JP2018076868A - 内燃機関の制御装置及び制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018076868A
JP2018076868A JP2017231695A JP2017231695A JP2018076868A JP 2018076868 A JP2018076868 A JP 2018076868A JP 2017231695 A JP2017231695 A JP 2017231695A JP 2017231695 A JP2017231695 A JP 2017231695A JP 2018076868 A JP2018076868 A JP 2018076868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
fuel
injection valve
valve
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017231695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6416366B2 (ja
Inventor
高輔 神田
Kosuke Kanda
高輔 神田
吉辰 中村
Yoshitatsu Nakamura
吉辰 中村
智之 村上
Tomoyuki Murakami
智之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2017231695A priority Critical patent/JP6416366B2/ja
Publication of JP2018076868A publication Critical patent/JP2018076868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6416366B2 publication Critical patent/JP6416366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関において、燃料カット状態から燃料噴射を再開させる機関回転速度を可及的に低く設定できるようにする。
【解決手段】減速燃料カット状態から機関回転速度が低下して燃料噴射を再開させるときに、第1燃料噴射弁により燃料を噴射させ、第2燃料噴射弁による燃料噴射を休止させる。これにより、燃料噴射弁において燃料の計量精度を維持できる最小噴射量以上の燃料量を噴射させつつ各気筒への最小燃料噴射量を少なく抑制できるため、2本で噴射させる場合よりも低回転になってから燃料噴射を再開させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置及び制御方法に関し、詳しくは、各気筒の吸気ポートに第1燃料噴射弁及び第2燃料噴射弁を備えた内燃機関において、燃料カット状態からの燃料噴射を再開させるときの噴射制御に関する。
特許文献1には、所定の並び方向に配列された複数の気筒を有し、各気筒には、筒内燃焼温度が相対的に高温となるその並び方向の一方の領域に吸気を導入する第1の吸気ポートと、筒内燃焼温度が相対的に低温となるその並び方向の他方の領域に吸気を導入する第2の吸気ポートとがそれぞれ接続され、第1の吸気ポートに第1の燃料噴射弁が、第2の吸気ポートに第2の燃料噴射弁がそれぞれ設けられた内燃機関が開示されている。
また、特許文献1には、第1の燃料噴射弁は第2の燃料噴射弁よりも燃料噴射量が大きくなるように各燃料噴射弁の燃料噴射量を制御する制御手段であって、内燃機関が燃料カットからの復帰状態にあるときに、前記第1の燃料噴射弁と前記第2の燃料噴射弁の燃料噴射量の差別化を禁止する制御手段が開示されている。
特開2011−052588号公報
ところで、燃料噴射弁は、噴射パルス幅が下限パルス幅よりも短くなると、噴射パルス幅(燃料噴射量の指示値)と実際に噴射される燃料量との乖離が大きくなって、燃料の計量精度が低下する。このため、各気筒の吸気ポートに2本の燃料噴射弁を備えた内燃機関においては、それぞれの燃料噴射弁の噴射パルス幅が下限パルス幅よりも長くなる条件で燃料を噴射させることが必要となる。
一方、減速燃料カット状態から機関回転速度が閾値まで低下して燃料噴射を再開させる場合、一般的に、再開時における気筒当たりの燃料噴射量が最も少なくなり、かつ、燃料噴射量は、噴射再開時の機関回転速度が低いほど少なくなる。
ここで、燃料噴射を再開させる機関回転速度を低くするほど燃費を改善できることになるが、2本の燃料噴射弁を用いて噴射再開時の燃料噴射を行わせる場合、最低でも下限パルス幅の2倍に相当する燃料噴射量となる機関回転速度であること、つまり、各燃料噴射弁が下限パルス幅以上のパルス幅で燃料噴射を行うことが噴射再開の条件となるため、燃料噴射を再開させる機関回転速度を十分に下げることができないという問題があった。
そこで、本発明は、各気筒の吸気ポートに2本の燃料噴射弁を備えた内燃機関において、燃料カット状態から燃料噴射を再開させる機関回転速度を可及的に低く設定できる、内燃機関の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
そのため、本願発明に係る内燃機関の制御装置は、吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関に適用される制御装置において、前記内燃機関の減速による燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴って燃料噴射を再開させるときは、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止したまま前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させ、前記内燃機関の減速による燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴い燃料噴射を再開させるとき以外の機関運転条件では、前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁によって燃料噴射を行わせるようにした。
また、本願発明に係る内燃機関の制御方法は、吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関に適用される制御方法において、前記内燃機関の減速により前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止し、前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁による燃料噴射が停止された燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴って燃料噴射を再開させるときは、気筒当たりの燃料噴射量が前記第1燃料噴射弁の最小噴射パルス幅と前記第2燃料噴射弁の最小噴射パルス幅との総和に相当する燃料噴射量よりも小さくなる機関回転速度になってから、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止したまま前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させるようにした。
上記発明によると、減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させる機関回転速度を可及的に低くして、内燃機関の燃費性能を改善することが可能となる。
本発明の一実施形態における内燃機関を示す図である。 本発明の一実施形態における減速燃料カット状態からの燃料噴射の再開制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における減速燃料カット状態から噴射を再開させるときの各燃料噴射弁の噴射動作を例示するタイムチャートである。 本発明の一実施形態における気筒当たりの最小噴射パルス幅と噴射を再開させる機関回転速度との相関を例示する線図である。 本発明の一実施形態における噴射を再開させる機関回転速度と燃費改善効果との相関を例示する線図である。 本発明の一実施形態における気筒当たりの最小噴射パルス幅と燃費改善効果との相関を例示する線図である。 本発明の一実施形態における減速燃料カット状態から噴射を再開させるときの燃費、未燃焼成分HC濃度、空燃比A/Fなどの変化を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態における減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときの分担率制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における分担率制御の特性例を示すタイムチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)(B)は、本願発明に係る制御装置及び制御方法を適用する内燃機関の一例を示す図である。
図1の内燃機関1において、各気筒の吸気通路2の下流側は第1吸気ポート3と第2吸気ポート4とに分岐し、第1吸気ポート3及び第2吸気ポート4の下流端はそれぞれ独立して気筒5に開口する。
吸気バルブ6a,6bは、第1吸気ポート3、第2吸気ポート4が気筒5に開口する部分に介装され、各吸気ポート3,4の開口部分を開閉する。
一方、2つの独立した第1排気ポート7、第2排気ポート8の上流端が気筒5に開口し、第1排気ポート7、第2排気ポート8は下流側で合流して排気通路9に接続する。
排気バルブ10a,10bは、第1排気ポート7、第2排気ポート8が気筒5に開口する部分に介装され、各排気ポート7,8の開口部分を開閉する。
第1燃料噴射弁11は第1吸気ポート3に配置され、第1吸気ポート3を開閉する吸気バルブ6aの傘部に向けて燃料を噴射する。
第2燃料噴射弁12は第2吸気ポート4に配置され、第2吸気ポート4を開閉する吸気バルブ6bの傘部に向けて燃料を噴射する。
なお、第1燃料噴射弁11、第2燃料噴射弁12は、噴霧角、噴霧粒径、噴霧貫徹力、単位開弁時間当たりの噴射量、計量精度が所定値(下限値)よりも高くなる最小パルス幅Ti2minなどの噴射特性が同特性である燃料噴射弁、つまり、第1燃料噴射弁11、第2燃料噴射弁12は同じ噴射弁である。
第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12は、電子コントロールユニット(ECU)21が出力する噴射パルス信号(駆動信号)に応じて開弁し、噴射パルス信号のパルス幅(噴射時間、開弁時間)に比例する量の燃料を噴射する。
そして、気筒5の燃焼室5a内に空気と共に吸引された燃料は、点火プラグ13による火花点火によって着火燃焼する。
ECU21は、CPU(演算処理装置)、ROM、RAM、入出力回路などを含むマイクロコンピュータを内蔵する。
そして、ECU21は、内燃機関1の運転状態を検出する各種センサの出力信号を入力し、これらの信号に基づいて燃料噴射弁11,12の噴射タイミングを検出すると共に各燃料噴射弁11,12に出力する噴射パルス信号のパルス幅(噴射時間)を演算し、演算したパルス幅の噴射パルス信号を所定の噴射タイミングにて燃料噴射弁11,12に出力する。
各種センサとして、内燃機関1のクランクシャフト14の回転に同期する回転パルス信号POSを出力するクランク角センサ22、内燃機関1の吸入空気流量QAに応じた検出信号を出力するエアフローセンサ23、内燃機関1の冷却水温度(機関温度)TWに応じた検出信号を出力する水温センサ24、内燃機関1のアクセル開度(スロットル開度)ACCに応じた検出信号を出力するアクセル開度センサ25などを設けてある。
ECU21は、クランク角センサ22が出力する回転パルス信号POSに基づいて内燃機関1の回転速度NEを演算し、また、エアフローセンサ23が出力する信号に基づいて吸入空気流量QAを演算し、機関回転速度NEと吸入空気流量QAとに基づき基本噴射パルス幅(基本燃料噴射量)TP[ms]を算出する。
更に、ECU21は、水温センサ24の出力に基づき検出した冷却水温度TW(機関温度)などに基づき各種補正係数COを演算し、基本噴射パルス幅TPを各種補正係数COなどで補正して、1燃焼サイクル毎に各気筒に噴射する燃料量に相当する噴射パルス幅(燃料噴射量)TI[ms]を演算する。
そして、ECU21は、各燃料噴射弁11,12に出力する噴射パルス信号のパルス幅Timain,Tisubを噴射パルス幅TI(TI=Timain+Tisub)に基づき決定し、所定の噴射タイミングにて各燃料噴射弁11,12にパルス幅Timain,Tisubの噴射パルス信号を出力して、燃料噴射弁11,12から燃料を噴射させる。
また、ECU21は、内燃機関1が所定の減速運転状態であるときに、燃料噴射弁11,12による燃料噴射を停止させる制御(以下、減速燃料カット制御と称する)を実施する。
ECU21は、アクセル開度(スロットル開度)が全閉でかつ機関回転速度NEが第1閾値NESL1(燃料カット回転速度)よりも高い減速運転状態になると、燃料噴射弁11,12による燃料噴射を停止させる。
そして、ECU21は、減速燃料カット状態でアクセルが踏み込まれると(スロットルが開くと、加速されると)燃料噴射弁11,12による燃料噴射を再開させ、また、減速燃料カット状態で機関回転速度NEが第1閾値NESL1よりも低い第2閾値NESL2(リカバー回転速度)にまで低下すると燃料噴射弁11,12による燃料噴射を再開させる(図3参照)。
また、ECU21は、減速燃料カット状態で機関回転速度NEが第2閾値NESL2にまで低下して燃料噴射を再開させるときに、第2燃料噴射弁12による燃料噴射を休止させて第1燃料噴射弁11によって燃料噴射を行わせる。
なお、以下では、第2燃料噴射弁12による燃料噴射を休止させて第1燃料噴射弁11によって燃料噴射を行わせる噴射制御モードを「1本噴射」と称し、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12によって燃料噴射を行わせる噴射制御モード(標準の燃料噴射制御)を「2本噴射」と称する。
以下では、上記の減速燃料カット制御及び燃料噴射の再開制御を詳細に説明する。
図2のフローチャートは、ECU21による燃料噴射制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS101で、ECU21は、減速燃料カット条件(燃料噴射を停止させる所定条件)が成立しているか否かを検出する。減速燃料カット条件が成立している状態とは、例えば、スロットルバルブが全閉で、かつ、機関回転速度NEが第1閾値NESL1よりも高い状態である。
減速燃料カット条件が成立していない場合、ECU21は、ステップS104へ進み、減速燃料カット状態から燃料噴射を再開した状態であるか否かを判定するためのフラグFCUTが立っているか否か(フラグFCUT=1であるか否か)を検出する。
なお、フラグFCUTの初期値は0であり、後述するように、ECU21は、減速燃料カットを実施するときにフラグFCUTを立ち上げる。
ECU21は、ステップS104においてフラグFCUTが落ちている(フラグFCUT=0である)ことを検出すると、ステップS108のフラグリセット処理を経由してステップS109に進み、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いて燃料噴射を行わせる標準の燃料噴射制御(2本噴射)を実施する。
ECU21は、ステップS109における標準の燃料噴射制御において、各燃料噴射弁11,12による燃料噴射量の分担率を例えば50%:50%に固定し、1サイクル毎に第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12による燃料噴射を行わせることができる。
また、ECU21は、標準の燃料噴射制御において、交互噴射モードや併用噴射モードなどの複数の噴射制御モードのうちの1つを、機関回転速度、機関負荷(トルク)、機関温度(冷却水温度)などの内燃機関1の運転条件に応じて選択し、選択した噴射モードに従って燃料噴射弁11,12による燃料噴射を制御することができる。
交互噴射モードとは、設定燃焼サイクル数毎に第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とを交互に駆動して、燃料を内燃機関1に噴射するモードである。
つまり、交互噴射モードで、ECU21は、目標空燃比の混合気を形成させるために1サイクルで噴射させる燃料量(燃料噴射量TI)を、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とのいずれか一方で全量噴射させ、他方の噴射動作を休止させ、全量噴射させるのに用いる燃料噴射弁を、設定燃焼サイクル数毎に第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12との間で切り替える。
一方、併用噴射モードとは、燃焼サイクル毎に第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とを併用して、燃料を内燃機関1に噴射するモードである。併用噴射モードで、ECU21は、目標空燃比の混合気を形成させるために1サイクルで噴射させる燃料量(燃料噴射量TI)を、第1燃料噴射弁11の分担分と、第2燃料噴射弁12の分担分とに分けて噴射させる。
ECU21は、併用噴射モードにおいて、各燃料噴射弁11,12による燃料噴射の分担率を機関運転条件(機関負荷、機関回転速度、機関温度、始動状態など)に応じて可変とすることができる。更に、併用噴射モードにおいて、ECU21は、所定の機関運転条件において一方の燃料噴射弁の分担率を0%とし前記一方の燃料噴射弁の噴射動作を休止させることができる。
また、ECU21は、併用噴射モードにおいて、第1燃料噴射弁11の噴射タイミングと第2燃料噴射弁12の噴射タイミングとを同じに設定することができる他、第1燃料噴射弁11の噴射タイミングと第2燃料噴射弁12の噴射タイミングとを個別に設定し、第1燃料噴射弁11の噴射タイミングと第2燃料噴射弁12の噴射タイミングとを異ならせることができる。
ECU21は、ステップS101にて減速燃料カット制御の実施条件が成立していることを検出すると、ステップS102に進み、フラグFCUTを立ち上げた後(フラグFCUTを1に設定した後)、ステップS103に進む。
ECU21は、ステップS103にて、第1燃料噴射弁11による燃料噴射を停止させかつ第2燃料噴射弁12による燃料噴射を停止させ、各気筒への燃料噴射が停止される減速燃料カット状態とする。
減速燃料カット状態でアクセルペダルが踏み込まれた(スロットルが開かれた)場合には減速燃料カット条件を逸脱し、また、減速燃料カット状態で機関回転速度NEが第2閾値NESL2にまで低下した場合にも減速燃料カット条件を逸脱する。
そして、ECU21は、ステップS101にて、減速燃料カット条件を逸脱したことを検出すると、ステップS104に進む。
減速燃料カット条件を逸脱してステップS104へ進んだ場合はフラグFCUTが立ち上がっているので、ECU21は、ステップS104でフラグFCUT=1であることを検出して、ステップS105へ進むことになる。
ステップS105で、ECU21は、減速燃料カット条件の逸脱が、減速燃料カット状態で機関回転速度NEが第2閾値NESL2にまで低下したこと(機関回転速度の低下)に因るものであるか否かを検出する。
ここで、減速燃料カット状態で運転者によってアクセルペダルが踏み込まれて(スロットルが開かれて)減速燃料カット条件を逸脱した場合、換言すれば、減速運転から加速運転への移行に伴って減速燃料カット条件を逸脱した場合、ECU21は、ステップS105からステップS108に進んでフラグFCUTを落とした後(フラグFCUTに0をセットした後)にステップS109に進み、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いて燃料噴射を行わせる標準の燃料噴射制御を実施する。
つまり、ECU21は、減速燃料カット状態から内燃機関1が加速されて燃料噴射を再開させる場合、再開当初から2本の燃料噴射弁11,12を用いて燃料噴射を行わせる。これは、加速に伴って燃料噴射を再開させる場合、吸入空気量の増大によって燃料噴射量TIが、各燃料噴射弁11,12それぞれを最小パルス幅Ti2min以上の噴射パルス幅で噴射させるだけの量となるためである。
一方、機関回転速度NEが第2閾値NESL2にまで低下して減速燃料カット条件を逸脱した場合、ECU21は、ステップS106に進む。
ステップS106で、ECU21は、回転低下によって減速燃料カット条件を逸脱した後に標準の燃料噴射制御(2本噴射)に復帰させる切替えタイミングになったか否かを検出する。そして、ECU21は、機関回転速度NEが第2閾値NESL2にまで低下した時点(減速燃料カット条件を逸脱した時点)から前記切替えタイミングまでの期間内であれば、ステップS107へ進む。
ステップS107で、ECU21は、第1燃料噴射弁11によって燃料噴射を行わせ、第2燃料噴射弁12の燃料噴射を休止させる。つまり、ECU21は、ステップS107に進んだ場合、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅TimainをTimain=TIに設定し第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅TisubをTisub=0[ms]に設定することで、気筒当たりの燃料噴射量TIの全量を第1燃料噴射弁11から噴射させる。
このように、気筒当たりの燃料噴射量TIの全量を第1燃料噴射弁11から噴射させ、第2燃料噴射弁12の燃料噴射を休止させている状態で、ECU21は、ステップS106にて切替えタイミングを検出すると、ステップS108に進み、フラグFCUTを0にリセットした後、ステップS109に進んで1本噴射から2本噴射である標準の燃料噴射制御に切り替える。
つまり、減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって逸脱すると、第1燃料噴射弁11のみで燃料を噴射させる状態(1本噴射)で燃料噴射を再開させ、所定期間だけ1本噴射を実施した後に、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12によって燃料噴射を行わせる状態(標準の燃料噴射制御、2本噴射)に切り替える。
ここで、減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって脱して燃料噴射を再開させるときに、一方の燃料噴射弁11で燃料噴射を行わせ他方の燃料噴射弁12による噴射を休止させることによる作用、効果を説明する。
減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって脱したときには、1サイクルにおいて気筒に噴射する燃料量が少なくなる。
このため、係る燃料量を第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とで分担して噴射させると、各燃料噴射弁11,12が噴射する燃料が過度に少なくなり、各燃料噴射弁11,12に割り当てられる噴射パルス幅が最小パルス幅Ti2minを下回って、燃料噴射量の指示値(噴射パルス幅)と実際に噴射される燃料量との乖離が大きくなってしまう可能性がある。
つまり、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅TimainがTimain=Ti2minで、かつ、第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅TisubがTisub=Ti2minである状態、つまり、Ti2min×2に相当する長さの噴射パルス幅が、2本の燃料噴射弁11,12により分担して噴射できる最小噴射量となり、噴射パルス幅TIがTi2min×2を下回ると、各燃料噴射弁11,12の噴射パルス幅Timain、Tisubが最小パルス幅Ti2minを下回り、燃料の計量精度が低下して空燃比ずれが生じることになる。
このように、減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって脱したときに、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12との双方から燃料を噴射させる場合、噴射パルス幅TIがTi2min×2以上の値に算出される機関回転速度であることが、燃料噴射を再開させる条件となり、噴射パルス幅TIがTi2min×2を下回ることになるより低い機関回転速度で燃料噴射を再開させると、空燃比ずれの発生により燃焼安定性や排気性状を悪化させる可能性がある。
これに対し、減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって脱したときに、第2燃料噴射弁12を休止させ第1燃料噴射弁11から燃料を噴射させるようにすれば、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainが噴射パルス幅TIと同じになるから、噴射パルス幅TIがTi2minを上回る条件で燃料噴射を再開させれば、十分な計量精度で燃料を噴射させて空燃比ずれの発生を抑制できる。
つまり、減速燃料カット条件を機関回転速度NEの低下によって脱したときに、第2燃料噴射弁12を休止させ第1燃料噴射弁11から燃料を噴射させた方が、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12との双方から燃料を噴射させるよりも、より噴射パルス幅TIが短くなってから、換言すれば、機関回転速度NEがより低くなってから燃料噴射を再開させることができる。
そして、燃料噴射を再開させる機関回転速度が低くなれば、燃料カット期間が長くなり、内燃機関1の燃費性能がより改善される。
図3のタイムチャートは、ECU21が減速燃料カット制御及び燃料噴射の再開制御(1本噴射)を実施したときの、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12による燃料噴射の様子を示す。
図3において、スロットルバルブが開いている時刻t0から時刻t1までの間、ECU21は、標準の燃料噴射制御により第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12により燃料を噴射させる。
そして、時刻t1にてスロットルバルブが全閉になって減速燃料カットの実施条件が成立すると、ECU21は、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12の燃料噴射を停止させ、気筒に燃料を噴射しない減速燃料カット状態に移行させる。
減速燃料カット状態で機関回転速度NEが低下し、時刻t3にて機関回転速度NEが閾値NESL2に達して減速燃料カット条件を脱すると、ECU21は、気筒への燃料噴射を再開させるが、2本の燃料噴射弁11,12のうちの第1燃料噴射弁11を用いて燃料噴射させ、第2燃料噴射弁12の燃料噴射は休止させる。
ここで、ECU21が、減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときに第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12で燃料噴射を行わせる場合、前述のように、噴射パルス幅TIが最小パルス幅Ti2minの2倍以上であること、換言すれば、機関回転速度NEが閾値NESL3(NESL3>NESL2)であることが燃料噴射の再開条件となる。
これに対し、ECU21が、減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときに第2燃料噴射弁12を休止させ第1燃料噴射弁11で燃料を噴射させる場合、噴射パルス幅TIが最小パルス幅Ti2min以上であることが燃料噴射の再開条件となり、2本噴射で燃料噴射を再開させる場合よりもより低い機関回転速度NESL2まで燃料噴射の再開を遅らせることができる。
つまり、ECU21が、減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときに、1本の燃料噴射弁11から燃料を噴射させるようにすれば、燃料噴射を再開させる機関回転速度NEをより低くして燃料噴射の再開を遅らせることができ、これによって減速燃料カット期間をより長くすることができる。
そして、減速燃料カット期間が長くなれば、燃料カット期間で噴射を停止させた燃料量の総量が多くなって、燃料カットによる燃料の節約効果が大きくなる。
すなわち、1本の燃料噴射弁11で燃料を噴射させる場合(1本噴射)の方が、2本の燃料噴射弁11,12で燃料を噴射させる場合(2本噴射)よりも、計量精度を維持しつつ1つの気筒について噴射できる最小噴射量Timinが少なくなる。
一方、減速燃料カット状態では機関回転速度NEが低くなるほど、噴射再開時の燃料噴射量TIが少なくなるから、最小噴射量Timinが少なくなることで、図4に示したように、燃料噴射を再開させる機関回転速度(リカバー回転速度)をより低くできる。
そして、燃料噴射を再開させる機関回転速度(リカバー回転速度)が低くなれば、減速燃料カット期間がより長くなるから、図5に示すように、燃費性能がより改善されることになる。換言すれば、2本噴射に比べて1本噴射での最小噴射量Timinがより少なくなることで、図6に示すように、再開時の燃料噴射を1本噴射とした方が、2本噴射で燃料噴射を再開させる場合に比べて燃費性能がより高くなる。
また、図7は、減速燃料カット制御に伴う未燃焼成分(HC)の濃度変化や燃費の変化などを示すタイムチャートであり、減速燃料カット状態から燃料噴射を開始させるときに、第1燃料噴射弁11で噴射させ第2燃料噴射弁12による噴射を休止させる1本噴射を実施することで、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12で燃料を噴射させる2本噴射に比べて燃費性能が改善される一方、第1燃料噴射弁11のみで噴射させることによって混合気形成への影響は十分に小さく、未燃焼成分(HC)の濃度は2本噴射の場合と略同等に抑えることができる。
なお、燃料噴射弁11,12の最小パルス幅Ti2minがより短くなれば、2本の燃料噴射弁11,12を共に用いて燃料噴射を再開させる構成としても、より低い機関回転速度になってから燃料噴射を再開させることができる。しかし、最小パルス幅Ti2minをより短くすることは、燃料噴射弁11,12のコストアップを招き、更に、静的噴射量が減少することで、内燃機関の高負荷領域で燃料流量が不足する可能性がある。
これに対し、2本の燃料噴射弁11,12のうちの1本(燃料噴射弁11)を用いて燃料噴射させる構成であれば、同じ機関運転状態(燃料噴射量TI)における燃料噴射弁11の噴射量が、2本の燃料噴射弁11,12を用いて噴射させる場合よりも増すから、計量精度が悪化しない領域で燃料噴射を行わせることが可能となる。
このため、1本噴射で燃料噴射を再開させる場合、最小パルス幅Ti2minがより短くコストの高い噴射弁を用いることなく、より低い機関回転速度になってから燃料噴射を再開させることができ、また、内燃機関の高負荷領域での燃料流量が不足することを抑制できる。
また、減速燃料カットの条件を機関回転速度の低下に伴って脱し燃料噴射を再開させるときに、第2燃料噴射弁12を休止させ第1燃料噴射弁11から燃料を噴射させ、係る運転条件以外では、併用噴射モードや交互噴射モードなどにより2本の燃料噴射弁11,12を用いて噴射を行わせることで、1本の燃料噴射弁11による燃料噴射では奏することができない作用効果を得ることができる。
すなわち、併用噴射モードでは、各燃料噴射弁11,12の噴射時間が短くなって気化時間が長くなり均質な混合気を形成することができ、交互噴射モードでは、第1燃料噴射弁11又は第2燃料噴射弁によって燃料を噴射してから次に同じ燃料噴射弁を用いて燃料を噴射するまでの時間が長くなって、壁面付着燃料の気化時間(燃料付着から新たな燃料が付着するまでの時間)が長くなるから、併用噴射モードに比べて吸気通路内壁の平衡付着量を低減することができる。
なお、壁面付着燃料とは、吸気ポート3,4の内壁面に液体の状態で付着した燃料である。
更に、上記の併用噴射モードと交互噴射モードとを内燃機関1の運転条件(機関温度、機関負荷、機関回転速度など)に応じて切り替えることで、冷機状態などでの壁面付着燃料の増大による排気性状の悪化を抑制しつつ、暖機後は、均質な混合気を形成させることができる。
ECU21は、ステップS106における切替えタイミング(1本噴射の終了タイミング)を、例えば、減速燃料カット条件を脱した時点から所定時間が経過したタイミング又は燃料噴射を再開させてからの積算の噴射回数が所定値に達したタイミングとして検出することができる。
ここで、切替えタイミングの判定に用いる所定時間及び積算噴射回数の所定値は、噴射再開後の噴射パルス幅TIの増大に伴い、噴射パルス幅TIがTi2min×2以上になると見込まれる期間を判定できるように、予め実験等により適合される。
また、ECU21は、噴射パルス幅TIと最小パルス幅Ti2minとの比較に基づいて切替えタイミングを検出することができる。
つまり、ECU21は、1サイクル当たりの噴射パルス幅TIを2本の燃料噴射弁11,12に割り振っても、各燃料噴射弁11,12の噴射パルス幅Timain、Tisubが共に最小パルス幅Ti2min以上となるタイミングで、1本噴射から2本噴射に切り替えることができる。
図8のフローチャートは、最小パルス幅Ti2minと噴射パルス幅TIとの比較に基づいて1本噴射から2本噴射に切り替える制御の一例を示すフローチャートである。
ECU21は、減速燃料カット状態から機関回転速度の低下に基づき1本噴射で燃料噴射を再開させた状態において、図8のフローチャートに示されるルーチンを一定周期毎に割り込み処理する。
ECU21は、まず、ステップS201にて、分担噴射フラグFDが零(OFF)であるか否かを検出する。
後述するように、図8のフローチャートに示す切り替え制御において、ECU21は、第1燃料噴射弁11で燃料を噴射させ第2燃料噴射弁12による燃料噴射を休止させている状態(1本噴射)から、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いて燃料を噴射させる状態(2本噴射)に切り替えた直後の所定期間において、各燃料噴射弁11,12による燃料噴射の分担率を徐々に変化させるよう構成されている。そして、ECU21は、分担率の変更処理中であるか否かを分担噴射フラグFDに基づいて検出する。
なお、分担噴射フラグFDの初期値は零(OFF)である。
そして、ECU21は、分担噴射フラグFDが零(OFF)である場合、換言すれば、第1燃料噴射弁11によって1サイクル当たりの燃料噴射量TIの全量を噴射させ、第2燃料噴射弁12の燃料噴射を休止させている場合、ステップS202に進む。
ECU21は、ステップS202で、1本噴射において第1燃料噴射弁11に出力している噴射パルス信号のパルス幅Timain、換言すれば、気筒に1サイクル毎に噴射している総燃料量が、燃料噴射弁11,12個々の最小パルス幅Ti2minのA(2≦A)倍を超えているか否かを検出する。
つまり、ステップS202で、ECU21は、1本噴射から2本噴射に切り替えても、燃料噴射弁11,12の噴射パルス幅が共に最小パルス幅Ti2minを超えることになるか否かを判別する。
なお、第2燃料噴射弁12による噴射を休止させている(1本噴射)状態での第1燃料噴射弁11のパルス幅Timainは、噴射パルス幅TIと同じ値であり、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12との双方で燃料噴射させる場合(2本噴射)では、第1燃料噴射弁11のパルス幅Timainと第2燃料噴射弁12のパルス幅Tisubとの総和が、噴射パルス幅TIと同じ値になる。
また、最小パルス幅Ti2minは、前述したように、燃料噴射弁11,12の計量精度が所定値(許容下限値、最小許容精度)よりも高くなるパルス幅の最小値である。
この最小パルス幅Ti2minの2倍の燃料量を気筒に噴射させる運転条件であって、各燃料噴射弁11,12が同量の燃料を噴射する場合、各燃料噴射弁11,12は、それぞれ最小パルス幅Ti2minの燃料を噴射することになり、各燃料噴射弁11,12は十分な計量精度で燃料を噴射できることになる。
従って、1サイクル当たり少なくとも最小パルス幅Ti2minの2倍の燃料量を気筒に噴射する運転条件であって、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅TimainがTi2min以上となりかつ第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅TisubがTi2min以上となる運転条件であることが、各燃料噴射弁11,12が下限以上の計量精度で燃料を噴射できる条件となる。
そこで、ECU21は、ステップS202にて、第1燃料噴射弁11に出力している噴射パルス信号のパルス幅Timain、換言すれば、各気筒における1サイクル当たりの燃料噴射量TIが最小パルス幅Ti2minの2倍以上になってから、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いた噴射制御(2本噴射)に移行させる。
これにより、各燃料噴射弁11,12のパルス幅Timain,Tisubの少なくとも一方が最小パルス幅Ti2minを下回ることになる状態で、1本噴射から2本噴射に移行させてしまうことを抑制でき、2本噴射に切り替えた後における空燃比の制御精度の低下を未然に抑制できる。
なお、ECU21は、2本噴射において各燃料噴射弁11,12から同量の燃料を噴射させる場合でも、Ti2minのばらつきなどを考慮して、1サイクル当たり気筒に噴射する燃料量が最小パルス幅Ti2minの2倍よりも多い量になったことを条件に2本噴射に切り替えることができる。
ECU21は、第1燃料噴射弁11に出力している噴射パルス信号のパルス幅Timainが最小パルス幅Ti2minのA倍以下である場合、そのまま本ルーチンを終了させることで、第1燃料噴射弁11によって1サイクル当たりの燃料量の全量を噴射させ第2燃料噴射弁12の燃料噴射を休止させる状態(1本噴射)を継続させる。
一方、第1燃料噴射弁11に出力している噴射パルス信号のパルス幅Timainが最小パルス幅Ti2minのA倍よりも長い時間になると、ECU21は、ステップS203へ進み、分担噴射フラグFDに1(ON)を設定し、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いて燃料噴射を行わせ、かつ、各噴射弁11,12の燃料噴射の分担率を徐々に変更する噴射制御(過渡制御)に移行する。
つまり、分担噴射フラグFDが零(OFF)から1(ON)に切り替わったタイミングは、図2のフローチャートにおいて、ECU21が、ステップS106からステップS108に進む切替えタイミングであり、ECU21は、分担率を徐々に変更する噴射制御(過渡制御)を終了してから標準の燃料噴射制御を開始させる。
換言すれば、分担率を徐々に変更する噴射制御は、第1燃料噴射弁11のみで燃料噴射を行わせる制御(1本噴射)から第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いて燃料噴射を行わせる制御(標準の燃料噴射制御、2本噴射)への切り替え時に過渡的に実施される制御である。
ECU21は、ステップS203で分担噴射フラグFDに1(ON)を設定すると、次いで、ステップS204,205に進み、各燃料噴射弁11,12の噴射パルス幅Timain、Tisubを決定する。
ステップS204で、ECU21は、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainを、Timain=TI×係数Bに設定する。
また、ステップS205で、ECU21は、第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅Tisubを、Tisub=TI×(1−B)に設定し、TI=Timain+Tisubとする。
係数Bの初期値は、0を超えかつ0.5(50%)未満の値であり(0<係数Bの初期値<0.5)、例えば、B=0.4(40%)とすることができる。
係る係数Bにより、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いた噴射制御(2本)に移行した直後は、第1燃料噴射弁11の噴射量よりも第2燃料噴射弁12の噴射量が多くなる。
つまり、ECU21は、第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を用いた噴射制御(2本噴射)に移行した直後において、噴射パルス幅TIの50%を第1燃料噴射弁11に割り振り、残りの50%を第2燃料噴射弁12に割り振るのではなく、休止させていた第2燃料噴射弁12の分担率を50%よりも高くし(第2燃料噴射弁12のパルス幅TisubをTI/2よりも多くし)、継続して噴射させる第1燃料噴射弁11の分担率を50%よりも低くする(第1燃料噴射弁11のパルス幅TimainをTI/2よりも少なくする)。
なお、係数Bの初期値は、係数Aによって決まる第2燃料噴射弁12による噴射開始時の噴射パルス幅TIのときに、係数Bの初期値で決まる第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainが最小パルス幅Ti2minを下回らない値に予め調整される。
例えば、係数Bの初期値を40%とする場合は、Timain=TI×40%が最小パルス幅Ti2min以上となるように、係数Aによって決まる第2燃料噴射弁12による噴射開始時の噴射パルス幅TIを調整する。
ここで、Timain=TI×40%=Ti2minとする場合、第2燃料噴射弁12による噴射開始時の噴射パルス幅TIは、TI=Ti2min×2.5となる。つまり、係数Bの初期値を40%とする場合において係数Aを2.5以上に設定すれば、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainは最小パルス幅Ti2min以上になり、第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅Tisubは最小パルス幅Ti2minよりも長くなる。
次いで、ECU21は、ステップS206に進み、各燃料噴射弁11,12の分担率を決定する係数Bを所定値Cだけ増大させることで、第1燃料噴射弁11の分担率が50%よりも低い値から50%に向けて増加し、逆に、第2燃料噴射弁12の分担率が50%よりも高い値から50%に向けて減少するようにする。
係る係数Bの更新処理によって、ECU21は、第1燃料噴射弁11による燃料噴射量を、TI/2よりも少ない状態からTI/2に向けて徐々に増大させ、逆に、第2燃料噴射弁12による燃料噴射量を、TI/2よりも多い状態からTI/2に向けて徐々に減少させる。
分担噴射フラグが1(ON)の状態、換言すれば、1本噴射から2本噴射に移行した後の状態では、ECU21は、ステップS201からステップS207に進む。
ステップS207で、ECU21は、本ルーチンの前回実行時に更新された係数Bに基づき、第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timain(Timain=TI×B)を算出する。
次のステップS208で、ECU21は、本ルーチンの前回実行時に更新された係数Bに基づき、第2燃料噴射弁12の噴射パルス幅Tisub(Tisub=TI×(1−B))を算出する。
次いで、ECU21は、ステップS209に進み、係数B(換言すれば、第1燃料噴射弁11の分担率)が0.5(50%)よりも大きくなったか否かを検出する。
ここで、係数Bが0.5以下である間、つまり、分担率が50%に近づく過渡状態である場合、ECU21は、ステップS210に進み、係数Bを所定値Cだけ増大させる更新処理を実施し、分担率が50%に達するまでは、ステップS207−ステップS210の処理を繰り返す。
そして、ECU21は、ステップS209にて、係数Bが0.5よりも大きいことを検出すると、ステップS211に進み、分担噴射フラグFDを零(OFF)にリセットし、本ルーチンによる分担率制御を終了させ、その後は、標準の燃料噴射制御(ステップS109)を実施する。
図9のタイムチャートは、図8のフローチャートに示した分担率制御(過渡制御)を実施した場合の各燃料噴射弁11,12の分担率の推移を例示する。
図9に示した一例では、ECU21は、時刻t1にて減速燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときに、まず、第1燃料噴射弁11の分担率を100%として燃料噴射パルス幅TIの燃料を第1燃料噴射弁11から噴射させる。
ここで、噴射再開直後の第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainが、最小パルス幅Ti2min以上のパルス幅になるように、噴射再開判定に用いられる機関回転速度NESL2が設定される。ここで、噴射再開直後の第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainが安定して最小パルス幅Ti2min以上となるように、噴射パルス幅TIが最小パルス幅Ti2minとなる平均的な機関回転速度よりも高い回転速度を機関回転速度NESL2とすることができる。
ECU21は、時刻t2にて、パルス幅Timainが最小パルス幅Ti2minのA倍よりも長い時間になったことを検出すると、第1燃料噴射弁11の分担率を40%、第2燃料噴射弁12の分担率を60%として、2本の燃料噴射弁11,12による噴射を行わせる。
なお、時刻t2における燃料噴射パルス幅TIの40%が最小パルス幅Ti2minに相当するように係数Aを適合させ、第1燃料噴射弁11が最小パルス幅Ti2minで燃料を噴射するようにしてある。
その後、ECU21は、第1燃料噴射弁11の分担率を40%から漸増させ、第2燃料噴射弁12の分担率を60%から漸減させ、時刻t2から時刻t3まで期間において、分担率を40%:60%の状態から50%:50%の状態にまで変化させる。
上記の切り替え制御によると、各燃料噴射弁11,12による計量精度が悪化する状態で、2本の燃料噴射弁11,12による燃料噴射が開始され、空燃比ずれが発生することを抑制できる。
また、噴射を休止させていた第2燃料噴射弁12による燃料噴射を開始するときに、第2燃料噴射弁12による分担率を50%よりも多くすることで、各吸気ポートからシリンダ内に吸引される燃料量の差異が多くなることを抑制でき、均質な混合気の形成に寄与できる。
第2燃料噴射弁12による燃料噴射を遅れて再開させるときには、第2燃料噴射弁12が燃料を噴射する第2吸気ポート4における壁面付着燃料量が少ない。このため、壁面付着燃料から気化してシリンダ内に吸引される燃料量が少なく、また、第2燃料噴射弁12から噴射した燃料のうち第2吸気ポート4の壁面に付着する燃料量が多くなり、シリンダ内に吸引される燃料量が相対的に減る。
このため、1本噴射から2本噴射に切り替えたときに両燃料噴射弁11,12の分担率を50%に設定すると、第1燃料噴射弁11が配置される第1吸気ポート3からシリンダ内に供給される燃料の量よりも、第2燃料噴射弁12が配置される第2吸気ポート4からシリンダ内に供給される燃料の量が少なくなって、シリンダ内に形成される混合気の均一性が低下する。
そこで、ECU21は、1本噴射から2本噴射に切り替えたときの第2燃料噴射弁12の噴射量を第1燃料噴射弁の噴射量よりも多くすることで、第1吸気ポート3からシリンダ内に供給される燃料の量と、第2吸気ポート4からシリンダ内に供給される燃料の量との差を少なくし、シリンダ内に形成される混合気の均一性を高める。
つまり、係数Bの初期値(第1燃料噴射弁11の分担率の初期値)、及び、燃料噴射の分担率の変化速度を規定する所定値Cは、第1燃料噴射弁11単独での燃料噴射(1本噴射)から両燃料噴射弁11,12による燃料噴射(2本噴射)に切り替えたときに両吸気ポート3,4からシリンダ内に吸引される燃料量の差を少なくできるように、予め適合される。
なお、係数Bの初期値で決まる第1燃料噴射弁11の噴射パルス幅Timainを最小パルス幅Ti2min以上とする必要があるため、係数Bの初期値が50%よりも小さいほど、第2燃料噴射弁12による燃料噴射(2本噴射)を開始するときの噴射パルス幅TIをより長いパルス幅に設定することになって2本噴射への移行が遅れることになるが、前述のように、係数Bの初期値を50%よりも小さくすることで2本噴射に移行させたときの混合気の均一性を向上させることができる。
ここで、ECU21は、係数Bの初期値と所定値Cとの少なくとも一方を、壁面付着燃料の量や壁面付着燃料からの気化特性に影響する機関運転条件である機関温度、減速燃料カットの継続時間などに応じて可変に設定することができる。
ECU21は、例えば、壁面付着燃料量が多くなる冷機時には、係数Bの初期値をより小さく所定値Cをより小さくし、減速燃料カットの継続時間が長く吸気ポート4の壁面付着燃料量の減少が多くなるほど、係数Bの初期値をより小さく所定値Cをより小さくすることができる。
但し、第1燃料噴射弁11の単独噴射状態で第1燃料噴射弁11に出力している噴射パルス信号のパルス幅Timain(噴射パルス幅TI)が最小パルス幅Ti2minのA倍よりも長い時間に達し、両燃料噴射弁11,12による噴射を開始するときに、当初から各燃料噴射弁11,12を50%の分担率で噴射させる構成とすることができる。
なお、ECU21は、減速燃料カット状態から燃料噴射の再開時に、第2燃料噴射弁12の燃料噴射を休止させ第1燃料噴射弁11で燃料を噴射させたときに、第1燃料噴射弁11の故障の有無を診断し、第1燃料噴射弁11の故障を検出したときに、第2燃料噴射弁12に切り替えて燃料噴射を行わせることができる。
ECU21は、第1燃料噴射弁11の故障の有無を、例えば、筒内圧、機関回転速度、空燃比などから検出することができる。つまり、第1燃料噴射弁11が故障して燃料を噴射しない場合は、当該気筒で燃焼圧が発生せず、燃焼圧が発生しないことで機関回転速度の変動パターンが燃焼状態に適合せず、また、空燃比がオーバーリーンに張り付いたままとなることから、ECU21は、第1燃料噴射弁11の故障の有無を診断できる。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とは、噴射特性が同じである同じ部品を用いることができるが、最小パルス幅Ti2minが相互に異なる燃料噴射弁11,12を用いることができる。
そして、第1燃料噴射弁11の最小パルス幅Ti2minが、第2燃料噴射弁12の最小パルス幅Ti2minよりも短い場合、減速燃料カットから噴射を再開させるときに第1燃料噴射弁11で噴射させ第2燃料噴射弁12を休止させるようにする。
これにより、減速燃料カットからの燃料噴射の再開をより低回転になるまで遅延させて、燃費性能をより向上させることができ、また、高負荷領域において第2燃料噴射弁12による分担率を高めて燃料流量が不足することを抑制できる。
また、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とを、異なる吸気ポートにそれぞれ配置する構成に限定されず、同じ吸気ポートに第1燃料噴射弁11及び第2燃料噴射弁12を配置する構成とすることができる。
更に、第1燃料噴射弁11と第2燃料噴射弁12とは、吸気バルブから略同距離の位置に並べて配置することができる他、吸気の流れ方向において上流側と下流側とに離して配置することができる。
また、減速燃料カット状態からアクセルの踏み込みに基づいて燃料噴射を再開するときにも、一方の燃料噴射弁から燃料噴射させ他方の燃料噴射弁の噴射を休止させることができる。
また、標準の燃料噴射制御を、交互噴射モード及び併用噴射モードを含む噴射制御に限定するものではなく、1燃焼サイクル当たりの燃料噴射量を2本の燃料噴射弁で分担して噴射する制御が少なくとも実施される構成とすることができる。
また、ECU21は、減速燃料カットからの噴射再開時に、図1に示した燃料噴射弁11,12のうち、燃料噴射弁11の噴射を休止させ、燃料噴射弁12で燃料噴射させることができる。
また、ECU21は、減速燃料カットからの噴射再開時に、交互噴射モードによって燃料噴射を制御し、第1燃料噴射弁11による噴射パルス幅TIの噴射と、第2燃料噴射弁12による噴射パルス幅TIの噴射とを所定の燃焼サイクル数毎に切り替えることができる。
1…内燃機関、3,4…吸気ポート、5…気筒、6a,6b…吸気バルブ、11…第1燃料噴射弁、12…第2燃料噴射弁、21…電子コントロールユニット(ECU)

Claims (5)

  1. 吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関に適用される制御装置において、
    前記内燃機関の減速による燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴って燃料噴射を再開させるときは、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止したまま前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させ、
    前記内燃機関の減速による燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴い燃料噴射を再開させるとき以外の機関運転条件では、前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁によって燃料噴射を行わせる、
    内燃機関の制御装置。
  2. 前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させた後、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を再開させるときは、前記燃料噴射量が前記最小噴射パルス幅の総和に相当する燃料噴射量以上になってから、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を再開させる、
    請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を再開させるときに、前記第1燃料噴射弁による燃料噴射量を前記第2燃料噴射弁による燃料噴射量よりも少なくし、その後、前記第1燃料噴射弁による燃料噴射量と前記第2燃料噴射弁による燃料噴射量との差を減少させる、
    請求項2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関に適用される制御方法において、
    前記内燃機関の減速により前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止し、
    前記第1燃料噴射弁及び前記第2燃料噴射弁による燃料噴射が停止された燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴って燃料噴射を再開させるときは、気筒当たりの燃料噴射量が前記第1燃料噴射弁の最小噴射パルス幅と前記第2燃料噴射弁の最小噴射パルス幅との総和に相当する燃料噴射量よりも小さくなる機関回転速度になってから、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止したまま前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させる、
    内燃機関の制御方法。
  5. 吸気通路から分岐してそれぞれ気筒に開口する第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに備えられた第1燃料噴射弁と、前記第2吸気ポートに備えられた第2燃料噴射弁とを備えた内燃機関に適用される制御装置において、
    前記内燃機関の減速による燃料カット状態から機関回転速度の低下に伴って燃料噴射を再開させるときは、気筒当たりの燃料噴射量が前記第1燃料噴射弁の最小噴射パルス幅と前記第2燃料噴射弁の最小噴射パルス幅との総和に相当する燃料噴射量よりも小さくなる機関回転速度になってから、前記第2燃料噴射弁による燃料噴射を停止したまま前記第1燃料噴射弁による燃料噴射を再開させる、
    内燃機関の制御装置。
JP2017231695A 2017-12-01 2017-12-01 内燃機関の制御装置及び制御方法 Active JP6416366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231695A JP6416366B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 内燃機関の制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231695A JP6416366B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 内燃機関の制御装置及び制御方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014212779A Division JP6329056B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018076868A true JP2018076868A (ja) 2018-05-17
JP6416366B2 JP6416366B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=62149144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017231695A Active JP6416366B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 内燃機関の制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6416366B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63111251A (ja) * 1986-10-29 1988-05-16 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH02115542A (ja) * 1988-10-26 1990-04-27 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH02119656A (ja) * 1988-10-29 1990-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH04128526A (ja) * 1990-09-19 1992-04-30 Mazda Motor Corp エンジンの燃料制御装置
JPH04134145A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Mazda Motor Corp エンジンの減速制御装置
JPH0610804A (ja) * 1992-06-30 1994-01-21 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2010048179A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010053758A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2011132918A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2012067638A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2013054391A1 (ja) * 2011-10-11 2013-04-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63111251A (ja) * 1986-10-29 1988-05-16 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH02115542A (ja) * 1988-10-26 1990-04-27 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH02119656A (ja) * 1988-10-29 1990-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの燃料供給装置
JPH04128526A (ja) * 1990-09-19 1992-04-30 Mazda Motor Corp エンジンの燃料制御装置
JPH04134145A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Mazda Motor Corp エンジンの減速制御装置
JPH0610804A (ja) * 1992-06-30 1994-01-21 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2010048179A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010053758A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2011132918A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2012067638A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2013054391A1 (ja) * 2011-10-11 2013-04-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6416366B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4100346B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP6227946B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2012161127A1 (ja) 筒内噴射式内燃機関の制御装置
WO2016084188A1 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP2010223018A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPWO2016027354A1 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法
JP6329056B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5637222B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4453566B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3859733B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP6416366B2 (ja) 内燃機関の制御装置及び制御方法
JP5381733B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4927798B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2007107405A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2002013436A (ja) 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射装置
US9732696B2 (en) Control device for internal combustion engine and control method for internal combustion engine
JP2002295296A (ja) 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5488707B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2019150146A1 (ja) 火花点火式内燃機関の燃料噴射制御方法および燃料噴射装置
JP5240163B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP3296259B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2019108824A (ja) 燃料噴射制御装置
JP3622430B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射時期制御装置
JP2019094783A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP6904310B2 (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6416366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250