
により、カセット金型21は、カセットホルダ金型31
の対応する基準面31aに押し付けられ、クランプカム
38の更なる移動に伴って基準面31b方向に更に移動
する。そして、カセット金型21は、基準面31bに当
接することでカセットホルダ金型31の所定位置に位置
決めされる。
【0030】この時、スライドコア23とコア駆動シリ
ンダ32は、上述した連結機構34を介して連結される
とともに、カセット金型21内の丸入れ子カセット22
と製品冷却用流路11は完全に連結される。従って、カ
セット金型21をカセットホルダ金型31の所定位置ま
で手作業で押し込む必要がなく、クランプカム38の移
動によってカセット金型21を所定位置に確実に位置決
めするとともに、スライドコア23とコア駆動シリンダ
32との連結が同時に行われる。
【0031】即ち、クランプカム38の第1の当接面3
8aは、クランプ駆動シリンダ37によるクランプカム
38の移動に伴って、カセット金型21の対応面21a
に当接してカセット金型21を前記移動方向に沿って移
動させ、カセット金型21を基準面31aに押し付け
る。また、クランプカム38の第2の当接面38bは、
クランプ駆動シリンダ37によるクランプカム38の移
動に伴って、カセット金型21の対応面21bに当接し
てカセット金型21を前記基準面31aに沿って移動さ
せ、カセット金型21を基準面31bに押し付ける。更
に、クランプカム38の第3の当接面38cは、クラン
プ駆動シリンダ37によるクランプカム38の移動に伴
って、カセット金型21の対応面21cに当接して、カ
セット金型21を上述した製品押し出し部24側(図1
中下方)に付勢する。
【0032】従って、クランプカム38によるカセット
金型21の装着及び保持に際して、クランプ駆動シリン
ダ37によるクランプカム38の移動方向は、カセット
金型21の装着方向と同一平面内で直交する方向である
ので、従来のカセット式金型装置のように、カセット金
型のクランプ方向が対角線に沿う方向である場合に比較
して省スペースであり、カセットホルダ金型の小型化を
図ることができる。
【0033】次に、カセット金型21上面のスライドコ
ア23を所定位置に移動させてから、カセット金型21
及びカセットホルダ金型31の可動金型を図1中上方に
移動させ、固定金型20、30側の所定位置まで接近さ
せる。この状態で、図2に示したようにスプルー35及
びランナー36を介して樹脂材を丸入れ子カセット22
の製品成形部22a内に充填させて製品を射出成形す
る。
【0034】そして、製品冷却用流路11から丸入れ子
カセット22内の図示していない冷却用流路への冷却用
流体の流通により、丸入れ子カセット22の製品成形部
22aを高効率に冷却させる。その後、カセット金型2
1及びカセットホルダ金型31の可動金型側を図1中下
方に移動させ、固定金型20、30から離反させる。次
に、製品押し出し部24を作動させ、製品押し出し用ピ
ン25を押し出し板26の作動に伴って図1中上方に突
出させ、製品を丸入れ子カセット22の製品成形部22
aから取り出す。以後、上述と同様の工程を繰り返し
て、樹脂製品の金型成形を行う。
【0035】上述したように本実施形態によれば、クラ
ンプカム38の第1の当接面38a、第2の当接面38
b及び第3の当接面38cが、それぞれカセット金型2
1の各対応面21a、21b、21cに当接した状態
で、クランプカム38の移動に伴ってカセット金型21
を所定方向に移動させ、カセット金型21をカセットホ
ルダ金型31の基準面31a、31bに押し付ける。こ
れにより、ノックピン等による位置決めを必要とするこ
となく、カセット金型21をカセットホルダ金型31に
迅速かつ正確に位置決め且つ保持することができる。ま
た、クランプ駆動シリンダ37によるクランプカム38
の移動方向が、カセット金型21の装着方向と同一平面
内で直交する方向であるので、カセットホルダ金型31
の小型化を図ることができる。
【0036】更に、スライドコア23がカセット金型2
1に摺動可能に設けられ、且つコア駆動シリンダ32が
カセットホルダ金型31に設けられている。従って、カ
セット金型20、21及びカセットホルダ金型30、3
1の小型化を図ることができ、カセット金型20、21
及びカセットホルダ金型30、31の取り扱い性の向上
による作業性の向上を図ることができる。しかも、スラ
イドコア23とコア駆動シリンダ32とが、カセットホ
ルダ金型30、31へのカセット金型20、21の装着
に伴って、連結機構34を介して連結される。従って、
カセット金型20、21をカセットホルダ金型30、3
1に装着するだけで、スライドコア23をコア駆動シリ
ンダ32によって摺動可能な状態にすることができる。
よって、成形準備作業及びカセット金型20、21の交
換作業等の作業性の一層の向上を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカセット式
金型装置によれば、カセットホルダ金型に対するカセッ
ト金型の着脱方向が、可動金型の移動方向と直交する方
向であり、且つカセットホルダ金型には、装着されたカ
セット金型をカセットホルダ金型の所定位置に位置決め
して保持するクランプ手段及び該クランプ手段を駆動す
るクランプ駆動手段が設けられ、該クランプ手段は、ク
ランプ駆動手段によってカセット金型の装着方向と同一
平面内で直交する方向に移動可能であるとともに、移動
方向前端部に第1の当接面及び第2の当接面を有してい
る。従って、カセット金型は、クランプ手段によってカ
セットホルダ金型の対応する各基準面に迅速且つ正確に
位置決めして保持される。また、クランプ駆動手段によ
るクランプ手段の移動方向が、カセット金型の装着方向
と同一平面内で直交する方向であるので、カセットホル
ダ金型の小型化を図ることができる。よって、取り扱い
性の向上による作業性の向上と生産性の向上を図ること
ができる。
【0038】また、スライドコアとコア駆動手段が、カ
セットホルダ金型へのカセット金型の装着に伴って、連
結機構を介して連結されるので、カセット金型をカセッ
トホルダ金型に装着するだけで、スライドコアをコア駆
動手段によって摺動可能な状態にすることができる。従
って、成形準備作業及びカセット金型の交換作業等の作
業性の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセット式金型装置の一実施形態を示
す概略側面図である。
【図2】図1における可動金型側のカセット金型の装着
状態を示す概略平面図である。
【図3】図1におけるクランプカムを示す概略図であ
る。
【図4】図2におけるカセット金型の仮装着状態を示す
概略平面図である。
【図5】図4におけるクランプカムのカセット金型に当
接した状態を示す要部の部分拡大図である。
【図6】従来のカセット式金型装置の可動金型の一例を
示す概略平面図である。
【図7】従来のカセット式金型装置の可動金型の他の例
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 カセット式金型装置 20 カセット金型(固定金型) 21 カセット金型(可動金型) 21a クランプカムの第1の当接面に対応する面(対
応面) 21b クランプカムの第2の当接面に対応する面(対
応面) 22 丸入れ子カセット 22a 製品成形部 23 スライドコア 24 製品押し出し部 30 カセットホルダ金型(固定金型) 31 カセットホルダ金型(可動金型) 31a、31b 基準面 37 クランプ駆動シリンダ(クランプ駆動手段) 38 クランプカム(クランプ手段) 38a クランプ手段の第1の当接面 38b クランプ手段の第2の当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山梨 義典 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 佐野 利一 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 八木 徹 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AH34 CA11 CB01 CK32 CK54 CR03 CR07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状の製品成形部を有するカセット
    金型がカセットホルダ金型に着脱可能に装着され、前記
    カセット金型及び前記カセットホルダ金型の固定金型に
    対する可動金型の移動に伴って金型成形を行うカセット
    式金型装置において、 前記カセットホルダ金型に対する前記カセット金型の着
    脱方向が、前記可動金型の移動方向と直交する方向であ
    り、 且つ前記カセットホルダ金型には、装着された前記カセ
    ット金型を前記カセットホルダ金型の所定位置に位置決
    めして保持するクランプ手段及び該クランプ手段を駆動
    するクランプ駆動手段が設けられ、 該クランプ手段は、前記クランプ駆動手段によってカセ
    ット金型の装着方向と同一平面内で直交する方向に移動
    可能であるとともに、移動方向前端部に第1の当接面及
    び第2の当接面を有していることを特徴とするカセット
    式金型装置。
  2. 【請求項2】 前記カセット金型には、製品にアンダー
    カット部を形成するためのスライドコアが摺動可能に設
    けられ、且つ前記カセットホルダ金型には、前記スライ
    ドコアを摺動させるコア駆動手段が設けられ、 前記スライドコアと前記コア駆動手段とは、カセットホ
    ルダ金型へのカセット金型の装着に伴って、連結機構を
    介して連結されることを特徴とする請求項1記載のカセ
    ット式金型装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101252121B1 (ko) 2011-09-30 2013-04-12 에이치에스티 (주) 금형용 상하 카세트의 분리 지그
JP2018114616A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 株式会社テクノクラーツ 金型用アタッチメント、成形用金型及び成形品
KR102074294B1 (ko) * 2018-07-31 2020-02-06 홍상훈 카세트 자동 삽입 장치

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