JP2018099015A - 電線捩り装置、それを備えた電線処理装置及び電線処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安易且つ迅速な操作により、芯線部の捩り作業を正確に効率よく行う。【解決手段】被覆部12bに切り込みが入れられて被覆部12bがずらされた被覆電線12の端部をチャック部26で掴み、捩りユニット5の第1部材26aと第2部材26bとを上下に開いて水平方向に延びる水平隙間26cを形成し、リヤクランプで掴んだ被覆電線12の端部を水平隙間26c内に水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させた後、第1部材26aと第2部材26bとを閉じて挟み、第1部材26a及び第2部材26bを回転させて被覆電線12の端部を捩る。【選択図】図1A

Description

本発明は、被覆電線の芯線部を捩る電線捩り装置、それを備えた電線処理装置及び電線処理方法に関する。
従来より、芯線部とこれを覆う被覆部で構成された被覆電線の被覆部を剥ぎ、その中心の芯線部を捩る作業を行って芯線部を整えた後、ハンダ付けを行うことが行われている。例えば、特許文献1の電線の端部を捩る捩り機は、切り込みが入れられて電線に沿って途中までスライドした被覆端部を把持するチャックと、このチャックを電線軸周りに回転させて電線を捩る機構と、被覆端部が収容されるパイプと、このパイプ内を吸引して被覆端部を回収する吸引機構とを備えている。
特開2014−179274号公報
しかしながら、従来の電線捩り装置では、被覆電線の被覆部に切り込みを入れてスライドさせた後、一旦被覆電線を後退させてから、電線径方向に移動させ電線の端部を捩る捩り機前方に搬送後、その先端を電線長手方向に前進させ、チャックの一対の爪部材の間の隙間の中心に正確に挿入しなければならない。特に被覆電線を掴んだ位置から端部までの距離が長い場合、端部先端の曲がりによる位置ずれが生じやすくなり、チャックで被覆電線を掴んだ状態でその先端を一対の爪部材間に正確に挿入しなければならない。このため、電線の先端の撓みも考慮して正確に先端を挿入しなければならず、正確な位置制御が必要となる。また、一対の爪部材間に電線を正しく挿入するために、その手前側に電線のガイド部材を配置したり、一対の爪部材の開口を大きく広げたりするようにすれば、より確実に電線を挿入できるが、ガイド部材を配置すれば、部品点数が増加して構造が複雑になり、爪部材の開口を広げるようにすれば、その開閉動作に余計な時間が必要になる。また、被覆電線の被覆部に切り込みを入れてスライドさせた後、一旦被覆電線を後退させてから横移動し、次の捩り工程処理時に電線先端側から電線長手方向に前進させ、爪部材間に挿入した場合、被覆電線を前後進させる分だけ、工程時間が長くなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な装置構成でありながら、安易且つ迅速な操作により、芯線部の捩り作業を正確に効率よく行うことにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、被覆電線を大きく前後進させることなく、そのまま水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させて捩りユニットに挿入するようにした。
具体的には、第1の発明では、被覆電線を構成する芯線部を捩る電線処理方法を前提とする。
そして、上記電線処理方法は、
上記被覆電線の端部の被覆部に切り込みが入れられて該被覆部がずらされた又は、該被覆部が取り除かれて芯線部が露出された上記被覆電線の端部近くをクランプ部で掴む把持工程と、
上記端部を捩る捩りユニットにおいて、該端部を把持する第1部材と第2部材とを上下に開いて水平方向に延びる水平隙間を形成し、上記クランプ部で掴んだ上記被覆電線の端部を上記水平隙間内に水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させた後、上記第1部材と第2部材とを閉じて挟む挟み工程と、
上記被覆電線の端部を掴んだ上記第1部材及び第2部材を、上記クランプ部が上記被覆電線の端部近くを掴んだ状態で、回転させて上記被覆電線の端部を捩る捩り工程とを含む。
上記の構成によると、被覆電線の端部の被覆部に切り込みを入れてずらしたハーフストリップ状態、又は被覆端部が取り除かれて芯線部が露出したストリップ状態で、端部を捩るために捩りユニットの第1部材と第2部材との間に挿入する際に、被覆電線を大きく前後進させることなく、水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させて上下に開いた第1部材と第2部材との間の水平な隙間に挿入するので、工程時間が短くて済む。しかも、従来のように端部の先端を正確に位置決めする必要がなく、先端が多少撓んでいてもそのまま水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動すればよいので、制御が極めて容易である。
第2の発明では、第1の発明において、
上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で空気を押し出して上記被覆部の屑を下方又は上方へ吹き飛ばす被覆屑排出工程を含む。
上記の構成によると、容易且つ迅速に被覆部の屑を除去できる。
第3の発明では、第1の発明において、
上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で上記被覆部の屑を下方又は上方に吸い込む被覆屑吸引工程を含む。
上記の構成によると、容易且つ迅速に被覆部の屑を回収できる。
第4の発明の電線処理方法は、
上記捩り工程で捩った上記被覆電線の先端にハンダを付着させるハンダ工程をさらに含む。
上記の構成によると、短い工程で精度よく捩られた被覆電線の端部にハンダを付着させることができる。
第5の発明では、被覆電線を構成する芯線部を捩る電線捩り装置を前提とする。
そして、上記電線捩り装置は、
上記被覆電線の端部の被覆部に切り込みが入れられて該被覆部がずらされた又は、該被覆部が取り除かれて芯線部が露出された上記被覆電線の端部近くを掴むクランプ部と、
上記端部を把持する第1部材と第2部材とが開閉可能で全体が回転可能に構成された捩りユニットと、
上記クランプ部及び上記捩りユニットを制御する制御部とを備えており、
上記制御部は、上記クランプ部によって上記被覆電線の端部を上記捩りユニットの上記第1部材と第2部材とが上下に開いてできた水平方向に延びる水平隙間に電線長手方向と交差する方向に挿入し、
上記捩りユニットによって上記第1部材と第2部材とを閉じて上記被覆電線の端部を挟んだ状態で回転させて捩るように構成されている。
上記の構成によると、被覆電線の端部の被覆部に切り込みを入れてずらしたハーフストリップ状態、又は被覆端部が取り除かれて芯線部が露出したストリップ状態で、端部を捩るために捩りユニットの第1部材と第2部材との間に挿入する際に、被覆電線を大きく前後進させることなく、水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させて上下に開いた第1部材と第2部材との間の水平な隙間に挿入するので、工程時間が短くて済む。しかも、従来のように端部の先端を正確に位置決めする必要がなく、先端が多少撓んでいてもそのまま水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動すればよいので、制御が極めて容易である。
第6の発明では、第5の発明において、
上記捩りユニットの第1部材及び第2部材における、被覆電線の挿入側には、上記端部の把持位置に向かって間隔が狭くなるように傾斜面がそれぞれ形成されている。
上記の構成によると、第1部材と第2部材における、被覆電線の進入側の形状を被覆電線の把持位置に向かって間隔が狭くなるように形成するだけで、被覆電線を挿入するときに、一対の傾斜面によって誘導され、よりスムーズに被覆電線を挿入できるようになる。このため、被覆電線の掴みミスを、より減らすことができる。
第7の発明では、第5の発明において、
上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で空気を押し出して上記被覆部の屑を下方又は上方へ吹き飛ばす被覆屑排出部を備えている。
上記の構成によると、簡単な構造で適切に被覆部の屑を除去できる。
第8の発明では、第5の発明において、
上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で上記被覆部の屑を下方又は上方に吸い込む被覆屑吸引部を備えている。
上記の構成によると、簡単な構造で適切に被覆部の屑を回収できる。
第9の発明の電線処理装置は、
第5から第8のいずれか1つの発明の電線捩り装置と、
上記電線捩り装置で捩った上記被覆電線の先端にハンダを付着させるハンダユニットとを備えている。
上記の構成によると、短い工程で精度よく捩られた被覆電線の端部にハンダを付着させることができる。
以上説明したように、被覆電線の端部近くをクランプ部で掴み、捩りユニットの第1部材と第2部材とを上下に開いて水平隙間を形成し、クランプ部で掴んだ被覆電線の端部を水平隙間内に水平移動させて挟み、捩りユニットが掴んだ被覆電線の端部を回転させて捩るようにしたことにより、芯線部の捩り作業を正確に且つ効率よく行うことができる。
本発明の実施形態に係る、上下に開いた状態の電線捩り装置の捩りユニット及びその周辺を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る、上下に閉じた状態の電線捩り装置の捩りユニット及びその周辺を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る、上下に開いた状態の電線捩り装置の捩りユニット及びその周辺を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る、上下に閉じた状態の電線捩り装置の捩りユニットを示す正面図である。 本発明の実施形態に係る、上下に開いた状態の電線捩り装置の捩りユニットを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る、上下に閉じた状態の電線捩り装置の捩りユニットを示す断面図である。 電線処理装置全体の概要を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電線処理方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図4に示されるように、本発明の実施形態に係る電線処理装置1は、フロントクランプ2aを備えた測長ユニット2と、カッターユニット3と、クランプ部としてのリヤクランプ4と、捩りユニット5と、フラックスユニット6と、ハンダユニット7と、端子圧着ユニット8と、測長ユニット2やリヤクランプ4を移動させる移動手段9,10とを有する。
そして、被覆電線12の処理の流れについて簡単に説明すると、測長ユニット2により被覆電線12が電線送給ラインXに沿って矢印P方向に所定量送給され、クランプ部としてのフロントクランプ2aにより被覆電線12が把持される。
フロントクランプ2a側の被覆電線12は、端部がカッターユニット3により切断された後、端部の芯線を露出させるために皮剥処理される。その後、端子圧着ユニット8の位置に移動されて、端子圧着ユニット8により被覆電線12の先端部に端子が圧着され、その後、フロントクランプ2aは初期位置に戻される。
その後、フロントクランプ2aの把持が解除され、被覆電線が測長されながら送給され、所定長さ送られる。その後、フロントクランプ2aとリヤクランプ4の両クランプで把持され、カッターユニット3により被覆電線12が切断されると共に、切断された被覆電線12の両端部の被覆部12bが皮剥処理される。この際、リヤクランプ4側に把持されている切断された被覆電線12の被覆部12bは芯線部12aから脱落しない、いわゆるハーフストリップ状態とされる。なお、被覆部12bを脱落させるストリップ状態としてもよい。
そして、リヤクランプ4側の被覆電線12はその後、移動手段10により捩りユニット5の位置に移動され、捩りユニット5により芯線部12aに捩り加工が施されると共に被覆部12bが芯線部12aより抜き取られる。
その後、フラックスユニット6の位置に移動され、フラックスユニット6のフラックス槽6a内に芯線部12aが浸漬される。
次に、このフラックス液が付着した被覆電線12をハンダユニット7位置に移動させ、ハンダユニット7のハンダ槽7a内に芯線部12aが浸漬されて芯線部12aにハンダが付着される。ハンダが付着された被覆電線12は所定の電線排出部(図示せず)に排出される。その後、図4に示されるように、フロントクランプ2aとリヤクランプ4とが対向する初期位置に戻される。
以上の動作の繰り返しにより、一端部に端子が圧着されると共に他端部にハンダが付着された被覆電線12が順次製造されるようになっている。
次いで、本発明の特徴である、捩りユニット5を含む電線捩り装置11について詳しく説明する。
図1A〜図3Bに示すように、電線捩り装置11の捩りユニット5は、装置架台(図示省略)と、この装置架台の上部に水平軸心回りに回転自在に軸支された回転軸22と、装置架台の上部に設置されたサーボモータ23と、このサーボモータ23の正逆駆動により前記回転軸22を正逆回動させるための連動機構24とを備えている。また、捩りユニット5は、開閉シリンダ25aにより駆動される開閉機構25を備えている。具体的には、開閉シリンダ25aの伸縮運動が、揺動リンク25bに伝えられ、その揺動リンク25bの揺動が開閉リンク25cの開閉運動に繋がり、開閉リンク25cのそれぞれに連結されたチャック部26の第1部材26a及び第2部材26bが開閉自在となっている。このように、開閉シリンダ25aの伸縮動作によりチャック部26が開閉操作され、この開閉動作によりリヤクランプ4によって搬送されてきたハーフストリップ状態又はストリップ状態の被覆電線12を解除自在に把持するように構成されている。
連動機構24は、サーボモータ23の出力軸23aに軸支された駆動タイミングプーリ24aと、回転軸22に回転一体に取り付けられた従動タイミングプーリ24bと、これらのプーリに巻き掛けられたタイミングベルト24cとを備え、これらの構成により、回転軸22をいずれの方向にも回転操作可能となっている。
そして、回転軸22の回転により、チャック部26は、第1部材26aと第2部材26bとが上下に開いてできた水平方向に延びる水平隙間26cを有する受け入れ姿勢と、第1部材26aと第2部材26bとが左右に開いてできた上下方向に延びる垂直隙間(図示せず)を有する屑排出姿勢とに姿勢切換可能となっている。図2Aに示すように、これら第1部材26a及び第2部材26bにおける、被覆電線12の挿入側には、上記端部の把持位置に向かって間隔が狭くなるように傾斜面26dがそれぞれ形成されている。
また、サーボモータ23の駆動等を制御する制御部36が備えられ、各種の動作データを入力するための操作パネル37に対する動作データの入力に従って、サーボモータ23の回転駆動量、回転速度、停止時間、高圧エアの供給タイミング等が制御されるようになっている。そして、その動作データの入力変更により回転駆動量、回転速度、停止時間、エア吹き出しタイミング等が変更調整自在に構成されている。そして、制御部36は、リヤクランプ4によって被覆電線12の端部を捩りユニット5の第1部材26aと第2部材26bとが上下に開いてできた水平方向に伸びる水平隙間26cに被覆電線12の端部を被覆電線12の長手方向と交差する方向から挿入し、捩りユニット5によって第1部材26aと第2部材26bとを閉じて被覆電線12の端部を挟んだ状態で回転させて捩るように構成されている。
また、電線捩り装置11は、チャック部26が芯線部12aを捩った後に左右に第1部材26aと第2部材26bとを開いた状態で空気を押し出して被覆部12bの屑を下方へ吹き飛ばす被覆屑排出部27を備えている。具体的には、被覆屑排出部27は、チャック部26の上方に接続されたエア配管27aと、このエア配管27aに接続されたノズル部27bとを備え、制御部36が図示しないコンプレッサに接続されたバルブを開閉することにより、ノズル部27bから高圧エアが第1部材26a及び第2部材26b側へ噴出されるようになっている。例えば、チャック部26の下方に被覆部12bの屑を集める容器などを設けていてもよい。
−電線処理方法−
次に、本実施形態に係る電線処理方法の主要な部分について図5を用いて説明する。本実施形態では、制御部36が操作パネル37の入力に合わせて電線処理装置1の制御を行う。
まず、上述した上流側の各工程において、被覆電線12のフロント側に端子が圧着された後、リヤ側の被覆部12bに切り込みが入れられて被覆部12bがわずかにずらされてハーフストリップ状態となる。
次いで、把持工程において、ハーフストリップ状の被覆電線12の端部近くをリヤクランプ4で掴む。
次いで、捩りユニット5の第1部材26aと第2部材26bとを上下に開いて水平方向に延びる水平隙間26cを形成した捩り準備状態とする。
次いで、挟み工程として、図5のステップS01において、捩り要求を出す。そして、リヤクランプ4で掴んだ被覆電線12のハーフストリップ部分を水平隙間26c内に電線長手方向と交差する方向から水平移動させ挿入する。
次いで、ステップS02において、第1部材26aと第2部材26bとを閉じてハーフストリップ部分を掴む。このとき、図2Aに示すように、第1部材26aと第2部材26bにおける、被覆電線12の進入側の形状を被覆電線12の把持位置に向かって間隔が狭くなるように形成しているので、被覆電線12を挿入するときに、一対の傾斜面26dによって誘導され、よりスムーズに被覆電線12を挿入できる。このため、被覆電線12の掴みミスを、より減らすことができる。
次いで、ステップS03において、リヤクランプ4が張り調整をする。適度に被覆電線12を引っ張っていないと、芯線部12aに捩りを加えられないからである。
次いで、ステップS04の捩り工程において、被覆電線12の端部を掴んだ第1部材26a及び第2部材26bを、回転軸22を中心に回転させて被覆電線12の端部を捩る。同時にリヤクランプ4の電線長手方向への後退タイマをセットする。
次いで、ステップS05において、タイマが完了すると、リヤクランプ4に後退通知を行う。
次いで、ステップS06において、回転軸22の回転を完了し、リヤクランプ4の電線長手方向への移動を完了させ、第1部材26aと第2部材26bとを開く。
次いで、ステップS07において、ハーフストリップモードであるかどうかを判定する。ハーフストリップモードであれば、ステップS08に進み、ハーフストリップモードでなければ、被覆屑排出工程は不要なので、ステップS11に飛ぶ。
ステップS08では、被覆屑排出工程として、捩りユニット5が芯線部12aを捩った後に回転軸22をカス排出位置、すなわち、第1部材26aと第2部材26bとが左右に開いた状態で並んだ状態にする。
次いで、ステップS09において、ガス排出用エアを作動させると同時にエアタイマをセットする。このようにノズル部27bから高圧エアを押し出して被覆部12bの屑を下方へ吹き飛ばす。下方に回収する容器等を置くことで、容易且つ迅速に被覆部12bの屑を回収できる。なお、このとき、捩りユニット5が芯線部12aを捩った後に左右に第1部材26aと第2部材26bとを開いた状態で被覆部12bの屑を下方に吸い込む被覆屑吸引工程を含むようにしてもよい。この場合でも、容易且つ迅速に被覆部12bの屑を回収できる。
次いで、ステップS10において、エアタイマが終了すると、エアの供給を停止し、回転軸22を第1部材26aと第2部材26bとが上下に並ぶ水平状態に戻す。
次いで、ステップS11で回転軸22をリセットして次の被覆電線12に対して準備する。
次いで、ステップS12で第1部材26aと第2部材26bとを上下に開いて次の捩り作業の準備をしてステップS01に戻る。
このように本実施形態では、被覆電線12の端部をハーフストリップ状態とし、その端部を捩るために捩りユニット5の第1部材26aと第2部材26bとの間に挿入する際に、被覆電線12を大きく前後進させることなく、水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させて上下に開いた第1部材26aと第2部材26bとの間の水平隙間26cに挿入するので、工程時間が短くて済む。しかも、従来のように端部の先端を正確に位置決めする必要がなく、先端が多少撓んでいてもそのまま水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動すればよいので、制御が極めて容易である。また、短い工程で精度よく捩られた被覆電線12の端部にハンダを付着させることができる。
したがって、本実施形態に係る電線捩り装置11によると、芯線部12aの捩り作業を正確に且つ効率よく行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、端子圧着を行った後、捩りを加えてハンダの付着を行っているが、逆に先にフロント側で捩りを加えてハンダの付着を行った後、リヤ側で端子圧着を行ってもよい。また、本発明は、フロント側、リヤ側の両側が共にハンダ付着を行う電線処理装置1に利用してもよい。
上記実施形態では、被覆屑排出部27を設けて被覆部12bを下方へ吹き飛ばしているが、チャック部26が芯線部12aを捩った後に左右に第1部材26aと第2部材26bとを開いた状態で被覆部12bの屑を下方に吸い込む被覆屑吸引部を設けてもよい。この場合は、下方にエア配管を設け、被覆部12bの屑を吸い込むようにすれば、確実に屑を回収できる。なお、この際に屑を真下に吸い込まなくてもよく、斜めや側方から吸い込んでもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 電線処理装置
2 測長ユニット
2a フロントクランプ(クランプ部)
3 カッターユニット
4 リヤクランプ(クランプ部)
5 捩りユニット
6 フラックスユニット
6a フラックス槽
7 ハンダユニット
7a ハンダ槽
8 端子圧着ユニット
9,10 移動手段
11 電線捩り装置
12 被覆電線
12a 芯線部
12b 被覆部
22 回転軸
23 サーボモータ
23a 出力軸
24 連動機構
24a 駆動タイミングプーリ
24b 従動タイミングプーリ
24c タイミングベルト
25 開閉機構
25a 開閉シリンダ
25b 揺動リンク
25c 開閉リンク
26 チャック部
26a 第1部材
26b 第2部材
26c 水平隙間
26d 傾斜面
27 被覆屑排出部
27a エア配管
27b ノズル部
36 制御部
37 操作パネル

Claims (9)

  1. 被覆電線を構成する芯線部を捩る電線処理方法において、
    上記被覆電線の端部の被覆部に切り込みが入れられて該被覆部がずらされた又は、該被覆部が取り除かれて上記芯線部が露出された上記被覆電線の端部近くをクランプ部で掴む把持工程と、
    上記端部を捩る捩りユニットにおいて、該端部を把持する第1部材と第2部材とを上下に開いて水平方向に延びる水平隙間を形成し、上記クランプ部で掴んだ上記被覆電線の端部を上記水平隙間内に水平に且つ電線長手方向と交差する方向に移動させた後、上記第1部材と第2部材とを閉じて挟む挟み工程と、
    上記被覆電線の端部を掴んだ上記第1部材及び第2部材を、上記クランプ部が上記被覆電線の端部近くを掴んだ状態で回転させて上記被覆電線の端部を捩る捩り工程とを含む
    ことを特徴とする電線処理方法。
  2. 請求項1に記載の電線処理方法において、
    上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で空気を押し出して上記被覆部の屑を下方又は上方へ吹き飛ばす被覆屑排出工程を含む
    ことを特徴とする電線処理方法。
  3. 請求項1に記載の電線処理方法において、
    上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で上記被覆部の屑を下方又は上方に吸い込む被覆屑吸引工程を含む
    ことを特徴とする電線処理方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の電線処理方法において、
    上記捩り工程で捩った上記被覆電線の先端にハンダを付着させるハンダ工程をさらに含む
    ことを特徴とする電線処理方法。
  5. 被覆電線を構成する芯線部を捩る電線捩り装置において、
    上記被覆電線の端部の被覆部に切り込みが入れられて該被覆部がずらされた又は、該被覆部が取り除かれて芯線部が露出された上記被覆電線の端部近くを掴むクランプ部と、
    上記端部を把持する第1部材と第2部材とが開閉可能で全体が回転可能に構成された捩りユニットと、
    上記クランプ部及び上記捩りユニットを制御する制御部とを備えており、
    上記制御部は、上記クランプ部によって上記被覆電線の端部を上記捩りユニットの上記第1部材と第2部材とが上下に開いてできた水平方向に延びる水平隙間に電線長手方向と交差する方向に挿入し、
    上記捩りユニットによって上記第1部材と第2部材とを閉じて上記被覆電線の端部を挟んだ状態で回転させて捩るように構成されている
    ことを特徴とする電線捩り装置。
  6. 請求項5に記載の電線捩り装置において、
    上記捩りユニットの第1部材及び第2部材における、被覆電線の挿入側には、上記端部の把持位置に向かって間隔が狭くなるように傾斜面がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする電線捩り装置。
  7. 請求項5に記載の電線捩り装置において、
    上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で空気を押し出して上記被覆部の屑を下方又は上方へ吹き飛ばす被覆屑排出部を備えている
    ことを特徴とする電線捩り装置。
  8. 請求項5に記載の電線捩り装置において、
    上記捩りユニットが上記芯線部を捩った後に左右に上記第1部材と第2部材とを開いた状態で上記被覆部の屑を下方又は上方に吸い込む被覆屑吸引部を備えている
    ことを特徴とする電線捩り装置。
  9. 請求項5から8のいずれか1つに記載の電線捩り装置と、
    上記電線捩り装置で捩った上記被覆電線の先端にハンダを付着させるハンダユニットとを備えた
    ことを特徴とする電線処理装置。
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