JP2018075885A - 車両用シート構造 - Google Patents

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    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • B60N2/7094Upholstery springs

Abstract

【課題】布バネ部材と、配置物との干渉を抑制または防止しつつ、座り心地を維持することが可能な車両用シート構造を得る。
【解決手段】車両用シート10は、シートクッション12に配置され、シート幅方向に間隔をあけて配置された一対のクッションサイドフレーム14と、一対のクッションサイドフレーム14間に架け渡され、乗員の荷重を着座部16で受け、弾性を有する布バネ部材20と、布バネ部材20の下側に着座部16から離間しつつ布バネ部材20と対向配置され、布バネ部材20よりも引っ張り変形し難い規制用布部材30と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート構造に関する。
近年、車両用シートのクッション部材について、布バネ部材をクッション部材として用いる技術が開発されている。例えば、下記特許文献1には、乗員が着座するシートクッションについて、一対のサイドフレームと、サイドフレーム間に配置されたU字状のパイプフレームと、パイプフレーム間に張設された布バネ部材(ネット材)と、を有する車両用シート構造が開示されている。弾性を有する布バネ部材をクッション部材として用いることにより、ウレタンパッドや金属製のスプリング等と比べてクッション部材の軽量化を図ることができる。
特開2015−20596号公報
このように弾性を有する布バネ部材を用いる場合、一対のサイドフレーム間に布バネ部材を架け渡し、布バネ部材の弾性変形により、着座乗員の荷重を受けている。
ところで、このような布バネ部材の下方には、フロントロッドなどのシートを構成する部材が配置されている。一般的に、布バネ部材は、着座乗員の荷重を受けた際に弾性変形しても、下方に配置された物に当たらないように、配置物との距離が設定されている。しかしながら、乗員がシートクッションに膝をついた姿勢をとる等により狭い範囲に集中して荷重がかかったり、勢いをつけた着座動作により大荷重がかかったりした場合、布バネ部材の変位が大きくなり、布バネ部材と配置物とが干渉し合うことも考えられる。一方、布バネ部材の弾性率を単に高くして変形量を減らすと、座り心地に影響を与えてしまう。
本発明は上記問題を考慮し、布バネ部材と、配置物との干渉を抑制または防止しつつ、座り心地を維持することが可能な車両用シート構造を得ることを目的とする。
請求項1の発明に係る車両用シート構造は、シートクッションに配置され、シート幅方向またはシート前後方向に間隔をあけて配置された一対のクッションフレーム部材と、前記一対のクッションフレーム部材間に架け渡され、乗員の荷重を着座部で受け、弾性を有する布バネ部材と、前記布バネ部材の下側に前記着座部から離間しつつ前記布バネ部材と対向配置され、前記布バネ部材よりも引っ張り変形し難い規制用布部材と、を備えている。
請求項1に係る車両用シート構造は、一対のクッションフレーム部材間に架け渡された弾性を有する布バネ部材を有している。この布バネ部材は、着座部で乗員の荷重を受ける。布バネ部材の下側には、規制用布部材が配置されている。規制用布部材は、着座部から離間しつつ布バネ部材と対向している。この規制用布部材は、布バネ部材よりも引っ張り変形し難い。
シートクッションに乗員が着座すると、布バネ部材に荷重がかかり、一対のクッションフレーム部材間で引っ張られ、布バネ部材の着座部が下方へ弾性変形する。布バネ部材は、着座部が規制用布部材と離間しているので、規制用布部材に当たるまでは、規制用布部材の影響を受けずに弾性変形する。したがって、座り心地性は良好に維持される。
一方、布バネ部材に通常時よりも大きい大荷重が入力されると、布バネ部材が下側に弾性変形して規制用布部材に当たる。規制用布部材は、布バネ部材よりも引っ張り変形し難いので、布バネ部材の変形が抑制される。これにより、布バネ部材に大荷重がかかったり、布バネ部材の狭い範囲に集中して荷重がかかったりしても、布バネ部材と配置物との干渉を抑制または防止することができる。
なお、規制布部材は、乗員による荷重が作用することにより目に見える変形が生じる程度の弾性を有する場合(以下、「弾性を有する場合」として説明する)、乗員による荷重の作用では目に見える程度の変形が生じない程度に弾性率が高い場合(以下、「弾性を有しない場合」として説明する)の両方を含む。本発明において、「布バネ部材よりも引っ張り変形し難い」とは、規制布部材が弾性を有する場合には、規制布部材の弾性率が布バネ部材の弾性率よりも高いことを意味する。規制布部材が弾性を有しない場合には、規制布部材は弾性を有する布バネ部材よりも引っ張り変形し難くなる。
また、規制用布部材は、着座部と一部が接触していても、布バネ部材が弾性変形の初期において規制用布部材の影響を受けずに弾性変形することができるように離間していればよい。
請求項2の発明に係る車両用シート構造は、シートバックに配置され、シート幅方向またはシート上下方向に間隔をあけて配置された一対のバックフレーム部材と、前記一対のバックフレーム部材間に架け渡され、乗員の荷重をバック支持部で受け、弾性を有する布バネ部材と、前記布バネ部材の後側に前記バック支持部から離間しつつ前記布バネ部材と対向配置され、前記布バネ部材よりも引っ張り変形し難い規制用布部材と、を備えている。
請求項2に係る車両用シート構造は、一対のバックフレーム部材間に架け渡された弾性を有する布バネ部材を有している。この布バネ部材は、バック支持部で乗員の荷重を受ける。布バネ部材の後方には、規制用布部材が配置されている。規制用布部材は、バック支持部から離間しつつ布バネ部材と対向している。この規制用布部材は、布バネ部材よりも引っ張り変形し難い。
乗員が着座してシートバックにもたれ掛かると、布バネ部材に荷重がかかり、一対のバックフレーム部材間で引っ張られ、布バネ部材のバック支持部が後側へ弾性変形する。布バネ部材は、バック支持部が規制用布部材と離間しているので、規制用布部材に当たるまでは、規制用布部材の影響を受けずに弾性変形する。したがって、座り心地性は良好に維持される。
一方、布バネ部材に通常時よりも大きい大荷重が入力されると、布バネ部材が後側に弾性変形して規制用布部材に当たる。規制用布部材は、布バネ部材よりも引っ張り変形し難いので、布バネ部材の変形が抑制される。これにより、布バネ部材に大荷重がかかったり、布バネ部材の狭い範囲に集中して荷重がかかったりしても、布バネ部材と配置物との干渉を抑制または防止することができる。
なお、規制布部材は、弾性を有する場合と弾性を有さない場合の両方を含む。本発明において、「布バネ部材よりも引っ張り変形し難い」とは、規制布部材が弾性を有する場合には、規制布部材の弾性率が布バネ部材の弾性率よりも高いことを意味する。規制布部材が弾性を有しない場合には、規制布部材は弾性を有する布バネ部材よりも引っ張り変形し難くなる。
また、規制用布部材は、バック支持部と一部が接触していても、布バネ部材が弾性変形の初期において規制用布部材の影響を受けずに弾性変形することができるように離間していればよい。
請求項3の発明に係る車両用シート構造は、前記規制用布部材は、前記布バネ部材が架け渡された部材と同じ部材間に架け渡されている。
請求項3に係る車両用シート構造では、布バネ部材が架け渡された部材間に、規制用布部材を架け渡すので、規制用布部材を架け渡す部材を別途必要とせず、部品点数の増加を抑制することができる。
請求項4の発明に係る車両用シート構造は、前記規制用布部材は、前記布バネ部材よりも高い弾性率を有する。
請求項4に係る車両用シート構造では、規制用布部材が弾性を有するので、布バネ部材が規制用シート部材に接触した際の衝撃を緩和することができる。
請求項1及び請求項2記載の本発明に係る車両用シート構造によれば、座り心地を維持しつつ、布バネ部材と配置物との干渉を抑制または防止することができる。
請求項3記載の本発明に係る車両用シート構造によれば、部品点数の増加を抑制することができる。
請求項4記載の本発明に係る車両用シート構造によれば、布バネ部材が規制用布部材に接触した際の衝撃を緩和することができる。
第1実施形態に係る車両用シートに布バネ部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 布バネ部材、クッションサイドフレーム、及び規制用布部材の斜視図である。 (A)は図1のA-A線における断面図であり、(B)は図1のB-B線における断面図である。 第1実施形態に係る車両用シートに乗員が膝をついた場合の状態(A)〜(D)を説明する図である。 第1実施形態に係る布バネ部材へかかる荷重と変位の関係を示すグラフである。 第1実施形態の変形例に係る布バネ部材へかかる荷重と変位の関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る車両用シートに布バネ部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用シート構造の実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRはシート前後方向前側、矢印Wはシート幅方向、矢印UPはシート上下方向上側をそれぞれ示す。
図1に示されるように、本実施形態の車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、このシートクッション12の後端部に立設されて乗員の上半身を支持するシートバック40と、を備えている。シートクッション12は、乗員を下方側から支持している。シートクッション12のシート幅方向両端部には、シート上方へ凸となるクッションサイド部12Aが設けられている。また、シートバック40のシート幅方向両端部には、シート前方へ凸となるバックサイド部40Aが設けられている。
シートクッション12には、シート幅方向(車幅方向)の両端のクッションサイド部12Aに一対のクッションサイドフレーム14が配置されている。クッションサイドフレーム14は、互いに間隔をあけて配置されている。クッションサイドフレーム14は、車両用シート10の前後方向(シート前後方向)に沿って延在されている。クッションサイドフレーム14は、棒状の部材やワイヤ等で構成することができる。
一対のクッションサイドフレーム14には、布バネ部材20がシート幅方向に架け渡されている。布バネ部材20は、弾性織物などの弾性を有する布材で形成されており、図2に示されるように、平面視で略長方形状とされている。図3(A)に示されるように、布バネ部材20のシート幅方向の両端は、布バネ部材20の幅端部を折り返し、重ね合わせて端部が縫い合わせられている。以下、この縫い合わせた部分を「縫合わせ部22」と称する。縫合わせ部22よりも幅端部側には、中空を有する環状部24が形成されている。環状部24に、クッションサイドフレーム14が挿通されることで、布バネ部材20がクッションサイドフレーム14に取り付けられている。クッションサイドフレーム14は、車体にスライド可能に支持されたシートクッション12の骨格部材(不図示)に取り付けられている。
布バネ部材20には、クッションサイドフレーム14よりもシート幅方向の内側に、着座部16が形成されている。着座部16は、乗員が車両用シート10に着座した際の荷重を受けて下方へ変位する部分である。
一対のクッションサイドフレーム14には、規制用布部材30が取り付けられている。規制用布部材30は、略長方形状とされており、弾性織物などの弾性を有する布材で形成されている。本実施形態で「弾性を有する」とは、乗員による荷重が作用することにより目に見える変形が生じる程度の弾性を有することをいう。規制用布部材30の弾性率は、布バネ部材20の弾性率よりも高く設定されている。したがって、布バネ部材20よりも規制用布部材30の方が、乗員の着座による荷重に対して引っ張り変形し難い。
規制用布部材30は、シート幅方向の一端及び他端が布バネ部材20の縫合わせ部22と同じ位置で布バネ部材20に縫い付けられている。これにより、規制用布部材30は、間接的にシート幅方向の両端が一対のクッションサイドフレーム14に取り付けられて、一対のクッションサイドフレーム14間に架け渡されている。規制用布部材30のシート幅方向の長さは、布バネ部材20のシート幅方向の長さよりも長く、シート幅方向の中央が下方に位置するように弛んでいる。
シートバック40には、シート幅方向(車幅方向)の両端のバックサイド部40Aに一対のバックサイドフレーム44が配置されている。バックサイドフレーム44は、互いに間隔をあけて配置されている。バックサイドフレーム44は、車両用シート10の上下方向(シート上下方向)に沿って延在されている。バックサイドフレーム44は、棒状の部材やワイヤ等で構成することができる。
一対のバックサイドフレーム44には、布バネ部材50がシート幅方向に架け渡されている。布バネ部材50は、布バネ部材20と同様の構成であり、縫合わせ部22に対応する縫合わせ部52、及び環状部24に対応する環状部54が形成されている(図3(B)参照)。環状部54には、バックサイドフレーム44が挿通され,布バネ部材50がバックサイドフレーム44に取り付けられている。バックサイドフレーム44は、シートバック40の骨格部材(不図示)に取り付けられている。
布バネ部材50には、バックサイドフレーム44よりもシート幅方向の内側に、バック支持部46が形成されている。バック支持部46は、乗員が車両用シート10に着座してシートバック40へもたれ掛かったときに、乗員の荷重を受けて後方へ変位する部分である。
一対のバックサイドフレーム44には、規制用布部材60が取り付けられている。規制用布部材60は、規制用布部材30と同様の構成であり、規制用布部材60の弾性率は、布バネ部材50の弾性率よりも高く設定されている。したがって、布バネ部材50よりも規制用布部材60の方が、乗員の着座による荷重に対して引っ張り変形し難い。
規制用布部材60は、シート幅方向の一端及び他端が布バネ部材50の縫合わせ部52と同じ位置で布バネ部材50に縫い付けられている。これにより、規制用布部材60は、間接的にシート幅方向の両端が一対のバックサイドフレーム44に取り付けられ、一対のバックサイドフレーム44間に架け渡されている。規制用布部材60のシート幅方向の長さは、布バネ部材50のシート幅方向の長さよりも長く、シート幅方向の中央が後方に位置するように弛んでいる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
シートクッション12に乗員が着座すると、布バネ部材20に荷重がかかり、布バネ部材20の着座部16が下方へ弾性変形する。布バネ部材20は、着座部16が規制用布部材30と離間しているので、規制用布部材30に当たるまでは、規制用布部材30の影響を受けずに弾性変形する。したがって、座り心地性が良好に維持される。
また、シートバック40に乗員がもたれ掛かると、布バネ部材50に荷重がかかり、布バネ部材50のバック支持部46が後方へ弾性変形する。布バネ部材50は、バック支持部46が規制用布部材60と離間しているので、規制用布部材60に当たるまでは、規制用布部材60の影響を受けずに弾性変形する。したがって、座り心地性が良好に維持される。
一方、乗員がシートクッション12に膝をついた姿勢をとるなど、布バネ部材20に通常時よりも局所的に大きい荷重が入力されると、図4(A)に示される状態から、図4(B)に示されるように、荷重の入力された部分が下側へ弾性変形する。図5には、布バネ部材20へかかる荷重と布バネ部材20の変位の関係が示されている。布バネ部材20が規制用布部材30に当たるまでは、布バネ部材20の持つ特性で変位する。さらに弾性変形が進むと、図4(C)に示されるように、布バネ部材20が規制用布部材30に当たる。そして、図4(D)に示されるように、布バネ部材20は規制用布部材30と共に下方へ弾性変形する。このとき、布バネ部材20と規制用布部材30が合わさっており、図5の点D1から右側の実線で示されるように、両方が合わさった特性で変位し、下方へ弾性変形し難くなる。そして、点D2よりも右側では、荷重が増加しても布バネ部材20及び規制用布部材30がほとんど変位しない。変位前の布バネ部材20と配置物Bとの間に点D2の変位量に対応する距離を確保しておけば、布バネ部材20を配置物Bに達しない位置までの変位に規制することができる。
このように、布バネ部材20は、所定量以上の変形が抑制される。したがって、シートクッション12の布バネ部材20に大荷重がかかったり、布バネ部材20の狭い範囲に集中して荷重がかかったりしても、布バネ部材20と配置物Bとの干渉を抑制または防止することができる。
シートバック40の布バネ部材50に大荷重がかかったり、布バネ部材20の狭い範囲に集中して荷重がかかったりしても、同様に、布バネ部材50と配置物との干渉を抑制または防止することができる。
なお、本実施形態では、弾性を有する布部材で規制用布部材30、60を構成したが、規制用布部材30、60は、弾性を有さない布部材で構成することもできる。なお、「弾性を有しない場合」とは、乗員による荷重の作用では目に見える程度の変形が生じない程度に弾性率が高い場合を意味する。この場合には、図6に示されるように、布バネ部材20が規制用布部材30に当たって規制用布部材30に引張力が作用しても、規制用布部材30は弾性変形しないため、布バネ部材20が変位しないように規制される。これにより、布バネ部材20と配置物との干渉を抑制または防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る車両用シート構造の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態の車両用シート70は、第1実施形態の車両用シート10と布バネ部材及び規制用布部材の架け渡し方向が異なっている。本実施形態では、布バネ部材20、規制用布部材30は、前後方向に架け渡され、布バネ部材50、規制用布部材60は上下方向に架け渡されている。
シートクッション12には、シート前後方向(車両前後方向)の両端に一対のクッション前後フレーム18が配置されている。クッション前後フレーム18は、互いに間隔をあけて配置されている。クッション前後フレーム18は、車両用シート70の幅方向(シート幅方向)に沿って延在されている。クッション前後フレーム18は、棒状の部材やワイヤ等で構成することができる。一対のクッション前後フレーム18には、第1実施形態と同様にして、布バネ部材20及び規制用布部材30が取り付けられている。布バネ部材20には、クッション前後フレーム18よりもシート前後方向の内側に、着座部16が形成されている。クッション前後フレーム18は、シートクッション12の骨格部材(不図示)に取り付けられている。
シートバック40には、シート上下方向(車両上下方向)の両端に一対のバック上下フレーム48が配置されている。バック上下フレーム48は、互いに間隔をあけて配置されている。バック上下フレーム48は、車両用シート70の幅方向(シート幅方向)に沿って延在されている。バック上下フレーム48は、棒状の部材やワイヤ等で構成することができる。一対のバック上下フレーム48には、第1実施形態と同様にして、布バネ部材50及び規制用布部材60が取り付けられている。布バネ部材50には、バック上下フレーム48よりもシート上下方向の内側に、バック支持部46が形成されている。バック上下フレーム48は、シートバック40の骨格部材(不図示)に取り付けられている。
本実施形態の車両用シート70においても、規制用布部材30、60を備えているので、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
更に、第2実施形態では、布バネ部材20は、車両用シート10の前後方向に架け渡されているので、着座乗員の腰部が前後方向で挟み込まれるように支持され、前後方向の回転が抑えられる。
一方、第1実施形態では、布バネ部材20は、車両用シート10の車両幅方向に架け渡されているので、着座乗員の腰部が左右方向で挟み込まれるように支持され、左右の回転が抑えられる。
なお、第2実施形態でも、規制用布部材30、60について弾性を有さない布部材で構成することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10、70 車両用シート
12 シートクッション
14 クッションサイドフレーム(クッションフレーム部材)
16 着座部
18 クッション前後フレーム(クッションフレーム部材)
20、50 布バネ部材
30、60 規制用布部材
40 シートバック
44 バックサイドフレーム(バックフレーム部材)
46 バック支持部
48 バック上下フレーム(バックフレーム部材)
56 バック支持部

Claims (4)

  1. シートクッションに配置され、シート幅方向またはシート前後方向に間隔をあけて配置された一対のクッションフレーム部材と、
    前記一対のクッションフレーム部材間に架け渡され、乗員の荷重を着座部で受け、弾性を有する布バネ部材と、
    前記布バネ部材の下側に前記着座部から離間しつつ前記布バネ部材と対向配置され、前記布バネ部材よりも引っ張り変形し難い規制用布部材と、
    を備えた車両用シート構造。
  2. シートバックに配置され、シート幅方向またはシート上下方向に間隔をあけて配置された一対のバックフレーム部材と、
    前記一対のバックフレーム部材間に架け渡され、乗員の荷重をバック支持部で受け、弾性を有する布バネ部材と、
    前記布バネ部材の後側に前記バック支持部から離間しつつ前記布バネ部材と対向配置され、前記布バネ部材よりも引っ張り変形し難い規制用布部材と、
    を備えた車両用シート構造。
  3. 前記規制用布部材は、前記布バネ部材が架け渡された部材と同じ部材間に架け渡されている、請求項1または請求項2に記載の車両用シート構造。
  4. 前記規制用布部材は、前記布バネ部材よりも高い弾性率を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用シート構造。
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